JPH0719152B2 - 電子楽器の楽音状態制御装置 - Google Patents

電子楽器の楽音状態制御装置

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JPH0719152B2
JPH0719152B2 JP61017338A JP1733886A JPH0719152B2 JP H0719152 B2 JPH0719152 B2 JP H0719152B2 JP 61017338 A JP61017338 A JP 61017338A JP 1733886 A JP1733886 A JP 1733886A JP H0719152 B2 JPH0719152 B2 JP H0719152B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、楽音のピッチ,音色,音量,効果等の楽音
の状態を制御する電子楽器の楽音状態制御装置に係り、
特に前記楽音の状態を各々制御する複数のデータからな
る楽音制御データ群を記憶装置に予め複数組記憶させて
おき、この楽音制御データ群を読出して、ピッチ,音
色,音量,効果等の楽音の状態を設定変更できるように
した、いわゆるプリセット方式の楽音状態制御装置に関
する。
〔従来技術〕
従来、この種のプリセット方式の楽音状態制御装置は、
一般的には、上記複数組の楽音制御データ群に対応した
複数のプリセット操作子を有しており、これらの操作子
のいずれかを操作することにより、操作されたプリセッ
ト操作子に対応した楽音制御データ群に属する全てのデ
ータを記憶装置から読出し、これら全てのデータに基づ
いて楽音のピッチ,音色,音量,効果等の楽音の状態を
設定変更するようになっている。これにより、演奏者は
複数のプリセット操作子のいずれかを操作するのみで、
例えば電子楽器の前面のパネルに配設されて楽音のピッ
チ,音色,音量,効果等を各々制御する複数の楽音制御
操作子を次々に操作しなくても、上記楽音の状態を同時
に設定変更できる。
また、特開昭57−85094号公報には、上記複数組の楽音
制御データ群を楽曲の進行に従って小節毎に予め記憶し
ておき、該データ群をオートリズム装置からの小節の区
切りを表すテンポ信号により順次読出し、この読出した
楽音制御データ群に属する複数のデータに基づいて、楽
音の状態を制御することにより、楽曲の進行に従って楽
音の状態を順次自動的に変更するプリセット方式の楽音
状態制御装置が示されている。これにより、演奏者は、
楽曲の演奏中に、いかなる操作子をも操作することなく
楽音の状態を設定変更することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記一般的な楽音状態制御装置によれば、上
述のようないずれかのプリセット操作子を操作すること
により、楽音の状態を設定変更することが可能である
が、複数のプリセット操作子は電子楽器の一部に一列若
しくは複数列に配列されており、演奏者は、演奏中に、
該配列された複数のプリセット操作子のうちのいずれの
プリセット操作子を操作すればよいかを目で確認した後
に、プリセット操作子を操作しなければならず、初心者
にとって演奏中に上記操作をすることは難しかった。特
に速い鍵演奏を必要とするフレーズでの上記プリセット
操作子の操作は難しく、熟練者にとってもこの操作は容
易でなかった。
また、上記公報に示された楽音状態制御装置によれば、
演奏中におけるプリセット操作子の操作は不要となる
が、演奏者は各楽曲の演奏前に各楽曲に適した楽音制御
データ群を順次小節毎に記憶させる必要があり、演奏前
に多くの手間と時間がかかり、特に長い楽曲の場合には
上記手間と時間が電子楽器の連続演奏に支障を来たして
いた。また、この装置によれば、楽曲の進行に従って制
御される楽音の状態は演奏前に記憶された楽音制御デー
タ群により決定されるので、演奏者は演奏中に楽音の状
態を自由に変更することができなかった。
この発明の目的は、プリセット方式の楽音状態制御装置
において、上記一般的な装置における演奏操作性能の問
題、並びに上記公報に示された装置における楽音制御デ
ータ群の設定の手間、時間及び楽音の自由な状態変更の
問題を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 前記問題の解決にあたり、上記特許請求の範囲第1項に
記載の第1発明の構成上の特徴は、第1図(A)に示す
ように、電子楽器の一部に配列された複数のプリセット
操作子1(第2図のプリセット操作子群22に対応)と、
楽音の状態を制御する複数組の楽音制御データ群を前記
複数のプリセット操作子1に各々対応して各組毎に記憶
する楽音制御データ記憶手段2(第3B図の第1〜16プリ
セットデータレジスタ群64−1〜16に対応)と、複数の
プリセット操作子1の各操作に応じて同操作されたプリ
セット操作子1に対応する組の楽音制御データ群を前記
楽音制御データ記憶手段2から読出し出力する読出し手
段3(第4図のステップ140〜142及び第5図のステップ
204の処理に対応)とを備え、音高指定手段4(第2図
の鍵盤10に対応)における音高指定に応じて楽音形成手
段5(楽音信号発生回路40に対応)にて形成される楽音
の状態を、前記読出し出力された楽音制御データ群に応
じて制御する電子楽器の楽音状態制御装置において、楽
音制御データ群の各組を各々表す複数のプリセット番号
のうちの任意の番号を指定するプリセット番号指定操作
子6(第2図の上昇制御操作子25及び下降制御操作子26
に対応)と、プリセット番号指定操作子6により指定さ
れた一つのプリセット番号を記憶するプリセット番号記
憶手段7(第8図のステップ505〜510の処理及び同処理
によりジャンプ番号JUMPを記憶するワーキングメモリ63
に対応)と、複数のプリセット操作子1とは異なる部分
に配設された演奏操作子8(第1図のフット操作子30及
びニーレバーなどに対応)と、演奏操作子8の操作に応
答し、プリセット操作子1の操作による楽音制御データ
群の読出しに代えて、プリセット番号記憶手段7に記憶
されているプリセット番号が示す組の楽音制御データ群
を楽音制御データ記憶手段2から読出し出力するように
読出し手段3を制御する読出し変更制御手段9(第4図
のステップ150及び第7図のステップ407,406の処理に対
応)とを設けたことにある。
また、上記特許請求の範囲第2項に記載の第2発明の構
成上の特徴は、第1図(B)に示すように、第1発明の
プリセット番号記憶手段7と読出し変更制御手段9と
を、楽音制御データ群の各組にそれぞれ対応してプリセ
ット番号指定操作子6により指定された複数のプリセッ
ト番号をそれぞれ記憶するプリセット番号記憶手段7a
(第8図のステップ505〜510及び第10図のステップ250
*の処理並びに同処理によりジャンプ番号JUMPをプリセ
ットデータPRSDT1,101として記憶する第1〜16プリセッ
トデータレジスタ群64−1*〜16*内の101番面のレジ
スタに対応)と、演奏操作子8の操作に応答し、プリセ
ット操作子1の操作による楽音制御データ群の読出しに
代えて、複数のプリセット操作子1により指定されてい
る楽音制御データ群に対応してプリセット番号記憶手段
7aに記憶されているプリセット番号が示す組の楽音制御
データ群を楽音制御データ記憶手段2から読出し出力す
るように読出し手段3を制御する読出し変更制御手段9a
(第11図のステップ350、第4図のステップ150及び第7
図のステップ407,406の処理に対応)とに置換したこと
にある。
(発明の作用及び効果) 上記のように構成した第1発明においては、複数のプリ
セット操作子1のいずれかが操作されると、読出し手段
3が、該操作されたプリセット操作子1に対応した組の
楽音制御データ群を楽音制御記憶手段2から読出して出
力し、この出力された楽音制御データ群により、音高指
定手段4における音高指定に応じて楽音形成手段5にて
形成される楽音の状態が制御される。一方、プリセット
番号指定操作子6により指定された一つのプリセット番
号はプリセット番号記憶手段7に記憶されており、演奏
操作子8が操作されると、読出し変更制御手段9が、プ
リセット操作子1の操作による楽音制御データ群の読出
しに代えて、プリセット番号記憶手段7に記憶されてい
るプリセット番号が示す組の楽音制御データ群を楽音制
御データ記憶手段2から読出し出力するように読出し手
段3を制御し、前記楽音制御データ群が楽音形成手段5
に出力される。したがって、楽音形成手段5にて形成さ
れる楽音の状態は、プリセット番号記憶手段7に記憶さ
れているプリセット番号に対応した楽音制御データ群に
より制御されるようになる。
これにより、この第1発明によれば、演奏者は、楽曲の
演奏前に、該楽曲にて頻繁に使われる楽音制御データ群
を表すプリセット番号をプリセット番号指定操作子6に
より指定しておけば、演奏中必要なときに複数のプリセ
ット操作子1とは異なる部分に配設された単一の演奏操
作子8を操作するのみで前記楽音制御データ群を読出し
出力することができ、当該電子楽器の一部に配列された
複数のプリセット操作子1の中から所望のプリセット操
作子を見付け出して該操作子を操作しなくてもよく、頻
繁に使われる楽音制御データ群の読出しに要する操作時
間が短縮される。したがって、初心者にとっても、演奏
中の楽音の状態変更が容易になるとともに、熟練者にと
っても速い鍵演奏を必要とするフレーズにおいて楽音の
状態変更が容易になる。
また、上記のように構成した第2発明においては、プリ
セット番号記憶手段7aは楽音制御データ群の各組にそれ
ぞれ対応してプリセット番号指定操作子6により指定さ
れた複数のプリセット番号をそれぞれ記憶し、演奏操作
子8が操作されると、読出し変更制御手段9aが、プリセ
ット操作子1の操作による楽音制御データ群の読出しに
代えて、プリセット番号記憶手段7aに記憶されていて複
数のプリセット操作子1により指定されている楽音制御
データ群に対応したプリセット番号が示す組の楽音制御
データ群を楽音制御データ記憶手段2から読出し出力す
る。したがって、この第2発明によれば、演奏者は各楽
曲の演奏前に、各楽音制御データ群に対応させてプリセ
ット番号をプリセット番号記憶手段7aに記憶させておけ
ば、演奏直前又は演奏中にプリセット番号指定操作子6
を操作することなく、演奏中の演奏操作子8の操作のみ
により楽音制御データ群の切り換えができるようにな
る。その結果、複数の楽曲を連続して演奏する場合など
に、演奏中におけるプリセット番号指定操作子6の操作
回数が減少するとともに、演奏操作子8の操作のみで種
々の楽音制御データ群の切り換えが可能になり、さらに
電子楽器の演奏性能が向上する。
〔実施例〕
a.第1実施例の構成の説明 以下、この発明に係る第1実施例を図面を用いて説明す
ると、第2図はこの発明に係る電子楽器を概略的に示し
ている。この電子楽器は、発生すべき楽音の音高を指定
する鍵盤10と、同楽音のピッチ、音色、音量、効果等の
楽音の状態を設定制御する制御パネル20及びフット操作
子30と、同楽音を表す楽音信号を発生する楽音信号発生
回路40と、鍵盤10、制御パネル20及びフット操作子30の
各操作に応じた制御データを楽音信号発生回路40に、バ
ス50を介して転送するマイクロコンピュータ部60とを備
えている。
鍵盤10は、通常演奏者の右手により操作される上鍵盤、
左手により操作される下鍵盤及び左足により操作される
ペダル鍵盤からなり、これらの各鍵盤は各々楽音の音高
を指定する複数の鍵を有している。鍵スイッチ回路10a
は鍵盤10の各鍵に各々対応した複数の鍵スイッチからな
り、各鍵スイッチはマイクロコンピュータ部60からバス
50を介して供給される押離鍵検出制御信号に応じて、各
鍵の押鍵又は離鍵を表す鍵状態データをバス50を介して
マイクロコンピュータ部60に供給する。
制御パネル20は上鍵盤及び下鍵盤近傍であって演奏者の
左手又は右手により操作さえ得る位置に設けられてお
り、この制御パネル20には楽音制御操作子群21、一列若
しくは複数列に配列されたプリセット操作子群22、メモ
リ操作子23、モード選択操作子群24、上昇制御操作子2
5、下降制御操作子26及び表示器27が配設されている。
楽音制御操作子24は楽音信号発生回路40にて形成される
楽音のピッチ、音色、音量、効果等の楽音の状態(この
実施例では、一例として、100種の楽音の状態)を各々
制御する複数の操作子からなる。プリセット操作子群22
は後述する複数組のプリセットデータ群(この実施例で
は、一例として、第1〜第16プリセットデータ群)に各
々対応した複数のプリセット操作子(この実施例では、
一例として、16個のプリセット操作子)からなり、各プ
リセット操作子は、プリセットデータ群の書込み又は読
出しの際に、各プリセットデータ群を各々指定する。メ
モリ操作子23は前記プリセットデータ群の書き込みを指
示する。モード選択操作子24はフット操作子30の機能を
選択する3個のモード選択操作子24−1,24−2,24−3か
らなり、モード選択操作子24−1はフット操作子30を無
機能にする第1モードを選択し、モード選択操作子24−
2はフット操作子30のオン操作毎に第1〜第16プリセッ
トデータ群をこの順に順次読出す第2モードを選択し、
モード選択操作子24−3はフット操作子30がオン操作さ
れると前記順序とは無関係に演奏者により予め指定され
た組のプリセットデータ群を読出す第3モードを選択す
る。上昇制御操作子25及び下降制御操作子26は前記第3
モードにおいて指定されるプリセットデータ群の組の番
号の上昇及び下降を制御して、該番号を所望の値に設定
する。表示器27は、第2モードにおいて現在読出されて
いる組の番号又は第3モードにおいて前記設定された組
の番号を表示する。なお、操作子群21,22,24の各操作子
は操作状態を表示する発光ダイオード等の表示素子を内
蔵している。パネル操作子スイッチ回路20aは制御パネ
ル20に配設された各操作子群21,22に各々属する各操作
子及び同パネル20に配設された各操作子23,24−1,24−
2,24−3,25,26に各々対応した複数の操作子スイッチか
らなり、各操作子スイッチはマイクロコンピュータ部60
からバス50を介して供給される操作子検出制御信号に応
じて、各操作子の操作状態データをバス50を介してマイ
クロコンピュータ部60に供給する。表示制御回路20bは
表示器27及び操作子群21,22,24の各操作子に内蔵した表
示素子に対応して設けられ、マイクロコンピュータ部60
からバス50を介して供給される表示制御データに基づき
表示器27及び前記表示素子の表示を制御する。
フット操作子30は、電子楽器の前面下部に設けられて通
常右足にて踏込み操作されるエクスプレッションペダル
31に組付けられており、右足によりオン操作されて上記
各モードにおけるプリセットデータ群の読出しを制御す
る。フットスイッチ32はフット操作子30に対応して設け
られており、マイクロコンピュータ部60からバス50を介
して供給される操作子検出制御信号に応じて、フット操
作子30の操作状態を表す操作状態データをバス50を介し
てマイクロコンピュータ部60に供給する。
楽音信号発生回路40は鍵盤10の鍵数より少ない複数の楽
音発生チャンネルと効果回路等を備え、これらの楽音発
生チャンネル及び効果回路は、鍵盤10における鍵操作、
制御パネル20の各操作子の操作及びフット操作子30の操
作に応じてマイクロコンピュータ部60からバス50を介し
て供給される鍵データ及び楽音制御データによって、楽
音の鍵音高及びピッチ、音色、音量、効果等の楽音の状
態が制御された楽音信号を形成して出力する。サウンド
システム41はアンプ、スピーカ等からなり、楽音信号発
生回路40から出力された楽音信号を楽音として発音す
る。
マイクロコンピュータ部60は、各々バス50に接続された
プログラムメモリ61,中央処理装置(以下単にCPUとい
う)62,ワーキングメモリ63及びパネル・プリセットデ
ータメモリ64を有する。プログラムメモリ61は読出し専
用メモリ(以下単にROMという)により構成され、第4
図乃至第8図のフローチャートに対応したプログラムを
記憶する。CPU62はプログラムを実行する。ワーキング
メモリ63は書込み可能メモリ(以下単にRAMという)に
より構成され、プログラムの実行に必要な変数及びデー
タを一時的に記憶する。以下にこれらの変数及びデータ
の主なものを列挙する。
鍵状態データKEYDT・・・鍵盤10の各鍵の操作状態を表
す。
操作子状態データSWDT・・・制御パネル20の各操作子及
びフット操作子30の各操作状態を表す。
モードデータMODE・・・モード選択操作子24−1,24−2,
24−により各々選択された第1乃至第3モードを“0"〜
“2"により各々表す。
シーケンス番号SEQ・・・第2モードにおいてフット操
作子30の操作により読出されるプリセットデータ群の組
の番号を表す(SEQ=1〜16)。
ジャンプ番号JUMP・・・第3モードにおいてフット操作
子30の操作により読出されるプリセットデータ群の番号
を表す(JUMP=1〜16)。
プリセット番号n・・・プリセットデータ群の書込み及
び読出しの実行の際に利用されて、プリセットデータ群
の組の番号を表す(n=1〜16)。
データ番号j・・・プリセットデータ群の書込み及び読
出しの実行の際に利用されて、プリセットデータ群に属
する各プリセットデータの番号を表す(j=1〜10
0)。
パネル・プリセットメモリ64はRAMにより構成され、楽
音制御操作子群21により設定されて楽音のピッチ、音
色、音量、効果等の楽音の状態を制御する楽音制御デー
タを記憶するもので、同メモリ64は、第3A図及び第3B図
に示されるように、パネルデータレジスタ群64a、第1
プリセットデータレジスタ群64−1乃至第16プリセット
データレジスタ群64−16に各々領域分割されている。パ
ネルデータレジスタ群64aは楽音信号発生回路40におけ
る現在の楽音形成に必要な楽音制御データをパネルデー
タPNLDT1〜PNLDT100として各レジスタに各々記憶する。
なお、これらのパネルデータRNLDT1〜PNLDT100に基づく
楽音の制御状態は操作子群21の各操作子に内蔵した表示
素子により制御パネル20にも表示されるようになってい
る。第1プリセットデータレジスタ群64−1乃至第16プ
リセットデータレジスタ群64−16は楽音制御データをプ
リセットデータPRSDT1,1〜PRSDT1,100・・・PRSDTi,1
PRSDTi,100・・・PRSDT16,1〜PRSDT16,100として記憶す
る。なお、第3B図中PRSDTi,jは第iプリセットデータレ
ジスタ群の第j番目のレジスタに記憶されるプリセット
データを示すもので、iは1〜16の整数であり、またj
は1〜100の整数である。
b.第1実施例の動作の説明 以上のように構成した第1実施例の動作を、第4図乃至
第8図のフローチャートを参照して説明する。制御パネ
ル20に配設された電源操作子(図示しない)の操作によ
り、CPU62は第4図のステップ100から「メイン」プログ
ラムの実行を開始して、ステップ110にて各種のデータ
及び変数を初期設定する。この初期設定により、少なく
ともモードデータMODEは“0"に設定され、シーケンス番
号SEQは「1」に設定され、ジャンプ番号JUMPは「1」
に設定される。
この初期設定後、CPU62はステップ120にて鍵スイッチ回
路10aに対しバス50を介して押離鍵検出制御信号を出力
することにより、同回路10aからバス50を介して鍵盤10
における各鍵の最新の鍵状態を表す鍵状態データを取込
み、該取込んだ鍵状態データとワーキングメモリ63内に
記憶されて以前の鍵状態を表す鍵状態データKEYDTとを
比較して、鍵盤10における押離鍵の変化を検出する。鍵
盤10において新たな押鍵及び離鍵がない場合、CPU62は
このステップ120にて「NO」すなわち鍵イベント無しと
判定して、プログラムをステップ130に進める。また、
鍵盤10において新たな押鍵又は離鍵があった場合、CPU6
2はこのステップ120にて「YES」すなわち鍵イベント有
りと判定して、次回の同ステップ120における押離鍵の
変化の検出のために該変化のあった鍵に関する上記最新
の鍵状態データによりワーキングメモリ63内の該当する
鍵状態データKEYDTを更新した後、プログラムをステッ
プ121の鍵データ処理ルーチンに進める。この鍵データ
処理ルーチンにおいて、CPU62は、上記鍵イベントが押
鍵に関するものであれば、押された鍵を楽音信号発生回
路40の複数の楽音発生チャンネルのいずれかに割当てる
チャンネル割当て処理を実行した後、割当てチャンネル
を表すチャンネルデータとともに押鍵を表すキーオンデ
ータ及び押された鍵を表すきーでーたを楽音信号発生回
路40にバス50を介して出力する。楽音信号発生回路40
は、これらのデータに基づき、前記チャンネルデータが
示す楽音信号チャンネルにて、キーデータにより示され
た音高の楽音信号の発生を開始する。また、上記鍵イベ
ントが離鍵に関するものであれば、CPU62は離された鍵
に関する楽音信号を発生中の楽音信号発生回路40の楽音
発生チャンネルを探し出した後、該チャンネルを表すチ
ャンネルデータと離鍵を表すキーオフデータを楽音信号
発生回路40にバス50を介して出力する。楽音信号発生回
路40は、これらのデータに基づき、前記チャンネルデー
タが示す楽音発生チャンネルにおける楽音信号の発生を
終了する。
ステップ121の処理後、CPU62はステップ130にてパネル
操作子スイッチ回路20a内の楽音制御操作子群21に対応
するスイッチ群に対してバス50を介して操作子検出制御
信号を出力することにより、同回路20a内の前記スイッ
チ群からバス50を介して楽音制御操作子群21の各操作子
の最新の操作状態を表す操作子状態データを取込み、該
取込んだ操作子状態データとワーキングメモリ63内に記
憶されて楽音制御操作子群21の以前の操作状態を表す操
作子状態データSWDTとを比較することにより、楽音制御
操作子群21における各楽音制御操作子の新たなオン操作
を検出する。楽音制御操作子群21のいずれの操作子も以
前から継続して操作されていない場合、同操作子群21の
いずれかの操作子のオン操作が継続している場合、及び
同操作子群21のいずれかの操作子のオン操作が解除され
た場合、すなわち同操作子21のいずれかの操作子も新た
にオン操作されない場合、CPU62はステップ130にて「N
O」すなわち楽音制御操作子の新たなオン操作無しと判
定してプログラムをステップ140に進める。ただし、前
記操作子群21のいずれかの操作子のオン操作が解除され
た場合には、次回の同ステップ130における楽音制御操
作子群21に属する各操作子の新たなオン操作の検出のた
めに、CPU62は同ステップ130にて前記オン操作の解除さ
れた操作子に関する最新の操作子状態データによりワー
キングメモリ63内の該当する操作子状態データSWDTを更
新しておく。
一方、楽音制御操作子群21のいずれかの操作子が新たに
オン操作された場合、CPU62はステップ130にて「YES」
すなわち楽音制御操作子の新たなオン操作有りと判定し
て、次回の同ステップ130における楽音制御操作子群21
に属する各操作子の新たなオン操作の検出のために、前
記オン操作された操作子に関する最新の操作子状態デー
タによりワーキングメモリ63内の該当する操作子状態デ
ータSWDTを更新した後、プログラムをステップ131に進
める。ステップ131にて、CPU62は上記オン操作された操
作子に応じて変更された楽音制御データをパネルレジス
タ群64aの該当レジスタに書込むことにより、パネルデ
ータPNLDT1〜PNLDT100を楽音制御操作子群21の各操作子
の操作に応じて更新する。これらのデータの更新後、CP
U62はステップ132にて更新されたパネルデータPNLDT1
PNLDT100を楽音信号発生回路40に出力する。楽音信号発
生回路40は、この出力されたパネルデータPNLDT1〜PNLD
T100に基づいて、同回路40にて形成される楽音のピッ
チ、音色、音量、効果等の楽音の状態を制御する。これ
により、発音される楽音の状態が楽音制御操作子群21の
各操作子の操作に応じて変更制御される。また、同ステ
ップ132にて、CPU62は上記更新されたパネルデータPNLD
T1〜PNLDT100に対応した表示制御データをバス50を介し
て表示制御回路20bにも出力し、表示制御回路20bは、こ
の表示制御データに基づき、楽音制御操作子群21の各操
作子に内蔵された表示素子の点灯及び消灯を制御する。
これにより、パネルデータレジスタ群64aにパネルデー
タPNLDT1〜PNLDT100として記憶されている楽音制御デー
タの状態すなわち楽音信号発生回路40にて発生される現
在の楽音の制御状態が制御パネル上に表示されることに
なる。
ステップ132の処理後、CPU62はステップ140にてパネル
操作子スイッチ回路20a内のプリセット操作子群22に対
応するスイッチ群に対してバス50を介して操作子検出制
御信号を出力することにより、同回路20内の前記スイッ
チ群からバス50を介してプリセット操作子群22の各操作
子の最新の操作状態を表す操作子状態データを取込み、
該取込んだ操作子状態データとワーキングメモリ63内に
記憶されてプリセット操作子群22の以前の操作子状態を
表す操作子状態データSWDTとを比較することにより、プ
リセット操作子群22における各プリセット操作子の新た
なオン操作を検出する。プリセット操作子群22のいずれ
の操作子も以前から継続して操作されていない場合、同
操作子群22のいずれか操作子のオン操作が継続している
場合、及び同操作子群22のいずれかのオン操作が解除さ
れた場合、すなわちプリセット操作子群22のいずれの操
作子も新たにオン操作されない場合、CPU62はステップ1
40にて「NO」すなわちプリセット操作子の新たなイン操
作無しと判定してプログラムをステップ150に進める。
ただし、前記操作子群22のいずれかの操作子のオン操作
が解除された場合には、次回の同ステップ140における
プリセット操作子群22に属する各操作子の新たなオン操
作の検出のために、CPU62は同ステップ140にて前記オン
操作の解除された操作子に関する最新の操作子状態デー
タによりワーキングメモリ63内の該当する操作子状態デ
ータSWDTを更新しておく。
一方、プリセット操作子群22のいずれかの操作子が新た
にオン操作された場合、CPU62はステップ140にて「YE
S」すなわちプリセット操作子の新たなオン操作有りと
判定して、次回の同ステップ140におけるプリセット操
作子群22に属する各操作子の新たなオン操作の検出のた
めに、前記オン操作された操作子に関する最新の操作子
状態データによりワーキングメモリ63内の該当する操作
子状態データSWDTを更新した後、プログラムをステップ
141に進める。ステップ141にて、CPU62はプリセット番
号nを上記オン操作されたプリセット操作子に対応した
番号に設定するとともに、該プリセット操作子に内蔵し
た表示素子を点灯させる表示制御データを表示制御回路
20bに出力する。そして、表示制御回路20bはプリセット
操作子群22の前記プリセット操作子に内蔵した表示素子
のみを点灯し、他のプリセット操作子に内蔵した表示素
子を消灯させる。このステップ141の処理後、CPU62はス
テップ142にて第5図のフローチャートに対応した「プ
リセット処理」サブプログラムを読出し、同プログラム
の実行に移る。
この「プリセット処理」サブプログラムにおいて、CPU6
2は同プログラムの実行をステップ200から開始し、ステ
ップ201にてパネル操作子スイッチ回路20a内のメモリ操
作子23に対応するスイッチに対してバス50を介して操作
子検出制御信号を出力することにより、同スイッチから
バス50を介してメモリ操作子23の現在の操作状態を示す
操作子状態データを取込み、該取込んだ操作子状態デー
タに基づきメモリ操作子23がオン操作されているか否か
を判断する。メモリ操作子23がオン操作されていれば、
CPU62は前記判断において「YES」と判定し、ステップ20
2にて第3A図のパネルデータレジスタ群64aに記憶されて
いるパネルデータPNLDT1〜PNLDT100を、ステップ141の
処理により設定されたプリセット番号nに対応した第3B
図の第nプリセットデータレジスタ群64−nにブロック
転送し、同第nプリセットデータレジスタ群64−nの各
レジスタに全てのパネルデータPNLDT1〜PNLDT100を記憶
させる。これにより、第n組のプリセットデータPRSDT
n,1〜PRSDTn,100が各々パネルデータPNLDT1〜PNLDT100
に設定されるので、演奏者は楽音制御操作子群21の各操
作に伴うステップ131の処理によりパネルデータPNLDT1
〜PNLDT100を変更した後、メモリ操作子23をオン操作し
た状態でプリセット操作子群22の所望のプリセット操作
子をオン操作すれば、該操作したプリセット操作子に対
応した組のプリセットデータPRSDTを設定することがで
きる。そして、上記繰返し操作により、第1乃至第16組
のプリセットデータPRSDT1,1〜PRSDT1,100・・・PRSDT
i,1〜PRSDTi,100・・・PRSDT16,1〜PRSDT16,100を種々
の楽音制御データに設定できる。上記ステップ202の処
理後、CPU62はステップ203にてこの「プリセット処理」
サブプログラムの実行を終了して第4図の「メイン」プ
ログラムのステップ150の処理に移る。
また、上記ステップ201の判断時に、メモリ操作子23が
オン操作されていなければ、CPU62は前記判断において
「NO」と判定し、ステップ204にて第6図のフローチャ
ートに対応した「プリセット実行処理」サブプログラム
を読出し、同プログラムの実行に移る。この「プリセッ
ト実行処理」サブプログラムにおいて、CPU62はステッ
プ300から同プログラムの実行を開始し、ステップ301に
てデータ番号jを「1」に設定し、ステップ302にて第3
A図のパネルデータレジスタ群64aに記憶されている第j
(=「1」)番目のパネルデータPNLDTjと、第4図のス
テップ141にて設定されたプリセット番号nが示す第3B
図の第nプリセットデータレジスタ群64−nに記憶され
ている第j(=「1」)番目のプリセットデータPRSDT
n,jとを比較する。この比較において、前記両データPNL
DTj,PRSDTn,jが等しければ、CPU62はステップ302にて
「YES」と判定し、プログラムをステップ305に進める。
また、前記両データPNLDTj,PRSDTn,jが等しくなけれ
ば、CPU62はステップ302にて「NO」と判定し、ステップ
303にてパネルデータPNLDTjをプリセットデータPRSDT
n,jに設定し、ステップ304にてこのパネルデータPNLDTj
をバス50を介して楽音信号発生回路40に出力するととも
に、同データPNLDTjに応じた表示制御データをバス50を
介して制御回路20bに出力する。これにより、楽音信号
発生回路40は同回路40にて形成される楽音の状態をパネ
ルデータPNLDTjに応じて設定変更し、また表示制御回路
40bは供給された表示制御データに応じて楽音制御操作
子群21に属する操作子に内蔵された表示素子の点灯及び
消灯を制御する。
上記ステップ302又はステップ304の処理後、CPU62は、
ステップ305にてデータ番号j(=「1」)に「1」を
加算することにより同番号jを「2」に設定し、ステッ
プ306にてデータ番号j(=「2」)が「100」以下(j
≦100)であるとの条件の基に「YES」と判定して、プロ
グラムをステップ302に戻す。次に、CPU62は上述と同様
のステップ302〜304の処理を実行した後、ステップ305
にてデータ番号jを「1」増加させて、再びステップ30
2〜304の処理を実行する。このように、CPU62は、デー
タ番号jを順次「1」ずつ増加させながらステップ302
〜306の循環処理を実行し続けてパネルデータPNLDTを順
次プリセットデータPRSDTにより更新し、この循環処理
中データ番号jが「100」より大きくなると、ステップ3
06にて「NO」と判定して、ステップ307にてこの「プリ
セット実行処理」サブプログラムの実行を終了し、第5
図のステップ203の処理を経由して、第4図の「メイ
ン」プログラムのステップ150の処理に移る。上記のよ
うな「プリセット実行処理」サブプログラムの実行によ
り、パネルデータPNLDT1〜PNLDT100は第n組のプリセッ
トデータPRSDTn,1〜PRSDTn,100と同じに設定され、かつ
このパネルデータPNLDT1〜PNLDT100に基づいて楽音信号
発生回路40にて形成される楽音の状態が制御されるの
で、演奏者はメモリ操作子23をオン操作しない状態でプ
リセット操作子群22の所望のプリセット操作子をオン操
作すれば、該操作したプリセット操作子に対応した群の
プリセットデータに応じて楽音の状態を設定変更でき
る。また、楽音制御操作子群21の各操作子に内蔵した表
示素子の点灯及び消灯もパネルデータPNLDT1〜PNLDT100
により制御されるので、演奏者は視覚的にも楽音の制御
状態を認識できる。
上記のようなプリセット処理後、CPU62はステップ150に
てフットスイッチ32に対してバス50を介して操作子検出
制御信号を出力することにより、同スイッチ32からバス
50を介してフット操作子30に関する操作子状態データを
取込み、該取込んだ操作子状態データとワーキングメモ
リ63内に記憶されてフット操作子30の以前の操作状態を
表す操作子状態データSWDTとを比較することにより、フ
ット操作子30の新たなオン操作を検出する。フット操作
子30が以前から継続してオン操作されていない場合、同
操作子30のオン操作が継続している場合、及び同操作子
30のオン操作が解除される場合、すなわち同操作子30が
新たにオン操作されない場合、CPU62はステップ150にて
「NO」すなわちフット操作子30の新たなオン操作無しと
判定してプログラムをステップ160に進める。ただし、
フット操作子30のオン操作が解除された場合には、次回
のステップ150におけるフット操作子30の新たなオン操
作の検出のために、CPU62は同ステップ150にてワーキン
グメモリ63内のフット操作子30に対応する操作子状態デ
ータSWDTをオン操作の解除を表す操作子状態データに更
新しておく。
一方、フット操作子30が新たに操作された場合、CPU62
はステップ150にて「YES」すなわちフット操作子30の新
たなオン操作有りと判定して、次回の同ステップ150に
おけるフット操作子30の新たなオン操作検出のために、
ワーキングメモリ63内のフット操作子30に対応する操作
子状態データSWDTをオン操作を表す操作子状態データに
更新した後、ステップ151にて第7図のフローチャート
に対応した「フットスイッチ処理」サブプログラムを読
出し、同プログラムの実行に移る。
この「フットスイッチ処理」サブプログラムにおいて、
CPU62は同プログラムの実行をステップ400から開始し、
ステップ401にてモード選択操作子24−1,24−2,24−3
の操作により後述の処理にて設定されるモードデータMO
DEの値が“0"であるか“1"であるか、又は“2"であるか
を判断する。この判断において、モードデータMODEが
“0"であれば、CPU62はプログラムをステップ402に進
め、この「フットスイッチ処理」サブプログラムの実行
を終了する。これによりモードデータMODEが“0"のとき
には、フット操作子30がオン操作されても何の処理も実
行されない。
また、上記ステップ401の判断において、モードデータM
ODEが“1"であれば、CPU62はプログラムをステップ402
に進め、同ステップ402にてシーケンス番号SEQに「1」
を加算することにより同番号SEQを「1」増加させる。
次に、CPU62はステップ403にてシーケンス番号SEQが「1
6」より大きいか否かを判断し、同番号SEQ「16」以下で
あれば同ステップ403にて「NO」と判定してプログラム
をステップ405に進め、同番号SEQが「16」より大きけれ
ば同ステップ403にて「YES」と判定して、ステップ404
にて同番号SEQを「1」に設定した後、プログラムをス
テップ405に進める。このステップ402〜404の処理によ
り、シーケンス番号SEQはフット操作子30のオン操作毎
に「1」〜「16」を順次繰返す値となる。そして、CPU6
2はステップ405にてプリセット番号nをシーケンス番号
SEQに設定するとともに、この設定したプリセット番号
nを表す制御データを表示制御回路20bに出力する。表
示制御回路20bはこの表示制御データに基づいて表示器2
7を制御し、表示器27にてプリセット番号nを数字表示
させる。
このステップ405の処理後、CPU62はステップ406にて上
述した第6図のフローチャートに対応した「プリセット
実行処理」サブプログラムを読出して、同プログラムを
実行することにより、シーケンス番号SEQに等しいプリ
セット番号nに基づいてパネルデータPNLDT1〜PNLDT100
を第n組のプリセットデータPRSDTn,1〜PRSDTn,100に設
定するとともに、楽音信号発生回路40にて形成される楽
音の状態を前記設定したパネルデータPNLDT1〜PNLDT100
に基づいて制御する。なお、このとき楽音制御操作子群
21の各操作子に内蔵した表示素子も、上述のように、PN
LDT1〜PNLDT100に基づいて各々点灯及び消灯される。こ
れにより、第2モードにて演奏中にフット操作子30がオ
ン操作されれば、このオン操作毎に楽音の状態を制御す
るデータ群が順次第1組のプリセットデータPRSDT1,1
PRSDT1,100から第16組のプリセットデータPRSDT16,1〜P
RSDT16,100まで切換え制御されるので、演奏者は左右両
手を鍵演奏に利用している場合においても、簡単な操作
により楽音の状態を自由に設定変更できる。上記ステッ
プ406の処理後、CPU62はステップ402にて「フットスイ
ッチ処理」サブプログラムの実行を終了する。
さらに、上記ステップ401の判断において、モードデー
タMODEが“2"であれば、CPU62はプログラムをステップ4
07に進め、同ステップ407にてプリセット番号nをジャ
ンプ番号JUMPに設定し、ステップ406にて上記のように
「プリセット実行処理」サブプログラムを実行すること
により、ジャップ番号JUMPに等しいプリセット番号nに
基づいてパネルデータPNLDT1〜PNLDT100を第n組のプリ
セットデータPRSDTn,1〜PRSDTn,100に設定するととも
に、楽音信号発生回路40にて形成される楽音の状態を前
記設定したパネルデータPNLDT1〜PNLDT100に基づいて制
御する。なお、このときも上記と同様に、楽音制御操作
子群21の各操作子に内蔵した表示素子は各々PNLDT1〜PN
LDT100に基づいて点灯及び消灯される。これにより、第
3モードにて演奏中にフット操作子30がオン操作されれ
ば、このオン操作により楽音の状態を制御するデータ群
がジャンプ番号JUMPに対応した群のプリセットデータPR
SDTに変更制御され、またこのジャンプ番号JUMPは後述
するように演奏者により任意に設定されるものなので、
演奏者は左右両手を鍵演奏に利用している場合において
も、簡単な足操作により楽音の状態を予め設定した任意
状態に自由に変更できる。上記ステップ406の処理後、C
PU62はステップ402にて「フットスイッチ処理」サブプ
ログラムの実行を終了する。
上記「フットスイッチ処理」サブプログラムの実行後、
CPU62は第4図の「メイン」プログラムのステップ160の
処理に移り、ステップ160にて第8図のフローチャート
に対応した「モード処理」サブプログラムを読出し、同
プログラムを実行する。この「モード処理」サブプログ
ラムにおいては、CPU62はステップ500からプログラムの
実行を開始し、ステップ501にてパネル操作子スイッチ
回路20a内のモード選択操作子24−1,24−2,24−3に各
々対応する各スイッチに対して操作子検出制御信号をバ
ス50を介して出力することにより、同回路20a内の前記
各スイッチからバス50を介して前記各スイッチに関する
操作子状態データを取込み、該取込んだ操作子状態デー
タに応じてモードデータMODEを設定する。このモードデ
ータMODEの設定においては、モード選択操作子24−1が
オン操作されていればモードデータMODEは“0"に設定さ
れ、モード選択操作子24−2がオン操作されていればモ
ードデータMODEは“1"に設定され、モード選択操作子24
−3がオン操作されていればモードデータMODEは“2"に
設定され、またモード選択操作子24−1,24−2,24−3の
いずれもオン操作されていなければモードデータMODEは
以前の値に保持される。これにより、モードデータMODE
は演奏者のモード選択操作子24−1,24−2,24−3の操作
により“0"〜“2"のいずれかの値に設定される。また、
上記のようにモードデータMODEが新たに設定さた場合に
は、CPU62はモードデータ選択操作子24−1,24−2,24−
3のうち、モードデータMODEが示す値に対応したが操作
子に内蔵した表示素子を点灯しかつ他の操作子に内蔵し
た表示素子を消す表示制御データを表示制御回路20bに
出力する。
次に、CPU62はステップ502にてモードデータMODEが“2"
であるか否かを判断し、同データMODEが“2"でなけれ
ば、同ステップ502にて「NO」と判定してプログラムを
ステップ503に進め、ステップ503にてこの「モード処
理」サブプログラムの実行を終了する。また、モードデ
ータMODEが“2"であれば、CPU62はステップ502にて「YE
S」と判定し、ステップ504にてジャンプ番号JUMPを表す
制御データを表示制御回路20bに出力する。表示制御回
路20bはこの表示制御データに基づいて表示器27を制御
し、表示器27にてジャンプ番号JUMPを数字表示させる。
このステップ504の処理後、CPU62はジャンプ番号JUMPの
上昇及び下降を各々制御するステップ505〜507からなる
ジャンプ番号上昇制御ルーチン及びステップ508〜510か
らなるジャンプ番号制御ルーチンにプログラムを進め
る。このジャンプ番号制御ルーチンにおいては、CPU62
がステップ505にてパネル操作子スイッチ回路20a内の上
昇制御操作子25に対応したスイッチに対して操作子検出
制御信号をバス50を介して出力することにより、前記ス
イッチからバス50を介して上昇制御操作子25に関する操
作子状態データを取込み、該取込んだ操作子状態データ
に基づいて上昇制御操作子25がオン操作されているかを
判断する。上昇制御操作子25がオン操作されていれば、
CPU62は、上記ステップ505にて「YES」と判定してプロ
グラムをステップ506に進め、ステップ506にてジャンプ
番号JUMPが「16」未満であれば、「YES」と判定してス
テップ507にてジャンプ番号JUMPに「1」を加算するこ
とによりジャンプ番号JUMPを「1」上昇させ、ジャンプ
番号上昇制御処理ルーチンの実行を終了する。また、上
昇制御操作子25がオン操作されていない場合又はジャン
プ番号JUMPが「16」未満でない場合、CPU62はステップ5
05,506にて各々「NO」と判定してステップ507の処理を
介さずジャンプ番号上昇制御処理ルーチンの実行を終了
する。
このジャンプ番号上昇制御処理ルーチンの実行後、CPU6
2はジャンプ番号下降制御処理ルーチンの実行に移り、
ステップ508にてパネル操作子スイッチ回路20a内の下降
制御操作子26に対応したスイッチに対して操作子検出制
御信号をバス50を介して出力することにより、前記スイ
ッチからバス50を介して下降制御操作子26に関する操作
子状態データを取込み、該取込んだ操作状態データに基
づいて下降制御操作子26がオン操作されているかを判断
する。下降制御操作子26がオン操作されていれば、CPU6
2は上記ステップ508にて「YES」と判定してプログラム
をステップ509に進め、ステップ509にてジャンプ番号JU
MPが「1」より大きければ、「YES」と判定して、ステ
ップ510にてジャンプ番号JUMPから「1」を減算するこ
とによりジャンプ番号JUMPを「1」下降させ、ジャンプ
番号下降制御処理ルーチンの実行を終了する。また、下
降制御操作子26がオン操作されていない場合又はジャン
プ番号JUMPが「1」より大きくない場合、CPU62はステ
ップ508,509にて各々「NO」と判定してステップ510の処
理を介さずジャンプ番号下降制御処理ルーチンの実行を
終了する。
これらの上昇及び下降制御処理ルーチンの終了後、CPU6
2はステップ503にてこの「モードデータ処理」サブプロ
グラムの実行を終了して、第4図の「メイン」プログラ
ムのステップ110の処理に移り、以降上記のようなステ
ップ110,120,121,130〜132,140〜142,150,151,160の循
環処理を実行し続ける。この循環処理により、一循環毎
にステップ160の「モード処理」サブプログラムが実行
され、この「モード処理」サブプログラムにおいて、上
記ようにモード選択操作子24−1,24−2,24−3のオン操
作に応じてモードデータMODEが更新され、また上昇制御
操作子25又は下降制御操作子26のオン操作に応じてジャ
ンプ番号JUMPが「1」ずつ上昇又は下降制御されるの
で、演奏者は第3モードにおけるフット操作子30のオン
操作により指定されるプリセットデータORSDTのジャン
プ先を、上昇制御操作子25及び下降制御操作子26により
自由に設定できる。また、ステップ504の処理によりジ
ャンプ番号JUMPが表示基音27により表示されるので、演
奏者は表示器27により前記ジャンプ先のジャンプ番号JU
MPを視覚的にも確認できる。
c.第2実施例の説明 次に、上記第1実施例の第2図のプリセット操作子群22
の各操作子の操作に応じて、ジャンプ番号JUMPが自動的
に設定されるようにしたこの発明の第2実施例について
説明する。この第2実施例は、次の2点を除き、第1実
施例と同一に構成されており、以下第1実施例と異なる
点についてのみ説明する。
(1)この第2実施例においては、パネル・プリセット
データメモリ64(第2図)は、第1実施例の第1乃至第
16プリセットデータレジスタ群64−1〜64−16(第3B
図)に換えて、第9図に示す第1乃至第16プリセットデ
ータレジスタ群64−1*〜64−16*を有する。これらの
第1乃至第16プリセットデータレジスタ群64−1*〜64
−16*は、第1実施例と同様にプリセットデータPRSDT
1,1〜PRSDT1,100・・・PRSDTi,1〜PRSDTi,100・・・PRS
DT16,1〜PRSDT16,100を各々記憶する100個のレジスタを
有するとともに、さらに上述のジャンプ番号JUMPをプリ
セットデータPRSDT1,101・・・PRSDTi,101・・・PRSDT
16,101として記憶するレジスタを有する。
(2)この第2実施例においては、プログラムメモリ61
(第2図)は、第1実施例の第5図及び第6図のフロー
チャートに各々対応した「プリセット処理」サブプログ
ラム及び「プリセット実行処理」サブプログラムに換え
た、該サブプログラムを各々一部変形した「変形プリセ
ット処理」サブプログラム及び「変形プリセット実行処
理」サブプログラムを記憶している。
この「変形プリセット処理」サブプログラムは、第10図
のフローチャートにより示されるように、第1実施例の
「プリセット処理」サブプログラムに対し、ステップ20
2の処理後に実行されるステップ250*が付加されてい
る。なお、他の各ステップの処理については、第5図の
各ステップの処理と同一なので、第5図の各ステップと
同一符号を付してその説明を省略する。このステップ25
0*の処理は、ジャンプ番号JUMPをプリセット番号nに
より指定された第nプリセットデータレジスタ群64−n
*の第101番目のレジスタにプリセットデータPRSDT
n,101として記憶させるものである。これにより、プリ
セット操作子群22のいずれかのプリセット操作子及びメ
モリ操作子23が同時にオン操作されたとき実行される
「変形プリセット処理」サブプログラムのステップ200
〜203の処理ルーチンにおいて、ステップ202にてパネル
データPNLDT1〜PNLDT100が第1乃至第16プリセットデー
タレジスタ群64−1*〜64−16*のうちの前記操作され
たプリセット操作子に対応したレジスタ群にプリセット
データPRSDTとして設定記憶された後、ステップ250*に
て上昇制御操作子25及び下降制御操作子26により設定さ
れた値を示すジャンプ番号JUMP(第8図の「モード処
理」参照)が前記レジスタ群に第101番目のプリセット
データPRSDTとして記憶される。
また、「変形プリセット実行処理」サブプログラムは、
第11図のフローチャートにより示されるように、第1実
施例の「プリセット実行処理」サブプログラムに対し、
ステップ306の処理後に実行されるステップ350が付加さ
れている。なお、他の各ステップの処理については、第
6図の各ステップの処理と同一なので、第6図の各ステ
ップと同一番号を付してその説明を省略する。このステ
ップ350*の処理は、ジャンプ番号JUMPをプリセット番
号nにより指定される第nプリセットデータ群64−n*
の第101番目のレジスタに記憶されているPRSDTn,101
示す値に設定するものである。これにより、メモリ操作
子23がオン操作されていない状態で、プリセット操作子
群22のいずれかのプリセット操作子がオン操作されたと
き実行される「変形プリセット実行処理」サブプログラ
ムにおいて、ステップ301〜306の処理にて、第1乃至第
16プリセットデータレジスタ群64−1*〜64−16*のう
ち、前記操作されたプリセット操作子に対応したプリセ
ットレジスタ群に記憶されている全ての楽音状態制御用
のプリセットデータPRSDTにより、パネルデータレジス
タ群64aに記憶されているパネルデータPNLDT1〜PNLDT
100が更新され、かつ楽音信号発生回路40にて形成され
る楽音の状態が同パネルデータPNLDT1〜PNLDT100によっ
て制御された後、ステップ350*にてジャンプ番号JUMP
が前記プリセットデータレジスタ群の101番目のプリセ
ットデータPRSDTの示す値に設定される。なお、この設
定されたジャンプ番号JUMPはこの状態からも上昇制御操
作子25及び下降制御操作子26により第1実施例と同様に
変更制御されるものである。
上記のような第2実施例によれば、演奏者は各楽曲の演
奏前に、楽音状態制御用の各プリセットデータPRSDTに
対応させて、ジャンプ番号JUMPを記憶させることができ
るので、演奏中に上昇制御操作子25及び下降制御操作子
26を操作することなく、各プリセットデータの読出しと
ともにジャンプ番号を指定できる。その結果、演奏中に
おける操作子の操作回数が減少して、当該電子楽器の演
奏性能がさらに向上する。
d.他の実施例 なお、上記第1及び第2実施例は次のような変形を施し
ても実施できるものである。
(1)上記第1及び第2実施例においては、第1及至第
16組のプリセットデータPRSDT1,1〜PRSDT1,100・・・PR
SDT16,1〜PRSDT16,100の読出しを制御するための操作子
として、エクスプレッションペダル31に組付けたフット
操作子30を用いるようにしたが、上記操作子として通常
演奏者の右膝の左右動により操作されるニーレバーを用
いるようにしても、上記実施例と同等な効果が達成でき
る。また、この操作子は足により操作されれるものに限
らず、制御パネル20上のプリセット操作子群22とは異な
る位置で、演奏者が手で操作し易い位置に配置された大
きな操作子により構成されるようにしてもよい。これに
よれば、演奏者は、常に、プリセット操作子群22とは離
れた位置にある大きな操作子を操作すればよく、演奏中
に操作すべき操作子を目で確認する必要もなくなるの
で、操作子の操作性能が悪化することはなく、上記実施
例とほぼ同等な効果が達成される。
(2)上記第1及び第2実施例においては、フット操作
子30は第1及至第16組のプリセットデータPRSDT1,1〜PR
SDT1,100・・・PRSDT16,1〜PRSDT16,100の読出しのみに
利用するようにしたが、さらにモードの種類を増やし、
このフット操作子を図示しないオートリズム装置、自動
伴奏装置等におけるオートリズムの開始及び停止,自動
伴奏の開始及び停止等他の機能を兼用させるようにして
もよい。また、表示器27がオートリズム、自動伴奏のテ
ンポの数値表示,リズム進行表示等、他の種類の表示も
できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は特許請求の範囲第1項に記載した第1発
明の構成に対応する図、同図(B)は特許請求の範囲第
2項に記載した第2発明の構成に対応する図,第2図は
電子楽器の概略ブロック図,第3A図及び第3B図は第2図
のパネル・プリセットデータメモリのメモリマップ,第
4図乃至第8図は第2図のマイクロコンピュータ部60に
て実行される「メイン」プログラム,「プリセット処
理」サブプログラム,「プリセット実行処理」サブプロ
グラム,「フットスイッチ処理」サブプログラム及び
「モード処理」サブプログラムの各々一例を表すフロー
チャート、第9図は第3B図のプリセットデータメモリの
メモリマップの変形例、並びに第10図及び第11図は各々
第5図及び第6図のサブプログラムの変形例を示すフロ
ーチャートである。 符号の説明 10……鍵盤、10a……鍵スイッチ回路、20……制御パネ
ル、20a……操作子スイッチ回路、20b……表示制御回
路、21……楽音制御操作子群、22……プリセット操作子
群、23……メモリ操作子、24……モード選択操作子群、
25……上昇制御操作子、26……下降制御操作子、27……
表示器、30……フット操作子、32……フットスイッチ、
40……楽音信号発生回路、60……マイクロコンピュータ
部、64……パネル・プリセットデータメモリ、64a……
パネルデータレジスタ群、64−1〜64−16,64−1*〜6
4−16*……プリセットデータレジスタ群。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子楽器の一部に配列された複数のプリセ
    ット操作子と、 楽音の状態を制御する複数組の楽音制御データ群を前記
    複数のプリセット操作子に各々対応して各組毎に記憶す
    る楽音制御データ記憶手段と、 前記複数のプリセット操作子の各操作に応じて同操作さ
    れたプリセット操作子に対応する組の楽音制御データ群
    を前記楽音制御データ記憶手段から読出し出力する読出
    し手段と を備え、音高指定手段における音高指定に応じて楽音形
    成手段にて形成される楽音の状態を、前記読出し出力さ
    れた楽音制御データ群に応じて制御する電子楽器の楽音
    状態制御装置において、 前記楽音制御データ群の各組を各々表す複数のプリセッ
    ト番号のうちの任意の番号を指定するプリセット番号指
    定操作子と、 前記プリセット番号指定操作子により指定された一つの
    プリセット番号を記憶するプリセット番号記憶手段と、 前記複数のプリセット操作子とは異なる部分に配設され
    た演奏操作子と、 前記演奏操作子の操作に応答し、前記プリセット操作子
    の操作による楽音制御データ群の読出しに代えて、前記
    プリセット番号記憶手段に記憶されているプリセット番
    号が示す組の楽音制御データ群を前記楽音制御データ記
    憶手段から読出し出力するように前記読出し手段を制御
    する読出し変更制御手段と を設けたことを特徴とする電子楽器の楽音状態制御装
    置。
  2. 【請求項2】電子楽器の一部に配列された複数のプリセ
    ット操作子と、 楽音の状態を制御する複数組の楽音制御データ群を前記
    複数のプリセット操作子に各々対応して各組毎に記憶す
    る楽音制御データ記憶手段と、 前記複数のプリセット操作子の各操作に応じて同操作さ
    れたプリセット操作子に対応する組の楽音制御データ群
    を前記楽音制御データ記憶手段から読出し出力する読出
    し手段と を備え、音高指定手段における音高指定に応じて楽音形
    成手段にて形成される楽音の状態を、前記読出し出力さ
    れた楽音制御データ群に応じて制御する電子楽器の楽音
    状態制御装置において、 前記楽音制御データ群の各組を各々表す複数のプリセッ
    ト番号のうちの任意の番号を指定するプリセット番号指
    定操作子と、 前記楽音制御データ群の各組にそれぞれ対応して前記プ
    リセット番号指定操作子により指定された複数のプリセ
    ット番号をそれぞれ記憶するプリセット番号記憶手段
    と、 前記複数のプリセット操作子とは異なる部分に配設され
    た演奏操作子と、 前記演奏操作子の操作に応答し、前記プリセット操作子
    の操作による楽音制御データ群の読出しに代えて、前記
    プリセット番号記憶手段に記憶されていて前記複数のプ
    リセット操作子により指定されている楽音制御データ群
    に対応したプリセット番号が示す組の楽音制御データ群
    を前記楽音制御データ記憶手段から読出し出力するよう
    に前記読出し手段を制御する読出し変更制御手段と を設けたことを特徴とする電子楽器の楽音状態制御装
    置。
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