JPH04365040A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH04365040A
JPH04365040A JP16778991A JP16778991A JPH04365040A JP H04365040 A JPH04365040 A JP H04365040A JP 16778991 A JP16778991 A JP 16778991A JP 16778991 A JP16778991 A JP 16778991A JP H04365040 A JPH04365040 A JP H04365040A
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JP
Japan
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photosensitive material
rollers
developer
processing
tank
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Application number
JP16778991A
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English (en)
Inventor
Eiichi Tadokoro
榮一 田所
Osami Tsuji
修身 辻
Masahito Hirano
雅人 平野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済のハロゲン化銀
写真感光材料を湿式で処理する感光材料処理装置、特に
、迅速処理が可能な感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光後のハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に、感光材料または感材ともいう)に対しては、
その種類に応じた処理がなされる。例えば、黒白感光材
料に対しては、現像、定着および水洗が順次なされ、そ
の後乾燥される。
【0003】このような処理は、通常、自動現像機のよ
うな感光材料処理装置を用い、この装置が備える複数の
処理槽のそれぞれに入れられた現像液、定着液および水
洗水に感光材料を順次浸漬することによりなされる。
【0004】このような感光材料処理装置では、現像槽
の上部は開放しているため、例えば35〜38℃程度に
温調された現像液は蒸発して減少し、また、液面にて空
気と接触し、酸化劣化を生じるという問題がある。
【0005】これに対し、現像槽内に、現像液の液面を
覆うような蓋体(またはブロック部材)を設置し、現像
液の蒸発および酸化劣化を防止する技術が開発されてい
る。
【0006】また、前記感光材料処理装置では、感光材
料が現像槽から定着槽へ移行する際に、感光材料に付着
した現像液が定着槽内に持ち込まれ、定着液の劣化(定
着液中の硬膜剤の沈殿)や定着速度の低下が生じたり、
また、感光材料中の脱色されるべき色素成分が脱色され
ずに残存する量が増加(残色の増加)し、さらには、ア
ンモニアガス等の臭気のあるガスの発生が生じるという
問題がある。
【0007】これに対し、現像液の液面付近に一対のロ
ーラを設置し、これらのローラで感光材料を挟持して感
光材料の表面から現像液を拭いとる工夫がなされている
が、これらのローラは、下半分が現像液中に没し、上半
分が空中に露出するように設置されているため、前述し
たような液面を覆うための蓋体を設置することができず
、また、ローラを避けて蓋体を設置したとしても、液面
を覆う面積が小さく、しかも、ローラの表面が常に現像
液で濡れている状態となるため、現像液が空気と接触す
る面積が大きくなり、結局、現像液の蒸発および酸化劣
化を防止する効果がほとんど得られない。
【0008】また、現像液の持ち込みによる定着液の劣
化を防止する他の方法として、現像槽と定着槽との境界
にある一対のクロスオーバーローラにて感光材料の表面
から現像液を拭い取るとともに、上側または下側にある
クロスオーバーローラに水をかけて洗浄する技術が開示
されている(特開平02−212839号、実開平02
−109354号、特開平02−269339号)。
【0009】しかしながら、このような技術では、いず
れも、一対のクロスオーバーローラのうちの一方にのみ
水をかける構成となっているため、他方のクロスオーバ
ーローラは十分に洗浄がなされず、よって、現像液の定
着槽への持ち込みを十分に防止することができない。す
なわち、感光材料が一対のクロスオーバーローラ間を通
過する際には、感光材料が両クロスオーバーローラを分
断することとなるため、一方のクロスオーバーローラに
かけられた水は、通過中の感光材料に阻止されて他方の
クロスオーバーローラ側に移行することができず、よっ
て、他方のクロスオーバーローラは洗浄されない。この
洗浄されないクロスオーバーローラでは、その外周面が
現像液で濡れていることとなり、従って、このローラ側
の感光材料表面からの現像液の拭い取り効果は半減し、
また、一度拭い取った現像液が再度付着することもある
【0010】特に、処理する感光材料が、X−レイ感光
材料や印刷用感光材料のような比較的幅の広い感光材料
である場合には、一方のクロスオーバーローラにかけら
れた水は、他方のクロスオーバーローラ側に全く移行せ
ず、上記欠点が顕著となる。
【0011】また、一方または両方のクロスオーバーロ
ーラに現像液が付着したまま残っていると、析出物(炭
酸カルシウム等)を生じ、次に処理する感光材料の乳剤
面(膜面)を傷付けてしまうことがある。特に、乳剤面
の上層に形成された保護層の膜厚を薄くして迅速処理性
を高めた感光材料を用いた場合、傷が付き易いという問
題があった。
【0012】また、近年では、処理時間の短縮が重要な
課題とされており、例えば、現像開始から乾燥終了まで
の時間(Dry to dry)が100〜60秒以下
の感光材料処理装置の開発もなされているが、このよう
な迅速処理では、感光材料の搬送速度、すなわち現像液
からの引き上げ速度が速くなるので、感光材料の表面に
付着する現像液の量が多くなり、上述した現像液の持ち
込み防止方法では対応しきれなくなっている。
【0013】さらに、このような迅速処理用の現像液や
定着液は、特に劣化し易く、また、感光材料の現像液や
定着液への浸漬時間が短いため、現像液や定着液の劣化
による写真性の低下やバラツキが顕著となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現像
液の蒸発や劣化を防止するとともに、現像液の持ち込み
による定着能を有する処理液の劣化等の弊害を防止する
ことができる感光材料処理装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)の本発明により達成される。
【0016】(1)現像液が入れられた第1処理槽と、
定着能を有する処理液が入れられた第2処理槽とを少な
くとも有し、露光済のハロゲン化銀写真感光材料を複数
のローラにより搬送し、前記現像液に浸漬した後、前記
定着能を有する処理液に浸漬して処理する感光材料処理
装置であって、前記第1処理槽内には、前記ハロゲン化
銀写真感光材料が通過する開口が形成された蓋体が現像
液の液面を覆うように設置され、これにより、下記式(
I)で示される第1処理槽の開口率を0.05以下とし
、前記ローラのうち、前記第1処理槽の搬出側に設置さ
れるローラは、外周面同士が互いに接触する少なくとも
1組の対をなすローラであり、この対をなすローラのそ
れぞれに独立してリンス液を供給するローラ洗浄手段を
有し、前記ハロゲン化銀写真感光材料の搬送速度が30
mm/sec 以上であることを特徴とする感光材料処
理装置。 開口率=A/V[cm−1]    ・・・(I)(た
だし、Aは現像液の液面の開口面積[cm2 ]、Vは
第1処理槽内の現像液の液量[cm3 ])
【0017
】(2)前記一対のローラに供給されたリンス液は、前
記開口を経て前記現像液中に導入されるよう構成した上
記(1)に記載の感光材料処理装置。
【0018】(3)前記リンス液の供給は、前記ハロゲ
ン化銀写真感光材料の処理と同期して行なわれる上記(
1)または(2)に記載の感光材料処理装置。
【0019】
【実施例】以下、本発明の感光材料処理装置を添付図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の感光材料処理装置の構成
例を示す断面側面図である。
【0021】同図に示す感光材料処理装置1は、例えば
シート状の感光材料をローラにより搬送するローラ搬送
型の自動現像機であり、感光材料の搬送速度が比較的速
く、迅速処理が可能な自動現像機である。以下、この感
光材料処理装置1の主要部分の構成について説明する。
【0022】なお、本発明において、処理対象たる感光
材料の種類、形態等は特に限定されないが、例えばX−
レイ感光材料や印刷用感光材料のような黒白用感光材料
の処理に適用するのが好ましく、そのため、図示の装置
は、黒白感光材料を処理するためのものとなっている。
【0023】図1に示す感光材料処理装置1は、本体ケ
ース1Cを有し、この本体ケース1Cには、感光材料S
の挿入口15が形成されている。また、この挿入口15
の近傍には、感光材料Sの通過を検出するセンサ16が
設置されている。このセンサ16は、例えば、タッチセ
ンサ、磁気センサ、光透過センサ、光反射センサのよう
なもであり、後述する制御手段19に接続されている。
【0024】本体ケース1C内には、現像液、定着液お
よび水洗水がそれぞれ入れられる現像槽(第1処理槽)
2、定着槽(第2処理槽)3および水洗槽4が、図1中
右側からこの順に並設されている。
【0025】現像槽2内には、感光材料Sを槽内の所定
の経路で搬送する搬送ローラ5が配置されている。また
、定着槽3および水洗槽4においても、それぞれ同様の
搬送ローラ5が配置されている。
【0026】各処理槽2〜4の境界部および水洗槽4と
後述するスクイズ部8との間には、それぞれ、感光材料
Sを次工程へ移送するためのクロスオーバーローラ6が
設置されている。
【0027】また、各処理槽2〜4の底部付近等のロー
ラ5間および各処理槽2〜4間のクロスオーバーローラ
6の両側部には、感光材料Sを次のローラへ導くガイド
7が設置されている。
【0028】なお、搬送ローラ5およびガイド7は、各
処理槽毎にラックに組み立てられた状態で装填されてい
るのが好ましい。
【0029】各処理槽2〜4内には、それぞれ現像液、
定着液および水洗水が入れられ、これらの処理液は、図
示しないヒータ等により、それぞれ後述するような温度
に温調されている。
【0030】本体ケース内に導入された感光材料Sは、
上記各搬送ローラ5およびクロスオーバーローラ6によ
り現像槽2、定着槽3および水洗槽4内を順次搬送され
、その間に各処理液に浸漬されて現像、定着および水洗
の処理がなされる。
【0031】なお、感光材料処理装置1は、後述のよう
な迅速処理が可能な装置であるため、感光材料Sの搬送
速度は、比較的高速であり、30mm/sec 以上、
より好ましくは35mm/sec 以上とする。
【0032】このような搬送速度では、現像液から引き
上げられた感光材料Sには多量の現像液が付着している
。その付着量は、例えば、感光材料Sの乳剤面において
、10〜60ml/m2程度である。従って、感光材料
Sの搬送速度が30mm/sec 以上において、本発
明の効果が有効に発揮される。
【0033】現像槽2内には、感光材料Sが通過する開
口13および14形成された蓋体12が、現像液の液面
を覆うように設置されている。開口13は、現像液への
感光材料Sの搬入口であり、開口14は、現像液からの
感光材料Sの搬出口である。
【0034】この蓋体12を設けることにより、現像液
の大気との接触が抑制され、現像液の蒸発および劣化(
特に酸化劣化)が防止される。
【0035】この蓋体12の設置によって、現像槽2の
開口率を0.05以下とし、より好ましくは、0.03
以下とする。ここで、開口率とは、現像液の液面の開口
面積をA[cm2 ]、現像槽2内の現像液の液量をV
[cm3 ]としたとき、A/V[cm−1]で表わさ
れる値である。現像槽2の開口率が0.05を超えると
、現像液の蒸発および劣化の防止が不十分となる。
【0036】この蓋体12は、前記ラック等に固定的に
取り付けられたものであっても、また、現像液に浮上す
る浮蓋であってもよい。
【0037】なお、このような蓋体12は、図示のよう
に、定着槽3および水洗槽4にも設置するのが好ましい
。この場合、定着槽3および水洗槽4の開口率は、いず
れも、0.1以下とするのが好ましい。
【0038】各処理槽2〜4では、その処理槽に応じた
処理液の補充、排液が行われるのが好ましい。この場合
、現像槽2へは、濃縮現像液(または複数種のパーツ剤
)と、これを希釈して所望濃度の補充液とする水とを、
例えばスタティックミキサーにより混合して、またはそ
れぞれ別個に補充するのが好ましい。また、定着槽3へ
の補充についても同様に、濃縮定着液と希釈水とで補充
するのが好ましい。
【0039】なお、本発明では、現像液および定着液の
劣化が抑制されるので、これらの補充液の補充量をより
低減することができる。
【0040】また、現像槽2および定着槽3においては
、処理液の循環を行ない、槽内の処理液の攪拌を行なう
のが好ましい。このような処理液の循環は、それぞれ循
環ポンプ10および11により行われる。
【0041】なお、後述のような迅速処理を行なう場合
、現像ムラのような迅速処理特有の現象を防止するため
に、現像槽2内の現像液攪拌のための現像液吐出流速を
10m/min 以上にすること(特開昭63−151
944号)や、少なくとも現像処理中は待機中より強い
攪拌を行なうこと(特開昭63−264758号)が好
ましい。
【0042】水洗槽4への水洗水の供給および前記濃縮
液希釈用の水の供給は、水を貯留したストックタンク1
80よりなされるのが好ましい。このストックタンク1
80への水の供給は、水源(水道蛇口)187からの管
185を通じてなされ、その流量は、バルブ186によ
り調整される。
【0043】水洗槽4の図1中左上方には、スクイズ部
8が設けられている。このスクイズ部8には、複数対の
スクイズローラ81が感光材料Sの搬送経路に沿って設
置され、これらのスクイズローラ81で水洗後の感光材
料Sを挟持、搬送することにより、感光材料Sから水分
を除去する。
【0044】スクイズ部8の図1中下方には、乾燥部9
が設けられている。この乾燥部9は、ケーシング91と
、このケーシング91内に乾燥用の温風を供給する温風
供給手段94とを有し、ケーシング91の内部には、搬
送ローラ92およびガイド93が感光材料Sの搬送経路
に沿って設置されている。
【0045】また、温風供給手段94は送風ファン95
およびヒータ96を内蔵し、ケーシング91に連通する
ダクト97を通じて、好ましくは35〜100℃程度(
より好ましくは、40〜80℃程度)に加熱された温風
をケーシング91内へ供給する。ケーシング91内では
、スクイズ部8を経た感光材料Sが搬送ローラ92によ
り搬送され、供給される温風と接触して乾燥がなされる
【0046】このような感光材料処理装置1において、
現像時間、定着時間、水洗時間、スクイズ時間および乾
燥時間、ならびに現像温度、定着温度、水洗温度および
乾燥温度は、以下のような値とするのが好ましい。
【0047】なお、「現像時間」とは、処理する感光材
料Sの先端が、現像液に浸漬してから次の定着液に浸漬
するまでの時間、「定着時間」とは、感光材料Sの先端
が定着液に浸漬してから次の水洗水に浸漬するまでの時
間、「水洗時間」とは、感光材料Sが水洗水に浸漬して
いる時間をいい、また、「スクイズ時間」とは、感光材
料Sがスクイズ部8に入っている時間、「乾燥時間」と
は、感光材料Sが乾燥部9に入っている時間をいう。
【0048】現像時間は、5秒〜3分、特に8秒〜2分
が好ましく、現像温度は、18℃〜50℃、特に20℃
〜40℃が好ましい。
【0049】定着時間は、5秒〜3分、特に6秒〜2分
が好ましく、定着温度は、18℃〜50℃、特に20℃
〜40℃が好ましい。
【0050】水洗時間は、6秒〜3分、特に6秒〜2分
が好ましく、水洗温度は、0℃〜50℃、特に10℃〜
40℃が好ましい。
【0051】スクイズ時間は、1秒〜1分、特に2〜1
0秒が好ましい。
【0052】乾燥時間は、5秒〜3分、特に6秒〜2分
が好ましく、乾燥温度は、35℃〜100℃、特に40
℃〜80℃が好ましい。
【0053】また、感光材料処理装置1は、迅速処理が
可能であり、この場合、現像開始から乾燥終了までの時
間(Dry to dry)が100秒以下、特に60
秒以下であるのが好ましい。
【0054】なお、このような感光材料処理装置1は、
自動現像機の他、例えば、湿式の複写機、プリンタープ
ロセッサー、ビデオプリンタープロセッサー、写真プリ
ント作成コインマシーン、検版用カラーペーパー処理機
等にも適用することができる。
【0055】図2は、感光材料処理装置1における現像
槽2および定着槽3の上部付近の構成を拡大して示す断
面側面図である。
【0056】図2に示すように、現像槽2の感光材料搬
出側、すなわち、蓋体12の開口14の上方に設置され
る搬送ローラは、それらの外周面同士が互いに接触する
一対のローラ51、52である。このローラ51、52
は、図示しない駆動系により駆動回転し、感光材料Sを
挟持搬送する。
【0057】ローラ51、52の構成材料(外周面の構
成材料)としては、例えば、ネオプレン、EPTゴム等
の各種ゴム、サンプレーン、サーモラン、ハイトレル等
のエラストマー、硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン
、ポリエチレン、ABS樹脂、PPO、ナイロン、ポリ
アセタール(POM)、フェノール樹脂、ポリフェニレ
ンスルフィド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PE
S)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テフ
ロン等の各種樹脂、アルミナ、シリカ等のセラミックス
、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食性を有する
金属類、またはこれらを任意に組み合わせたものが挙げ
られる。
【0058】なお、前述したように、現像開始から乾燥
終了までの時間(Dry to dry)を100秒以
下、特に60秒以下とするときには、現像ムラのような
迅速処理特有の現象を防止するために、ローラ51、5
2の構成材料(外周面の構成材料)を特開昭63−15
1943号明細書に記載されているようなゴム材質また
は上記のエラストマーとするのが好ましい。
【0059】このようなローラ51、52に対しては、
それぞれのローラに独立してリンス液を供給するローラ
洗浄手段17が設置されている。このローラ洗浄手段1
7は、基端が前記ストックタンク180に接続された管
路170と、この管路170の先端から二股に分岐した
分岐管171および172と、各分岐管171および1
72の先端にそれぞれ装着されたノズル173および1
74と、管路170の途中に設置されたポンプ175と
で構成されている。
【0060】ノズル173および174は、ローラ51
および52の軸方向にローラ51、52の長さとほぼ等
しい長さで延在し、その先端には、例えばスリット状の
噴出口を有している。そして、ノズル173および17
4は、この噴出口がローラ51および52の外周面に向
くように設置されている。
【0061】なお、ノズル173および174は、ロー
ラ51および52の軸方向に沿って所定の間隔で形成さ
れた噴出用の小孔を有するものであってもよい。
【0062】蓋体12の開口14を通過し、現像液20
から引き上げられた感光材料Sは、ローラ51、52間
を通過する際に、感光材料Sの表面(両面)に付着し、
または乳剤層に浸透した現像液が絞り取られる。
【0063】このとき、ポンプ175を作動すると、ス
トックタンク180内のリンス液(水)181は、管1
70を通り、さらに分岐管171および172に分流さ
れ、各ノズル173および174の先端から噴出し、ロ
ーラ51および52の外周面にそれぞれ吹きかけられる
。これにより、ローラ51および52は洗浄される。
【0064】ローラ51、52の外周面には、感光材料
Sから拭い取った現像液が付着するが、ローラ51およ
び52はリンス液181により洗浄されるので、感光材
料Sからの現像液の除去が効果的になされ、しかも感光
材料Sの表面に現像液が再度付着することはない。特に
、ローラ51および52がそれぞれ別個に洗浄されるた
め、感光材料Sがローラ51、52間を通過中であって
も両ローラ51および52は共に清浄な状態が保たれ、
よって、感光材料Sの両面において、上記現像液の除去
効果および現像液の再付着防止効果が得られる。
【0065】このようなことから、定着槽3内の定着液
30への現像液20の持ち込み量が大幅に減少し、定着
液30の劣化やアンモニアガス等の発生が抑制される。
【0066】なお、本発明は、感光材料Sとして、X−
レイ感光材料や印刷用感光材料のような比較的幅の広い
感光材料、X−レイ感光材料のような両面に乳剤層が形
成されている感光材料、裏面(乳剤層と反対側)にカー
リング防止等を目的とする膜が形成された感光材料を処
理する場合に特に有効である。
【0067】ローラ51および52へのリンス液181
の供給量(合計)は特に限定されないが、処理する感光
材料1m2当り1〜1000ml程度、特に、10〜1
00ml程度とするのが好ましい。
【0068】ローラ51、52を洗浄した後のリンス液
181は、リンス液回収手段(図示せず)等により現像
槽外に排出し、回収してもよいが、排液量の低減という
観点から、現像槽2内の現像液20中に導入するような
構成とするのが好ましい。すなわち、図2に示すように
、蓋体12の上部の開口14近傍には、ローラ51、5
2から滴下したリンス液181を受け、開口14内に誘
導する一対の液受板176が設けられている。
【0069】ローラ51、52を洗浄した後のリンス液
181は、ローラ51、52から滴下し、液受板176
に沿って流下し、開口14を通って現像槽2内の現像液
20中に流れ込む。
【0070】このような構成とした場合には、現像槽2
への現像液20の補充は、前述したような濃縮現像液と
して投入される。
【0071】ストックタンク180へは、水源187よ
り管185を通じて水道水がバルブ186の開閉により
適時(例えば、ストックタンク180内の液量を検出し
、所定量以下となった場合)補給される(図1参照)。
【0072】リンス液181としては、水道水、イオン
交換水、蒸溜水等の水が好適であるが、このような水に
各種添加剤が添加されていてもよい。
【0073】この添加剤としては、例えば、次亜塩素酸
、過マンガン酸、アルデヒド類等が挙げられる。
【0074】また、ストックタンク180は、水洗槽4
へ補充する水洗水を貯留したタンクでもあるため、後述
する水洗水の添加剤は、リンス液181の添加剤ともな
る。
【0075】このようなリンス液181のpHは、4〜
10程度、特に、5.5〜8.5程度が好ましい。
【0076】なお、図示と異り、ストックタンク180
の他に、リンス液を貯留する専用のタンク(図示せず)
を設け、このタンクよりリンス液をローラ51、52へ
供給する構成としてもよい。この場合には、水洗槽4へ
補充する水洗水と、リンス液とを異る組成のものとする
ことができるので、水洗水またはリンス液に添加する添
加剤の選択の範囲が広がる。
【0077】なお、ローラ洗浄手段17は図示の構成に
限定されない。例えば、各ノズル173および174と
ストックタンク180とを、それぞれ独立した管路で接
続し、各管路毎にポンプを設置した構成としてもよい。
【0078】この場合には、各ポンプの吐出量をそれぞ
れ調整することにより、ローラ51、52毎にリンス液
181の供給量を異る値に設定することができるので、
ローラ51、52の洗浄効果がより向上し、現像液の持
ち込み量のさらなる低減が図れる。例えば、片面に乳剤
層が形成されている感光材料Sを処理する場合、ローラ
51、52のうちの乳剤層側のローラへのリンス液18
1の供給量を1としたとき、他方のローラへのリンス液
181の供給量を0.2〜1程度、好ましくは0.5〜
0.9程度とすることができる。
【0079】なお、このような各ローラ51、52毎の
リンス液供給量の設定は、分岐管171および172の
流路横断面積の比率を予め所定値に設定することにより
固定的に、または分岐管171および172のそれぞれ
にバルブ(図示せず)を設け、これらのバルブの開度の
調整により可変的に行なうこともできる。
【0080】また、ストックタンク180からのローラ
51および52へのリンス液181の供給は、図示のご
ときポンプ175を使用せず、例えば落差による給水方
式を採用してもよい。この場合、ストックタンク180
とノズル173および174とを連結する管の途中には
、給水のタイミングや流量を調整する弁を設けることも
できる。
【0081】感光材料Sの処理中、特に、感光材料Sが
ローラ51、52間を通過中は、少なくともリンス液1
81のローラ51、52への供給を行なう必要があるが
、節水の観点から、このようなリンス液181の供給は
、必要時にのみ行なわれるのが好ましい。すなわち、図
示の構成では、制御手段19によりポンプ175の作動
・停止を制御して、リンス液181のローラ51、52
への供給を、感光材料Sの処理と同期的に行なうように
なっている。
【0082】例えば、マイクロコンピュータよりなる制
御手段19は、前記センサ16とライン191にて接続
され、また、ポンプ175とライン192にて接続され
ている。
【0083】センサ16により感光材料Sの通過が検出
されると、その検出信号はライン191を介して制御手
段19に入力される。制御手段19は、この検出信号に
基いて、ポンプ175を作動するための信号をライン1
92を介して出力し、ポンプ175を作動する。これに
より、リンス液181のローラ51、52への供給が開
始する。
【0084】制御手段19は、タイマーを内蔵しており
、このタイマーにはポンプ175の作動時間がセットさ
れている。ポンプ175の作動時間は、例えば、感光材
料Sの先端がセンサ16を通過してから感光材料Sの後
端がローラ51、52間を通過するまでの時間であり、
感光材料Sの搬送経路長および搬送速度から予め求めて
おくことができる。感光材料Sの搬送速度が可変である
場合には、それに応じたポンプ作動時間を演算して求め
、タイマーにセットする。
【0085】感光材料Sの検出信号が制御手段19に入
力されると、このタイマーが作動し、セットされたポン
プ作動時間が経過すると、制御手段19は、ポンプ17
5を停止するための信号をライン192を介して出力し
、ポンプ175の作動を停止する。これにより、リンス
液181のローラ51、52への供給が終了する。
【0086】なお、ポンプ175を停止するタイミング
は、前記タイマーによる場合に限らず、例えば、ローラ
51、52以後の搬送経路上に、センサ16と同様のセ
ンサを設け、このセンサにより検出した感光材料Sの通
過情報に基いてポンプ175を停止するような構成とし
てもよい。
【0087】なお、ローラ51、52の洗浄は、感光材
料Sの処理に際してのみ行なう場合に限らず、例えば、
感光材料Sの処理の際に行なう他、一定時間間隔で定期
的に、または一日の処理作業終了後(特願昭62−18
636号)行なってもよい。感光材料Sの処理頻度が小
さい場合には、このような洗浄は、ローラ51、52の
汚れ防止にとって有効である。
【0088】次に、本発明において代表的に使用される
処理液として、現像液、定着液および水洗水(安定液)
について説明する。
【0089】本発明において、現像液に用いる現像主薬
には、良好な性能を得やすいという点で、ジヒドロキシ
ベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合
せ、またはジヒドロキシベンゼン類とp−アミノフェノ
ール類の組合せが好ましい。
【0090】また、アスコルビン酸類をハイドロキノン
類の代替として用いてもよい。
【0091】本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像
主薬としては、ハイドロキノン、クロロハイドロキノン
、ブロムハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノン
、メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキ
ノン、2,5−ジクロロハイドロキノン、2,3−ジプ
ロムハイドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノン
などがあるが、特にハイドロキノンが好ましい。
【0092】本発明に用いるp−アミノフェノール系現
像主薬としては、N−メチル−p−アミノフェノール、
p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)
−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)グリシン、2−メチル−p−アミノフェノール、p
−ベンジルアミノフェノール等があるが、なかでもN−
メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
【0093】本発明に用いる3−ピラゾリドン系現像主
薬としては、1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フ
ェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フ
ェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル
−3−ピラゾリドン、1−フェニル−5−メチル−3−
ピラゾリドン、1−p−アミノフェニル−4,4−ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−4,4−ジ
メチル−3−ピラジリドン、1−p−トリル−4−メチ
ル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがあ
る。
【0094】現像主薬は、通常0.001〜1.2モル
/リットルの量で用いられるのが好ましい。
【0095】現像で用いる亜硫酸塩の保恒剤としては、
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウムなどがある。亜硫酸塩は、0.2モル/リッ
トル以上、特に0.4モル/リットル以上が好ましい。 また、上限は2.5モル/リットルとするのが好ましい
【0096】現像液のpHは、8.5〜13の範囲のも
のが好ましく、さらに好ましくはpH9〜12の範囲で
ある。
【0097】現像液のpHの設定のために用いるアルカ
リ剤には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三
リン酸カリウム如きpH調整剤を含む。
【0098】また、特開昭62−186259号(ホウ
酸塩)、特開昭60−93433号(例えば、サッカロ
ース、アセトオキシム、5−スルホサルチル酸)、リン
酸塩、炭酸塩などの緩衝剤を用いてもよい。
【0099】また、現像液には硬膜剤を添加してもよい
。硬膜剤としては、ジアルデヒド系硬膜剤またはその重
亜硫酸塩付加物が好ましく用いられるが、その具体例を
挙げれば、グルタルアルデヒド、またはこの重亜硫酸塩
付加物等がある。
【0100】上記成分以外の添加剤としては、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤
:エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロ
ソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノー
ルの如き有機溶剤:1−フェニル−5−メルカプトテト
ラゾール、2−メルカプトベンツイミダゾール−5−ス
ルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニ
トロインダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチ
ルベンツトリアゾール等のベンツトリアゾール系化合物
等のカブリ防止剤を含んでもよく、Research 
Disclosure 第176巻、No.17643
、第XXI 頁(12月号、1978年)に記載された
現像促進剤や、さらに必要に応じて色調剤、界面活性剤
、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−106244号記
載のアミノ化合物等が挙げられる。
【0101】本発明においては、現像液に銀汚れ防止剤
、例えば特開昭56−24347号に記載の化合物を用
いることができる。
【0102】また、現像液には、特開昭56−1062
44号、ヨーロッパ公開特許0136582号に記載の
アルカノールアミン等のアミノ化合物を用いることがで
きる。
【0103】定着液は、定着剤としてチオ硫酸塩を含む
水溶液であり、pH3.8以上、好ましくはpH4.0
〜7.0であり、さらに好ましくはpH4.2〜5.5
である。
【0104】定着剤としては、チオ硫酸ナトリウム、チ
オ硫酸アンモニウム等があるが、定着速度の点からチオ
硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適
宜変えることができ、一般には、約0.1〜3.0モル
/リットルである。
【0105】定着剤には、硬膜剤として作用する水溶性
アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば塩
化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばん等があ
る。
【0106】定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン
酸またはそれらの誘導体を単独で、あるいは2種以上添
加することができる。これらの化合物は定着液中に0.
005モル/リットル以上含むものが有効であり、0.
01〜0.03モル/リットルが特に有効である。
【0107】定着液には、所望により保恒剤(例えば、
亜硫酸塩、重亜硫酸)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硼
酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能のある
キレート剤や特開昭62−78551号記載の化合物を
含むことができる。
【0108】なお、本発明における水洗水は、狭義の水
洗水のみではなく、いわゆる安定化液も含む概念である
【0109】水洗水としては、水道水、イオン交換水、
蒸留水等が用いられる。また、水洗水には、次のような
防ばい手段を施すこともできる。
【0110】防ばい手段としては、特開昭60−263
939号に記された紫外線照射法、同60−26394
0号に記された磁場を用いる方法、同61−13163
2号に記されたイオン交換樹脂を用いて純水にする方法
、特開昭62−115154号、同62−153952
号、同62−220951号、同62−209532号
に記載の防菌剤を用いる方法等が適用可能である。
【0111】さらには、L.F.West. ”Wat
er Quality   Criteria” Ph
oto. Sci. & Eng. Vol.9 No
.6(1965)、 M.W.Beach, ”Mic
robiological Growths in M
otion−picture Processing”
 SMPTE Journal Vol.85, (1
976)、 R.O.Deegan, ”Photo 
Processing WashWater Bioc
ides ”J. Imaging Tech 10,
 No.6(1984) 等の文献や、特開昭57−8
542号、同57−58143号、同58−10514
5号、同57−132146号、同58−18631号
、同57−97530号、同57−157244号等に
記載されている防菌剤、防ばい剤、界面活性剤等を必要
に応じ併用することもできる。
【0112】さらに、水洗槽4やストックタンク180
には、必要に応じ、R.T.Kreiman 著、J.
Image.Tech 10,(6)242頁(198
4)に記載されたイソチアゾリン系化合物、Resea
rch Disclosure 第205巻、No. 
20526 (1981年、5月号)に記載されたイソ
チアゾリン系化合物、同第228巻、No. 2284
5 (1983年、4月号) に記載されたイソチアゾ
リン系化合物、特開昭62−209532号に記載され
た化合物等を、防菌剤(Microbiocide)と
して併用することもできる。
【0113】その他、「防菌防ばいの化学」堀口博著、
三共出版(昭和57)、「防菌防ばい技術ハンドブック
」日本防菌防ばい学会・博報堂(昭和61)に記載され
ているような化合物を含んでもよい。
【0114】本発明に適用可能な感光材料Sとしては、
特に限定はなく、一般の黒白またはカラー感光材料に適
用できるが、そのなかでも黒白感光材料が好ましい。
【0115】特に、医療用直接撮影X−レイ感光材料、
医療用間接撮影X−レイ感光材料のようなX−レイ感光
材料、医療画像のレーザープリンター用写真感光材料、
CRT画像記録用感光材料、印刷用感光材料の処理に適
用するのが好ましい。
【0116】また、本発明の感光材料処理装置は、特に
、迅速処理性を高める目的で、乳剤層の上層に設けられ
る保護層の厚さを比較的薄くした感光材料(例えば、保
護層のゼラチン量が0.6 g/m2 未満)を乳剤面
に傷を付けることなく処理するのに適している。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、迅
速処理を行なう上で、現像液の蒸発および劣化を防止す
るとともに、定着能を有する処理液への現像液の持ち込
み量を大幅に減少し、定着能を有する処理液の劣化等を
防止することができる。
【0118】従って、良好な写真性が得られるとともに
、処理液の補充量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断面
側面図である。
【図2】図1に示す感光材料処理装置の現像槽および定
着槽の上部付近の構成を拡大して示す断面側面図である
【符号の説明】
1            感光材料処理装置1C  
        本体ケース 2            現像槽 20          現像液 3            定着槽 30          定着液 4            水洗槽 5            搬送ローラ51、52  
  ローラ 6            クロスオーバーローラ7 
           ガイド 8            スクイズ部81     
     スクイズローラ9            
乾燥部 91          ケーシング 92          搬送ローラ 93          ガイド 94          温風供給手 95          送風ファン 96          ヒータ 97          ダクト 10、11    循環ポンプ 12          蓋体 13、14    開口 15          挿入口 16          センサ 17          ローラ洗浄手段170   
     管路 171、172    分岐管 173、174    ノズル 175        ポンプ 176        液受板 180        ストックタンク181    
    リンス液 185        管 186        バルブ 187        水源 19          制御手段 191、192    ライン S            感光材料

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  現像液が入れられた第1処理槽と、定
    着能を有する処理液が入れられた第2処理槽とを少なく
    とも有し、露光済のハロゲン化銀写真感光材料を複数の
    ローラにより搬送し、前記現像液に浸漬した後、前記定
    着能を有する処理液に浸漬して処理する感光材料処理装
    置であって、前記第1処理槽内には、前記ハロゲン化銀
    写真感光材料が通過する開口が形成された蓋体が現像液
    の液面を覆うように設置され、これにより、下記式(I
    )で示される第1処理槽の開口率を0.05以下とし、
    前記ローラのうち、前記第1処理槽の搬出側に設置され
    るローラは、外周面同士が互いに接触する少なくとも1
    組の対をなすローラであり、この対をなすローラのそれ
    ぞれに独立してリンス液を供給するローラ洗浄手段を有
    し、前記ハロゲン化銀写真感光材料の搬送速度が30m
    m/sec 以上であることを特徴とする感光材料処理
    装置。 開口率=A/V[cm−1]    ・・・(I)(た
    だし、Aは現像液の液面の開口面積[cm2 ]、Vは
    第1処理槽内の現像液の液量[cm3 ])【請求項2
    】  前記一対のローラに供給されたリンス液は、前記
    開口を経て前記現像液中に導入されるよう構成した請求
    項1に記載の感光材料処理装置。 【請求項3】  前記リンス液の供給は、前記ハロゲン
    化銀写真感光材料の処理と同期して行なわれる請求項1
    または2に記載の感光材料処理装置。
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