JP3057711B2 - 楽音制御装置 - Google Patents

楽音制御装置

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JP3057711B2
JP3057711B2 JP2129188A JP12918890A JP3057711B2 JP 3057711 B2 JP3057711 B2 JP 3057711B2 JP 2129188 A JP2129188 A JP 2129188A JP 12918890 A JP12918890 A JP 12918890A JP 3057711 B2 JP3057711 B2 JP 3057711B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、発生する楽音のピッチ,音色,音量,効
果等の状態を制御する電子楽器の楽音制御装置に係り、
特に発生する楽音の状態を制御する操作子の操作子デー
タ群を、予め記憶装置に複数組記憶しておき、この記憶
した複数組の操作子データ群を楽曲の進行に従って順次
読み出すことにより、発生する楽音の状態を設定変更す
るようにした、いわゆるプリセット方式の楽音制御装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
プリセット方式の楽音制御装置は、一般に複数のプリ
セット操作子を備え、これら複数のプリセット操作子に
対応して複数組の楽音制御データ群を記憶装置に記憶し
ている。演奏者は楽曲の進行にしたがって何れかのプリ
セット操作子を操作し、操作したプリセット操作子に対
応する楽音制御データ群を記憶装置から読み出して発生
する楽音のピッチ,音色,音量,効果等の状態を設定変
更する。従って、演奏者は電子楽器の前面パネルに配列
されている複数の各種楽音制御操作子のそれぞれを操作
することなしに、プリセット操作子を操作するのみで発
生する楽音の状態を設定変更することが出来る。
また、複数組の楽音制御データ群を、楽曲の進行順に
したがって予め順番にプリセット操作子にそれぞれ記憶
しておき、演奏者が楽曲の進行にしたがって単一の操作
子、例えば、フット操作子を操作することによって決ま
った順番でプリセット操作子を選択し、そのプリセット
操作子に記憶されている楽音制御データ群を順番に読み
出して発生する楽音のピッチ,音色,音量,効果等の楽
音状態を設定変更する楽音制御装置も提案されている。
この装置によると、演奏者は楽曲の進行中に単一の操作
子のみを操作すればよいので、楽音状態の設定変更をさ
らに容易に行うことが出来る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した一般の楽音制御装置によると、演奏者は複数
のプリセット操作子のうち何れかの操作子を操作するの
みで楽音状態の設定変更を行うことが出来る。しかし、
プリセット操作子は電子楽器の前面パネルに一列または
複数列に配置されているため、演奏中に所望のプリセッ
ト操作子を確認したのち操作することは、演奏者にとっ
てかなりの熟練を要する。特に速い鍵演奏を必要とする
フレーズでの操作は熟練者にとっても高度の技能が要求
される。
また、単一の操作子の操作により楽音状態の設定変更
を行う楽音制御装置によると、演奏者が演奏中にプリセ
ット操作子を操作する必要がなくなるが、この装置は電
子楽器全体の設定状態の一斉切り換えに限定されてお
り、加えてプリセット操作子を切り換える順番は常に決
まっているため、楽曲中に全く同一の楽音設定状態が複
数個所ある場合は、記憶装置の対応する記憶領域に全く
同一の楽音制御データ群をそれぞれ別途に記憶しなけれ
ばならず、プリセット操作子が多数必要になるという不
都合がある。また、単一の操作子として、例えば、フッ
ト操作子を用いた場合は、フット操作子による他の制御
機能、例えば、自動リズム演奏のスタート/ストップ制
御機能との切り換えを必要とし、操作のたびに制御機能
の選択をし直さなければならないという不便さがある。
この発明は、変更を要する制御データのみを記憶装置
に記憶することで記憶容量の削減を図り、また、記憶装
置に記憶した制御データを、単一の操作子の操作によっ
て読み出す際に、自動演奏の制御をも同時に可能となる
電子楽器の楽音制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の請求項1の楽音制御装置は、楽音信号を発生
する楽音信号発生手段と、自動演奏する自動演奏手段と
を有する楽音制御装置であって、前記楽音信号の特性を
制御するための第1種類の複数のデータおよび前記自動
演奏を制御するための第2種類の複数のデータのうちの
任意の1乃至複数のデータを指定可能な指定手段と、前
記指定手段により指定されたデータのみからなるデータ
群であって任意の数からなるデータ群を記憶する記憶手
段と、操作子の操作毎に所定の順序で前記データ群を順
次選択し、該選択されたデータ群のデータを前記記憶手
段から読み出す読出手段と、この読出手段により読み出
されたデータが前記第1種類のデータである場合には、
該データに基づき前記楽音発生手段で発生される楽音信
号の特性を制御し、前記読出手段により読み出されたデ
ータが前記第2種類のデータである場合には、該データ
に基づき前記自動演奏手段による自動演奏を制御する制
御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2の楽音制御装置は、請求項1
の構成を備え、前記データ群による制御内容を表示する
表示手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の楽音制御装置は、請求項1
または請求項2の構成を備え、前記第1種類のデータ
は、複数の楽音制御データの組合せからなるプリセット
データであることを特徴とする。
〔作 用〕
請求項1の楽音制御装置は、楽音信号を発生する楽音
信号発生手段と、自動演奏する自動演奏手段とを有す
る。そして、前記指定手段は、前記楽音信号の特性を制
御するための第1種類の複数のデータおよび前記自動演
奏を制御するための第2種類の複数のデータのうちの任
意の1乃至複数のデータを指定可能であり、前記記憶手
段は、前記指定手段により指定されたデータのみからな
るデータ群であって任意の数からなるデータ群を記憶す
る。読出手段は、操作子の操作毎に所定の順序で前記デ
ータ群を順次選択し、該選択されたデータ群のデータを
前記記憶手段から読み出し、制御手段は、この読出手段
により読み出されたデータが第1種類のデータである場
合には、該データに基づき前記楽音発生手段で発生され
る楽音信号の特性を制御し、前記読出手段により読み出
されたデータが前記第2種類のデータである場合には、
該データに基づき前記自動演奏手段による自動演奏を制
御する。
〔実施例〕
(a)構成の説明 第1図はこの発明が適用される電子楽器の概要構成図
である。この電子楽器は、システムバスBS上に、発生す
る楽音の音高を指定する鍵盤回路10、発生する楽音のピ
ッチ,音色,音量,効果等の楽音状態を設定制御する制
御パネル20、フット操作子を有するフットスイッチ回路
30、自動リズム音や自動ベース/コード音等の自動伴奏
音の発生を制御する自動伴奏回路40、発生する楽音の楽
音信号を生成する楽音信号発生回路50およびマイクロコ
ンピュータ構成の制御回路60がそれぞれ接続された構成
を有し、楽音信号発生回路50の出力はアンプ,スピーカ
等からなるサウンドシステム51に接続されている。
鍵盤回路10は通常演奏者の右手により操作される上鍵
盤、左手により操作される下鍵盤および左足により操作
されるペダル鍵盤からなる鍵盤部を有し、各鍵盤はそれ
ぞれ発生する楽音の音高を指定する複数の鍵を備え、こ
れら複数の鍵に対応して複数の鍵スイッチを有してい
る。この鍵盤回路10は制御回路60からシステムバスBSを
介して供給される押離鍵検出信号に応じて各鍵スイッチ
のオン/オフ状態を検出し、その検出結果に基づいて各
鍵の押鍵または離鍵を表すデータをシステムバスBSを介
して制御回路60に供給する。
制御パネル20は上鍵盤および下鍵盤近傍の演奏者の左
手または右手により操作され得る位置に設けられ、制御
回路60からシステムバスBSを介して供給される操作子検
出信号に応じ、パネル上に配置されている操作子のそれ
ぞれに対応して設けられている操作子スイッチのオン/
オフ状態を検出し、この検出結果に基づいて各操作子の
操作状態を表す操作子状態データを、システムバスBSを
介して制御回路60に供給する。この制御パネル20は、第
2図に示すように、発生する楽音の音色を指定する音色
スイッチ群21、自動リズム演奏を行うためのリズム種類
を選択するリズムスイッチ群22、自動リズム演奏のスタ
ートまたはストップを制御するリズムスタート/ストッ
プスイッチ23、演奏中の自動リズム音に一定期間特殊な
演奏パターンを挿入するフィルインスイッチ群24、後述
するメモリから楽音制御データ群を読み出すプリセット
スイッチ群25、電子楽器のモードを切り換えるメモリス
イッチ26aおよびリードスイッチ26bからなるモード切換
スイッチ群26、後述するカーソルCUの位置を制御するカ
ーソル制御操作子群27およびその他の各種スイッチ群28
等の各種操作子と、表示器29とを備えている。表示器29
は演奏中に演奏者が特定の単一の操作子、例えば、フッ
ト操作子を操作することによってメモリから順次読み出
す操作子データ群の内容を表示するもので、この例では
画面上の数字1〜10の位置に10組の操作子データ群を表
示できるように構成されている。各組の操作子データ群
は表示器29上に表示される数字1〜10の位置に縦一列に
表示される最大3種類の操作子データで構成される。演
奏者は演奏に先立ってカーソル制御操作子27を操作し、
カーソルCUを表示器29上の任意の位置に移動させ、その
位置に制御パネル20上の機能スイッチ、例えば、リズム
スタート/ストップスイッチ23,フィルインスイッチ群2
4,プリセットスイッチ群25等任意の操作子を操作するこ
とによってその操作子データをメモリにプリセットする
ことが出来る。プリセットした操作子データは演奏中に
演奏者がフット操作子を操作することによってメモリか
ら各組毎に順次読み出すことが出来る。
フットスイッチ回路30は制御回路60からシステムバス
BSを介して供給される操作子検出信号に応じ、電子楽器
の前面下部に設けられ通常右足で踏み込み操作されるエ
クスプレションペダルに組み付けられているフット操作
子に対応して設けられたフットスイッチのオン/オフ状
態を検出し、この検出結果に基づいてフット操作子の操
作状態を表す操作子状態データをシステムバスBSを介し
て制御回路60に供給する。
自動伴奏回路40は制御回路60からシステムバスBSを介
して供給される操作子検出信号のうち、自動伴奏関係の
操作子、例えば、リズムスイッチ群22,リズムスタート
/ストップスイッチ23,フィルインスイッチ群24,その他
のスイッチ群28内の自動ベース/コードスイッチ群等の
検出信号に応じ、リズムパターン信号,フィルインパタ
ーン信号,ベースパターン信号,コードパターン信号等
の各種パターン信号を、システムバスBSを介して楽音信
号発生回路50に送出する。
楽音信号発生回路50は鍵盤部の鍵数よりも少ない数の
複数の楽音発生チャンネル、効果回路およびリズム音源
回路等を備え、鍵盤回路10における鍵操作、制御パネル
20における各操作子の操作およびフットスイッチ回路30
におけるフット操作子の操作に応じ、制御回路60からシ
ステムバスBSを介して供給される鍵データおよび楽音制
御データに基づいて、発生する楽音の音高,ピッチ,音
色,音量,効果等の状態が制御された楽音信号を形成し
て出力する。楽音信号発生回路50から出力される楽音信
号はアンプ,スピーカ等からなるサウンドシステム51に
送出され楽音として発音される。
制御回路60はそれぞれシステムバスBSに接続される中
央処理装置(以下、CPU、という)61、プログラムメモ
リ62、ワーキングメモリ63およびパネルプリセットデー
タメモリ64を有する。CPU61はプログラムメモリ62にス
トアされたプログラムに従って楽音発生のための各種処
理を実行するもので、これらの処理の詳細については第
5図乃至第14図のフローチャートを参照して後述する。
ワーキングメモリ63はプログラムの実行に必要な変数お
よびデータを一時的に記憶するもので、主なレジスタと
して次に挙げるものがある。
NDATAレジスタ このレジスタは表示器29によって設定した操作子デー
タ群の組数(この例では、1〜10)を記憶するレジスタ
である。
PRNレジスタ このレジスタはプリセットスイッチ群25内の操作され
たプリセットスイッチの番号(この例では、1〜16)を
記憶するレジスタである。
FLNレジスタ このレジスタはフィルインスイッチ群24内の操作され
たフィルインスイッチの番号(この例では、1〜3)を
記憶するレジスタである。
MODEレジスタ このレジスタは電子楽器のモードを記憶するレジスタ
で、電子楽器が停止モードのときは「0」、記憶モード
のときは「1」、読出モードのときは「2」を記憶す
る。
ここで、電子楽器のモードについて説明する。この実
施例における電子楽器は、第3図のモード遷移図に示す
ように、停止モード,記憶モード,読出モードの3つの
モードを備え、通常は停止モードにある。電子楽器が停
止モードのときは、制御パネル20上の各操作子の操作に
よって電子楽器は当該操作子の有する固有の機能を果た
す。例えば、リズムスタート/ストップスイッチ23が操
作されると自動リズム演奏のスタート/ストップを制御
し、また、プリセットスイッチ群25の何れかのスイッチ
が操作されるとメモリからそのプリセットスイッチに対
応したプリセットデータ群を読み出して発生する楽音の
状態を設定変更する。電子楽器が記憶モードのときは、
表示器29上に制御パネル20上の任意の機能スイッチをプ
リセットする。電子楽器が読出モードのときは、表示器
29上にプリセットした機能スイッチを、フット操作子の
操作によって読み出し、また、フット操作子以外の操作
子が操作されたときは、停止モードの場合と同様に当該
操作子の有する固有の機能を果たす。なお、これら3つ
のモードの切り換えは、第3図に示すように、停止モー
ドのときにメモリスイッチ26aを操作することによって
記憶モードに切り換え、記憶モードのときにメモリスイ
ッチ26aを操作することによって停止モードに切り換え
る。また、停止モードのときにリードスイッチ26bを操
作することによって読出モードに切り換え、読出モード
のときにリードスイッチ26bを操作することによって停
止モードに切り換える。
プリセットデータメモリ64は、表示器29上にプリセッ
トされる10組の操作子データ群を記憶するMD〔i,j]レ
ジスタと、プリセットスイッチ群25における複数(この
例では、16個)のプリセットスイッチに対応して複数組
の楽音制御データ群をプリセットデータとして記憶する
PRDT〔k,l〕レジスタとを備えている。MD〔i,j]レジス
タの変数iは設定できる操作子データ群の組数(この例
では、1〜10)を示し、変数jは一組の操作子データ群
に設定できる操作子データ数(この例では、1〜3)を
示す。PRDT〔k,l〕レジスタの変数kはプリセットスイ
ッチ番号(この例では、1〜16)を示し、変数lは1つ
のプリセットスイッチによる楽音制御要素数(この例で
は、1〜20)を示す。
操作子データ群の記憶は、制御パネル20上の各機能ス
イッチをコード化したコードデータで記憶する。例え
ば、第4図の表に示すように、プリセットスイッチ群25
の16個のプリセットスイッチはコード「01」〜「16」と
して記憶し、フィルインスイッチ群24の3個のフィルイ
ンスイッチはコード「17」〜「19」として記憶し、リズ
ムスタート/ストップスイッチ23はコード「20」として
記憶する。また、表示器29上に表示する各機能スイッチ
の表示態様は、第4図の「表示」の項に示すように、プ
リセットスイッチ群25の16個のプリセットスイッチは
「P1」〜「P16」、フィルインスイッチ群24の3個のフ
ィルインスイッチは「F1」〜「F3」、リズムスタート/
ストップスイッチ23は「R」、としてそれぞれ表示す
る。
(b)動作の説明 次に、この実施例の動作を、第5図乃至第14図に示す
フローチャートを参照して説明する。
メインプログラム(第5図) 制御パネル20上に配設された電源操作子(図示せず)
の投入により、CPU61は第5図に示すメインプログラム1
00の実行を開始する。まず、ワーキングメモリ63および
プリセットデータメモリ64に記憶されている各データお
よび各変数を初期状態に設定する(ステップ101)。次
いで、CPU61はシステムバスBSを介して鍵盤回路10に押
離鍵検出信号を送出し、鍵イベント処理(ステップ10
2)を実行する。この鍵イベント処理は、CPU61が鍵盤回
路10から各鍵盤部における各鍵の最新の鍵状態を表す鍵
データを取り込み、この取り込んだ鍵データとワーキン
グメモリ63に記憶されている先の鍵データとを比較し、
各鍵の押離鍵の変化、すなわち鍵イベントを検出する処
理である。鍵イベントが押鍵に関するものであれば、CP
U61はその押鍵された鍵を表すキーデータおよびキーオ
ンデータをシステムバスBSを介して楽音信号発生回路50
に送出し、複数の楽音発生チャンネルのいずれかに割り
当てる。また、鍵イベントが離鍵に関するものであれ
ば、その離鍵された鍵に関するキーデータおよびキーオ
フデータをシステムバスBSを介して同じく楽音信号発生
回路50に送出し、離鍵された鍵が割り当てられている楽
音発生チャンネルを探し出して楽音の発生を終了させ
る。各鍵に押離鍵の変化、すなわち鍵イベントがない場
合は、CPU61は直ちに次のステップに移行する。
鍵イベント処理(ステップ102)が終了すると、CPU61
は制御パネル20およびフットスイッチ回路30に対してシ
ステムバスBSを介して操作子検出信号を送出し、後述す
る操作子イベント処理(ステップ103)を実行する。操
作子イベント処理が終了すると、CPU61はその他の処理
(ステップ104)を実行した後、再び鍵イベント処理
(ステップ102)に戻る。
操作子イベント処理(第6図) 操作子イベント処理(ステップ103)は第6図に示す
操作子イベント処理サブプログラム200を読み出すこと
によって実行する。この処理はCPU61が制御パネル20上
の各操作子およびフットスイッチ回路30のフット操作子
の最新の操作状態を表す操作子状態データを、制御パネ
ル20およびフットスイッチ回路30から取り込み、この取
り込んだ操作子状態データとワーキングメモリ63に記憶
されている先の操作子状態データとを比較して各操作子
の操作状態の変化を検出する処理である。
まず、CPU61は制御パネル20およびフットスイッチ回
路30から取り込んだ操作子状態データと先に取り込んだ
操作子状態データとを比較し、操作子イベントの有無を
判定する(ステップ201)。何れかのデータに変化があ
る場合は、操作子イベントありと判定し、次いで、何れ
の操作子が操作されたかを判定する(ステップ202)。
その結果、メモリスイッチ26aが操作されたと判定する
と、CPU61はメモリスイッチ処理(ステップ203)を実行
する。また、リードスイッチ26bが操作されたと判定す
ると、CPU61はリードスイッチ処理(ステップ204)を実
行する。さらに、カーソルスイッチ群27が操作されたと
判定すると、カーソルスイッチ処理(ステップ205)を
実行し、機能スイッチ、すなわちリズムスタート/スト
ップスイッチ23,フィルインスイッチ群24,プリセット操
作子群25等の何れかが操作されたと判定すると、機能ス
イッチ処理(ステップ206)を実行し、フット操作子が
操作されたと判定すると、フット操作子処理(ステップ
207)を実行する。また、これらの操作子以外の操作子
が操作されたと判定すると、その他の処理(ステップ20
8)を実行する。これらのステップ203〜208の各処理が
終了すると、CPU61はメインプログラム100にリターンす
る。
また、先のステップ201でCPU61が操作子イベントなし
と判定した場合は、直ちにメインプログラム100にリタ
ーンする。
次に、ステップ203〜207の各処理の詳細についてこれ
らの順に説明する。
メモリスイッチ処理(第7図) メモリスイッチ処理(ステップ203)は第7図に示す
メモリスイッチ処理のサブプログラム300を読み出すこ
とによって実行する。この処理はメモリスイッチ26aの
操作によって電子楽器を記憶モードから停止モード、ま
たは停止モードから記憶モードに切り換えるモード切り
換え処理と、メモリスイッチ26aとプリセットスイッチ
群25との同時操作によって制御パネル20上の各操作子の
操作状態を記憶するプリセット処理とを実行する。
まず、CPU61は最初にワーキングメモリ63内のMODEレ
ジスタの内容が「2」であるか否か、すなわち電子楽器
が読出モードであるか否か判定する(ステップ301)。
電子楽器が読出モードであれば、CPU61は「Yes」と判定
し、操作子イベント処理200にリターンする。電子楽器
が他のモードであれば、CPU61は「No」と判定し、次い
で、メモリスイッチ26aのイベントがオンイベントか否
か判定する(ステップ302)。オンイベントであれば、C
PU61は「Yes」と判定し、次にメモリスイッチ26aとプリ
セットスイッチ群25内の何れかのプリセットスイッチと
が同時にオンされたか否か判定する(ステップ303)。
もし、同時にオンされていれば、CPU61は「Yes」と判定
し、プリセット処理(ステップ304)を実行する。も
し、メモリスイッチ26aとプリセットスイッチとが同時
にオンされていなければ、CPU61は「No」と判定し、プ
リセット処理をジャンプして操作子イベント処理200に
リターンする。プリセット処理は制御パネル20上の各操
作子の現在の状態を操作されたプリセット操作子に対応
する楽音制御データ群としてメモリ64内のPRDT〔k,l〕
レジスタに記憶する処理で、その詳細については後述す
る。
先のステップ302でメモリスイッチ26aのイベントがオ
フイベントであれば、CPU61は「No」と判定し、続いて
電子楽器が停止モードか否か、すなわちMODEレジスタの
内容が「0」であるか否か判定する(ステップ305)。
電子楽器が停止モードであれば、CPU61は「Yes」と判定
し、MODEレジスタの内容を「1」にセットして(ステッ
プ306)、電子楽器を記憶モードに切り換える。そし
て、レジスタiおよびjの値をそれぞれ初期値「1」に
セットし(ステップ307)、制御パネル20上の表示器29
を点灯表示する(ステップ308)。
ステップ305でCPU61が「No」と判定すると、電子楽器
はこれまで記憶モードにあったことになるので、CPU61
は電子楽器を停止モードに切り換えるためにMODEレジス
タの内容を「0」にセットする(ステップ309)。そし
て、NDATAレジスタの内容を記憶されている操作子デー
タ群の数にセットし(ステップ310)、制御パネル20上
の表示器29の表示を消滅させる(ステップ311)。
リードスイッチ処理(第8図) リードスイッチ処理(ステップ204)は第8図に示す
リードスイッチ処理サブプログラム400を読み出すこと
によって実行する。このリードスイッチ処理は、リード
スイッチ26bの操作によって電子楽器を停止モードから
読出モード、または読出モードから停止モードに切り換
えるモード切り換え処理を行う。
まず、CPU61は最初にワーキングメモリ63内のMODEレ
ジスタの内容が「1」であるか否か、すなわち電子楽器
が記憶モードであるか否か判定する(ステップ401)。
電子楽器が記憶モードであれば、第3図のモード遷移図
から明らかなように、リードスイッチ26bの操作を無効
とする必要があるので、CPU61は「Yes」と判定し、操作
子イベント処理プログラム200にリターンする。電子楽
器が記憶モード以外のモードであれば、CPU61は「No」
と判定し、MODEレジスタの内容が「0」であるか否か、
すなわち電子楽器が停止モードであるか否か判定する
(ステップ402)。停止モードであれば、CPU61は「Ye
s」と判定し、MODEレジスタの内容を「2」にセットし
て電子楽器を読出モードに切り換え(ステップ403)、
次いで、レジスタiおよびjの値を初期値「1」にセッ
トした後(ステップ404)、操作子イベント処理200にリ
ターンする。
電子楽器がこれまで読出モードであれば、CPU61は先
のステップ402で「No」と判定し、MODEレジスタの内容
を「0」にセットして電子楽器を停止モードに切り換え
(ステップ405)、操作子イベント処理200にリターンす
る。
カーソルスイッチ処理(第9図) カーソルスイッチ処理(ステップ205)は第9図に示
すカーソルスイッチ処理のサブプログラム500を読み出
すことによって実行する。この処理は、電子楽器が記憶
モードのときに表示器29上のカーソルCUの位置に機能ス
イッチをプリセットする際に、カーソルCUを任意の位置
に移動させるための処理である。
まず、CPU61は電子楽器が記憶モードか否か、すなわ
ちMODEレジスタの内容が「1」か否か判定する(ステッ
プ501)。電子楽器が記憶モード以外のモードであれ
ば、この処理は不要であるので、CPU61は「No」と判定
し、操作子イベント処理プログラム200にリターンす
る。電子楽器が記憶モードであれば、CPU61は「Yes」と
判定し、カーソルCUを移動させ(ステップ502)、移動
後のカーソルCUの横方向および縦方向の位置をレジスタ
iおよびjにストアし(ステップ503)、操作子イベン
ト処理プログラム200にリターンする。カーソルCUの表
示器29上での移動範囲は、第2図に示すように、横方向
に10ポジション(i=1〜10)、縦方向に3ポジション
(j=1〜3)である。
機能スイッチ処理(第10図) 機能スイッチ処理(ステップ206)は、第10図に示す
機能スイッチ処理のサブプログラム600を読み出すこと
によって実行する。この処理は、電子楽器が記憶モード
のときに、機能スイッチ、すなわちリズムスタート/ス
トップスイッチ23,フィルインスイッチ群24,プリセット
スイッチ群25等の機能スイッチの何れかが操作されたと
きに、表示器29内のカーソルCUが示す位置にその操作さ
れた機能スイッチのコード(第4図参照)をプリセット
する処理と、電子楽器が記憶モード以外のモードのとき
に、その操作された機能スイッチの有する固有の機能を
果たす処理を行う。
まず、CPU61はMODEレジスタの内容が「1」か否か、
すなわち電子楽器が記憶モードにあるか否か判定する
(ステップ601)。記憶モードであれば、CPU61は「Ye
s」と判定し、操作された機能スイッチのコードをパネ
ルプリセットデータメモリ64内のMD[i,j]レジスタに
ストアする(ステップ602)。MD[i,j]レジスタの変数
iおよびjはワーキングメモリ63内のレジスタiおよび
jに記憶されているデータで、カーソルCUの現在位置を
示している。CPU61は、続いて表示器29上のカーソルCU
の位置にMD[i,j]レジスタにストアした機能スイッチ
の内容を表示し(ステップ603)、カーソルCUを次の位
置に移動させて(ステップ604)、移動後のカーソルCU
の位置をレジスタiおよびjに記憶する(ステップ60
5)。
電子楽器が記憶モードでなければ、CPU61はステップ6
01で「No」と判定し、操作された機能スイッチの有する
機能に応じた処理を行う。まず、CPU61はプリセットス
イッチ群25が操作されたか否か判定し(ステップ60
6)、操作されていれば、プリセット実行処理を行う
(ステップ607)。このプリセット実行処理(ステップ6
07)の詳細については後述する。操作された機能スイッ
チがフィルインスイッチ群24であれば、CPU61はステッ
プ606で「No」と判定し、続くステップ608で「Yes」と
判定した後、操作されたフィルインスイッチのスイッチ
番号をFLNレジスタにセットし(ステップ609)、セット
したスイッチ番号とフィルインスタート信号とをシステ
ムバスBSを介して自動伴奏回路40に出力する(ステップ
610)。自動伴奏回路40はこの信号を受けて選択されて
いるリズムスイッチのリズムパターンに代えて、操作さ
れたフィルインスイッチのフィルインパターンを一定期
間システムバスBSを介して楽音信号発生回路50に送出す
る。操作された機能スイッチがリズムスタート/ストッ
プスイッチ23であれば、CPU61はステップ608で「No」と
判定し、リズムスイッチ処理(ステップ611)を実行
し、操作子スイッチ処理200にリターンする。リズムス
イッチ処理の詳細については後述する。
フットスイッチ処理(第11図) フットスイッチ処理(ステップ207)は第11図に示す
フットスイッチ処理サブプログラム700を読み出すこと
によって実行する。このフットスイッチ処理は、フット
操作子の操作状態を検出し、電子楽器が読出モードのと
きは表示器29上にプリセットした機能スイッチの操作子
コード群を各組毎に読み出して発生する楽音のピッチ,
音色,音量,効果,リズム等の設定変更を行う。また、
電子楽器が停止モードのときは自動リズム演奏のスター
ト/ストップ制御を行う。
まず、CPU61は電子楽器が読出モードか否か、すなわ
ちMODEレジスタの内容が「2」であるか否か判定する
(ステップ701)。電子楽器が読出モードであれば、CPU
61は「Yes」と判定し、ワーキングメモリ63のレジスタ
jに「1」をセットし(ステップ702)、機能スイッチ
の操作子コードが記憶されているメモリ64内のMD[i,
j]レジスタの内容をワーキングメモリ63内のXレジス
タにロードする(ステップ703)。次いで、CPU61はXレ
ジスタの内容を判断し(ステップ704)、Xレジスタに
格納されている操作子コードに応じた処理を行う。すな
わち、Xレジスタに格納されている操作子コードが
「1」〜「16」であれば、プリセットスイッチ群25の操
作子コードであるので、プリセット実行処理を行う(ス
テップ705)。操作子コードが「17」〜「19」であれ
ば、フィルインスイッチ群24の操作子コードであるの
で、操作子コード「17」〜「19」から「16」を引いてフ
ィルインスイッチ番号を求め、その番号をFLNレジスタ
に格納する(ステップ706)。そして、FLNレジスタに格
納したフィルインスイッチ番号とフィルインスタート信
号とを自動伴奏回路40に送出し、自動リズム演奏のフィ
ルインをスタートさせる(ステップ707)。操作子コー
ドが「20」であれば、リズムスタート/ストップスイッ
チ23の操作子コードであるので、リズムスイッチ処理
(ステップ708)を行う。プリセット実行処理(ステッ
プ705)およびリズムスイッチ処理(ステップ708)の詳
細については後述する。
これらの処理が終了すると、またはXレジスタに格納
されている操作子コードが「1」〜「20」以外のコード
であると、CPU61はレジスタjの内容をインクリメント
し(ステップ709)、レジスタjの内容が「3」を超え
たか否か判定する(ステップ710)。レジスタjの内容
が「3」を超えていなければステップ703に戻って前述
の処理を繰り返す。レジスタjの内容が「3」を超えて
いれば、表示器29上にプリセットされているi番目の操
作子データ群を全て読み出したことになるので、次にレ
ジスタiの値とNDATAレジスタの値とを比較する(ステ
ップ711)。NDATAレジスタには、電子楽器の記憶モード
時に表示器29上にプリセットした操作子データ群数(1
〜10)が記憶されている。従って、レジスタiの値とND
ATAレジスタの値とが一致しないときは、表示器29上に
プリセットした操作子データ群がまだ残っていることに
なるので、次のフットスイッチ処理のときにその操作子
データを読み出せるように、レジスタiの内容をインク
リメントする(ステップ712)。レジスタiの値とNDATA
レジスタの値とが一致するときは、フット操作子の操作
による表示器29上の操作子データ群の読み出しが全て終
了したことになるので、MODEレジスタの内容を「0」に
セットして電子楽器を停止モードに切り換え(ステップ
713)、操作子イベント処理200にリターンする。
先のステップ701で、電子楽器が読出モード以外のモ
ードであれば、CPU61は「No」と判定し、次いで、MODE
レジスタの内容が「0」か否か、すなわち、電子楽器が
停止モードか否か判定する(ステップ720)。停止モー
ドであれば、CPU61は「Yes」と判定し、後述するリズム
スイッチ処理(ステップ721)を実行して操作子イベン
ト処理200にリターンする。停止モードでなければ、電
子楽器は記録モードにあるので、CPU61は「No」と判定
し(ステップ720)、リズムスイッチ処理をジャンプし
て操作子イベント処理200にリターンする。
プリセット処理(第12図) 前述したメモリスイッチ処理300(第7図)における
プリセット処理(ステップ304)は、第12図に示すプリ
セット処理サブプログラム800を読み出すことによって
実行する。この処理はプリセットスイッチ群25内の何れ
かのプリセットスイッチとメモリスイッチ26aとが同時
に操作されたときに、制御パネル20上の各操作子の操作
状態を、操作されたプリセットスイッチに対応する楽音
制御データ群としてメモリ64内のPRDT〔k,l〕レジスタ
に記憶する処理である。
まず、CPU61はイベントのあったプリセットスイッチ
のスイッチ番号をPRNレジスタにセットし(ステップ80
1)、次いで、レジスタnに初期値「1」をセットする
(ステップ802)。そして、PRNレジスタの内容およびレ
ジスタnの内容を変数とするPRDT〔PRN,n〕レジスタに
制御パネル20上の制御要素nに対応する操作子の操作状
態を示すデータをセットする(ステップ803)。続いてC
PU61は変数レジスタnの内容をインクリメントし(ステ
ップ804)、レジスタnの内容が「20」を超えているか
否か判定する(ステップ805)。レジスタnの内容が「2
0」を超えていれば全ての制御要素を読み出したことに
なるのでメモリスイッチ処理300にリターンする。レジ
スタnの内容が「20」を超えていなければ、ステップ80
3に戻ってレジスタnの内容が「20」を超えるまで前述
の処理を繰り返す。
プリセット実行処理(第13図) 前述した機能スイッチ処理600(第10図)およびフッ
トスイッチ処理700(第11図)におけるプリセット実行
処理(ステップ607,705)は、第13図に示すプリセット
実行処理のサブプログラム900を読み出すことによって
実行する。この処理はプリセットスイッチ群25内のプリ
セットスイッチの操作またはその操作子コードの読み出
しによって、当該スイッチに対応する楽音制御データ群
をメモリ64内のPRDT〔k,l〕レジスタから読み出し、発
生する楽音の状態を設定変更する処理である。
まず、CPU61はイベントのあったプリセットスイッチ
のスイッチ番号をPRNレジスタにセットし(ステップ90
1)、レジスタnに初期値「1」をセットする(ステッ
プ902)。次いで、PRDT〔PRN,n〕レジスタの内容を、楽
音信号発生回路50に送出し(ステップ903)、PRDT〔PR
N,n〕レジスタに関するレジスタを現在の状態に対応す
る値にする(ステップ904)。次いで、レジスタnをイ
ンクリメントし(ステップ905)、レジスタnの内容が
「20」を超えているか否か判定する(ステップ906)。
レジスタnの内容が「20」を超えていれば全ての制御要
素の読み出しが終了したことになるので、CPU61は機能
スイッチ処理600またはフットスイッチ処理700にリター
ンする。レジスタnの内容が「20」を超えていなけれ
ば、ステップ903に戻って前述の処理を繰り返す。
リズムスイッチ処理(第14図) 前述した機能スイッチ処理600(第10図)およびフッ
トスイッチ処理700(第11図)におけるリズムスイッチ
処理(ステップ611,708,721)は、第14図に示すリズム
スイッチ処理のサブプログラム1000を読み出すことによ
って実行する。この処理はリズムスタート/ストップス
イッチ23の操作またはその操作子コードの読み出しによ
って、自動リズム演奏のスタート/ストップ制御を行う
処理である。
まず、CPU61はPRUNレジスタを反転し(ステップ100
1)、反転したPRUNレジスタの内容が「0」か否か、す
なわちリズムストップ状態か否か判定する(ステップ10
02)。反転したPRUNレジスタの内容が「0」であれば、
これまで自動リズム演奏がなされていたことになるの
で、CPU61は「Yes」と判定し、自動伴奏回路40にリズム
ストップ信号を出力して自動リズム演奏を停止させる
(ステップ1003)。反転したPRUNレジスタの内容が
「1」であれば、CPU61はステップ1002で「No」と判定
し、自動伴奏回路40にリズムスタート信号を出力して自
動リズム演奏を開始させる(ステップ1004)。ステップ
1003またはステップ1004の処理が終了すると、CPU61は
機能スイッチ処理600またはフットスイッチ処理700にリ
ターンする。
(c)他の実施例 前述の実施例では、単一の操作子としてフット操作子
を例に挙げ説明したが、これに限らず他の操作子、例え
ばニーレバーなどを用いるようにしてもよい。
また、表示器29上にプリセットする機能スイッチとし
ては、前述の実施例に限らず、例えば音色スイッチであ
ってもよい。
また、表示器29上にプリセットする1組当たりの機能
スイッチの数は、「3」つに限らずいくつでもよい。ま
た、特定の個数に限定せずに、データ終了記号を用いる
ことによって、各組毎にデータ数を変化させるようにし
てもよい。
また、前述の実施例では、表示器29上にプリセットし
た機能スイッチ群データの読み出しが全て終了すると、
電子楽器を停止モードに戻すようにしたが、読出モード
を継続させて機能スイッチ群データの読み出しを繰り返
すようにしてもよい。
〔発明の効果〕
請求項1の楽音制御装置によれば、記憶手段の記憶容
量を削減することができるとともに、データ群の書込操
作を簡易な操作で、且つ簡易な構成で行うことができ
る。
また、請求項2の楽音制御装置によれば、請求項1と
同様な効果が得られるとともに、さらに、演奏者による
認識が容易である。
また、請求項3の楽音制御装置によれば、請求項1ま
たは請求項2と同様な効果が得られるとともに、さら
に、異なるデータ群で楽音特性を同じに制御しようとす
る場合、プリセットデータを指定するデータのみの書込
ですむため記憶容量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用される電子楽器の概要構成図、 第2図は第1図に示す制御パネルの概略図、 第3図は電子楽器のモード遷移図、 第4図は機能スイッチの操作子コードおよび表示態様を
示すコード表、 第5図はメインプログラムのフローチャート、 第6図は操作子イベント処理のフローチャート、 第7図はメモリスイッチ処理のフローチャート、 第8図はリードスイッチ処理のフローチャート、 第9図はカーソルスイッチ処理のフローチャート、 第10図は機能スイッチ処理のフローチャート、 第11図はフットスイッチ処理のフローチャート、 第12図はプリセット処理のフローチャート、 第13図はプリセット実行処理のフローチャート、 第14図はリズムスイッチ処理のフローチャート である。 1……機能操作子、2……楽音制御手段、3……楽音信
号形成手段、4……記憶手段、5……書込手段、6……
読出操作子、7……読出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/18 G10H 1/24 G10H 1/36 - 1/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    自動演奏する自動演奏手段とを有する楽音制御装置であ
    って、 前記楽音信号の特性を制御するための第1種類の複数の
    データおよび前記自動演奏を制御するための第2種類の
    複数のデータのうちの任意の1乃至複数のデータを指定
    可能な指定手段と、 前記指定手段により指定されたデータのみからなるデー
    タ群であって任意の数からなるデータ群を記憶する記憶
    手段と、 操作子の操作毎に所定の順序で前記データ群を順次選択
    し、該選択されたデータ群のデータを前記記憶手段から
    読み出す読出手段と、 この読出手段により読み出されたデータが前記第1種類
    のデータである場合には、該データに基づき前記楽音発
    生手段で発生される楽音信号の特性を制御し、前記読出
    手段により読み出されたデータが前記第2種類のデータ
    である場合には、該データに基づき前記自動演奏手段に
    よる自動演奏を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする楽音制御装置。
  2. 【請求項2】前記データ群による制御内容を表示する表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の楽音制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記第1種類のデータは、複数の楽音制御
    データの組合せからなるプリセットデータであることを
    特徴とする請求項1乃至2記載の楽音制御装置。
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