JPH061598A - 無人フォークリフトの荷物支持装置 - Google Patents

無人フォークリフトの荷物支持装置

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JPH061598A
JPH061598A JP4157143A JP15714392A JPH061598A JP H061598 A JPH061598 A JP H061598A JP 4157143 A JP4157143 A JP 4157143A JP 15714392 A JP15714392 A JP 15714392A JP H061598 A JPH061598 A JP H061598A
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bar
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bars
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JP4157143A
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Yoshihiro Kuno
善弘 久野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH061598A publication Critical patent/JPH061598A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無人フォークリフトが荷卸しを行う際に、無人
フォークリフトが目的の場所に精度良く載置させること
ができる。 【構成】荷物を載置するフォークを備えた無人フォーク
リフトにおいて、フォークに設けられた複数のフォーク
バーを、フォークバーの軸を含む面とフォークバーの軸
に垂直な面との交線方向に移動させるフォーク駆動手段
と、前記フォーク駆動手段に対して、設定された駆動量
を所定時に伝える機能を備えた第1の制御手段と、前記
フォークバー駆動手段に対して、設定された駆動量を所
定時に伝える機能を備えた第2の制御手段と、を備えた
ことを特徴とする無人フォークリフトの荷物支持装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物の位置決めを行う
フォークを備えた無人フォークリフトの荷物支持装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトにおいて、積荷を載置す
るフォークの根本付近に起伏自在なストッパを設けるこ
とにより、積荷に大小に対応して、フォークに積荷を位
置決めすることができるフォークリフトの積荷支承装置
が、実開昭64−50297号公報に記載されている。
まず、このフォークリフトの積荷支承装置の構成につい
て以下に説明する。図7に示すように、荷物を載置する
フォーク51は、荷物載置方向に立設されたマスト52
に、キャリッジ53を介して昇降可能に接続されてい
る。また、フォーク51上で荷物に当接させて荷物を位
置決めするストッパ54は、キャリッジ53の下部に取
り付けられたブラケット55に、支軸56を軸として9
0度回動できるように接続されている。また、ストッパ
54には、積荷に対して当接する面を構成するプレート
57が備えられている。
【0003】そして、ストッパ54を回動させるための
駆動源である油圧シリンダ58は、シリンダ本体側が、
ブラケット59を介してキャリッジ53に接続され、ロ
ッド側は車幅方向に軸芯が一致している支軸61を介し
て、レバー60に接続されている。また、油圧シリンダ
58の駆動力をストッパ54に伝えるスイングアーム6
2は、一端は支軸63を介してレバー60に接続され、
他端は、車幅方向に軸芯を一致させてストッパ54に組
み込まれたローラ64を介して、ストッパ54に接続さ
れている。
【0004】次に、フォークリフト積荷支承装置の作用
について、以下に説明する。例えば、図8に示すよう
な、フォーク51のバーよりも一辺の長さが長い荷物W
1を、フォーク51に位置決めして載置する際には、図
8に示すようなストッパ54の位置から、矢印方向にス
トッパ54を揺動させる必要がある。このため、図7に
示すように、まず油圧シリンダ58のロッドを伸長させ
てレバー60を支軸63を中心として鉛直下方向に揺動
させる。すると、レバー60の揺動が、レバー60に支
軸63を介して接続されたスイングアーム62に伝わ
る。
【0005】そのレバー60の揺動によって、スイング
アーム62は、支軸63を中心として、アーム先端が鉛
直上方向に揺動するので、ストッパ54に取り付けられ
たローラ64を介して、ストッパ54は鉛直上方向に揺
動力が与えられる。すると、ストッパ54は支軸56を
中心として回動し、図7のBの状態で、鉛直上方向に起
立した状態となる。ストッパ54を上記状態にしておい
て、フォーク51上に積荷W1を載置すれば、図8に示
すように、フォーク51の先端部より積荷W1が突出し
た状態となって位置決めされる。
【0006】また、一方、図9に示すように、フォーク
51のバーよりも一辺の長さが短い荷物W2を、フォー
ク51に位置決めして載置する際には、ストッパ54の
位置から、矢印方向にストッパ54を揺動させる必要が
ある。このため、まず油圧シリンダ58のロッドを収縮
させてレバー60を支軸63を中心として鉛直上方向に
揺動させる。すると、レバー60の揺動が、レバー60
に支軸63を介して接続されたスイングアーム62に伝
わる。そのレバー60の揺動によって、スイングアーム
62は、支軸63を中心として、アーム先端は鉛直下方
向に揺動するので、ストッパ54に取り付けられたロー
ラ64を介して、ストッパ54は鉛直下方向に揺動力が
与えられる。すると、ストッパ54は支軸55を中心と
して回動し、図7のAの状態で、ストッパ54は水平状
態となる。ストッパ54を上記状態にしておいて、フォ
ーク51上に積荷W2を載置すれば、図9に示すよう
に、フォーク51の先端部より積荷W2が突出した状態
となって位置決めされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】有人のフォークリフト
走行中において、従来技術のような位置決めフォークに
よって荷物を載置した場合に、フォーク付近に障害物が
現れる場合がある。この時、作業者はフォークリフトに
障害物回避動作を行わせるので、フォーク上の荷物が障
害物に衝突することは少ない。一方、無人フォークリフ
トにおいても、フォーク付近に障害物が現れた場合に
は、超音波センサ等の障害物検知手段によって障害物を
検知し、無人フォークリフトは障害物回避動作を行う。
しかし、障害物検知手段の検知モレによって障害物を検
知できない場合があり、その際には、フォーク上の荷物
が障害物と衝突してしまう。すると、従来技術のように
単にフォーク上に荷物が載置されていただけでは、荷物
が動いていしまいフォークに対して荷物の位置ずれが生
じてしまう。上記のようなフォークに対して荷物の位置
ずれが発生すると、無人フォークリフトが荷卸しをする
際に、無人フォークリフトが荷物を目的の場所に精度良
く載置させることができない。本発明は、フォーク上の
荷物に対して、フォークバーの軸とフォークバーの軸に
垂直な面との交線方向へ、フォークバーによって相対向
する2つの押圧力を与えることにより、フォークに対し
て荷物を位置決めするとともにフォークが荷物をクラン
プすることができる無人フォークリフトを得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にの技術的手段は、荷物を載置するフォークを備えた無
人フォークリフトにおいて、フォークに設けられた複数
のフォークバーを、フォークバーの軸を含む面とフォー
クバーの軸に垂直な面との交線方向に移動させるフォー
クバー駆動手段と、フォークをフォークバーの軸方向に
移動させるフォーク駆動手段と、前記フォーク駆動手段
に対して、設定された駆動量を所定時に伝える機能を備
えた第1の制御手段と、前記フォークバー駆動手段に対
して、設定された駆動量を所定時に伝える機能を備えた
第2の制御手段と、を備えた構成とした無人フォークリ
フトの荷物支持装置である。
【0009】
【作用】まず、搬送が行なわれる荷物を、あらかじめ所
定の場所に位置決めして配置しておく。そして、荷物を
載置するフォークが、荷物の被クランプ部として設けら
れた荷物の凹部と対向するように、無人フォークリフト
を移動させた後、無人フォークリフトを停止させる。そ
の後、荷物を載置するフォークを、フォーク駆動手段に
よって、フォーク先端方向に移動させる。すると、フォ
ークが、荷物の被クランプ部である荷物の凹部に差し込
まれる。このようにフォークが荷物の凹部に差し込まれ
た状態で、フォークバー駆動手段によって、フォークに
備えられた複数のフォークバーについて、フォーク幅方
向における両端側のフォークバー同士を、互いに離れる
方向に移動させる。この時、移動したそれぞれのフォー
クバーは、フォークが差し込まれた荷物の凹部におい
て、フォーク移動方向にある面に当接する。つまり、そ
れぞれのフォークの移動方向に、フォークバーは荷物の
凹部を押圧することとなる。結果として、荷物凹部内に
差し込まれたフォークの幅方向両端部のフォークバーの
内、一方のフォークバーが、荷物の内部である凹部から
外部方向に向かって、荷物に押圧力を与え、他方のフォ
ークバーが、荷物の内部である凹部から外部方向に向か
って且つ他方のフォークバーと反対方向に、荷物に対し
て押圧力を与えることとなる。このように、フォークの
幅方向の両端部のフォークバー同士が、互いに離れる方
向に移動する動作によって、荷物に相対向する二つの力
が与えられるので、フォークに対して荷物は固定される
こととなる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図1ないし図6に基
づいて以下に説明する。まず、実施例の構成について説
明する。図1ないし図2において、1は無人フォークリ
フトを示しており、無人フォークリフト1は、走行路面
30に埋設された誘導手段としての誘導ケーブル(図示
略)に沿って走行する走行手段31を有している。走行
手段31は、前輪32、後輪33、走行モータ34、ス
テアリングモータ35等から構成されている。
【0011】車両本体部2は、走行路面30に沿って延
びる走行部フレーム36を有しており、走行部フレーム
36には、2個の前輪32と1個の後輪33が取付られ
ている。前輪32は従動輪であり、走行部フレーム36
の前端に位置している。後輪33は、操舵兼駆動輪であ
り、走行部フレーム36の後方に配置されている。後輪
33は、上方に位置する走行モータ34によって回転駆
動され、かつステアリングモータ35によって操舵され
るようになっている。
【0012】走行部フレーム36の上方には、保護ケー
ス37が設けられており、保護ケース37内には、統括
制御装置38等が収納されている。走行部フレーム36
の下面側には、ピックアップコイル39と近接センサ4
0が配置されている。ピックアップコイル39は、走行
路面30に埋設された誘導磁界を検出し、この検出信号
に基づいてステアリングモータ35を制御するものであ
る。近接センサ40は、走行路面30に配置されたマー
クプレート42を検出し、その検出信号に基づき、無人
フォークリフト1の走行制御を行うものである。保護ケ
ース37内にはバッテリ43が収納されており、このバ
ッテリ43によって走行モータ34や他の電気機器が駆
動される。
【0013】無人フォークリフトの前部においては、無
人フォークリフト1の前後方向に伸びてレール5・5が
設けられている。また、図2および図3に示すように、
この無人フォークリフト1の上面には、ローラ5aを介
して荷物23を載置するフォーク3を備えた2本のマス
ト4・4が、鉛直方向に向かって立設されている。ま
た、このマスト4・4は、マスト下部に設けられたロー
ラ5aによって、レール5・5に対して、スライド移動
可能に接続されている。
【0014】一方、図3に示すように、この2本のマス
ト4・4間には、ブラケット6が設けられている。この
ブラケット6には、シリンダ7に備えられたロッド8の
先端が取り付けられている。また、車両本体部2には、
シリンダ7のシリンダ本体が接続されている。このた
め、シリンダ7におけるロッド8の伸縮動作により、レ
ール5・5に沿って、マスト4は移動させることができ
る。図2・図3に示すように、2本のフォークバー9・
10上で荷物を載置するフォーク3は、マスト4に沿っ
て鉛直上下方向に動作するフォークリフト機構11に接
続されている。
【0015】このフォークリフト機構11の内部におい
て、図4に示すように、フォークリフト機構11内にお
ける車両本体部2の車幅右側に、シリンダ12の基端部
が接続されている。また、このシリンダ12は、車両本
体部2の車幅方向に伸縮させることが可能なロッド12
aを備えており、このロッド12aの一端は、スライド
バー14に接続されている。
【0016】さらに、フォークリフト機構11には、2
本のフォークバー9・10が備えられている。このう
ち、フォークバー9は、車両本体部2の車幅方向に伸び
ていて且つラック部を備えたスライドバー14と、車両
本体部2の前後方向に伸びる荷物載置バー16と、前記
スライドバー14と荷物載置バー16の端部を接続し且
つ鉛直上下方向に伸びる部材である接続バー18と、が
一体化して構成されている。同様に、フォークバー10
は、車両本体部2の車幅方向に伸びていて且つラック部
を備えたスライドバー15と、車両本体部2の前後方向
に伸びる荷物載置バー17と、前記スライドバー15と
荷物載置バー17の端部を接続し且つ鉛直上下方向に伸
びる部材である接続バー19と、が一体化して構成され
ている。また、フォークリフト機構11内の中央部に
は、車両本体部2における前後方向に軸心を一致させた
ピニオン13が、回転自在に設けられている。
【0017】このようなフォークバー9・10・ピニオ
ン13の配置について、2本のフォークバーのうち、フ
ォークバー9は、シリンダ12のロッド12aの先端
に、スライドバー14端部を接続し、且つスライドバー
14のラック部を、フォークリフト機構11中央部に設
けられたピニオン13と歯合させている。一方、フォー
クバー10は、スライドバー15のラック部を、前記ス
ライドバー14のラック部と対向させつつピニオン13
に歯合させている。また、このスライドバー15の鉛直
下部には、スライドバー15のスライド方向を規制する
ガイド部材20が設けられている。このように、フォー
クリフト機構11は構成されているので、車両本体部2
の車幅方向にシリンダ12のロッド12aを伸縮動作さ
せることにより、フォークバー9・10の前記車幅方向
の間隔を変えることが可能となっている。
【0018】また、図6に示すように、統括制御装置3
8内の運行制御部24には、フォーク3の動作を制御す
る第1の制御手段25と、フォークバー9・10の動作
を制御する第2の制御手段26とが備えられている。こ
のうち、第1の制御手段25には、フォーク3を車両本
体部1の前後方向に動作させるためのシリンダ7に対し
て、フォーク3が載置する荷物23の大きさに応じた動
作量信号27を、出力する機能が備えられている。ま
た、第2の制御手段26には、フォークバー9・10の
間隔を変えるためのシリンダ12に対して、フォーク3
が載置する荷物23の大きさに応じた動作量信号28
を、出力する機能が備えられている。
【0019】次に、実施例における無人フォークリフト
1の作用について説明する。まず、図5に示すような、
フォークバー9および10が貫通可能な2つの穴21・
22を備えた荷物23を、無人フォークリフト1によっ
て搬送する際には、まず、あらかじめ所定の場所に、荷
物23を配置しておく。
【0020】その後に、荷物23の近傍へ、無人フォー
クリフト1を移動させる。
【0021】一方、フォークリフト機構11について
は、あらかじめ設定された量だけマスト4に沿って動作
させて、フォーク2を荷物23の穴21、22と同じ高
さとする。次に、フォークバー9・10の前記車幅方向
の間隔が、荷物23の穴21・22の間隔と同じ距離と
なるように、シリンダ12の動作量信号28を、第2の
制御手段26からシリンダ12に送信する。すると、フ
ォークリフト機構11内部におけるシリンダ12のロッ
ド12aが、車両本体部1の車幅方向に動作し、フォー
クバー9・10の前記車幅方向の間隔は、荷物23の穴
21・22の間隔と略同一となる。
【0022】このように、無人フォークリフト1に対し
てフォーク3をセットしておいてから、荷物23の穴2
1・22と無人フォークリフト1のフォーク3とが対向
するように、無人フォークリフト1を移動させる。そし
て、無人フォークリフト1を、荷物23の穴21・22
方向に移動させる。すると、図3に示すように、無人フ
ォークリフト1のフォーク3に備えられた荷物載置バー
16・17と荷物23の穴21・22が嵌合し、差し込
まれた状態となる。
【0023】次に、荷物23の穴21・22に、フォー
ク3の荷物載置バー16・17が差し込まれた状態にお
いて、フォークバー9・10の間隔が所定量となるよう
に、シリンダ12の動作量を伝える信号28を、第2の
制御手段26からシリンダ12に送信する。
【0024】すると、フォークリフト機構11内部に設
けられたシリンダ12のロッド12aは、あらかじめ荷
物の大きさによって定められた量だけ、車両本体部1の
車幅左方向に伸長する。すると、フォークバー9に備え
られたスライドバー14のラック部がピニオン13を回
転させながら、車両本体部2の車幅左方向に、スライド
バー14はスライドする。このため、フォークバー9の
荷物載置バー16が、車両本体部1の車幅左側に、且つ
床面に対して平行方向にスライドすることとなる。
【0025】一方、フォークバー10に備えられたスラ
イドバー15について、スライドバー15は、スライド
バー14と対向するように配置され且つピニオン13に
ラック部が歯合している。よって、スライドバー14に
おけるラック部のスライドにより、ピニオン13を回転
させられると、スライドバー14のスライド方向と反対
方向である車両右側に、スライドバー15のラック部は
スライドすることとなる。このため、スライドバー14
のスライド方向と反対方向である車両右側に、フォーク
バー10の荷物載置バー17はスライドすることとな
る。
【0026】このように、荷物23の穴21・22に、
無人フォークリフト1のフォーク2の荷物載置バー16
・17が差し込まれた図3に示すような状態から、上記
のフォークバー9・10の動作によって、フォークバー
9・10に備えられた荷物載置バー16・17同士は、
互いに離れる方向にスライドしている。
【0027】このため、荷物載置バー16が差し込まれ
ている穴22においては、車両本体部1の車幅左方向の
面に、荷物載置バー16が当接しつつ押圧力を与えるこ
ととなる。また、同様に、荷物載置バー17が差し込ま
れている穴21においては、車両本体部1の車幅右方向
の面に、荷物載置バー17が当接しつつ押圧力を与える
こととなる。
【0028】したがって、荷物23に、2つの相対向す
る押圧力を、2本の荷物載置バー16・17が与えるこ
とになる。つまり、荷物載置バー16・17を備えるフ
ォークバー9・10に荷物23が位置決めされることと
なる。
【0029】次に、荷物23を目的地に移動させる動作
を、無人フォークリフト1に行わせる。
【0030】そのために、まず、上述のようにフォーク
バー9・10に対して荷物23を位置決めした後、フォ
ークバー9・10に接続されたフォークリフト機構11
を、マスト4に沿って鉛直上方に動かす。すると、荷物
23の穴21・22において、車両本体部2における上
方向の面と、荷物載置バー16・17とが当接し、荷物
載置バー16・17に荷物23が載置される。
【0031】その後、あらかじめ定められた量だけマス
ト4を後退させるために、シリンダ7の動作量信号27
を、第1の制御手段25からシリンダ7に送信させる。
すると、車両本体部2に取り付けられたシリンダ7のロ
ッド8が、あらかじめ定められた量だけ収縮するため、
車両本体部2の後方向にマスト4が移動する。移動後
は、図1に示すように、無人フォークリフト1に対して
荷物が保持されるようになる。
【0032】このように、荷物23を無人フォークリフ
ト1に保持した状態で、荷物23を運ぶ目的地近傍に、
無人フォークリフト1を移動させる。
【0033】移動後には、目的地に荷物23を載置する
動作を、無人フォークリフト1に行わせる。そのため
に、まず、あらかじめ定められた量だけマスト4を前進
させるために、シリンダ7の動作量信号27を、第1の
制御手段25からシリンダ7に送信させる。すると、車
両本体部2に取り付けられたシリンダ7のロッド8が、
あらかじめ定められた量だけ伸長するため、車両本体部
2の前方向にマスト4が移動する。そして、フォーク3
に接続されたフォークリフト機構11を、マスト4に沿
って鉛直下方に動かす。この時、荷物23の下部は、荷
物23を運ぶ目的地の面と当接することとなる。する
と、荷物23の穴21・22において、車両本体部2に
おける上方向の面と荷物載置バー16・17との接触が
なくなる。
【0034】これらの動作によって、フォーク3に位置
決めされつつも、荷物23は目的地に載置される。次
に、フォーク3に位置決めされた荷物23に対する位置
決めをはずすために、以下の動作を無人フォークリフト
1に行わせる。
【0035】あらかじめ、定められた間隔にフォークバ
ー9・10を配置するために、シリンダ12の動作量信
号28を、第2の制御手段26からシリンダ12に送信
する。すると、フォークリフト機構11内部に設けられ
たシリンダ12ロッド12aを、あらかじめ荷物の大き
さによって定められた量だけ、車両本体部1の車幅右方
向に収縮される。
【0036】この時、フォークバー9に備えられたスラ
イドバー14のラック部が、ピニオン13を回転させな
がら、車両本体部1の車幅右方向に、スライドバー14
はスライドする。このため、フォークバー9の荷物載置
バー16が、車両本体部1の車幅右側に、且つ床面に対
して平行にスライドすることとなる。
【0037】一方、フォークバー10に備えられたスラ
イドバー15について、スライドバー15は、スライド
バー14と対向するように配置され且つピニオン13に
ラック部が歯合して配置されている。このため、スライ
ドバー14のスライドにより、スライドバー14のラッ
ク部がピニオン13を回転させると、スライドバー15
のラック部は、スライドバー14のスライド方向と反対
方向である車両左側にスライドすることとなる。このた
め、フォークバー10の荷物載置バー17が、スライド
バー14のスライド方向と反対方向である車両左側にス
ライドすることとなる。
【0038】つまり、荷物23の穴21・22に、無人
フォークリフト1の荷物載置バー17が差し込まれた状
態において、フォークバー9・10の荷物載置バー16
・17同士は、互いに近づく方向にスライドする。この
ため、フォークバー9が差し込まれている穴22におい
て、車両本体部2の車幅左方向の面と、荷物載置バー1
6との接触がなくなることとなる。同様に、フォークバ
ー10が差し込まれている穴21において、車両本体部
2の車幅右方向の面と、荷物載置バー17との接触が外
れることとなる。したがって、2本の荷物載置バー16
・17が荷物23に与えていた2つの押圧力が除去さ
れ、フォークバー9・10の荷物23に対する位置決め
が解除されることとなる。このようにして、荷物23は
目的位置に載置されることとなる。
【0039】荷物23を目的地に載置した後、次の荷物
を搬送するために、無人フォークリフト1は以下の動作
を行う。次に、あらかじめ定められた量だけマスト4を
後退させるために、シリンダ7の動作量信号27を、第
1の制御手段25からシリンダ7に送信する。よって、
車両本体部1に取り付けられたシリンダ7のロッド8
は、あらかじめ定められた量だけ収縮する。すると、フ
ォークバー9・10が接続されたマスト4を車両本体部
2の後方向に移動することにより、荷物23の穴21・
22からフォークバー9・10が引き抜かれる。そし
て、無人フォークリフト1は搬送すべき荷物に向かって
走行する。これまで述べてきたように、本実施例におい
ては、無人フォークリフト1に備えられたフォーク2の
2本のフォークバー9・10が、車両本体部2の車幅方
向にそれぞれ移動可能に構成されている。このため、フ
ォークバー9・10を、荷物23の穴21・22に差し
込んだ後に、フォークバー9・10同士を互いに離れる
方向に移動させれば、2本のフォークバー9・10が荷
物23に与える2つの押圧力によって、フォークバー9
・10に荷物23が位置決めされることとなる。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、フォーク上の荷物に
対して、フォークバーの軸とフォークバーの軸に垂直な
面との交線方向へ、フォークバーによって相対向する2
つの押圧力を与えることにより、フォークに対して荷物
を位置決めするとともにフォークが荷物をクランプする
ことができる。このため、フォーク上の荷物が障害物と
衝突しても荷物が動くことがなく、フォークに対して荷
物の位置ずれが生じることはない。このため、無人フォ
ークリフトが荷卸しする際に、無人フォークリフトが荷
物を目的の場所に精度良く載置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の無人フォークリフト1
aを示す上面図である。
【図2】本発明における実施例の無人フォークリフト1
aを示す側面図である。
【図3】本発明における実施例の無人フォークリフト1
aを示す上面図である。
【図4】本発明における実施例のフォークリフト機構1
1を示す正面図である。
【図5】本発明における実施例で使用した荷物23を示
す斜視図である。
【図6】本発明における実施例の運行制御部24、制御
手段25・26を示すブロック図である。
【図7】従来技術におけるフォークリフトの積荷支承装
置を示す側面図である。
【図8】従来技術における荷物W1を保持したフォーク
リフトを示す側面図である。
【図9】従来技術における荷物W2を保持したフォーク
リフトを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 無人フォークリフト 2 ・・・ 車両本体部 3 ・・・ フォーク 4 ・・・ マスト 5 ・・・ レール 5a・・・ ローラ 6 ・・・ ブラケット 7 ・・・ シリンダ 8 ・・・ ロッド 9 ・・・ フォークバー 10 ・・・ フォークバー 11 ・・・ フォークリフト機構 12 ・・・ シリンダ 12 ・・・ ロッド 13 ・・・ ピニオン 14 ・・・ スライドバー 15 ・・・ スライドバー 16 ・・・ 荷物載置バー 17 ・・・ 荷物載置バー 18 ・・・ 接続バー 19 ・・・ 接続バー 20 ・・・ ガイド部材 21 ・・・ 穴 22 ・・・ 穴 23 ・・・ 荷物 24 ・・・ 運行制御部 25 ・・・ 第1の制御手段 26 ・・・ 第2の制御手段 27 ・・・ 信号 28 ・・・ 信号 30 ・・・ 走行路面 31 ・・・ 走行手段 32 ・・・ 前輪 33 ・・・ 後輪 34 ・・・ 走行モータ 35 ・・・ ステアリングモータ 36 ・・・ 走行部フレーム 37 ・・・ 保護ケース 38 ・・・ 統括制御装置 39 ・・・ ピックアップコイル 40 ・・・ 近接センサ 41 ・・・ 第1のマークプレート 42 ・・・ 第2のマークプレート 43 ・・・ バッテリ 51 ・・・ フォーク 52 ・・・ マスト 53 ・・・ キャリッジ 54 ・・・ ストッパ 55 ・・・ ブラケット 56 ・・・ 支軸 57 ・・・ プレート 58 ・・・ 油圧シリンダ 59 ・・・ ブラケット 60 ・・・ レバー 61 ・・・ 支軸 62 ・・・ スイングアーム 63 ・・・ 支軸 64 ・・・ ローラ W1 ・・・ 荷物 W2 ・・・ 荷物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物を載置するフォークを備えた無人フォ
    ークリフトにおいて、フォークに設けられた複数のフォ
    ークバーを、フォークバーの軸を含む面とフォークバー
    の軸に垂直な面との交線方向に移動させるフォークバー
    駆動手段と、フォークをフォークバーの軸方向に移動さ
    せるフォーク駆動手段と、前記フォーク駆動手段に対し
    て、設定された駆動量を所定時に伝える機能を備えた第
    1の制御手段と、前記フォークバー駆動手段に対して、
    設定された駆動量を所定時に伝える機能を備えた第2の
    制御手段と、を備えたことを特徴とする無人フォークリ
    フトの荷物支持装置。
JP4157143A 1992-06-17 1992-06-17 無人フォークリフトの荷物支持装置 Pending JPH061598A (ja)

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