JPH0610887B2 - 磁気光学的情報再生方法 - Google Patents
磁気光学的情報再生方法Info
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- JPH0610887B2 JPH0610887B2 JP3905285A JP3905285A JPH0610887B2 JP H0610887 B2 JPH0610887 B2 JP H0610887B2 JP 3905285 A JP3905285 A JP 3905285A JP 3905285 A JP3905285 A JP 3905285A JP H0610887 B2 JPH0610887 B2 JP H0610887B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は磁気光学効果を利用して高密度磁気記録情報を
再生する磁気光学的情報再生方法に関するものである。
再生する磁気光学的情報再生方法に関するものである。
近年、情報の高密度記録の分野において磁気光学効果を
用いた書き換え可能な光磁気方式が有望視されている。
用いた書き換え可能な光磁気方式が有望視されている。
従来、上述の如き光磁気記録の再生には、第6図に示す
ような読み取り光学系が使用されていた。ここで、半導
体レーザ等の光源1から出た光は、コリメータレンズ2
によつて平行光束3となり、偏光子4を経てある方位に
直線偏光した光になり、ビームスプリツタ5、対物レン
ズ6を経て光磁気デイスク7上にスポツト状に入射す
る。そして、この入射光は、光磁気デイスクの垂直磁化
の上向き、または下向きの方向の違いに対応し、光束の
偏光面が磁気光学力−効果により互いに反対方向の回転
θkを受けて反射する。例えば、入射光束をP偏光と
し、その偏光面が上向き磁化に対し+θk、下向き磁化
に対し−θkの変化を受けS偏光成分をもつようになる
とすると、反射光は第7図のA,Bの如くなる。
ような読み取り光学系が使用されていた。ここで、半導
体レーザ等の光源1から出た光は、コリメータレンズ2
によつて平行光束3となり、偏光子4を経てある方位に
直線偏光した光になり、ビームスプリツタ5、対物レン
ズ6を経て光磁気デイスク7上にスポツト状に入射す
る。そして、この入射光は、光磁気デイスクの垂直磁化
の上向き、または下向きの方向の違いに対応し、光束の
偏光面が磁気光学力−効果により互いに反対方向の回転
θkを受けて反射する。例えば、入射光束をP偏光と
し、その偏光面が上向き磁化に対し+θk、下向き磁化
に対し−θkの変化を受けS偏光成分をもつようになる
とすると、反射光は第7図のA,Bの如くなる。
前記反射光は再び対物レンズ6、ビームスプリツタを経
て平行光束8の方向に曲げられ、第7図のCの如くその
透過軸の方位が、入射光束の偏光方向に垂直な方向に対
し所定の角度ψをなすように配置された検光子9を通
り、光検出器10にいたる。この時検光子を通過する光
の強度は、第7図のCへの斜影成分に対応し、磁化の上
向きまたは下向きの違いによつて強度の強弱として検出
される。
て平行光束8の方向に曲げられ、第7図のCの如くその
透過軸の方位が、入射光束の偏光方向に垂直な方向に対
し所定の角度ψをなすように配置された検光子9を通
り、光検出器10にいたる。この時検光子を通過する光
の強度は、第7図のCへの斜影成分に対応し、磁化の上
向きまたは下向きの違いによつて強度の強弱として検出
される。
ところがこの磁気光学力−効果による力−回転角θ
kは、0.1度オーダの微小な角度であるうえ、光検出
器にいたる絶対光量が少ないため、レーザ,光磁気デイ
スク光検出器等の雑音成分が信号に大きく影響し、SN
比の劣化が問題となつていた。
kは、0.1度オーダの微小な角度であるうえ、光検出
器にいたる絶対光量が少ないため、レーザ,光磁気デイ
スク光検出器等の雑音成分が信号に大きく影響し、SN
比の劣化が問題となつていた。
一方、上述した欠点を除去し、磁気光学的再生において
問題となる微小信号読み取りのSN比劣化に対して、従
来の再生方法に比べて大きなSN比が得られるものとし
て、所謂光混合法を利用した磁気光学的情報再生方法が
提案されている(特許出願公開昭59−13564
6)。第8図はこのような光混合法を利用した磁気光学
的情報再生方法の説明図である。
問題となる微小信号読み取りのSN比劣化に対して、従
来の再生方法に比べて大きなSN比が得られるものとし
て、所謂光混合法を利用した磁気光学的情報再生方法が
提案されている(特許出願公開昭59−13564
6)。第8図はこのような光混合法を利用した磁気光学
的情報再生方法の説明図である。
所定の方向に直線偏光した光束11は、ビームスプリツ
タ12、対物レンズ13、を経て光磁気デイスク14上
にスポツト状に入射する。そして、前述のように光磁気
デイスクの上向き、または下向きの磁化に応じて変調を
うけた反射光束は、対物レンズ13を経てビームスプリ
ツタ12により曲げられ光束15となりビームスプリツ
タ17により適当な方法で光源より分割された参照光束
16と光混合され検光子18を経て高検出器19で検出
される。このとき、光束15と光束16の周波数が同じ
ものをホモダイン法といい、周波数が異なるものをヘテ
ロダイン法という。両方とも、光検出器のシヨツトノイ
ズリミツト検出が可能で、SN比が向上出来るものであ
る。
タ12、対物レンズ13、を経て光磁気デイスク14上
にスポツト状に入射する。そして、前述のように光磁気
デイスクの上向き、または下向きの磁化に応じて変調を
うけた反射光束は、対物レンズ13を経てビームスプリ
ツタ12により曲げられ光束15となりビームスプリツ
タ17により適当な方法で光源より分割された参照光束
16と光混合され検光子18を経て高検出器19で検出
される。このとき、光束15と光束16の周波数が同じ
ものをホモダイン法といい、周波数が異なるものをヘテ
ロダイン法という。両方とも、光検出器のシヨツトノイ
ズリミツト検出が可能で、SN比が向上出来るものであ
る。
しかしながら、このような光磁気デイスクの再生装置に
おいては通常デイスクの反り等によつて検出系に対して
デイスク面が上下してしまう。従つて、前述のような光
混合法を用いた従来の方法では、ビームスプリツタ12
と光磁気デイスク14との距離が変化することにより光
束15と16の光路長が変化し、そのため光磁気デイス
クの信号が読み取れない場合が生じた。
おいては通常デイスクの反り等によつて検出系に対して
デイスク面が上下してしまう。従つて、前述のような光
混合法を用いた従来の方法では、ビームスプリツタ12
と光磁気デイスク14との距離が変化することにより光
束15と16の光路長が変化し、そのため光磁気デイス
クの信号が読み取れない場合が生じた。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除去し、信
号読み取りのS/N比を向上させ、しかも記録媒体と検
出系との距離の変動による影響を除去した磁気光学的情
報再生方法を提供することにある。
号読み取りのS/N比を向上させ、しかも記録媒体と検
出系との距離の変動による影響を除去した磁気光学的情
報再生方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、所定の方向に偏光した光束を磁気
的に情報が記録された記録媒体に照射し、前記情報に応
じて偏光方向の変化した光束を前記所定方向の偏光成分
から成る第1の光束と所定方向と垂直な方向の偏光成分
から成る第2の光束とに分割した後、これら第1の光束
及び第2の光束を干渉させて前記情報を検出することに
よつて達成される。
的に情報が記録された記録媒体に照射し、前記情報に応
じて偏光方向の変化した光束を前記所定方向の偏光成分
から成る第1の光束と所定方向と垂直な方向の偏光成分
から成る第2の光束とに分割した後、これら第1の光束
及び第2の光束を干渉させて前記情報を検出することに
よつて達成される。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の方法を用いた検出系の構成例を示す
概略図である。ここで、61は半導体レーザ等の光源、
62はコリメータレンズ、63はP偏光のみ透過する偏
光子、20はP偏光の直線偏光光束である。また、21
は光束を所定の割合で分割するビームスプリツタ、22
はS偏光が反射,P偏光が透過する(例えばS偏光の反
射率99%,P偏光の透過率98%)偏光ビームスプリ
ツタ、23は対物レンズ、24は光磁気デイスク、25
は偏光ビームスプリツタにより分割された反射光束のS
偏光成分の光束、また26は偏光ビームスプリツタ22
により分割された反射光束のP偏光がさらにビームスプ
リツタ21により反射された光束、27は反射ミラー、
28は偏光方位をP偏光方向からS偏光方向に変える1/
2波長板、29は1/2波長板28を通つた光束の位相を調
整する位相板、30は光束25と26を干渉させるための
ビームスプリツタ、31および32は集光レンズ、33
および34は光検出器である。
概略図である。ここで、61は半導体レーザ等の光源、
62はコリメータレンズ、63はP偏光のみ透過する偏
光子、20はP偏光の直線偏光光束である。また、21
は光束を所定の割合で分割するビームスプリツタ、22
はS偏光が反射,P偏光が透過する(例えばS偏光の反
射率99%,P偏光の透過率98%)偏光ビームスプリ
ツタ、23は対物レンズ、24は光磁気デイスク、25
は偏光ビームスプリツタにより分割された反射光束のS
偏光成分の光束、また26は偏光ビームスプリツタ22
により分割された反射光束のP偏光がさらにビームスプ
リツタ21により反射された光束、27は反射ミラー、
28は偏光方位をP偏光方向からS偏光方向に変える1/
2波長板、29は1/2波長板28を通つた光束の位相を調
整する位相板、30は光束25と26を干渉させるための
ビームスプリツタ、31および32は集光レンズ、33
および34は光検出器である。
光源61から出射した光は、コリメータレンズ62によ
つて平行光となり、偏光子63を通過してP偏光に直線
偏光した光束20となる。この光束20は、ビームスプ
リツタ21、偏光ビームスプリツタ22、対物レンズ2
3を経て光磁気デイスク24上にスポツト状に集光さ
れ、反射される。この際、前述の如く磁性膜の垂直磁化
の方位によつて+θkまたは−θkだけ反射光の偏光方位
が回転することになり、それによりS偏光成分が生じ
る。反射光のS偏光成分は対物レンズ23を経て偏光ビ
ームスプリツタ22により反射され、さらにミラー27
によつて曲げられほとんど光量の損失なく光束25とな
る。一方反射光のP偏光成分は対物レンズ23、偏光ビ
ームスプリツタ22を透過して、ビームスプリツタ21
により反射され、光束26となる。光束26は、1/2波
長板28により、偏光方位をP偏光方向からS偏光方向
に変えたのち、位相板29により、位相が調整される。
位相板29は、光束25と干渉させる際干渉効果が最大
になるように設定されている。光束25,26はビーム
スプリツタ30により干渉される。干渉光は2方向に進
み、それぞれ集光レンズ31,32によつて光検出器3
3,34上に集光され、検出される。
つて平行光となり、偏光子63を通過してP偏光に直線
偏光した光束20となる。この光束20は、ビームスプ
リツタ21、偏光ビームスプリツタ22、対物レンズ2
3を経て光磁気デイスク24上にスポツト状に集光さ
れ、反射される。この際、前述の如く磁性膜の垂直磁化
の方位によつて+θkまたは−θkだけ反射光の偏光方位
が回転することになり、それによりS偏光成分が生じ
る。反射光のS偏光成分は対物レンズ23を経て偏光ビ
ームスプリツタ22により反射され、さらにミラー27
によつて曲げられほとんど光量の損失なく光束25とな
る。一方反射光のP偏光成分は対物レンズ23、偏光ビ
ームスプリツタ22を透過して、ビームスプリツタ21
により反射され、光束26となる。光束26は、1/2波
長板28により、偏光方位をP偏光方向からS偏光方向
に変えたのち、位相板29により、位相が調整される。
位相板29は、光束25と干渉させる際干渉効果が最大
になるように設定されている。光束25,26はビーム
スプリツタ30により干渉される。干渉光は2方向に進
み、それぞれ集光レンズ31,32によつて光検出器3
3,34上に集光され、検出される。
次に、光束25と26の干渉により、光磁気デイスクの
情報を読み取る原理を第2図で説明する。第2図(A)を
光磁気デイスク24上の垂直磁化のモデルとすると、
(B)は光束25の強度、(C)は光束25の位相である。
また(D)は光束26の強度、(E)は光束25の位相であ
る。ここで横軸は(A)の光磁気デイスク上の位置に対応
する。また、0<IS≪1,IP≫1である。図から明
らかなように、垂直磁化の上向き下向きの違いにより、
光束25と26の位相は、同相か逆相(または逆相か同
相)になる。本発明は、ここに着目して干渉により信号
を読み取るものである。
情報を読み取る原理を第2図で説明する。第2図(A)を
光磁気デイスク24上の垂直磁化のモデルとすると、
(B)は光束25の強度、(C)は光束25の位相である。
また(D)は光束26の強度、(E)は光束25の位相であ
る。ここで横軸は(A)の光磁気デイスク上の位置に対応
する。また、0<IS≪1,IP≫1である。図から明
らかなように、垂直磁化の上向き下向きの違いにより、
光束25と26の位相は、同相か逆相(または逆相か同
相)になる。本発明は、ここに着目して干渉により信号
を読み取るものである。
光束25,26は式であらわすとそれぞれ(1)式と(2)式
になる。
になる。
ただし、δ′は垂直磁化が上向き(又は下向き)のとき
δ、垂直磁化が下向き(又は上向き)のときδ−πであ
り、ωは光の周波数、tは時間変数である。
δ、垂直磁化が下向き(又は上向き)のときδ−πであ
り、ωは光の周波数、tは時間変数である。
故に、干渉光の強度は(3)式で表わされる。
(3)式において、第1項第2項は直流成分である。また
第3項は交流成分で、これが磁気デイスクの信号に対応
する。つまり第3項は、垂直磁化上向き(又は下向き)
のときδ−δ′=0より となり、垂直磁化下向き(又は上向き)のときδ−δ′
=πより となる。
第3項は交流成分で、これが磁気デイスクの信号に対応
する。つまり第3項は、垂直磁化上向き(又は下向き)
のときδ−δ′=0より となり、垂直磁化下向き(又は上向き)のときδ−δ′
=πより となる。
このように、干渉光の信号成分は、雑音の影響がほとん
どなく、全体の絶対光量を多くすることにより、S/N
比の向上した信号として検出できる。また、第1図の構
成で、光検出器33,34により検出された信号を、更に
不図示の差動増幅器により差動検出すれば、よりS/N
比が向上する。
どなく、全体の絶対光量を多くすることにより、S/N
比の向上した信号として検出できる。また、第1図の構
成で、光検出器33,34により検出された信号を、更に
不図示の差動増幅器により差動検出すれば、よりS/N
比が向上する。
本発明の方法によれば、参照光としてデイスクからの反
射光の一部を用いるため、記録媒体と検出系との距離が
変化しても、干渉させる2光束の光路長は同じように変
化して光路差を生じず、安定した信号検出が可能であ
る。
射光の一部を用いるため、記録媒体と検出系との距離が
変化しても、干渉させる2光束の光路長は同じように変
化して光路差を生じず、安定した信号検出が可能であ
る。
第3図は、本発明の方法を用いた検出系の他の構成例を
示す部分概略図である。本例は、第1図の例の偏光子6
3から偏光ビームスプリツタ22までの間及び、ビーム
スプリツタ30に至る光路中の構成を変更したもので、
その他の構成は第1図と同様なので図示していない。
示す部分概略図である。本例は、第1図の例の偏光子6
3から偏光ビームスプリツタ22までの間及び、ビーム
スプリツタ30に至る光路中の構成を変更したもので、
その他の構成は第1図と同様なので図示していない。
図中、35はP変更に直線変更した入射光束、36はS
偏光を反射し、P偏光を透過する(例えば、S偏光反射
率99%、P偏光反射率98%)偏光ビームスプリツ
タ、37はフアラデイー効果を有する素子を用いたフア
ラデイーローテータ、38は1/2波長板、39は光磁気
デイスクからの反射光束である。第3図の各光学素子で
の偏光状態を第4図で示し、その特徴を説明する。
偏光を反射し、P偏光を透過する(例えば、S偏光反射
率99%、P偏光反射率98%)偏光ビームスプリツ
タ、37はフアラデイー効果を有する素子を用いたフア
ラデイーローテータ、38は1/2波長板、39は光磁気
デイスクからの反射光束である。第3図の各光学素子で
の偏光状態を第4図で示し、その特徴を説明する。
入射光束35は第4図(A)のようにP偏光の直線偏光で
ある。光束35は、偏光ビームスプリツタ36をほとん
ど透過し、フアラデイーローテータ37により偏光方位
を(B)のように4545゜回転される。そして1/2波長板
38によつて、(C)のように再びP偏光の直線偏光にも
どされ、第1図の例と同様に光磁気デイスクに入射す
る。一方、光磁気デイスクによる反射光束のP偏光成分
は、1/2波長板38を第3図の下から上へ通過しその偏
光方位は(E)のようになる。さらにフアラデイーローテ
ータ37を通り、(F)のようにS偏光の直線偏光に変え
られ、偏光ビームスフリツタ36によりほとんど反射さ
れ光束39となる。
ある。光束35は、偏光ビームスプリツタ36をほとん
ど透過し、フアラデイーローテータ37により偏光方位
を(B)のように4545゜回転される。そして1/2波長板
38によつて、(C)のように再びP偏光の直線偏光にも
どされ、第1図の例と同様に光磁気デイスクに入射す
る。一方、光磁気デイスクによる反射光束のP偏光成分
は、1/2波長板38を第3図の下から上へ通過しその偏
光方位は(E)のようになる。さらにフアラデイーローテ
ータ37を通り、(F)のようにS偏光の直線偏光に変え
られ、偏光ビームスフリツタ36によりほとんど反射さ
れ光束39となる。
このように、第3図の構成とすることによつて、つまり
第1図の検出系で1/2波長板28を取り除き、ビームス
プリツタ21と偏光ビームスプリツタ36とを置換し、
偏光ビームスプリツタ36とビームスプリツタ22の間
にフアラデーローテータ37と1/2波長板を配置するこ
とにより、光源からの光をほとんど損失なく利用出来る
と同時に、光アイソレータの機能を果して光源への戻り
光を防ぎ、更にS/N比の高い検出が可能となる。
第1図の検出系で1/2波長板28を取り除き、ビームス
プリツタ21と偏光ビームスプリツタ36とを置換し、
偏光ビームスプリツタ36とビームスプリツタ22の間
にフアラデーローテータ37と1/2波長板を配置するこ
とにより、光源からの光をほとんど損失なく利用出来る
と同時に、光アイソレータの機能を果して光源への戻り
光を防ぎ、更にS/N比の高い検出が可能となる。
第5図は、本発明の方法を用いた検出系の更に他の構成
例を示す概略図である。図中、40は半導体レーザ、4
1はコリメータレンズ、42は偏光子、43はビームスプ
リツタ面、44は偏光ビームスプリツタ面、45は対物
レンズ、46は光磁気デイク、47は1/4波長板、48
はミラー面、49はビームスプリツタ面、50,51は
集光レンズ、52,53は光検出器である。また、5
4,55は光磁気デイスクによる反射光束を示す。
例を示す概略図である。図中、40は半導体レーザ、4
1はコリメータレンズ、42は偏光子、43はビームスプ
リツタ面、44は偏光ビームスプリツタ面、45は対物
レンズ、46は光磁気デイク、47は1/4波長板、48
はミラー面、49はビームスプリツタ面、50,51は
集光レンズ、52,53は光検出器である。また、5
4,55は光磁気デイスクによる反射光束を示す。
半導体レーザ40から出射した光はコリメータレンズ4
1により平行光束にされ、偏光子42によりP偏光の直線
偏光となり、ビーム整形を兼ねたビームスプリツタ面4
3を透過する。さらに、偏光ビームスプリツタ面44、
対物レンズ45を経て、光磁気デイスク46に入射す
る。前述のように光磁気デイスクの信号により変調され
た反射光のS偏光成分とP偏光成分は偏光ビームスプリ
ツタ44によつて分けられ、S偏光成分は光束54とな
り、P偏光成分はビームスプリツタ43によつて反射さ
れ、光束55となる。光束54,55は、P偏光方向及
びS偏光方向に対して45゜の角度をなす方位に結晶軸を
配置した1/4波長板47によつて、それぞれ円偏光とな
る。光束54はミラー面47を経てビームスプリツタ4
9上で光束55と干渉する。干渉光は2方向に進み、そ
れぞれ集光レンズ50,51で集光された後光検出器5
2,53で検出される。
1により平行光束にされ、偏光子42によりP偏光の直線
偏光となり、ビーム整形を兼ねたビームスプリツタ面4
3を透過する。さらに、偏光ビームスプリツタ面44、
対物レンズ45を経て、光磁気デイスク46に入射す
る。前述のように光磁気デイスクの信号により変調され
た反射光のS偏光成分とP偏光成分は偏光ビームスプリ
ツタ44によつて分けられ、S偏光成分は光束54とな
り、P偏光成分はビームスプリツタ43によつて反射さ
れ、光束55となる。光束54,55は、P偏光方向及
びS偏光方向に対して45゜の角度をなす方位に結晶軸を
配置した1/4波長板47によつて、それぞれ円偏光とな
る。光束54はミラー面47を経てビームスプリツタ4
9上で光束55と干渉する。干渉光は2方向に進み、そ
れぞれ集光レンズ50,51で集光された後光検出器5
2,53で検出される。
本実施例においては、製作時に44の面と49の面を同
一面上にし、この面と43の面および48面とのそれぞ
れの距離を同一にし、偏光ビームスプリツタ44で分け
られた光束が再びビームスプリツタ49で干渉させられ
るまでの2光束の光路差を零にしている。このようにす
れば、光学系の振動による悪影響や、光源として用いる
レーザの周波数のゆらぎによる悪影響を除くことがで
き、安定した干渉効果が得られる。
一面上にし、この面と43の面および48面とのそれぞ
れの距離を同一にし、偏光ビームスプリツタ44で分け
られた光束が再びビームスプリツタ49で干渉させられ
るまでの2光束の光路差を零にしている。このようにす
れば、光学系の振動による悪影響や、光源として用いる
レーザの周波数のゆらぎによる悪影響を除くことがで
き、安定した干渉効果が得られる。
本発明は以上の実施例に限らず、種々の応用が可能であ
る。例えば、前述の実施例は所謂ホモダイン法によるも
のであるが、光磁気デイスクに2つの異なる周波数のレ
ーザ光を入射し、光磁気デイスクからの反射光を2光束
に分けた後、それぞれの光路で互いに異なる周波数の光
のみを選別し、これらを、干渉させることにより、所謂
ヘテロダイン法による再生も行なうことが出来る。ま
た、実施例では記録媒体の反射光による信号読取りを示
したが、本発明はフアラデー効果を利用した記録媒体の
透過光による光信号読取りにも適用が可能である。
る。例えば、前述の実施例は所謂ホモダイン法によるも
のであるが、光磁気デイスクに2つの異なる周波数のレ
ーザ光を入射し、光磁気デイスクからの反射光を2光束
に分けた後、それぞれの光路で互いに異なる周波数の光
のみを選別し、これらを、干渉させることにより、所謂
ヘテロダイン法による再生も行なうことが出来る。ま
た、実施例では記録媒体の反射光による信号読取りを示
したが、本発明はフアラデー効果を利用した記録媒体の
透過光による光信号読取りにも適用が可能である。
以上説明したように、本発明は情報に応じて偏光方向が
変化した光を、2方向の偏光成分の光に分割し、これら
の光を干渉させて検出することにより、情報読み取りの
高いS/N比を保ちつつ、記録媒体と検出系との距離の
変化による悪影響を除去する効果が得られるものであ
る。
変化した光を、2方向の偏光成分の光に分割し、これら
の光を干渉させて検出することにより、情報読み取りの
高いS/N比を保ちつつ、記録媒体と検出系との距離の
変化による悪影響を除去する効果が得られるものであ
る。
第1図は本発明を用いた検出系の構成例を示す概略図、
第2図は本発明の再生原理を説明する図、第3図は本発
明を用いた検出系の他の構成例を示す部分外略図、第4
図は第3図の各光学素子における偏光状態を示す図、第
5図は本発明を用いた検出系の更に他の構成例を示す概
略図、第6図は従来の検出系の構成を示す概略図、第7
図は従来の方法による再生原理を説明する図、第8図は
従来の他の検出系の構成を示す概略図である。 21,30……ビームスプリッタ、22……偏光ビーム
スプリツタ、23……対物レンズ、24……光磁気デイ
スク、27……ミラー、28……1/2波長板、29……
位相板、31,32……集光レンズ、33,34……光
検出器、61……光源、62……コリメータレンズ、6
3……偏光子。
第2図は本発明の再生原理を説明する図、第3図は本発
明を用いた検出系の他の構成例を示す部分外略図、第4
図は第3図の各光学素子における偏光状態を示す図、第
5図は本発明を用いた検出系の更に他の構成例を示す概
略図、第6図は従来の検出系の構成を示す概略図、第7
図は従来の方法による再生原理を説明する図、第8図は
従来の他の検出系の構成を示す概略図である。 21,30……ビームスプリッタ、22……偏光ビーム
スプリツタ、23……対物レンズ、24……光磁気デイ
スク、27……ミラー、28……1/2波長板、29……
位相板、31,32……集光レンズ、33,34……光
検出器、61……光源、62……コリメータレンズ、6
3……偏光子。
Claims (1)
- 【請求項1】所定の方向に偏光した光束を磁気的に情報
が記録された記録媒体に照射し、前記情報に応じて偏光
方向の変化した光束を前記所定方向の偏光成分から成る
第1の光束と所定方向と垂直な方向の偏光成分から成る
第2の光束とに分割した後、これら第1の光束及び第2
の光束を干渉させて前記情報を検出する磁気光学的情報
再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3905285A JPH0610887B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 磁気光学的情報再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3905285A JPH0610887B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 磁気光学的情報再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198458A JPS61198458A (ja) | 1986-09-02 |
JPH0610887B2 true JPH0610887B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=12542355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3905285A Expired - Lifetime JPH0610887B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 磁気光学的情報再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610887B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4823220A (en) * | 1987-11-16 | 1989-04-18 | International Business Machines Corporation | Detector for magnetooptic recorders |
US5610897A (en) * | 1992-08-31 | 1997-03-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical information reproducing apparatus |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP3905285A patent/JPH0610887B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61198458A (ja) | 1986-09-02 |
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