JP3541893B2 - 光磁気記録媒体再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば光磁気ディスクなどの、光磁気的に情報が記録された光磁気記録媒体から情報を再生する場合に用いて好適な光磁気記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば光磁気ディスクなどの光磁気記録媒体には、いわゆるキューリ点記録方式により、記録しようとする情報に対応して、その表面に形成された記録層が垂直方向に磁化されることにより、情報が記録される。
【0003】
そして、光磁気ディスクに記録された情報は、図12に示すようにして再生される。
【0004】
即ち、例えばレーザダイオードで発光された、直線偏光のレーザ光が、偏光ビームスプリッタ(PBS)の反射面で反射され、対物レンズに入射される。そして、このレーザ光は、対物レンズにより光磁気ディスク上に集光されて反射される。このとき、いわゆる磁気カー効果により、レーザ光の偏光面は、光磁気ディスクの磁化方向に対応して、右または左に(回転角θkまたは−θkだけ)回転される。
【0005】
この磁気カー効果により、偏光面が、例えばθkだけ回転されたディスクからの反射光は、対物レンズを介してPBSに入射し、そこを透過する。このとき、ディスクからの反射光は、PBSの偏光特性により、偏光面の回転角が増幅される。
【0006】
即ち、直交する2つの偏光成分(ここでは、x,y偏光成分とする)を考えた場合、PBSが、例えばx偏光成分の透過率Txが1(=100%)で、y偏光成分の透過率Tyが1未満の所定の値の偏光特性を有するとすると、図12に示すように、レーザ光が、PBSを透過することにより、その偏光成分のうち、y偏光成分だけがTy(<1.0)倍されて小さくなる。その結果、同図に示すように、偏光面の回転角がθkから、それより大きいθ'kに増幅される。
【0007】
PBSを透過したディスクからの反射光は、例えばウォラストンプリズムなどで構成されるアナライザに入射される。アナライザでは、ディスクからの反射光から、i偏光成分とj偏光成分とが検出される。なお、iまたはj偏光成分とは、ディスクからの反射光を、そのx,y偏光成分を表すxy直交座標系を反時計回りに45度だけ回転したij座標系のiまたはj軸にそれぞれ投影したものである。
【0008】
ここで、本明細書中におけるxまたはy偏光成分は、いわゆるSまたはP偏光成分に、それぞれ対応する。
【0009】
アナライザからのiまたはj偏光成分は、それぞれディテクタに出射される。ディテクタは、2つの受光面それぞれで、アナライザからのi,j偏光成分を受光し、その受光量に対応する電圧としてのI,J信号を出力する。
【0010】
ここで、上述したように、ディスクからの反射光の偏光面は、ディスクの磁化方向に対応して、右または左に(回転角θkまたは−θkだけ)回転されているので、その回転方向により、I信号とJ信号の大小関係は異なり、従ってこの大小関係により、ディスクの磁化方向の判定、即ち記録された情報の再生ができることになる。
【0011】
よって、以下、ディテクタから出力されたI信号とJ信号とから、その絶対値の自乗の差分(|I|2−|J|2)としてのMO信号が算出され、このMO信号の大小に基づいて、ディスクに記録された情報が再生される。
【0012】
以上のようにして情報の再生を行う、従来の光磁気ディスク装置を図13に示す。レーザダイオード1は、例えば図中、水平方向の偏光方向を有するレーザ光としての発散光を発光する。このレーザ光は、コリメータレンズ4に入射され、そこで平行光にされてグレーティング2に出射される。グレーティング2は、平行光とされたレーザ光を、光磁気ディスク103に記録された情報を再生するための主ビームと、それからディスク103のトラックと直交する方向に所定の間隔(例えば、ディスク103のトラックピッチの1/4)だけ離れ、主ビームに対して点対称になる、トラッキングをとるための2つの副ビームとに分割し、偏光ビームスプリッタ(PBS)101に出射する。
【0013】
グレーティング2からのレーザ光(1つの主ビームと2つの副ビーム)は、PBS101(PBS101の反射面101a)を透過して、対物レンズ5に入射し、ディスク103上に集光されて反射される。なお、このとき、上述したように、磁気カー効果によって、レーザ光の偏光面が回転される。
【0014】
ディスク103で反射されたレーザ光、即ちディスク103からの反射光は、対物レンズ5を介してPBS101に入射し、その反射面101aで90度だけ反射され、これにより、平行光路111中から分離される。平行光路111中から分離された反射光は、PBS101の反射面101bで、再び90度だけ反射され、ウォラストンプリズム7に入射される。ウォラストンプリズム7は、入射したレーザ光を、そのレーザ光(以下、i+j偏光成分という)、i偏光成分、およびj偏光成分に、いわば3分割し、コンデンサレンズ102に出射する。
【0015】
ウォラストンプリズム7から出射されたレーザ光は平行光であるので、コンデンサレンズ102は、この平行光を収束光にして出射する。コンデンサレンズ102からの収束光は、非点収差を発生させるとともに、光を収束するマルチレンズ8を介して、図14に示すような受光面A乃至D,E,F,I、およびJを有するフォトディテクタ9上に集光される。
【0016】
なお、この場合、ウォラストンプリズム7で3分割された、主ビームに対応する反射光のうち、i+j偏光成分、i偏光成分、またはj偏光成分は、図14に示す受光面A乃至Dの中心部分、受光面I、またはJに、それぞれ集光される。さらに、ウォラストンプリズム7で3分割された、一方の副ビームに対応する反射光のうち、i+j偏光成分、i偏光成分、またはj偏光成分は、受光面E、その左側、または右側の受光面の形成されていない部分に、それぞれ集光され、また他方の副ビームに対応する反射光のうち、i+j偏光成分、i偏光成分、またはj偏光成分は、受光面F、その左側、または右側の受光面の形成されていない部分に、それぞれ集光される。
【0017】
フォトディテクタ9に形成された受光面A乃至D,E,F,I、またはJからは、その受光量に対応した電圧A乃至D,E,F,I、またはJがそれぞれ出力される。そして、図示せぬ処理回路において、|I|2−|J|2が演算され、これによりMO信号が得られる。さらに、(A+C)−(B+D)またはE−Fがそれぞれ演算され、その結果得られるフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号を0にするように、フォーカスサーボまたはトラッキングサーボそれぞれの制御がなされる。また、I+Jが演算され、その結果得られるビット信号に基づいて、レーザダイオード1の出力レベル制御などが行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような、従来の光磁気ディスク装置は、平行光路111中にビームスプリッタ101が配置されているので、ディスク103からの反射光としての平行光を、収束光にするためのコンデンサレンズ102が必要となり、これにより装置を構成するための部品数が多くなるとともに、レーザダイオード1から発光されたレーザ光が、ディテクタ9で受光されるまでの光路長が長くなり、装置が大型化、高コスト化する課題があった。
【0019】
そこで、レーザダイオード1とグレーティング2との間に配置されているコリメータレンズ4を、PBS101と対物レンズ5との間に配置し、即ち、PBS101が、コリメータレンズ4と、対物レンズ5との間の平行光路中ではなく、レーザダイオード1とコリメータレンズ4との発散収束光路(レーザダイオード1側からみた場合には発散光路であり、ディスク103側からみた場合には収束光路である)上に配置された装置(以下、発散収束光光学系装置という)が知られている。
【0020】
この場合、PBS101に入射する、ディスク103からの反射光は収束光であるから、装置は、コンデンサレンズ102を取り除いて構成することができる。
【0021】
ところで、光磁気ディスク103として、そのトラックがウォブリングトラックとなるように、案内溝(ランド)が形成されたものが知られている。ウォブリングトラックとは、例えば22kHzなどの所定の周波数で、本来のトラック中心から左右に、微小な距離だけずらして形成された、いわば波状のトラックで、その位相に基づいて、ディスク103上のアドレスを判定することができるようになされており、従ってディスク103にアドレスを記録する必要がなく、より多くの情報を記録することができるようになされている。
【0022】
このようなウォブリングトラックが形成された光磁気ディスク103に記録された情報が、上述した発散収束光光学系装置で再生される場合、ディスク103に照射されたレーザ光は、その隣接する案内溝により回折を受け、図15に示すような回折光(図中、点線で示す円の部分)を生じる。
【0023】
この回折光は、トラックからの反射光(図中、実線で示す円の部分)と干渉し、これにより、ディテクタ9の受光面には、図16に示すように、強度分布の異なるビームスポットが形成される。
【0024】
また、この場合、22kHzという高い周波数で変化するトラッキングエラー信号がサーボ回路に供給されることになるが、サーボ系(ピックアップ)は、このような高周波数のトラッキングエラー信号に追従することはできず、その結果、22kHzで変化するトラッキングエラー信号の平均値に追従するようになる。よって、ウォブリングトラックが形成されたディスクであっても、レーザ光が、本来のトラック中心(ウォブリングトラックでない円状のトラックのトラック中心)に照射されるようにトラッキング制御が行われる。
【0025】
このため、レーザ光のビームスポットが形成されるディスク103上の位置は、図17に示すように、
と、周波数22kHzで変化する。
【0026】
従って、トラックに隣接する案内溝から受ける回折の影響も変わり、これにより、ディテクタ9の受光面には、図18に示すように、トラックと直交する方向の部分における光強度分布が周波数22kHzで変化するビームスポットが形成される。
【0027】
ここで、光磁気ディスク103から情報を再生する場合には、上述したように偏光面の回転方向に基づいてなされるので、ディテクタ9の受光面に形成されるビームスポットの光強度の変化のみが、光磁気ディスク103から情報の再生に大きな影響を与えることはなかった。
【0028】
一方、PBS101(PBS101に限らずPBSすべて)は、偏光特性に角度依存性を有する。即ち、レーザ光がPBS101の反射面101aにより反射された反射光またはその反射面101aを透過した透過光の偏光面は、レーザ光が反射面101aに入射する角度に対応して回転される。従って、レーザ光が、平行光ではなく、発散光または収束光である場合、ディテクタ9に形成されるビームスポットにおける偏光面は、そのビームスポット全体にわたって同一方向にはならなくなる。
【0029】
ここで、PBS101の角度依存性により、偏光面の方向が、ビームスポット全体にわたって同一でなくなることは、ディテクタ9により、偏光面の方向に基づいて出力される電圧に誤差を含むことになるが、この誤差電圧は、ビームスポットの光強度または偏光面の方向が変化しない限り、一定値であり、あらかじめ測定しておくことができるので、ビームスポットにおける偏光面の方向が、その全体にわたって同一でないことのみが、光磁気ディスク103から情報の再生に大きな影響を与えることはなかった。
【0030】
しかしながら、光磁気ディスク103がウォブリングトラックの形成された光磁気ディスクであり、それを発散収束光光学系装置で再生する場合、ウォラストンプリズム7には、偏光面の方向が同一でなく、且つ干渉により光強度分布が周波数22kHzで変化するビームが入射されることになる。
【0031】
従って、この場合、ディテクタ9から出力される電圧は、干渉の程度に対応した誤差、即ちビームスポットの光強度変化に対応して変化する誤差を含むことになり、正確なMO信号を得ることができないという問題が生じる。よって、光磁気ディスク103のトラックがウォブリングトラックとされていた場合、それを発散収束光光学系装置で再生するのは困難であるとされていた。
【0032】
そこで、ウォブリングトラックの22kHzの周波数成分をBPF(バンドバスフィルタ)で取り出す方法が考えられるが、22kHzという周波数帯には、光磁気ディスク103に記録された信号成分が含まれており、ウォブリングトラックの22kHzの周波数成分だけを取り出すことは困難であった。
【0033】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ウォブリングトラックが形成された光磁気ディスクを再生する装置の小型化、低コスト化を図ることができるようにするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の光磁気記録媒体再生装置は、ウォブリングトラックが形成された、例えば光磁気ディスク6などの光磁気記録媒体から情報の再生を行う光磁気記録媒体再生装置において、光を発光する発光手段としてのレーザダイオード1と、レーザダイオード1から発光された光を光磁気ディスク6上に集光するとともに、光磁気ディスク6からの反射光を集光する集光光学系としてのコリメータレンズ4および対物レンズ5と、レーザダイオード1とコリメータレンズ4との間の発散収束光路11上に配置され、光磁気ディスク6からの反射光を反射して、発散収束光路11から分離する、偏光特性が角度依存性を有する分離光学系としての偏光ビームスプリッタ(PBS)3とを備え、レーザダイオード1は、発光する光の偏光方向が光磁気ディスク6のトラック方向と垂直になるように配置され、PBS3は、レーザダイオード1により発光された光のうちの、光軸上の光に対応する、光磁気ディスク6からの反射光と、その反射光を発散収束光路11から分離した光とを含む面が、光磁気ディスク6のトラック方向と垂直になるように配置されることを特徴とする。
【0035】
この光磁気記録媒体再生装置は、レーザダイオード1とPBS3との間に配置され、レーザダイオード1により発光された光を、情報を再生するための1つの光と、トラッキングエラー信号を検出するための2つの光との3つの光に分離する分光手段としてのグレーティング2をさらに備えるようにすることができる。
【0036】
【作用】
上記構成の光磁気記録媒体再生装置においては、偏光特性が角度依存性を有するPBS3は、レーザダイオード1と、コリメータレンズ4との間の発散収束光路11上に配置されるとともに、レーザダイオード1により発光された光のうちの、光軸上の光に対応する、光磁気ディスク6からの反射光と、その反射光を発散収束光路11から分離した光とを含む面が、ウォブリングトラックが形成された光磁気ディスク6のトラック方向と垂直になるように配置される。従って、装置の小型化、低コスト化を図ることができ、さらにこの場合、PBS3におけるレーザ光の反射によって、偏光面の方向が変化する部分には、ウォブリングトラックによる干渉が影響しなくなるので、正確なMO信号を再生することができるようになる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明するが、その前段階の準備として発散収束光路上に偏光ビームスプリッタ(PBS)が配置されたピックアップについて説明する。
【0038】
図1は、レーザダイオード1とコリメータレンズ4との間の発散収束光路11上に、PBS3が配置されたピックアップの構成例を示しており、また図2は、コリメータレンズ4とフォトディテクタ9との間の発散収束光路21上に、PBS3が配置されたピックアップの構成例を示している。なお、図1および図2において、図13における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。
【0039】
即ち、図1においては、レーザダイオード1から発光されたレーザ光は、グレーティング2を介しPBS3に入射して、その反射面3aを透過し、コリメータレンズ4に入射する。コリメータレンズ4は、レーザ光を発散光から平行光にし、対物レンズ5に出射する。コリメータレンズ4からの平行光は、対物レンズ5により光磁気ディスク6上に集光される。
【0040】
ここで、ディスク6は、そのトラックがウォブリングトラックとなるように、案内溝(ランド)が形成されたものである。
【0041】
ディスク6に集光されたレーザ光は、そこで反射され、対物レンズ5を介してコリメータレンズ4に再び入射し、そこで平行光から収束光にされる。収束光とされた、ディスク6からの反射光は、PBS3の反射面3aで反射され、90度だけ向きを変えて出射される。そして、ウォラストンプリズム7およびマルチレンズ8を介して、ディテクタ9に照射され、以下図14で説明したようにして、MO信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、およびビット信号が得られる。
【0042】
一方、図2においては、レーザダイオード1から発光されたレーザ光は、グレーティング2を介しPBS3に入射して、その反射面3aで反射され、90度だけ方向を変えて、コリメータレンズ4に出射される。コリメータレンズ4は、レーザ光を発散光から平行光にし、対物レンズ5に出射する。コリメータレンズ4からの平行光は、対物レンズ5によりディスク6上に集光される。
【0043】
ディスク6に集光されたレーザ光は、そこで反射され、対物レンズ5を介してコリメータレンズ4に再び入射し、そこで平行光から収束光にされる。収束光とされた、ディスク6からの反射光は、PBS3を透過し、ウォラストンプリズム7およびマルチレンズ8を介して、ディテクタ9に照射され、以下図14で説明したようにして、MO信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、およびビット信号が得られる。
【0044】
ここで、図3(a)に示すように、レーザダイオード1から発光されるレーザ光などは、その形状が真円ではなく、楕円になることが知られており、さらにこのような楕円形のレーザ光の偏光方向は、楕円の短軸方向と同一方向になることが知られている。
【0045】
上述したように、この楕円形のレーザ光は、対物レンズ5によりディスク6上に集光されるが、この場合、対物レンズ5おいては、楕円形のレーザ光のうち、より拡がりを持つ部分の方が絞られるため、その結果、図3(a)に示すような楕円形のレーザ光は、ディスク6上では、図3(b)に示すような楕円形のビームスポットを形成する。従って、ディスク6上における楕円形のビームスポットの偏光方向は、その長軸方向になる。
【0046】
一方、ディスク6のトラック上に形成される、楕円形のビームスポットとしては、図4(a)に示すように、その長軸がトラック方向と平行となるより、図4(b)に示すように直交する方が、トラック方向の分解能が高くなることが知られている。
【0047】
このように、ビームスポットの長軸とトラック方向とが直交するということは、図3で説明したことから、レーザ光の偏光方向とトラック方向とが直交することに等しい。
【0048】
従って、図1および図2においては、レーザ光の偏光方向とトラック方向とが直交するように、レーザダイオード1およびディスク6が配置されている。
【0049】
また、図1または図2に示す構成のピックアップは、レーザダイオード1からのレーザ光の偏光方向とPBS3における理想入射面とが、それぞれ平行または垂直になるようにPBS3が配置されており、このことからそれぞれを、P(平行の意味)またはS(垂直の意味)分離タイプと呼ぶことにする。
【0050】
但し、理想入射面とは、次のように定義される面をいう。即ち、理想入射面とは、図5に示すように、光軸上の光と、その光が、PBS3の反射面3aによって反射された反射光とを含む面を意味する。なお、以下、単に入射面というときは、PBS3に入射された光と、その光が、反射面3aによって反射された反射光を含む面を意味する。
【0051】
次に、図6に示すような、yz平面に垂直で、yおよびz軸と、例えば45度の角度をなし、且つ原点を通る反射面Rと、z軸上の負の位置にある光源から出射された発散光とを考える。なお、この場合、理想入射面は、yz平面になる。
【0052】
但し、発散光は、理想入射面と平行な方向としての、例えばy軸方向の偏光方向を有するものとし、z軸(光軸)上の光、またはz軸上から偏光方向(y軸の正方向)、偏光方向と逆方向(y軸の負方向)、偏光方向を時計回りに90度だけ回転させた方向(x軸の負方向)、もしくは偏光方向を反時計回りに90度だけ回転させた方向(x軸の正方向)に発散する光を、それぞれ光OまたはA乃至Dとする。
【0053】
従って、光A,O,Bは、それぞれ理想入射面(yz平面)に平行な光(理想入射面上にある光)であり、光C,Dは、それぞれ理想入射面(yz平面)に平行でない光である。
【0054】
また、反射面Rは、入射した光の、入射面に平行な成分としてのP偏光成分を、透過率TP(一般的には約65%)の割合で透過し、反射率RP(=1−TP=35%)の割合で反射するとともに、入射した光の、入射面に垂直な成分としてのS偏光成分を、透過率TS(一般的には100%)の割合で透過し、反射率RS(=1−TS=0%)の割合で反射するものとする。
【0055】
いま、z軸を光軸とする発散光が、反射面Rに入射し、例えば上述のような透過率TP(=65%),TS(=100%)にしたがって透過する場合、発散光の、入射面に平行または垂直な成分としてのPまたはS偏光成分が、それぞれ0.65または1倍された透過光、即ちS偏光成分はそのままで、P偏光成分のみが0.65(=TP)倍された透過光が得られる。
【0056】
ここで、理想入射面に平行な光A,O,Bは、その入射面が、発散光の偏光方向(y軸方向)に平行であるから、図7(a)に示すように、入射面に平行なP偏光成分だけを有することになる。従って、光A,O,Bに関しては、S偏光成分はそのままで、P偏光成分のみがTP倍された透過光、つまり図7(a)に示すように、元の偏光方向(発散光の偏光方向)と同一の偏光方向を有し、その大きさがTP倍された透過光が得られる。
【0057】
また、理想入射面に平行でない光Cは、z軸の正方向からみた場合、その入射面が、発散光の偏光方向に対し、左に傾いているので、図7(b)に示すように、入射面に平行なP偏光成分と、それに垂直なS偏光成分を有することになる。従って、光Cに関しては、S偏光成分はそのままで、P偏光成分のみがTP倍された透過光、つまりz軸の正方向からみた場合、図7(b)に示すように、元の偏光方向(発散光の偏光方向)に対して右に回転した偏光方向の透過光が得られる。
【0058】
さらに、理想入射面に平行でない光Dは、z軸の正方向からみた場合、その入射面が、発散光の偏光方向に対し、右に傾いているので、図7(c)に示すように、入射面に平行なP偏光成分と、それに垂直なS偏光成分を有することになる。従って、光Dに関しては、S偏光成分はそのままで、P偏光成分のみがTP倍された透過光、つまりz軸の正方向からみた場合、図7(c)に示すように、元の偏光方向(発散光の偏光方向)に対して左に回転した偏光方向の透過光が得られる。
【0059】
以上から、反射面Rを発散光が透過する場合、光A,O,Bのように、その偏光方向と理想入射面とが平行な光であって、その入射面が理想入射面に平行な光においては、透過光の偏光方向は、透過する前の方向と変わらないが、光CやDのように、その偏光方向と理想入射面とが平行な光であっても、その入射面が理想入射面に平行でない光においては、透過光の偏光方向は、透過する前の方向に対し右または左に回転する。
【0060】
但し、上述のことは、偏光方向と理想入射面とが平行な光だけでなく、それらが垂直の関係にある光に対しても同様である。
【0061】
従って、図6に示すような場合、z軸の正方向から、発散光の透過光を見ると、その偏光方向は、図8に示すようになる。即ち、入射面が理想入射面に平行でない光C,Dの偏光方向が回転した透過光が得られる。
【0062】
なお、このことは、反射面Rによって発散光が透過されるときだけでなく、反射されるときも同様である。
【0063】
次に、図1または図2に示すピックアップを考えた場合、レーザダイオード1から発光される発散光としてのレーザ光の偏光方向は、理想入射面にそれぞれ平行または垂直であるから、この発散光が反射面3aを反射または透過することにより、上述したように、入射面が理想入射面に平行な光の偏光方向は変わらないが、その入射面が理想入射面に平行でない光の偏光方向は回転する。
【0064】
従って、いま、レーザダイオード1から発光される発散光としてのレーザ光を、図6に示すように、光軸上の光O、理想入射面に含まれる(平行である)光A,B、並びに理想入射面と直交する面に含まれる(理想入射面と平行でない)光C、およびDからなる光として考えると、図2においては、レーザ光が、PBS3の反射面3aで反射されることにより、上述したようなPBS3の偏光特性の角度依存性に基づいて、ディスク6に形成するビームスポットは、図9(b)に示すように、理想入射面に平行でない光CまたはDの偏光方向が、互いに反対方向に回転したものとなる。
【0065】
さらに、図2のピックアップでは、光CおよびDは、トラックと直交する方向における部分の光であり、ウォブリングトラックが形成されたディスク6を再生する場合には、図18で説明したように、その光強度が周波数22kHzで変化する。
【0066】
従って、ディテクタ9におけるディスク6からの反射光の光強度分布が、図9(a)に示すように、光Cに対応する部分が強く(明るく)なり、光Dに対応する部分が弱く(暗く)なった場合、図9(c)に示すように、光Cの偏光成分を表すベクトルが大きくなるとともに、光Dの偏光成分を表すベクトルが小さくなる。
【0067】
また、これとは逆に、光強度分布が、光Cに対応する部分が弱く(暗く)なり、光Dに対応する部分が強く(暗く)なった場合、光Cの偏光成分を表すベクトルが小さくなるとともに、光Dの偏光成分を表すベクトルが大きくなる。
【0068】
このように、偏光方向の異なる偏光成分の大きさが変化するということは、光OおよびA乃至Dの偏光成分の合成ベクトルの大きさと方向が変化するということになる。
【0069】
ディテクタ9では、上述したように、図9(c)に示すビームスポットの偏光方向に基づいて、即ち光OおよびA乃至Dの偏光成分の合成ベクトルの方向に基づいて、MO信号が生成されるため、図2に示すピックアップでは、この合成ベクトルの方向が、ディスク6のウォブリングトラックの周波数で変化し、その結果、正確なMO信号が得られないことになる。
【0070】
一方、図1のピックアップでは、レーザ光が、PBS3の反射面3aを透過することにより、PBS3の偏光特性の角度依存性に基づいて、ディスク6に形成するビームスポットは、図10(b)に示すように、理想入射面に平行でない光CまたはDの偏光方向が、互いに反対方向に回転したものとなる。
【0071】
また、図1のピックアップにおいては、光AおよびBは、トラックと直交する方向における部分の光であり、ウォブリングトラックが形成されたディスク6を再生する場合には、図18で説明したように、その光強度が周波数22kHzで変化する。
【0072】
従って、ディテクタ9におけるディスク6からの反射光の光強度分布が、図10(a)に示すように、光Cに対応する部分が強く(明るく)なり、光Dに対応する部分が弱く(暗く)なった場合、図10(c)に示すように、光Aの偏光成分を表すベクトルが大きくなるとともに、光Bの偏光成分を表すベクトルが小さくなる。
【0073】
また、これとは逆に、光強度分布が、光Aに対応する部分が弱く(暗く)なり、光Bに対応する部分が強く(暗く)なった場合、光Aの偏光成分を表すベクトルが小さくなるとともに、光Bの偏光成分を表すベクトルが大きくなる。
【0074】
しかしながら、この場合、偏光方向が同じ偏光成分の大きさが、いわば相補的に変化するので、光OおよびA乃至Dの偏光成分の合成ベクトルは、その大きさも方向も変化しない。
【0075】
即ち、図1に示すピックアップにおいては、正確なMO信号が得られることになる。
【0076】
以上から、発散収束光路上にPBS3を配置し、ウォブリングトラックの形成されたディスク6から、正確なMO信号を得るためには、偏光方向がPBS3の角度依存性により変化する、理想入射面に平行でない光が、トラック方向の部分に照射されるように、即ち理想入射面がトラックに垂直になるようにすれば良い。
【0077】
ところで、図3および図4で説明したように、レーザダイオード1からのレーザ光の偏光方向は、トラックと垂直とする方が好ましく、図2のピックアップは、さらにレーザダイオード1からのレーザ光の偏光方向が、PBS3の理想入射面と垂直であるから、トラックと理想入射面が垂直となるような構成とすることはできない。
【0078】
一方、図1のピックアップは、レーザダイオード1からのレーザ光の偏光方向が、PBS3の理想入射面と平行であるから、トラックと理想入射面が垂直となるように構成することができる。
【0079】
以上から、発散収束光路上にPBS3を配置し、ウォブリングトラックの形成されたディスク6から、正確なMO信号を得るためには、図1に示すP分離タイプのピックアップを用いる必要がある。
【0080】
図11は、本発明の光磁気記録媒体再生装置を適用した光磁気ディスク装置の一実施例の構成を示すブロック図である。ピックアップ31は、図1に示すようなP分離タイプのピックアップで、ウォブリングトラックが形成された磁気ディスク6にレーザ光を照射し、その反射光をディテクタ9の、図14に示すように構成された受光面で受光する。各受光面では、受光された光が、その受光量に対応した電圧の信号に光電変換され、信号処理回路32に出力される。
【0081】
信号処理回路32は、ピックアップ31におけるディテクタ9の各受光面からの信号に対し、前述したような演算を施し、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、ビット信号、およびMO信号を生成する。フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、およびビット信号は、図示せぬサーボ回路に供給され、これにより、各信号に基づいたサーボ制御がなされる。
【0082】
MO信号は、復調回路33に供給され、そこで復調されて、エラー訂正回路34に出力される。エラー訂正回路34は、復調回路33の復調出力に、エラー訂正処理を施し、再生信号として出力する。
【0083】
以上のように、PBS3を、発散収束光路11上に配置したピックアップにより装置を構成したので、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0084】
さらに、この場合、PBS3を、その理想入射面が、ウォブリングトラックの形成された光磁気ディスク6のトラック方向と垂直となるように配置したので、ウォブリングトラックによる誤差の影響のないMO信号を得ることができる。
【0085】
以上、本発明を光磁気ディスク装置に適用した場合について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装置の他、例えば光磁気的に情報が記録されており、トラックがウォブリングトラックとされたカード状やテープ状の記録媒体を再生する装置に適用可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の光磁気記録媒体再生装置によれば、偏光特性が角度依存性を有する分離光学系は、発光手段と、集光光学系との間の発散収束光路上に配置されるとともに、発光手段により発光された光のうちの、光軸上の光に対応する、光磁気記録媒体からの反射光と、その反射光を発散収束光路から分離した光とを含む面が、ウォブリングトラックが形成された光磁気記録媒体のトラック方向と垂直になるように配置される。従って、装置の小型化、低コスト化を図ることができ、さらにこの場合、分離光学系における反射によって、偏光面の方向が変化する部分には、ウォブリングトラックによる干渉が影響しなくなるので、正確なMO信号を再生することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】P分離タイプのピックアップの構成例を示す図である。
【図2】S分離タイプのピックアップの構成例を示す図である。
【図3】レーザダイオード1から発光されるレーザ光の形状と偏光方向との関係を説明する図である。
【図4】レーザ光の形状とトラックとの関係を示す図である。
【図5】理想入射面を説明する図である。
【図6】反射面Rに入射する発散光を示す図である。
【図7】発散光が反射面Rを透過した場合の、透過光の偏光方向の変化を説明する図である。
【図8】z軸の正方向から見た、発散光が反射面Rを透過した透過光の偏光方向を示す図である。
【図9】図2のS分離タイプのピックアップにおけるPBS3の角度依存性の影響を説明する図である。
【図10】図1のP分離タイプのピックアップにおけるPBS3の角度依存性の影響を説明する図である。
【図11】本発明を適用した光磁気ディスク装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】光磁気ディスクの再生原理を説明する図である。
【図13】従来の光磁気ディスク装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図14】フォトディテクタ9の受光面の構成を示す図である。
【図15】光磁気ディスクの案内溝による回折を説明する図である。
【図16】回折光による干渉を説明する図である。
【図17】ウォブリングトラックの形成された光磁気ディスクを通常再生している場合の、ビームスポットとトラックとの位置関係の変化を説明する図である。
【図18】ウォブリングトラックの形成された光磁気ディスクを通常再生している場合の、回折光による干渉の変化を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード
2 グレーティング
3 PBS(偏光ビームスプリッタ)
3a 反射面
4 コリメータレンズ
5 対物レンズ
6 光磁気ディスク
7 ウォラストンプリズム
8 マルチレンズ
9 フォトディテクタ
11,21 発散収束光路
31 ピックアップ
32 信号処理回路
33 復調回路
34 エラー訂正回路
101 PBS(偏光ビームスプリッタ)
101a,101b 反射面
102 コンデンサレンズ
103 光磁気ディスク
Claims (2)
- ウォブリングトラックが形成された光磁気記録媒体から情報の再生を行う光磁気記録媒体再生装置において、
光を発光する発光手段と、
前記発光手段から発光された光を前記光磁気記録媒体上に集光するとともに、前記光磁気記録媒体からの反射光を集光する集光光学系と、
前記発光手段と前記集光光学系との間の発散収束光路上に配置され、前記光磁気記録媒体からの反射光を反射して、前記発散収束光路から分離する、偏光特性が角度依存性を有する分離光学系と
を備え、
前記発光手段は、発光する光の偏光方向が前記光磁気記録媒体のトラック方向と垂直になるように配置され、
前記分離光学系は、前記発光手段により発光された光のうちの、光軸上の光に対応する、前記光磁気記録媒体からの反射光と、その反射光を前記発散収束光路から分離した光とを含む面が、前記光磁気記録媒体のトラック方向と垂直になるように配置される
ことを特徴とする光磁気記録媒体再生装置。 - 前記発光手段と前記分離光学系との間に配置され、前記発光手段により発光された光を、前記情報を再生するための1つの光と、トラッキングエラー信号を検出するための2つの光との3つの光に分離する分光手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録媒体再生装置。
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