JPH075880A - コード入力装置 - Google Patents

コード入力装置

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JPH075880A
JPH075880A JP5168487A JP16848793A JPH075880A JP H075880 A JPH075880 A JP H075880A JP 5168487 A JP5168487 A JP 5168487A JP 16848793 A JP16848793 A JP 16848793A JP H075880 A JPH075880 A JP H075880A
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JP
Japan
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key
chord
buffer
name
code
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JP5168487A
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Inventor
Junichi Miki
純一 三木
Hiroshi Emoto
寛 江本
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コード入力操作の簡便化を図り、しかも操作者
に対して操作上の混乱を引き起こすことがないようにす
る。 【構成】ルート音およびコードの種類を表すコード・ネ
ームを指定可能な指定手段と、コード・ネームを割り当
て可能な複数の操作子と、指定手段により指定されたコ
ード・ネームを、複数の操作子のそれぞれに入力順に割
り当てる割り当て手段と、割り当て手段によって複数の
操作子に割り当てられたコード・ネームを、コード・ネ
ームを割り当てられた複数の操作子との対応関係をもっ
て記憶する記憶手段とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード入力装置に関
し、さらに詳細には、コード・シーケンサーや自動伴奏
装置などにおけるコード入力の際に用いて好適なコード
入力装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来より、演奏を行う前にコード・ネー
ムによりコード進行を演奏順に記憶装置に記憶させてお
き、演奏の開始が指示されると、記憶装置に記憶させた
コード進行を順次読み出して、読み出したコード・ネー
ムに対応するコードを発音するための楽音情報を音源に
供給する、所謂、コード・シーケンサーと称される自動
演奏装置が知られている。そして、コード・シーケンサ
ーよりコード・ネームに対応するコードを発音するため
の楽音情報を供給された音源は、所定のリズム(コード
・シーケンサーによって指定できる。)をもってコード
またはコードに対応する伴奏音を発音するものであっ
た。
【0003】ところで、上記したコード・シーケンサー
において、記憶装置にコード・ネームによりコード進行
を入力する方法としては、鍵盤を用いて入力する方法
(音名「A」、「C」、「E」を同時に押鍵すればコー
ド・ネーム「Am」を指定できる。)や、操作子にコー
ドのルート音(音名「C」、「D」、「E」、「F」、
「G」、「A」、「B」など)やコードの種類(「ma
jor」、「minor」、「diminish」、
「augument」など)などを予め割り当ててお
き、これらの操作子を組み合わせて操作を行って、コー
ドを指定して入力する方法などが知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のコード・ネームによるコード進行の入力
方法にあっては、コードを記憶装置へ入力させる度毎
に、鍵盤によりコードを指定したり、あるいはコードの
ルート音を示す操作子やコードの種類を示す操作子など
を操作しなけれならないため、操作者に煩雑な操作を強
いるものであり、操作性に劣るという問題点があった。
【0005】また、予め記憶装置にコード進行を記憶さ
せておくばかりでなく、操作者がコード・ネームを指定
すると、予め設定した所定のリズムによって当該コード
・ネームに応じたコードの伴奏を行うことができる自動
伴奏装置も知られている。こうした自動伴奏装置におい
ても、コード・ネームの指定は上記した従来の方法を踏
襲しているものであり、しかもこうした自動伴奏装置に
おいては、所定のリズムに応じてリアル・タイムで順次
コード・ネームの指定を行わなければならないので、そ
の操作性の悪さが指摘されていた。
【0006】なお、所謂、ワン・フィンガー方式と称さ
れる、一つの操作子を操作すると、当該操作子に固定的
に設定されたコード・ネームを指定することができるコ
ード入力装置がある。ところが、こうしたワン・フィン
ガー方式のコード入力装置にあっては、各操作子と各コ
ード・ネームとが一対一の関係で固定的に設定されてい
るため、入力可能なコード・ネームの数を増加させる
と、それ応じて操作子の数を増加させる必要があるの
で、操作パネルの構成が複雑化し、操作時に混乱を引き
起こす恐れがあった。
【0007】即ち、一般にある楽曲で使用されるコード
は、音楽的に定められたいくつかのものに限定されるた
め、操作パネル上に使用することのないコードを指定す
るための操作子が多数配設されていると、操作上の邪魔
になるものであった。
【0008】本発明は、上記したような種々の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
コード入力操作の簡便化を図り、しかも操作者に対して
操作上の混乱を引き起こすことのないようにしたコード
入力装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるコード入力装置は、ルート音およびコ
ードの種類を表すコード・ネームを指定可能な指定手段
と、上記コード・ネームを割り当て可能な複数の操作子
と、上記指定手段により指定されたコード・ネームを、
上記複数の操作子のそれぞれに入力順に割り当てる割り
当て手段と、上記割り当て手段によって上記複数の操作
子に割り当てられたコード・ネームを、上記コード・ネ
ームを割り当てられた上記複数の操作子との対応関係を
もって記憶する記憶手段とを有するようにした。
【0010】
【作用】指定手段によって指定された任意のコード・ネ
ームが、割り当て手段によって各操作子に入力順に割り
当てられる。記憶手段は、各操作子と各操作子に割り当
てられたコード・ネームとの対応関係を記憶している。
【0011】従って、操作子の数を増加することなく、
各楽曲に必要なコード・ネームを操作子に割り当てるこ
とができる。
【0012】また、操作子にコード・ネームを割り当て
て記憶手段に記憶させた後には、操作子の操作を行うこ
とにより、記憶手段から当該操作子に割り当てたコード
・ネームを読み出して指定することができるようになる
ので、コード・ネーム指定の際の操作性が著しく向上す
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明によるコード
入力装置の実施例を詳細に説明する。
【0014】図1には、本発明によるコード入力装置を
実施したコード・シーケンサーのブロック構成図が示さ
れている。
【0015】このコード・シーケンサーは、その全体の
動作の制御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御
するように構成されている。このCPU10には、バス
(BUS)12を介して、全体の動作の制御のための所
定のプログラムなどが格納されたリード・オンリ・メモ
リ(ROM)14と、後述するような操作子部18の操
作に基づき入力されたコード進行などを記憶する各種バ
ッファやCPU10によるプログラムの実行に必要な各
種レジスタ群などが設定されたワーキング・エリアとし
てのランダム・アクセス・メモリ(RAM)16と、後
述する本発明の実施に関連する各種操作子を備えた操作
子部18と、操作子部18による各種操作子の操作状態
などを表示する表示部20とが接続されている。
【0016】図2は、操作子部18ならびに表示部20
を備えた操作パネル30の構成を示している。
【0017】操作子部18を構成する操作子としては、
コードのルート音を指定するためのルート音指定操作子
(音名「A」乃至「G」を指定する音名操作子32a乃
至32g、「シャープ」の調号を指定するシャープ操作
子32hおよび「フラット」の調号を指定するフラット
操作子32iより構成される。)と、コードの種類を指
定するコード種類指定操作子(「major」を指定す
るmaj操作子34a、「minor」を指定するmi
n操作子34b、「diminish」を指定するdi
m操作子34cおよび「augument」を指定する
aug操作子34dより構成される。)と、コードの
「7th」などを指定するテンション指定操作子(「7
th」を指定する7操作子36a、「−5th」を−5
操作子36bおよび「9th」を指定する9操作子36
cより構成される。)と、上記したルート音指定操作
子、コード種類指定操作子ならびにテンション指定操作
子の操作によって指定されたコード・ネームを割り当て
るための5つのファンクション・キー(F1キー38
a、F2キー38b、F3キー38c、F4キー38dお
よびF5キー38eより構成されている。)と、上記フ
ァンクション・キーの機能を拡張するためのシフト・キ
ー40と、上記した各操作子の操作により指定された情
報をRAM16に書き込む際に操作するENTERキー
42とより構成されている。
【0018】また、表示部20は、液晶ディスプレイ
(LCD)より構成されており、上記した操作子部18
の各操作子の操作に対応して、当該操作状態を表す表示
を行ったり、ファンクション・キーに登録されているコ
ード・ネームの表示を行ったりする。
【0019】RAM16には記憶領域としては、図3に
示すように、ソング・バッファ(SO_BUF)と、コ
ード・ネーム・バッファ(CHO_BUF)と、F1
ー・バッファ(F1_BUF)と、F2キー・バッファ
(F2_BUF)と、F3キー・バッファ(F3_BU
F)と、F4キー・バッファ(F4_BUF)と、F5
ー・バッファ(F5_BUF)と、スイッチ・フラグ・
バッファ(SWF_BUF)とが設定されている。な
お、図3に示すコード・ネーム・バッファの値は、「2
進数」によって記載されている。
【0020】ソング・バッファは、ルート音指定操作
子、コード種類指定操作子ならびにテンション指定操作
子の操作によって指定されたコード・ネームによるコー
ド進行およびコード・ネームを割り当てられたファンク
ション・キーの操作によって指定されたコード・ネーム
によるコード進行を、小節毎に順次記憶する領域であ
る。このソング・バッファに記憶されたコード進行を読
み出して音源に供給することにより、音源においてソン
グ・バッファに記憶されたコード進行によるコードが発
音される。
【0021】コード・ネーム・バッファは、ルート音指
定操作子、コード種類指定操作子ならびにテンション指
定操作子の操作によって指定されたコード・ネームを、
一時的に記憶しておく領域である。ルート音指定操作子
の操作を示す情報を書き込むルート音部と、コード種類
指定操作子の操作を示す情報を書き込むコード種類部
と、テンション指定操作子の操作を示す情報を書き込む
テンション部とが設定されている。
【0022】F1キー・バッファ、F2キー・バッファ、
3キー・バッファ、F4キー・バッファならびにF5
ー・バッファは、F1キー38a、F2キー38b、F3
キー38c、F4キー38dならびにF5キー38eに対
応してそれぞれ設けられたバッファであり、コード・ネ
ーム・バッファに記憶されたコード・ネームが転送され
て記憶されることになる。
【0023】なお、F1キー38a、F2キー38b、F
3キー38c、F4キー38dならびにF5キー38eを
操作すると、当該操作に応じて対応するF1キー・バッ
ファ、F2キー・バッファ、F3キー・バッファ、F4
ー・バッファあるいはF5キー・バッファが読み出さ
れ、読み出されたF1キー・バッファ、F2キー・バッフ
ァ、F3キー・バッファ、F4キー・バッファあるいはF
5キー・バッファに記憶されたコード・ネームが、ソン
グ・バッファに記憶されることになる。
【0024】スイッチ・フラグ・バッファは、上記した
ルート音指定操作子、コード種類指定操作子およびEN
TERキー42の操作状態を記憶するとともに、F1
ー・バッファ、F2キー・バッファ、F3キー・バッフ
ァ、F4キー・バッファおよびF5キー・バッファへのコ
ード・ネームの記憶の有無を記憶する領域である。ルー
ト音指定操作子の操作状態を示すルート音部(A)、コ
ード種類指定操作子の操作状態を示すコード種類部
(B)、ENTERキー42の操作状態を示すENTE
R部(C)、F1キー・バッファのコード・ネームの記
憶の有無を示すF1部(D)、F2キー・バッファのコー
ド・ネームの記憶の有無を示すF2部(E)、F3キー・
バッファのコード・ネームの記憶の有無を示すF3
(F)、F4キー・バッファのコード・ネームの記憶の
有無を示すF4部(G)およびF5キー・バッファのコー
ド・ネームの記憶の有無を示すF5部(H)より構成さ
れている。
【0025】以上の構成において、図4に示すフローチ
ャートを参照しながら、F1キー・バッファ乃至F5キー
・バッファへのコード・ネームの書き込みによるファン
クション・キー(F1キー38a乃至F5キー38e)へ
のコード・ネームの登録の処理およびソング・バッファ
へのコード・ネームの書き込みの処理(以下、これらの
処理を単に「コード入力処理」と称す。)の第一の実施
例に関して説明する。
【0026】なお、コード入力処理の第一の実施例は、
入力されたコード・ネームを古くに入力された順番で、
自動的にF1キー38a、F2キー38b、F3キー38
c、F4キー38d、F5キー38eの順番でファンクシ
ョン・キーに割り当てて登録して行くものである。従っ
て、図4に示すコード入力処理においては、未だ登録さ
れていないファンクション・キーが操作された場合に
は、コード入力は行われず、エラー処理を行う。
【0027】そして、図4に示すコード入力処理の実行
により、ファンクション・キーにコード・ネームが登録
された後は、当該ファンクション・キーを操作すること
により、簡便にコード・ネームをソング・バッファに書
き込むことができる。
【0028】また、図4に示すコード入力処理の実行に
おいては、スイッチ・フラグ・バッファのENTER部
(C)は使用されない。
【0029】図4のフローチャートにおいて、コード・
シーケンサーに電源が投入されるとRAM16の初期化
が行われ、図3に示す各バッファの記憶内容がクリアさ
れる。そして、まずステップS402において、上記し
た各種操作子の操作を検出するためのスキャンを行い待
機状態となる。即ち、操作された操作子が検出されるま
で、ステップS402において操作子の操作状態の監視
を続けるものであって、いずれかの操作子の操作を検出
するとステップS404へ進み、操作された操作子の操
作状態を示す操作情報を取得することになる。
【0030】ステップS404の処理を終了すると、操
作された操作子がENTERキー42であるか(ステッ
プS406)、ルート音指定操作子であるか(ステップ
S408)、あるいはコード種類指定操作子であるか
(ステップS410)を順次判断する。
【0031】上記したステップS406、ステップS4
08、ステップS410の判断結果が否定(N)の場合
には、操作された操作子はテンション指定操作子となる
ので(上記したように、未だ登録されていないファンク
ション・キーが操作された場合には、エラー処理される
ことになる。)、コード・ネーム・バッファのテンショ
ン部に操作されたテンション指定操作子を示すテンショ
ン情報を書き込み(ステップS412)、このフローチ
ャートの処理を終了する。
【0032】一方、操作された操作子がルート音指定操
作子である場合には、ステップS408の判断結果が肯
定(Y)となり、ステップS414へ進み、コード・ネ
ーム・バッファのルート音部に操作されたルート音指定
操作子を示すルート音情報を書き込む。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのルート音部(A)に「1」を立
てて、このフローチャートの処理を終了する。
【0033】また、操作された操作子がコード種類指定
操作子である場合には、ステップS410の判断結果が
肯定となり、ステップS416へ進み、コード・ネーム
・バッファのコード種類部に操作されたコード種類指定
操作子を示すコード種類情報を書き込む。そして、スイ
ッチ・フラグ・バッファのコード種類部(B)に「1」
を立てて、このフローチャートの処理を終了する。
【0034】さらに、操作された操作子がENTERキ
ー42である場合には、ステップS406の判断結果が
肯定となって、ステップS418へ進み、スイッチ・フ
ラグ・バッファのルート音部(A)に「1」が立てられ
ているとともに、スイッチ・フラグ・バッファのコード
種類部(B)に「1」が立てられているかが(「(A)
=1」かつ「(B)=1」)判断される。即ち、ENT
ERキー42が操作される前に、ルート音指定操作子お
よびコード種類指定操作子が操作されて、コード・ネー
ムがコード・ネーム・バッファに記憶されているか否か
を判断することになる。なお、テンションは、コード・
ネームの必須の構成要素とはならないので、ステップS
418の判断からは除外している。
【0035】このステップS418の判断結果が否定の
場合には、未だコード・ネーム・バッファにコード・ネ
ームが登録されていないので、ステップS408へ進
み、ステップS408以降の処理を行うことになる。
【0036】一方、ステップS418の判断結果が肯定
の場合には、既にコード・ネーム・バッファにコード・
ネームが登録されているので、コード・ネーム・バッフ
ァにコード・ネームを、F1キー38a、F2キー38
b、F3キー38c、F4キー38d、F5キー38eの
順番でファンクション・キーに割り当てて登録して行く
ことになる。
【0037】まず、ステップS420では、スイッチ・
フラグ・バッファのF1部(D)に「1」が立てられて
いるか否かを判断する。この判断結果が否定の場合に
は、未だF1キー38aにコード・ネームが割り当てら
れていないことになるので、ステップS422へ進み、
コード・ネーム・バッファに記憶されているコード・ネ
ームを、F1キー38aに割り当てる処理を行う。
【0038】即ち、コード・ネーム・バッファの記憶内
容を、F1キー・バッファに転送する。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのF1部(D)に「1」を立て
て、既にF1キー38aにコード・ネームが割り当てら
れていることを示す。
【0039】ステップS422の処理を終了すると、ス
テップS424へ進み、コード・ネーム・バッファの記
憶内容を、ソング・バッファに転送し、演奏すべきコー
ド進行を記憶して、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0040】一方、既にF1キー38aにコード・ネー
ムが割り当てられている場合には、ステップS420の
判断結果が肯定(ステップS422でF1部(D)に
「1」が立てられる。)となり、ステップS426へ進
むことになる。
【0041】ステップS426では、スイッチ・フラグ
・バッファのF2部(E)に「1」が立てられているか
否かを判断する。この判断結果が否定の場合には、未だ
2キー38bにコード・ネームが割り当てられていな
いことになるので、ステップS428へ進み、コード・
ネーム・バッファに記憶されているコード・ネームを、
2キー38bに割り当てる処理を行う。
【0042】即ち、コード・ネーム・バッファの記憶内
容を、F2キー・バッファに転送する。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのF2部(E)に「1」を立て
て、既にF2キー38bにコード・ネームが割り当てら
れていることを示す。
【0043】ステップS428の処理を終了すると、ス
テップS424へ進み、コード・ネーム・バッファの記
憶内容を、ソング・バッファに転送し、演奏すべきコー
ド進行を記憶して、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0044】一方、既にF1キー38aおよびF2キー3
8bにコード・ネームが割り当てられている場合には、
ステップS426の判断結果が肯定(ステップS428
でF 2部(E)に「1」が立てられる。)となり、ステ
ップS430へ進むことになる。
【0045】ステップS430では、スイッチ・フラグ
・バッファのF3部(F)に「1」が立てられているか
否かを判断する。この判断結果が否定の場合には、未だ
3キー38cにコード・ネームが割り当てられていな
いことになるので、ステップS432へ進み、コード・
ネーム・バッファに記憶されているコード・ネームを、
3キー38cに割り当てる処理を行う。
【0046】即ち、コード・ネーム・バッファの記憶内
容を、F3キー・バッファに転送する。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのF3部(F)に「1」を立て
て、既にF3キー38cにコード・ネームが割り当てら
れていることを示す。
【0047】ステップS432の処理を終了すると、ス
テップS424へ進み、コード・ネーム・バッファの記
憶内容を、ソング・バッファに転送し、演奏すべきコー
ド進行を記憶して、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0048】一方、既にF1キー38a、F2キー38b
およびにF3キー38cにコード・ネームが割り当てら
れている場合には、ステップS430の判断結果が肯定
(ステップS432でF3部(F)に「1」が立てられ
る。)となり、ステップS434へ進むことになる。
【0049】ステップS434では、スイッチ・フラグ
・バッファのF4部(G)に「1」が立てられているか
否かを判断する。この判断結果が否定の場合には、未だ
4キー38dにコード・ネームが割り当てられていな
いことになるので、ステップS436へ進み、コード・
ネーム・バッファに記憶されているコード・ネームを、
4キー38dに割り当てる処理を行う。
【0050】即ち、コード・ネーム・バッファの記憶内
容を、F4キー・バッファに転送する。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのF4部(G)に「1」を立て
て、既にF4キー38dにコード・ネームが割り当てら
れていることを示す。
【0051】ステップS436の処理を終了すると、ス
テップS424へ進み、コード・ネーム・バッファの記
憶内容を、ソング・バッファに転送し、演奏すべきコー
ド進行を記憶して、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0052】一方、既にF1キー、F2キー、F3キーお
よびF4キーにコード・ネームが割り当てられている場
合には、ステップS434の判断結果が肯定(ステップ
S436でF4部(G)に「1」が立てられる。)とな
り、ステップS438へ進むことになる。
【0053】ステップS438では、スイッチ・フラグ
・バッファのF5部(H)に「1」が立てられているか
否かを判断する。この判断結果が否定の場合には、未だ
5キー38eにコード・ネームが割り当てられていな
いことになるので、ステップS440へ進み、コード・
ネーム・バッファに記憶されているコード・ネームを、
5キー38eに割り当てる処理を行う。
【0054】即ち、コード・ネーム・バッファの記憶内
容を、F5キー・バッファに転送する。そして、スイッ
チ・フラグ・バッファのF5部(H)に「1」を立て
て、既にF5キー38eにコード・ネームが割り当てら
れていることを示す。
【0055】ステップS440の処理を終了すると、ス
テップS424へ進み、コード・ネーム・バッファの記
憶内容を、ソング・バッファに転送し、演奏すべきコー
ド進行を記憶して、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0056】一方、既にF1キー38a、F2キー38
b、F3キー38c、F4キー38dおよびF5キー38
eにコード・ネームが割り当てられている場合(ステッ
プS438の判断結果が肯定の場合)には、全てのファ
ンクション・キーにコード・ネームが割り当てられてい
ることになるので、新たにコード・ネームをファンクシ
ョン・キーに割り当てることはせずにステップS424
へ進み、単にコード・ネーム・バッファの記憶内容をソ
ング・バッファに転送し、演奏すべきコード進行を記憶
して、このフローチャートの処理を終了する。
【0057】以上の処理により、ファンクション・キー
にコード・ネームを割り当てた後は、ファンクション・
キーを操作することにより、当該ファンクション・キー
に割り当てられたコード・ネームを、ソング・バッファ
に直接記憶させることができるようになされているの
で、コード・ネーム入力操作が極めて簡便になる。
【0058】しかも、ファンクション・キーには、演奏
する楽曲の先頭に位置する5つのコードが、先頭から順
番にF1キー38a、F2キー38b、F3キー38c、
4キー38dならびにF5キー38eに割り当てられる
ことになるので、ファンクション・キーなどの操作子の
数を増大させることなく、楽曲に相応した種々のコード
をファンクション・キーに割り当てることができるよう
になる。
【0059】次に、図5乃至図8に示すフローチャート
を参照しながら、コード入力処理の第二の実施例に関し
て説明する。
【0060】なお、コード入力処理の第二の実施例は、
1キー38aにあるコード・ネームを割り当てると、
当該F1キー38aに割り当てられたコードをキーとす
るダイアトニック・コードの代表的なコードが、自動的
にF2キー38b、F3キー38c、F4キー38dなら
びにF5キー38eに割り当てられて登録されるもので
ある。
【0061】そして、こうしたコード入力処理の実行に
より、ファンクション・キーにコード・ネームが登録さ
れた後は、当該ファンクション・キーを操作することに
より、簡便にコード・ネームをソング・バッファに書き
込むことができることは、上記した第一の実施例と同様
である。
【0062】図5のフローチャートにおいて、コード・
シーケンサーに電源が投入されるとRAM16の初期化
が行われ、図3に示す各バッファの記憶内容がクリアさ
れる。そして、まずステップS502において、上記し
た各種操作子の操作を検出するためのスキャンを行い待
機状態となる。即ち、操作された操作子が検出されるま
で、ステップS502において操作子の操作状態の監視
を続けるものであって、いずれかの操作子の操作を検出
するとステップS504へ進み、操作された操作子の操
作状態を示す操作情報を取得することになる。
【0063】ステップS504の処理を終了すると、操
作された操作子がENTERキー42であるか(ステッ
プS506)、F1キー38aであるか(ステップS5
08)、F2キー38b、F3キー38c、F4キー38
dあるいはF5キー38eであるか(ステップS51
0)、ルート音指定操作子であるか(ステップS51
2)、あるいはコード種類指定操作子であるか(ステッ
プS514)を順次判断する。
【0064】上記したステップS506、ステップS5
08、ステップS510、ステップS512およびステ
ップS514の判断結果が否定の場合には、操作された
操作子はテンション指定操作子となるので、コード・ネ
ーム・バッファのテンション部に操作されたテンション
指定操作子を示すテンション情報を書き込み(ステップ
S516)、このフローチャートの処理を終了する。
【0065】一方、操作された操作子がF1キー38a
である場合には、ステップS508の判断結果が肯定と
なり、ステップS518へ進み、スイッチ・フラグ・バ
ッファのENTER部(C)に「1」が立っているか否
かを判断する。この判断結果が否定の場合(後述するよ
うに、ENTERキー42が操作されていない場合とE
NTERキー42が二度操作された場合に該当する。)
には、ステップS520へ進み、スイッチ・フラグ・バ
ッファのF1部(D)に「1」が立っているか否かを判
断する。
【0066】ステップS520の判断結果が否定の場合
(後述するように、F1キー38aに相当するF1キー・
バッファにコード・ネームが記憶されていない場合に該
当する。)には、何等の処理も行うことなく、このフロ
ーチャートの処理を終了する。
【0067】一方、ステップS520の判断結果が肯定
の場合(後述するように、F1キー38aに相当するF1
キー・バッファにコード・ネームが記憶されている場合
に該当する。)には、ステップS522へ進み、F1
ー・バッファに記憶されているコード・ネームをソング
・バッファに転送して、演奏すべきコード進行を記憶し
て、このフローチャートの処理を終了する。
【0068】また、操作された操作子がルート音指定操
作子である場合には、ステップS512の判断結果が肯
定となり、ステップS524へ進み、コード・ネーム・
バッファのルート音部に操作されたルート音指定操作子
を示すルート音情報を書き込む。そして、スイッチ・フ
ラグ・バッファのルート音部(A)に「1」を立てて、
このフローチャートの処理を終了する。
【0069】また、操作された操作子がコード種類指定
操作子である場合には、ステップS514の判断結果が
肯定となり、ステップS526へ進み、コード・ネーム
・バッファのコード種類部に操作されたコード種類指定
操作子を示すコード種類情報を書き込む。そして、スイ
ッチ・フラグ・バッファのコード種類部(B)に「1」
を立てて、このフローチャートの処理を終了する。
【0070】さらに、操作された操作子がENTERキ
ー42である場合には、ステップS506の判断結果が
肯定となって、ステップS528へ進み、スイッチ・フ
ラグ・バッファのENTER部(C)に「1」が立てら
れているか否かが判断される。この判断結果が否定の場
合には、ステップS530へ進み、スイッチ・フラグ・
バッファのルート音部(A)に「1」が立てられている
とともに、スイッチ・フラグ・バッファのコード種類部
(B)に「1」が立てられているかが(「(A)=1」
かつ「(B)=1」)判断される。即ち、ENTERキ
ー42が操作される前に、ルート音指定操作子およびコ
ード種類指定操作子が操作されて、コード・ネームがコ
ード・ネーム・バッファに記憶されているか否かを判断
することになる。なお、テンションは、コード・ネーム
の必須の構成要素とはならないので、ステップS530
の判断からは除外している。
【0071】このステップS530の判断結果が否定の
場合には、未だコード・ネーム・バッファにコード・ネ
ームが登録されていないので、ステップS508へ進
み、ステップS508以降の処理を行うことになる。
【0072】一方、ステップS530の判断結果が肯定
の場合には、既にコード・ネーム・バッファにコード・
ネームが登録されていて、コード・ネーム・バッファに
コード・ネームをファンクション・キーに割り当てて登
録することが可能とされていることになるので、ステッ
プS532において表示部20に「Are YouOK
?(よろしいですか)」の表示を行うとともに、スイ
ッチ・フラグ・バッファのENTER部(C)に「1」
を立てる。即ち、ENTERキー42を一度操作する
と、スイッチ・フラグ・バッファのENTER部(C)
に「1」が立てられる。こうして、ファンクション・キ
ーにコード・ネームを登録する準備がなされたことにな
る。
【0073】一方、ステップS528の判断結果が肯定
の場合(ENTERキー42が一度操作されて、ステッ
プS532でスイッチ・フラグ・バッファのENTER
部(C)に「1」が立てられている場合である。)に
は、ステップS534へ進み、コード・ネーム・バッフ
ァに記憶されているコード・ネームをソング・バッファ
に転送して、演奏すべきコード進行を記憶する。即ち、
ENTERキー42が二度目に操作されたときに、その
操作時点においてコード・ネーム・バッファに記憶され
ているコード・ネームが、ソング・バッファに転送され
て記憶されることになる。そして、スイッチ・フラグ・
バッファのルート音部(A)、コード種類部(B)およ
びENTER部(C)に「0」をセットしてフラグをク
リアすることにより、次回の処理の準備をした後に、こ
のフローチャートの処理を終了する。
【0074】また、ステップS518の判断結果が肯定
の場合(ENTERキー42が一度操作されて、ステッ
プS532でスイッチ・フラグ・バッファのENTER
部(C)に「1」が立てられている場合である。)に
は、ステップS536へ進み、コード・ネーム・バッフ
ァのコード種類部が、「major」あるいは「min
or」であるかを判断する。この判断結果が否定の場
合、即ち、コード・ネーム・バッファのコード種類部
が、「major」でも「minor」でもない場合に
は、そのままこのフローチャートの処理を終了する。
【0075】一方、ステップS536の判断結果が肯定
である場合には、ステップS538へ進み、コード・ネ
ーム・バッファに記憶されているコード・ネームを、F
1キーに割り当てる処理を行う。即ち、コード・ネーム
・バッファの記憶内容を、F1キー・バッファに転送す
る。
【0076】ステップS538の処理を終了すると、ス
テップS540へ進み、F2キー38b、F3キー38
c、F4キー38dおよびF5キー38eに割り当てるコ
ード・ネームを決定し、対応するF2キー・バッファ、
3キー・バッファ、F4キー・バッファおよびF5キー
・バッファに記憶させる。
【0077】ステップS540の処理を終了すると、ス
テップS542へ進み、スイッチ・フラグ・バッファの
1部(D)、F2部(E)、F3部(F)、F4部(G)
およびF5部(H)に「0」をセットしてフラグをクリ
アすることにより、次回の処理の準備をした後に、この
フローチャートの処理を終了する。
【0078】図7には、ステップS540のサブ・ルー
チンのフローチャートが示されており、このフローチャ
ートを繰り返すことにより、F2キー・バッファ、F3
ー・バッファ、F4キー・バッファおよびF5キー・バッ
ファに記憶させるコード・ネームを取得する。なお、図
7のフローチャートにおいては、ファンクション・キー
をFxx2345)として、一般化して記載してい
る。従って、F2キー・バッファ、F3キー・バッファ、
4キー・バッファおよびF5キー・バッファに記憶させ
るコード・ネームを取得するために、図7のフローチャ
ートを4回繰り返して実行する必要がある。
【0079】ステップS540が実行されると、まずス
テップS702において、ステップS536で肯定と判
断された際のコードの種類が「major」であるか否
かを判断する。
【0080】この判断結果が肯定の場合(コードの種類
が「major」である場合)には、ステップS704
へ進み、図9に示されるRAM16に設定されたテーブ
ルを参照して、F1キー・バッファに割り当てられたコ
ード・ネームのルート音が、現在求めているFxキー・
バッファに対応する「a」の値以上であるか否かを判断
する(例えば、F2キー・バッファに対応する「a」の
値は、図9のテーブルより「4」となる。)。なお、図
9のテーブルの値は、「10進数」によって記載されて
いる。
【0081】このステップS704の判断結果が肯定の
場合には、ステップS706へ進み、Fxキー・バッフ
ァに記憶するルート音として、F1キー・バッファに割
り当てられたコード・ネームのルート音から図9のテー
ブルの「c」の値を減算した場合の音名を選択し、ステ
ップS710へ進む。
【0082】一方、ステップS704の判断結果が否定
の場合には、ステップS708へ進み、Fxキー・バッ
ファに記憶するルート音として、F1キー・バッファに
割り当てられたコード・ネームのルート音から図9のテ
ーブルの「d」の値を加算した場合の音名を選択し、ス
テップS710へ進む。
【0083】そして、ステップS710では、Fxキー
・バッファに記憶するコードの種類として、図9のテー
ブルの「g」の値を選択するとともに、Fxキー・バッ
ファに記憶するテンションとして、図9のテーブルの
「h」の値を選択して、ステップS712へ進む。
【0084】ステップS712では、ステップS706
(あるいはステップS708)およびステップS710
で選択された値を、Fxキー・バッファに記憶して、こ
のフローチャートの処理を終了する。
【0085】一方、ステップS702の判断結果が否定
の場合(コードの種類が「minor」である場合)に
は、ステップS714へ進み、図9に示されるRAM1
6に設定されたテーブルを参照して、F1キー・バッフ
ァに割り当てられたコード・ネームのルート音が、現在
求めているFxキー・バッファに対応する「b」の値以
上であるか否かを判断する(例えば、F2キー・バッフ
ァに対応する「b」の値は、図9のテーブルより「5」
となる。)。
【0086】このステップS714の判断結果が肯定の
場合には、ステップS716へ進み、Fxキー・バッフ
ァに記憶するルート音として、F1キー・バッファに割
り当てられたコード・ネームのルート音から図9のテー
ブルの「f」の値を減算した場合の音名を選択し、ステ
ップS720へ進む。
【0087】一方、ステップS714の判断結果が否定
の場合には、ステップS718へ進み、Fxキー・バッ
ファに記憶するルート音として、F1キー・バッファに
割り当てられたコード・ネームのルート音から図9のテ
ーブルの「e」の値を加算した場合の音名を選択し、ス
テップS720へ進む。
【0088】そして、ステップS720では、Fxキー
・バッファに記憶するコードの種類として、図9のテー
ブルの「i」の値を選択するとともに、Fxキー・バッ
ファに記憶するテンションとして、図9のテーブルの
「j」の値を選択して、ステップS712へ進む。
【0089】ステップS712では、ステップS716
(あるいはステップS718)およびステップS720
で選択された値を、Fxキー・バッファに記憶して、こ
のフローチャートの処理を終了する。
【0090】なお、上記の処理において、ステップS7
02の判断結果により、ステップS536で肯定と判断
された際のコードの種類が「major」である場合に
は、F2キーには「6度のminor」が登録され、F3
キーには「4度のmajor」が登録され、F4キーに
は「2度のminor」が登録され、F5キーには「5
度のmajor7」が登録される。
【0091】また、上記の処理において、ステップS7
02の判断結果により、ステップS536で肯定と判断
された際のコードの種類が「minor」である場合に
は、F2キーには「6度のmajor」が登録され、F3
キーには「4度のminor」が登録され、F4キーに
は「2度のminor−5」が登録され、F5キーには
「5度のmajor7」が登録される。
【0092】次に、ステップS510の判断結果が肯定
である場合について説明すると、この場合には、図8に
示すステップS544へ進み、スイッチ・フラグ・バッ
ファのENTER部(C)に「1」が立っているか否か
を判断する。この判断結果が否定の場合(ENTERキ
ー42が操作されていない場合とENTERキー42が
二度操作された場合に該当する。)には、ステップS5
46へ進み、操作されたファンクション・キーに対応す
るスイッチ・フラグ・バッファのF2部(E)乃至F5
(H)に「1」が立っているか否かを判断する。
【0093】ステップS546の判断結果が否定の場合
(操作されたファンクション・キーに対応するF2キー
・バッファ乃至F5キー・バッファにコード・ネームが
記憶されていない場合に該当する。)には、何等の処理
も行うことなく、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0094】一方、ステップS546の判断結果が肯定
の場合(操作されたファンクション・キーに対応するF
2キー・バッファ乃至F5キー・バッファにコード・ネー
ムが記憶されている場合に該当する。)には、ステップ
S548へ進み、操作されたファンクション・キーに対
応するF2キー・バッファ乃至F5キー・バッファに記憶
されているコード・ネームをソング・バッファに転送し
て、演奏すべきコード進行を記憶して、このフローチャ
ートの処理を終了する。
【0095】また、ステップS544の判断結果が肯定
の場合(ENTERキー42が一度操作されて、ステッ
プS532でスイッチ・フラグ・バッファのENTER
部(C)に「1」が立てられている場合である。)に
は、ステップS550へ進み、コード・ネーム・バッフ
ァに記憶されているコード・ネームを、操作されたファ
ンクション・キーに対応するF2キー・バッファ乃至F5
キー・バッファに割り当てる処理を行う。即ち、コード
・ネーム・バッファの記憶内容を、操作されたファンク
ション・キーに対応するF2キー・バッファ乃至F5キー
・バッファに転送する。
【0096】さらに、コード・ネーム・バッファに記憶
されているコード・ネームを転送したファンクション・
キーに対応するスイッチ・フラグ・バッファのF2
(E)乃至F5部(H)に「1」をセットして、当該操
作されたファンクション・キーにコード・ネームが登録
されていることを示し、このフローチャートの処理を終
了する。
【0097】従って、上記した第二の実施例によれば、
1キーにコード・ネームが登録されると、F1キーに登
録されたコードをキーとしたときのダイアトニック・コ
ードの代表的なコードのコード・ネームが、F2キー乃
至F5キーに自動的に登録されることになる。
【0098】なお、上記した各実施例においては、本発
明によるコード入力装置をコード・シーケンサーに実施
した場合について説明したが、「発明が解決しようとす
る課題」の項で説明したような自動伴奏装置に実施して
もよいことは勿論である。
【0099】また、コード・ネームの指定に関しても、
上記した各実施例で説明したようにコードのルート音、
コード種類ならびにテンションを指定する各操作子を操
作して指定する方法に限られず、鍵盤によりコードを指
定したり、あるいはワン・フィンガー方式により指定す
るようにしてもよい。
【0100】さらに、上記した各実施例においては、シ
フト・キー40の操作に関する詳細な説明は省略した
が、シフト・キー40に関しては従来のシフト・キーと
同様に、ファンクション・キーの機能を拡張するため
(本発明に関しては、一つのファンクション・キーに登
録するコード・ネームの数を増加することに相当す
る。)に使用される。
【0101】さらにまた、上記した各実施例のように操
作子の操作によるコード入力に替えて、表示部20とし
てCRTディスプレイなどを用いて、マウス操作により
コード入力操作を行うようにしてもよい。
【0102】一般に、一曲中で使用されるコード・ネー
ムの種類は少なく、上記実施例のようにシフト・キーの
操作も含めて10もあれば足りるが、使用頻度の高いコ
ード・ネームを優先して、先頭のファンクション・キー
に割り当てるようにしてもよい。即ち、それぞれのファ
ンクション・キーが操作される回数を計数し、例えば、
4小節の入力毎に使用された回数が多いコード・ネーム
をファンクション・キーの番号の小さいものから順に再
割り当てを行う。このことにより、使用頻度の高い順に
ファンクション・キーが割り当てられ、より使いやすい
ものとなる。
【0103】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0104】ルート音およびコードの種類を表すコード
・ネームを指定可能な指定手段と、コード・ネームを割
り当て可能な複数の操作子と、指定手段により指定され
たコード・ネームを、複数の操作子のそれぞれに入力順
に割り当てる割り当て手段と、割り当て手段によって複
数の操作子に割り当てられたコード・ネームを、コード
・ネームを割り当てられた複数の操作子との対応関係を
もって記憶する記憶手段とを有するようにしたため、指
定手段によって指定された任意のコード・ネームが、割
り当て手段によって各操作子に入力順に割り当てられる
ことになり、また記憶手段は、各操作子と各操作子に割
り当てられたコード・ネームとの対応関係を記憶するこ
とになるので、操作子の数を増加することなく、各楽曲
に必要なコード・ネームを操作子に割り当てることがで
きる。
【0105】また、操作子にコード・ネームを割り当て
て記憶手段に記憶させた後には、操作子の操作を行うこ
とにより、記憶手段から当該操作子に割り当てたコード
・ネームを読み出して指定することができるようになる
ので、コード・ネーム指定の際の操作性を著しく向上す
ることができる。
【0106】従って、本発明によれば、コード入力操作
の簡便化を図ることができ、しかも操作者に対して操作
上の混乱を引き起こすことがないコード入力装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコード入力装置を実施したコード
・シーケンサーを示すブロック構成図である。
【図2】操作パネルの説明図である。
【図3】RAMのバッファ・メモリ領域の構造を図表的
に示す説明図である。
【図4】本発明の第一の実施例によるコード入力処理を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施例によるコード入力処理を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施例によるコード入力処理を
示すフローチャートである。
【図7】F2キー、F3キー、F4キーおよびF5キーへの
コード・ネームの割り当ての処理のフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第二の実施例によるコード入力処理を
示すフローチャートである。
【図9】F2キー、F3キー、F4キーおよびF5キーへの
コード・ネームの割り当ての処理RAMにおいて使用さ
れる、RAMに設定されたテーブルを図表的に示す説明
図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作子部 20 表示部 30 操作パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルート音およびコードの種類を表すコー
    ド・ネームを指定可能な指定手段と、 前記コード・ネームを割り当て可能な複数の操作子と、 前記指定手段により指定されたコード・ネームを、前記
    複数の操作子のそれぞれに入力順に割り当てる割り当て
    手段と、 前記割り当て手段によって前記複数の操作子に割り当て
    られたコード・ネームを、前記コード・ネームを割り当
    てられた前記複数の操作子との対応関係をもって記憶す
    る記憶手段とを有することを特徴とするコード入力装
    置。
JP5168487A 1993-06-15 1993-06-15 コード入力装置 Pending JPH075880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168487A JPH075880A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 コード入力装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5168487A JPH075880A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 コード入力装置

Publications (1)

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ID=15869006

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JP5168487A Pending JPH075880A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 コード入力装置

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JP (1) JPH075880A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170968A1 (ja) * 2013-04-16 2014-10-23 Clover Japon株式会社 コード譜作成装置、コード譜作成方法及びコード譜作成プログラム
JP2023037330A (ja) * 2021-09-03 2023-03-15 カシオ計算機株式会社 電子楽器、電子機器、およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170968A1 (ja) * 2013-04-16 2014-10-23 Clover Japon株式会社 コード譜作成装置、コード譜作成方法及びコード譜作成プログラム
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