JPH0756296Y2 - レールクランプ - Google Patents

レールクランプ

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JPH0756296Y2
JPH0756296Y2 JP10079390U JP10079390U JPH0756296Y2 JP H0756296 Y2 JPH0756296 Y2 JP H0756296Y2 JP 10079390 U JP10079390 U JP 10079390U JP 10079390 U JP10079390 U JP 10079390U JP H0756296 Y2 JPH0756296 Y2 JP H0756296Y2
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JP
Japan
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rail
clamp
inner frame
frame
traveling
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JP10079390U
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JPH0458586U (ja
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哲満 渡辺
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はレール上を走行する主装置に連結されて該主装
置をレールに固定するレールクランプ、特に走行クレー
ンの外力による浮き上りや逸走行を防止するためのレー
ルクランプに関する。
(従来技術) 走行クレーンにおいては荷役作業時に該クレーンをレー
ルの所定位置に固定して作業を行う場合があり、またク
レーンの休止時には暴風等による不慮の浮き上りや逸走
を防止するためにレールに固定しておく必要がある。こ
のような場合のレールクランプ装置として、従来から、
レール把持爪をもつクランプ機構部をクランプ台車に保
持し、該クランプ台車をクレーン本体部に連結してクレ
ーンと一体で走行可能としたものが知られている。例え
ば実願平1−111404号出願明細書に開示されたものは、
走行クレーンの本体部にクランプ台車のクランプフレー
ムを上下方向に向いた縦軸と左右方向の横軸から成るク
ロスピンを介して連結し、該クロスピンの上下、左右方
向の摺動および各軸の軸線まわりの回動により、前記ク
ランプ台車がレールの曲がり形状および上下段差(レー
ル継目、交差部)に追従して走行するように構成してい
る。なお走行クレーン側はクレーン本体部と車輪との間
にバランサが介在されており、これによってレールのわ
ん曲部および上下段差部を走行可能である。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のレールクランプは、クランプ台車のフレ
ーム前端を前記クロスピンを介してクレーン本体部に連
結しただけの構造であり、レールに対するクランプ台車
の追従はもっぱら前記クロスピンの連結部のみで行って
いるため、大きなレール形状変化に対しては良好な追従
がむずかしく、特にわん曲レールの曲率が小さい場合
(わん曲度大)にはクランプ台車全体をクレーン本体部
と平行に横変移させることができず、クランプ台車の略
中央(前後方向に沿った走行装置の中間位置)に設けら
れるクランプ機構部のクランプ爪がレールをクランプで
きなくなる場合があった。またクロスピンの軸支部の構
造に関し強度上の問題や左右方向のスムーズな摺動を確
保するのがむずかしく、軸支部にきしみや損傷を起し易
い等、実用上の点で問題があった。
本考案は直線レール、曲線レールいずれの場合もレール
に有効に追従して走行、クランプすることが可能で、ま
たレールの上下段差部の通過の際にも主装置との連結部
に無理な力をかけずに通過でき、しかも構造が簡単で実
用化に適したレールクランプを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によるレールクランプは、クランプ機構部を保持
しかつレール上を走行する車輪を備えた内フレームと、
該内フレームをその周囲に空隙を有して囲繞するように
レール上の主装置に連結される外フレームとを有し、前
記内フレームはレールの走行方向と直交する方向に前記
外フレームに対して摺動可能となるように該外フレーム
に支持されており、前記内フレームの走行レール方向両
端部に前記外フレームの内壁に接触可能なわん曲ガイド
部材が取り付けられている。
(実施例) 次に、本考案を図面を参照して実施例につき説明する。
第1図は本考案の実施例によるレールクランプの斜視図
である。本実施例によるレールクランプは外フレーム1
と、内フレーム2と、内フレーム2に装着されるクラン
プ機構部3とから構成される。まず外フレーム1は底部
が大きく角形に開口しており、その前部に主装置、この
実施例では走行クレーンの本体部10にピン連結される4
個のブラケット4を有している。内フレーム2は外フレ
ーム1内に前後(レール方向)およびこれに直角な左右
に或る隙間を有して収容される角形の外形を有し、中央
部には後述するクランプ機構部3の一対のクランプアー
ム5(第1図には片側のみ示す)が挿通される開口9を
有している。内フレーム2の前後部にはそれぞれ2本づ
つの前後方向に軸線をもつローラ軸6を介して合計4個
の横スライドローラ8が軸支され、また前後部外壁より
さらに前後方向外方へ突出するように前後面が凸曲面と
なったわん曲ガイド部材7が固着されている。内フレー
ム2は横スライドローラ8を介して外フレーム1上に載
せられており、この状態で前後部のわん曲ガイド部材7
の双方またはいずれか一方が外フレーム1の前後部内壁
に接当可能となっている。
この実施例では内フレーム2はクランプ機構部3のクラ
ンプ台車を兼ねている。即ち内フレーム2の略中央のク
ランプアーム挿通開口9の前後側にそれぞれ走行クレー
ンの走行用レール20を転動する両鍔の一対の車輪11が軸
支されている。この車輪11は通常の鉄車輪よりも鍔が高
くなっており、これによって例えばレール20の交差部で
レールが部分的に途切れた場合に内フレーム2が大きく
下落しないように鍔部外周が交差部のレール設置床面上
を転動できるようになっている。
クランプ機構部3は内フレーム2上面に立設された支柱
12と、支柱上部に軸支されたシーソーレバー13と、内フ
レーム2上面とシーソーレバー13の一端との間に枢着さ
れたシリンダ装置14と、内フレーム2上面とシーソーレ
バー13の他端との間に装着された圧縮コイルばね15と、
内フレーム2の開口9を貫通してのび下方に寄った中途
部が内フレーム2に軸支されかつ下端に走行レール20の
側部を挟み付けるクランプ爪16が設けられた一対のクラ
ンプアーム5と、シーソーレバー13に枢着されかつ各ク
ランプアーム上端に軸支されたローラ18の間に挿入され
るくさび部材19とを有して構成されている。
第5図は本考案に係るレールクランプの走行レール20へ
の適用例を示した部分的な概略図、第6図はクレーンが
わん曲レール上を走行する場合の第5図のVI−VI線に沿
った平面図である。クレーン本体部10は走行車輪17を備
えたバランサ21を介して一対の走行用レール20上を走行
するようになっており、その各レール側で前後部のバラ
ンサ21間の中央位置に本考案に係るレールクランプ22が
前記外フレーム前端の上下4個のブラケットおよび連結
ピン23(第2図)を介して、強固に連結されている。ク
レーン本体部10の走行により該クレーン本体部に牽引さ
れるようにしてレールクランプ22が内フレーム2の車輪
11を介して走行レール20上を走行する。クランプの際は
前述したクランプ機構部3の圧縮コイルばね15に抗して
シリンダ装置14が収縮し、シーソーレバー13の下降によ
りくさび部材19が一対のクランプアーム5上端のローラ
18間に押し込まれ、これによってクランプアーム5はそ
の軸支部を支点にして揺動し、下端のクランプ爪16がレ
ール側部を挟み付ける。風力等によりクレーン本体部10
に上方へ浮き上らせる力が働いても、クレーン本体部10
に固定された外フレーム1が内フレーム2の横スライド
ローラ8によって上方から押え付けられており、内フレ
ーム2自体はクランプ爪16によりレール20に固定されて
いるので、クレーン本体部10の浮き上りは防止される。
走行クレーン10が直線レール20a上にあるときは、第7
図(a)に示すように内フレーム2は外フレーム1の中
心軸線Cと一致している。この状態からクレーンが第6
図のようにわん曲レール20b上にきたときは、横スライ
ドローラ8を介して第7図(b)の如く外フレーム1上
を横方向(レールのわん曲凸側)へ移動し、したがって
クランプ機構部3の車輪11がわん曲レール20bから脱線
することなく該レールに追従して走行でき、またわん曲
レール20b上でクランプ動作を行うことが可能である。
なお第7図(b)の場合は第5図のようにレールクラン
プ22がクレーン本体部10の中央位置に連結された場合で
あり、内フレーム2は外フレーム1の軸芯Cと平行に側
方へずれるが、レールクランプをクレーン本体部10の後
端あるいはバランサ21の近傍位置に連結した場合は、外
フレーム1に対してレール20bが平行にならないから内
フレーム2は外フレーム1の中心まわりに旋回し、第7
図(c)の如く外フレーム1の軸芯Cに対し内フレーム
2が角度を有してレール20bに追従する。この場合、内
フレーム2の前後端に固着した凸状のわん曲ガイド部材
7が外フレーム1の前後部内壁を摺動しつつ内フレーム
2が旋回するので、内フレーム2のレール追従がスムー
ズになされる。なおこの状態においても横スライドロー
ラ8は外フレーム1上に載っており、したがってレール
20bのクランプが可能である。
次に走行レール20に途中で上下の段差がある場合、ある
いはレール交差部上での走行動作について説明する。
レール20がごく短い範囲で部分的に低くなっており、こ
の部分にレールクランプ22がきたときは、内フレーム2
は横スライドローラ8を介して外フレーム1に持ち上げ
られ、クランプ機構部の車輪11がレールから浮くように
なるが、該車輪11は深鍔となっているためにレール20か
ら外れることなく走行できる(なおこのときは同時にク
ランプも可能である)。逆にレール20が部分的に高くな
っているときは、内フレーム2は上方向には拘束されて
いないため、レール20上のクランプ機構部3の車輪11に
より内フレーム2はこの部分で持ち上げられ、走行には
支障がない。
レール交差部においては、第8図に示すように交差部周
囲でレール両側部にレール設置基床面がやや高くなった
サイドレール部31が埋設されており、この部分ではクラ
ンプ機構部3の車輪11の鍔部11aがサイドレール部31上
を転動し、しかも鍔部は外径を大きくとってあるので、
上方からの拘束がない内フレーム2は該車輪11の鍔部に
よって持ち上げられ、クランプ爪16がサイドレール部31
に当ることなく走行でき、クレーン本体部10とレールク
ランプ22の外フレーム1との連結部には何らの無理な力
がかからない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、クランプ機構部を
保持した内フレームを外フレームに対し上方向および水
平方向にフリーとなるように配置し、内フレームをレー
ルの変化に追従させるようにしたので、曲線レールやレ
ールの上下段差部、交差部にも追従して走行でき、また
曲線レール上でのクランプも可能である。クレーン本体
部との連結部できしみや無理な力が生じなく、全体の構
造も簡潔かつ強固な構造にできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるレールクランプの斜視
図、第2図は第1図に示す実施例の側面図、第3図は第
2図のIII−III線背面断面図、第4図は第2図のIV−IV
線断面図、第5図は本考案のレールクランプを有する走
行クレーンの部分的な側面図、第6図はクレーンがわん
曲レール上を走行するときのクレーンの片脚部の概略的
平面図、第7図(a)〜(c)は本考案に係るレールク
ランプの外フレームと内フレームとの位置関係を示した
概略的平面図、第8図は走行レールのレール交差部の平
面図、第9図は走行レールの交差部上におけるクランプ
機構部の車輪の走行状態を示す断面図である。 1……外フレーム、2……内フレーム、3……クランプ
機構部、5……クランプアーム、7……わん曲ガイド部
材、8……横スライドローラ、10……クレーン本体部、
11……クランプ機構部の車輪、14……シリンダ装置、15
……引張コイルばね、16……クランプ爪、20……走行レ
ール、22……レールクランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランプ機構部を保持しかつレール上を走
    行する車輪を備えた内フレームと、該フレームをその周
    囲に空隙を有して囲繞するようにレール上の主装置に連
    結される外フレームとを有し、前記内フレームはレール
    の走行方向と直交する方向に前記外フレームに対して摺
    動可能となるように該外フレームに支持されており、前
    記内フレームの走行レール方向両端部に前記外フレーム
    の内壁に接触可能なわん曲ガイド部材が取り付けられる
    ことを特徴とするレールクランプ。
JP10079390U 1990-09-26 1990-09-26 レールクランプ Expired - Lifetime JPH0756296Y2 (ja)

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JPH0458586U JPH0458586U (ja) 1992-05-20
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JP6825782B2 (ja) * 2017-08-03 2021-02-03 株式会社三井E&Sマシナリー ブレーキ装置
JP7260125B2 (ja) * 2020-03-18 2023-04-18 株式会社三井E&Sマシナリー レールクランプ装置
JP7398302B2 (ja) * 2020-03-19 2023-12-14 株式会社三井E&S レールクランプ装置

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