JP3360604B2 - 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体 - Google Patents

楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体

Info

Publication number
JP3360604B2
JP3360604B2 JP04100698A JP4100698A JP3360604B2 JP 3360604 B2 JP3360604 B2 JP 3360604B2 JP 04100698 A JP04100698 A JP 04100698A JP 4100698 A JP4100698 A JP 4100698A JP 3360604 B2 JP3360604 B2 JP 3360604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone control
display
control element
tone
musical tone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04100698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11224085A (ja
Inventor
高宏 木崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP04100698A priority Critical patent/JP3360604B2/ja
Publication of JPH11224085A publication Critical patent/JPH11224085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3360604B2 publication Critical patent/JP3360604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音発生装置にお
いて、少なくとも2つの楽音制御要素群の間の割り当て
状態を可視的に表示することのできる楽音制御要素群の
表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記
憶された記録媒体に関するものである。例えば、音色制
御操作子に基づいて生成された音色制御出力群と楽音波
形系列群との関連を可視的に表示することのできる表示
装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶さ
れた記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音色を決めるための楽音制御要素
群の設定状態あるいは設定値を可視的に表示する場合に
は、単純に楽音制御要素ごとに設定状態あるいは設定値
を表示するだけであるか、または、せいぜい各楽音制御
要素をリスト形式で単に羅列表示するだけであった。し
たがって、1つの楽音制御要素群の各楽音制御要素が他
の楽音制御要素群の他の各楽音制御要素に割り当てられ
ているような場合には、割り当て状況の把握が難しく、
その結果、楽音制御要素群の設定操作が煩雑であるとい
う問題点があった。
【0003】例えば、フォルマント合成方式の音源が、
特許第2504172号公報、特開平7−191699
号公報等で知られている。この音源においては、複数の
フォルマント音の楽音波形系列を重ね合わせて1つの音
色の楽音波形を得ている。具体的には、音色制御操作子
の操作量に応じた音色制御出力を各楽音波形系列に割り
当て、各楽音波形系列の発生部においては、この音色制
御出力により楽音パラメータを制御して各楽音波形系列
を生成し、それぞれの楽音波形系列(パート)を音色成
分として重ね合わせて1音色の完成された楽音波形を生
成する。楽音パラメータとしては、例えば、フォルマン
ト中心周波数や、窓関数の形状パラメータなどがある。
【0004】その際、音色制御出力が複数あり、これら
が音色制御出力群を構成する場合には、この音色制御出
力群とこれに基づいて制御されて生成される楽音波形系
列群との関連、すなわち、各楽音波形系列への各音色制
御出力の割り当て状況がわかりにくい。上述した例に限
らず、一般に、個々に完成された音色を有する複数の楽
音波形系列(パート)を用い、これに1つの音色名を与
える場合もある。すなわち、個々の楽音波形系列の発生
部が1つの音源、例えば、上述したフォルマント合成方
式の音源を構成しており、このような音源を複数系列備
える場合もある。そして、複数の楽音波形系列を個別に
選択可能に出力したり、ミキシングして出力したりす
る。このような場合にも、同様に、各楽音波形系列への
各音色制御出力の割り当て状況がわかりにくいといった
問題がある。
【0005】また、楽音波形系列への音色制御出力の割
り当てがなされていても、音色制御出力源となる音色制
御操作子の音色制御出力への割り当てがないときには、
実質的に音色制御出力が楽音波形系列に影響を及ぼさな
いことになる。しかし、このような状況は、楽音波形系
列への音色制御出力の割り当て状況の表示からは、よく
わからないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、複数の楽音制御
要素群の間の割り当て状況の全体把握が容易になる楽音
制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プ
ログラムが記憶された記録媒体を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、第1の楽音制御要素群と該第1の楽音制御要
素群により制御される第2の楽音制御要素群を有し、前
記第1の楽音制御要素群を構成する複数の第1の楽音制
御要素が、前記第2の楽音制御要素群を構成する複数の
第2の楽音制御要素に割り当てられる状況を画面上に表
示する楽音制御要素群の表示装置であって、前記複数の
第1の楽音制御要素に対応付けて、第1の座標軸に沿っ
て並んだ複数の第1の表示ラインを表示するための第1
の表示ライン領域、および、前記複数の第2の楽音制御
要素に対応付けて、第2の座標軸に沿って並んだ複数の
第2の表示ラインを表示するための第2の表示ライン領
域を前記画面上に設定する手段、前記第1の楽音制御要
素のそれぞれが前記第2の楽音制御要素のそれぞれに割
り当てられているか否かを判定する第1の判定手段、お
よび、該第1の判定手段により割り当てがあると判定さ
れた前記第1,第2の楽音制御要素に対応付けられた前
記第1,第2の表示ライン領域の交点または該交点を含
む近傍の領域と、前記第1の判定手段により割り当てが
ないと判定された前記第1,第2の楽音制御要素に対応
付けられた前記第1,第2の表示ライン領域の交点また
は該交点を含む近傍の領域とを表示態様を異ならせて表
示する表示制御手段、を有するものである。したがっ
て、第2の楽音制御要素群への第1の楽音制御要素群の
割り当て状況が、前記第1,第2の楽音制御要素に対応
付けられた前記第1,第2の表示ライン領域の交点また
はこの交点を含む近傍の領域の表示態様の違いによって
容易に全体把握することができる。
【0008】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の楽音制御要素群の表示装置において、前記表
示制御手段は、前記第1の楽音制御要素が設定変更対象
であるときには、前記第1の楽音制御要素に対応付けら
れた前記第1の表示ライン領域であって、前記第2の表
示ライン領域との交点を含む小領域を除いた領域を非表
示にするものである。したがって、第1の表示ライン領
域の1部の非表示によって設定変更対象である第1の楽
音制御要素を容易に識別することができる。
【0009】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の楽音制御要素群の表示装置におい
て、前記第1の楽音制御要素群を制御する第3の楽音制
御要素群を有し、該第3の楽音制御要素群を構成する複
数の第3の楽音制御要素は、前記第1の楽音制御要素群
を構成する複数の第1の楽音制御要素に割り当てられる
ものであり、前記第1の楽音制御要素の1つに前記複数
の第3の楽音制御要素のいずれも割り当てられていない
ことを判定する第2の判定手段を有し、前記表示制御手
段は、前記第2の判定手段により前記第1の楽音制御要
素の1つに前記複数の第3の楽音制御要素のいずれも割
り当てられていないと判定されたときには、前記第1の
楽音制御要素の1つに対応付けられた前記第1の表示ラ
イン領域を非表示にするものである。したがって、第1
の楽音制御要素に、直接には表示されない第3の楽音制
御要素のいずれも割り当てられていないことを、第1の
表示ライン領域が非表示になることによって容易に識別
することができる。
【0010】請求項4に記載の発明においては、楽音制
御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体にお
いて、楽音制御要素群の表示用プログラムが、第1の楽
音制御要素群と該第1の楽音制御要素群により制御され
る第2の楽音制御要素群を有し、前記第1の楽音制御要
素群を構成する複数の第1の楽音制御要素が、前記第2
の楽音制御要素群を構成する複数の第2の楽音制御要素
に割り当てられる状況を画面上に表示する機能をコンピ
ュータに実行させるための楽音制御要素群の表示用プロ
グラムであって、前記複数の第1の楽音制御要素に対応
付けて、第1の座標軸に沿って並んだ複数の第1の表示
ラインを表示するための第1の表示ライン領域、およ
び、前記複数の第2の楽音制御要素に対応付けて、第2
の座標軸に沿って並んだ複数の第2の表示ラインを表示
するための第2の表示ライン領域が設定された状態にお
いて、前記第1の楽音制御要素の1つが前記第2の楽音
制御要素の1つに割り当てられているか否かを判定する
第1のステップと、該第1のステップにより、割り当て
られていると判定されたときと、割り当てられていない
と判定されたときとで、前記第1,第2の楽音制御要素
に対応付けられた前記第1,第2の表示ライン領域の交
点または該交点を含む近傍の領域の表示態様を異ならせ
て表示する第2のステップと、前記第1,第2の楽音制
御要素の組み合わせを替えて前記第1,第2のステップ
の実行を繰り返すものである。したがって、第2の楽音
制御要素群への第1の楽音制御要素群の割り当て状況
が、前記第1,第2の楽音制御要素に対応付けられた前
記第1,第2の表示ライン領域の交点またはこの交点を
含む近傍の領域の表示態様の違いによって容易に全体把
握することができる楽音制御要素群の表示用プログラム
を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の楽音制御要素群
の表示装置の実施の一形態によって実現される表示画面
の第1の模式的説明図である。図中、1は縦の表示ライ
ン、2は横の表示ライン、3は縦の表示ラインと横の表
示ラインとの交点である。この表示画面は、例えば液晶
表示装置のグラフィック表示画面である。白または黒の
ドットの縦の列が縦の表示ライン1を構成し、横の列が
横の表示ライン2を構成している。ここで、白または黒
のドットで表示されているものは、液晶表示画面の1つ
の画素の表示領域、または複数の画素からなる表示領域
を模式的に示したものである。図示の例では、縦の表示
ライン1は8本あり、その間に1ドットの間隔を有して
おり、横の表示ライン2は4本あり、その間に3ドット
の間隔を有している。
【0012】縦の表示ライン1は、第1の楽音制御要素
群に対応したもので、一例として音色制御出力(ボイス
コントロール)群VCj (j=1〜4)に対応したもの
であり、その本数は、音色制御出力VCの総数によって
決まる。音色制御出力VCは、音色制御操作子に関連す
るものであるが、必ずしも1対1対応するのではなく、
1つの音色制御操作子が複数の音色制御出力になった
り、1つの音色制御出力が複数の音色制御操作子の出力
の和となるようにすることもでき、ユーザ設定の自由度
を増すようにしている。
【0013】一方、横の表示ライン2は、第2の楽音制
御要素群に対応したもので、その一例として、1つの音
色名が付けられた楽音波形系列(パート)群PARTp
(p=1〜4)に対応したものであり、その本数は、楽
音波形系列PARTの総数によって決まる。
【0014】図示の例では、縦の表示ライン1の左から
2番目のもの(VC2 )と、横の表示ライン2の上から
2番目,3番目のもの(PART2 ,PART3 )との
交点3が、それぞれ白のドットで表示されている。ま
た、縦の表示ライン1の左から6番目のもの(VC6
は、全て白のドットで表示されている。これ以外の縦の
表示ライン1および横の表示ライン2を構成する各ドッ
トは、黒のドットで表示されている。縦の表示ライン1
および横の表示ライン2を構成しない、画面の背景とな
るドットは、ラインをわかりやすくするために図示を省
略しているが、全て白のドットで表示されている。
【0015】この表示画面は、音色制御出力群VC
j (j=1〜4)の、楽音波形系列群PARTp (p=
1〜4)への割り当てを、縦の表示ライン1と横の表示
ライン2との交点3のドットの表示態様によって表示し
ており、交点3のドットが黒のときには、割り当てがさ
れていることを表し、交点3のドットが白のときには、
割り当てがされていないことを表す。なお、全て白のド
ットで表示されている縦の表示ライン1については、図
2を参照して後述する。図示の例では、縦の表示ライン
1および横の表示ライン2の各間隔は、それぞれ、1ド
ット,3ドットであるが、任意の間隔でよく、各ライン
が識別しやすい間隔を決めればよい。
【0016】上述した表示画面は、複数の音色制御出力
に対応付けて、第1の座標軸に沿って並んだ複数の縦の
表示ライン1を表示するための縦の表示ライン領域、お
よび、複数の楽音波形系列に対応付けて、第2の座標軸
に沿って並んだ複数の横の表示ライン2を表示するため
の横の表示ライン領域を画面上に設定する手段と、音色
制御出力のそれぞれが楽音波形系列のそれぞれに割り当
てられているか否かを判定する判定手段と、この判定手
段により割り当てがあると判定された音色制御出力およ
び楽音波形系列に対応付けられた縦の表示ライン領域お
よび横の表示ライン領域の交点3の領域と、判定手段に
より割り当てがないと判定された音色制御出力および楽
音波形系列に対応付けられた縦の表示ライン領域および
横の表示ライン領域の交点3の領域とを白黒のドット表
示を異ならせて表示する表示制御手段によって実現され
る。ここで、音色制御出力には、制御出力源としての複
数の音色制御操作子が割り当てられる。
【0017】図2は、本発明の楽音制御要素群の表示装
置の実施の一形態によって実現される表示画面の第2の
模式的説明図である。図中、図1と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。図を簡単にするため、以
降の説明では、楽音制御要素(楽音パラメータ)VCの
数は4つとしている。図2(a)に示した第2の模式的
説明図では、縦の表示ライン1の左から1番目のもの
(VC1 )と横の表示ライン2の第1番目のもの(PA
RT1 )との交点3が白のドットで表示され、同じく縦
の表示ライン1の左から1番目のもの(VC1 )と横の
表示ライン2の第2,第3,第4番目のもの(PART
2 ,PART3 ,PART4 )との交点が黒のドットで
表示されている。このことは、音色制御出力VC1 が、
楽音波形系列のPART1 に割り当てられておらず、楽
音波形系列のPARTp (p=2,3,4)に割り当て
られていることを表す。
【0018】また、縦の表示ライン1の左から3番目の
もの(VC3 )が、横の表示ライン2との交点を含め、
全て白のドットで表示され、ラインが非表示になってい
る。図面をわかりやすくするために、全て白のドットで
表示された縦の表示ライン1を、細いハッチングを施し
た表示ラインとして図示している。縦の表示ライン1が
全て白のドットで表示されているときは、音色制御出力
VC3 に、この制御出力源となるいずれの音色制御操作
子も割り当てられていなくて、実質的に音色制御出力V
3 によって、楽音波形系列PARTp の全て(p=1
〜4)が制御されないことを表している。
【0019】なお、音色制御出力VC3 が、楽音波形系
列PARTp の全て(p=1〜4)に割り当てられてい
ないときにも、縦の表示ライン1を全て白のドットで表
示するようにしてもよい。また、楽音波形系列PART
p に音色制御出力VCj (j=1〜4)の全てが割り当
てられていないときに、横の表示ライン2を全て白のド
ットで表示するようにしてもよい。白のドットは背景の
ドットと同じであるため、ラインが非表示となる。
【0020】図2(b)に示した模式的説明図では、図
2(a)と比べて、縦の表示ライン1の左から3番目の
もの(VC3 )が、横の表示ライン2の第3番目のもの
(PART3 )との交点を除いて白のドットで表示さ
れ、その結果、少なくとも横の表示ライン2との交点を
除いてラインが非表示となる。これは、音色制御出力V
3 が、設定変更中であり設定変更の対象となっている
こと、かつ、この時点で、音色制御出力VC3 が、楽音
波形系列PART3 に割り当てられていることを示して
いる。なお、上述した表示は、表示器のグラフィック部
に表示されるものであり、その画面上部には文字部が設
けられている。
【0021】上述した説明では、音色制御出力VC3
楽音波形系列PART3 に割り当てられているときに
は、交点の表示態様を、表示ラインと同じ黒のドットで
表示し、割り当てられていない場合には、白のドットで
表示するようにした。逆に、割り当てられているときに
交点の表示態様を白のドットで表示し、割り当てられて
いないときに表示ラインと同じ黒のドットで表示するこ
ともできる。この他、表示態様が可能であれば、割り当
てられているときには、ドットの濃淡や色を異なったも
のにしたり、ドットを点滅表示させるようにして、割り
当てられていないときとは可視的に識別できるような表
示態様にしてもよい。
【0022】上述したラインの非表示についても、表示
態様が可能であれば、淡いグレー表示にするなどして、
実質的にラインを非表示にすることができる。また、交
点のドットの表示態様と同様に、ラインの濃淡や色を異
なったものにしたり、ラインを点滅表示させるようにす
ることも可能である。上述した説明では、白の背景に黒
の表示ラインを表示させたものを例示したが、背景と表
示ラインとの白黒を逆転させた表示にしてもよい。
【0023】図3は、本発明の楽音制御要素群の表示装
置の実施の一形態を用いた楽音発生装置のメモリマップ
の説明図である。図中、11はROM内のメモリマッ
プ、12はRAM内のメモリマップ、13は音色データ
のメモリマップである。ROM内のメモリマップ11
は、図4を参照して後述するROM34内のデータ格納
状態を示すもので、起動プログラム、固定データ群、お
よび、アプリケーション関連のプログラムが記憶されて
いる。RAM内のメモリマップ12は、図4を参照して
後述するRAM33内のデータ格納状態を示すもので、
CPUのワーキングエリアが設けられているとともに、
音色バッファ、ユーザデータエリアが設けられている。
音色バッファ,ユーザデータエリアは、ROM34等か
らRAM33にロードされて楽音発生に用いられる。
【0024】音色データのメモリマップ13は、RAM
33内の音色バッファに記憶された音色データについ
て、その格納状態を示すものである。この音色データの
メモリマップにより、1つの音色が音色制御操作子、音
色制御出力、楽音波形系列(パート)とどのように関連
しているかが規定される。
【0025】14は音色名称(TONENAME),1
5は音量(VOLUME),16は楽音波形系列(パー
ト)PARTのインデックス(PARTIDX1〜PA
RTIDX4)の記憶領域である。17a〜17dは、
音色制御操作子群の音色制御出力群への割り当てのオン
/オフ状態(VCjSOURSEn:j=1〜4,n=
1〜4)を記憶した記憶領域である。18a〜18d
は、音色制御出力群の楽音波形系列群への割り当てのオ
ン/オフ状態(VCjPARTp:j=1〜4,p=1
〜4)を記憶した記憶領域である。19は音色制御出力
群に加える重み付け係数(VCj1DEPTH:j=1
〜4)を記憶した記憶領域である。20はその他の音色
データを記憶した記憶領域である。
【0026】音色制御操作子には、ペダル,アフタータ
ッチ,モジュレーションホイール,ブレス等の操作子が
ある。ペダルは、その板面を押した角度に応じたオン/
オフ操作状態あるいは操作量を出力する演奏補助用操作
子である。アフタータッチは、操作子としては鍵盤であ
るが、鍵盤を押している間の押込変位量あるいは押込圧
力等に応じた操作量を出力するものである。ここでは鍵
盤全体で共通して出力される操作量について例示する。
モジュレーションホイールは、通常、鍵盤の横に設けら
れた回転体であって、その回転角に応じた操作量を出力
する演奏補助操作子である。ブレスは、演奏者が口にく
わえて操作するもので、息圧に応じた操作量を出力する
演奏補助操作子である。
【0027】例えば、音色制御出力の制御出力源(SO
URCEn :n=1〜4)を、それぞれ上述した音色制
御操作子、ペダル,アフタータッチ,モジュレーション
ホイール,ブレスとすると、これらの音色制御操作子に
対して、音色制御出力VCj(j=1〜4)ごとに、制
御出力源のオン/オフ状態の記憶領域17a〜17dが
設けられている。このオン/オフ状態の指定により、音
色制御出力ごとに、どの音色制御操作子から操作情報を
入力するかが指定される。すなわち、どの音色制御操作
子を割り当てるかが指定される。通常、音色制御出力V
j (j=1〜4)ごとに、各音色制御操作子の1つを
割り当てるが、複数を同時に割り当てるようにしてもよ
い。
【0028】そして、音色制御出力群VCj (j=1〜
4)を楽音波形系列群PARTp (p=1〜4)に割り
当てるためのオン/オフ状態を記憶する記憶領域18a
〜18dが設けられている。このオン/オフ状態の指定
により、音色制御出力VCjをどの楽音波形系列PAR
p に割り当てるかが指定される。すなわち、どの楽音
波形系列PARTp を制御するかが指定される。なお、
この割り当ての際、音色制御出力群VCj (j=1〜
4)ごとの重み付け係数(第1の重み付け係数)の記憶
領域19が設けられ、音色制御出力群VCj (j=1〜
4)のそれぞれにこの重み付け係数を乗算したものを各
楽音波形系列の発生部において、楽音波形系列PART
p の生成に使用する。
【0029】ここで、上述した割り当てによってどのよ
うに音色制御されるかを、一例を用いて説明する。各楽
音波形系列は、各楽音波形系列の発生部において、楽音
パラメータにより音色が決定付けられるが、少なくとも
1つの楽音パラメータが音色制御出力群VCj (j=1
〜4)により制御される。そして、この制御される各楽
音パラメータごとに、制御される際の第2の重み付け係
数が予め設定されている。したがって、ある1つの音色
制御出力VCj が1つの楽音波形系列PARTp に割り
当てられると、まず、この音色制御出力VCj の値に上
述した第1の重み付け係数が乗算され、さらに各楽音パ
ラメータごとに第2の重み付け係数が乗算される。
【0030】そして、他の音色制御出力VCj も先と同
じ楽音波形系列PARTp に割り当てられたとすると、
他の音色制御出力VCj の値に、この他の音色制御出力
VCj 用の第1の重み付け係数が乗算され、さらに各楽
音パラメータごとに第2の重み付け係数が乗算される。
次に、各楽音パラメータごとに、各音色制御出力VCj
の乗算結果の値を加算し、この加算値によって各楽音パ
ラメータを制御する。このような演算により、各音色制
御出力VCj は、各楽音パラメータを制御して各楽音波
形系列PARTp の音色を制御する。
【0031】逆にたどって説明すると、トーンネーム
(TONENAME)14の記憶領域に記憶された名称
の音色は、楽音波形系列(パート)PARTp (p=1
〜4)からなる。各楽音波形系列はそれぞれ単位音色を
有し、この単位音色は楽音波形系列(パート)PART
のインデックス(PARTIDXp:p=1〜4)の記
憶領域16に記憶されたインデックス(単位音色番号あ
るいは単位音色名称等)によって指定される。そして、
各楽音波形系列PARTp には、音色制御出力群VCj
(j=1〜4)の少なくとも1つが割り当てられて制御
される。各楽音波形系列の発生部において、各楽音波形
系列PARTp は、割り当てられた音色制御出力VCj
に、その重み付け係数の記憶領域19に記憶された係数
が乗算された値で、楽音パラメータの値が制御されて生
成される。そして、音色制御出力群VCj (j=1〜
4)の値は、それぞれ、記憶領域17a〜17dのオン
/オフ状態に対応して割り当てられた制御出力源の音色
制御操作子により制御される。
【0032】図4は、本発明の楽音制御要素群の表示装
置の実施の一形態を用いた楽音発生装置のシステム構成
図である。図中、31はバスライン、32はCPU、3
3はRAM、34はROM、35はメモリデバイス、3
6はネットワークインターフェース、37は演奏操作
子、38はディスプレイおよび操作子、39は拡張イン
ターフェースおよび拡張バス、40は音源部、41はD
AC(CODEC)、42はサウンドシステムである。
【0033】バスライン31にはCPU32をはじめと
する複数のブロック、および、拡張インターフェースお
よび拡張バス39が接続されている。この内、拡張バス
は、拡張インターフェースを介し、バスライン31と音
源部40,DAC(CODEC)41との間でデータお
よび命令を交換する。
【0034】CPU32は、ROM34(図3のROM
内のメモリマップ11参照)に記憶された起動プログラ
ムにより起動され、楽音制御要素群を表示するプログラ
ムを含む、アプリケーション関連のプログラムおよび関
連する固定データを、RAM33(図3のRAM内のメ
モリマップ12参照)のワーキングエリア等にロードす
る。図3では、音色データがロードされる領域を音色バ
ッファとして図示している。CPU32は、RAM33
のワーキングエリアを用い、与えられたデータおよび命
令にしたがって各種の処理を行う。内部にタイマー機能
を備え、割り込み処理の時間管理をする。
【0035】メモリデバイス35は、FDD(フレキシ
ブル磁気ディスク装置)、HDD(ハード磁気ディスク
装置),CD−ROM(コンパクトディスク−リードオ
ンリーメモリー)装置、PCMCIA(国際パーソナル
コンピュータメモリーカード協会)規格のカード装置等
の外部記憶装置である。ユーザが作成した音色データや
曲データ等は、これらの外部記憶装置に記憶され、か
つ、これらから読み出されてRAM33のユーザデータ
エリアにロードされる。また、楽音制御要素群を表示す
るプログラムを含むアプリケーションプログラムをこれ
らのメモリデバイス35の一つに記憶しておき、これを
RAM33にロードする場合や、一旦、メモリデバイス
35の1つであるCD−ROM(コンパクトディスク−
リードオンリメモリ)装置から同じメモリデバイス35
であるHDDのハード磁気ディスクにインストールされ
る場合もある。
【0036】ネットワークインターフェース36は、L
ANやインターネット等の外部ネットワークとの間でデ
ータや命令を交換するためのインターフェースである。
具体的には、モデムインターフェース、イーサネットワ
ークインターフェース、RS−232Cシリアルインタ
ーフェース等である。ユーザが作成した音色データや曲
データ、楽音制御要素群を表示するプログラムを含むア
プリケーションプログラムは、ネットワーク上のサーバ
等からネットワークインターフェース36を通してメモ
リデバイス35またはRAM33にロードされる場合も
ある。
【0037】演奏操作子37は、楽器鍵盤であるが、楽
音発生装置を音源ユニットとして具体化する場合には、
楽器鍵盤を備える必要はない。ディスプレイおよび操作
子38は、表示器およびペダル,モジュレーションホイ
ール,ブレス等の演奏制御操作子、その他の設定ボタン
やノブ等の設定操作子である。また、これの表示器や操
作子とバスライン31との間のインターフェースを含
む。
【0038】音源部40は、CPU32により制御さ
れ、演奏操作子37,ディスプレイおよび設定操作子3
8,ネットワークから入力された操作データに基づい
て、所定の楽音生成方式、例えば、フォルマント合成方
式、波形メモリ読み出し方式等にしたがって楽音波形デ
ータを生成し、DAC(CODEC)41を通して、サ
ウンドシステム42から楽音を出力する。DAC(CO
DEC)41は、ディジタルデータをアナログデータに
変換するDA変換部を備えたブロックであり、ミキシン
グの際には、CPU32により制御される。サウンドシ
ステム42は、アンプ、スピーカ等を含むアナログ増幅
系の総称である。
【0039】CPU32が音源機能を兼ねる場合もあ
る。CPU32は、楽音波形発生処理をソフトウエアで
実行するので、拡張インターフェースおよび拡張バス3
9上の音源部40を省略することができる。この場合、
DAC(CODEC)41は、CPU32からバスライ
ン31,拡張インターフェースおよび拡張バス39を経
由して楽音波形データを受け取る。
【0040】ディスプレイおよび操作子38内の表示器
には、液晶表示装置,発光ダイーオードマトリクス,C
RTディスプレイ等を用い、CPU32により表示画面
が制御される。文字を表示する文字部と図1,図2に示
したような画像表示を行うグラフィック部がある。所望
の表示画面となるように、CPU32およびディスプレ
イおよび操作子38内の表示インターフェースが表示器
を制御する。なお、上述したシステムは、楽音波形発生
装置専用の構成とするが、汎用のパーソナルコンピュー
タを用いて実現することも可能である。
【0041】図5は、本発明の楽音制御要素群の表示装
置の実施の一形態を用いた楽音発生装置のパネル上に配
置された設定操作子の説明図である。図中、51はプレ
ーボタン(PLAY)、52は編集ボタン(EDI
T)、53はエンターボタン(ENTER)、54はイ
グジットボタン(EXIT)、55は第1のノブ、56
は第2のノブ、57は第3のノブ、58は第4のノブで
ある。各ボタンはオンオフ出力がなされる設定操作子で
あり、各ノブは、回転角変量に応じた出力がなされる設
定操作子である。第1のノブはパートの選択あるいはメ
ニューの選択を行い、第2のノブはグループ等の選択を
行い、第3のノブは表示画面上でのカーソル移動を行
い、第4のノブはデータ入力を行う。
【0042】図6ないし図10は、本発明の楽音制御要
素群の表示装置の実施の一形態を用いた楽音発生装置の
フローチャートである。図11ないし図12は、本発明
の表示装置の実施の一形態によって実現される表示画面
の第3,第4の模式的説明図である。図4,図5,図1
1〜図12を参照しながら、図6ないし図10のフロー
チャートに沿って動作を説明する。なお、説明を簡単に
するため、ネットワーク等からの操作入力はないものと
して説明する。
【0043】図6は、メインプログラムのフローチャー
トである。S61においては、レジスタ等の初期設定が
なされる。このときの表示画面は、例えば、図11
(a)のような標準状態の画面になっている。文字表示
部には、図3の音色データマップ13の記憶領域15に
記憶された音色番号「064」と音色の具体名「For
mant Voice」が表示されている。グラフィッ
ク表示部は、最後に設定された状態を表している。S6
2においては、操作イベント検出処理がなされ、図4の
ディスプレイおよび操作子38の中の設定操作子の操作
があったか否かを検出する処理を行う。S63において
は、設定操作子が押圧操作されたり回転操作されたこと
をS62で検出したときに、モード管理処理を開始す
る。
【0044】S64において、エディットスイッチが押
されたか否かを検出することにより編集モードであるか
否かを判定する。編集モードであればS65に処理を進
め、図7ないし図10を参照して後述する音色パラメー
タの編集処理を行い、プレースイッチが押されたことを
検出したときには、S66において音色選択処理を行
う。この音色選択処理においては、メモリバンクを図5
に示した第1のノブ55により選択する。これは、音色
データの取り出し先を選択するものであって、ROM3
4に記憶しているもの、メモリデバイス35に記憶して
いるものなどから選択して、RAM33の音色バッファ
にロードする。
【0045】選択されたメモリバンク中の音色グルー
プ、たとえば、ピアノ系を第2のノブ56により選択
し、選択された音色グループ中の特定の音色、例えば、
グランドピアノの音色番号を第4のノブ58により選択
する。S65,S66のいずれの場合にも、S67に処
理を進めて演奏発音処理を行い、演奏操作子37の操作
に応じて選択された音色の楽音波形を発生させる。な
お、第3のノブは、この音色選択処理には使用しない。
【0046】図7は、図6に示したS65の音色パラメ
ータ編集処理のフローチャートである。S71において
はメニュー管理を行う。図5に示した第1のノブ55を
回転させエンターボタン53が押されたか、図5に示し
たイグジットボタン54の押圧を検出したときに、S7
2に処理を進める。S72においては、エンターボタン
53の回転角に応じて、VCソース(制御出力源)編
集、VCデスティネーション(割り当て先)編集、その
他の処理を行う。ただし、S71においてイグジットボ
タン54の押圧を検出したときには、図6のメインルー
チンの(A)に処理を戻す。VCソース(制御出力源)
編集、VCデスティネーション(割り当て先)編集、そ
の他の処理は、第1のノブ55の基準位置からの回転角
に応じて処理を決めるか、S71からS72に入るごと
に1つの処理を行い、次にこのステップにはいるときに
順次次の処理を行うようにして、循環的に処理が実行さ
れるようにする。
【0047】VCソース編集においてはS73に処理を
進め、図8を参照して後述する音色制御操作子割当設定
処理を行う。VCデスティネーション編集においては、
S74に処理を進め、図9を参照して後述する音色制御
出力の楽音波形系列割当設定処理を行う。その他におい
ては、S75に処理を進め、他のパラメータ編集処理、
例えば、音量の設定などを行う。このS75の処理の詳
細については説明を省略するが、このときの表示画面を
図11(b)に示す。パラメータ名「ToneVolu
me」が文字表示部に表示され、設定値「127」が表
示されている。S73,S74,S75の処理が終わる
といずれもS71に処理を戻す。
【0048】図8は、図7に示したS73の音色制御操
作子割当設定処理のフローチャートである。S81にお
いて操作イベントのチェックを行い、図5に示した第1
のノブ55の回転操作を検出したときにはS82に処理
を進め、第1のノブ55が出力する音色制御出力VCの
指定インデックスiの値(i=1〜4)を更新し、S8
3においてこのiの値をjにセットし直し、表示装置の
文字表示部の表示内容を変更し、S90に処理を進め、
図4のディスプレイおよび操作子38内の表示器のグラ
フィック部に図10を参照して後述するようにマトリク
ス表示を行い、S81に処理を戻す。例えば、図11
(c)の表示画面において、斜体で記載したjの値が更
新され、音色制御出力群(VCj :j=1〜4)の1つ
が選択される。なお、グラフィック部の表示は、図11
(c)〜図11(g)を通してj=1の場合を図示して
いる。
【0049】S81において図5に示した第2のノブ5
6の回転操作を検出したときにはS84に処理を進め、
第2のノブが出力する演奏補助操作子指定インデックス
mの値(m=1〜4)を更新し、S85においてこのm
の値をnにセットし直し、表示装置の文字部の表示を変
更するための処理を行い、S90に処理を進める。例え
ば、図11(d)の表示画面において、斜体で記載した
nの値が更新され、[CName n]の部分は、nの
値に応じた具体的な操作子の名前が表示される。S81
において図5に示した第3のノブ57の回転操作を検出
したときにはS86に処理を進め本来はカーソルの移動
を行うことになるが、この音色制御操作子の割当設定の
処理ではカーソルを用いないため、S86では何も処理
を行わずに、S90に処理を進める。
【0050】S81において図5に示した第4のノブ5
8の回転操作を検出したときにはS87に処理を進め、
第4のノブが出力する設定値を入力する。この音色制御
操作子の割当設定の処理では、設定値はオンまたはオフ
の2状態であり、例えば、ノブを右回転させればオンに
設定し、左回転させればオフに設定する。S88におい
ては、表示装置の文字部の表示を変更するための処理を
行い、S90に処理を進める。S81において図5に示
したイグジットボタン54の押圧操作を検出すると、S
89に処理を進め、音色制御操作子割当設定終了処理を
行い、図7に戻り、S76に処理を進める。
【0051】図9は、図7に示したS74の音色制御出
力の楽音波形系列割当設定処理のフローチャートであ
る。S91においては、操作イベントのチェックを行
い、図5に示した第1のノブ55の回転操作を検出した
ときにはS92に処理を進め、第1のノブ55が出力す
る音色制御出力VCの指定インデックスiの値(i=1
〜4)を更新し、S93においてこのiの値をjにセッ
トし直し、表示装置の文字表示部の表示内容を変更し、
S100に処理を進め、表示器のグラフィック部に図1
0を参照して後述するようにマトリクス表示を行い、S
91に処理を戻す。例えば、図11(e)の表示画面に
おいて、斜体で記載したjの値が更新され、音色制御出
力群VCj (j=1〜4)の1つが選択される。
【0052】S91において図5に示した第2のノブ5
6の回転操作を検出したときにはS94に処理を進め、
第2のノブ56が出力する、パートおよびデプス設定処
理の指定インデックスqの値(q=1〜5)を更新し、
S95においてこのqの値をpにセットし直し、表示装
置の文字部の表示を変更し、S100に処理を進める。
楽音波形系列PARTは4系列設けられている。q=5
のときには、各音色制御操作出力VCj (j=1〜4)
のデプスの設定を更新する。例えば、図11(f)の表
示画面において、q=1〜4のときには、斜体で記載し
たpの値が更新され、q=5のときには、図11(g)
のような表示内容になる。
【0053】S91において図5に示した第3のノブ5
7の回転操作を検出したときにはS96に処理を進める
が、図8のS86と同様に何も処理を行わずに、S10
0に処理を進める。S91において図5に示した第4の
ノブ58の回転操作を検出したときにはS97に処理を
進め、第4のノブが出力する設定値を入力する。先に、
S94で更新されたqの値が1〜4のときには、設定値
はオンまたはオフの2状態であり、qの値が5のときに
は、0〜127の値が設定され、S98において表示装
置の文字部の表示内容を変更する処理を行い、S100
に処理を進める。S91において図5に示したイグジッ
トボタン54の押圧操作を検出すると、S99に処理を
進め、音色制御操作子の楽音波形系列割当設定終了処理
を行い、図7のフローに戻り、S76に処理を進める。
【0054】図10は、図8に示したS90、および、
図9に示したS100のマトリクス表示処理のフローチ
ャートである。このフローにおいては、表示器のグラフ
ィック表示部の表示制御を行う。S101においては、
j,pを初期値1にセットする。また、マトリクス軸の
横軸沿った横の表示ライン(PARTp :p=1〜4)
を全て表示する(黒のラインとする)。S102におい
ては、音色制御出力VCj の制御出力源(SOURCE
n:n=1〜4)の全てがオフであるか、または、音色
制御出力VCj が設定対象になっていないかを判定す
る。制御出力源が全てオフであることは、どの音色制御
操作子も音色制御出力VCjに割り当てられていないこ
とを意味し、このとき、S103に処理を進める。ま
た、音色制御出力VCj が設定対象になっているという
ことは、音色制御出力VCj に対して、音色制御操作子
割当設定処理または音色制御出力の楽音波形系列割当設
定処理を現在行っていることを意味する。このときも、
S103に処理を進める。いずれでもないときには、S
104に処理を進める。
【0055】S103においては、マトリクス軸の横軸
に沿った縦の表示ライン(VCj )をオフ対応に表示さ
せる。具体的には、白のドットからなる表示ラインとし
て非表示化する。S104においては、縦の表示ライン
(VCj )をオン対応に表示させる。具体的には、黒の
ドットからなるラインにする。S103,S104の処
理を終了すると、S105に処理を進める。
【0056】S105においては、音色制御出力VCj
の制御出力源(SOURCEn:n=1〜4)の全てが
オフであるか、または、音色制御出力VCj の割り当て
先(デスティネーション)として楽音波形系列PART
p が割り当てられているか否か(オンかオフか)を判定
する。制御出力源が全てオフであることは、どの音色制
御操作子も音色制御出力VCjに割り当てられていない
ことを意味し、このとき、S106に処理を進める。ま
た、音色制御出力VCj の割り当て先として楽音波形系
列PARTp が割り当てられていないときにも、S10
6に処理を進める。いずれでもないときには、S107
に処理を進める。
【0057】S106においては、PARTp に対応す
る横の表示ラインとVCj に対応する縦の表示ラインと
の交点をオフ対応に表示する。具体的な表示態様として
は、白のドットとして非表示化する。S107において
は、PARTp に対応する横の表示ラインとVCj に対
応する縦の表示ラインとの交点をオン対応に表示する。
具体的な表示態様としては、黒のドットとして表示す
る。S106,S107の処理を終了すると、S108
に処理を進める。S108においては、p=4であるか
否かを判定し、p=4でなければS110においてpに
1を加算してS105に処理を戻す。p=4であれば、
S109に処理を進める。S109においては、j=4
であるか否かを判定し、j=4でなければS111に処
理を進め、jに1を加算してS102に処理を戻す。j
=4であれば図7のフローに戻る。
【0058】図12(a)は、音色制御出力VC1 が楽
音波形系列PART1 ないしPART3 を宛先として割
り当てられている前提において、音色制御出力VC1
の制御出力源である音色制御操作子の割当設定時の表示
画面を示している。音色制御出力VC1 の縦の表示ライ
ンが、楽音波形系列PART1 〜PART3 の横の表示
ラインとの交点を除いて非表示状態になっている。この
グラフィック部の表示状態は、図12(b)においてペ
ダルをオフ、図12(c)においてアフタータッチをオ
フ、図示を省略したモジュレーションホイールをオフに
しても変化しないが、最後の図12(d)においてブレ
スをオフにして、全ての音色制御操作子の割当を行わな
いようにすると、音色制御出力VC1 の縦の表示ライン
が交点を含め全て非表示の白ドットとなる。
【0059】図12(e)は、音色制御出力の楽音波形
系列PART割当設定処理を行う場合において、音色制
御出力VC1 の楽音波形系列PART1 〜PART4
の割当を全てオンにしたときの表示画面を示している。
図12(f)は、音色制御出力VC1 の楽音波形系列P
ART4 への割当のみをオフにしたときの表示画面を示
している。このとき、音色制御出力VC1 に対応付けら
れた縦の表示ラインと楽音波形系列PART4 に対応付
けられた横の表示ラインの交点が非表示の白ドット状態
になる。
【0060】図12(g)は、図12(d)に示したよ
うな、音色制御出力VC1 の制御出力源(SOURCE
n:n=1〜4)の全てがオフである前提において、音
色制御出力VC1 の楽音波形系列PART割当設定処理
を行う場合の表示状態であって、割当設定をオンにして
も、音色制御出力VC1 に対応した縦の表示ラインは全
て非表示(白ドットのライン)のままである。
【0061】図13は、本発明の表示装置の他の実施の
形態によって実現される表示画面の模式的説明図であ
る。上述した説明では、割り当てを示す交点は、単に割
り当てを示す黒のドット表示を行うだけであったが、具
体的な割り当ての態様に応じた内容を表示するようにし
たものである。
【0062】図13(a)は、音色制御出力VCj に対
応付けられた縦の表示ライン1とこの音色制御出力VC
j が割り当てられるパートPARTp に対応付けられた
横の表示ライン2との交点3、図示の場合、厳密に言え
ば交点3を含む近傍の領域にオン状態を示す文字「O
N」を表示する表示態様である。この場合、交点3の黒
のドットは割り当てがないことを表す。逆に、割り当て
がない交点に「OFF」を表示するようにしてもよい。
図13(b)は、交点3に具体的な割り当ての態様に応
じて異なるタイプの内容を表示する表示態様である。例
えば、単なる割り当ての場合には、「on」の表示をす
るが、重み付けが特に重要で表示する必要のあるものに
ついては、デプスの値、例えば「125」を表示する。
あるいは、音色制御出力VCj をローパスフィルタを通
して楽音波形系列のパラメータとする場合には、「LP
F」の表示をする。
【0063】図13(c)は、図13(b)において、
さらに、音色制御出力VCj ごとに設定されるデプスの
値を、音色制御出力VCj に対応する縦の表示ライン1
の上部に表示するようにしたものである。そして、いず
れの音色制御操作子も割り当てられていない音色制御出
力VCj の縦の表示ライン1について、上部に「of
f」の表示をしたものである。なお、いずれの楽音波形
系列PARTp にも割り当てられない音色制御出力VC
j についても、同様な表示をしてもよい。
【0064】上述した説明では、音色制御出力群(VC
j :j=1〜4)を第1の楽音制御要素群とし、楽音波
形系列群(PARTp :p=1〜4)を第2の楽音制御
要素群として、割り当て状況を表示するようにしたが、
制御出力源群(SOURCEn:n=1〜4)すなわち
音色制御操作子群などを第3の楽音制御要素群として、
これら3群の割り当て状況を表示するようにしてもよ
い。この場合、3次元マトリクスとなるが、2次元画面
上で疑似3次元表示を行えばよい。
【0065】上述した説明では、音色制御を例にして説
明したが、音色以外の例えば、振幅エンベロープ、ピッ
チ、リバーブ等の楽音パラメータを制御する楽音制御一
般に用いて好適である。本発明の表示装置を適用する具
体的な装置としては、電子楽器やカラオケ等のアミュー
ズメント機器、テレビジョンなどの各種家庭電気機器、
パーソナルコンピュータに代表されるコンピュータ装置
およびシステムがある。上述した説明では、複数の楽音
制御要素群の間の割り当て関係について説明したが、一
般に複数の要素群間の割り当て状況、相互の関連状況を
可視表示する場合にも用いることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、第1,第2の表示ライン領域の交点またはこの交
点を含む近傍の領域の表示態様によって第2の楽音制御
要素群への第1の楽音制御要素群の割り当て状況の全体
把握が容易になるという効果がある。その結果、楽音制
御要素の設定が容易になり、設定の誤りも少なくなる。
【0067】また、第1の表示ライン領域の1部の非表
示によって設定変更対象である第1の楽音制御要素群を
容易に識別することができるという効果がある。第1の
楽音制御要素に、直接には表示されない第3の楽音制御
要素のいずれも割り当てられていないことを、第1の表
示ライン領域が非表示になることによって容易に識別す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態によって実現される表示画面の第1の模式的説明
図である。
【図2】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態によって実現される表示画面の第2の模式的説明
図である。
【図3】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態を用いた楽音発生装置のメモリマップの説明図で
ある。
【図4】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態を用いた楽音発生装置のシステム構成図である。
【図5】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態を用いた楽音発生装置のパネル上に配置された設
定操作子の説明図である。
【図6】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施の
一形態を用いた楽音発生装置のメインプログラムのフロ
ーチャートである。
【図7】 図6に示した音色パラメータ編集処理のフロ
ーチャートである。
【図8】 図7に示した音色制御操作子割当設定処理の
フローチャートである。
【図9】 図7に示した音色制御出力の楽音波形系列割
当設定処理のフローチャートである。
【図10】 図8,図9に示したマトリクス表示処理の
フローチャートである。図7に示したマトリクス表示処
理のフローチャートである。
【図11】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施
の一形態によって実現される表示画面の第3の模式的説
明図である。
【図12】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の実施
の一形態によって実現される表示画面の第4の模式的説
明図である。
【図13】 本発明の楽音制御要素群の表示装置の他の
実施の形態によって実現される表示画面の模式的説明図
である。
【符号の説明】
1 縦の表示ライン、2 横の表示ライン、3 交点、
11 ROM内のメモリマップ、12 RAM内のメモ
リマップ、13 音色データのメモリマップ、14 音
色名称の記憶領域、15 音量の記憶領域、16 楽音
波形系列(パート)のインデックスの記憶領域、17a
〜17d 制御出力源のオン/オフ状態の記憶領域、1
8a〜18d 音色制御出力のオン/オフ状態の記憶領
域、19音色制御出力に加える重み付け係数の記憶領
域、20 その他の音色データの記憶領域、51 プレ
ーボタン、52 編集ボタン、53 エンターボタン、
54イグジットボタン、55 第1のノブ、56 第2
のノブ、57 第3のノブ、58 第4のノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10G 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の楽音制御要素群と該第1の楽音制
    御要素群により制御される第2の楽音制御要素群を有
    し、前記第1の楽音制御要素群を構成する複数の第1の
    楽音制御要素が、前記第2の楽音制御要素群を構成する
    複数の第2の楽音制御要素に割り当てられる状況を画面
    上に表示する楽音制御要素群の表示装置であって、 前記複数の第1の楽音制御要素に対応付けて、第1の座
    標軸に沿って並んだ複数の第1の表示ラインを表示する
    ための第1の表示ライン領域、および、前記複数の第2
    の楽音制御要素に対応付けて、第2の座標軸に沿って並
    んだ複数の第2の表示ラインを表示するための第2の表
    示ライン領域を前記画面上に設定する手段、 前記第1の楽音制御要素のそれぞれが前記第2の楽音制
    御要素のそれぞれに割り当てられているか否かを判定す
    る第1の判定手段、および、 該第1の判定手段により割り当てがあると判定された前
    記第1,第2の楽音制御要素に対応付けられた前記第
    1,第2の表示ライン領域の交点または該交点を含む近
    傍の領域と、前記第1の判定手段により割り当てがない
    と判定された前記第1,第2の楽音制御要素に対応付け
    られた前記第1,第2の表示ライン領域の交点または該
    交点を含む近傍の領域とを表示態様を異ならせて表示す
    る表示制御手段、 を有することを特徴とする楽音制御要素群の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記第1の楽音制
    御要素が設定変更対象であるときには、前記第1の楽音
    制御要素に対応付けられた前記第1の表示ライン領域で
    あって、前記第2の表示ライン領域との交点を含む小領
    域を除いた領域を非表示にすることを特徴とする請求項
    1に記載の楽音制御要素群の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の楽音制御要素群を制御する第
    3の楽音制御要素群を有し、 該第3の楽音制御要素群を構成する複数の第3の楽音制
    御要素は、前記第1の楽音制御要素群を構成する複数の
    第1の楽音制御要素に割り当てられるものであり、 前記第1の楽音制御要素の1つに前記複数の第3の楽音
    制御要素のいずれも割り当てられていないことを判定す
    る第2の判定手段を有し、 前記表示制御手段は、前記第2の判定手段により前記第
    1の楽音制御要素の1つに前記複数の第3の楽音制御要
    素のいずれも割り当てられていないと判定されたときに
    は、前記第1の楽音制御要素の1つに対応付けられた前
    記第1の表示ライン領域を非表示にすることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の楽音制御要素群の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の楽音制御要素群と該第1の楽音制
    御要素群により制御される第2の楽音制御要素群を有
    し、前記第1の楽音制御要素群を構成する複数の第1の
    楽音制御要素が、前記第2の楽音制御要素群を構成する
    複数の第2の楽音制御要素に割り当てられる状況を画面
    上に表示する機能をコンピュータに実行させるための楽
    音制御要素群の表示用プログラムであって、 前記複数の第1の楽音制御要素に対応付けて、第1の座
    標軸に沿って並んだ複数の第1の表示ラインを表示する
    ための第1の表示ライン領域、および、前記複数の第2
    の楽音制御要素に対応付けて、第2の座標軸に沿って並
    んだ複数の第2の表示ラインを表示するための第2の表
    示ライン領域が設定された状態において、 前記第1の楽音制御要素の1つが前記第2の楽音制御要
    素の1つに割り当てられているか否かを判定する第1の
    ステップと、 該第1のステップにより、割り当てられていると判定さ
    れたときと、割り当てられていないと判定されたときと
    で、前記第1,第2の楽音制御要素に対応付けられた前
    記第1,第2の表示ライン領域の交点または該交点を含
    む近傍の領域の表示態様を異ならせて表示する第2のス
    テップと、 前記第1,第2の楽音制御要素の組み合わせを替えて前
    記第1,第2のステップの実行を繰り返す、 楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒
    体。
JP04100698A 1998-02-09 1998-02-09 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体 Expired - Fee Related JP3360604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04100698A JP3360604B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04100698A JP3360604B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11224085A JPH11224085A (ja) 1999-08-17
JP3360604B2 true JP3360604B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=12596321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04100698A Expired - Fee Related JP3360604B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3360604B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3838152B2 (ja) * 2002-05-08 2006-10-25 ヤマハ株式会社 通信ネットワークを利用した音楽演奏システムにおける演奏ネットワークの視覚化による演奏支援システム及びそのためのサーバ
US10026386B2 (en) 2005-08-02 2018-07-17 Kawai Musical Instruments Mfg. Co., Ltd. Apparatus, method and computer program for memorizing timbres

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11224085A (ja) 1999-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5027689A (en) Musical tone generating apparatus
US7212213B2 (en) Color display instrument and method for use thereof
US7091410B2 (en) Apparatus and computer program for providing arpeggio patterns
JP2000276137A (ja) 音楽画像表示装置
JP3538242B2 (ja) 楽譜表示装置
JP3360604B2 (ja) 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体
JP2967471B2 (ja) 音処理装置
JP3089421B2 (ja) 音処理装置
JP3972899B2 (ja) 楽譜表示装置
JP4487743B2 (ja) 電子楽器及び楽音パラメータ制御プログラム
JP2757711B2 (ja) 電子楽器
USRE38276E1 (en) Tone generating apparatus for sound imaging
JP3387359B2 (ja) パラメータ設定装置
JP2962075B2 (ja) 電子楽器の編集装置
JP3055557B2 (ja) 音処理装置
JP3525786B2 (ja) 電子楽器
JP3387115B2 (ja) パラメータ設定装置
JP3045106B2 (ja) 音処理装置
JP2629874B2 (ja) 楽音パラメータ制御装置
JP2008216413A (ja) 演奏装置およびプログラム
JP3846298B2 (ja) 演奏情報表示装置及び演奏情報表示プログラム
JP3931872B2 (ja) パラメータ編集装置およびパラメータ編集方法を実現するためのプログラム
JP2518061B2 (ja) 電子楽器
JP2605821B2 (ja) 楽音制御装置
JP3055556B2 (ja) 音処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020917

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071018

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121018

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees