JPH04190832A - 写真処理廃液処理装置 - Google Patents

写真処理廃液処理装置

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JPH04190832A
JPH04190832A JP31788090A JP31788090A JPH04190832A JP H04190832 A JPH04190832 A JP H04190832A JP 31788090 A JP31788090 A JP 31788090A JP 31788090 A JP31788090 A JP 31788090A JP H04190832 A JPH04190832 A JP H04190832A
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JP
Japan
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waste liquid
moisture
water
photographic processing
permeable waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP31788090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Hirohisa Ogawa
小川 裕久
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真処理廃液処理装置に関し、更に詳しくは廃
液中の水分を除去して廃液を濃縮する写真処理廃液処理
装置に関する。
〔従来の技術〕
写真の現像処理によってもたらされた廃液は、公害防止
の点から河川等に廃棄することかできず、専門業者に処
理を依頼しているのか実情である。
写真廃液は大部分か水であるので、写真処理廃液を濃縮
または固化すれば、保管量は極めて少量でよいことにな
り、保管のスペース及びその後の処理も簡単になり、専
門業者への委託経費も大幅に削減される。
そのための装置として、写真処理廃液中に含まれている
固形分を水分と分離する写真処理廃液処理装置かある。
このような写真処理廃液処理装置により、写真処理廃液
から水分を蒸発させて写真処理廃液中の水分を除去し、
除去した水を例えば水洗水、安定液として再利用すると
、処理装置内の廃液量は減少する。また、この装置に写
真処理廃液を適宜補充することにより連続処理が可能に
なる。
写真処理廃液中の水分を蒸発させるには、例えば写真廃
液を低圧下で加熱し、水蒸気を冷却凝縮し水を回収する
と同時に写真廃液を濃縮する方法か知られている。しか
し加熱温度か高かったり圧力が低かったりすると廃液か
沸騰し液の分離か悪くなったりするので、装置設計か重
要である。
廃液の加熱及び水蒸気の冷却を効率良く行うた装置とし
て冷凍機の放熱部と冷却部を用いる装置かある。すなわ
ち、冷凍機の放熱部により廃液を加熱して廃液中の水分
を蒸発させ、蒸発した水分を冷凍機の冷却部により冷却
し、空気の飽和温度を下げて水分を凝縮することにより
、廃液中の水分を効率良く回収することかできる。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかし、冷凍機を用いて廃液中の水分を蒸発させて凝縮
する廃液処理装置は、冷凍機のコンプレッサ、駆動モー
タ、放熱部、冷却部等の構成要素か大型であるので、処
理装置か大型になるという間gかある。また、冷凍機の
駆動に要する電力及び駆動の際の騒音も大きいという問
題かある。
また、写真処理廃液を加熱、減圧下で沸騰させて水分を
蒸発する構成の装置も、高エネルギーを必要とすると共
に装置か大型になる。更に、沸騰した′g!L滴及び析
出物等が装置内に付着してトラブル発生の原因になる。
本発明の目的は上記問題点を解消することにあり、簡単
な構成であるうえに、省電力で駆動することかでき、し
かも騒音のない廃液処理装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明に係る上
記目的は、写真処理廃液から蒸発した水分を冷却して凝
縮するように構成した写真処理廃液処理装置において、
上記廃液中て透湿防水膜により形成した閉空間と、透湿
防水膜を透過した閉空間内の水蒸気を凝縮するための冷
却手段とを設け、上記閉空間から凝縮水を得るように構
成した写真処理廃液処理装置によって達成される。
また本発明に係る上記目的は、写真処理廃液がら蒸発し
た水分を冷却して凝縮するように構成した写真処理廃液
処理装置において、写真感光材料を現像処理するための
現像装置から排出される廃液を貯溜する析出槽と、この
析出槽内に透湿防水膜により形成した閉空間と、透湿防
水膜を透過した蒸気を凝縮するための冷却手段とを設け
、上記閉空間から凝縮水を得るように構成した写真処理
廃液処理装置によって達成される。
また本発明に係る上記目的は、写真処理廃液から蒸発し
た水分を冷却して凝縮するように構成した写真処理廃液
処理装置において、写真感光材料を現像処理するための
現像装置から排出される廃液を貯溜する析出槽と、この
析出槽に対し着脱自在に設けた上記廃液の排出管路と、
この析出槽内に透湿防水膜により形成した閉空間と、透
湿防水膜を透過した蒸気を凝縮するための冷却手段とを
設け、上記閉空間から凝縮水を得ると共に、残留した処
理廃液を析出槽と一体に廃棄するように構成した写真処
理廃液処理装置によって達成される。
すなわち、写真処理廃液から蒸発して透湿防水膜を透過
した水分か閉空間内に設けられた冷却手段により冷却さ
れて凝縮水になる。したかって、凝縮水を貯溜して写真
感光材料処理装置において水洗水等として再利用するこ
とかでき、しかも水分か蒸発した処理廃液は減量するの
で、廃棄処分が容易になる。
また、上記廃液処理装置を写真感光材料処理装置と一体
に設けることにより、凝縮水の再利用か容易になる。
更に、写真処理廃液を貯留する析出槽を装置本体から取
り外し可能に構成したので、水分を除去した後の残留廃
液を析出槽内に収納したまま廃棄することができ、廃棄
作業が容易になる。
本発明における透湿防水膜は、水蒸気は透過するが水は
透過しない機能を有する膜である。透湿防水膜は、例え
ば水蒸気分子の大きさより大きく水分子の大きさより小
さい多数の孔を有する膜であり、具体的には直径か0.
2〜30μmの多数の細孔を有する膜である。
透湿防水膜としては、微小な多数の孔を有する四フッ化
ポリエチレン樹脂製膜又はアミノ酸ポリマー膜を製造し
、これを織編物に接着剤を用いてラミネートしたもの、
織物に特殊な樹脂をコーティングして微小な多数の孔か
生ずるようにしたもの、極細の長繊維の分割や収縮処理
を行って高密度に仕上げた高密度織物、微細構造化(例
えば10〜30μmの中空断面形状)した繊維による編
物か好適である。
市販されている透湿防水膜を商品名で挙げるとボアテッ
クス(ボアテックス■製)、ALSACE (東洋紡■
製)、スパックー、デインカム(ユニチカ■製)、エン
ドラント(■東し製)、ウェルキイ(帝人■製)等があ
る。
なお、本発明において、廃液からの水分の蒸発を促進す
るために、有害ガスか発生しない程度に廃液を加熱して
もよい。廃液の温度を好ましくは3°0〜38°C(処
理槽から排出する温度)にすることにより、亜硫酸ガス
、アンモニアガス等の有害ガスか発生することなく、水
分の蒸発を促進することができる。
本発明における写真処理廃液とは、現像(カラー、黒白
)、漂白、漂白定着、定着、水洗、安定等の写真処理を
行った後の廃液であればいかなる廃液であってもよい。
これらの各処理廃液はすべて混合して処理されてもよく
、単独で処理されてもよい。また、水洗処理と安定処理
の廃液を混合し、現像処理、定着処理及び漂白処理の廃
液を混合してそれぞれ処理してもよく、更に他の組合せ
て混合して処理してもよい。
本発明により特に有効に処理される写真処理廃液は、水
洗水、安定化液、定着液、漂白液、漂白定着液の順であ
る。水洗水及び安定化液の廃液は低比重であるので、本
発明装置か有効に作用する。
また、定着液、漂白液、漂白定着液の廃液は有機物含有
量が少ないので同様に本発明装置が有効に作用する。
次に、本発明により処理され得る写真処理廃液について
説明する。写真処理廃液は、発色現像液、漂白液、定着
液、漂白定着液、水洗水、安定化液を単独で又は混合し
て処理される。
感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好ましくは
芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とするアル
カリ性水溶液である。この発色現像主薬としては、アミ
ノフェノール系化合物も有用であるか、p−フェニレン
ジアミン系化合物か好ましく使用され、その代表例とし
ては3−メチル−4−アミノ−N、N−ジエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メ
トキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もし
くはp−トルエンスルホン酸塩か挙げられる。これらの
化合物は目的に応じ2種以上併用することもできる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、
ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメ
ルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止剤
などを含むのか一般的である。また必要に応じて、ヒド
ロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫酸
塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエタ
ノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチレン
ジアミン(l、4−ジアザビシクロ[2,2,2]オク
タン)類の如き各種保恒剤、エチレングリコール、ジエ
チレングリコールのような有機溶剤、ベンジルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ア
ミン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、競争カ
プラー、ナトリウムボロンハイドライドのようなカブラ
セ剤、1−フェニル−3−ビラプリトンのような補助現
像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノポ
リホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン
酸に代表されるような各種牛レート剤を代表例として挙
げることかできる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、■−フェニルー3−ピ
ラゾリドンなとの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類なと
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることかてきる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは9〜12で
あることが一般的である。またこれらの現像液の補充量
は、処理するカラー写真感光材料にもよるか、一般に感
光材料1平方メートル当り3n以下てあり、補充液中の
臭化物イオン濃度を低減させておくことにより500m
1’以下にすることもてきる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行われてもよいしく漂白定
着処理)、個別に行われてもよい。更に、処理の迅速化
を図るため、漂白処理後に漂白定着処理する処理方法で
もよい。更に二種の連続した漂白定着浴で処理すること
、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定着
処理後に漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。
漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバルト(■)、ク
ロム(■)、銅(II)なとの多価金属の化合物、過酸
類、キノン類、ニトロ化合物等か用いられる。代表的漂
白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩:鉄(I
[)の有機錯塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、シクロl\キサンジアミン四
酢酸、メチルイミノニ酢酸、1,3−ジアミノプロパン
四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、などのア
ミノポリカルボン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リン
ゴ酸なとの錯塩などを用いることかできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て公知漂白促進剤を使用することかできる。撮影用のカ
ラー感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤
は特に有効である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等を挙げる
ことかできるか、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムか最も広範に使用できる。漂白
定着後の保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スル
フィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸付加物か好まし
い。
本発明により処理され得る廃液か生じるハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は安定
工程を経るのか一般的である。水洗工程での水洗水量は
、感光材料の特性(例えばカプラー等使用素材による)
、用途、更には水洗水温、水洗タンクの数(段数)、向
流、順流等の補充方式、その他種々の条件によって広範
囲に設定し得る。
多段向流方式によれば、水洗水量を大幅に減少し得るか
、タンク内における水の滞留時間の増加により、バクテ
リアか繁殖し、生成した浮遊物か感光材料に付着する等
の問題か生しる。前記カラー感光材料の処理において、
このような問題の解決策として、特開昭62−288.
838号に記載のカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンを低減させる方法を極めて有効に用いることかできる
。また、特開昭57−8.542号に記載のイソチアゾ
ロン化合物やサイアヘシダゾール類、塩素化イソシアヌ
ール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベンゾトリ
アゾール等、堀口博著「防菌防黴剤の化学」、衛生技術
全編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」、日本防菌防黴
学会編「防菌防黴剤事典」に記載の殺菌剤を用いること
もてきる。
更に、前記感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液に
よって処理することもてきる。このような安定化処理に
おいては、特開昭57−8.543号、同58−14.
834号、同60−220.345号に記載の公知の方
法はすへて用いることかてきる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることかできる。
この安定浴にも各種牛レート剤や防黴剤を加えることも
できる。
〔実施態様〕
以下に、添付図面を参照して本発明の実施態様を詳細に
説明する。なお、本発明は以下に説明する実施態様に限
定されず、本発明の技術的思想に基づいてあらゆる変形
か可能である。
叢1図は写真処理廃液処理装置の基本構成を説明するた
めの模式的構成図である。
析出槽1には、写真感光材料処理装置からバイブ2を介
して写真処理廃液3か供給される。写真処理廃液3は現
像処理後の現像液、定着液、漂白液、水洗水等である。
析出槽1内には、透湿防水膜11て形成した空間12か
設けられている。透湿防水膜11は、0.2〜30μm
程度の細孔を有するものか適用され、水蒸気は通過させ
るか水は通過させない性質を有している。
空間12の周囲は、全て廃液3によって覆われている。
しかし、透湿防水膜11か上記性質を有しているので、
廃液3が空間12内に浸潤することはない。但し、気化
した水分が通過するので、空間12内か高湿度になる。
空間12内には熱交換手段13か設けられ、空間12内
の空気に含まれる水分を冷却して凝縮水に変換するよう
に構成されている。熱交換手段13は、枠体14内にベ
ルチェ素子15を設け、ファン16により空気をベルチ
ェ素子15の一面に吹き付け、またベルチェ素子15の
他面近傍の昇温空気を熱交換手段13外に排出するよう
に構成されている。
ベルチェ素子15は、いわゆるペルチェ効果を利用して
電子的冷却を行うものであり、通電により一面で吸熱し
て周囲温度を低下させる。したかって、ベルチェ素子1
5に吹き付けられた含湿空気は冷却され、空気中の水分
は凝縮して水滴化する。
ベルチェ素子15の下部には、凝縮した水分を析出槽l
外に排出するための排水管17が設けられている。排水
管17は、水分の漏れを防止するために枠体14、透湿
防水膜11、析出槽1を突き抜けるように構成され、水
分の自重により流出し得るように所定角度で傾斜してい
る。したかって、凝縮した水は、配水管17により析出
槽1外に排水され、析出槽l外に設けた貯水槽21に貯
水される。
貯水槽21には排水管22、揚水ポンプ23からなる水
経路か設けられ、貯水槽21の水を例えば写真感光材料
処理装置の水洗槽に補充するように構成されている。こ
のように構成すれば、凝縮した水を捨てることなく再利
用することかできる。
一方、析出槽1の下面1aは傾斜状に形成され、最下端
にコック4か設けられ、析出槽I内に残留した濃縮廃液
3を排出するように構成されている。
すなわち、廃液3は上記作用により水分が除去されるの
で濃縮されるか、固化には至らない。そこで、水分を除
去した濃縮廃液3をコック4から抜き取り廃棄する。し
かし、濃縮廃液3の体積は、除去される水分に応じて減
少しているので、廃棄量が少なく廃棄作業か容易になる
透湿防水膜11としてボアテックス(商品名)を用いた
場合、20a(の面積で1時間当たり1〇−の水を凝縮
できる。
なお、上記装置において、廃液からの水分の蒸発を促進
するために、存寄ガスか発生しない程度に廃液を加熱し
てもよい。廃液の温度を好ましくは30〜38°C(処
理槽から排出する温度)にすることにより、亜硫酸ガス
、アンモニアガス等の有害ガスが発生することなく、水
分の蒸発を促進することかできる。
次に、第2図を参照して第2の実施態様を説明する。な
お、本実施態様は第1の実施態様で示した廃液処理装置
を応用した写真感光材料処理装置に関するものてあり、
第2図は写真感光材料処理装置の要部の模式的構成図で
ある。
写真感光材料処理装置には、現像槽31a、31b、漂
白定着槽32a、32b、水洗槽33a〜33dを備え
ている。そして、発色現像処理か行われる感光材料は、
図中に矢印Aで示すように搬送され、現像液、漂白定着
液、水洗水中に順次浸漬されるようになっている。
一方、現像槽31a、31bには、現像槽31a、31
bからのオーバーフロー廃液を廃液処理装置100に排
水する管路35a、35bか設けられ、漂白定着槽32
a、32bにもオーバーフロー廃液を排水する管路36
a、36bか設けられている。更に、各水洗槽にもオー
バーフロー廃液を排水する管路37a〜37dか設けら
れている。したがって、各層からオーバーフローした廃
液は、廃液処理装置100を構成する析出槽101に一
括して排水されることになる。
析出槽101内には透湿防水膜+02によって空間10
3か形成され、空間103内に複数の熱交換手段104
か設けられている。析出槽101の下面101aは斜面
に形成され、その最下端に水分を除去された廃液を排出
するためのコック105か設けられている。そして、透
湿防水膜102の下面102aも下面101aに沿うよ
うに斜面に形成され、その最下端には凝縮した水分を貯
水槽106に排水するための管路107か設けられてい
る。
上記構成によれば、析出槽101内の廃液の水分か蒸発
して透湿防水膜102を透過し、熱交換手段104によ
り冷却されて凝縮する。そして、水滴化した水分は管路
107を介して貯水槽106に流れ込む。貯水槽106
に貯水された水は、揚水ポンプ108を設けた管路10
9により水洗水槽33に補充され、再利用される。
析出槽101内には水分を除去された濃縮廃液が残留す
るか、水分の除去により全体量は減少する。残留した濃
縮廃液は、コック105の操作により適宜排出されるか
、全体量か減少しているので、廃棄作業か容易になる。
次に、第3図を参照して本発明の第3の実施態様を説明
する。なお、本実施態様の特徴は、残留した濃縮廃液を
析出槽と共に廃棄し得るように構成したことにある。第
3図は写真感光材料処理装置の模式的構造図であり、4
1a、41bは現像槽、42a、42bは漂白槽、43
は定着槽、44a〜44dは水洗槽、45は乾燥部であ
る。そして、感光材料は現像液、漂白液、定着液、水洗
水に順次浸漬処理された後、乾燥部45において乾燥さ
れる。
写真感光材料処理装置の下部には、廃液処理装置200
か設けられている。すなわち、201は使い捨て可能に
構成された析出槽であり、上記各種41a〜44dと析
出槽201との間に設けられた管路202を介して各種
のオーバーフロー廃液が給水される。なお、管路202
の放出端には、オーバーフローノズル203、加圧ファ
ン204か一体に設けられている。更に、加圧ファン2
04には、熱交換手段205から発生した熱を供給する
管路206か設けられている。
上記オーバーフローノズル203は、オーバーフロー廃
液か供給された場合に、その圧力で開状態になり、廃液
か供給されない場合は閉状態になるものである。各種か
らのオーバーフロー廃液か析出槽201に排出される際
、加圧ファン204により温風か吹き付けられるので、
処理廃液は霧状になり、しかも加熱されるので、水蒸気
化が促進される。
オーバーフローノズル203及び加圧ファン204の排
風口か挿入される析出槽201の挿入口は、ゴム等から
なる可撓性のシール部材2+2か設けられている。そし
て、オーバーフローノズル203及び加圧ファン204
の排風口を析出槽201の挿入口に挿入したときや、こ
れらを取り外したとき、挿入口を実質的に気密に閉塞し
ている。
析出槽201には、ベルト状の布等からなる蒸発媒体2
08か設けられ、廃液を吸い上げて空気にさらすように
構成されている。したかって、廃液の空気との接触面積
か拡大されることになり、上記加圧ファン204による
加熱気化と相まって廃液中の水分の蒸気化か促進される
一方、蒸発媒体208の上部には、析出槽201の内部
空間を2分するように透湿防水膜210か設けられてい
る。したがって、透湿防水膜2IOの上部は、本発明に
おける透湿防水膜によって形成された空間に相当し、透
湿防水膜210の下部が残留処理廃液の貯溜空間になる
。熱交換手段205の冷却部は空間211内に露出して
設けてもよいか、空間211の上部を実質的に密閉に構
成し、熱交換手段205の冷却部を外壁に接触させて設
けてもよい。第3図における透湿防水膜210て形成さ
れた空間211の右端には、空間211内の水分を貯水
槽220に排出する管路221か設けられている。
上記構成の写真感光材料処理装置によれば、廃液から発
生した水蒸気か透湿防水膜210を透過して空間211
に達し、熱交換手段205の冷却部により冷却されて水
滴化される。そして、水分は透湿防水膜210に溜り、
管路211から貯水槽220に排出される。熱交換手段
205は、上記ベルチェ素子てあってもよいか、特に限
定されるものではない。
貯水槽220に貯溜した水は、揚水ポンプ222を設け
た管路223により水洗槽44に補充され、再利用か図
られる。
上記のように水分の除去か行われることにより、析出槽
201内に残留した濃縮廃液の量は減少する。そして、
濃縮廃液か高濃度になった時あるいは所定量の濃縮廃液
か貯溜された場合に、析出槽201から加圧ファン20
4や排出管路221を取り外し、析出槽201を濃縮廃
液と共に廃棄する。すなわち、本実施悪様では、濃縮廃
液を他の容器等に移し換えることなく廃棄することかで
き、廃棄作業の効率化を図ることかできる。なお、上記
構成によれば、−日5r程度の廃液処理を容易に行うこ
とかできる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明に係る写真処理廃液処理
装置は、廃液を析出槽内に貯溜すると共に、処理廃液中
の水分に基つく蒸気を透過する透湿防水膜を設け、透過
した蒸気を冷却して水分に変換するように構成したもの
である。
したかって、廃液の水分の分離は透湿防水膜と冷却手段
とにより行われることになり、廃液処理装置の構造を簡
略化することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施懸様を説明する廃液処理装置
の模式的構造図、 第2図は本発明の第2の実施態様を説明する廃液処理装
置の模式的構造図、 第3図は本発明の第3の実施態様を説明する廃液処理装
置の模式的構造図である。 図中の符号 1.101,201−析出槽 11.102.210  透湿防水膜 1’3,104,205  熱交換手段15−、ベルチ
ェ素子 21.220  貯水槽 22、  IQ]  223  腹水管路31.41 
 現像槽 32.42,43−漂白定着槽 33.44  =水洗槽 A フィルム搬送経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)写真処理廃液から蒸発した水分を冷却して凝縮す
    るように構成した写真処理廃液処理装置において、 上記廃液中で透湿防水膜により形成した閉空間と、 透湿防水膜を透過した閉空間内の水蒸気を凝縮するため
    の冷却手段とを設け、 上記閉空間から凝縮水を得るように構成した写真処理廃
    液処理装置。
  2. (2)写真処理廃液から蒸発した水分を冷却して凝縮す
    るように構成した写真処理廃液処理装置において、 写真感光材料を現像処理するための現像装置から排出さ
    れる廃液を貯溜する析出槽と、 この析出槽内に透湿防水膜により形成した閉空間と、 透湿防水膜を透過した蒸気を凝縮するための冷却手段と
    を設け、 上記閉空間から凝縮水を得るように構成した写真処理廃
    液処理装置。
  3. (3)写真処理廃液から蒸発した水分を冷却して凝縮す
    るように構成した写真処理廃液処理装置において、 写真感光材料を現像処理するための現像装置から排出さ
    れる廃液を貯溜する析出槽と、 この析出槽に対し着脱自在に設けた上記廃液の排出管路
    と、 この析出槽内に透湿防水膜により形成した閉空間と、 透湿防水膜を透過した蒸気を凝縮するための却手段とを
    設け、 上記閉空間から凝縮水を得ると共に、残留した処理廃液
    を析出槽と一体に廃棄するように構成した写真処理廃液
    処理装置。
JP31788090A 1990-11-26 1990-11-26 写真処理廃液処理装置 Pending JPH04190832A (ja)

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