JPH04281890A - 廃液処理装置 - Google Patents

廃液処理装置

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JPH04281890A
JPH04281890A JP7040091A JP7040091A JPH04281890A JP H04281890 A JPH04281890 A JP H04281890A JP 7040091 A JP7040091 A JP 7040091A JP 7040091 A JP7040091 A JP 7040091A JP H04281890 A JPH04281890 A JP H04281890A
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JP
Japan
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waste liquid
water
evaporation tank
tank
ejector
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Application number
JP7040091A
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English (en)
Inventor
Eiichi Tadokoro
榮一 田所
Masaharu Yamada
正治 山田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種廃液中の水分を蒸発
させた後に凝縮して回収する廃液処理装置に関し、特に
写真処理廃液から水分を除去する場合に用いて好適な廃
液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真の現像処理によってもたらされた廃
液は、公害防止の点から河川等に廃棄することができな
いため、専門業者に処理を依頼しているのが実情である
。写真処理廃液は大部分が水であるので、写真処理廃液
を濃縮又は固化すれば、保管量は極めて少量でもよいこ
とになり、その後の処理も簡単になり、保管のスペース
、専門業者への委託経費及び搬送費も大幅に削減される
【0003】そのための装置として、写真処理廃液中に
含まれている固形分を水分と分離する写真処理廃液処理
装置がある。このような写真処理廃液処理装置により、
写真処理廃液から水分を蒸発させて写真処理廃液中の水
分を除去すると、処理装置内の廃液量は減少するので、
写真処理廃液を適宜補充することにより連続処理が可能
となる。写真処理廃液から蒸発した水蒸気は、冷却手段
により冷却されて凝縮するので、水として回収すること
ができる。
【0004】特開平2−149391号公報には、凝結
水をポンプによって循環させエジェクター中に送り込み
、蒸気排出管とエジェクターを直結し凝結水中に蒸気を
導くことにより蒸気を冷却する廃液処理方法が開示され
ている。そして冷却手段として、水道水により冷却する
構成が示されている。また、特開平2−172584号
公報には、ヒートポンプの加熱部を用いて廃液を加熱し
、ヒートポンプの冷却部により水蒸気を冷却することが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】写真処理廃液には界面
活性剤、ゼラチン、感光材料からの溶出成分が含まれて
いる。そのため、このような廃液は濃縮処理中に発泡し
やすく、またトラブルにより、凝縮液が廃液により汚染
されると、濃縮処理を一旦中止して蒸発槽及びエジェク
タを洗浄し、その後に濃縮処理を再スタートさせなけれ
ばならない。トラブルが発生すると、エジェクタに使用
するポンプが空転や負荷変動により過熱し、破損の原因
ともなっていた。したがって、前記トラブルが発生した
場合、濃縮処理量が低下するとともに、時間的損失が大
であった。このような不都合を解消するため、例えば水
道水を利用して蒸発槽及びエジェクタを洗浄すると、洗
浄に用いた水道水も汚染してしまうので、これを廃液と
して処理する必要があり、濃縮処理量が増大してしまう
【0006】本発明の目的は上記問題点を解消すること
にあり、水分を含んだ廃液、例えば写真処理廃液を長期
連続して濃縮処理し得る廃液処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に係る上
記目的は、廃液を貯溜した蒸発槽内を水エジェクタによ
り減圧し、廃液中の水分を蒸発させ、発生した蒸発成分
を冷却して水分を凝縮する廃液処理装置において、冷却
して得た前記水分を前記蒸発槽内に還流させて前記蒸発
槽内を洗浄する手段を設けたことを特徴とする廃液処理
装置により達成される。
【0008】すなわち、蒸発成分を冷却して得た水を蒸
発槽に還流して蒸発槽内を洗浄することにより、水道水
等を洗浄水として使用することなく随時蒸発槽内を洗浄
することができ、上記発泡や蒸発槽内の汚れを低減して
効率的な濃縮を行うことができる。
【0009】本発明の廃液処理装置は、化学工場や製薬
工場から排水される産業汚水等の処理に広く利用できる
ものであるが、特に写真処理廃液の処理に好適である。 本発明における写真処理廃液とは、ハロゲン化銀化感光
材料の処理に使用された処理液の廃液であり、X線フィ
ルム、製版フィルム、一般用黒白フィルム・印画紙等の
黒白感光材料の処理における現像、定着、停止、水洗や
、カラーネガフィルム、カラー印画紙等のカラー感光材
料の処理における、現像(カラー、黒白)、漂白、漂白
定着、定着、水洗、安定等の写真処理を行った後の廃液
であればいかなる廃液であってもよい。このようなハロ
ゲン化銀感光材料の処理廃液には、前述したように界面
活性剤、ゼラチン、感光材料からの溶出成分が含まれて
おり、発泡しやすく、凝縮液への混入が起こりやすい。 これらの各処理廃液はすべて混合して処理されてもよく
、単独で処理されてもよい。また、水洗処理と安定処理
の廃液を混合し、現像処理、定着処理及び漂白処理の廃
液を混合してそれぞれ処理してもよく、更に他の組合せ
で混合して処理してもよい。
【0010】本発明により処理され得る廃液が生じる感
光材料の発色現像処理に用いる発色現像液は、好ましく
は芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とするア
ルカリ性水溶液である。この発色現像主薬としては、ア
ミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フェニレ
ンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代表例と
しては3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニ
リン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−
ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−
N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニ
リン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−
メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩も
しくはp−トルエンスルホン酸塩が挙げられる。これら
の化合物は目的に応じ2種以上併用することもできる。
【0011】発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホ
ウ酸塩もしくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩
、沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール
類もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤または
カブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に
応じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルア
ミン、亜硫酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド
類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類、
トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ 2,
2,2  オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレング
リコール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベ
ンジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アン
モニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カ
プラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライド
のようなカブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドン
のような補助現像主薬、粘性付与剤又はアミノポリカル
ボン酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸及
びホスホノカルボン酸に代表されるような各種キレート
剤を代表例として挙げることができる。
【0012】また反転処理を実施する場合は通常黒白現
像を行ってから発色現像する。この黒白現像液には、ハ
イドロキノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類また
はN−メチル−p−アミノフェノールなどのアミノフェ
ノール類など公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み
合わせて用いることができる。これらの発色現像液及び
黒白現像液のpHは9〜12であることが一般的である
。またこれらの現像液の補充量は、処理する感光材料に
もよるが、一般に感光材料1平方メートル当り3リット
ル以下であり、補充液中の臭化物イオン濃度を低減させ
ておくことにより500ml以下にすることもできる。
【0013】発色現像後の感光材料は通常、脱銀処理さ
れる。脱銀処理は漂白処理と定着処理とを同時に行われ
てもよいし(漂白定着処理)、個別に行われてもよい。 更に、処理の迅速化を図るため、漂白処理後に漂白定着
処理する処理方法でもよい。更に二槽の連続した漂白定
着浴で処理すること、漂白定着処理の前に定着処理する
こと、又は漂白定着処理後に漂白処理することも目的に
応じ任意に実施できる。
【0014】漂白液及び漂白定着液に使用される漂白剤
としては、例えば鉄(III) 、コバルト(III)
 、クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の化合
物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。 代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
;鉄(III) の有機錯塩、例えばエチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサン
ジアミン四酢酸、メチルイミノ二酢酸、1,3−ジアミ
ノプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸
、などのアミノポリカルボン酸類もしくはクエン酸、酒
石酸、リンゴ酸などの錯塩などを用いることができる。
【0015】漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には
、必要に応じて公知の漂白促進剤を使用することができ
る。撮影用のカラー感光材料を漂白定着するときにこれ
らの漂白促進剤は特に有効である。定着液及び漂白定着
液に使用される定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン
酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化
物塩等を挙げることができるが、チオ硫酸塩の使用が一
般的であり、特にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使
用できる。漂白定着後の保恒剤としては、亜硫酸塩、重
亜硫酸塩、スルフィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸
付加物が好ましい。
【0016】本発明により処理され得る廃液が生じる感
光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は安定工程を経る
のが一般的である。水洗工程での水洗水量は、感光材料
の特性(例えばカプラー等使用素材による)、用途、更
には水洗水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順流等
の補充方式、その他種々の条件によって広範囲に設定し
得る。
【0017】多段向流方式によれば、水洗水量を大幅に
減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増加に
より、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光材料
に付着する等の問題が生じる。前記感光材料の処理にお
いて、このような問題の解決策として、特開昭62−2
88,838号に記載のカルシウムイオン、マグネシウ
ムイオンを低減させる方法を極めて有効に用いることが
できる。また、特開昭57−8,542号に記載のイソ
チアゾロン化合物やサイアベンダゾール類、塩素化イソ
シアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベン
ゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴剤の化学」、衛
生技術会編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」、日本防
菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」に記載の殺菌剤を用い
ることもできる。
【0018】更に、前記感光材料は、上記水洗に代り、
直接安定液によって処理することもできる。このような
安定化処理においては、特開昭57−8,543号、同
58−14,834 号、同60−220,345号に
記載の公知の方法はすべて用いることができる。また、
前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合もあり
、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴として
使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安定浴
を挙げることができる。この安定浴にも各種キレート剤
や防黴剤を加えることもできる。
【0019】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。図1は本発明の一実施態様を示す廃液
処理装置の模式的構成図であるが、本発明はこの実施態
様に限定されるものではない。
【0020】蒸発槽10内は実質的に気密に構成された
略円筒形状であり、収容した写真処理廃液12を冷凍機
の放熱部により加熱して水分を蒸発させ、冷凍機の冷却
器により水蒸気を冷却して水分を凝縮するようになって
いる。蒸発槽10は略円筒形が好ましいが、立方形でも
長方形でもよい。蒸発槽10には、コンプレッサ14と
、放熱器16と、空冷器18と、膨張弁20と、冷却器
22とを有する冷凍機が連結されている。そして、冷媒
流通管25により冷媒を矢印方向に循環させて、廃液1
2の加熱及び水分の凝縮を行う。
【0021】蒸発槽10の下部の周囲を覆って、冷凍機
の放熱器16が設けられ、蒸発槽10内の廃液の上方で
円周寄りには冷凍機の冷却器22が環状に設けられてい
る。冷却器22の下方には受水部24が設けられている
。また、冷却器22より半径方向内方には、網目状の容
器26が設けられ、その内部には泡、飛沫を係止するた
めの充填物28が収容されている。蒸発槽10の中心に
はステム30が設けられ、ステム30には廃液12上に
浮かび廃液の液面レベルを検出するフロータ32が摺動
可能に設けられている。
【0022】一方、蒸発槽10には、蒸発槽10内の雰
囲気を吸引する吸引パイプ36が連結され、この吸引パ
イプ36の他端は水エジェクタ50に連結されている。 したがって、水エジェクタ50の作用により蒸発槽10
内は低気圧になされ、水蒸気の発生が促進されると共に
、発生した水蒸気が吸引パイプ36から水エジェクタ5
0に吸気されることになる。循環パイプ51に設けたポ
ンプ52により水槽53中の循環水54を例えば矢印A
方向に循環させ、これにともなって水エジェクタ50に
より蒸発槽10内空間の気体を吸気して低気圧になし、
更に水蒸気を循環パイプ51に吸気するものである。し
たがって、蒸発槽10内空間から吸い出された水蒸気は
、循環パイプ51を循環する水に合流して混合され、水
槽53内に排出され、循環水54と混ざる。水槽53内
には、循環水54を冷却する手段として冷却器22から
の冷媒流通管25が通過するようになされている。すな
わち、水エジェクタ50により吸引された凝縮水は循環
中に発熱するため、循環水54を冷却して温度を下げる
ようになっている。
【0023】また、蒸発槽10の底部中央には、濃縮廃
液を排出する排出パイプ40が設けられており、排出パ
イプ40には弁42が設けられ、排出パイプ40の端部
には回収タンク44が設置される。そして、弁42を開
くことにより、蒸発槽10内の濃縮廃液を回収タンク4
4内に回収することができる。また、蒸発槽10には処
理する廃液を補充するための補充パイプ46が設けられ
ている。更に、蒸発槽10内の底部には、底面上に溜ま
ったスラッジ等の固形物を剥離するスクイズワイパー4
8がステム30に回動可能に設けられている。蒸発槽1
0内は水エジェクタ50による減圧作用で20mmHg
〜60mmHgの気圧になっており、冷凍機の放熱器1
6の作用で廃液12は約20〜40℃に加熱されている
。廃液12は上記圧力及び温度下では沸騰し、廃液中の
水分は水蒸気となる。そして、水蒸気は冷却器22によ
り冷却されることにより凝縮され、水となり受水部24
に滴下する。更に、滴下した水は水エジェクタ50によ
り蒸発槽10内の雰囲気と共に吸引され、水槽53内に
回収される。
【0024】凝縮水タンク38は、水槽53からオーバ
ーフローした冷却水を排出または再利用するために設け
られたものである。本実施態様では、配管61、揚水ポ
ンプ62、スプレーヘッド63からなる還流経路を設け
、オーバーフローした水を蒸発槽10内に適宜噴出させ
、洗浄水として再利用し得るように構成されている。 なお、凝縮水タンク38には、オーバーフローした凝縮
水を収集した循環水54を必要により排出するための配
管64及び弁65が設けられている。
【0025】次に、廃液12の処理を説明する。廃液1
2は、補充パイプ46により収容部13に供給され、供
給量はフロート32によって検出される。廃液12が所
定量に達すると、ヒートポンプ及び水エジェクタ50が
駆動され、廃液12の加熱と蒸発槽10内空間の減圧化
が行われる。廃液12の加熱及び蒸発槽内空間の減圧に
より廃液12から発生した水蒸気は、網目状の容器26
を透過して上部空間11に達する。この際、水エジェク
タ50も駆動されるので、上部空間11内も減圧化され
、水分の蒸気化が促進される。そして、上部空間11内
の水蒸気は冷却器22により冷却されて凝縮し水分とな
り、水エジェクタ50により吸引パイプ36を介して吸
引される。更に、凝縮水は、循環パイプ51内を循環し
ている水に合流して冷却される。換言すれば、水蒸気は
水に変換された後に循環している水に合流することにな
る。
【0026】循環パイプ51の水は、貯流されている循
環水54中に排出されるが、循環水54は冷媒流通管2
5によって常に冷却されている。したがって、循環水5
4が循環パイプ51中において水蒸気により加熱されて
も、貯溜されている循環水54中に排出されて冷却され
るので、凝縮水の温度上昇を防止することができる。上
記した水蒸気の発生、吸気、水への凝縮が継続して行わ
れると、水槽53の水位が次第に上昇する。そして、水
槽53からオーバーフローした水が凝縮水タンク38に
排出され、廃棄または再利用に供される。
【0027】一方、廃液12について上述した水分の除
去を行っていると、収容部13内の廃液12は次第に減
少して高粘度になる。この状態で排出弁42を開状態に
制御しスクイズワイパー48を回動することにより、濃
縮された廃液12が回収タンク44に排出され、廃棄さ
れるようになる。
【0028】本実施態様においては、上記した一連の廃
液処理が行われている間、もしくは廃液処理を停止して
いる間、凝縮水タンク38内の凝縮水が揚水ポンプ62
により間欠的又は連続的に汲み上げられ、スプレーヘッ
ド63によって蒸発槽10の内壁、冷却器22、容器2
6、充填物28等に向けて噴出せしめられる。この結果
、蒸発槽10内の洗浄が行われ、廃液処理を中止して洗
浄を行う等の不所望の作業を省略することができる。 なお、上記揚水ポンプ62は、図示を省略したタイマー
等により予め設定した時間毎に所望時間幅について駆動
するように構成されている。また、揚水ポンプ駆動スイ
ッチを設け、操作者が必要と判断したとき、上記揚水ポ
ンプ62を駆動し上記洗浄を行うように構成してもよい
。上記構成によれば、洗浄水として新たに水道水等を利
用しないので、廃液処理の絶対量が増大せず、効率的な
廃液処理を行うことができる。また、有料な水を使用し
ないので、廃液処理コストを低減し得る等の効果もある
。なお、上記スプレーヘッド63については、多方向又
は多数ノズル方式を用いて凝縮水を噴出させてもよく、
噴出方向を換え得る構造にし、蒸発槽10内を隈なく洗
浄し得るようにしてもよい。また、上述の廃液処理装置
は蒸発槽10内に冷却器22を設けて、蒸発槽10内で
水分を凝縮させる構成であるが、蒸発槽10内の水蒸気
を水エジェクタ50により吸引して循環水に案内し、水
エジェクタ50により減圧しながら同時に凝縮を行うこ
ともできる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、廃液から蒸発した水蒸
気を冷却して得た凝縮水を蒸発槽内へ適宜還流させて蒸
発槽内を洗浄することにより、洗浄のために廃液処理を
中止する等の不所望な事態を低減することができる。ま
た、蒸発槽の洗浄用として新たに水道水等を利用する必
要がなく、新たに廃液が生ずることはない。また、凝縮
水の還流は、配管、揚水ポンプ、スプレーヘッド等の簡
単な構造の還流経路により行われる。したがって、構造
が簡単であること、上記水道水が不要であることと相ま
って、廃液処理の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施態様を示す写真処理廃液処
理装置の模式的構成図である。
【符号の説明】
10  蒸発槽 11  上部空間 12  写真処理廃液 13  収容部 14  コンプレッサ 16  放熱器 18  空冷器 20  膨張弁 22  冷却器 25  冷媒流通管 26  網目状の容器 38  凝縮水タンク 40  排出パイプ 42  排出弁 44  回収タンク 50  水エジェクタ 52  ポンプ 53  水槽 54  循環水 61  配管 62  揚水ポンプ 63  スプレーヘッド 64  配管 65  弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃液を貯溜した蒸発槽内を水エジェクタに
    より減圧し、廃液中の水分を蒸発させ、発生した蒸発成
    分を冷却して水分を凝縮する廃液処理装置において、冷
    却して得た前記水分を前記蒸発槽内に還流させて前記蒸
    発槽内を洗浄する手段を設けたことを特徴とする廃液処
    理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040115A1 (en) * 1999-11-30 2001-06-07 Agne Rubertsson A method for cleaning objects by means of a heated liquid and a plant for the accomplishment of said method
JPWO2013154011A1 (ja) * 2012-04-10 2015-12-17 ワイティーエス・サイエンス・プロパティーズ・プライベート・リミテッド 水処理装置

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