JPH0757320A - 光磁気記録媒体再生装置 - Google Patents

光磁気記録媒体再生装置

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JPH0757320A
JPH0757320A JP5195014A JP19501493A JPH0757320A JP H0757320 A JPH0757320 A JP H0757320A JP 5195014 A JP5195014 A JP 5195014A JP 19501493 A JP19501493 A JP 19501493A JP H0757320 A JPH0757320 A JP H0757320A
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magneto
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polarization
optical
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォブリングトラックの形成された光磁気デ
ィスク装置の小型化、低コスト化を図る。 【構成】 PBS3は、レーザダイオード1と、コリメ
ータレンズ4との間の発散収束光路11上に配置される
とともに、レーザダイオード1により発光された光のう
ちの、光軸上の光に対応する、光磁気ディスク6からの
反射光と、その反射光を発散収束光路11から分離した
光とを含む面(理想入射面)が、ウォブリングトラック
が形成された光磁気ディスク6のトラック方向と垂直に
なるように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
などの、光磁気的に情報が記録された光磁気記録媒体か
ら情報を再生する場合に用いて好適な光磁気記録媒体再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光磁気ディスクなどの光磁気記録
媒体には、いわゆるキューリ点記録方式により、記録し
ようとする情報に対応して、その表面に形成された記録
層が垂直方向に磁化されることにより、情報が記録され
る。
【0003】そして、光磁気ディスクに記録された情報
は、図12に示すようにして再生される。
【0004】即ち、例えばレーザダイオードで発光され
た、直線偏光のレーザ光が、偏光ビームスプリッタ(P
BS)の反射面で反射され、対物レンズに入射される。
そして、このレーザ光は、対物レンズにより光磁気ディ
スク上に集光されて反射される。このとき、いわゆる磁
気カー効果により、レーザ光の偏光面は、光磁気ディス
クの磁化方向に対応して、右または左に(回転角θk
たは−θkだけ)回転される。
【0005】この磁気カー効果により、偏光面が、例え
ばθkだけ回転されたディスクからの反射光は、対物レ
ンズを介してPBSに入射し、そこを透過する。このと
き、ディスクからの反射光は、PBSの偏光特性によ
り、偏光面の回転角が増幅される。
【0006】即ち、直交する2つの偏光成分(ここで
は、x,y偏光成分とする)を考えた場合、PBSが、
例えばx偏光成分の透過率Txが1(=100%)で、
y偏光成分の透過率Tyが1未満の所定の値の偏光特性
を有するとすると、図12に示すように、レーザ光が、
PBSを透過することにより、その偏光成分のうち、y
偏光成分だけがTy(<1.0)倍されて小さくなる。
その結果、同図に示すように、偏光面の回転角がθk
ら、それより大きいθ'kに増幅される。
【0007】PBSを透過したディスクからの反射光
は、例えばウォラストンプリズムなどで構成されるアナ
ライザに入射される。アナライザでは、ディスクからの
反射光から、i偏光成分とj偏光成分とが検出される。
なお、iまたはj偏光成分とは、ディスクからの反射光
を、そのx,y偏光成分を表すxy直交座標系を反時計
回りに45度だけ回転したij座標系のiまたはj軸に
それぞれ投影したものである。
【0008】ここで、本明細書中におけるxまたはy偏
光成分は、いわゆるSまたはP偏光成分に、それぞれ対
応する。
【0009】アナライザからのiまたはj偏光成分は、
それぞれディテクタに出射される。ディテクタは、2つ
の受光面それぞれで、アナライザからのi,j偏光成分
を受光し、その受光量に対応する電圧としてのI,J信
号を出力する。
【0010】ここで、上述したように、ディスクからの
反射光の偏光面は、ディスクの磁化方向に対応して、右
または左に(回転角θkまたは−θkだけ)回転されてい
るので、その回転方向により、I信号とJ信号の大小関
係は異なり、従ってこの大小関係により、ディスクの磁
化方向の判定、即ち記録された情報の再生ができること
になる。
【0011】よって、以下、ディテクタから出力された
I信号とJ信号とから、その絶対値の自乗の差分(|I
2−|J|2)としてのMO信号が算出され、このMO
信号の大小に基づいて、ディスクに記録された情報が再
生される。
【0012】以上のようにして情報の再生を行う、従来
の光磁気ディスク装置を図13に示す。レーザダイオー
ド1は、例えば図中、水平方向の偏光方向を有するレー
ザ光としての発散光を発光する。このレーザ光は、コリ
メータレンズ4に入射され、そこで平行光にされてグレ
ーティング2に出射される。グレーティング2は、平行
光とされたレーザ光を、光磁気ディスク103に記録さ
れた情報を再生するための主ビームと、それからディス
ク103のトラックと直交する方向に所定の間隔(例え
ば、ディスク103のトラックピッチの1/4)だけ離
れ、主ビームに対して点対称になる、トラッキングをと
るための2つの副ビームとに分割し、偏光ビームスプリ
ッタ(PBS)101に出射する。
【0013】グレーティング2からのレーザ光(1つの
主ビームと2つの副ビーム)は、PBS101(PBS
101の反射面101a)を透過して、対物レンズ5に
入射し、ディスク103上に集光されて反射される。な
お、このとき、上述したように、磁気カー効果によっ
て、レーザ光の偏光面が回転される。
【0014】ディスク103で反射されたレーザ光、即
ちディスク103からの反射光は、対物レンズ5を介し
てPBS101に入射し、その反射面101aで90度
だけ反射され、これにより、平行光路111中から分離
される。平行光路111中から分離された反射光は、P
BS101の反射面101bで、再び90度だけ反射さ
れ、ウォラストンプリズム7に入射される。ウォラスト
ンプリズム7は、入射したレーザ光を、そのレーザ光
(以下、i+j偏光成分という)、i偏光成分、および
j偏光成分に、いわば3分割し、コンデンサレンズ10
2に出射する。
【0015】ウォラストンプリズム7から出射されたレ
ーザ光は平行光であるので、コンデンサレンズ102
は、この平行光を収束光にして出射する。コンデンサレ
ンズ102からの収束光は、非点収差を発生させるとと
もに、光を収束するマルチレンズ8を介して、図14に
示すような受光面A乃至D,E,F,I、およびJを有
するフォトディテクタ9上に集光される。
【0016】なお、この場合、ウォラストンプリズム7
で3分割された、主ビームに対応する反射光のうち、i
+j偏光成分、i偏光成分、またはj偏光成分は、図1
4に示す受光面A乃至Dの中心部分、受光面I、または
Jに、それぞれ集光される。さらに、ウォラストンプリ
ズム7で3分割された、一方の副ビームに対応する反射
光のうち、i+j偏光成分、i偏光成分、またはj偏光
成分は、受光面E、その左側、または右側の受光面の形
成されていない部分に、それぞれ集光され、また他方の
副ビームに対応する反射光のうち、i+j偏光成分、i
偏光成分、またはj偏光成分は、受光面F、その左側、
または右側の受光面の形成されていない部分に、それぞ
れ集光される。
【0017】フォトディテクタ9に形成された受光面A
乃至D,E,F,I、またはJからは、その受光量に対
応した電圧A乃至D,E,F,I、またはJがそれぞれ
出力される。そして、図示せぬ処理回路において、|I
2−|J|2が演算され、これによりMO信号が得られ
る。さらに、(A+C)−(B+D)またはE−Fがそ
れぞれ演算され、その結果得られるフォーカスエラー信
号またはトラッキングエラー信号を0にするように、フ
ォーカスサーボまたはトラッキングサーボそれぞれの制
御がなされる。また、I+Jが演算され、その結果得ら
れるビット信号に基づいて、レーザダイオード1の出力
レベル制御などが行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、従来の
光磁気ディスク装置は、平行光路111中にビームスプ
リッタ101が配置されているので、ディスク103か
らの反射光としての平行光を、収束光にするためのコン
デンサレンズ102が必要となり、これにより装置を構
成するための部品数が多くなるとともに、レーザダイオ
ード1から発光されたレーザ光が、ディテクタ9で受光
されるまでの光路長が長くなり、装置が大型化、高コス
ト化する課題があった。
【0019】そこで、レーザダイオード1とグレーティ
ング2との間に配置されているコリメータレンズ4を、
PBS101と対物レンズ5との間に配置し、即ち、P
BS101が、コリメータレンズ4と、対物レンズ5と
の間の平行光路中ではなく、レーザダイオード1とコリ
メータレンズ4との発散収束光路(レーザダイオード1
側からみた場合には発散光路であり、ディスク103側
からみた場合には収束光路である)上に配置された装置
(以下、発散収束光光学系装置という)が知られてい
る。
【0020】この場合、PBS101に入射する、ディ
スク103からの反射光は収束光であるから、装置は、
コンデンサレンズ102を取り除いて構成することがで
きる。
【0021】ところで、光磁気ディスク103として、
そのトラックがウォブリングトラックとなるように、案
内溝(ランド)が形成されたものが知られている。ウォ
ブリングトラックとは、例えば22kHzなどの所定の
周波数で、本来のトラック中心から左右に、微小な距離
だけずらして形成された、いわば波状のトラックで、そ
の位相に基づいて、ディスク103上のアドレスを判定
することができるようになされており、従ってディスク
103にアドレスを記録する必要がなく、より多くの情
報を記録することができるようになされている。
【0022】このようなウォブリングトラックが形成さ
れた光磁気ディスク103に記録された情報が、上述し
た発散収束光光学系装置で再生される場合、ディスク1
03に照射されたレーザ光は、その隣接する案内溝によ
り回折を受け、図15に示すような回折光(図中、点線
で示す円の部分)を生じる。
【0023】この回折光は、トラックからの反射光(図
中、実線で示す円の部分)と干渉し、これにより、ディ
テクタ9の受光面には、図16に示すように、強度分布
の異なるビームスポットが形成される。
【0024】また、この場合、22kHzという高い周
波数で変化するトラッキングエラー信号がサーボ回路に
供給されることになるが、サーボ系(ピックアップ)
は、このような高周波数のトラッキングエラー信号に追
従することはできず、その結果、22kHzで変化する
トラッキングエラー信号の平均値に追従するようにな
る。よって、ウォブリングトラックが形成されたディス
クであっても、レーザ光が、本来のトラック中心(ウォ
ブリングトラックでない円状のトラックのトラック中
心)に照射されるようにトラッキング制御が行われる。
【0025】このため、レーザ光のビームスポットが形
成されるディスク103上の位置は、図17に示すよう
に、 ウォブリングトラックのトラック中心から右にずれた位置 ↓ ウォブリングトラックのトラック中心 ↓ ウォブリングトラックのトラック中心から左にずれた位置 ↓ ウォブリングトラックのトラック中心 ↓ ウォブリングトラックのトラック中心から右にずれた位置 ↓ ・ ・ ・ と、周波数22kHzで変化する。
【0026】従って、トラックに隣接する案内溝から受
ける回折の影響も変わり、これにより、ディテクタ9の
受光面には、図18に示すように、トラックと直交する
方向の部分における光強度分布が周波数22kHzで変
化するビームスポットが形成される。
【0027】ここで、光磁気ディスク103から情報を
再生する場合には、上述したように偏光面の回転方向に
基づいてなされるので、ディテクタ9の受光面に形成さ
れるビームスポットの光強度の変化のみが、光磁気ディ
スク103から情報の再生に大きな影響を与えることは
なかった。
【0028】一方、PBS101(PBS101に限ら
ずPBSすべて)は、偏光特性に角度依存性を有する。
即ち、レーザ光がPBS101の反射面101aにより
反射された反射光またはその反射面101aを透過した
透過光の偏光面は、レーザ光が反射面101aに入射す
る角度に対応して回転される。従って、レーザ光が、平
行光ではなく、発散光または収束光である場合、ディテ
クタ9に形成されるビームスポットにおける偏光面は、
そのビームスポット全体にわたって同一方向にはならな
くなる。
【0029】ここで、PBS101の角度依存性によ
り、偏光面の方向が、ビームスポット全体にわたって同
一でなくなることは、ディテクタ9により、偏光面の方
向に基づいて出力される電圧に誤差を含むことになる
が、この誤差電圧は、ビームスポットの光強度または偏
光面の方向が変化しない限り、一定値であり、あらかじ
め測定しておくことができるので、ビームスポットにお
ける偏光面の方向が、その全体にわたって同一でないこ
とのみが、光磁気ディスク103から情報の再生に大き
な影響を与えることはなかった。
【0030】しかしながら、光磁気ディスク103がウ
ォブリングトラックの形成された光磁気ディスクであ
り、それを発散収束光光学系装置で再生する場合、ウォ
ラストンプリズム7には、偏光面の方向が同一でなく、
且つ干渉により光強度分布が周波数22kHzで変化す
るビームが入射されることになる。
【0031】従って、この場合、ディテクタ9から出力
される電圧は、干渉の程度に対応した誤差、即ちビーム
スポットの光強度変化に対応して変化する誤差を含むこ
とになり、正確なMO信号を得ることができないという
問題が生じる。よって、光磁気ディスク103のトラッ
クがウォブリングトラックとされていた場合、それを発
散収束光光学系装置で再生するのは困難であるとされて
いた。
【0032】そこで、ウォブリングトラックの22kH
zの周波数成分をBPF(バンドバスフィルタ)で取り
出す方法が考えられるが、22kHzという周波数帯に
は、光磁気ディスク103に記録された信号成分が含ま
れており、ウォブリングトラックの22kHzの周波数
成分だけを取り出すことは困難であった。
【0033】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ウォブリングトラックが形成された光磁
気ディスクを再生する装置の小型化、低コスト化を図る
ことができるようにするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
再生装置は、ウォブリングトラックが形成された、例え
ば光磁気ディスク6などの光磁気記録媒体から情報の再
生を行う光磁気記録媒体再生装置において、光を発光す
る発光手段としてのレーザダイオード1と、レーザダイ
オード1から発光された光を光磁気ディスク6上に集光
するとともに、光磁気ディスク6からの反射光を集光す
る集光光学系としてのコリメータレンズ4および対物レ
ンズ5と、レーザダイオード1とコリメータレンズ4と
の間の発散収束光路11上に配置され、光磁気ディスク
6からの反射光を反射して、発散収束光路11から分離
する分離光学系としての偏光ビームスプリッタ(PB
S)3とを備え、レーザダイオード1は、発光する光の
偏光方向が光磁気ディスク6のトラック方向と垂直にな
るように配置され、PBS3は、レーザダイオード1に
より発光された光のうちの、光軸上の光に対応する、光
磁気ディスク6からの反射光と、その反射光を発散収束
光路11から分離した光とを含む面が、光磁気ディスク
6のトラック方向と垂直になるように配置されることを
特徴とする。
【0035】この光磁気記録媒体再生装置は、レーザダ
イオード1とPBS3との間に配置され、レーザダイオ
ード1により発光された光を、情報を再生するための1
つの光と、トラッキングエラー信号を検出するための2
つの光との3つの光に分離する分光手段としてのグレー
ティング2をさらに備えるようにすることができる。
【0036】
【作用】上記構成の光磁気記録媒体再生装置において
は、PBS3は、レーザダイオード1と、コリメータレ
ンズ4との間の発散収束光路11上に配置されるととも
に、レーザダイオード1により発光された光のうちの、
光軸上の光に対応する、光磁気ディスク6からの反射光
と、その反射光を発散収束光路11から分離した光とを
含む面が、ウォブリングトラックが形成された光磁気デ
ィスク6のトラック方向と垂直になるように配置され
る。従って、装置の小型化、低コスト化を図ることがで
き、さらにこの場合、PBS3におけるレーザ光の反射
によって、偏光面の方向が変化する部分には、ウォブリ
ングトラックによる干渉が影響しなくなるので、正確な
MO信号を再生することができるようになる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
その前段階の準備として発散収束光路上に偏光ビームス
プリッタ(PBS)が配置されたピックアップについて
説明する。
【0038】図1は、レーザダイオード1とコリメータ
レンズ4との間の発散収束光路11上に、PBS3が配
置されたピックアップの構成例を示しており、また図2
は、コリメータレンズ4とフォトディテクタ9との間の
発散収束光路21上に、PBS3が配置されたピックア
ップの構成例を示している。なお、図1および図2にお
いて、図13における場合と対応する部分については、
同一の符号を付してある。
【0039】即ち、図1においては、レーザダイオード
1から発光されたレーザ光は、グレーティング2を介し
PBS3に入射して、その反射面3aを透過し、コリメ
ータレンズ4に入射する。コリメータレンズ4は、レー
ザ光を発散光から平行光にし、対物レンズ5に出射す
る。コリメータレンズ4からの平行光は、対物レンズ5
により光磁気ディスク6上に集光される。
【0040】ここで、ディスク6は、そのトラックがウ
ォブリングトラックとなるように、案内溝(ランド)が
形成されたものである。
【0041】ディスク6に集光されたレーザ光は、そこ
で反射され、対物レンズ5を介してコリメータレンズ4
に再び入射し、そこで平行光から収束光にされる。収束
光とされた、ディスク6からの反射光は、PBS3の反
射面3aで反射され、90度だけ向きを変えて出射され
る。そして、ウォラストンプリズム7およびマルチレン
ズ8を介して、ディテクタ9に照射され、以下図14で
説明したようにして、MO信号、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号、およびビット信号が得ら
れる。
【0042】一方、図2においては、レーザダイオード
1から発光されたレーザ光は、グレーティング2を介し
PBS3に入射して、その反射面3aで反射され、90
度だけ方向を変えて、コリメータレンズ4に出射され
る。コリメータレンズ4は、レーザ光を発散光から平行
光にし、対物レンズ5に出射する。コリメータレンズ4
からの平行光は、対物レンズ5によりディスク6上に集
光される。
【0043】ディスク6に集光されたレーザ光は、そこ
で反射され、対物レンズ5を介してコリメータレンズ4
に再び入射し、そこで平行光から収束光にされる。収束
光とされた、ディスク6からの反射光は、PBS3を透
過し、ウォラストンプリズム7およびマルチレンズ8を
介して、ディテクタ9に照射され、以下図14で説明し
たようにして、MO信号、フォーカスエラー信号、トラ
ッキングエラー信号、およびビット信号が得られる。
【0044】ここで、図3(a)に示すように、レーザ
ダイオード1から発光されるレーザ光などは、その形状
が真円ではなく、楕円になることが知られており、さら
にこのような楕円形のレーザ光の偏光方向は、楕円の短
軸方向と同一方向になることが知られている。
【0045】上述したように、この楕円形のレーザ光
は、対物レンズ5によりディスク6上に集光されるが、
この場合、対物レンズ5おいては、楕円形のレーザ光の
うち、より拡がりを持つ部分の方が絞られるため、その
結果、図3(a)に示すような楕円形のレーザ光は、デ
ィスク6上では、図3(b)に示すような楕円形のビー
ムスポットを形成する。従って、ディスク6上における
楕円形のビームスポットの偏光方向は、その長軸方向に
なる。
【0046】一方、ディスク6のトラック上に形成され
る、楕円形のビームスポットとしては、図4(a)に示
すように、その長軸がトラック方向と平行となるより、
図4(b)に示すように直交する方が、トラック方向の
分解能が高くなることが知られている。
【0047】このように、ビームスポットの長軸とトラ
ック方向とが直交するということは、図3で説明したこ
とから、レーザ光の偏光方向とトラック方向とが直交す
ることに等しい。
【0048】従って、図1および図2においては、レー
ザ光の偏光方向とトラック方向とが直交するように、レ
ーザダイオード1およびディスク6が配置されている。
【0049】また、図1または図2に示す構成のピック
アップは、レーザダイオード1からのレーザ光の偏光方
向とPBS3における理想入射面とが、それぞれ平行ま
たは垂直になるようにPBS3が配置されており、この
ことからそれぞれを、P(平行の意味)またはS(垂直
の意味)分離タイプと呼ぶことにする。
【0050】但し、理想入射面とは、次にように定義さ
れる面をいう。即ち、理想入射面とは、図5に示すよう
に、光軸上の光と、その光が、PBS3の反射面3aに
よって反射された反射光とを含む面を意味する。なお、
以下、単に入射面というときは、PBS3に入射された
光と、その光が、反射面3aによって反射された反射光
を含む面を意味する。
【0051】次に、図6に示すような、yz平面に垂直
で、yおよびz軸と、例えば45度の角度をなし、且つ
原点を通る反射面Rと、z軸上の負の位置にある光源か
ら出射された発散光とを考える。なお、この場合、理想
入射面は、yz平面になる。
【0052】但し、発散光は、理想入射面と平行な方向
としての、例えばy軸方向の偏光方向を有するものと
し、z軸(光軸)上の光、またはz軸上から偏光方向
(y軸の正方向)、偏光方向と逆方向(y軸の負方
向)、偏光方向を時計回りに90度だけ回転させた方向
(x軸の負方向)、もしくは偏光方向を反時計回りに9
0度だけ回転させた方向(x軸の正方向)に発散する光
を、それぞれ光OまたはA乃至Dとする。
【0053】従って、光A,O,Bは、それぞれ理想入
射面(yz平面)に平行な光(理想入射面上にある光)
であり、光C,Dは、それぞれ理想入射面(yz平面)
に平行でない光である。
【0054】また、反射面Rは、入射した光の、入射面
に平行な成分としてのP偏光成分を、透過率TP(一般
的には約65%)の割合で透過し、反射率RP(=1−
P=35%)の割合で反射するとともに、入射した光
の、入射面に垂直な成分としてのS偏光成分を、透過率
S(一般的には100%)の割合で透過し、反射率RS
(=1−TS=0%)の割合で反射するものとする。
【0055】いま、z軸を光軸とする発散光が、反射面
Rに入射し、例えば上述のような透過率TP(=65
%),TS(=100%)にしたがって透過する場合、
発散光の、入射面に平行または垂直な成分としてのPま
たはS偏光成分が、それぞれ0.65または1倍された
透過光、即ちS偏光成分はそのままで、P偏光成分のみ
が0.65(=TP)倍された透過光が得られる。
【0056】ここで、理想入射面に平行な光A,O,B
は、その入射面が、発散光の偏光方向(y軸方向)に平
行であるから、図7(a)に示すように、入射面に平行
なP偏光成分だけを有することになる。従って、光A,
O,Bに関しては、S偏光成分はそのままで、P偏光成
分のみがTP倍された透過光、つまり図7(a)に示す
ように、元の偏光方向(発散光の偏光方向)と同一の偏
光方向を有し、その大きさがTP倍された透過光が得ら
れる。
【0057】また、理想入射面に平行でない光Cは、z
軸の正方向からみた場合、その入射面が、発散光の偏光
方向に対し、左に傾いているので、図7(b)に示すよ
うに、入射面に平行なP偏光成分と、それに垂直なS偏
光成分を有することになる。従って、光Cに関しては、
S偏光成分はそのままで、P偏光成分のみがTP倍され
た透過光、つまりz軸の正方向からみた場合、図7
(b)に示すように、元の偏光方向(発散光の偏光方
向)に対して右に回転した偏光方向の透過光が得られ
る。
【0058】さらに、理想入射面に平行でない光Dは、
z軸の正方向からみた場合、その入射面が、発散光の偏
光方向に対し、右に傾いているので、図7(c)に示す
ように、入射面に平行なP偏光成分と、それに垂直なS
偏光成分を有することになる。従って、光Dに関して
は、S偏光成分はそのままで、P偏光成分のみがTP
された透過光、つまりz軸の正方向からみた場合、図7
(c)に示すように、元の偏光方向(発散光の偏光方
向)に対して左に回転した偏光方向の透過光が得られ
る。
【0059】以上から、反射面Rを発散光が透過する場
合、光A,O,Bのように、その偏光方向と理想入射面
とが平行な光であって、その入射面が理想入射面に平行
な光においては、透過光の偏光方向は、透過する前の方
向と変わらないが、光CやDのように、その偏光方向と
理想入射面とが平行な光であっても、その入射面が理想
入射面に平行でない光においては、透過光の偏光方向
は、透過する前の方向に対し右または左に回転する。
【0060】但し、上述のことは、偏光方向と理想入射
面とが平行な光だけでなく、それらが垂直の関係にある
光に対しても同様である。
【0061】従って、図6に示すような場合、z軸の正
方向から、発散光の透過光を見ると、その偏光方向は、
図8に示すようになる。即ち、入射面が理想入射面に平
行でない光C,Dの偏光方向が回転した透過光が得られ
る。
【0062】なお、このことは、反射面Rによって発散
光が透過されるときだけでなく、反射されるときも同様
である。
【0063】次に、図1または図2に示すピックアップ
を考えた場合、レーザダイオード1から発光される発散
光としてのレーザ光の偏光方向は、理想入射面にそれぞ
れ平行または垂直であるから、この発散光が反射面3a
を反射または透過することにより、上述したように、入
射面が理想入射面に平行な光の偏光方向は変わらない
が、その入射面が理想入射面に平行でない光の偏光方向
は回転する。
【0064】従って、いま、レーザダイオード1から発
光される発散光としてのレーザ光を、図6に示すよう
に、光軸上の光O、理想入射面に含まれる(平行であ
る)光A,B、並びに理想入射面と直交する面に含まれ
る(理想入射面と平行でない)光C、およびDからなる
光として考えると、図2においては、レーザ光が、PB
S3の反射面3aで反射されることにより、上述したよ
うなPBS3の偏光特性の角度依存性に基づいて、ディ
スク6に形成するビームスポットは、図9(b)に示す
ように、理想入射面に平行でない光CまたはDの偏光方
向が、互いに反対方向に回転したものとなる。
【0065】さらに、図2のピックアップでは、光Cお
よびDは、トラックと直交する方向における部分の光で
あり、ウォブリングトラックが形成されたディスク6を
再生する場合には、図18で説明したように、その光強
度が周波数22kHzで変化する。
【0066】従って、ディテクタ9におけるディスク6
からの反射光の光強度分布が、図9(a)に示すよう
に、光Cに対応する部分が強く(明るく)なり、光Dに
対応する部分が弱く(暗く)なった場合、図9(c)に
示すように、光Cの偏光成分を表すベクトルが大きくな
るとともに、光Dの偏光成分を表すベクトルが小さくな
る。
【0067】また、これとは逆に、光強度分布が、光C
に対応する部分が弱く(暗く)なり、光Dに対応する部
分が強く(暗く)なった場合、光Cの偏光成分を表すベ
クトルが小さくなるとともに、光Dの偏光成分を表すベ
クトルが大きくなる。
【0068】このように、偏光方向の異なる偏光成分の
大きさが変化するということは、光OおよびA乃至Dの
偏光成分の合成ベクトルの大きさと方向が変化するとい
うことになる。
【0069】ディテクタ9では、上述したように、図9
(c)に示すビームスポットの偏光方向に基づいて、即
ち光OおよびA乃至Dの偏光成分の合成ベクトルの方向
に基づいて、MO信号が生成されるため、図2に示すピ
ックアップでは、この合成ベクトルの方向が、ディスク
6のウォブリングトラックの周波数で変化し、その結
果、正確なMO信号が得られないことになる。
【0070】一方、図1のピックアップでは、レーザ光
が、PBS3の反射面3aを透過することにより、PB
S3の偏光特性の角度依存性に基づいて、ディスク6に
形成するビームスポットは、図10(b)に示すよう
に、理想入射面に平行でない光CまたはDの偏光方向
が、互いに反対方向に回転したものとなる。
【0071】また、図1のピックアップにおいては、光
AおよびBは、トラックと直交する方向における部分の
光であり、ウォブリングトラックが形成されたディスク
6を再生する場合には、図18で説明したように、その
光強度が周波数22kHzで変化する。
【0072】従って、ディテクタ9におけるディスク6
からの反射光の光強度分布が、図10(a)に示すよう
に、光Cに対応する部分が強く(明るく)なり、光Dに
対応する部分が弱く(暗く)なった場合、図10(c)
に示すように、光Aの偏光成分を表すベクトルが大きく
なるとともに、光Bの偏光成分を表すベクトルが小さく
なる。
【0073】また、これとは逆に、光強度分布が、光A
に対応する部分が弱く(暗く)なり、光Bに対応する部
分が強く(暗く)なった場合、光Aの偏光成分を表すベ
クトルが小さくなるとともに、光Bの偏光成分を表すベ
クトルが大きくなる。
【0074】しかしながら、この場合、偏光方向が同じ
偏光成分の大きさが、いわば相補的に変化するので、光
OおよびA乃至Dの偏光成分の合成ベクトルは、その大
きさも方向も変化しない。
【0075】即ち、図1に示すピックアップにおいて
は、正確なMO信号が得られることになる。
【0076】以上から、発散収束光路上にPBS3を配
置し、ウォブリングトラックの形成されたディスク6か
ら、正確なMO信号を得るためには、偏光方向がPBS
3の角度依存性により変化する、理想入射面に平行でな
い光が、トラック方向の部分に照射されるように、即ち
理想入射面がトラックに垂直になるようにすれば良い。
【0077】ところで、図3および図4で説明したよう
に、レーザダイオード1からのレーザ光の偏光方向は、
トラックと垂直とする方が好ましく、図2のピックアッ
プは、さらにレーザダイオード1からのレーザ光の偏光
方向が、PBS3の理想入射面と垂直であるから、トラ
ックと理想入射面が垂直となるような構成とすることは
できない。
【0078】一方、図1のピックアップは、レーザダイ
オード1からのレーザ光の偏光方向が、PBS3の理想
入射面と平行であるから、トラックと理想入射面が垂直
となるように構成することができる。
【0079】以上から、発散収束光路上にPBS3を配
置し、ウォブリングトラックの形成されたディスク6か
ら、正確なMO信号を得るためには、図1に示すP分離
タイプのピックアップを用いる必要がある。
【0080】図11は、本発明の光磁気記録媒体再生装
置を適用した光磁気ディスク装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。ピックアップ31は、図1に示す
ようなP分離タイプのピックアップで、ウォブリングト
ラックが形成された磁気ディスク6にレーザ光を照射
し、その反射光をディテクタ9の、図14に示すように
構成された受光面で受光する。各受光面では、受光され
た光が、その受光量に対応した電圧の信号に光電変換さ
れ、信号処理回路32に出力される。
【0081】信号処理回路32は、ピックアップ31に
おけるディテクタ9の各受光面からの信号に対し、前述
したような演算を施し、フォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号、ビット信号、およびMO信号を生成
する。フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、およびビット信号は、図示せぬサーボ回路に供給さ
れ、これにより、各信号に基づいたサーボ制御がなされ
る。
【0082】MO信号は、復調回路33に供給され、そ
こで復調されて、エラー訂正回路34に出力される。エ
ラー訂正回路34は、復調回路33の復調出力に、エラ
ー訂正処理を施し、再生信号として出力する。
【0083】以上のように、PBS3を、発散収束光路
11上に配置したピックアップにより装置を構成したの
で、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0084】さらに、この場合、PBS3を、その理想
入射面が、ウォブリングトラックの形成された光磁気デ
ィスク6のトラック方向と垂直となるように配置したの
で、ウォブリングトラックによる誤差の影響のないMO
信号を得ることができる。
【0085】以上、本発明を光磁気ディスク装置に適用
した場合について説明したが、本発明は、光磁気ディス
ク装置の他、例えば光磁気的に情報が記録されており、
トラックがウォブリングトラックとされたカード状やテ
ープ状の記録媒体を再生する装置に適用可能である。
【0086】
【発明の効果】以上の如く、本発明の光磁気記録媒体再
生装置によれば、分離光学系は、発光手段と、集光光学
系との間の発散収束光路上に配置されるとともに、発光
手段により発光された光のうちの、光軸上の光に対応す
る、光磁気記録媒体からの反射光と、その反射光を発散
収束光路から分離した光とを含む面が、ウォブリングト
ラックが形成された光磁気記録媒体のトラック方向と垂
直になるように配置される。従って、装置の小型化、低
コスト化を図ることができ、さらにこの場合、分離光学
系における反射によって、偏光面の方向が変化する部分
には、ウォブリングトラックによる干渉が影響しなくな
るので、正確なMO信号を再生することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】P分離タイプのピックアップの構成例を示す図
である。
【図2】S分離タイプのピックアップの構成例を示す図
である。
【図3】レーザダイオード1から発光されるレーザ光の
形状と偏光方向との関係を説明する図である。
【図4】レーザ光の形状とトラックとの関係を示す図で
ある。
【図5】理想入射面を説明する図である。
【図6】反射面Rに入射する発散光を示す図である。
【図7】発散光が反射面Rを透過した場合の、透過光の
偏光方向の変化を説明する図である。
【図8】z軸の正方向から見た、発散光が反射面Rを透
過した透過光の偏光方向を示す図である。
【図9】図2のS分離タイプのピックアップにおけるP
BS3の角度依存性の影響を説明する図である。
【図10】図1のP分離タイプのピックアップにおける
PBS3の角度依存性の影響を説明する図である。
【図11】本発明を適用した光磁気ディスク装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図12】光磁気ディスクの再生原理を説明する図であ
る。
【図13】従来の光磁気ディスク装置の一例の構成を示
すブロック図である。
【図14】フォトディテクタ9の受光面の構成を示す図
である。
【図15】光磁気ディスクの案内溝による回折を説明す
る図である。
【図16】回折光による干渉を説明する図である。
【図17】ウォブリングトラックの形成された光磁気デ
ィスクを通常再生している場合の、ビームスポットとト
ラックとの位置関係の変化を説明する図である。
【図18】ウォブリングトラックの形成された光磁気デ
ィスクを通常再生している場合の、回折光による干渉の
変化を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 グレーティング 3 PBS(偏光ビームスプリッタ) 3a 反射面 4 コリメータレンズ 5 対物レンズ 6 光磁気ディスク 7 ウォラストンプリズム 8 マルチレンズ 9 フォトディテクタ 11,21 発散収束光路 31 ピックアップ 32 信号処理回路 33 復調回路 34 エラー訂正回路 101 PBS(偏光ビームスプリッタ) 101a,101b 反射面 102 コンデンサレンズ 103 光磁気ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォブリングトラックが形成された光磁
    気記録媒体から情報の再生を行う光磁気記録媒体再生装
    置において、 光を発光する発光手段と、 前記発光手段から発光された光を前記光磁気記録媒体上
    に集光するとともに、前記光磁気記録媒体からの反射光
    を集光する集光光学系と、 前記発光手段と前記集光光学系との間の発散収束光路上
    に配置され、前記光磁気記録媒体からの反射光を反射し
    て、前記発散収束光路から分離する分離光学系とを備
    え、 前記発光手段は、発光する光の偏光方向が前記光磁気記
    録媒体のトラック方向と垂直になるように配置され、 前記分離光学系は、前記発光手段により発光された光の
    うちの、光軸上の光に対応する、前記光磁気記録媒体か
    らの反射光と、その反射光を前記発散収束光路から分離
    した光とを含む面が、前記光磁気記録媒体のトラック方
    向と垂直になるように配置されることを特徴とする光磁
    気記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段と前記分離光学系との間に
    配置され、前記発光手段により発光された光を、前記情
    報を再生するための1つの光と、トラッキングエラー信
    号を検出するための2つの光との3つの光に分離する分
    光手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    の光磁気記録媒体再生装置。
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