JP2003098682A - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

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JP2003098682A
JP2003098682A JP2001289037A JP2001289037A JP2003098682A JP 2003098682 A JP2003098682 A JP 2003098682A JP 2001289037 A JP2001289037 A JP 2001289037A JP 2001289037 A JP2001289037 A JP 2001289037A JP 2003098682 A JP2003098682 A JP 2003098682A
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tank
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JP2001289037A
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Susumu Yoshida
進 吉田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像浴数の異なる印刷版の処理に対応可能と
する自動現像装置を提案する。 【解決手段】 1浴現像処理を行う配管系統が設けられ
ている自動現像装置10では、補充ポンプ130の出側
の配管142を、第1処理槽24のノズル144から外
して第2処理槽26に接続すると共に、ポンプ184の
入側の配管186を第2処理槽の底部に接続し、出側の
配管188を第1現像槽のノズルに接続する。これによ
り、自動現像装置に、2浴現像処理を行う配管系統11
Bを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像露光された印
刷版を現像槽に貯留している現像液中を搬送して現像処
理する自動現像装置に関する。詳細には、感光面に原稿
フィルムを密着させて露光する印刷版又は感光面をレー
ザー光によって走査露光する印刷版の現像処理を可能と
する自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転機等を用いた印刷処理には、平版印
刷版(以下「印刷版」とする)が用いられており、画像
露光を行った印刷版に対して、自動現像装置等を用いて
現像処理を施すことにより、印刷用の刷版が得られる。
【0003】自動現像装置では、現像槽に貯留している
印刷版を現像液に浸漬しながら搬送して、ブラシローラ
等の擦り部材によって感光面をブラッシングすることに
より、現像処理を促進するようにしている。また、自動
現像装置では、現像液による処理が終了すると、水洗処
理等を行うことにより感光面上から除去した感光物等の
かすを除去し、版面保護のためのガム液を塗布する(不
感脂化処理)ようになっている。
【0004】一方、従来から用いられている印刷版は、
原稿画像が形成されている製版フィルムを感光面に密着
露光するようになっている(所謂コンベーショナル版、
以下区別するときには「コンベ版」とする)が、近年で
は、画像処理の普及に伴って、原稿画像の画像データに
応じて変調したレーザー光等の光ビームによって感光面
の走査露光を行うことができるサーマル版やフォトポリ
マー版が普及している。すなわち、コンピュータ等の画
像処理装置によって画像処理を施した画像データに基づ
いて、感光面を直接露光するCTP(Computer to Plat
e)処理を行うことにより印刷用の刷版の作成が可能と
なる印刷版が普及している。
【0005】また、サーマル版やフォトポリマー版は、
ネガタイプとポジタイプがあるが、いずれも支持体の一
方の面を感光面とした片面タイプとなっているのに対し
て、コンベ版には、ネガタイプとポジタイプがあり、さ
らに支持体の一方の面のみを感光面とした片面タイプ
と、支持体の両面を感光面とした両面タイプがある。
【0006】このように、印刷版には、コンベ版、サー
マル版及びフォトポリマー版等の露光方法(感光層)が
異なるものや、片面タイプと両面タイプ及びネガタイプ
とポジタイプなど、多種類にわたり、印刷分野では、こ
れらの印刷版が併用されている。
【0007】ところで、印刷版の現像処理に用いる自動
現像装置は、現像工程、水洗工程、不感脂化処理工程及
び乾燥工程が基本構成となっているが、刷版の感光層に
応じて現像液等の処理液が異なる。また、感光層の種類
や片面タイプ化両面タイプ化によって感光層のブラッシ
ングに用いるブラシローラの数や配置を変更する必要が
ある。
【0008】さらに、ネガタイプのコンベ版を処理する
自動現像装置では、水洗工程を省略して、現像工程を2
段構成として、後段の現像工程で印刷版の表面洗浄を兼
ねるようにしている。
【0009】一方、印刷工場では、コンベ版からフォト
ポリマー版の切り換えを行ったり、コンベ版に加えてフ
ォトポリマー版を使用するなどのシステム変更を行うこ
とがある。このとき、印刷版の種類によって自動現像装
置が異なると、新たな自動現像装置の設置が必要とな
る。
【0010】例えば、印刷版をコンベ版からフォトポリ
マー版に切り換えるときには、コンベ版の自動現像装置
が不要となるが、新たにフォトポリマー版用の自動現像
装置を設置しなければならず、システム変更のために多
大なコストが必要となる。
【0011】また、コンベ版の間でも、ポジタイプとネ
ガタイプでは、現像処理に用いる現像槽の数が異なる。
すなわち、ポジタイプのコンベ版では、現像槽の数が1
つの1浴現像で現像処理が行われるが、ネガタイプのコ
ンベ版では、現像槽の数が2つの2浴現像を行うように
なっている。
【0012】このために、コンベ版に加えてフォトポリ
マー版等を使用できるようにするときと同じ用に、コン
ベ版でネガタイプとポジタイプの切替えや追加等を行う
ときにも、複数台の自動現像装置があっても、新たに処
理する印刷版に合わせた自動現像装置の導入、設置が必
要となり、そのための設置スペースの確保や、大きな設
備投資がシステム変更を困難なものとしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、印刷処理に使用する印刷版の
切り換えや追加が容易となるようにする自動現像装置を
提案することを目的とする。特に、本発明は、現像浴槽
の数が異なる印刷版への変更を容易にした自動現像装置
を提案することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、第1の処理槽内に貯留している処理液に印
刷版を浸漬しながら搬送した後、第2の処理槽及び第3
の処理槽内に貯留している処理液を前記印刷版の表裏面
に噴出して処理する自動現像装置であって、前記第1、
第2及び第3の処理槽のそれぞれで処理液を循環する循
環手段と、前記第1の処理槽に第1の補充液を補充可能
であると共に、該第1の補充液を前記第2の処理槽へ補
充するように変更可能な第1の補充手段と、前記第2及
び第3の処理槽のそれぞれに第2の補充液及び第3の補
充液を補充する第2の補充手段及び第3の補充手段と、
前記第1の補充手段が前記第1の補充液を前記第2の処
理槽へ補充するように変更されるときに設けられて、第
2の処理槽内の処理液を前記第1の処理槽へ補充液とし
て供給する給液手段と、を含むことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、第1、第2及び第3の
処理槽を備え、それぞれの処理槽で処理液を循環する循
環手段が設けられていると共に、それぞれの処理槽に個
別に補充液を補充する第1、第2及び第3の補充手段が
設けられている。
【0016】これにより、第1の処理槽から第3の処理
槽の間で、例えば現像液、水洗水および不感脂化処理液
(ガム液)というように別々の処理液を用いて印刷版を
処理することができる。
【0017】また、第1の補充手段は、第1の補充液を
第2の処理槽へ補充できるように変更可能となってお
り、これと合わせて、第2の処理槽内の処理液を第1の
処理槽へ供給する給液手段を設けることにより、第1の
処理槽と第2の処理槽との間で、例えば現像液などの同
じ処理液を用いた処理が可能となる。
【0018】すなわち、本発明では、配管系統の一部を
変更することにより、例えば1浴現像と2浴現像の切替
えが容易となるようにしたものである。
【0019】給液手段は、新たに設けるものであっても
よく、このときには、予め給液手段の取り付けが容易と
なるようにしておくことが好ましい。また、給液手段
は、既に設けられている配管等を変更するものであって
も良い。
【0020】このような本発明では、前記第2の補充手
段が前記第2の処理槽へ第2の補充液として水を供給す
ると共に、前記第1の補充手段が、第1の補充液として
原液と原液を所定の比率で希釈する水を補充するもので
あっても良い。
【0021】この場合、前記第1の補充手段が前記第1
の補充液を前記第2の処理槽へ補充するように変更され
るときに、前記原液のみを前記第2の処理槽に補充する
ように変更されるものであればよい。
【0022】これにより、第2の補充手段によって水を
補充するようにすれば、第2の処理槽では、第1の補充
手段によって補充される原液を、第2の補充手段によっ
て補充される水によって希釈することができる。
【0023】このとき、第1の補充手段で希釈用の水を
補充する手段は、給液手段に変更してもよく、第1の処
理槽内の処理液の蒸発等に対する補充用として用いるも
のであっても良い。
【0024】このような本発明では、前記第1の補充手
段が、前記第1の補充液を貯留する補充タンクと、前記
補充タンクと前記第1の補充液を前記第1の処理槽とを
連結する配管と、前記配管に設けられた補充ポンプと、
を含むときに、前記補充ポンプの出側の配管を前記第2
の処理槽へ接続するように構成することができる。
【0025】また、本発明は、前記第1の処理槽内の前
記印刷版の搬送路が処理する印刷版の種類に応じて変更
されるものであることが好ましい。
【0026】すなわち、印刷版は、種類によって搬送路
の構成が異なるが、この搬送路の構成の変更と合わせる
ことにより、多種類の印刷版の処理に対応させることが
できる。
【0027】このような本発明では、前記印刷版の搬送
路に印刷版の表面を擦る擦り部材が設けられるときに、
前記印刷版に応じて設定される擦り部材の数及び位置に
基づいて前記印刷版の搬送路が変更されるものであって
も良い。
【0028】印刷版の現像処理には、ブラシローラなど
の擦り部材が設けられるが、この擦り部材の数及び位置
は、印刷版の種類によって異なる。ここから、印刷版の
種類に応じて搬送路を変更するとともに、配管系統を変
更することにより、さらに多種類の印刷版の処理に対応
させることが出きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適
用した自動現像装置10の基本構成を示している。この
自動現像装置10は、図示しない露光装置によって画像
露光された感光性平版印刷版(以下「PS版12」と言
う)の現像処理に適用される。
【0030】PS版12としては、アルミニウム等を用
いた薄板の支持体の一方の面に感光層を形成した片面タ
イプのコンベ版、支持体の両面に感光層を形成した両面
タイプのコンベ版、光接合層、光重合層及びオーバーコ
ート層を重ねて感光層を形成した片面タイプのフォトポ
リマー版及びサーマル版があり、また、コンベ版及びサ
ーマル版には、ポジタイプとネガタイプがある。
【0031】なお、片面タイプ及び両面タイプのコンベ
版は、原稿画像が形成された原稿フィルムを感光面に密
着させて画像露光が施され、また、フォトポリマー版及
びサーマル版は、原稿画像に応じた画像データに基づい
たレーザー光の走査によって画像露光が施される所謂C
TP用となっている。
【0032】本実施の形態に適用した自動現像装置10
は、上記したいずれのタイプのPS版12に対する処理
も可能とするものである。すなわち、自動現像装置10
は、所定の部品を追加することにより、追加部品に応じ
たPS版12の処理が可能となる。また、この自動現像
装置10を用いて、既にいずれかのPS版12の処理が
可能となっているときに、所定の部品を交換することに
より、交換部品に応じたPS版12の処理用に変更する
ことが可能となるようにしたものである。
【0033】自動現像装置10には、処理タンク22が
設けられている。この処理タンク22には、貯留してい
る処理液にPS版12を浸漬しながら搬送して処理する
第1処理槽24及び、それぞれに処理液を貯留すると共
に液外を搬送されるPS版12の表裏面に貯留している
処理液を供給して処理する第2処理槽26及び第3処理
槽28が形成されている。これにより、自動現像装置1
0では、PS版12を処理液に浸漬して処理する第1処
理部14、PS版12を液外搬送しながら処理する第2
処理部16及び第3処理部18が形成可能となってい
る。
【0034】また、処理タンク22には、PS版12を
引き入れて第1処理槽24内へ送り出す挿入部34と、
第3処理槽28内の処理液によって処理されたPS版1
2の乾燥処理を行う乾燥部20の設置スペースが設けら
れている。
【0035】この処理タンク22の周囲を覆う外板パネ
ル30には、自動現像装置10へのPS版12の挿入側
(図1の紙面左側)にスリット状の挿入口32が形成さ
れている。また、自動現像装置10には、処理タンク2
2の上部及び乾燥部20の上部を覆うカバー36、38
が設けられている。挿入口32側のカバー36は、処理
タンク22の挿入部34から第2処理部16の上部を覆
い、カバー38は、第2処理部16の上部から乾燥部2
0の上部を覆うように配置される。
【0036】また、カバー36には、第1処理部14と
第2処理部16との間にPS版12を挿入するためのリ
エントリー用の挿入口(副挿入口)40が設けられてい
る。その副挿入口40は、第1処理部14での処理を除
く自動現像装置10での処理を行うときに、PS版12
が挿入可能となるようにしている。
【0037】自動現像装置10は、挿入口32と第1処
理部14の間が挿入部34となっており、この挿入部3
4には、ゴム製の搬送ローラ対42が配設されている。
画像露光されたPS版12は、挿入口32から矢印A方
向に沿って挿入されることにより、搬送ローラ対42の
間に送り込まれる。
【0038】搬送ローラ対42は、回転駆動されること
により、このPS版12を挿入口32から引き入れなが
ら、水平方向に対して約15°から31°の範囲の角度
で第1処理部14の第1処理槽24へ送り込む。なお、
PS版12は、自動現像装置10で処理されるときに、
感光層が上方へ向けられた状態で挿入口32から挿入さ
れる。
【0039】処理タンク22に形成されている第1処理
槽24は、底部中央が下方へ向けて突出された略山形状
となっており、例えば、PS版12の現像処理を行うと
きの現像液を貯留させることができる。
【0040】この第1処理槽24内には、PS版12の
搬送路の上流部となる挿入部34側に搬送ローラ48が
配置されている。また、第1処理槽24内には、PS版
の搬送路の中央部に搬送ローラ対50が配置され、下流
部となる第2処理槽26側に搬送ローラ対52が配置さ
れている。
【0041】また、第1処理槽24内には、搬送ローラ
対50と搬送ローラ対52とので間で、貯留する処理液
の液面側にブラシローラ58及び搬送ローラ60が設け
られている。
【0042】さらに、この第1処理槽24内には、搬送
ローラ48と搬送ローラ対50の間及び搬送ローラ対5
0と搬送ローラ対52の間に、処理するPS版12の種
類に応じたガイド板、搬送ローラ等の搬送部品や、擦り
部材として用いるブラシローラ及びバックアップ用のロ
ーラ等を設けることができるようになっており、これに
より、第1処理槽24内にPS版12を略U字状に案内
搬送する搬送路が形成される。このとき、ブラシローラ
58と別にブラシローラが設けられることにより、PS
版12は、第1処理槽24内に貯留している処理液に浸
漬されながら案内搬送されて、ブラシローラ58と追加
したブラシローラによってブラッシング処理される。な
お、ブラシローラ58は搬送ローラ60と共にPS版1
2の表面側に対向して、上方へ向けられているPS版1
2の感光層をブラッシングするようになっている。
【0043】搬送ローラ対52は、例えば外周部がゴム
製のローラによって形成されており、PS版12を挟持
して第1処理槽24から引き出しながら、第2処理槽2
6へ送り込む。このとき、搬送ローラ対52は、PS版
12の表裏面に付着している第1処理槽24内の処理液
を絞り落とすようになっている。
【0044】また、第1処理槽24内には、搬送ローラ
48と搬送ローラ対50の間及び、搬送ローラ対50と
搬送ローラ対52の間の底面近傍にスプレーパイプ5
4、56が設けられている。このスプレーパイプ54、
56は、第1処理槽24内の処理液が供給されることに
より、この処理液を噴出する。これにより、自動現像装
置10では、第1処理槽24内の処理液の循環及び攪拌
を行い、第1処理槽24内に貯留している処理液による
PS版12の均一な処理が可能となるようにしている。
なお、スプレーパイプ54は、PS版12の搬送幅方向
に沿って処理液を噴出し、スプレーパイプ56は、PS
版12の搬送方向下流側へ向けて処理液を噴出するよう
にしているが、スプレーパイプ54、56からの処理液
の噴出方向はこれに限るものではない。
【0045】第2処理部16には、第2処理槽26の上
方に配設された搬送ローラ対62、64によってPS版
12を略水平状態で搬送する搬送路が形成されており、
PS版12は、搬送ローラ対62、64に挟持されて、
第2処理槽26に貯留されている処理液の液面上方を略
水平搬送される。
【0046】第2処理部16には、搬送ローラ対62、
64の間に、PS版12の搬送路を挟んで上下に対で、
スプレーパイプ66、68が設けられている。スプレー
パイプ66、68は軸線方向がPS版12の幅方向(搬
送方向と直交する方向)に沿って配置され、PS版12
の搬送路に対向する複数の吐出孔(図示省略)が、軸線
方向に沿って形成されている。
【0047】これにより、スプレーパイプ66、68
は、第2処理槽26内に貯留されている処理液が供給さ
れると、この処理液をPS版12の表裏面へ吹き付け
る。また、PS版12に供給された処理液は、PS版1
2が搬送ローラ対64に挟持されて送り出されるとき
に、搬送ローラ対64によって絞り落とされ、第2処理
槽26内に回収される。なお、スプレーパイプ66、6
8からの処理液の噴出方向は、スプレーパイプ66がP
S版12の搬送方向上流側で、スプレーパイプ68がP
S版12の搬送方向下流側としているが、これに限定さ
れず他の方向であっても良い。
【0048】第3処理部18には、第3処理槽28の上
方に搬送ローラ対70が設けられ、PS版12は、搬送
ローラ対64によって搬送ローラ対70へ向けて搬送さ
れることにより、不感脂化処理槽28内に貯留している
処理液の液面上方を搬送される。また、搬送ローラ対7
0は、このPS版12を挟持して、第3処理部18から
送り出す。
【0049】第3処理部18には、PS版12の搬送路
の上方側にスプレーパイプ72が設けられ、搬送路の下
方側にスプレーパイプ74が設けられている。スプレー
パイプ72、74は、長手方向(軸線方向)がPS版1
2の幅方向に沿い、PS版12の幅方向に沿って複数の
吐出孔が形成されている。
【0050】このスプレーパイプ72、74は、第3処
理槽28内に貯留している処理液が供給されることによ
り、この処理液をPS版12の表裏面に塗布するように
吐出する。PS版12には、この処理液の薄膜が形成さ
れると共に、余剰となった処理液が、搬送ローラ対70
によって絞り落とされることにより第3処理槽28内に
回収される。
【0051】なお、スプレーパイプ72からの処理液の
吐出方向は、PS版12の搬送方向下流側に限らず、他
の方向であっても良く、また、整流板を設け、この整流
板へ向けて吐出した処理液を、整流板でPS版12の幅
方向に沿って均一に拡散させながら、PS版12の表面
に流し落として塗布するようにしてもよい。また、スプ
レーパイプ74に換えて、吐出した処理液にPS版12
が接触しながら移動することによりPS版12の裏面に
処理液を塗布する吐出ユニット等を用いても良い。
【0052】なお、第3処理部18には、搬送ローラ対
70の上方に洗浄スプレー76が設けられ、搬送ローラ
対70の上方のローラに接触しながら回転する洗浄ロー
ラ78が設けられており、予め設定している所定のタイ
ミングで、この洗浄スプレー76から搬送ローラ対70
の上方のローラと洗浄ローラ78の接触位置に、整流板
80を介して洗浄水を滴下することにより、洗浄水を搬
送ローラ対70の上方のローラの周面に均一に拡散させ
て、搬送ローラ対70の上下のローラの周面から処理液
を洗い流し、ローラの周面に処理液が固着してPS版1
2を損傷させてしまうのを防止するようにしている。
【0053】搬送ローラ対70は、PS版12を第3処
理部18から乾燥部20へ送り出す。自動現像装置10
には、第3処理部18と乾燥部20の間に、仕切り板8
2が設けられている。この仕切り板82は、PS版12
の搬送路の上方に、処理タンク22の上端と対向するよ
うに配置されており、これにより、第3処理部18と乾
燥部20の間にスリット状の挿通口84が形成されてい
る。なお、仕切り板82は、二重構造となっており、こ
れにより、挿通口84の乾燥部20側に溝状の通気路が
形成され、乾燥部20内の空気がこの通気路内に入り込
むことにより、乾燥部20内の空気が挿通口84から第
3処理部18内に入り込んでしまうのを防止している。
【0054】乾燥部20内には、挿通口84の近傍に、
PS版12を支持する支持ローラ86が配設され、ま
た、PS版12の搬送方向の中央部及び、排出口88の
近傍には、搬送ローラ対90及び搬送ローラ対92が配
設されている。PS版12は、支持ローラ86及び搬送
ローラ対90、92によって乾燥部20内を搬送され
る。
【0055】支持ローラ86と搬送ローラ対90との
間、及び搬送ローラ対90と搬送ローラ対92との間に
は、PS版12の搬送路を挟んで対でダクト94、96
が配設されている。ダクト94、96は、長手方向がP
S版12の幅方向に沿って配設されており、PS版12
の搬送路に対向する面にスリット孔98が設けられてい
る。
【0056】ダクト94、96は、図示しない乾燥風発
生手段によって発生された乾燥風が、長手方向の一端側
から供給されると、この乾燥風をスリット孔98からP
S版12の搬送路へ向けて吐出し、PS版12に吹き付
け、PS版12の表裏面の乾燥処理を行う。
【0057】一方、自動現像装置10には、下面が第1
処理槽24に貯留される処理液の液面より下方となるよ
うに遮蔽蓋100が配置され、第1処理槽24内の処理
液の液面が空気と接触する面積を狭めている。また、カ
バー36の副挿入口(リエントリー用の挿入口)40に
は、図示しない遮蔽部材によって閉塞されており、この
遮蔽部材によって外気が第1処理部14内に入り込むの
を防止している。
【0058】この遮蔽蓋100には、第1処理槽24に
貯留している処理液の液面から突出するブラシローラ5
8及び搬送ローラ60が入り込む凹部100Aと、搬送
ローラ対52の上方側のローラと共に、後述する選択部
品を配置したときにこの選択部品が入り込む凹部100
Bが形成され、自動現像装置10の第1処理槽24内
に、処理するPS版12に応じて選択した部品を配置し
ても遮蔽蓋100をそのまま使用できるようにしてい
る。
【0059】自動現像装置10では、第1処理槽24内
の処理液の液面を、遮蔽蓋100で覆うことにより、第
1処理槽24内の処理液が、空気中の炭酸ガス等と接触
してしまうことによる劣化や水分の蒸発を防止するよう
にしている。なお、遮蔽蓋100及び処理タンク22と
搬送ローラ48や搬送ローラ対52等の間にシリコンゴ
ム等によって形成したブレード状の遮蔽部材(図示省
略)を設けて、現像槽24内の現像液が新鮮な外気と接
触したり、現像液中の水分が蒸発してしまうのを防止し
てもよく、より好ましい。
【0060】一方、図2には、自動現像装置10に設け
られている基本的な配管系統11Aを示している。自動
現像装置10には、第1処理槽24、第2処理槽26及
び第3処理槽28に、循環ポンプ102、104、10
6が設けられている。循環ポンプ102の入側には、配
管108の一端が接続しており、この配管108の他端
が、第1処理槽24の底部に開口している。また、循環
ポンプ102の出側には、配管110の一端が接続し、
この配管110の他端にスプレーパイプ54、56のそ
れぞれが接続している。
【0061】循環ポンプ104は、入側に接続している
配管112の他端が第2処理槽26の底部に開口し、出
側に接続している配管114の他端がスプレーパイプ6
6、68に接続している。また、循環ポンプ106は、
入側に接続している配管116の他端が第3処理槽28
の底部に開口し、出側に接続している配管118の他端
がスプレーパイプ72、74、に接続している。
【0062】これにより、自動現像装置10では、循環
ポンプ102、104、106が作動することにより、
第1処理槽24、第2処理槽26及び第3処理槽28の
それぞれで処理液の循環がなされる。
【0063】なお、第1処理槽24内には、貯留してい
る処理液を加熱するヒータ120が設けられ、このヒー
タ120によって加熱された処理液が循環ポンプ102
によって循環されることにより、第1処理槽24内の処
理液の液温が、PS版12を最適に処理するように設定
されている所定の温度範囲に温調される。また、配管1
10には、循環される処理液の電導度を測定する電導度
センサ122の取り付けが可能となっている。
【0064】一方、自動現像装置10には、補充液タン
ク124、126及び給水タンク128を備えている。
この自動現像装置10の基本配管では、第1現像槽24
に、補充液タンク124内に貯留する補充液と、この補
充液を所定比率で希釈する水を補充し、第3処理槽28
に、補充液タンク126の補充液と、この補充液を所定
比率で希釈する水を補充するようになっている。また、
自動現像装置10では、給水タンク128に貯留してい
る水を第2処理槽26へ補充するようになっている。
【0065】すなわち、自動現像装置10は、補充ポン
プ130、132及び給水ポンプ134、136、13
8を備え、補充ポンプ130は、入側に接続している配
管140の他端が、補充液タンク124内に開口し、出
側に接続している配管142の端端が、ノズル134を
介して第1処理槽24内に開口している。
【0066】補充ポンプ132は、入側に接続している
配管146の他端が補充液タンク126内に開口し、出
側に接続している配管148の他端がノズル150を介
して第3処理槽28内に開口している。
【0067】給水タンク128内には、配管152の一
端が開口しており、この配管152の他端側が分岐され
て、給水ポンプ134、136、138のそれぞれの入
側に接続している。また、給水ポンプ134は、出側に
接続している配管154の他端がノズル156を介して
第1処理槽24内に開口し、給水ポンプ136は、出側
に接続している配管158の他端がノズル160を介し
て第2処理槽26内に開口しており、給水ポンプ138
は、出側に接続している配管162の他端がノズル16
4を介して第3処理槽28内に開口している。
【0068】これにより、補充ポンプ130と給水ポン
プ134が作動することにより第1処理槽24内に、補
充液タンク124内の補充液と、この補充液を所定比率
で希釈する水が補充され、給水ポンプ136が作動する
ことにより、給水タンク128内の水が、第2処理槽2
6内に補充される。また、補充ポンプ132及び給水ポ
ンプ138が作動することにより、補充液タンク126
内の補充液と、この補充液を所定比率で希釈する水が、
第3処理槽28へ補充される。
【0069】自動現像装置10には、洗浄ポンプ166
が設けられ、配管152から分岐された配管が入側に接
続している。また、洗浄ポンプ166は、出側に接続し
ている配管168の他端が洗浄ノズル76に接続してい
る。
【0070】これにより、自動現像装置10では、洗浄
ポンプ166を作動させて、洗浄ノズル76から搬送ロ
ーラ対70へ、洗浄液として水を供給する。このとき、
搬送ローラ対70を回転駆動することにより、洗浄ノズ
ル76から供給される水によって搬送ローラ対70の周
面を洗浄して、搬送ローラ対70に付着している第3処
理槽28内の処理液を流し落とすようにしている。
【0071】なお、搬送ローラ対70を洗浄した水は、
第3処理槽28内に回収されるようになっており、自動
現像装置10では、この水を、補充液タンク126から
供給した補充液の希釈用として用いるようにしている。
【0072】また、第1処理槽24、第2処理槽26及
び第3処理槽28のそれぞれには、オーバーフロー管
(図示省略)が設けられており、補充液を補充すること
により液面が上昇して、予め設定されている液面レベル
を越えると、その液面レベルを越えた分の処理液をオー
バーフローさせて排出するようにしている。
【0073】一方、給水タンク128には、フロートバ
ルブ170が設けられ、給水タンク128内の水の液面
変化に応じて水道水等が供給されるようにしている。
【0074】また、自動現像装置10では、ポンプ17
2及び薬剤タンク174の装着が可能となっており、ポ
ンプ172と薬剤タンク174を装着し、ポンプ172
の入側に接続した配管176の他端を薬剤タンク174
内に開口すると共に、出側に接続する配管178の他端
を給水タンク128内に開口することにより、給水タン
ク128へ、薬剤タンク174内の水垢防止剤等の薬剤
の供給が可能となる。
【0075】また、自動現像装置10では、このポンプ
172の入側に装置外に設けた図示しない水タンクを接
続することにより、ポンプ172を用いた給水タンク1
28への自動給水が可能となる。
【0076】なお、自動現像装置10には、給水ポンプ
134に比較して吐出能力の高い給水ポンプ190が設
けられており、この給水ポンプ190を用いることによ
り、第1処理槽24内で、空の状態から処理液を調整す
る所謂仕込みを、短時間で行うことができるようになっ
ている。
【0077】なお、自動現像装置10の処理タンク22
には、乾燥部20内に乾燥ファン180が取り付けられ
るようになっており、この乾燥ファン180によって吸
引した空気を、図示しないヒータ等によって加熱するな
どして生成した乾燥風を、噴出しダクト94、96へ供
給するようにしている。
【0078】このように自動現像装置10では、第1処
理槽24、第2処理槽26及び第3処理槽28のそれぞ
れに貯留した処理液を循環させながらPS版12の処理
を行うと共に、PS版12の処理量及び経過時間(稼動
中及び非稼動中)に応じた、従来公知の方法に基づい
て、第1処理槽24、第2処理槽26及び第3処理槽2
8のぞれぞれに所定の補充液を補充することができるよ
うになっている。
【0079】一方、自動現像装置10では、配管系統1
1A上で配管の一部を変更することにより、第1処理槽
24と第2処理槽26の間で、同じ処理液を用いた処理
が可能となっている(以下「配管系統11B」とす
る)。
【0080】すなわち、図3に示すように、第1処理槽
24に補充液を補充するようにしていた循環ポンプ13
0の出側の配管142をノズル144から外して、第2
処理槽26の上部に設けたノズル182に接続する。こ
れにより、補充液タンク124内の補充液を、第2処理
槽26へ補充可能となる。なお、このノズル182は、
予め第2処理槽26に設けておいても良く、これによ
り、補充ポンプ130からの配管142の接続が極めて
容易となり、好ましい。
【0081】また、ポンプ184を設ける。このポンプ
184としては、薬剤の供給や自動給水用としてポンプ
172を設けているときには、このポンプ172を用い
ても良く、また、ポンプ172が設けられていないとき
には、このポンプ172の据付スペースに設けるように
しても良い。さらに、ポンプ172と別に設けるように
しても良い。
【0082】ポンプ184には、入側に配管186の一
端を接続する。この配管186の他端は、第2現像槽2
6の底部に接続し、ポンプ184によって第2処理槽2
6内の処理液の吸引が可能となるようにする。
【0083】また、ポンプ184には、出側に配管18
8の一端を接続し、この配管188の他端を、第1処理
槽24のノズル144に接続する。すなわち、配管14
2を取り外したノズル144に、ポンプ184の出側に
接続している配管188を接続する。
【0084】これにより、ポンプ184が作動すると、
第2処理槽26内の処理液が第1処理槽24へ補充され
る。
【0085】このようにして、このように構成した配管
系統11Bでは、補充ポンプ130及び給水ポンプ13
6を作動させて、補充液タンク124内の補充液と、こ
の補充液を所定比率で希釈する水を、第2処理槽26へ
補充液として補充する。また、第1処理槽24には、ポ
ンプ184の作動によって第2処理槽26内の処理液が
補充される。
【0086】これにより、配管系統11Bを適用するこ
とにより、第1処理槽24と第2処理槽26に同じ処理
液を貯留してPS版12を処理することが可能となる。
なお、給水ポンプ134は、例えば、第1処理槽24内
の処理液中の水分が蒸発したときに、この蒸発分を補う
ための給水等に用いる。
【0087】ところで、PS版12は、表1に示すよう
に、感光層、ネガ/ポジ及び片面/両面に分けると、7
種類となり、自動現像装置10は、7種類のPS版12
のいずれの処理にも用いることができるようになってい
る。
【0088】
【表1】
【0089】すなわち、これらのPS版12の現像処理
には、感光層及び片面/両面に応じて擦り部材となるブ
ラシローラの数及び位置が異なる。
【0090】このとき、現像処理では、擦り部材として
設けるブラシローラの数及び位置で大別すると、下流部
の上面側と、下流部の上面側及び下面側と、上流部及び
下流部の上面側と、になる。
【0091】ここから、自動現像装置10では、各現像
処理で共通するPS版12の搬送路の下流部に、PS版
12の上面に対向するようにブラシローラ58を配置
し、このほかに必要に応じてブラシローラを追加しなが
ら、所定の搬送路を形成することができるようにしてい
る。
【0092】一方、PS版12の種類を、現像処理を行
う処理槽の数(現像浴数)で見ると1浴か2浴となる。
【0093】ここから、自動現像装置10では、1浴現
像を行うときの配管系統11Aを基本として、2浴現像
を行うときに、一部を追加ないし変更した配管系統11
Bを用いる。
【0094】すなわち、1浴現像に適用するときには、
第1処理槽24、第2処理槽26及び第3処理槽28
を、それぞれ現像槽、水洗槽及び不感脂化処理槽として
用いて、それぞれに所定の処理液を貯留すると共に、貯
留した処理液に応じた補充液を補充するようにしてい
る。
【0095】これに対して、2浴現像を行うときには、
第3処理槽28を不感脂化処理槽として用いるが、水洗
処理を省略して第1処理槽24及び第2処理槽26を現
像槽として用いる。
【0096】図4には、自動現像装置10を用いて、下
流部に1本のブラシローラを設けた自動現像装置10A
の概略構成を示している。この自動現像装置10Aは、
PS版12の搬送路の構成からCTPサーマルポジ版
(ポジタイプのCTPサーマル版)や、片面タイプでの
コンベ版(ネガタイプ及びポジタイプ)の処理に用いる
ことが出きる。
【0097】自動現像装置10Aでは、第1処理槽24
の搬送ローラ48に対向して、搬送ローラ48Aを配置
する。また、搬送ローラ48と搬送ローラ対50の間に
は、上面に沿ってPS版12を案内するガイド板44を
配置し、搬送ローラ対50と搬送ローラ対52の間に
は、ブラシローラ58及び搬送ローラ60に対向するよ
うにガイド板46を配置する。
【0098】これにより、挿入部34の搬送ローラ対4
2によって搬送ローラ48、48Aの間へ挿入されたP
S版12を、ガイド板44、46及び搬送ローラ対5
0、52によって案内搬送すると共に、ガイド板46上
を搬送されるときに上面をブラシローラ58によってブ
ラッシングする搬送路が形成される。
【0099】搬送ローラ対50と搬送ローラ対52に
は、ガイド板46が配置される。このガイド板48は、
搬送ローラ対50によって送り出されるPS版12を、
現像槽24Aの底面に沿って搬送ローラ対52へ向けて
案内する。
【0100】この自動現像装置10Aでは、図2に示す
自動現像装置10の基本的配管系統を用い、第1処理槽
24に現像液を貯留(現像槽24Aと第1処理部14を
現像部14Aとする)し、第2処理槽26に水洗水
(水)を貯留する(水洗槽26Aとし第2処理部16を
水洗部16Aとする)と共に、第3処理槽28に不感脂
化処理液(ガム液)を貯留させる(不感脂化処理槽28
Aとし第3処理部18を水洗部18Aとする)と共に、
補充液タンク124、126に現像補充液、ガム補充液
をストックすることにより、PS版12に対して、現像
処理、水洗処理及び不感脂化処理を順に行うようにする
ことができる。
【0101】これにより、自動現像装置10Aでは、P
S版12として、1浴現像を行う片面タイプでネガタイ
プのコンベ版及びポジタイプのPTCサーマル版の処理
を行うことができる。
【0102】ここで、自動現像装置10Aを用いたPS
版12(片面タイプでネガタイプのコンベ版又はポジタ
イプのPTCサーマル版)の処理の概略を説明する。
【0103】自動現像装置10Aでは、図示しない焼付
装置等の画像露光装置によって露光されることにより画
像が記録されたPS版12が、挿入口32から挿入され
ると、搬送ローラ42対を回転駆動させる。これによ
り、PS版12は、搬送ローラ対42によって挟持され
て、自動現像装置10A内に引き入れられる。
【0104】なお、自動現像装置10Aを含む自動現像
装置10では、挿入口32の近傍に、挿入口32を通過
するPS版12を検出するセンサが設けられており、こ
のセンサがPS版12の挿入を検出することにより、搬
送ローラ対42等の回転駆動を開始するとともに、この
センサによるPS版12の検出に基づいたタイミング
で、各ポンプ等の制御を行う。
【0105】搬送ローラ対42は、挿入口32から引き
入れたPS版12を、水平方向に対して15°〜31°
の範囲の挿入角度で、現像槽24Aへ送り込む。これに
より、PS版12は、ガイド板44、46によって案内
されながら搬送ローラ48、48A及び搬送ローラ対5
0、52によって現像槽24A内を搬送されて、現像槽
24A内に貯留されている現像液に浸漬され、17°〜
31°の範囲の排出角度で、現像液中から送り出され
る。
【0106】PS版12は、現像槽24A内で現像液に
浸漬されることにより、露光画像に応じて不要な感光層
が膨潤し、膨潤した感光層が支持体から除去される。こ
のとき、自動現像装置10Bでは、現像槽24A内に配
置しているブラシローラ58によってPS版12の表面
(感光層側の面)をブラッシングすることにより、PS
版12の表面からの不要な感光層の除去を促進するよう
にしている。
【0107】なお、擦り部材としては、ブラシローラ5
8に限らず、PS版12等の平版印刷版の表面を擦って
感光層の除去を促進可能となるものであれば、従来公知
の任意の部材を用いることができる。また、擦り部材を
用いずに所定の現像能力が得られるときには、擦り部材
を省略するようにしてもよい。
【0108】現像処理が行われて、現像槽24Aから送
り出されるPS版12は、搬送ローラ対52によって水
洗部16Aへ送られる。このとき、搬送ローラ対52
は、PS版12の表裏面に付着している現像液を絞り落
とす。
【0109】水洗部16Aでは、このPS版12を搬送
ローラ対62、64によって挟持して略水平状態で搬送
しながら、スプレーパイプ66、68から水洗水を噴出
する。また、PS版12の搬送方向の下流側に配置して
いる搬送ローラ対64は、PS版12の表裏面に供給し
た水洗水を、搬送ローラ対52によって絞り切れずに残
った現像液とともに絞り落としながら、このPS版12
を不感脂化処理部18Aへ送り出す。
【0110】これにより、PS版12は、水洗部16A
を通過するときに、表裏面に残っている現像液が洗い落
とされる。
【0111】不感脂化処理部18Aへ送られたPS版1
2は、スプレーパイプ72、74の間を通過し、搬送ロ
ーラ対70に挟持される。
【0112】このとき、不感脂化処理部18Aでは、ス
プレーパイプ66、68からガム液を吐出して、PS版
12の表裏面にガム液を拡散させながら均一に塗布す
る。搬送ローラ対70は、PS版12を挟持搬送して、
余剰となったガム液をPS版12の表裏面から絞り落と
すことにより、PS版12の表裏面にガム液の均一な薄
膜を形成する。
【0113】ガム液が塗布されたPS版12は、搬送ロ
ーラ対70によって挿通口84からから乾燥部20へ送
り込まれる。
【0114】乾燥部20では、支持ローラ86及び搬送
ローラ対90、92によってPS版12を搬送しなが
ら、ダクト94、96からこのPS版12の表裏面に乾
燥風を吹き付ける。これにより、PS版12は、表面に
塗布されているガム液による保護膜が形成されて排出口
88から排出される。
【0115】一方、この自動現像装置10Aは、図3に
示す配管系統11Bを適用することにより、2浴現像処
理を必要とする片面タイプでネガタイプのコンベ版の処
理に用いることができる。
【0116】すなわち、図2に示す配管系統11Bを用
い、第1処理槽24に現像液を貯留(第1現像槽24B
とし第1処理部14を第1現像部14Bとする)すると
共に、第2処理槽26にも現像液を貯留する(第2現像
槽26Bとし第2処理部16を第2現像部16Bとす
る)。なお、第3処理槽28には、不感脂化処理液を貯
留させ、自動現像装置10Bとする。
【0117】この自動現像装置10Bでは、挿入口32
から挿入されたPS版12を搬送ローラ対42によって
引き入れて第1現像槽24Bへ送り込む。これにより、
PS版12は、第1現像槽24B内を現像液に浸漬され
ながら搬送される。このときに、PS版12は、ブラシ
ローラ58によって表面がブラッシングされる。
【0118】このPS版12は、第1現像槽24Bから
第2現像部16Bへ送り出されるときに、搬送ローラ対
52によって表面に付着している第1現像槽24B内の
現像液が絞り落とされる。
【0119】第2現像部16Bでは、このPS版12を
搬送ローラ対62、64によって挟持して略水平状態で
搬送しながら、第2現像槽26B内に貯留している新鮮
な現像液をスプレーパイプ66、68からPS版12の
表裏面へ噴出される。また、搬送ローラ対64は、PS
版12の表裏面に供給した第2現像槽26Bの現像液
を、搬送ローラ対52によって絞り切れずに残った第1
現像槽24B内の現像液とともに絞り落としながら、こ
のPS版12を不感脂化処理部18Aへ送り出す。
【0120】これにより、PS版12は、第1現像槽2
4B内の現像液が洗い落とされながら第2現像槽26B
に貯留している新鮮な現像液によって高品質に仕上げら
れて、不感脂化処理部18Aへ送り出される。
【0121】図5には、自動現像装置10を用いて、下
流部の上下に1本ずつのブラシローラを設けた自動現像
装置10Cの概略構成を示している。この自動現像装置
10Cは、PS版12の搬送路の構成から両面タイプの
コンペ版の処理に用いることができる。
【0122】この自動現像装置10Cでは、第1処理槽
24の搬送ローラ48の下方に搬送ローラ48Aを配置
し、搬送ローラ48と搬送ローラ対50の間にガイド板
44を配置している。
【0123】また、自動現像装置10Cでは、搬送ロー
ラ対50と搬送ローラ対52の間で、ブラシローラ58
に対向するようにガイド192を配置すると共に、搬送
ローラ60に対向してブラシローラ194を配置して、
搬送ローラ60をブラシローラ194のバックアップロ
ーラとして用いるようにしている。また、ブラシローラ
194と搬送ローラ対52の間には、串型ローラを用い
た搬送ローラ196が配置されているこれにより、PS
版12は、ガイド192上を搬送されるときにブラシロ
ーラ58によって上面側の感光層がブラッシングされ、
さらに、搬送ローラ60とブラシローラ194の間を通
過するときに、ブラシローラ194によって下面側の感
光層がブラッシングされながら、搬送ローラ196によ
って搬送ローラ対52へ案内される。
【0124】このような構成の自動現像装置10Cで
は、図2に示す自動現像装置10の基本的な配管系統1
1Aを適用することにより、1浴現像処理を行うポジタ
イプのコンベ版の現像処理に用いることができる。この
ときには、第1処理槽24、第2処理槽26及び第3処
理槽28がそれぞれ、現像槽24A、水洗槽26B及び
不感脂化処理槽28Aとなり、内部が現像部14A、水
洗部16A及び不感脂化処理部18Aになる。
【0125】また、自動現像装置10Cは、図3に示す
配管系統11Bを適用して自動現像装置10Dとするこ
とにより、2浴現像処理を行うネガタイプのコンベ版の
処理に適用することができる。このときには、第1処理
槽24及び第2処理槽26が、第1現像槽24B及び第
2現像槽26Bとなり、内部が第1現像部14B、第2
現像部16B及び不感脂化処理部18Aになる。
【0126】さらに、自動現像装置10C、10Dは、
両面タイプのみならず、片面タイプのコンベ版の処理に
適用することも可能である。
【0127】一方、図6には、自動現像装置10を用い
て、上流部と下流部に1本ずつのブラシローラを設けた
自動現像装置10Eの概略構成を示している。この自動
現像装置10Cは、PS版12の搬送路の構成からネガ
タイプのCTPサーマル版及びCTPフォトポリマー版
の処理に用いることができる。
【0128】この自動現像装置10Eでは、第1処理槽
24の搬送ローラ48と搬送ローラ対50の間にガイド
198が設けられる。このガイド198は、一端部が搬
送ローラ48に対向し、他端部が搬送ローラ対50の間
へ向けられて、上面に沿って移動するPS版12を搬送
ローラ対50へ案内する。
【0129】また、第1処理槽24内には、搬送ローラ
対50の近傍に、ブラシローラ194が配置されてい
る。このブラシローラ194は、ガイド198に対向し
ており、ガイド198上を移動するPS版12の上面の
ブラッシングに用いられる。
【0130】自動現像装置10Eでは、ブラシローラ1
94が、第1処理槽24内に貯留する処理液の液面から
突出するが、この突出部分が遮蔽蓋100に凹部100
B内に入り込むようになっている。なお、第1処理槽2
4には、搬送ローラ対50、52の間にガイド板46が
配置されるようになっている。
【0131】これにより、PS版12は、第1処理槽2
4内の処理液に浸漬されると、まず、ブラシローラ19
4によってブラッシングされ、さらに、第1現像槽24
内の処理液中から送り出されるときに、ブラシローラ5
8によってブラッシングされる。
【0132】このような構成の自動現像装置10Eで
は、図2に示す自動現像装置10の基本的な配管系統1
1Aを適用することができる。これにより、第1処理槽
24、第2処理槽26及び第3処理槽28がそれぞれ、
現像槽24A、水洗槽26B及び不感脂化処理槽28A
となり、内部が現像部14A、水洗部16A及び不感脂
化処理部18Aになる。
【0133】ここで、自動現像装置10を用いたPS版
12の処理の具体例を説明する。
【0134】(具体例1)まず、具体例1として、自動
現像装置10Aを用いたPS版12(例えばPCTサー
マルポジ版など)の処理例を説明する。
【0135】具体例1では、PS版12として、富士写
真フイルム社製で、赤外線レーザ露光対応のポジサーマ
ルプレートLH−PI(商品名)の現像処理を行う。こ
のPS版12は、例えば富士写真フイルム社製でサーマ
ルタイプのデジタルプレートセッターLuxel T−90
00 CTP(商品名)等を用いて画像露光を施すこと
ができる。
【0136】また、自動現像装置10でのPS版12の
搬送速度を1400mm/minとする。この搬送速度は、
駆動源となるモータの回転速度を制御する一般的方法で
行うことができる。
【0137】現像処理に用いる現像液は、非還元糖と塩
基とを組み合わせたD−ソルビット/酸化カリウムK2
よりなるカリウム塩5.0%、オルフィンAK−02
(日信化学製)0.015%及び界面活性剤パイオニン
D−1105(竹本油脂(株)製、化1参照)0.01
0%を含有した水溶液1リットルに対して、下記(化
2)の化号物を0.01gの割合で添加したものを、現
像槽容量分調整して用いる。
【0138】
【化1】
【0139】
【化2】
【0140】また、自動現像装置10Aは、現像液の液
温を30°Cとし、現像時間を12秒として現像処理す
るように設定される。
【0141】水洗処理は水を用いて行い、不感脂化処理
は、富士写真フイルム社製PSフィニッシングガムFP
−2W(1:1)を用いる。
【0142】これにより、サイズが1030mm×800
mmのPS版12を現像処理したときに、処理ムラが生じ
ることがなく、良好な仕上がりの刷版を得ることができ
た。
【0143】(具体例2)次に、具体例2として、自動
現像装置10Cを用いたPS版(例えばネガポジを含む
ポジ型コンベ版など)の処理例を説明する。
【0144】具体例2では、PS版12として、富士写
真フイルム社製のポジPS版FPPB(両面版)及びネ
ガPS版VNBW(両面版)の現像処理を行う。なお、
自動現像装置10Cとしては、富士写真フイルム社製の
ポジPS版VS(片面版)及びネガPS版VNSW(片
面版)の処理も可能である。
【0145】このPS版12は、従来公知の密着露光方
法を用いて画像露光を施すことができる。
【0146】また、自動現像装置10CでのPS版12
の搬送速度を1400mm/minとして、現像時間が12
秒となるようにする。
【0147】現像液としては、富士写真フイルム社製P
S現像液DP−7(1:8)を用いて、液温30°Cで
現像処理を行う。
【0148】水洗処理は水を用いて行い、不感脂化処理
は、富士写真フイルム社製PSフィニッシングガムFP
−2W(1:1)を用いる。
【0149】これにより、サイズが1030mm×800
mmのPS版12(両面タイプのコンベ版)のネガタイプ
及びポジタイプのいずれも、処理ムラを生じさせること
なく良好に仕上げることができた。また、片面タイプの
コンベ版においても、ネガタイプ及びポジタイプのいず
れも、良好な処理性が得られた。
【0150】(具体例3)次に具体例3として、自動現
像装置10Dを用いたPS版12の処理を説明する。こ
の具体例3では、第1処理槽24を第1第1現像槽24
B、第2処理槽26を第2現像槽26B及び第3処理槽
26を不感脂化処理槽28Aとして用いる所謂2浴現像
処理を行う。このときのPS版12としては、既存の製
品である富士写真フイルム社製ネガPS版で、片面タイ
プの製品名FNS−A、FND−A、FNL、両面タイ
プのFNC−B及び高耐刷用プレートFNXなどの処理
が可能となる。
【0151】このとき、自動現像装置10Dの搬送速度
は、1400mm/分又は700mm/分の2段に切り
替え可能として、現像液の温度である現像温度を30°
Cで現像時間が20秒又は40秒で行う。なお、高耐刷
用プレートFNXの処理を行うときに、搬送速度を低速
側の700mm/分に切替えて40秒現像となるようにす
る。また、これらのPS版12は、従来公知の密着露光
方法によって画像露光を施したものを用いる。
【0152】これらのPS版12を処理する時の自動現
像装置10Dでは、現像液として、富士写真フイルム社
製のPS現像液DN−6(1:1)を、仕込み液として、
第1現像槽24Bに20リットル、第2現像槽26Bに
8リットルを仕込むと共に、不感脂化処理槽28Aに富
士写真フイルム社製のPSフィニッシングガムFN−2
(1:1)を仕込む。
【0153】補充液は、第2現像槽26Bに、新液とし
てPS現像液DN−6(1:1)を、PS版12の処理
面積に応じて補充する面積補充を行い、第1現像槽24
Bには、第2現像槽26Bに補充した補充液(現像補充
液と希釈水)と同量の現像液を、第2現像槽26Bから
送液し、第1現像槽24Bで余剰となった現像液をオー
バーフローして排出する。
【0154】また、電導度センサ122を設けて、第1
現像槽24B内の現像液の電導度を測定し、電導度セン
サ122によって測定した電導度が予め設定しているし
きい値を越えたときに第1現像槽24Bに水を補充する
電導度補充を行い、第2現像槽26Bには、第1現像槽
24Bへの電導度補充に連動させて一定量の水を補充す
るか、図示しない液面レベルセンサを設けて、レベル水
補充を行う。
【0155】このように構成した自動現像装置10D
で、版サイズが、1030mm×800mmのPS版1
2を現像処理したときに、全てのPS版12(上記した
全ての種類のPS版12)とも、処理ムラが生じること
なく良好に仕上げられた。また、両面版(両面タイプ)
及び片面版(片面タイプ)のいずれも良好な処理性が得
られている。
【0156】このように、自動現像装置10では、基本
的な配管系統11Aの一部を変更して配管系統11Bを
形成することにより、2浴現像のPS版12の処理に用
いることができる。
【0157】また、配管系統11Aから配管系統11B
への変更は、循環ポンプ130の出側の配管142を、
第2処理槽26に設けたノズル182に接続すると共
に、第2処理槽26内の処理液を第1処理槽24へ供給
する管路の設ける簡単な作業であり、また、循環ポンプ
130の出側の配管142が接続されていたノズル14
4を用いることにより、より一層簡単な作業となる。
【0158】これにより、1浴現像の自動現像装置と2
浴現像の自動現像装置を製作するときのコストの低減を
図ることができる。また、1浴現像と2浴現像の間の配
管の変更が容易であるので、既に設置されているときに
も、設置場所での作業で容易に変更することができるの
で、印刷工場等で印刷処理に用いるPS版の変更や追加
を行うシステム変更時にも、既存の自動現像装置10を
用いることが可能となるので、コスト上昇や設置スペー
スの拡大が生じてしまうのを確実に抑えることができ
る。
【0159】また、自動現像装置10では、配管系統の
みならず、処理するPS版に応じて搬送路の変更を容易
に行うことができるので、配管系統の変更と合わせるこ
とにより、多種類にわたっているいずれのPS版の処理
にも変更することができるので、いずれのPS版を処理
する自動現像装置に対しても製作コストの低減を図るこ
とができる。
【0160】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではなく、本発明は、任意の印
刷版の処理を行う自動現像装置に適用することができ
る。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
管系統の一部を変更する簡単な作業で、第1の処理槽と
第2の処理槽に別々の処理液を貯留する印刷版の処理
と、第1の処理槽と第2の処理槽に同じ処理液を貯留す
る印刷版の処理のいずれにも容易に合わせることができ
る。これにより、処理する印刷版の変更や追加を行うシ
ステム変更時の設備コストの上昇や設置スペースの増加
を抑えることができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した自動現像装置の基本構
成を示す概略構成図である。
【図2】自動現像装置を1浴現像に用いるときの配管系
統を示す概略図である。
【図3】自動現像装置を2浴現像に用いるときの配管系
統を示す概略図である。
【図4】1本のブラシローラを用いて搬送路を形成した
自動現像装置の概略構成図である。
【図5】下流部に2本のブラシローラを配置して搬送路
を形成した自動現像装置の概略構成図である。
【図6】上流部と下流部にブラシローラを配置して搬送
路を形成した自動現像装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置 12 PS版(印刷版) 14 第1処理部 16 第2処理部 18 第3処理部 22 処理タンク 24 第1処理槽(第1の処理槽) 26 第2処理槽(第2の処理槽) 28 第3処理槽(第3の処理槽) 44、46 ガイド板 48、48A、60、196 搬送ローラ 50、52 搬送ローラ対 54、56、66、68、72、74 スプレーパイ
プ(循環手段) 58、194 ブラシローラ 102〜106 循環ポンプ(循環手段) 108〜118 配管(循環手段) 124 補充液タンク(第1の補充手段) 126 補充液タンク(第3の補充手段) 128 給水タンク(第1〜第3の補充手段) 130 補充ポンプ(第1の補充手段) 132 補充ポンプ(第3の補充手段) 134〜138 給水ポンプ(第1〜第3の補充手
段) 140、142 配管(第1の補充手段) 184 ポンプ(給液手段) 186、188 配管(給液手段) 192、198 ガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の処理槽内に貯留している処理液に
    印刷版を浸漬しながら搬送した後、第2の処理槽及び第
    3の処理槽内に貯留している処理液を前記印刷版の表裏
    面に噴出して処理する自動現像装置であって、 前記第1、第2及び第3の処理槽のそれぞれで処理液を
    循環する循環手段と、 前記第1の処理槽に第1の補充液を補充可能であると共
    に、該第1の補充液を前記第2の処理槽へ補充するよう
    に変更可能な第1の補充手段と、 前記第2及び第3の処理槽のそれぞれに第2の補充液及
    び第3の補充液を補充する第2の補充手段及び第3の補
    充手段と、 前記第1の補充手段が前記第1の補充液を前記第2の処
    理槽へ補充するように変更されるときに設けられて、第
    2の処理槽内の処理液を前記第1の処理槽へ補充液とし
    て供給する給液手段と、 を含むことを特徴とする自動現像装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の補充手段が前記第2の処理槽
    へ第2の補充液として水を供給すると共に、 前記第1の補充手段が、第1の補充液として原液と原液
    を所定の比率で希釈する水を補充することを特徴とする
    請求項1に記載の自動現像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の補充手段が前記第1の補充液
    を前記第2の処理槽へ補充するように変更されるとき
    に、前記原液のみを前記第2の処理槽に補充するように
    変更されることを特徴とする請求項2に記載の自動現像
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の補充手段が、前記第1の補充
    液を貯留する補充タンクと、前記補充タンクと前記第1
    の補充液を前記第1の処理槽とを連結する配管と、前記
    配管に設けられた補充ポンプと、を含むときに、前記補
    充ポンプの出側の配管を前記第2の処理槽へ接続するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の自動現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の処理槽内の前記印刷版の搬送
    路が処理する印刷版の種類に応じて変更されていること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    自動現像装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷版の搬送路に印刷版の表面を擦
    る擦り部材が設けられるときに、前記印刷版に応じて設
    定される擦り部材の数及び位置に基づいて前記印刷版の
    搬送路が変更されることを特徴とする請求項5に記載の
    自動現像装置。
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