JPH03296747A - 写真処理廃液処理装置 - Google Patents

写真処理廃液処理装置

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JPH03296747A
JPH03296747A JP9931190A JP9931190A JPH03296747A JP H03296747 A JPH03296747 A JP H03296747A JP 9931190 A JP9931190 A JP 9931190A JP 9931190 A JP9931190 A JP 9931190A JP H03296747 A JPH03296747 A JP H03296747A
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JP
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waste liquid
photographic processing
gas
water
steam
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JP9931190A
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Eiichi Tadokoro
榮一 田所
Masaharu Yamada
正治 山田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真処理廃液中の水分を蒸発させた後に凝縮し
て回収する写真処理廃液処理装置に関し、更に詳しくは
凝縮効率の高い写真処理廃液処理装置に関する。
〔従来の技術〕
写真の現像処理によってもたらされた廃液は、公害防止
の点から河川等に廃棄することができないため、専門業
者に処理を依願しているのが実情である。写真処理廃液
は大部分が水であるので、写真処理廃液をS縮又は固化
すれば、保管量は極めて少量でもよいことになり、保管
のスペース及びその後の処理も簡単になり、専門業者へ
の委託経費も大幅に削減される。
そのための装置として、写真処理廃液中に含まれている
固形分を水分と分離する写真処理廃液処理装置がある。
このような写真処理廃液処理装置により、写真処理廃液
から水分を蒸発させて写真処理廃液中の水分を除去する
と、処理装置内の廃液量は減少するので、写真処理廃液
を適宜補充することにより連続処理が可能となる。
写真処理廃液から蒸発した水蒸気は、冷却手段により冷
却されることにより凝縮するので、水として回収するこ
とができる。したがって、水蒸気を多量に発生させるこ
とにより凝縮量が多くなり、水回収効率が上昇する。
〔発明が解決しようとする課題〕
写真処理廃液から発生した水蒸気は冷却手段と接触する
ことにより冷却されるので、効率良く水分を凝縮させる
には冷却手段の近傍に水蒸気が集中する構成が好ましい
、このような、水蒸気等の気体を係止する手段として、
丸善■発行(昭和43年5月10日)化学工学協会績「
化学工学便覧」第490〜491頁に記載のように、充
填塔に用いるためのラシヒリング、レッシングリング、
ベルルサドル、インタロックスサドル、テラレツテパッ
キング、ボールリング等の充填物がある。しかしながら
、これらの充填物を写真処理廃液からの水分の蒸発及び
凝縮に適用した場合には、水蒸気の係止能力が小さく十
分な効果が得られない。
また、写真処理廃液を沸騰させて水蒸気を発生させる場
合には、沸騰した写真処理廃液から気泡が発生し、一定
容積の装置内で気泡が多量に発生すると水蒸気の占める
領域が低減するので、効率良く水分を凝縮させることが
できない。
本発明の目的は上記問題点を解消することにあり、写真
処理廃液から発生した水蒸気を多量に冷却手段近傍に集
中させて、効率良く水分を凝縮できる写真処理廃液処理
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明に係る上
記目的は、写真処理廃液から蒸発した水分を凝縮して写
真処理廃液から水分を除去する写真処理廃液処理装置に
おいて、冷却手段の近傍に設けた気体係止用充填物が、
気体通過用の空隙を有し、内部に進入した気体が少なく
とも一回は障壁に当接して進路を変えられて進出する形
状に構成されたことを特徴とする写真処理廃液処理装置
によって達成される。
すなわち、気体係止用充填物内に進入した気体は、少な
くとも一回障壁に当接して進路を変更されることにより
、充填物通過時間が長くなり長時間冷却手段と接するこ
とができる。したがって、多量の気体が冷却手段の近傍
に集中され、気体中の水分が効率良く凝縮される。
上記充填物は、気体進入用開口と進出用開口とを有し、
これらの開口は直線的に連通しておらず、充填物内に進
入した気体は必ず障壁に突き当たって進路を変えられて
から充填物外に進出する。したがって、充填物の外形は
特に限定されず、充填物は開口どうしが直線的に連通し
ないための障壁を備えていればよい。
また本発明に係る上記目的は、写真処理廃液から蒸発し
た水分を凝縮して写真処理廃液から水分を除去する写真
処理廃液処理装置において、冷却手段の近傍に設けた気
体係止用充填物が、気体通路に突出する気泡破裂用突起
を有することを特徴とする写真処理廃液処理装置によっ
て達成される。
すなわち、気体係止用充填物が気体通路に突出する気泡
破裂用突起を有することにより、写真処理廃液から発生
した気泡は冷却手段近傍で破裂されるので、冷却手段近
傍の気体占有領域が低減することはない。したがって、
多量の気体が冷却手段の近傍に集中され、気体中の水分
が効率良く凝縮される。また、気泡が充填物により破裂
されるので、凝縮した水分と気泡成分が混合されず、凝
縮水分の品質を一定にすることができる。
また、本発明における写真処理廃液とは、現像(カラー
、黒白)、漂白、漂白定着、定着、水洗、安定等の写真
処理を行った後の廃液であればいかなる廃液であっても
よい。これらの各処理廃液はすべて混合して処理されて
もよく、単独で処理されてもよい。また、水洗処理と安
定処理の廃液を混合し、現像処理、定着処理及び漂白処
理の廃液を混合してそれぞれ処理してもよ(、更に他の
組合せで混合して処理してもよい。
本発明により処理され得る廃液が生じる感光材料の現像
処理に用いる発色現像液は、好ましくは芳香族第一級ア
ミン系発色現像主薬を主成分とするアルカリ性水溶液で
ある。この発色現像主薬としては、アミノフェノール系
化合物も有用であるが、p−フェニレンジアミン系化合
物が好ましく使用され、その代表例としては3−メチル
−4=アミノ−N、N−ジエチルアニリン、3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−
β−メタンスルホンアミドエチルアニリン、3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−β−メトキシエチルア
ニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もしくはp−トルエ
ンスルホン酸塩が挙げられる。これらの化合物は目的に
応じ2種以上併用することもできる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpull衝剤、臭化物塩、沃化物塩
、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくは
メルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止
剤などを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒ
ドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫
酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエ
タノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチレ
ンジアミン(1,4−ジアザビシクロ[2,2,2] 
オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレングリコール、
ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベンジルアル
コール、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩
、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドのようなカ
ブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドンのような補
助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミ
ノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカル
ボン酸に代表されるような各種キレート剤を代表例とし
て挙げることができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−P−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは9〜12で
あることが一般的である。またこれらの現像液の補充量
は、処理するカラー写真感光材料にもよるが、一般に感
光材料1平方メートル当り32以下であり、補充液中の
臭化物イオン濃度を低減させておくことにより500d
以下にすることもできる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行われてもよいしく漂白定
着処理)、個別に行われてもよい。更に、処理の迅速化
を図るため、漂白処理後に漂白定着処理する処理方法で
もよい。更に二種の連続した漂白定着浴で処理すること
、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定着
処理後に漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。
漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバルト(■)、ク
ロム(■)、銅(II)などの多価金属の化合物、過酸
類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。代表的漂
白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩;鉄(I
II)の有機錯塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四
酢酸、メチルイミノニ酢酸、1.3−ジアミノプロパン
四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、などのア
ミノポリカルボン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リン
ゴ酸などの錯塩などを用いることができる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て公知漂白促進剤を使用することができる。撮影用のカ
ラー感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤
は特に有効である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等を挙げる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着後の保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スル
フィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸付加物が好まし
い。
本発明により処理され得る廃液が生じるハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は安定
工程を経るのが一般的である。水洗工程での水洗水量は
、感光材料の特性(例えばカプラー等使用素材による)
、用途、更には水洗水温、水洗タンクの数(段数)、向
流、順流等の補充方式、その他種々の条件によって広範
囲に設定し得る。
多段向流方式によれば、水洗水量を大幅に減少し得るが
、タンク内における水の滞留時間の増加により、バクテ
リアが繁殖し、生成した浮遊物が感光材料に付着する等
の問題が生じる。前記カラー感光材料の処理において、
このような問題の解決策として、特開昭62−288 
、838号に記載のカルシウムイオン、マグネシウムイ
オンを低減させる方法を極めて有効に用いることができ
る。また、特開昭57−8.542号に記載のイソチア
ゾロン化合物やサイアベンダゾール類、塩素化イソシア
ヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベンゾト
リアゾール等、堀口博著「防菌防黴剤の化学」、衛生技
術金線「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」、日本防菌防
黴学会績「防菌防黴剤事典」に記載の殺菌剤を用いるこ
ともできる。
更に、前記感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液に
よって処理することもできる。このような安定化処理に
おいては、特開昭57−8 、543号、同58−14
,834号、同60−220.345号に記載の公知の
方法はすべて用いることができる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。
この安定浴にも各種キレート剤や防黴剤を加えることも
できる。
〔実施態様〕
以下、添付図面を参照して本発明の一実施態様を説明す
る。ただし本発明は本実施態様のみに限定されない。
第1図は本発明実施態様の写真処理廃液処理装置の概略
断面図である。
本体10内は実質的に気密に構成された略円筒形状であ
り、収容した写真処理廃液12を冷凍機の放熱部により
加熱して水分を蒸発させ、冷凍機の冷却器により水蒸気
を冷却して水分を凝縮するようになっている。
本体lOには、コンプレッサ14と、放熱器(ジャケッ
ト)16と、空冷器18と、膨張弁20と、冷却器22
とを有する冷凍機が連結されている。そして、冷媒流通
管25により冷媒を矢印方向に循環させて、廃液12の
加熱蒸発及び蒸発水分の凝縮を行う、本体10の下部の
周囲を覆って、冷凍機の放熱部(ジャケット)16が設
けられ、本体10内の廃液の上方で円周寄りには冷凍機
の冷却器22が環状に設けられている。
冷却器22の下方には受水部24が設けられている。ま
た、冷却器22より半径方向内方には、網目状の容器2
6が設けられ、その内部には水蒸気を係止するための充
填物28が収容されている。
本体10の中心にはステム30が設けられ、ステム30
には廃液12上に浮かび廃液の液面レベルを検出するフ
ロータ32が摺動可能に設けられている。
本体10には本体10内の雰囲気を吸引して減圧する吸
引機34が連結されており、吸引機34の吸引パイプ3
6は受水部24の底部で開口している。そして、吸引機
34は本体10内の雰囲気を吸引するとともに受水部2
4上の水を吸引し、凝縮水タンク38内に案内して回収
する。吸引機34は内部で水を強い勢いで循環させなが
ら本体10内の雰囲気を吸引する構成であり、吸引機3
4内には水が満たされている。そして、受水部24から
雰囲気と共に吸引された水は吸引機34内の水に混合さ
れ、吸引機34内でのオーバーフロー水が凝縮水タンク
3B内に回収される。なお、吸引機34により吸引され
た凝縮水は吸引機用循環水として利用するには若干温度
が高いので、冷凍機の冷却器22からの冷媒流通管25
が吸引機34内を通過して設けられ、凝縮水を冷却して
温度を下げるようになっている。
また、本体10の底部中央には、濃縮廃液を排出する排
出パイプ40が設けられており、排出バイブ40には弁
42が設けられ、排出バイブ40の端部には回収タンク
44が設置される。そして、弁42を開くことにより、
本体10内の濃縮廃液を回収タンク44内に回収するこ
とができる。
また、本体10には処理する廃液を補充するための補充
パイプ46が設けられている。
また、本体10内の底部には、底面上に溜まったスラッ
ジ等の固形物を剥離するスクイズワイパー48がステム
30を軸に回転可能に設けられている。
本体10内は吸引機34による減圧作用で20mHg〜
60mg+Hgの気圧になっており、冷凍機の放熱部1
6の作用で廃液12は約20〜40°Cに加熱されてい
る。廃液12は上記圧力及び温度下では沸騰し、廃液中
の水分は水蒸気となる。そして、水蒸気は充填物28に
より係止されながら冷却器22により冷却されることに
より凝縮され、水となり受水部24に滴下する。更に、
滴下した水は吸引機34により本体lO内の雰囲気と共
に吸引され、凝縮水タンク38内に回収される。
第2図は本発明の要部である充填物28の一部切欠斜視
図である。
充填物28は中空円筒体60内に障壁部材62を設けた
構成である。中空円筒体60は軸方向の両端に開口64
が形成され、更に周面に1/4円弧よりわずかに短い長
さに切り欠いた開口66が円周方向に4つ形成されてお
り、この間口66は周面上に2列が平行に形成されてい
る。写真処理廃液から蒸発した水蒸気は中空円筒体60
の軸方向両端の開口64及び周面開口66から充填物2
8内に進入することができる。障壁部材62は中空円筒
体60内に軸方向から進入する水蒸気に対する障壁とな
る略1/4円形の軸方向障壁62aと、中空円筒体60
内に半径方向外方から進入する水蒸気の障壁となる半径
方向障壁62bとを有し、半径方向障壁62bは中空円
筒体60の周面開口66の内側に対応して設けられてい
る。また、軸方向障壁62a及び半径方向障壁62bに
は針状の突起68が設けられている。
上記構成の充填物28において、水蒸気は中空円筒体6
0の軸方向開口64及び周面開口66から中空円筒体6
0内に進入するが、軸方向開口64から進入した水蒸気
は軸方向障壁62aに必ず突き当たり、周面開口66か
ら進入した水蒸気は半径方向開口62bに必ず突き当た
り、それぞれ進入方向とは異なる方向へ案内される。そ
して、水蒸気は各障壁62a、bにより方向を変えて案
内される間、充填物28内に滞留することができる。そ
して、本体10内の冷却器22より半径方向内方に充填
された多数の充填物28内に水蒸気が滞留することによ
り、冷却器22より内方には多量の水蒸気が滞留する。
したがって、冷却器22は多量の水蒸気と接することが
でき、効率良く水分を凝縮させることができる。
また、沸騰した写真処理廃液からは水蒸気と共に気泡が
発生するが、充填物28の各障壁62a。
bには針状の突起68が設けられているので、気泡は充
填物28内に進入し突起68と接することにより破裂す
る。したがって、充填物28内に気泡が滞留することは
なく、充填物28により水蒸気が多量に係止され、冷却
器22により効率良く水分を凝縮させることができる。
なお、障壁62a、bに設ける突起68の形状は上記針
状に限らず、気泡を破裂させることのできる鋭利部を有
する形状であれば、薄板形状、鋸歯形状、角柱形状、単
なる突出形状であってもよい。
更に、突起68を設ける部分は障壁62a、bに限らず
、中空円筒体60の内面及び外面に設けてもよい。
更に、上記充填物28はプラスチック樹脂により射出成
形することができるが、射出成形の際に生ずるパリを残
してそのまま突起としてもよい。
上記実施態様における充填物28は略中空円筒体形状で
あるが、本発明の充填物の形状はこれに限定されず、本
発明の技術的思想に基づいて適宜変形可能である。すな
わち、充填物は外部に対する開口と、この開口と連通し
気体を収容できる内部空間を有し、互いの開口が直線的
に連通していない形状であればよい。したがって、充填
物の外形は特に限定されるものではなく、球形状、直方
体形状、円錐形状、角錐形状等、中空のいかなる形状で
あってもよい。
充填物が中空の直方体形状の態様としては、各面に開口
を形成して3方向に開口させ、各面の内側に開口をより
広い障壁を後退させて設け、充填物の内部は上記3方向
に対して直線的に連通しない構成である。
更に、水蒸気の通路となる空隙を有する外形最大長が2
0+m以下のような多数の充填物を垂直方向及び水平方
向に整列させて、多数の充填物が占める領域が、直線的
に連通ずる空隙を形成しないようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、気体係止用充填物内に進入した気体は
、少なくとも一回障壁に当接して進路を変更されること
により、充填物通過時間が長くなり長時間冷却手段と接
することができる。
また、気体係止用充填物が気体通路に突出する気泡破裂
用突起を有することにより、写真処理廃液から発生した
気泡は冷却手段近傍で破裂されるので、冷却手段近傍の
気体占有領域が低減することはない。したがって、多量
の気体が冷却手段の近傍に集中され、気体中の水分が効
率良く凝縮される。また、気泡が充填物により破裂され
るので、凝縮した水分と気泡成分が混合されず、凝縮水
分の品質を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は写真処理廃液処理装置の概略断面図、第2図は
充填物の一部切欠斜視図である。 図中符号: 10−・・本体      12−写真処理廃液14・
−・コンプレッサ  16−放熱部18−空冷部   
  20・−膨張弁22−冷却器     24−受水
部 25−冷媒流通管   26−容器 28・−充填物     30・・−ステム32−フロ
ータ    34−・−吸引機36・−・吸引パイプ 
  38−凝縮水タンク4〇−排出パイプ   42−
弁 44・−回収タンク   46−補充パイプ48−・・
スクイズワイパー 60−・−中空円筒体 62a−軸方向障壁 64−軸方向開口 68−突起 62−障壁部材 62b−−一半径方向障壁 66・・周面開口 第  1 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)写真処理廃液から蒸発した水分を凝縮して写真処
    理廃液から水分を除去する写真処理廃液処理装置におい
    て、 冷却手段の近傍に設けた気体係止用充填物が、気体通過
    用の空隙を有し、内部に進入した気体が少なくとも一回
    は障壁に当接して進路を変えられて進出する形状に構成
    されたことを特徴とする写真処理廃液処理装置
  2. (2)写真処理廃液から蒸発した水分を凝縮して写真処
    理廃液から水分を除去する写真処理廃液処理装置におい
    て、 冷却手段の近傍に設けた気体係止用充填物が、気体通路
    に突出する気泡破裂用突起を有することを特徴とする写
    真処理廃液処理装置
JP9931190A 1990-04-17 1990-04-17 写真処理廃液処理装置 Pending JPH03296747A (ja)

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