JPH02132440A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JPH02132440A
JPH02132440A JP28744688A JP28744688A JPH02132440A JP H02132440 A JPH02132440 A JP H02132440A JP 28744688 A JP28744688 A JP 28744688A JP 28744688 A JP28744688 A JP 28744688A JP H02132440 A JPH02132440 A JP H02132440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
liquid
photosensitive material
waste liquid
washing water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28744688A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28744688A priority Critical patent/JPH02132440A/ja
Publication of JPH02132440A publication Critical patent/JPH02132440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、感光材料を湿式処理する際に用いられる感光
材料処理装置に関する。
く従来の技術〉 一般に、湿式処理において、露光後の感光材料は、現像
、(漂白)定着、水洗の工程に従って処理されるように
なっている。
このような感光材料の処理に際しても、近年、環境保全
、資源節減が要望されてきており、処理液の再利用や排
出量の軽減、水洗水の節減等の観点から種々の研究が行
われてきている。
例えば発色現像液の再生については電気透析法(J.A
ppl. Phot. Eng., 5,208(19
79)参照)やイオン交換樹脂法(J.Appl. P
hot. Eng., ’g,132および216 (
1979)参照)が実用化されている。
また、漂白定着液の再生については、イオン交換樹脂法
( J.AI)pi. Phot. Eng. , 2
. 65(1976)参照)やスチールウール法(Ko
dakPublication No. J−9参照)
、オーバーフロー液に再生剤を加え再び補充液として使
用する方法(特開昭48−49437号公報参照)等が
実用化されている。
水洗水の再利用については、イオン交換樹脂法(J.A
ppl. Phot. Eng., 6,120(19
80) .同j2, 141 (1979)参照)や逆
滲透圧装置を用いる方法(ソ連特許第701963号参
照)が知られている。
また、特開昭58−105150号公報には、逆滲透圧
装置によって水洗廃水を処理し、これによって得られた
濃縮液を漂白定着槽に、希釈液を水洗槽にそれぞれ戻す
ように構成したものが開示されている。
く発明が解決しようとする課題〉 上記のなかで、逆滲透圧装置を用いて水洗水を再利用す
る方法では、確かに水洗水の節減等の効果は得られるも
のの、大量の水洗水を逆滲透圧処理する必要があり、逆
滲透圧装置の負荷が大きくなり、装置も大規模なものと
なる。
本発明は、水洗水およびその補充量、ならびに水洗処理
の前段の処理に用いる処理液およびその補充量を減少さ
せることが可能であり、かつ処理時間も短縮できる感光
材料処理装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明は下記(1)、(2
)の構成を有する。 そして、(3)の構成を有するこ
とが好ましい。
(1)露光後の感光材料を湿式処理する感光材料処理装
置であって、 水洗水と水洗の前段の処理に用いられる処理液を断面ス
リット状の空間にそれぞれ充填して感光材料の処理路を
形成し、処理工程に従って、この処理路を含む処理搬送
系を搬送することによって感光材料を処理するに際し、
水洗水を充填した処理路の水洗水の廃液を濃縮液と希釈
液とに分離する分離手段を設け、水洗処理の前段の処理
に用いられる処理液を充填した処理路に前記分離手段に
より分離された濃縮液を、水洗水を充填した処理路に前
記分離手段により分離された希釈液をそれぞれ戻すよう
に構成したことを特徴とする感光材料処理装置。
(2)上記(1)において、前記希釈液が感光材料の搬
送方向と逆方向に、前記濃縮液が感光材料の搬送方向と
同方向に、それぞれ流れるように戻される感光材料処理
装置。
(3)上記(1)または(2)おいて、前記断面スリッ
ト状の処理路の内壁に処理路を区画する区画部材を設け
た感光材料処理装置。
〈作用〉 本発明によれば、露光後の感光材料は、通常、現像、(
漂白)定着、水洗の各処理が順次施される。
この場合、少なくとも(漂白)定着液および水洗水は断
面スリット状の空間にそれぞれ充填されるが、好ましく
は、現像液も断面スリット状の空間に充填される。
そして、上記処理工程に従って、好ましくは、断面スリ
ット状の空間に各処理液を充填した処理路である処理搬
送系を感光材料が搬送されて処理される。
このとき、水洗水の廃液は分離手段によって濃縮液と希
釈液とに分離される。 この分離された濃縮液は水洗処
理の前段の処理に用いられる(漂白)定着液を充填した
処理路に、好まし《は感光材料の搬送方向と同方向に流
れるようにして戻される。 一方、希釈液は水洗水を充
填した処理路に、好ましくは感光材料の搬送方向と逆方
向に流れるようにして戻される。
このようにすることによって、それぞれの処理効率が向
上し、水洗水および(漂白)定着液の液量と補充量とを
減少させることができる。
また、水洗水、(漂白)定着液を充填した処理路には、
好まし《は、処理路を区画する区画部材が設けられる。
この区画部材によって(漂白)定着液の経時劣化および
逆流が防止される。
〈実施例〉 実施例について図面を参照して説明する。
第1図には、本発明の感光材料処理装置のー態様として
処理槽1が示される。
図示のように、処理槽1は、くし型上蓋6を吊下げた蓋
8をハウジング4の上方開口部に配置した構成とされて
いる。 蓋8の上面中央部には把手81が設けられてい
る。
上蓋6は、断面が矩形の複数の塩化ビニル等、樹脂製の
上蓋材12をほぼ垂直に配置し、これらの土下端部の結
合部に感光材料送りリール16〜22が配置されている
ハウジング4の内部には、上蓋材12と組合って処理路
15を形成する槽壁材14が配置されいる。 従って、
上蓋材12と槽壁材14とは、波型に連続するスリット
状の処理路15を形成し、その上方および下方の折曲が
り部に感光材料送りリール16〜22がそれぞれ配置さ
れることになる。
本発明において、感光材料Sの通過部分であるスリット
状の処理路15の断面は間隙0.2〜50mm、好まし
くは0.4 〜10mmのものとすればよい。
このような間隙とすることにより、感光材料と処理路ま
たはリールとの間の処理液の逃げ場が少ないため、キズ
もつきに<<、支障なく搬送される。
また、感光材料送りリールと感光材料送りリールとの間
、例えば感光材料送りリール16と感光材料送りリール
17との間の処理路15の長さは5cm以上、好まし《
は10cm以上のものとするのがよい。
処理槽1には、感光材料Sを処理路15の人口部に搬入
するための感光材料搬入リール24と、処理路15の出
口部から搬出するための感光材料搬出リール26とが設
置される。
処理路15には、感光材料Sの処理工程に応じて処理液
が順次充填される。
図示例では、現像、漂白定着、水洗の各処理工程に従っ
て、処理路15のスリット状の入口部から感光材料送り
リール17の前方部までの処理路151には現像液10
が、感光材料送りリール17の後方部から感光材料送り
リール19の前方部までの処理路152には漂白定着液
1lが、感光材料送りリール19後方部から感光材料送
りリール21の前方部までの処理路153と感光材料送
りリール21の後方部から処理路15のスリット状の出
口部までの処理路154には水洗水l2がそれぞれ充填
されている。 そして、このようにすることによって処
理搬送系が構成される。
このような断面スリット状の処理路とすることによって
、処理液の液量が少なくてすむ。
そして、それぞれの処理液の液面を液面Lに保つための
オーバーフロー孔31、33、34、36が設置される
また、さらには、それぞれの処理液を補充するための図
示しない補充槽が設置される。
本発明においては、水洗水の廃液を濃縮液と希釈液とに
分離する分離手段である逆滲透圧装置70が設置される
この逆滲透圧装置70は、具体的には、オーバーフロー
孔34を介し、このオーバーフロー孔34と連結された
管70aによって送られた処理路153に充填された水
洗水l2の廃液を濃縮液と希釈液とに分離するものであ
る。
逆滲透圧装置70としては、例えば、 Paterson Candy Internatio
nal L T D製のチューブラー型モジュールを用
いたものを使用しており、この装置の主要な仕様は次の
通りである。
半透膜材質:酢酸セルロース系 半透膜材質:合計30m2 操作圧力 :7〜10kg/cm2 このように、本発明においては操作圧力を低くすること
ができ、従来に比べて装置を小規模なものとすることが
できる。
そして、処理槽lには、この逆滲透圧装置70によって
分離された希釈液を水洗水12を充填した処理路153
に供給口35を介して戻すための管70bが、また濃縮
液を漂白定着液l1を充填した処理路152に供給口3
2を介して戻すための管70cが、それぞれ設置される
このように希釈液と濃縮液とに分離し、希釈液を水洗水
に、また濃縮液を漂白定着液に戻すことによって水洗水
および漂白定着液の補充量を減少させることができる。
具体的には、漂白定着液では10〜50%程度低減でき
、水洗水では10〜40%程度の補充量とできる。
また、銀の回収率も良化することができる。
上記において、管70bを介して処理路153に戻され
る希釈液は、図示のように、感光材料Sの搬送方向と逆
方向に流れるようにすることが好ましい。
このような流れとすることによって水洗の効率が良化す
る。
一方、管70cを介して処理路152に戻される濃縮液
は感光材料Sの搬送方向と同方向に流れるようにするこ
とが好ましい。
このような流れとすることによって、漂白定着の効率が
良化する。
また、管70cの液経路途中の所定の位置には、空気導
入手段60を設置することが好ましい。
この空気導入手段60は、多孔性円筒型パイブ61を外
筒65内に収納したものであり、ボンプPによって外筒
65内に送られた加圧空気をパイブ61内に導入して上
記の濃縮液に空気を導入するものである。 外筒65に
は外筒65内の圧力を調整するためのバルブ■が設けら
れる。
多孔性材料は、孔径0.02〜10声、好ましくは1〜
10μ程度のものとし、具体的にはセラミック材料等が
挙げられ、上記の濃縮液に悪影響を及ぼさない材料であ
ればよい。
加圧空気の導入については特開昭63−251747号
公報に記載の方法を採ればよい。
この場合1.1〜10気圧、好ましくは1.2〜3気圧
に加圧すればよい。
その他、各種多孔性プラスチック材料などの酸素透過膜
も使用可能である。
なお、空気導入量は上記の濃縮液1ρ当り0.3〜30
j/分程度とすればよい。
このような空気導入手段60を設置することによって、
漂白定着液11の漂白剤成分による漂白作用が促進され
る。
また、漂白定着液11を充填した処理路152および水
洗水12を充填した処理路153、154には、処理路
を区画する区画部材141が設置される。
この区画部材141は、処理路内壁に取り付けられる基
部と、先端に向って厚さが漸減し、感光材料Sが通過す
るとき変形可能な薄肉部とで構成されたものの一対の組
合わせであり、処理路内壁に一対のものが対向して設け
られている。
その材質は、各種ゴム、樹脂等の弾性材料とすればよい
従って、感光材料Sの非搬送時には薄肉部の先端同士が
密着し、搬送時には感光材料Sの進入によって薄肉部が
押し広げられ感光材料Sが通過する構成となる。
設置される区画部材141は、感光材料送りリール間、
例えば感光材料送りリール17と感光材料送りリール1
8との間に、2〜10個程度とすればよい。
このような区画部材141を設置することによって、感
光材料Sの処理時においては、漂白定着液11および水
洗水12の逆流を防止することができる。 また非処理
時においては漂白定着液11の劣化を防止することがで
きる。
この劣化防止の観点からは漂白定着液11の液面Lより
も上部に区画部材141を設けることが好ましい。
また、上記において処理槽1は開口度が小さい密閉系と
するのが好ましく、空気との接触面積も小さ《、処理液
中の漂白剤成分を除いては、このようにすることは好ま
しく、処理液の劣化を防止することができる。
この場合の開口度Kcm−’は、液面部の表面積なSc
m2.容積をV cm”とし、K=S/Vとするとき、 1ogK≦−1 . 8 X 1 0−’V−Aここに
、Aは1、より好ましくは1.5、特に好ましくは2.
0の関係を満足するものであり、さらに好ましくはこの
条件に加え、V<5X10’としたものである(第3図
参照)。
従って、上記の構成において感光材料Sは感光材料搬入
リール24を介して処理路15に搬入され、複数の感光
材料送りリール16〜22により、現像液10、漂白定
着液11、水洗水12と順次搬送されてながら処理され
、感光材料取出しリール26によって取出される。
この場合、水洗水の廃液を再生装置によって希釈液と濃
縮液とに分離して、希釈液を水洗水に、濃縮液を漂白定
着液に戻しているため、それぞれの補充量を減少させる
ことができる。
上記においては、現像液10も断面スリット状の処理路
に充填させているが、漂白定着液11と水洗水12とが
断面スリット状の処理路に充填されていればよく、現像
液10は必ずしも断面スリット状の処理路に充填する必
要はな《、例えば従来の処理槽を適用する処理搬送系の
構成としてもよい。
本発明において、分離手段は、逆滲透圧装置に限定され
るわけでなく、例えば第2図に示されるような廃液再生
装置であってもよい。
第2図に示される廃液再生装置80は、その本体ケース
72内に廃液槽73が設けられており、廃液タンク74
内に貯留された水洗水の廃液が管75によって供給され
る。 この管75には、フロートスイッチ76およびボ
ンブ駆動回路77によって制御されるボンブP゜が設け
られている。 このボンブP゛は、廃液の補給時にフロ
ートスイッチ76が廃液79のの液面を検出するまで作
動する。 前記廃液槽73には、第1図に示される管7
0cが接続されており、濃縮液は漂白定着液11を充填
した処理路152に戻して再利用される。
前記廃液槽73内には、ブーリー82a182bが取り
付けられ、これらに対応して本体ケース72内に設けら
れたブーリー83a、83bとの間にエンドレスベルト
84a、84bがそれぞれに掛け渡されている。 ブー
リー83a.83bは、■ベルト85a,85bを介し
てモータM1と連結されている。
前記ブーリー83a、83bの上部にはダクト86が設
けられ、このダクト86内にはファン87が設けられて
いる。 モーターM1が■ベルト88を介してファン8
7を回転させると、エンドレスベルト84a.84bか
ら蒸発した水分を含む空気がダクト86内を通って冷却
器89に送られ、ここで水分が結露されて回収される。
 この水分が除去された空気は、その一部がエンドレス
ベルト84a、84bに戻され、残りが排気孔72aか
ら排出される。 前記冷却器89の下には、結露された
水滴を受け止めるための受け皿90が設けられている。
 この受け皿90に集められた水(蒸留水)は、管91
を介して本体ケース72外に配置した濾過器92に送ら
れる。 この濾過器92内には、活性炭等が収容されて
おり、有機物等を除去してから、イオン交換器93に送
る。 このイオン交換器93内には、周知のイオン交換
樹脂が収容されており、カビ等の微生物の繁殖に必要な
金属イオン(カルシウムイオン、マグネシウムイオン)
等を除去してから、管70bを介して水洗水12を充填
した処理路153に戻して再利用する。
前記本体ケース72に吸気孔72bが形成されており、
これから吸入された空気が放熱器95で加熱される。 
この加熱された空気は、ファン96によってエンドレス
ペルト84a、84bに吹き付けられる。 前記放熱器
95と冷却器89とは、膨張弁97を介在させた管98
を介して連結されており、放熱器95で液化した冷媒が
膨張弁97を通る際に温度が下げられてから、冷却器8
9に送られる。 この冷却器89では、冷媒が空気から
気化熱を吸収して蒸発し、この蒸気が管89を通ってコ
ンブレッサー100に送られる。 このコンブレッサー
100は、冷媒蒸気を加圧して過熱蒸気としてから、こ
れを放熱器95に送る。 この放熱器95では、冷媒が
周囲の熱で冷やされて液体に戻される。
以上のように構成された廃液再生装置80によれば、水
洗水の廃液は、廃液タンク74に一旦貯留されてから、
ボンブ78によって廃液槽73に給送される。 再生処
理時には、モーターM1を駆動することによって、エン
ドレスベルト84a、84bが廃液中に一部浸漬した状
態で走行する。 従って、廃液79が付着したエンドレ
スベルト84a、84bは、廃液槽73から引き出され
て外気にふれる。 この外気にさらされたエンドレスベ
ルト84a、84bには、吸気孔72bから流入し、放
熱器95で暖められた空気がファン96によって吹き付
けられる。 この空気がエンドレスベルト84a,84
bに吹き付けられると、エンドレスベルト84a、84
bに付着している廃液中の水分が蒸発する。 この蒸発
した水分を含む湿った空気は、ファン87によってダク
ト86を通って冷却器89に送られる。 空気中の水蒸
気は冷却器89で冷却されるため、結露して受け皿90
に滴下する。 水分が除去された空気は、その一部が還
流されるが、残りは排気孔72aから排出される。
前記受け皿90に滴下した水は、管91を通って濾過器
92に送られ、ここで有機物等が除去されてから、イオ
ン交換器93に送られ、脱イオン処理される。 この脱
イオン処理された水は、管70bを介して水洗水l2を
充填した処理路153の供給口35に供給される。
一方、エンドレスベルト84a、84bの回転により、
廃液中の水分が蒸発し濃縮された濃縮液は、管70cを
介して漂白定着液11を充填した処理路152の供給口
82に供給される。
なお、エンドレスベルトの材質としては、廃液が付着し
やすく、かつ通気性を備えたものであることが好ましい
。 具体的には、各種樹脂や布等が挙げられ、メッシュ
構造とすればよい。 また、エンドレスベルトの数等に
ついては、適宜選択すればよい。
また、上記において、希釈液は処理路153に戻される
構成となっているが、その希釈の度合によっては、処理
路154に戻すようにしてもよい。
本発明における処理槽は、その他、種々の形態であって
よく、水洗水と水洗の前段の処理を施す処理液をそれぞ
れ充填した処理路が、少なくとも、断面スリット状の空
間であり、水洗水の廃液を濃縮液と希釈液とに分離する
手段を有し、濃縮液を水洗処理の前段の処理に用いる処
理液の補充液とし、希釈液を水洗水の補充液とする構成
のものであれば、特に制限はない。
本発明において、水洗処理は、感光材料中から前段の処
理で用いられた薬品を除去する操作を意味する。 従っ
て、水洗処理は、安定化処理や節水水洗処理を含む概念
であり、゜゜水洗水゛゜はそのような処理の際に用いる
ものを含めた意味とする。
本発明における処理槽には、上記の態様に限定されるこ
とな《、適用される処理工程に応じて各種処理液が充填
される。
本発明においては、上記のような意味での水洗工程を含
む処理工程であれば、特に制限はない。
例えば、上記の現像、漂白定着、水洗に限らず、漂白定
着の工程を漂白、定着の2工程とするもの、漂白工程の
ないもの等、感光材料の種類等に応じて適宜選択される
また、カラー現像、第一定着、漂白定着のような組合わ
せとすること等も可能である。
その他、必要に応じて前硬膜浴、中和浴、第−現像(黒
白現像)、画像安定浴等の諸工程が組合わされる。
また、処理される感光材料は、種々のカラーおよび黒白
感光材料のいずれであってもよい。
例えば、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カ
ラー印画紙、カラーボジフィルム、カラー反転印画紙、
製版用写真感光材料、X線写真感光材料、黒白ネガフィ
ルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等が挙げられる
〈発明の効果〉 本発明によれば、水洗水およびその補充量、ならびに水
洗処理の前段の処理に用いる処理液およびその補充量を
減少させることができる。
また、処理時間も短縮できる。
さらには銀の回収率も良化する。
本発明の効果を確認するために、本発明者等は種々の実
験を行った。 以下にその一例を示す。
実験例1 第1図に示される処理槽を適用して、富士フイルム(株
)製のカラーペーパータイブ02を露光後、富士写真フ
イルム(株)製の処理剤cp−25Qを用いて、現像(
40℃、50秒)、漂白定着(30〜34℃、時間;表
1)、水洗(27〜33℃、100秒)の処理を施した
これを処理Aとする。
この場合処理路の断面の間隙は1mm、処理路の長さは
200cmとした。 また開口度K=0.005cm−
’(V=200cnf)とした。
逆滲透圧装置は本文記載のものを用い操作圧力は表1に
示すものとした。
区画部材はネオプレンゴム製とし、漂白定着液を充填し
た処理路には4個、水洗水を充填した処理路には合計で
12個設置した。
また、空気導入手段のパイプを構成する多孔性材料の孔
径は0.3〜1戸とし、空気は1.05気圧程度に加圧
して11/分の割合で導入した。
処理Aにおいて、空気導入手段を設置しない他は同様の
構成の処理槽を適用して処理するものを処理Bとする。
処理Aにおいて、逆滲透圧装置、区画手段および空気導
入手段を設置しない他は同様の処理槽を適用して処理す
るものを処理Cとする。
処理Aにおいて、特開昭58−105150号公報の第
1図に開示された逆滲透圧装置を有する処理槽を適用し
て処理するものを処理Dとする。 ただし、水洗時間は
120秒とした。
また、同公報の第2図に開示された逆滲透圧装置を有さ
ない処理槽を適用して処理するものを処理Eとする。
これらの処理について、逆滲透圧装置の操作圧力、水洗
水および漂白定着液の補充量、水洗槽の数、漂白定着工
程における脱銀時間の銀の回収率をまとめて表1に示す
実験例2 実験例1の処理A.Bにおいて、逆滲透圧装置のかわり
に第2図に示す廃液再生装置を用いて、同様の処理を施
したところ、処理A.Bと同等の効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における処理槽の一態様を示す切断端
面図である。 第2図は、本発明における廃液再生装置を示す切断端面
図である。 第3図は、開口度の関係示すグラフである。 符号の説明 1・・・処理槽 15・・・処理路 70・・・逆滲透圧装置 80・・・廃液再生装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後の感光材料を湿式処理する感光材料処理装
    置であって、 水洗水と水洗の前段の処理に用いられる処理液を断面ス
    リット状の空間にそれぞれ充填して感光材料の処理路を
    形成し、処理工程に従って、この処理路を含む処理搬送
    系を搬送することによって感光材料を処理するに際し、
    水洗水を充填した処理路の水洗水の廃液を濃縮液と希釈
    液とに分離する分離手段を設け、水洗処理の前段の処理
    に用いられる処理液を充填した処理路に前記分離手段に
    より分離された濃縮液を、水洗水を充填した処理路に前
    記分離手段により分離された希釈液をそれぞれ戻すよう
    に構成したことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. (2)前記希釈液が感光材料の搬送方向と逆方向に、前
    記濃縮液が感光材料の搬送方向と同方向に、それぞれ流
    れるように戻される請求項1に記載の感光材料処理装置
JP28744688A 1988-11-14 1988-11-14 感光材料処理装置 Pending JPH02132440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28744688A JPH02132440A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28744688A JPH02132440A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02132440A true JPH02132440A (ja) 1990-05-21

Family

ID=17717431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28744688A Pending JPH02132440A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02132440A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0147781B2 (ja)
US5040013A (en) Photosensitive material processing apparatus
JPH02132440A (ja) 感光材料処理装置
JP2628212B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH0377941A (ja) 感光材料の処理方法
JPH0352685A (ja) 写真廃液の処理方法
JPH01100543A (ja) 写真処理方法および装置
JPH0588331A (ja) 写真材料の処理方法
JPH04190832A (ja) 写真処理廃液処理装置
JPH03131381A (ja) 写真処理廃液処理装置
JPH04281890A (ja) 廃液処理装置
JP3487945B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH0342087A (ja) 写真廃液の処理方法
JPH10123717A (ja) 感光性平版印刷版処理方法及び該処理装置
JPS63281165A (ja) 写真処理装置
JPS63212935A (ja) カラー写真処理装置
JPH0342088A (ja) 写真廃液の処理方法
JP3588732B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理装置
JPH06118597A (ja) 感光材料処理装置
JPH06118596A (ja) 感光材料処理装置
JPH0448989A (ja) 写真処理廃液処理装置
JPH01225952A (ja) 自動現像装置の液切り方法
JPH04362639A (ja) 感光材料処理装置
JPH04190884A (ja) 廃液処理装置
JPH02251956A (ja) 感光材料処理装置