JPH075697A - 感光性平版印刷版の処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理装置

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JPH075697A
JPH075697A JP2518994A JP2518994A JPH075697A JP H075697 A JPH075697 A JP H075697A JP 2518994 A JP2518994 A JP 2518994A JP 2518994 A JP2518994 A JP 2518994A JP H075697 A JPH075697 A JP H075697A
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JP
Japan
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printing plate
lithographic printing
photosensitive lithographic
processing
rinsing
Prior art date
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JP2518994A
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English (en)
Inventor
Chikashi Oishi
近司 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3042Imagewise removal using liquid means from printing plates transported horizontally through the processing stations
    • G03F7/3057Imagewise removal using liquid means from printing plates transported horizontally through the processing stations characterised by the processing units other than the developing unit, e.g. washing units

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液の廃液量を減少し、かつ黴等の発生を
防止する。 【構成】 ポンプ180とスプレーパイプ56との間の
配管に殺菌剤注入部204を設け、内部に殺菌剤を貯留
するタンクを備える。配管を流れる水洗水の流量に応じ
て所定の比率で殺菌剤が混入され、スプレーパイプ56
から滴下される水洗水は常に所定の比率の殺菌剤が含有
されることになり、水洗水がスプレーパイプ56、受け
皿62、案内パイプ206、水洗槽28及び水洗処理後
の貯留される中間タンク202内で放置されても、黴や
バクテリア等が発生することがなくなる。なお、装置全
体を1つの密閉構造とし、オゾンを供給して、黴等の発
生を防止してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版を搬
送しながら、処理する感光性平版印刷版の処理装置に関
し、特に、処理領域での黴、水垢等の発生を防止する構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材、例えば感光性平版印刷版(以
下「PS版」という)を処理する感光性平版印刷版処理
装置(以下「PS版プロセッサー」という)では、焼付
装置等で画像が記録されたPS版が、このPS版プロセ
ッサーへ送られ現像槽内を搬送されながら現像液に浸漬
され、或いは現像液が画像記録面(表面)に吹きつけら
れる等の種々の方法によって画像記録面に現像液が供給
され現像処理される。
【0003】現像処理されたPS版は、水洗部で水洗水
によって水洗された後(水洗処理)、不感脂化処理部で
ガム液が塗布されて版面保護され(不感脂化処理)、次
いで乾燥処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水洗部
では、搬送ローラ間で多量の水洗水をスプレーで版面に
吹付けた後、絞りローラで過剰な水洗水を絞り取って除
去するようにしている。また、不感脂化処理部において
も同様な構造となっている。
【0005】このため、水洗水は5リットル〜40リッ
トル程度の処理タンク及び大容量の送液ポンプを設ける
必要がある。さらに、多量の水洗水をスプレーするため
に多数の吐出口の開いたスプレーパイプが必要となり装
置が大型となる。
【0006】また、PS版の裏面側も確実に水洗水が行
き届くようにする必要があり、水洗水の消費量がさらに
多くなる。また、水洗水は循環利用するようになってお
り、この循環水洗水中には、現像液成分が混じっている
ため、ヘドロやかすが生成すると、スプレーパイプの吐
出口が詰まり、処理タンクの底に沈積してメンテナンス
性が悪いという問題点がある。
【0007】また、水洗水は放置によって黴やバクテリ
アが発生し、腐敗してさらに汚れることがある。これ
は、貯留された水洗水周辺の換気の悪さやほぼ静止状態
で放置されることが原因となっている。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、処理液の放置
による黴やバクテリアなどの発生を防止して、循環利用
したり、再利用することにより、廃液量を減少させるこ
とができる感光性平版印刷版の処理装置を得ることが目
的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現像処理が終了した感光性平版印刷版を、少なくと
もリンス部で処理する感光性平版印刷版の処理装置にお
いて、前記リンス部で搬送ローラによって搬送しながら
リンス液供給手段から供給されるリンス液で前記感光性
平版印刷版の表面を処理し、処理後のリンス液を、前記
搬送ローラのうちの下側ローラの少なくとも一部が浸漬
するように設けられた受け皿に貯留させ、前記受け皿に
貯留したリンス液を前記下側ローラの表面で汲み上げて
前記感光性平版印刷版の裏面を処理する構造とされた感
光性平版印刷版の処理装置であって、前記リンス液供給
手段から供給されるリンス液に殺菌剤又は防腐剤を含有
させたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、現像処理が終了
した感光性平版印刷版を、少なくともリンス部で処理す
る感光性平版印刷版の処理装置において、前記リンス部
で搬送ローラによって搬送しながらリンス液供給手段か
ら供給されるリンス液で前記感光性平版印刷版の表面を
処理し、処理後のリンス液を、前記搬送ローラのうちの
下側ローラの少なくとも一部が浸漬するように設けられ
た受け皿に貯留させ、前記受け皿に貯留したリンス液を
前記下側ローラの表面で汲み上げて前記感光性平版印刷
版の裏面を処理する構造とされた感光性平版印刷版の処
理装置であって前記受け皿に貯留されるリンス液の液面
が外気に晒されることが抑止される密閉構造とし、前記
受け皿から排出されたリンス液を貯留する貯留槽を前記
密閉構造外に配設することを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、現像処理が終了
した感光性平版印刷版を、少なくともリンス部で処理す
る感光性平版印刷版の処理装置において、前記リンス部
で搬送ローラによって搬送しながらリンス液供給手段か
ら供給されるリンス液で前記感光性平版印刷版の表面を
処理し、処理後の処理液を、前記搬送ローラのうちの下
側ローラの少なくとも一部が浸漬するように設けられた
受け皿に貯留させ、前記受け皿に貯留したリンス液を前
記下側ローラの表面で汲み上げて前記感光性平版印刷版
の裏面を処理した後前記受け皿から排出されるリンス液
を貯留する貯留槽を設けた感光性平版印刷版の処理装置
であって、前記貯留槽内に外気を導入することを特徴と
している。
【0012】請求項4に記載の発明は、現像処理が終了
した感光性平版印刷版を、少なくともリンス部で処理す
る感光性平版印刷版の処理装置において、前記リンス部
で搬送ローラによって搬送しながらリンス供給手段から
供給するリンス液によって前記感光性平版印刷版の表面
を処理し、処理後のリンス液を、前記搬送ローラ対の下
側ローラの少なくとも一部が浸漬するように設けられた
受け皿に貯留させ、貯留したリンス液を前記下側ローラ
の表面で汲み上げて前記感光性平版印刷版の裏面を処理
した後前記受け皿から排出されるリンス液を貯留する貯
留槽を設けた感光性平版印刷版の処理装置であって、前
記貯留槽内にオゾンを含む外気を導入又は内部で循環さ
せることを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、現像処理が終了
した感光性平版印刷版を、少なくともリンス部で処理す
る感光性平版印刷版の処理装置において、前記リンス部
で搬送ローラによって搬送しながらリンス液供給手段か
ら供給されるリンス液で前記感光性平版印刷版の表面を
処理し、処理後の処理液を、前記搬送ローラのうちの下
側ローラの少なくとも一部が浸漬するように設けられた
受け皿に貯留させ、前記受け皿に貯留したリンス液を前
記下側ローラの表面で汲み上げて前記感光性平版印刷版
の裏面を処理した後前記受け皿から排出されるリンス液
を貯留する貯留槽を設けた感光性平版印刷版の処理装置
であって、前記貯留槽内に殺菌用紫外線発生手段を設け
たことを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記リンス液供
給手段から供給されるリンス液に殺菌剤又は防腐剤を含
有させたことを特徴としている。
【0015】請求項7に記載の発明は、感光性平版印刷
版を現像、リンス、不感脂化処理する感光性平版印刷版
の処理装置において、前記現像、リンス、不感脂化処理
部の各処理液の液面が外気に晒されることが抑止される
密閉構造とし、該密閉構造内へオゾンを含む空気又は紫
外線によって清浄された空気を導入又は循環することを
特徴としている。
【0016】請求項8に記載の発明は、前記密閉構造内
へのオゾンを含む空気の循環構造が、前記各処理部へ供
給する希釈水が貯留された貯留槽に少なくとも下端開口
部を含む下部が浸漬された第1の筒体と、前記第1の筒
体の密閉された上部に接続され前記密閉構造内の処理上
流側とを連通して密閉構造内の空気を回収可能な第1の
連通パイプと、前記第1の筒体の上半分にパイプを介し
て接続され第1の筒体内の空気を吸引するポンプと、ポ
ンプから排出されるエアが通過することによってオゾン
を発生させるオゾナイザと、オゾナイザから出力される
オゾンを含む空気を前記希釈水内で排出させる排出パイ
プと、排出パイプから排出されたオゾンを含む空気を回
収するように前記貯留槽に少なくとも下端開口部を含む
下部が浸漬された第2の筒体と、前記第2の筒体の密閉
された上半分に接続され前記密閉構造内の処理下流側と
を連通しオゾンを含む空気を導入可能な第2の連通パイ
プと、を有していることを特徴としている。
【0017】請求項9に記載の発明は、感光性平版印刷
版を現像、リンス、不感脂化処理する感光性平版印刷版
の処理装置において、前記現像、リンス、不感脂化処理
部の各処理液の液面が外気に晒されることが抑止される
密閉構造とし、該密閉構造内へ殺菌手段を配設したこと
を特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、現像処理が終
了した感光性平版印刷版は、リンス部へと搬送される。
ここで、リンス液供給手段からリンス液を滴下すると、
リンス液は、感光性平版印刷版の表面を処理した後、落
下して受け皿へと至る。受け皿には、下側ローラが収容
され、その少なくとも一部が受け皿に貯留されたリンス
液に浸漬されている。このため、下側ローラの回転によ
ってリンス液が汲み上げられ、感光性平版印刷版の裏面
側へと送られる。これにより、感光性平版印刷版の裏面
側が処理される。
【0019】ここで、リンス液供給手段から供給される
リンス液に殺菌剤又は防腐剤を含有させたため、受け皿
などのリンス液を貯留する部分での菌の発生を防止でき
るので、リンス液の汚れが抑制され、例えば、循環利用
或いは現像部の現像希釈水として適用することが可能と
なる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、受け皿か
ら排出されたリンス液を貯留する貯留槽を、外板パネ
ル、ブレード、シャッター、受け皿などにより密閉構造
とされた空間外に配設するようにしたので、貯留槽内に
貯留されているリンス液が高熱部、例えば現像液が高温
に保たれている現像部の影響を受けにくくなり菌の発生
を防止することができる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、受け皿か
ら排出されるリンス液を貯留する貯留槽に外気を導入す
るようにした。この外気の導入により、貯留槽内の湿度
が低下して貯留槽内での菌の発生を防止することができ
る。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、貯留槽に
オゾンを導入又はこのオゾンを貯留槽内で循環させるよ
うにした。このオゾンにより、リンス液が貯留される貯
留槽内での菌の発生を防止することができる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、受け皿か
ら排出されたリンス液を貯留する貯留槽内に殺菌用紫外
線発生手段、例えば紫外線ランプを設けたので貯留槽内
での菌の発生を防止することができる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
乃至請求項5に記載の構造、すなわち、受け皿から排出
されるリンス液を貯留する貯留槽を設けた構造におい
て、リンス液供給手段から滴下するリンス液に殺菌剤又
は防腐剤を含有させることによって、より一層リンス液
の汚れを抑制することができる。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、リンス液
を貯留する貯留槽のみならず、他の処理槽(例えば、現
像、不感脂化処理槽)を含む、処理領域において、各処
理液が外気に晒されることを抑止する密閉構造とし、こ
の密閉構造内へオゾンを導入したり、循環することによ
り、装置全体でのバクテリアや黴等の菌の発生を防止す
ることができる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、前記密閉
構造内へオゾンを含む空気を循環させる構造として、ポ
ンプの駆動によって排出される空気はオゾナイザを通過
することにより、オゾンを含む空気となり、このオゾン
を含む空気は排出パイプによって希釈水内で排出され
る。これにより、希釈水内にはオゾンの一部が溶けだ
し、希釈水自体の菌の発生を防止することができる。
【0027】排出されたオゾンを含む空気は第2の筒体
内へ回収され、第2の連通パイプによって密閉構造内の
処理下流側へ導かれる。
【0028】一方、密閉構造内の処理上流側には、第1
の連通パイプが配設されているため、第2の連通パイプ
で導入されたオゾンを含む空気は密閉構造内の菌の発生
を防止しつつ、処理下流側から上流側へ流れ、第1の連
通パイプによって回収される。
【0029】ここで、回収された空気と共に第1の連通
パイプ内の液が第1の筒体を介して希釈水へ流れ落ちる
ため、第1の連通パイプ内の菌の発生も防止することが
できる。また第1の連通パイプから第1の筒体へと案内
されたオゾンを含む空気はパイプを介して前記ポンプへ
吸引される。
【0030】このように、希釈水内を通過させてオゾン
の一部を希釈水に溶出させるようにしたので、希釈水自
体の菌の発生を防止できると共に密閉構造内全体の雰囲
気を菌が発生しない環境にすることができる。
【0031】請求項9に記載の発明によれば、密閉構造
内に積極的に殺菌手段を配設する。殺菌手段としては、
例えばUVランプ、衣類の防虫等に適用されている蒸散
性薬剤、殺菌剤、温風殺菌のための加熱風送風手段等が
適用可能である。
【0032】ここで、本発明に用いられる現像液及び補
充液は、現像性の促進や現像カスの分散及び印刷版画像
部の親インキ性を高める目的で必要に応じて種々界面活
性剤や有機溶剤を添加できる。
【0033】界面活性剤の好ましい例としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンピリ
スチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル類、ソルビトールの
ポリオキシエチレン付加物、ソルビトールのポリオキシ
プロピレン付加物、ソルビトールのポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン付加物、グリセリン脂肪酸部分エ
ステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエ
リスリトール脂肪酸部分エステル類、石油スルホン酸塩
類、硫酸化牛脂油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エス
テル塩類、アルキル硫酸エステル塩類、アミノコアルボ
ン酸類、スルホベタイン類、アミノ硫酸エステル類、イ
ミダゾリン類などの両性界面活性剤が挙げられる。
【0034】更に好ましい界面活性剤は、分子内にパー
フルオロアルキル基を含有するフッ素系の界面活性剤で
ある。かかるフッ素系界面活性剤としては、パーフルオ
ロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホ
ン酸塩、パーフルオロアルキル、パーフルオロアルキル
トリメチルアンモニウム塩などのカチオン型およびパー
フルオロアルキルアミンオキサイド、パーフルオロアル
キルエチレンオキシド付加物、パーフルオロアルキル基
および親水性基含有オリゴマー、パーフルオロアルキル
基および親油性基含有オリゴマー、パーフルオロアルキ
ル基、親水性基および親油性基含有オリゴマー、パーフ
ルオロアルキル基および親油性基含有ウレタンなどの非
イオン型のものが挙げられる。
【0035】本発明の現像液及び補充液には場合により
有機溶剤を添加することができる。有機溶剤としては、
水に対する溶解度が約10重量%以下のものが適してお
り、好ましくは5重量%以下のものから選ばれる。例え
ば、1−フェニルエタノール、−フェニルエタノール、
3−フェニル−1−プロパノール、4−フェニル−1−
ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、2−フェ
ニル−1−ブタノール、2−フェノキシエタノール、2
−ベンジルオキシエタノール、o−メトキシベンジルア
ルコール、m−メトキシベジルアルコール、p−メトキ
シベンジルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘ
キサノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチ
ルシクロヘキサノールおよび4−メチルシクロヘキサノ
ール、N−フェニルエタノールアミンおよびN−フェニ
ルジエタノールアミンナドを挙げることができる。有機
溶剤の含有両は使用液の総重量に対して0.1 〜5重量%
である。その使用量は界面活性剤の使用量と密接な関係
があり、有機溶剤の量が増すにつれ、界面活性剤の量は
増加させることが好ましい。これは、界面活性剤の量が
少なく、有機溶剤の量を多く用いると有機溶剤が完全に
溶解せず、従って、良好な現像性の確保が期待できなく
なるからである。
【0036】本発明に用いられる現像液及び補充液に
は、更に還元剤が加えられてもよい。これは、印刷版の
汚れを防止するものであり、特に感光性ジアゾニウム塩
化合物を含むネガ型感光性平版印刷版を現像する際に有
効である。好ましい有機還元剤としては、チオサルチル
酸、ハイドロキノン、メトール、メトキシキノン、レゾ
ルシン、2−メチルレゾルシンなどのフェノール化合
物、フェニレンジアミン、フェニルヒドラジンなどのア
ミン化合物が挙げられる。また、亜硫酸ナトリウム、重
亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩も好ましく用いられる。
【0037】本発明の現像液及び補充液には、更に有機
カルボン酸を加えることもできる。好ましい有機カルボ
ン酸は炭素原子数6〜20の脂肪族カルボン酸および芳
香族カルボン酸である。脂肪族カルボン酸の具体的な例
としては、カプロン酸、エナンチル酸、カプリル酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびステアリ
ン酸などがあり、特に好ましいのは炭素数8〜12のア
ルカン酸である。また、炭素鎖中に二重結合を有する不
飽和脂肪酸でも、枝分かれした炭素鎖のものでもよい。
【0038】本発明の現像液及び補充液には、更に必要
に応じて、消泡剤及び硬水軟化剤などを含有させること
もできる。硬水軟化剤としては例えば、ポリリン酸およ
びそのナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム
塩、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミ
ンペンタ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、等
が挙げられる。
【0039】本発明の現像液及び補充液の残余の成分は
水であるが、更に必要に応じて当業界で知られた種々の
添加剤を含有させることができる。例えば、特開昭58
−75152号公報記載のNaCl、KCl、KBrな
どの中性塩、特開昭58−121336号公報記載の
〔Co(NH3 6 〕Cl3 などの錯体、特開昭55−
25100号公報記載の周期律表第IIa族、第III
a族又はIIIb族の元素のイオン化可能な化合物、米
国特許第4,374,920 号公報記載のテトラミチルデシンジ
オール、特開昭60−213943号公報記載の非イオ
ン性界面活性剤、特開昭55−95946号公報記載の
p−ジメチルアミノメチルピリスチレンのメチルクロラ
イド4級化合物などのカチオニックポリマー、特開昭5
6−142528号公報記載のビニルベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロライドとアクリル酸ソーダの共重合
体などの両性高分子電解質、などが挙げられる。
【0040】本発明の現像液及び補充液には、防腐剤を
含有してもよく、防腐剤としては、特開昭63−226
57号に記載のものを用いることができる。
【0041】また、本発明に用いられるリンス液は、
水、界面活性剤又はpH緩衝剤を含有する水溶液、或い
は、不感脂化剤が含まれるが、本発明の好ましいリンス
液は、新鮮水又は現像済のPS版を洗浄した後に再利用
した水である。
【0042】
【実施例】
(第1実施例)図1及び図2には、本実施例に係る感光
性平版印刷版の処理装置(以下「PS版プロセッサー」
と言う)10が示されている。PS版プロセッサー10
は、図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感
光性平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのP
S版プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するよう
になっている。
【0043】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部が外板パネル14で覆われてい
る。外板パネル14には、PS版12(図2参照)を内
方へ送り込むための挿入台16が取り付けられている。
PS版12は、この挿入台16に載置されて挿入台16
の奥側の開口から外板パネル14内部へ挿入される。
【0044】外板パネル14の内部には、図2に示され
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18及
び現像槽18からオーバーフローした現像液を回収する
オーバーフロー管20を備えた現像部22と、PS版1
2に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗部24
と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処
理するフィニッシャー部26と、が配設されている。
【0045】なお、水洗部24には、水洗槽28が配設
され、フィニッシャー部26には、ガム液槽30が配設
されている。
【0046】外板パネル14には、スリット状の挿入口
102及び排出口104がそれぞれ設けられ、挿入口1
02は、前記挿入台16の奥側開口と対応して設けられ
ている。一方、排出口104は、図1に示される如く、
フィニッシャー部26の下流側に設けられた乾燥部31
の入口と対応して設けられている。
【0047】外板パネル14の上面には、現像部22と
水洗部24との間にPS版12を挿入するリエントリー
用挿入口(副挿入口)150が設けられている。この副
挿入口150からは、現像処理を除く処理を行うための
PS版12の挿入口とされている。
【0048】この副挿入口150には、仕切板としてブ
レード152が配設されている。ブレード152は、ゴ
ム製で先端部が副挿入口150の案内支持面とされる外
板パネル14に接触され、基部がブラケット154を介
して外板パネル14の裏面側に固定されている。このた
め、副挿入口150は、ブレード152によって閉塞さ
れた状態となる。ここで、リエントリーされるPS版1
2が副挿入口150から挿入されると、ブレード152
は弾性変形してこのPS版12の挿入を妨げることはな
い。
【0049】乾燥部31は、図示しない多数のローラに
よって、フィニッシャー部26から送り出されたPS版
12(図2参照)を搬送しながら、このPS版12の両
面に温風を吹きつけて乾燥するようになっている。乾燥
されたPS版12は、PS版プロセッサー10から排出
されて、例えば、PS版12を立て掛けて貯版するスト
ッカー(図示省略)等に排出される。
【0050】図2に示される如く、現像部22の現像槽
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入口102から挿入
されるようになっている。一対の搬送ローラ32は、P
S版12を水平方向に対して15°の角度で現像槽18
へ向けて送り出すようになっている。
【0051】搬送ローラ32の下流側近傍には、ゴム製
ブレード106が取付けられている。ブレード106
は、その先端部が現像部22の現像槽18の側壁に接触
されており、基部がブラケット156を介して外板パネ
ル14に取付けられている。ブラケット156は、固定
部156Aと固定部に蝶ねじ158で取付けられたスラ
イド部156Bとによって構成され、ブレード106は
スライド部156Bに固着されている。このため、ブレ
ード106は、蝶ねじ158を緩めスライド部156B
を固定部156Aに対してスライドさせることにより、
先端部を現像槽18の側壁から離反させることができる
構成となっている。
【0052】ここで、通常はブレード106の先端は、
現像槽18の側壁へ接触されており、PS版12が挿入
口102へ搬送されてくると、このPS版12の搬送時
の押圧力によってブレード106は、弾性力に抗して拡
開される構成となっている。このため、PS版12を円
滑に現像部22へ送り込むことができる。
【0053】また、この挿入口102の近傍には、PS
版12の有無を検出するセンサ108が取付けられてい
る。このセンサ108によってPS版12が装置内に存
在することが認識できる。
【0054】現像槽18は上方が開口され底部中央部が
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。この
現像槽18内には、ポンプ160が設けられ、このポン
プ160によって現像槽18内の現像液が吸い出され、
後述のスプレーパイプ44、172から噴出されるよう
になっている。これにより、現像槽18内に貯留された
現像液は循環されるようになっている。この循環中に現
像液の疲労度(現像液の交流インピーダンス)を計測す
る計測器162を通過するようになっており、現像液の
疲労度が検出される。また、現像槽18には、ポンプ1
64を介して現像補充原液タンク166から補充原液が
供給されるようになっている。
【0055】現像槽18内には、上流側にガイド板16
8、下流側に多数のガイドローラ34及び回転ブラシロ
ーラ170が配設されている。これらのガイドローラ3
4及び回転ブラシローラ170は、現像槽18の一対の
側板の間に回転可能に掛け渡されている。
【0056】前記ガイド板168の上方には、比較的大
径のガイドローラ36が、ガイドローラ34の上方に
は、回転ブラシローラ38、70及びガイドローラ40
が各々配設され、現像槽18の一対の側板の間に回転可
能に支持されている。
【0057】また、現像槽18内の中央部には、PS版
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ42が配設されている。これらのガイドローラ34、
36、40、回転ブラシローラ38及び絞りローラ42
には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、PS版12を一定速度で搬送する。
【0058】なお、現像槽18の底部近傍では、一対の
絞りローラ42、これに隣接する複数のガイドローラ3
4、ガイド板168によって、PS版12を300〜3
50mmの曲率半径で搬送するように配置されている。し
たがって、一対の搬送ローラ32に挟持搬送されて現像
槽18へ挿入されたPS版12は、ガイド板168とガ
イドローラ36との間を通って斜めに搬送され、絞りロ
ーラ42の間へ挿入される。絞りローラ42は、PS版
12の感光層側(図2の紙面上方側)から現像液中に溶
出した老廃物をその表面から除去し、老廃物がPS版1
2の移動と共に下流側へ搬送されないように隔離する。
【0059】絞りローラ42から送り出されたPS版1
2は、ガイドローラ34によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシローラ38、170、ガイドローラ40によ
って案内されて現像槽18から排出される。これによっ
て、PS版12は無理な力が加えられことなく滑らかに
かつ確実に現像液に浸漬されながら搬送される。このと
き回転ブラシローラ38、170によりPS版12の表
面と裏面がこすられて、現像が促進される。
【0060】絞りローラ42の下流側の最も接近したス
プレーパイプ44はその外周に弾性回転部材が複数個軸
支された串型ローラ形状とされ、PS版12を案内する
役目も有しており、弾性回転部材の間にパイプの外周と
内部とを連通するで吐出口(図示省略)が設けられてい
る。また、ガイド板168の下方には、スプレーパイプ
172が配設されている。スプレーパイプ172は中空
パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通する図示し
ない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路の幅方向
に沿うように配置されている。これらのスプレーパイプ
172及びスプレーパイプ44は、現像液を現像槽18
の底面に向けて吐出するようになっており、新鮮な現像
液が速やかに現像槽18全体に行き渡るようになってい
る。
【0061】現像槽18の最下流側には、前記オーバフ
ロー管20が配設され、現像液の液面が所定のレベルを
超えると、現像液を廃液タンク184へ案内して廃棄す
るようになっている。
【0062】現像槽18内の現像液表面には、液面蓋5
0が配置されている。この液面蓋50は回転ブラシロー
ラ38とこれに隣接したガイドローラ40に対応する部
分が略円弧状に突出され、現像液表面と空気との接触を
できるだけ少なくするため現像液面に密着され、現像液
の増減に応じて上下するように、この液面蓋50のPS
版12の搬送方向の両端が図示しない側板にスライド可
能な構造によって取付けられている。材質としてはポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド等の軽量な材質
が選ばれる。
【0063】この液面蓋50の搬送方向下流側端には、
ブレード174の先端が接触されている。このブレード
174はゴム製でブラケット176を介して外板パネル
14に固定されている。このブレード174によって液
面蓋50の搬送方向下流端から露出する現像液の液面
と、液面蓋50の上方との間が仕切られ、前記挿入口1
02の近傍のブレード106(現像槽18の側壁と接触
した状態)とによって、液面蓋50の上方は外気とは完
全に隔離されることになり、現像液の蒸発を抑制するこ
とができる。
【0064】現像槽18の搬送方向の最下流側には、P
S版12を挟持して搬送すると共に、PS版12の表面
から現像液を絞り取るローラ対54が配置されている。
【0065】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28の上方には、2対の搬送ローラ52、
53(以下、必要に応じて上流側ローラ対52、下流側
ローラ対53とし、区別して説明する。)が配設されて
いる。これらの搬送ローラ52、53は、図示しない側
板に回転可能に支持されており、図示しない駆動手段の
駆動力が伝達されて回転するようになっており、現像部
22から送られたPS版12の搬送路を形成している。
【0066】ここで、現像部22から送られるPS版1
2の先端部は上流側ローラ対52の下側ローラの上部に
当接するように案内されるようになっている。また、上
流側ローラ対52から排出されるPS版12の先端部は
下流側ローラ対53の下側ローラの上部に当接するよう
に案内されるようになっている。
【0067】水洗槽28は現像槽18と隣接する側壁が
現像槽18の側壁と密着されている。この水洗槽28の
底部には、配管200の一端が連通されており、この配
管200の他端開口は中間タンク202へ収容されてい
る。中間タンク202は、水洗部24で水洗処理され、
後述する受け皿62から溢れ出た水洗水が貯留されてい
る。この中間タンク202はPS版プロセッサー10の
機枠外の側方下部、機枠内下部、機枠外下部等の加熱さ
れた現像液が貯留された現像槽18、PS版プロセッサ
ー10に続いて接続される乾燥部等から発生する熱の影
響を受けない位置に置かれる。
【0068】下流側ローラ対53の上流側、かつ搬送路
よりも上側には、リンス液供給手段としてのスプレーパ
イプ56が配設されており、このスプレーパイプ56
は、下流側ローラ対53の軸線に沿って配設され、その
上側ローラの中央部に対応する位置に内部と連通する吐
出口が設けられている。スプレーパイプ56からは、水
洗水タンク178からポンプ180によって汲み上げら
れた水洗水が下流側ローラ対53の上側ローラに滴下さ
れ、下流側ローラ対53の上側ローラが回転することに
よって、PS版12の表面に水洗水が速やかに拡がり、
PS版12の表面が水洗水によって洗浄される。また、
PS版12の表面を洗浄した後の水洗水はPS版12の
幅方向両端部から後述する受け皿62へ落下する構成と
なっている。
【0069】ここで、図7に示される如くポンプ180
とスプレーパイプ56との間の配管には、殺菌剤注入部
204が配設されている。この殺菌剤注入部204に
は、内部に殺菌剤を貯留するタンクを有しており、配管
を流れる水洗水の流量に応じて所定の比率で殺菌剤を混
入させる役目を有している。これにより、スプレーパイ
プ56から滴下される水洗水は常に所定の比率の殺菌剤
が含有されることになる。
【0070】殺菌剤は、水洗水を放置しておくことによ
って発生する、黴やバクテリア等の繁殖を抑止する薬剤
であり、防腐剤であってもよい。例えばこの殺菌剤とし
て、カネボウ(株)製の商品名バクテキラーKBB10
3A2、バクテキラーKBB103A5、またはグレー
ト・レイクス・ケミカル・コーポレーション製の商品名
ブロミサイド、(株)日板研究所製のクリンカ105、
クリンカ205などを用いることができる。
【0071】化学物質としては、1、3、5−トリスヒ
ドロキシエチルヘキサヒドロ−S−トリアジン、1、
3、5−トリスヒドロキシメチルヘキサヒドロ−S−ト
リアジン、1−(3−クロロアリル)−3、5、7−ト
リアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド−2−フェ
ノキシエタノール、α−ブロムシンナムアルデヒド、
1、2−ベンズイソチアゾリン2−ベンツイミダゾリル
カルバミン酸メチル、(2−ピリジルチオ−1−オキシ
ド)ナトリウム、3−メチル−4−イソプロピルフェノ
ール、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、5−
メチル−1、2、3−トリアゾロ〔3、4−b〕ベンゾ
チアゾール、N−ラウロイル−サルコシンナトリウム、
N−ラウロイル−N−メチル−β−アミノプロピオン酸
ナトリウム、レゾルシノール、ピロガロール、レゾルシ
ンモノアセテート、アルギル酸ナトリウム、10、1
0’−オキシビスフェノキサアルシン、クレゾール、2
−5−ジクロル−4−ブロムフェノール、2−(4’−
チアゾリル)−ベンツイミダゾール、2、4、4’−ト
リクロロ−2’−ヒドロオキシジフェニルエーテル及び
それらの塩、などを用いることができる。
【0072】なお、スプレーパイプ56からの水洗水の
滴下開始タイミングは、PS版12の先端部が下流側ロ
ーラ対53に略到達した時点とされており、前記センサ
108でPS版12の先端又は後端を検出してからの時
間によって制御されている。
【0073】搬送ローラ52、53の下側のローラの下
部は、受け皿62に収容されている。受け皿62には、
前記落下した水洗水が貯留されるようになっており、下
側のローラで汲み上げられて、PS版12の裏面を洗浄
すると共に上側の搬送ローラ52、53が乾くのを抑え
ている。
【0074】また、この汲み上げられた水洗水は、前述
の如く、PS版12に先端部がそれぞれ下側ローラに当
接するため、当接前に汲み上げられ、上側ローラと下側
ローラとの接触部で滞留している水洗水をPS版12の
表面の先端部に確実に供給できるので、先端部付近の幅
方向に不均一に水洗水が付着することを防止できること
になり、PS版12の先端部から確実に水洗処理するこ
とができるようになっている。
【0075】スプレーパイプ56から滴下され、PS版
12の表面上を幅方向へ拡散した水洗水は、PS版12
の幅方向両端部から下方の受け皿62へ落ち、この受け
皿62から汲み上げられた水洗水によってPS版12の
裏面が処理される構成となっている。受け皿62から溢
れた水洗水は水洗槽28へ案内される。水洗槽28に
は、オーバフロー管182が配設され、所定の液面を超
えると、廃液タンク184へ廃棄される。
【0076】以下、図3に従い、受け皿62の詳細な構
造を説明する。図3に示される如く、上流側ローラ対5
2の下側ローラの下半分を収容する円弧状の内周面を有
する第1の槽64と、下流側ローラ対53の下側ローラ
の下半分を収容する円弧状の内周面を有する第2の槽6
6と、を備えておりそれぞれ独立して水洗水が貯留され
る構造となっている。
【0077】前記スプレーパイプ56の吐出口から滴下
され、PS版12の表面洗浄し終えた水洗水は、第2の
槽66の長手方向両端部から流入されることになる。
【0078】この第1の槽64と第2の槽66との間に
は、矩形状の中間槽68が設けられている。中間槽68
と第2の槽66とを仕切る仕切り壁70には、長手方向
中央部に切欠部72が形成されている。この切欠部72
からは第2の槽66から水洗水がオーバフローされるよ
うになっている。すなわち、第2の槽66内の水洗水
は、長手方向両端部(水洗水流入側)から中央部(水洗
水排出側)への流路が形成され、水洗水の滞留が防止さ
れている。
【0079】また、中間槽68と第1の槽64とを仕切
る仕切り壁74には、長手方向両端部にそれぞれ切欠部
76が形成されている。このため、前記切欠部76から
流入した水洗水は中間槽68の両端部へと案内され、切
欠部76から第1の槽64へオーバフローされるように
なっている。
【0080】第1の槽64の上流側縦壁部の中央部に
は、切欠部77が形成されており、第1の槽64の長手
方向両端部から流入した水洗水が中央部へ案内され、切
欠部77から案内パイプ206の開口に廃液されるよう
になっている。
【0081】すなわち、水洗水は、図3の鎖線で示すよ
うな流れとなり、受け皿62内で滞留されることがな
く、第1の槽64で処理した後PS版12の表面と裏面
を処理した比較的新鮮な水洗水を第2の槽66に貯留す
ると共にPS版12の表面と裏面を処理した比較的汚れ
た水洗水を第1の槽64から速やかに排出させることが
できる。
【0082】ここで、受け皿62の切欠部77に対応し
て案内パイプ206の一端開口が配設されている。この
案内パイプ206の中間部は水洗槽28の底部に沿って
配設され、他端開口が前記配管200の一端まで延長さ
れている。すなわち、受け皿62からオーバフローされ
た水洗水はそのほとんどが水洗槽28を介さず、直接配
管200へ案内され、中間タンク202へ送り込まれる
構造となっている。
【0083】また、この中間タンク202と現像槽18
とは、ポンプ186を介して連通されており、ポンプ1
86の駆動によって、中間タンク202内の水洗水が現
像槽18へ案内され、現像槽18に補充原液を供給する
際の希釈水として利用可能となっている。
【0084】図2に示される如く、不感脂化処理部であ
るフィニッシャー部26のガム液槽30の上方には、一
対の搬送ローラ78が設けられている。下流側ローラ対
53によって送り出されたPS版12は、この搬送ロー
ラ78へ案内されるようになっている。この場合、下流
側ローラ対53の上側ローラ及び下側ローラの軸を結ぶ
線が垂線に対して時計周り方向に約10°傾斜されてい
る。これにより、フィニッシャー部26によるPS版1
2の搬送は搬送方向に沿って徐々に低くなる傾斜面とさ
れ、PS版12上に吹付けられたガム液の流れを一定方
向としている。
【0085】ここで、ガム液槽30の水洗槽24側の側
壁は、水洗槽24の側壁と密着されている。すなわち、
現像槽18、水洗槽24及びガム液槽30は互いに密着
したことになり、各槽の液面を含む空間は前記ブレード
106、174、152等と共に各槽によって密閉され
た空間となる。
【0086】また、搬送ローラ78の上流側には、搬送
路の上下方向にスプレーパイプ82、188が配設され
ている。これらのスプレーパイプ82、188には外周
に内部と連通する吐出口(図示省略)が設けられてい
る。このスプレーパイプ82、188からは、ガム液タ
ンク190からポンプ192によって汲み上げられたガ
ム液が吐出され、PS版12の表面及び裏面に供給され
る。なお、このスプレーパイプ82の周囲には案内板8
4が取付けられ、PS版12の搬送を案内すると共に、
汲み上げられたガム液を間接的にPS版12へ吹き付け
るようにしている。
【0087】一方、スプレーパイプ188とPS版12
の搬送との間には、案内板86が搬送路に沿って配設さ
れている。この案内板86の上流側端部は略直角に屈曲
されて縦壁部86Aが形成され、全体として略L字型と
されている。この縦壁部86Aに対応して、縦壁部86
Aと平行な縦壁部88Aを有するクランク状のブラケッ
ト88が配設されている。このブラケット88の縦壁部
88A及び底板部88B及び案内板86の縦壁部86A
により縦溝90が形成されている。この縦溝90には、
前記スプレーパイプ188から吐出されるガム液が縦壁
部86Aに設けられた孔から流入され、上端開口から溢
れ出る構成となっている、溢れ出たガム液は案内板86
の上面に沿って流れ、PS版12の裏面側の処理がなさ
れる。
【0088】なお、縦溝部90の底部には、硬質のスポ
ンジ92が設けられ、ガム液の漏れを防止している。
【0089】搬送ローラ78は、PS版12を挟持して
搬送すると共に、PS版12の表面を不感脂化処理する
ためにスプレーパイプ82によって供給されたガム液を
スクイズするようになっている。PS版12の表面から
スクイズされたガム液は、ガム液槽30に回収される。
ガム液槽30内のガム液は、ポンプ194によって循環
されるようになっている。また、このガム液槽30に
は、オーバフロー管196が設けられ、ガム液が所定の
液面を超えると廃液タンク184へ案内され廃棄される
構成となっている。
【0090】また、下側の搬送ローラ78の下部はガム
液槽30に貯留されたガム液に浸されており、PS版1
2の裏面側は、下側の搬送ローラ78が、ガム液槽30
からガム液を汲み上げることにより、塗布処理を行って
いる。これによって、搬送ローラ78がガム液を持ち出
してPS版12の裏面の不感脂化処理を行うと共に上側
の搬送ローラ78の乾きが抑えられ、搬送ローラ78の
表面に処理液の成分が析出しないようになっている。
【0091】このフィニッシャー部26での処理が終了
したPS版12は、ケーシング100の排出口104を
通過して、前記乾燥部31へ送り出されるようになって
いる。
【0092】排出口104には、ケーシング100に沿
って上下移動可能なシャッター92が取付けられてい
る。シャッター92は、その幅方向両側が図示しないガ
イド溝に案内されており、上端には把手92Aが取付け
られている。このシャッター92は、装置休止中は排出
口104を遮蔽するように配置され(図2の想像線参
照)、センサ108の下をPS版12が通過した信号に
応じてPS版の通過に支障がないようにシャッター92
を自動的に持ち上げるか又は装置運転開始時にオペレー
タが把手92Aを把持し、持ち上げることによって、排
出口104が開放される構造である。
【0093】以下に第1実施例の作用を説明する。図示
しない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16に載置されこの挿入台16の奥側へ送り
込まれる。これにより、PS版12は挿入口102へと
至る。
【0094】また、このPS版12の先端が挿入口10
2を通過すると、センサ108によってこれを検出し、
タイマをスタートさせる。このタイマーは、水洗部24
のスプレーパイプ56からの水洗水の滴下開始と停止の
タイミングを計るものである。
【0095】ケーシング100内に挿入されたPS版1
2は、まず、現像部22に送られる。PS版プロセッサ
ー10はPS版12が挿入されると、搬送ローラ32に
よって現像槽18へ送り込まれる。搬送ローラ32によ
って送り込まれるPS版12は、その搬送時の押圧力で
ブレード106をその弾性力に抗して拡開させる。この
ため、PS版12は円滑に現像部22へと搬送される。
【0096】PS版12はガイド板168に案内されて
水平に対して15°の角度で送り出され、ガイドローラ
34等によって現像槽18内を搬送される。
【0097】しかる後に、PS版12の感光層側表面と
裏面は、回転ブラシ38と170でこすられて現像が促
進され、非画像部分の感光層が除去される。
【0098】現像処理されたPS版12は、水洗部24
へ送られ、搬送ローラ52、53によって挟持搬送され
る。この際、PS版12は搬送ローラ52の下側ローラ
に当接するように案内されているため、この下側ローラ
の回転によって受け皿62から汲み上げられた水洗水が
下側ローラに当接したPS版12の表面へ周り込み、P
S版12の先端部表面に、液溜まりをつくることができ
る。これにより、PS版12の先端から確実に水洗処理
を行うことができ搬送ローラ52の下側ローラによって
受け皿62から持ち出される水洗水によってPS版12
の裏面が洗浄される。
【0099】その後、タイマにより計測した時間が所定
時間となると、PS版12は下流側ローラ対53に到達
したと判断され、PS版12の表面はスプレーパイプ5
6から下流側ローラ対53の上側ローラに滴下される新
しい水洗水によって洗浄され、裏面は受け皿62から下
流側ローラ対53のうち下側のローラによって持ち出さ
れる水洗水によって洗浄される。
【0100】ここで、スプレーパイプ56に送られる水
洗水は、その配管途中で殺菌剤注入部204を通過す
る。このとき、水洗水の流量に応じて所定の比率で殺菌
剤が水洗水に混入する。
【0101】スプレーパイプ56から滴下されPS版1
2の幅方向両端部に至った水洗水は表面上から落下して
受け皿62の第2の槽66へと至る。この受け皿62の
第2の槽66には、PS版12の長手方向両端部から流
入される。流入された水洗水は、第2の槽66の中央部
へ流れ込み、切欠部72からオーバフローされ、中間槽
68へ流れ込む。この中間槽68には、第1の槽64と
の仕切り壁74の長手方向両端部に切欠部76が形成さ
れているため、中間槽68の中央部から流入した水洗水
は長手方向両端部へ流れ出し、切欠部76を介して第1
の槽64へ流入される。この第1の槽64及び第2の槽
66に貯留されている水洗水をそれぞれの下側ローラの
回転によって汲み上げ、PS版12の裏面側の洗浄を行
う。第1の槽64の上流側縦壁部にはその中央部に切欠
部77が形成されているため、第1の槽64内では、水
洗水が両端部から中央部へ流れ、前記切欠部77からオ
ーバフローされる。
【0102】オーバフローされる水洗水は、そのほとん
どが案内パイプ206を通過して直接配管200へ送り
込まれる。すなわち、水洗槽28を介さずに中間タンク
202へと排出される。
【0103】ここで、水洗水に含有した殺菌剤の作用に
よって、水洗水がスプレーパイプ56、受け皿62、案
内パイプ206、水洗槽28及び水洗処理後の貯留され
る中間タンク202内で放置されても、黴やバクテリア
等が発生することがなくなり、長期に亘ってメンテナン
スフリーとすることができる。
【0104】このように、本実施例の受け皿62では、
水洗水の流れを一定とし(図3の鎖線参照)、PS版1
2の表面のみを洗浄した比較的新鮮な水洗水を貯留し
て、PS版12の表面と裏面側を洗浄した比較的汚れた
水洗水を速やかにオーバフローさせるようにたので、必
要最小量の水洗水で従来大量に使用していたときの洗浄
効果と同等の洗浄効果を得ることができる。
【0105】なお、中間槽68は必ずしも必要ではな
く、水洗水が2個の下側ローラの軸方向に沿って流れる
ようにすればよい。
【0106】受け皿62から溢れた水洗水は、案内パイ
プ206から中間タンク202へ送られるが、大部分は
ポンプ186によって現像槽18へ供給される。
【0107】すなわち、現像槽18には、PS版12の
処理量等に応じて現像補充原液タンク166から補充原
液がポンプ164の作動によって供給されるが、前記中
間タンク202からの水洗水は、この補充される補充原
液量と所定の比率とされる希釈水として利用される。こ
れにより、水洗部24で水洗処理が終了した水洗水を有
効利用することができ、かつ廃液量を軽減することがで
きる。また、この再利用される水洗水は、殺菌剤の作用
によって長期間放置されていても、ほぼ新鮮な状態で保
たれているため、現像処理に何ら悪影響を及ぼすことは
ない。
【0108】水洗処理が終了すると、PS版12は、ガ
イドローラ80に案内されて不感脂化処理部であるフィ
ニッシャー部26へ送られ、搬送ローラ78によって挟
持搬送される。ここで、スプレーパイプ82、188か
ら吐出されるガム液によって不感脂化処理される。この
とき、搬送ローラ対53の上下ローラの軸を結ぶ線が垂
線に対して傾斜されているため、PS版12の搬送路が
搬送方向に沿って徐々に低い位置となるように傾斜され
る。このため、ガム液の流れ方向を一定とすることがで
きる。
【0109】フィニッシャー部26から排出されたPS
版12は、ケーシング100の排出口104へと至る。
【0110】このように、本実施例では、水洗部24は
水洗水を大型のタンクに貯留しておき、循環利用する循
環型ではなく、2対の搬送ローラ52、53を用いて、
必要最小限の水洗水を滴下し、その後廃棄する非循環型
としたため、水洗槽28を比較的小型とすることがで
き、循環ポンプ、配管等も不要となり、装置全体の小型
化を図ることができる。また、第1の槽64及び第2の
槽66の内周面をローラの周面に沿った円弧状とし、第
1の槽64及び第2の槽66内に貯留される水洗水量を
少なくしたので、液置換効率が向上し、常に比較的新鮮
な水洗水を貯留可能としている。
【0111】また、循環型の装置の場合に生じていた、
PS版12を処理した後落下する処理液を貯留して循環
するための大型の処理液タンクからの蒸発によって、ロ
ーラ等に析出物が固化するといった不具合を解消するこ
とができ、メンテナンス性を向上することができる。本
実施例のおける総廃棄量は、1日あたりの処理面積に拘
らず、25〜100cc /m2となり、従来の150 〜500c/m2
比べ、大幅に軽減することができる。
【0112】また、現像部22をブレード106、17
4によって他部とは隔離し、副挿入口150にブレード
152を配設すると共に、現像槽18、水洗槽28及び
ガム液槽30をそれぞれ密着して配置したので、装置内
をいくつかのブロック毎に仕切ることができ、外気によ
る処理液の劣化を大幅に抑制することができる。
【0113】さらに、従来の処理装置では、始業時に必
要であったクリーニング版(1〜3版程度)が不要とな
り、作業性が向上する。
【0114】また、本実施例では、フィニッシャー部2
6が、受け皿を持たず直接ガム液槽に下側の搬送ローラ
78を浸すようにしたが、水洗部24と同様に受け皿を
設けるような構成としてもよい。また、フィニッシャー
部もガム液の処理性能によっては非循環型にしてもよ
く、本発明の感光性平版印刷版の処理装置を適用するこ
ともできる。
【0115】さらに、現像部22、水洗部24及びフィ
ニッシャー部26をそれぞれ独立したブロックとしても
よい。また、処理液が空気疲労しにくい特性を持ったも
のであれば、ブロック間の仕切りは省略してもよい。
【0116】また、本実施例では、測定器162による
測定結果に基づいて現像補充原液の補充時期を定めるコ
ンピュータ制御を行ったため、スクリーン線数が400 〜
700線/インチの高精細印刷用の刷版も安定してい処理
可能となったが、従来通りの精度(150 〜170 線/イン
チ)であれば、コンピュータ制御を省くことも可能であ
る。
【0117】なお、水洗槽内に貯留された水洗水の黴や
バクテリアの発生を抑制するための構造として、第1の
タイプとして本実施例では、水洗部24における受け皿
62から排出された水洗水を一時的に貯留しておくタン
ク(中間タンク202)を外板パネル14、ブレート1
52、174、シャッター92、現像槽18、水洗槽2
8、ガム液槽30等で密閉された空間外又はPS版プロ
セッサー12の外に設置して、装置の熱発生源特に現像
部分に乾燥部から中間タンク202を離して配置するよ
うにしたので、水洗水を低温に保つことができ、黴やバ
クテリア等の発生を防止することができる。しかも、水
洗槽を中間タンクとして併用する内蔵タイプの構造であ
っても適用可能である。
【0118】図4乃至図6に示されるような態様を取る
ことができる。以下、順番にその構成を説明するが、上
記実施例と同一構成部分については、同一の符号を付し
てその構成の説明を省略する。
【0119】第2のタイプは、図4に示される如く、水
洗槽28の開口端が略コ字型に屈曲された屈曲部28A
が形成され、屈曲先端が受け皿62の内側に収容されて
いる。受け皿62の液面はこの収容された屈曲部28A
よりも上位とされているため、水洗槽28と受け皿62
との間に隙間(空気の流通路)はなく、密閉構造が維持
されている。
【0120】水洗槽28には、その上下流側側壁にそれ
ぞれ開口部28B、28Cが設けられ、下流側開口部2
8Bには、ポンプ140によって外気が導入されるパイ
プ142が挿入されている。これにより、水洗槽28内
を強制的に換気することができ、水洗槽28内空間の湿
度を下げることができるので、水洗槽28の内壁に黴や
バクテリア等が発生するのを防止することができる。
【0121】第3のタイプは、図5に示される如く、水
洗槽28の下流側開口部28Bに挿入されるパイプ14
2にオゾン発生器144が介在されている。このため、
ポンプ140によって導入される外気はオゾン発生器1
44を通過することによってオゾンが発生し、水洗槽2
8の内壁の黴やバクテリアなどの発生を防止することが
できる。
【0122】第4のタイプは、図6に示される如く、第
2のタイプの改良型で、上流側の開口を閉塞し、ポンプ
140によって水洗槽28の上方の雰囲気をポンプ14
0によって循環すると共にオゾン発生器144によって
オゾンを供給する構造である。これにより、水洗槽28
の内壁の黴やバクテリアなどの発生を防止することがで
きると共にオゾンによって生じる匂いを外部へ漏らすこ
とがない。
【0123】第5のタイプは、図8に示される如く水洗
槽28の水面上方の空間に殺菌用紫外線ランプ63を設
ける。これによって水洗槽28の内壁に黴やバクテリア
が発生することを防止することができる。なお、図2に
示される如く受け皿62の上方空間に同様の殺菌用紫外
線ランプ63を設けてもよい。この殺菌用紫外線ランプ
として例えば井内盛栄堂製のドライキャビネット(硝子
器具殺菌保管庫)に使用されている紫外線殺菌灯を用い
ることができる。
【0124】上記5タイプの構造に加え、図7に示され
る如く、スプレーパイプ56とポンプ180との間の配
管に殺菌剤注入部204を介在させて水洗水に殺菌剤を
混入して、黴やバクテリア等の発生防止の効果をより増
すようにすることもできる。なお、前記したように図8
に示される如く、スプレーパイプ56とポンプ180と
の間の配管に殺菌剤注入部204を介在させる構造は単
独で用いることもできる。
【0125】また本発明に係る感光性平版印刷版の処理
装置を感光性平版印刷版にガム液を塗布する不感脂化処
理部等に用いてもよい。 (第2実施例)以下に本発明の第2実施例を図9乃至図
11に従い説明する。なお、この第2実施例において、
上記第1実施例と同一構成部分については、同一の符号
を付してその構成の説明を省略する。
【0126】まず、本第2実施例におけるPS版プロセ
ッサー300として、第1実施例と異なる部分を説明す
る。
【0127】第1実施例では、現像部22を1つのブロ
ック、水洗部24とフィニッシャー部26とをまとめて
1つのブロックとし、ブレード106、152、174
で仕切ったが、本第2実施例では、ブレード174を設
けずに現像部22、水洗部24及びフィニッシャー部2
6をまとめて1つのブロックとなっている。
【0128】この1つのおおきなブロックが密閉構造と
なっており、外気に直接晒されることはない。
【0129】図10及び図11に示される如く、水洗水
タンク178には、2個の円筒体302、304が配設
されている。この円筒体302、304は、図11に示
される如く底部が開口されており、下半分が水洗水に浸
漬されている。ここで、円筒体302の上端には2個、
円筒体304の上端には1個の連結パイプ302A、3
02B、304Aがそれぞれ取付けられ、内方空間が開
放されている。このため、円筒体302、304の内方
には、水洗水タンク178の液面レベルと同一のレベル
まで水洗水が浸入している。
【0130】円筒体302の一方の連結パイプ302A
には、PS版プロセッサー300の処理上流側、すなわ
ち現像槽22の上方まで配管されているパイプ306の
一端が取付けられている。このパイプ306の他端は、
現像槽18の上方で水平幅方向に延長され、その周部に
開口306A(図9参照)が設けられている。円筒体3
02の他方の連結パイプ302Bには、一端がポンプ3
08の吸引口に接続されたパイプ310の他端が接続さ
れており、ポンプ308を駆動させることによって、円
筒体302の上半分に滞留している空気を吸い込むこと
ができる。このため、このパイプ310を介して現像槽
18の上方の空気がパイプ306を介して円筒体302
まで導かれ、さらにポンプ308で吸引されるようにな
っている。
【0131】このパイプ306内に結露等が溜まってい
る場合には、ポンプ308の吸引力によって円筒体30
2まで運ばれ、水洗水タンク178内に滴下するように
なっている。
【0132】ポンプ308の吐出口はオゾナイザ312
のインレット側に接続されているオゾナイザ312は、
通過する空気の一部をオゾンに変える役目を有してお
り、アウトレット側から吐出される空気にはオゾンが含
まれることになる。このアウトレット側には一端が水洗
水タンク178で開口されているパイプ314の他端が
接続されている。このため、オゾナイザ312のアウト
レット側から吐出されたオゾンを含む空気は水洗水内で
排出されることになる。オゾナイザの例としては、レイ
シー社製、レイシーオゾナイザYGR−103N、同Y
GR−203N、同YGR−503Nなどが好適であ
り、装置サイズで使い分け、これに5リットル/分のエ
アポンプ(イワキ社製OP−026F)を接続して用い
た。
【0133】ここで、水洗水には、オゾンが溶け出すた
め、この結果、水洗水内で菌が発生することが防止でき
るようになっている。なお、常温、常湿のオゾンは、水
100ccに約40cc溶解する。
【0134】従って、飽和後のオゾンは、空気と共に液
面へ移動することになるが、この部分に前記もう一方の
円筒体304が配設されているため、オゾンを含む空気
は円筒体304の上半分の領域に充填されるようになっ
ている。この円筒体304の連通パイプ304Aには、
一端がPS版プロセッサー10の処理下流側で開口され
たパイプ316の他端が接続されている。このパイプ3
16は、フィニッシャー部26の幅方向両端に開口がく
るように途中で分岐されている。
【0135】ここで、充填されたオゾンを含む空気が所
定の圧力を超えると、このパイプ316を介して密閉構
造内のフィニッシャー部26の上方へ導入されることに
なる。
【0136】すなわち、オゾンを含む空気の流れは、密
閉構造内の処理下流側から導入され、処理上流側で回収
される循環系となっている。
【0137】ここで、密閉構造のブロック内に導入され
るオゾン濃度は0.1 〜15ppm 程度であり、望ましくは1
〜8ppm がよい。ここで、濃度が0.1ppm以下であると、
殺菌効果が乏しくなり、15ppm を超えると、装置の耐久
性(オゾンによって材質が劣化する)を考慮する必要が
あり、装置のコスト高を招くことになり、仮に15ppmを
超える濃度のオゾンを用いる場合には、特に劣化し易い
エチレンプロピレンラバー、軟質塩化ビニル等を高価で
耐オゾン性の高いシリコン系にする必要がある。
【0138】以下に本第2実施例の作用を説明する。現
像部22、水洗部24、フィニッシャー部26は、外板
パネル14と各処理槽18、28、30によって上下方
向が閉塞され、さらにこれらの隙間をブレード106、
154及びシャッタ92によって閉塞したため、装置内
を密閉構造ブロックとして仕切ることができ、外気によ
る処理液の劣化を大幅に抑制することができる。
【0139】さらに、しかし、水洗槽28に貯留された
水洗水が放置されることよって、バクテリアが発生した
り、水洗水等の蒸発によって各部の部品が結露したり、
各ローラの半乾き等により、カビが発生する恐れがあ
る。
【0140】そこで、本第2実施例では、オゾンを含む
空気をこの密閉構造内に導入するようにしている。
【0141】すなわち、ポンプ308が作動すると、円
筒体302から空気を吸い込み、オゾナイザ312を通
過させることによって、オゾンを生成し、これを水洗タ
ンク178の水洗水内で排出する。これにより、水洗水
にオゾンが溶け出し、水洗水自体が抗菌作用を持ち、バ
クテリア等の発生を軽減することができる。
【0142】水洗水にオゾンが溶けだすのは、飽和して
限度があるため、その残りは、円筒体304によって回
収され、円筒体304内の上半分に充填される。ここ
で、所定の圧力を超えると、円筒体304内に充填され
ていたオゾンを含む空気が、パイプ316を介して処理
下流側、すなわちフィニッシャー部26の上方から密閉
構造のブロック内へ導入される。なお、この導入は、パ
イプ316が途中で分岐され、ガム液槽30の幅方向両
端部側から排出される。
【0143】ここで、密閉構造のブロック内における処
理上流側、すなわち現像部22の上方には、パイプ30
6の一端が開口されている。このパイプ306の他端は
円筒体302の一方連結パイプ302Aに接続されてお
り、この結果、前記パイプ316から導入したオゾンを
含む空気を回収することができる。
【0144】このように、処理下流側から吐出し、処理
上流側で回収するようにしたので、密閉構造のブロック
内の上方をオゾンを含む空気が処理下流側から処理上流
側へむけて流動することになる。これにより、結露した
水洗水等から水垢等の発生をオゾンで抑制することがで
きる。
【0145】ここで、パイプ306からは湿度の高い空
気が回収されるため、パイプ306内に水滴が発生する
ことがあり、このパイプ306内での水垢等の発生が懸
念される。しかし、本第2実施例では、パイプ306内
の水滴を空気と共に円筒体302まで運び、円筒体30
2まできた水滴は水洗水タンク178内へ落下する構成
としたため、パイプ306内の湿気(水滴)を確実に排
除することができ、水垢等の発生を防止できる。
【0146】なお、本実施例では、オゾンを含む空気を
循環させるようにしたが、単に送風するようにしてもよ
い。また、オゾンを含む空気ではなく、紫外線によって
清浄された空気を導入、又は循環させるようにしてもよ
い。
【0147】さらに、密閉構造のブロック外にファンと
ヒータとを配設し、温風(40℃〜60℃)を導入又は
循環させるようにしてもよい。また、この温風は、乾燥
部で使用される乾燥風の一部を適用してもよい。
【0148】また、菌の発生を抑制するためにオゾン含
有の空気やUV清浄空気を密閉構造のブロック外から送
りこむ構造ではなく、積極的に密閉構造のブロック内に
防菌対策をとってもよい。以下に図12乃至図13に従
い、ブロック内での防菌対策の例を説明する。
【0149】図12は密閉構造のブロック内にUVラン
プ318を配設し、点灯させた例である。このUVラン
プ318によって、結露している水洗水や水洗槽28に
貯留されている水洗水にバクテリア等の菌が発生するこ
と防止することができる。
【0150】図13は、密閉構造のブロック内に蒸散性
薬剤320を据置した例である。この蒸散性薬剤320
は、例えば、タンス等にいれておく衣類の防虫剤と同等
の効果を有する。成分例としては、エムペントリン(蒸
散性ピレスロイド系)がある。
【0151】なお、前述の各種施策は、複数を組み合わ
せて用いると、より効果的であることは言うまでもな
い。
【0152】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光性平
版印刷版の処理装置は、リンス液等の処理液が放置され
ることによる貯留槽面、駆動部材等への黴やバクテリア
等の発生を防止して、循環利用したり、再利用すること
により、廃液量を減少させることができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図
である。
【図2】第1実施例に係るPS版プロセッサー(水洗部
のタンク外置きタイプ)の概略構成図である。
【図3】受け皿の斜視図である。
【図4】水洗槽に外気を導入したタンク内蔵タイプの水
洗部の概略構成図である。
【図5】水洗槽にオゾンを供給したタンク内蔵タイプの
水洗部の概略構成図である。
【図6】水洗槽上の雰囲気を循環すると共にオゾンを供
給したタンク内蔵タイプの水洗部の概略構成図である。
【図7】タンク内蔵タイプの水洗部へ滴下する水洗水に
殺菌剤を注入した場合の水洗部の概略構成図である。
【図8】タンク内蔵タイプの水洗部へ殺菌灯を設けた場
合の水洗部の概略構成図である。
【図9】第2実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図
である。
【図10】第2実施例に係るPS版プロセッサーの概略
構成図
【図11】オゾンを含む空気の循環系統図である。
【図12】密閉構造部に接触的に防菌対策を施した例
(UVランプ)を示すPS版プロセッサーの平面図であ
る。
【図13】密閉構造部に接触的に防菌対策を施した例
(蒸散性薬剤)を示すPS版プロセッサーの平面図であ
る。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー 12 PS版 22 現像部 24 水洗部 26 フィニッシャー部 52 上流側ローラ対 53 下流側ローラ対 62 受け皿 102 挿入口 104 排出口 202 中間タンク 204 殺菌剤注入部 206 案内パイプ 300 PS版プロセッサー 302 円筒体(第1の筒体) 304 円筒体(第2の筒体) 306 パイプ(第2のパイプ) 308 ポンプ 312 オゾナイザ 314 パイプ(排出パイプ) 316 パイプ(第1のパイプ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像処理が終了した感光性平版印刷版
    を、少なくともリンス部で処理する感光性平版印刷版の
    処理装置において、前記リンス部で搬送ローラによって
    搬送しながらリンス液供給手段から供給されるリンス液
    で前記感光性平版印刷版の表面を処理し、処理後のリン
    ス液を、前記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくと
    も一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留させ、
    前記受け皿に貯留したリンス液を前記下側ローラの表面
    で汲み上げて前記感光性平版印刷版の裏面を処理する構
    造とされた感光性平版印刷版の処理装置であって、 前記リンス液供給手段から供給されるリンス液に殺菌剤
    又は防腐剤を含有させたことを特徴とする感光性平版印
    刷版の処理装置。
  2. 【請求項2】 現像処理が終了した感光性平版印刷版
    を、少なくともリンス部で処理する感光性平版印刷版の
    処理装置において、前記リンス部で搬送ローラによって
    搬送しながらリンス液供給手段から供給されるリンス液
    で前記感光性平版印刷版の表面を処理し、処理後のリン
    ス液を、前記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくと
    も一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留させ、
    前記受け皿に貯留したリンス液を前記下側ローラの表面
    で汲み上げて前記感光性平版印刷版の裏面を処理する構
    造とされた感光性平版印刷版の処理装置であって前記受
    け皿に貯留されるリンス液の液面が外気に晒されること
    が抑止される密閉構造とし、前記受け皿から排出された
    リンス液を貯留する貯留槽を前記密閉構造外に配設する
    ことを特徴とする感光性平版印刷版の処理装置。
  3. 【請求項3】 現像処理が終了した感光性平版印刷版
    を、少なくともリンス部で処理する感光性平版印刷版の
    処理装置において、前記リンス部で搬送ローラによって
    搬送しながらリンス液供給手段から供給されるリンス液
    で前記感光性平版印刷版の表面を処理し、処理後の処理
    液を、前記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくとも
    一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留させ、前
    記受け皿に貯留したリンス液を前記下側ローラの表面で
    汲み上げて前記感光性平版印刷版の裏面を処理した後前
    記受け皿から排出されるリンス液を貯留する貯留槽を設
    けた感光性平版印刷版の処理装置であって、 前記貯留槽内に外気を導入することを特徴とする感光性
    平版印刷版の処理装置。
  4. 【請求項4】 現像処理が終了した感光性平版印刷版
    を、少なくともリンス部で処理する感光性平版印刷版の
    処理装置において、前記リンス部で搬送ローラによって
    搬送しながらリンス供給手段から供給するリンス液によ
    って前記感光性平版印刷版の表面を処理し、処理後のリ
    ンス液を、前記搬送ローラ対の下側ローラの少なくとも
    一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留させ、貯
    留したリンス液を前記下側ローラの表面で汲み上げて前
    記感光性平版印刷版の裏面を処理した後前記受け皿から
    排出されるリンス液を貯留する貯留槽を設けた感光性平
    版印刷版の処理装置であって、 前記貯留槽内にオゾンを含む外気を導入又は内部で循環
    させることを特徴とする感光性平版印刷版の処理装置。
  5. 【請求項5】 現像処理が終了した感光性平版印刷版
    を、少なくともリンス部で処理する感光性平版印刷版の
    処理装置において、前記リンス部で搬送ローラによって
    搬送しながらリンス液供給手段から供給されるリンス液
    で前記感光性平版印刷版の表面を処理し、処理後の処理
    液を、前記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくとも
    一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留させ、前
    記受け皿に貯留したリンス液を前記下側ローラの表面で
    汲み上げて前記感光性平版印刷版の裏面を処理した後前
    記受け皿から排出されるリンス液を貯留する貯留槽を設
    けた感光性平版印刷版の処理装置であって、前記貯留槽
    内に殺菌用紫外線発生手段を設けたことを特徴とする感
    光性平版印刷版処理装置。
  6. 【請求項6】 前記リンス液供給手段から供給されるリ
    ンス液に殺菌剤又は防腐剤を含有させたことを特徴とす
    る請求項2乃至請求項5記載の感光性平版印刷版の処理
    装置。
  7. 【請求項7】 感光性平版印刷版を現像、リンス、不感
    脂化処理する感光性平版印刷版の処理装置において、前
    記現像、リンス、不感脂化処理部の各処理液の液面が外
    気に晒されることが抑止される密閉構造とし、該密閉構
    造内へオゾンを含む空気又は紫外線によって清浄された
    空気を導入又は循環することを特徴とする感光性平版印
    刷版の処理装置。
  8. 【請求項8】 前記密閉構造内へのオゾンを含む空気の
    循環構造が、 前記各処理部へ供給する希釈水が貯留された貯留槽に少
    なくとも下端開口部を含む下部が浸漬された第1の筒体
    と、 前記第1の筒体の密閉された上部に接続され前記密閉構
    造内の処理上流側とを連通して密閉構造内の空気を回収
    可能な第1の連通パイプと、 前記第1の筒体の上半分にパイプを介して接続され第1
    の筒体内の空気を吸引するポンプと、 ポンプから排出されるエアが通過することによってオゾ
    ンを発生させるオゾナイザと、 オゾナイザから出力されるオゾンを含む空気を前記希釈
    水内で排出させる排出パイプと、 排出パイプから排出されたオゾンを含む空気を回収する
    ように前記貯留槽に少なくとも下端開口部を含む下部が
    浸漬された第2の筒体と、 前記第2の筒体の密閉された上半分に接続され前記密閉
    構造内の処理下流側とを連通しオゾンを含む空気を導入
    可能な第2の連通パイプと、 を有していることを特徴とする請求項7記載の感光性平
    版印刷版の処理装置。
  9. 【請求項9】 感光性平版印刷版を現像、リンス、不感
    脂化処理する感光性平版印刷版の処理装置において、前
    記現像、リンス、不感脂化処理部の各処理液の液面が外
    気に晒されることが抑止される密閉構造とし、該密閉構
    造内へ殺菌手段を配設したことを特徴とする感光性平版
    印刷版の処理装置。
JP2518994A 1993-03-31 1994-02-23 感光性平版印刷版の処理装置 Pending JPH075697A (ja)

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JP2017136725A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 株式会社ユーホウ 印刷方法

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