JPH075580Y2 - オ−デイオシステム - Google Patents
オ−デイオシステムInfo
- Publication number
- JPH075580Y2 JPH075580Y2 JP1986115946U JP11594686U JPH075580Y2 JP H075580 Y2 JPH075580 Y2 JP H075580Y2 JP 1986115946 U JP1986115946 U JP 1986115946U JP 11594686 U JP11594686 U JP 11594686U JP H075580 Y2 JPH075580 Y2 JP H075580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- signal level
- level
- command
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトディスクプレーヤ等のPCM音声再
生装置と、PCM音声再生装置のアナログ再生信号を磁気
テープに記録するテープレコーダとを備えたオーディオ
システムに関する。
生装置と、PCM音声再生装置のアナログ再生信号を磁気
テープに記録するテープレコーダとを備えたオーディオ
システムに関する。
[従来の技術] コンパクトディスクに記録された音楽信号を再生して通
常の録音感度で磁気テープに記録した場合、次のような
理由により、コンパクトディスクプレーヤの再生信号レ
ベルが高すぎて磁気テープに録音された音楽信号が歪ん
だり、逆に再生信号レベルが低すぎてSN比が小さくなっ
たりするという問題があった。
常の録音感度で磁気テープに記録した場合、次のような
理由により、コンパクトディスクプレーヤの再生信号レ
ベルが高すぎて磁気テープに録音された音楽信号が歪ん
だり、逆に再生信号レベルが低すぎてSN比が小さくなっ
たりするという問題があった。
コンパクトディスクのダイナミックレンジは磁気テー
プのそれよりも40dB程度広い。
プのそれよりも40dB程度広い。
コンパクトディスクはレーベル毎に録音レベル差が大
きく、最大ピークレベルが18dBも違うものがあり、ま
た、たとえ同一レーベルであっても、曲目によっては、
最大ピークレベルが−13dBしかないものもある。
きく、最大ピークレベルが18dBも違うものがあり、ま
た、たとえ同一レーベルであっても、曲目によっては、
最大ピークレベルが−13dBしかないものもある。
これを解決するために、従来では、ALC回路を用いたテ
ープレコーダで録音を行ったり、録音前にテープデッキ
の録音レベルを最適レベルに調整していた。
ープレコーダで録音を行ったり、録音前にテープデッキ
の録音レベルを最適レベルに調整していた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、ALC回路を用いた場合には、第11図実線で示す
ような信号をこのALC回路に入力すると、出力信号レベ
ルは、点線で示す如く、入力信号レベルが動作レベルを
越えると減衰され、一定レベル以上の音声が圧縮されて
ダイナミックレンジが小さくなり、原音を忠実に録音す
ることができない。
ような信号をこのALC回路に入力すると、出力信号レベ
ルは、点線で示す如く、入力信号レベルが動作レベルを
越えると減衰され、一定レベル以上の音声が圧縮されて
ダイナミックレンジが小さくなり、原音を忠実に録音す
ることができない。
そのうえ、アタックタイムが長い場合には歪みが発生
し、また、リカバリータイムが短い場合にはブリージン
グ現象が起こる。
し、また、リカバリータイムが短い場合にはブリージン
グ現象が起こる。
一方、このような問題点が生ずるのを避けるため、録音
レベルを調整する方法によれば、録音前にコンパクトデ
ィスクプレーヤをプレイにすると同時に、テープレコー
ダを録音ポーズにして録音ボリュームを調整し、調整後
にコンパクトディスクプレーヤ及びテープレコーダを停
止させる必要がある。
レベルを調整する方法によれば、録音前にコンパクトデ
ィスクプレーヤをプレイにすると同時に、テープレコー
ダを録音ポーズにして録音ボリュームを調整し、調整後
にコンパクトディスクプレーヤ及びテープレコーダを停
止させる必要がある。
しかも、上記の理由により、録音しようとする総ての
曲について上記調整を行う必要がある。
曲について上記調整を行う必要がある。
このため、操作が極めて煩雑になるとともに、調整時間
が極めて長くなる。
が極めて長くなる。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、煩雑な操作をする
ことなくPCM音声再生装置の再生信号レベルを調整して
音声アナログ信号を磁気テープへ記録することができ、
しかも、ダイナミックレンジを狭くすることなく原音を
より忠実に記録でき、さらに、歪みを少なくするととも
にSN比を向上させることが可能なオーディオシステムを
提供することにある。
ことなくPCM音声再生装置の再生信号レベルを調整して
音声アナログ信号を磁気テープへ記録することができ、
しかも、ダイナミックレンジを狭くすることなく原音を
より忠実に記録でき、さらに、歪みを少なくするととも
にSN比を向上させることが可能なオーディオシステムを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るオーディオシステムでは、 PCM音声再生装置と、サンプリング指令S2に応答して、
再生信号レベルを基準値と比較し、再生信号レベルが基
準値を越えた時に減衰量切換指令S1を出力し、且つサン
プリング指令S2が解除されると前記減衰量を固定する減
衰量制御手段Bと、前記減衰量切換指令S1に応答して、
PCM音声再生装置の再生信号レベルを所定量減衰させる
再生信号レベル減衰手段Aと、を備え、再生信号レベル
の最大値が略所定値となるよう調整する再生信号レベル
自動調整手段と、録音感度固定指令に応答して、録音感
度を所定値に固定する録音感度固定手段を備えたテープ
レコーダと、前記テープレコーダからの自動調整録音指
令に応答して、前記信号レベル自動調整手段に対してサ
ンプリング指令S2を出力し、且つ前記テープレコーダに
対して録音感度固定指令を出力して、前記再生信号レベ
ルの調整終了後に録音を開始させるよう制御するシステ
ム制御手段とを有することを特徴としている。
再生信号レベルを基準値と比較し、再生信号レベルが基
準値を越えた時に減衰量切換指令S1を出力し、且つサン
プリング指令S2が解除されると前記減衰量を固定する減
衰量制御手段Bと、前記減衰量切換指令S1に応答して、
PCM音声再生装置の再生信号レベルを所定量減衰させる
再生信号レベル減衰手段Aと、を備え、再生信号レベル
の最大値が略所定値となるよう調整する再生信号レベル
自動調整手段と、録音感度固定指令に応答して、録音感
度を所定値に固定する録音感度固定手段を備えたテープ
レコーダと、前記テープレコーダからの自動調整録音指
令に応答して、前記信号レベル自動調整手段に対してサ
ンプリング指令S2を出力し、且つ前記テープレコーダに
対して録音感度固定指令を出力して、前記再生信号レベ
ルの調整終了後に録音を開始させるよう制御するシステ
ム制御手段とを有することを特徴としている。
[作用] 録音スイッチをオンにすると、自動調整録音指令が発せ
られ、システム制御手段は、信号レベル自動調整手段に
対しサンプリング指令S2を発しテープレコーダに対し録
音感度固定指令を発する。
られ、システム制御手段は、信号レベル自動調整手段に
対しサンプリング指令S2を発しテープレコーダに対し録
音感度固定指令を発する。
信号レベル自動調整手段では、再生信号レベル減衰手段
の減衰量が最小値に初期設定されており、サンプリング
指令を受けると次のような動作をする。
の減衰量が最小値に初期設定されており、サンプリング
指令を受けると次のような動作をする。
即ち、再生信号レベルが基準値を越えると、前記減衰量
が一段大きくなり、再生信号レベルが押さえられる。こ
の状態で更に再生信号レベルが基準値を越えれば、減衰
量がさらに一段大きくなり、再生信号レベルが押さえら
れる。
が一段大きくなり、再生信号レベルが押さえられる。こ
の状態で更に再生信号レベルが基準値を越えれば、減衰
量がさらに一段大きくなり、再生信号レベルが押さえら
れる。
サンプリング指令が解除されると、このときの減衰量が
固定される。
固定される。
したがって、再生信号レベルの最大値が略所定レベルと
なり、PCM音声記録媒体においてレーベル毎あるいは曲
目毎に録音レベル差があっても、再生信号レベルが自動
的かつ適切に調整される。
なり、PCM音声記録媒体においてレーベル毎あるいは曲
目毎に録音レベル差があっても、再生信号レベルが自動
的かつ適切に調整される。
一方、テープレコーダの録音感度は固定される。
このようにして、録音基準が完了し、次に録音が開始さ
れる。
れる。
[考案の背景] 本考案は、以下のような事実の解析結果に基づいて案出
された。
された。
本考案者は、クラシック以外の音楽信号が記録された12
0枚のコンパクトディスクについて、レーベル内の最大
ピークレベルを検出し、第8図に示すような分布図を得
た。第8図において、横軸は、最大ピークレベルの最小
値を基準として最大ピークレベルをデシベルで表し、ラ
ンク分けしている。
0枚のコンパクトディスクについて、レーベル内の最大
ピークレベルを検出し、第8図に示すような分布図を得
た。第8図において、横軸は、最大ピークレベルの最小
値を基準として最大ピークレベルをデシベルで表し、ラ
ンク分けしている。
これによれば、レーベル毎に録音レベル差が大きく、テ
ープデッキの録音ボリュームをセンターに設定しても、
[従来の技術]のところで述べた問題点が生ずる。ま
た、この図から、12dB幅にわたって録音レベルを調整す
れば足りることが解る。
ープデッキの録音ボリュームをセンターに設定しても、
[従来の技術]のところで述べた問題点が生ずる。ま
た、この図から、12dB幅にわたって録音レベルを調整す
れば足りることが解る。
次に、如何にすれば短時間で再生信号レベルを最適な値
に調整することができるかが問題となる。
に調整することができるかが問題となる。
そこで、曲のどの部分に最大ピークレベルが存在する確
率が高いかを上記120枚のコンパクトディスクについて
調べてみた。
率が高いかを上記120枚のコンパクトディスクについて
調べてみた。
その結果、曲の終わりのフェードアウトの前に最大ピー
クレベルが存在する確率が極めて高く、第9図に示す如
く、曲の終わりから再生時間T1前の位置をサンプリング
開始位置とし、そこから時間T2だけサンプリングすれば
最大ピークレベルが見付かる確率が高くなることが判明
した。また、たとえ最大ピークレベルがこのサンプリン
グ区間で見付からなくても、この区間における最大ピー
クレベルはその曲全体の最大ピークレベルにほぼ等しく
なることも判明した。
クレベルが存在する確率が極めて高く、第9図に示す如
く、曲の終わりから再生時間T1前の位置をサンプリング
開始位置とし、そこから時間T2だけサンプリングすれば
最大ピークレベルが見付かる確率が高くなることが判明
した。また、たとえ最大ピークレベルがこのサンプリン
グ区間で見付からなくても、この区間における最大ピー
クレベルはその曲全体の最大ピークレベルにほぼ等しく
なることも判明した。
そして、T1とT2を変化させて統計的解析を行った結果、
短時間で、しかも高い確率で最大ピークレベルを推定す
るには、T1を約60秒とし、T2を約15秒とすればよいとい
う結論を得た。
短時間で、しかも高い確率で最大ピークレベルを推定す
るには、T1を約60秒とし、T2を約15秒とすればよいとい
う結論を得た。
次に、複数曲を磁気記録する場合、短時間で、しかも高
い確率で全曲の最大ピークレベルを推定するには、何曲
サンプリングすればよいかが問題となる。
い確率で全曲の最大ピークレベルを推定するには、何曲
サンプリングすればよいかが問題となる。
本考案者は、これを解明するために、上記120枚のコン
パクトディスクについて、レーベル内の最初の曲からN
曲サンプリングを行い、その最大ピークレベルPLNから
該レーベル内の全曲の最大ピークレベルPLTを推定した
ときの統計的確率P[%]を求めた。この統計的確率P
は次式で表される。
パクトディスクについて、レーベル内の最初の曲からN
曲サンプリングを行い、その最大ピークレベルPLNから
該レーベル内の全曲の最大ピークレベルPLTを推定した
ときの統計的確率P[%]を求めた。この統計的確率P
は次式で表される。
P=100・(PLTとPLNのデシベル差が3dB以内であるコン
パクトディスクの枚数)/120 第10図にはそのデータの一部が示されており、横軸はサ
ンプリング曲数N、縦軸は前記確率Pである。
パクトディスクの枚数)/120 第10図にはそのデータの一部が示されており、横軸はサ
ンプリング曲数N、縦軸は前記確率Pである。
第10図に於いて、点線、一点鎖線、二点鎖線、実線で結
ばれる線は、第9図におけるT1を60秒とし、T2をそれぞ
れ5秒、10秒、15秒、20秒としたものである。
ばれる線は、第9図におけるT1を60秒とし、T2をそれぞ
れ5秒、10秒、15秒、20秒としたものである。
このような統計的解析から、短時間で、しかも高い確率
で最大ピークレベルを推定するのに必要充分なサンプリ
ング曲数Nは3であるという結論を得た。
で最大ピークレベルを推定するのに必要充分なサンプリ
ング曲数Nは3であるという結論を得た。
[実施例] 図面に基づいて本考案の好適な実施例を説明する。
〈オーディオシステム〉 第4図にはコンパクトディスクプレーヤ10、アンプユニ
ット12、テープデッキ14が組み合わされたオーディオシ
ステムのブロック回路が示されており、コンパクトディ
スクプレーヤ10の再生アナログ信号を磁気テープに記録
するようになっている。
ット12、テープデッキ14が組み合わされたオーディオシ
ステムのブロック回路が示されており、コンパクトディ
スクプレーヤ10の再生アナログ信号を磁気テープに記録
するようになっている。
コンパクトディスクプレーヤ10は、光ピックアップ16に
より検出された信号の一部がサーボ回路18へ供給され
て、光ピックアップ16を含むメカニズム20がフィールド
バック制御される。光ピックアップ16からの信号の一部
は信号処理回路22へも供給されて、クロックパルスの再
生、EFMコードの復調、誤り訂正等が行われ、音声デジ
タルデータが再生される。このデータは、D/A変換器2
4、ローパスフィルタ26を通ってもとのオーディオアナ
ログ信号となり、信号レベル自動調整回路28へ供給され
る。
より検出された信号の一部がサーボ回路18へ供給され
て、光ピックアップ16を含むメカニズム20がフィールド
バック制御される。光ピックアップ16からの信号の一部
は信号処理回路22へも供給されて、クロックパルスの再
生、EFMコードの復調、誤り訂正等が行われ、音声デジ
タルデータが再生される。このデータは、D/A変換器2
4、ローパスフィルタ26を通ってもとのオーディオアナ
ログ信号となり、信号レベル自動調整回路28へ供給され
る。
ここで、マイクロコンピュータ30は、信号処理回路22か
ら供給される信号及び双方向通信線Lを介して供給され
る操作指令に基づき、メカニズム20の各種制御を行うと
ともに、信号レベル自動調整回路28へサンプリング指令
を供給するようになっている。
ら供給される信号及び双方向通信線Lを介して供給され
る操作指令に基づき、メカニズム20の各種制御を行うと
ともに、信号レベル自動調整回路28へサンプリング指令
を供給するようになっている。
信号レベル自動調整回路28は、このサンプリング指令を
受けて、テープデッキ14の録音入力レベルが最適になる
ようコンパクトディスクプレーヤ10の出力レベルを調整
するようになっている。この調整時には、メカニズム20
はマイクロコンピュータ30からの制御信号に基づき、コ
ンパクトディスクに記録されている例えば第1曲から第
3曲までの各曲の終わりから再生時間1分間前の位置を
サンプリングの始点とし、それぞれ15秒間アナログオー
ディオ信号レベルのサンプリングを行うようになってい
る。
受けて、テープデッキ14の録音入力レベルが最適になる
ようコンパクトディスクプレーヤ10の出力レベルを調整
するようになっている。この調整時には、メカニズム20
はマイクロコンピュータ30からの制御信号に基づき、コ
ンパクトディスクに記録されている例えば第1曲から第
3曲までの各曲の終わりから再生時間1分間前の位置を
サンプリングの始点とし、それぞれ15秒間アナログオー
ディオ信号レベルのサンプリングを行うようになってい
る。
アンプユニット12は、マイクロコンピュータ32から供給
される制御信号に応答し、録音入力選択回路34を切り換
えて、信号レベル自動調整回路28からのオーディオアナ
ログ信号(再生音出力信号)をテープデッキ14の録音入
力端子へ供給するようになっている。
される制御信号に応答し、録音入力選択回路34を切り換
えて、信号レベル自動調整回路28からのオーディオアナ
ログ信号(再生音出力信号)をテープデッキ14の録音入
力端子へ供給するようになっている。
テープデッキ14は、CCRS(コンピュータコントロールド
コンパクトディスクレコーディングシステム)スイッチ
36がオンされると、マイクロコンピュータ38が双方向通
信線Lを介してマイクロコンピュータ30、32へ自動調整
録音指令を供給するようになっている。この指令に基づ
き、上記サンプリング及び録音入力選択回路34の切り換
え動作が行われる。
コンパクトディスクレコーディングシステム)スイッチ
36がオンされると、マイクロコンピュータ38が双方向通
信線Lを介してマイクロコンピュータ30、32へ自動調整
録音指令を供給するようになっている。この指令に基づ
き、上記サンプリング及び録音入力選択回路34の切り換
え動作が行われる。
テープデッキ14の録音入力端子には、録音感度調整抵抗
器42と録音感度固定抵抗器44とが並列接続されている。
録音感度調整抵抗器42、録音感度固定抵抗器44は切換ス
イッチ40を介して選択的に録音アンプ46の入力端子へ接
続される。CCRSスイッチ36がオンされると、マイクロコ
ンピュータ38からの録音感度固定指令により、切換スイ
ッチ40の可動接点が録音感度固定抵抗器44側に切り換え
られ、録音感度が固定される。
器42と録音感度固定抵抗器44とが並列接続されている。
録音感度調整抵抗器42、録音感度固定抵抗器44は切換ス
イッチ40を介して選択的に録音アンプ46の入力端子へ接
続される。CCRSスイッチ36がオンされると、マイクロコ
ンピュータ38からの録音感度固定指令により、切換スイ
ッチ40の可動接点が録音感度固定抵抗器44側に切り換え
られ、録音感度が固定される。
この切り換え及び信号レベル自動調整回路28による再生
音出力信号レベルの調整によって、録音アンプ46には最
適レベルのオーディオ信号が供給されることになる。
音出力信号レベルの調整によって、録音アンプ46には最
適レベルのオーディオ信号が供給されることになる。
このオーディオ信号は、録音アンプ46、交流バイアス回
路48を通って高周波電流が重畳され、メカニズム50の一
部を構成するヘッド52へ供給される。交流バイアス回路
48は、テストトーン発生器も備えており、CCRSスイッチ
36をオンしたときにマイクロコンピュータ38から供給さ
れるバイアス調整指令に基づき、バイアス電流を変化さ
せながらテストトーン信号をヘッド52へ供給するように
なっている。この時、マイクロコンピュータ38からの制
御信号に基づき、駆動回路54を介してメカニズム50が駆
動され、録音状態となっている。テストトーンの記録終
了後には、自動的に磁気テープが巻戻された後、このテ
ストトーンが再生され、再生音の信号レベルが出力レベ
ル検出回路56により検出されてマイクロコンピュータ38
へ供給される。マイクロコンピュータ38により、この出
力レベル、テストトーン周波数及びバイアス電流が考慮
されて最適バイアスが決定され、交流バイアス回路48へ
制御信号が供給されて最適バイアスになるよう自動調整
される。
路48を通って高周波電流が重畳され、メカニズム50の一
部を構成するヘッド52へ供給される。交流バイアス回路
48は、テストトーン発生器も備えており、CCRSスイッチ
36をオンしたときにマイクロコンピュータ38から供給さ
れるバイアス調整指令に基づき、バイアス電流を変化さ
せながらテストトーン信号をヘッド52へ供給するように
なっている。この時、マイクロコンピュータ38からの制
御信号に基づき、駆動回路54を介してメカニズム50が駆
動され、録音状態となっている。テストトーンの記録終
了後には、自動的に磁気テープが巻戻された後、このテ
ストトーンが再生され、再生音の信号レベルが出力レベ
ル検出回路56により検出されてマイクロコンピュータ38
へ供給される。マイクロコンピュータ38により、この出
力レベル、テストトーン周波数及びバイアス電流が考慮
されて最適バイアスが決定され、交流バイアス回路48へ
制御信号が供給されて最適バイアスになるよう自動調整
される。
上記再生信号レベルの自動調整に加え、この自動バイア
ス調整が行われるので、煩雑な操作をすることなく、さ
らに最適録音が可能となる。
ス調整が行われるので、煩雑な操作をすることなく、さ
らに最適録音が可能となる。
このような自動調整による録音を、以下、CCRS録音とい
い、マニュアル調整による通常録音と区別する。
い、マニュアル調整による通常録音と区別する。
なお、信号レベル自動調整回路28はアンプユニット12又
はテープデッキ14に備えてもよい。
はテープデッキ14に備えてもよい。
CCRSスイッチ36をオンしてから最適録音が可能となるま
での録音準備時間は、例えば1分である。この準備完了
後にコンパクトディスクに録音されたオーディオ信号が
磁気テープに記録される。
での録音準備時間は、例えば1分である。この準備完了
後にコンパクトディスクに録音されたオーディオ信号が
磁気テープに記録される。
そこで、コンパクトディスクプレーヤ10、アンプユニッ
ト12及びテープデッキ14の動作状態を表示するために、
マイクロコンピュータ30、32、38はそれぞれ表示器31、
35、58へ表示信号を供給するようになっている。
ト12及びテープデッキ14の動作状態を表示するために、
マイクロコンピュータ30、32、38はそれぞれ表示器31、
35、58へ表示信号を供給するようになっている。
〈動作表示器〉 第5図には,コンパクトディスクプレーヤ10、アンプユ
ニット12、テープデッキ14のフロントパネルに設けられ
た表示器の配置が示されている。
ニット12、テープデッキ14のフロントパネルに設けられ
た表示器の配置が示されている。
表示器31は、ポーズ表示灯31A、プレイ表示灯31B、トラ
ックナンバー表示器31C、タイム表示器31Dからなる。ト
ラックナンバ表示器31及びタンム表示器31Dは7セグメ
ントLEDにより構成されている。
ックナンバー表示器31C、タイム表示器31Dからなる。ト
ラックナンバ表示器31及びタンム表示器31Dは7セグメ
ントLEDにより構成されている。
録音準備状態の時には、ポーズ表示灯31Aが点灯される
とともに、トラックナンバ表示器31Cに第5図に示よう
な“Cd"表示がなされる。録音準備状態に於いて、コン
パクトディスクプレーヤ10がコンパクトディスクに録音
されたオーディオ信号をサンプリングしているときに
は、この“Cd"表示は点滅する。録音準備が完了して録
音状態になったときには、ポーズ表示灯31Aが消灯さ
れ、プレイ表示灯31Bが点灯され、トラックナンバ表示
器31Cには再生されているトラックナンバーが表示され
る。
とともに、トラックナンバ表示器31Cに第5図に示よう
な“Cd"表示がなされる。録音準備状態に於いて、コン
パクトディスクプレーヤ10がコンパクトディスクに録音
されたオーディオ信号をサンプリングしているときに
は、この“Cd"表示は点滅する。録音準備が完了して録
音状態になったときには、ポーズ表示灯31Aが消灯さ
れ、プレイ表示灯31Bが点灯され、トラックナンバ表示
器31Cには再生されているトラックナンバーが表示され
る。
表示器35は、録音出力表示灯35A、録音中表示灯35B、録
音表示灯35Cからなる。
音表示灯35Cからなる。
録音出力表示灯35Aは、第5図に示す装置名を結ぶ線の
部分にバー表示灯が設けられており、どの再生装置の再
生信号がテープデッキAまたはテープデッキBのどちら
側に録音されているかを表示するようになっている。ま
た、バー表示灯が点滅しているときにはCCRS録音である
ことを表し、バー表示灯が点灯しているときにはマニュ
アル調整による通常録音であることを表す。例えば、コ
ンパクトディスクプレーヤの再生信号がテープデッキB
側にCCRS録音されている場合には“CD"と“TAPE B"を結
ぶバー表示灯が点滅される。
部分にバー表示灯が設けられており、どの再生装置の再
生信号がテープデッキAまたはテープデッキBのどちら
側に録音されているかを表示するようになっている。ま
た、バー表示灯が点滅しているときにはCCRS録音である
ことを表し、バー表示灯が点灯しているときにはマニュ
アル調整による通常録音であることを表す。例えば、コ
ンパクトディスクプレーヤの再生信号がテープデッキB
側にCCRS録音されている場合には“CD"と“TAPE B"を結
ぶバー表示灯が点滅される。
録音中表示灯35Bは一列に配設された表示灯a〜gから
なり、録音準備中及び録音中には、例えば、最初、表示
灯dのみが一定時間点灯され、次に、表示灯c、eのみ
が一定時間点灯され、次に、表示灯b、fのみが一定時
間点灯され、次に、表示灯a、gのみが一定時間点灯さ
れ、これが繰り返される。また、これが順次点灯してい
るときには、録音表示灯35Cも点灯される。
なり、録音準備中及び録音中には、例えば、最初、表示
灯dのみが一定時間点灯され、次に、表示灯c、eのみ
が一定時間点灯され、次に、表示灯b、fのみが一定時
間点灯され、次に、表示灯a、gのみが一定時間点灯さ
れ、これが繰り返される。また、これが順次点灯してい
るときには、録音表示灯35Cも点灯される。
表示器58は、CCRS表示灯58A、オートバイアス表示灯58B
とからなる。
とからなる。
CCRS表示灯58Aは録音準備中に点滅され、録音中に点灯
される。また、オートバイアス表示灯58Bはバイアス調
整中に点滅され、調整が終了すると点灯される。
される。また、オートバイアス表示灯58Bはバイアス調
整中に点滅され、調整が終了すると点灯される。
このような表示を行うことにより、各装置が現在どのよ
うな動作を行っているかを知ることができ、また、CCRS
録音と通常録音とを明確に区別することもできる。
うな動作を行っているかを知ることができ、また、CCRS
録音と通常録音とを明確に区別することもできる。
〈信号レベル自動調整回路〉 次に、第4図に示す信号レベル自動調整回路28を第1図
乃至第3図に基づいて詳説する。
乃至第3図に基づいて詳説する。
第1図は信号レベル自動調整回路28のブロック回路図で
あり、第2A図及び第2B図は信号レベル自動調整回路28の
具体的な回路図であり、第3図は第2図に示す信号レベ
ル自動調整回路28の主要部の信号波形図である。
あり、第2A図及び第2B図は信号レベル自動調整回路28の
具体的な回路図であり、第3図は第2図に示す信号レベ
ル自動調整回路28の主要部の信号波形図である。
第1図に示す如く、再生信号レベル減衰回路A、アンプ
62、ミューティング回路64が縦続接続されており、ミュ
ーティング回路64の出力端子がコンパクトディスクプレ
ーヤ10の出力端子65に接続されている。
62、ミューティング回路64が縦続接続されており、ミュ
ーティング回路64の出力端子がコンパクトディスクプレ
ーヤ10の出力端子65に接続されている。
この再生信号レベル減衰回路Aは、ローパスフィルタ26
からオーディオ信号が供給されるバッファアンプ66と、
バッファアンプ66に後続するアッテネータ68と、アッテ
ネータ68の制御端子に接続されアッテネータ68の減衰量
を切換えるスイッチ回路70とからなる。
からオーディオ信号が供給されるバッファアンプ66と、
バッファアンプ66に後続するアッテネータ68と、アッテ
ネータ68の制御端子に接続されアッテネータ68の減衰量
を切換えるスイッチ回路70とからなる。
減衰量制御回路Bは、その入力端子がアンプ62の出力端
子に接続されるバッファアンプ72と、バッファアンプ72
に後続するコンパレータ74と、コンパレータ74に後続す
る切換信号作成回路76とからなり、切換信号作成回路76
の出力端子はスイッチ回路70の入力端子に接続され、コ
ンパレータ74、切換信号作成回路76の制御端子はマイク
ロコンピュータ30の制御出力端子に接続されている。
子に接続されるバッファアンプ72と、バッファアンプ72
に後続するコンパレータ74と、コンパレータ74に後続す
る切換信号作成回路76とからなり、切換信号作成回路76
の出力端子はスイッチ回路70の入力端子に接続され、コ
ンパレータ74、切換信号作成回路76の制御端子はマイク
ロコンピュータ30の制御出力端子に接続されている。
上記構成に於いて、マイクロコンピュータ30からサンプ
リング指令S2がコンパレータ74、切換信号作成回路76へ
供給されると、コンパレータ74は動作状態となり、切換
信号作成回路76はその出力が初期設定され、アッテネー
タ68の減衰量は最小値に初期設定される。バッファアン
プ66を通った信号S3はアッテネータ68により減衰された
後、アンプ62で増幅され、バッファアンプ72を介し、コ
ンパレータ74へ供給されて基準レベルと比較される。バ
ッファアンプ72の出力レベルが基準レベルよりも大きく
なると、切換信号作成回路76からスイッチ回路70へ減衰
量切換指令S1が供給され、アッテネータ68の減衰量が一
段大きくなる。これにより、出力端子65に現れる出力信
号S4及びバッファアンプ723へ入力される信号のレベル
が低下する。さらに再生信号レベルをサンプリングし、
コンパレータ74によりバッファアンプ72の出力レベルが
基準レベルよりも大きいと判定されると、切換信号作成
回路76からスイッチ回路70へ減衰量切換指令S1が供給さ
れ、アッテネータ68の減衰量がさらに一段大きくされ
る。
リング指令S2がコンパレータ74、切換信号作成回路76へ
供給されると、コンパレータ74は動作状態となり、切換
信号作成回路76はその出力が初期設定され、アッテネー
タ68の減衰量は最小値に初期設定される。バッファアン
プ66を通った信号S3はアッテネータ68により減衰された
後、アンプ62で増幅され、バッファアンプ72を介し、コ
ンパレータ74へ供給されて基準レベルと比較される。バ
ッファアンプ72の出力レベルが基準レベルよりも大きく
なると、切換信号作成回路76からスイッチ回路70へ減衰
量切換指令S1が供給され、アッテネータ68の減衰量が一
段大きくなる。これにより、出力端子65に現れる出力信
号S4及びバッファアンプ723へ入力される信号のレベル
が低下する。さらに再生信号レベルをサンプリングし、
コンパレータ74によりバッファアンプ72の出力レベルが
基準レベルよりも大きいと判定されると、切換信号作成
回路76からスイッチ回路70へ減衰量切換指令S1が供給さ
れ、アッテネータ68の減衰量がさらに一段大きくされ
る。
このような動作を繰り返すことにより、コンパクトディ
スクのレーベル毎に大きな録音レベル差があっても、出
力信号S4の最大信号レベルが略所定値となり、歪みが生
ずることなく、しかもSN比を悪化させることなく、ダイ
ナミックレンジの広いオーディオ信号を磁気テープに記
録することが可能となる。
スクのレーベル毎に大きな録音レベル差があっても、出
力信号S4の最大信号レベルが略所定値となり、歪みが生
ずることなく、しかもSN比を悪化させることなく、ダイ
ナミックレンジの広いオーディオ信号を磁気テープに記
録することが可能となる。
第2A図に示す信号レベル自動調整回路28のより具体的な
回路では、アンプ62、バッファアンプ66は演算増幅器を
用いた非反転増幅器であり、バッファアンプ72は演算増
幅器を用いた反転増幅器である。このアンプ62は、高域
部分を減衰させるデエンファシス制御端子80を備えてい
る。比較器74は演算増幅器を用いたシュミットトリガ回
路であり、制御端子82をロウレベルにしてトランジスタ
84をオフ状態にすると基準電圧が大きくなり比較動作が
実質的に行われなくなる。また、制御端子82をハイレベ
ルにしてトランジスタ84をオン状態にすると基準レベル
が低下して適切な値となり比較動作が行われる。
回路では、アンプ62、バッファアンプ66は演算増幅器を
用いた非反転増幅器であり、バッファアンプ72は演算増
幅器を用いた反転増幅器である。このアンプ62は、高域
部分を減衰させるデエンファシス制御端子80を備えてい
る。比較器74は演算増幅器を用いたシュミットトリガ回
路であり、制御端子82をロウレベルにしてトランジスタ
84をオフ状態にすると基準電圧が大きくなり比較動作が
実質的に行われなくなる。また、制御端子82をハイレベ
ルにしてトランジスタ84をオン状態にすると基準レベル
が低下して適切な値となり比較動作が行われる。
切換信号作成回路76はDフリップフロップ86、88を用い
た4進カウンタを備えており、コンパレータ74の出力電
圧の立ち上がりの個数をカウントするようになってい
る。また、制御端子90をロウレベルにしてトランジスタ
92をオン状態にすると、Dフリップフロップ88がセット
され、次に一定時間経過後コンデンサ94が充電されてD
フリップフロップ86、88がリセットされる。この状態で
は、Dフリップフロップ86、88のQ出力端子は共にロウ
レベルとなっている。
た4進カウンタを備えており、コンパレータ74の出力電
圧の立ち上がりの個数をカウントするようになってい
る。また、制御端子90をロウレベルにしてトランジスタ
92をオン状態にすると、Dフリップフロップ88がセット
され、次に一定時間経過後コンデンサ94が充電されてD
フリップフロップ86、88がリセットされる。この状態で
は、Dフリップフロップ86、88のQ出力端子は共にロウ
レベルとなっている。
スイッチ回路70はアナログスイッチ96、98により構成さ
れており、アッテネータ68は抵抗器100、102、104、106
により構成されている。
れており、アッテネータ68は抵抗器100、102、104、106
により構成されている。
上記構成において、マイクロコンピュータ30により制御
端子82がハイレベルとされ、制御端子90がロウレベルと
されると、即ちサンプリング指令が供給されると、信号
S5はロウレベルとなり、信号S6は一定時間ハイレベルと
なった後ロウレベルとなる。信号S5、S6が共にロウレベ
ルになると、アナログスイッチ96、98は共にオフ状態と
なり、アッテネータ68の減衰量は最小値、例えば通常の
場合を基準(以下同様)として+8dBとなる。
端子82がハイレベルとされ、制御端子90がロウレベルと
されると、即ちサンプリング指令が供給されると、信号
S5はロウレベルとなり、信号S6は一定時間ハイレベルと
なった後ロウレベルとなる。信号S5、S6が共にロウレベ
ルになると、アナログスイッチ96、98は共にオフ状態と
なり、アッテネータ68の減衰量は最小値、例えば通常の
場合を基準(以下同様)として+8dBとなる。
この状態でバッファアンプ66の入力端子にオーディオ信
号を供給し、そのレベルが所定値以上になると、切換信
号作成回路76のカウンタがカウントアップされて信号S5
がハイレベルとなり、アナログスイッチ96がオン状態と
なって、アッテネータ68の減衰量が一段大きくなり、例
えば+4dBとなる。この減衰量でアンプ62の出力レベル
が更に所定値以上になると、切換信号作成回路76のカウ
ンタがカウントアップされ、信号S5がロウレベルとな
り、信号S6がハイレベルとなって、アナログスイッチ96
がオフ状態、アナログスイッチ98がオン状態となる。こ
れによりアッテネータ68の減衰量が更に一段大きくな
り、例えば0dBとなる(通常の場合となる)。同様にし
て、この状態で更にアンプ62の出力レベルが所定値以上
になると、信号S5及び信号S6が共にハイレベルとなり、
アナログスイッチ96、98は共にオン状態となって、アッ
テネータ68の減衰量が更に一段大きくなり、例えば−4d
Bとなる。
号を供給し、そのレベルが所定値以上になると、切換信
号作成回路76のカウンタがカウントアップされて信号S5
がハイレベルとなり、アナログスイッチ96がオン状態と
なって、アッテネータ68の減衰量が一段大きくなり、例
えば+4dBとなる。この減衰量でアンプ62の出力レベル
が更に所定値以上になると、切換信号作成回路76のカウ
ンタがカウントアップされ、信号S5がロウレベルとな
り、信号S6がハイレベルとなって、アナログスイッチ96
がオフ状態、アナログスイッチ98がオン状態となる。こ
れによりアッテネータ68の減衰量が更に一段大きくな
り、例えば0dBとなる(通常の場合となる)。同様にし
て、この状態で更にアンプ62の出力レベルが所定値以上
になると、信号S5及び信号S6が共にハイレベルとなり、
アナログスイッチ96、98は共にオン状態となって、アッ
テネータ68の減衰量が更に一段大きくなり、例えば−4d
Bとなる。
アッテネータ68は、バッファアンプ66の入力端子に通常
のオーディオ信号が供給された場合には、切換信号作成
回路76のカウンタが更にカウントアップされないように
その各抵抗値が選定されている。
のオーディオ信号が供給された場合には、切換信号作成
回路76のカウンタが更にカウントアップされないように
その各抵抗値が選定されている。
サンプリングが終了した場合には、制御端子82がロウレ
ベルにされ、制御端子90がハイレベルにされて、コンパ
レータ74が非動作状態となり、切換信号作成回路76のカ
ウント値が保持され、アッテネータ68の減衰量も保持さ
れる。
ベルにされ、制御端子90がハイレベルにされて、コンパ
レータ74が非動作状態となり、切換信号作成回路76のカ
ウント値が保持され、アッテネータ68の減衰量も保持さ
れる。
次に信号レベル自動調整回路28の他の具体的な回路を、
第2B図に基づいて説明する。
第2B図に基づいて説明する。
信号レベル自動調整回路28の減衰量制御回路Bはデジタ
ル回路であり、第4図に示す信号処理回路22から出力さ
れる音声デジタルデータはレジスタ120、デジタルコン
パレータ122へ供給され、レジスタ120に記憶されている
値よりもこの音声デジタルデータの値のほうが大きい場
合には、音声デジタルデータの出力に同期して信号処理
回路22から出力されるクロックパルスがアンドゲート12
4を通ってレジスタ120をセットし、レジスタ120の値を
更新する。このようにしてレジスタ120には、サンプリ
ング期間中の最大音声デジタルデータが記憶され、この
値Dがデジタルコンパレータ126、128、130により基準
値E、F、G(E<F<G)と比較され、その結果が符
号変換器132により符号変換されて上述の信号S5、S6が
作成される。この信号S5、S6は第2A図に示すアナログス
イッチ96、98の制御端子に供給される。
ル回路であり、第4図に示す信号処理回路22から出力さ
れる音声デジタルデータはレジスタ120、デジタルコン
パレータ122へ供給され、レジスタ120に記憶されている
値よりもこの音声デジタルデータの値のほうが大きい場
合には、音声デジタルデータの出力に同期して信号処理
回路22から出力されるクロックパルスがアンドゲート12
4を通ってレジスタ120をセットし、レジスタ120の値を
更新する。このようにしてレジスタ120には、サンプリ
ング期間中の最大音声デジタルデータが記憶され、この
値Dがデジタルコンパレータ126、128、130により基準
値E、F、G(E<F<G)と比較され、その結果が符
号変換器132により符号変換されて上述の信号S5、S6が
作成される。この信号S5、S6は第2A図に示すアナログス
イッチ96、98の制御端子に供給される。
第2B図において、ゲート124はサンプリング指令(ハイ
レベルの信号)及びクロックパルスにより開かれる。ま
た、レジスタ120は、サンプリング指令の立ち上がりで
リセットされて零になる。
レベルの信号)及びクロックパルスにより開かれる。ま
た、レジスタ120は、サンプリング指令の立ち上がりで
リセットされて零になる。
なお、減衰量の切り換えは2段以上であればよく、たと
えば可変抵抗器を用いてアッテネータを構成し、サンプ
リング終了時点で、レジスタ120に記憶されている値に
応じてモータ駆動によりこの可変抵抗器を操作し、減衰
量を連続的に切り換えるようにしてもよい。この場合に
は比較器126〜130は不要であり、基準値E、F、Gのレ
ベル差であるランク幅は零になる。
えば可変抵抗器を用いてアッテネータを構成し、サンプ
リング終了時点で、レジスタ120に記憶されている値に
応じてモータ駆動によりこの可変抵抗器を操作し、減衰
量を連続的に切り換えるようにしてもよい。この場合に
は比較器126〜130は不要であり、基準値E、F、Gのレ
ベル差であるランク幅は零になる。
また、上記実施例では減衰量制御回路Bをハードウエア
で構成したが、ソフトウエアで構成してもよいことは勿
論である。
で構成したが、ソフトウエアで構成してもよいことは勿
論である。
レベル差であるランク幅は零になる。
〈録音準備の手順〉 次に、マイクロコンピュータ30及びマイクロコンピュー
タ38のソフトウエアの構成の一部を第6図及び第7図に
基づいて説明する。
タ38のソフトウエアの構成の一部を第6図及び第7図に
基づいて説明する。
第6図には録音準備の処理が示されており、第6図
(A)はマイクロコンピュータ38のフローチャート、第
6図(B)はマイクロコンピュータ30のフローチャート
である。第7図は第6図(B)のステップ306〜314の詳
細を示すフローチャートである。
(A)はマイクロコンピュータ38のフローチャート、第
6図(B)はマイクロコンピュータ30のフローチャート
である。第7図は第6図(B)のステップ306〜314の詳
細を示すフローチャートである。
最初に、通常行われる処理について説明する。ステップ
200でCCRSスイッチ36がオンにされると、ステップ202へ
進み、メカニズム50へ磁気テープが装填されているとか
どうかを判定する。通常はCCRSスイッチ36をオンにする
前に磁気テープが装填されており、ステップ204へ進ん
でCCRSコードをマイクロコンピュータ30へ送信する。マ
イクロコンピュータ30がこのコードを受信すると、第6
図(B)に示すフローがスタートする。
200でCCRSスイッチ36がオンにされると、ステップ202へ
進み、メカニズム50へ磁気テープが装填されているとか
どうかを判定する。通常はCCRSスイッチ36をオンにする
前に磁気テープが装填されており、ステップ204へ進ん
でCCRSコードをマイクロコンピュータ30へ送信する。マ
イクロコンピュータ30がこのコードを受信すると、第6
図(B)に示すフローがスタートする。
即ち、ステップ300でコンパクトディスクがメカニズム2
0に装填されているかどうかを判定する。通常はCCRSス
イッチ36をオンする前に装填されており、ステップ302
へ進んでコンパクトディスクスタンバイコードをマイク
ロコンピュータ38へ送信する。一方、マイクロコンピュ
ータ38では、ステップ206、208、210へ進み、このコン
パクトディスクスタンバイコードを受信する。ここで、
コンパクトディスクプレーヤ準備完了フラグFCC及びテ
ープデッキバイアス調整完了フラグFDBは、マイクロコ
ンピュータ38の電源をオンにしたときには初期化ルーチ
ンによりリセットされている。そこで、ステップ211、2
12、214へ進み、マイクロコンピュータ38は駆動回路5
4、交流バイアス回路48へ制御信号を供給し、出力レベ
ル検出回路56からテストトーンのレベルを読み取って、
交流バイアスの自動調整処理を行う。次に、通常はステ
ップ216、220へ進み、ステップ214へ戻る。ステップ220
で、バイアス調整が完了したと判定されると、ステップ
221に進んでテープデッキバイアス調整完了フラグFDBを
セットした後、ステップ222でテープデッキスタンバイ
コードをマイクロコンピュータ39へ送信する。
0に装填されているかどうかを判定する。通常はCCRSス
イッチ36をオンする前に装填されており、ステップ302
へ進んでコンパクトディスクスタンバイコードをマイク
ロコンピュータ38へ送信する。一方、マイクロコンピュ
ータ38では、ステップ206、208、210へ進み、このコン
パクトディスクスタンバイコードを受信する。ここで、
コンパクトディスクプレーヤ準備完了フラグFCC及びテ
ープデッキバイアス調整完了フラグFDBは、マイクロコ
ンピュータ38の電源をオンにしたときには初期化ルーチ
ンによりリセットされている。そこで、ステップ211、2
12、214へ進み、マイクロコンピュータ38は駆動回路5
4、交流バイアス回路48へ制御信号を供給し、出力レベ
ル検出回路56からテストトーンのレベルを読み取って、
交流バイアスの自動調整処理を行う。次に、通常はステ
ップ216、220へ進み、ステップ214へ戻る。ステップ220
で、バイアス調整が完了したと判定されると、ステップ
221に進んでテープデッキバイアス調整完了フラグFDBを
セットした後、ステップ222でテープデッキスタンバイ
コードをマイクロコンピュータ39へ送信する。
一方、マイクロコンピュータ30の電源をオンにしたとき
には、初期化ルーチンによりテープデッキ準備完了フラ
グFDC及びコンパクトディスクプレーヤ出力信号レベル
調整完了フラグFCAはリセットされており、マイクロコ
ンピュータ30では、ステップ304、305、306へ進んで、
信号レベル自動調整回路28にサンプリング指令を供給
し、出力信号レベルの調整をする。次にステップ308、3
10へ進み、マイクロコンピュータ38からテープデッキス
タンバイコードを受信していなければステップ314へ進
む。ステップ314で出力信号レベルの調整が完了してい
なければステップ306へもどり、上記処理を繰り返す。
このとき、ステップ310でマイクロコンピュータ38から
のテープデッキスタンバイコードを受信すると、ステッ
プ312へ進みテープデッキスタンバイフラグFDSをセット
する。出力信号レベルの調整が完了すると、ステップ31
4からステップ315へ進みコンパクトディスクプレーヤ出
力信号レベル調整完了フラグFCAをセットした後、ステ
ップ316でマイクロコンピュータ30はマイクロコンピュ
ータ38へコンパクトディスクスタンバイコードを送信す
る。
には、初期化ルーチンによりテープデッキ準備完了フラ
グFDC及びコンパクトディスクプレーヤ出力信号レベル
調整完了フラグFCAはリセットされており、マイクロコ
ンピュータ30では、ステップ304、305、306へ進んで、
信号レベル自動調整回路28にサンプリング指令を供給
し、出力信号レベルの調整をする。次にステップ308、3
10へ進み、マイクロコンピュータ38からテープデッキス
タンバイコードを受信していなければステップ314へ進
む。ステップ314で出力信号レベルの調整が完了してい
なければステップ306へもどり、上記処理を繰り返す。
このとき、ステップ310でマイクロコンピュータ38から
のテープデッキスタンバイコードを受信すると、ステッ
プ312へ進みテープデッキスタンバイフラグFDSをセット
する。出力信号レベルの調整が完了すると、ステップ31
4からステップ315へ進みコンパクトディスクプレーヤ出
力信号レベル調整完了フラグFCAをセットした後、ステ
ップ316でマイクロコンピュータ30はマイクロコンピュ
ータ38へコンパクトディスクスタンバイコードを送信す
る。
一方、マイクロコンピュータ38では、通常はステップ21
8の処理を行っていないので、ステップ224、226へ進
み、マイクロコンピュータ30から供給されるコンパクト
ディスクスタンバイコードの受信待ちとなる。このコー
ドを受信すると、ステップ228へ進み、コンパクトディ
スクプレーヤ準備完了フラグFCCがセットされコンパク
トディスクプレーヤスタンバイフラグFCSがリセットさ
れる。そして、ステップ229で切換スイッチを録音感度
固定抵抗器44側へ切換えた後、ステップ230でコンパク
トディスクの再生音の録音を開始する。
8の処理を行っていないので、ステップ224、226へ進
み、マイクロコンピュータ30から供給されるコンパクト
ディスクスタンバイコードの受信待ちとなる。このコー
ドを受信すると、ステップ228へ進み、コンパクトディ
スクプレーヤ準備完了フラグFCCがセットされコンパク
トディスクプレーヤスタンバイフラグFCSがリセットさ
れる。そして、ステップ229で切換スイッチを録音感度
固定抵抗器44側へ切換えた後、ステップ230でコンパク
トディスクの再生音の録音を開始する。
一方、マイクロコンピュータ30では、ステップ312でテ
ープデッキスタンバイフラグFDSがセットされているの
で、ステップ318、324へ進み、テープデッキ準備完了フ
ラグFDCをセットし、テープデッキスタンバイフラグFDS
をリセットする。次に、ステップ230の処理開始前にコ
ンパクトディスクがプレイされるのを避けるため、ステ
ップ326で一定時間経過するのを待って、ステップ328で
コンパクトディスクのプレイを開始する。
ープデッキスタンバイフラグFDSがセットされているの
で、ステップ318、324へ進み、テープデッキ準備完了フ
ラグFDCをセットし、テープデッキスタンバイフラグFDS
をリセットする。次に、ステップ230の処理開始前にコ
ンパクトディスクがプレイされるのを避けるため、ステ
ップ326で一定時間経過するのを待って、ステップ328で
コンパクトディスクのプレイを開始する。
次に、コンパクトディスクプレーヤ10の出力信号レベル
の調整時間よりもテープデッキ14のバイアス調整時間の
方が長い場合には、ステップ216で、マイクロコンピュ
ータ38はマイクロコンピュータ30からコンパクトディス
クスタンバイコードを受信し、ステップ218でコンパク
トディスクプレーヤスタンバイフラグFCSがセットされ
る。したがって、ステップ224では肯定判定されてステ
ップ228、229、230へ直ちに進む。
の調整時間よりもテープデッキ14のバイアス調整時間の
方が長い場合には、ステップ216で、マイクロコンピュ
ータ38はマイクロコンピュータ30からコンパクトディス
クスタンバイコードを受信し、ステップ218でコンパク
トディスクプレーヤスタンバイフラグFCSがセットされ
る。したがって、ステップ224では肯定判定されてステ
ップ228、229、230へ直ちに進む。
一方、ステップ310ではテープデッキスタンバイコード
が受信されないので、テープデッキスタンバイフラグFD
Sはリセットされており、ステップ318で否定判定され、
ステップ320でテープデッキスタンバイコードの受信待
ちとなる。
が受信されないので、テープデッキスタンバイフラグFD
Sはリセットされており、ステップ318で否定判定され、
ステップ320でテープデッキスタンバイコードの受信待
ちとなる。
ここで、ステップ228、315でセットされたコンパクトデ
ィスクプレーヤ準備完了フラグFCC及びコンパクトディ
スクプレーヤ出力信号レベル調整完了フラグFCAは、コ
ンパクトディスクを交換しない場合にはセットされたま
まであり、たとえば、録音中に録音を一旦停止し、再度
CCRSスイッチ36をオンした場合には、バイアス調整及び
出力信号レベル調整をする必要がないので、その調整が
行われない。
ィスクプレーヤ準備完了フラグFCC及びコンパクトディ
スクプレーヤ出力信号レベル調整完了フラグFCAは、コ
ンパクトディスクを交換しない場合にはセットされたま
まであり、たとえば、録音中に録音を一旦停止し、再度
CCRSスイッチ36をオンした場合には、バイアス調整及び
出力信号レベル調整をする必要がないので、その調整が
行われない。
即ち、ステップ212で肯定判定されて、ステップ222へ進
む。また、ステップ226の処理は行われず、直ちに録音
が開始される。一方、ステップ304に於いても肯定判定
されて、ステップ330へ進み、テープデッキスタンバイ
フラグFDSがセットされる。このため、ステップ320の処
理は行われず、直ちにコンパクトディスクのプレイが再
開される。なお、コンパクトディスクプレーヤ準備完了
フラグFCC及びコンパクトディスクプレーヤ信号レベル
調整完了フラグFCAは、コンパクトディスクを入れ換え
た場合には、図示しないルーチンによりリセットされる
ようになっている。
む。また、ステップ226の処理は行われず、直ちに録音
が開始される。一方、ステップ304に於いても肯定判定
されて、ステップ330へ進み、テープデッキスタンバイ
フラグFDSがセットされる。このため、ステップ320の処
理は行われず、直ちにコンパクトディスクのプレイが再
開される。なお、コンパクトディスクプレーヤ準備完了
フラグFCC及びコンパクトディスクプレーヤ信号レベル
調整完了フラグFCAは、コンパクトディスクを入れ換え
た場合には、図示しないルーチンによりリセットされる
ようになっている。
録音中に、コンパクトディスクを交換せずに磁気テープ
のみを交換した場合には、同様に、図示しないルーチン
によりテープデッキ準備完了フラグFDC及びテープデッ
キバイアス調整完了フラグFDBがリセットされるように
なっている。
のみを交換した場合には、同様に、図示しないルーチン
によりテープデッキ準備完了フラグFDC及びテープデッ
キバイアス調整完了フラグFDBがリセットされるように
なっている。
次に、メカニズム50に磁気テープが装填されていない場
合には、ステップ202で否定判定されてステップ234へ進
み、マイクロコンピュータ38はマイクロコンピュータ30
へデッキストップコードを送信する。一方、マイクロコ
ンピュータ30がこれをステップ308またはステップ322で
受信すると、コンパクトディスクのプレイが行われずに
処理が終了する。同様に、コンパクトディスクがメカニ
ズム20に装填されていない場合には、ステップ300で否
定判定されてステップ332へ進み、マイクロコンピュー
タ30はマイクロコンピュータ38へコンパクトディスクス
トップコードを送信する。マイクロコンピュータ38はス
テップ208でこれを受信すると、バイアス調整を行うこ
となく録音処理を終了する。
合には、ステップ202で否定判定されてステップ234へ進
み、マイクロコンピュータ38はマイクロコンピュータ30
へデッキストップコードを送信する。一方、マイクロコ
ンピュータ30がこれをステップ308またはステップ322で
受信すると、コンパクトディスクのプレイが行われずに
処理が終了する。同様に、コンパクトディスクがメカニ
ズム20に装填されていない場合には、ステップ300で否
定判定されてステップ332へ進み、マイクロコンピュー
タ30はマイクロコンピュータ38へコンパクトディスクス
トップコードを送信する。マイクロコンピュータ38はス
テップ208でこれを受信すると、バイアス調整を行うこ
となく録音処理を終了する。
次に、コンパクトディスクプレーヤ10の電源が落とされ
ていたり、マイクロコンピュータ30とマイクロコンピュ
ータ38とが双方向通信線Lにより接続されていなかった
場合には、マイクロコンピュータ38は、コンパクトディ
スクスタンバイコードを受信できないので、マイクロコ
ンピュータ38はステップ206〜210の処理を繰り返し、ス
テップ206で10秒が経過すると、バイアス調整を行うこ
となく録音処理を終了する。
ていたり、マイクロコンピュータ30とマイクロコンピュ
ータ38とが双方向通信線Lにより接続されていなかった
場合には、マイクロコンピュータ38は、コンパクトディ
スクスタンバイコードを受信できないので、マイクロコ
ンピュータ38はステップ206〜210の処理を繰り返し、ス
テップ206で10秒が経過すると、バイアス調整を行うこ
となく録音処理を終了する。
〈出力信号レベルの自動調整〉 次に、出力信号レベルの調整(ステップ306〜314)の詳
細を第7図に基づいて説明する。
細を第7図に基づいて説明する。
ここで、磁気テープに録音しようとするコンパクトディ
スクの曲目は、あらかじめコンパクトディスクプレーヤ
10に於いて設定されているものとし、その録音全曲数を
TKとする。
スクの曲目は、あらかじめコンパクトディスクプレーヤ
10に於いて設定されているものとし、その録音全曲数を
TKとする。
ステップ400で、第N曲のNの値を1とする。
次に、ステップ402で録音全曲数TKの値が3以上であれ
ば、ステップ404へ進み、一曲のサンプリング時間T2を1
5秒とするとともに、TKをサンプリング全曲数とし、こ
の値を3にする。次にステップ406で、第N曲の演奏時
間が1分以上であるかどうかを判定し、1分以上であれ
ばステップ408で、第(N+1)曲の開始点より演奏時
間1分(T1)前の位置からサンプリングを行う。このサ
ンプリングにより、出力信号レベルの自動調整が上述の
如くハードウエア構成で行われる。次に、第6図(B)
に示すステップ308〜ステップ312の処理を行う。次に、
ステップ416で、サンプリング開始後T2秒間が経過して
おらず、かつ、ステップ418でサンプリングを行ってい
るトラックナンバーが変化していないと判定された場合
には、ステップ419へ進みサンプリングを継続する。次
にステップ308へ戻り以上の処理を繰り返す。
ば、ステップ404へ進み、一曲のサンプリング時間T2を1
5秒とするとともに、TKをサンプリング全曲数とし、こ
の値を3にする。次にステップ406で、第N曲の演奏時
間が1分以上であるかどうかを判定し、1分以上であれ
ばステップ408で、第(N+1)曲の開始点より演奏時
間1分(T1)前の位置からサンプリングを行う。このサ
ンプリングにより、出力信号レベルの自動調整が上述の
如くハードウエア構成で行われる。次に、第6図(B)
に示すステップ308〜ステップ312の処理を行う。次に、
ステップ416で、サンプリング開始後T2秒間が経過して
おらず、かつ、ステップ418でサンプリングを行ってい
るトラックナンバーが変化していないと判定された場合
には、ステップ419へ進みサンプリングを継続する。次
にステップ308へ戻り以上の処理を繰り返す。
サンプリングを開始してからT2秒間が経過し又はT2秒間
経過前にトラックナンバーが変化した場合には、ステッ
プ420へ進み、Nの値をインクリメントする。次にステ
ップ422でNとTKの値を比較し、N≦TKであれば、即ち
サンプリングした曲数が2曲以下であればステップ406
へ戻って以上の処理を繰り返す。N=TKであればサンプ
リングが終了し、ステップ316へ進む。
経過前にトラックナンバーが変化した場合には、ステッ
プ420へ進み、Nの値をインクリメントする。次にステ
ップ422でNとTKの値を比較し、N≦TKであれば、即ち
サンプリングした曲数が2曲以下であればステップ406
へ戻って以上の処理を繰り返す。N=TKであればサンプ
リングが終了し、ステップ316へ進む。
録音全曲数TKが2の場合には、ステップ402からステッ
プ424、426へ進み、一曲のサンプリング時間T2の値が例
えば20秒とされる。そして、2曲ともサンプリングされ
る。また、録音全曲数TKの値が1の場合には、ステップ
402からステップ424、428、430へ進み、一曲のサンプリ
ング時間T2の値が例えば32秒とされる。
プ424、426へ進み、一曲のサンプリング時間T2の値が例
えば20秒とされる。そして、2曲ともサンプリングされ
る。また、録音全曲数TKの値が1の場合には、ステップ
402からステップ424、428、430へ進み、一曲のサンプリ
ング時間T2の値が例えば32秒とされる。
録音全曲数TKの値が0の場合には、サンプリングをする
必要がないので、ステップ402からステップ424、428、4
32へ進み、マイクロコンピュータ30はマイクロコンピュ
ータ38へコンパクトディスクプレーヤストップコードを
送信する。このコードをマイクロコンピュータ38が受信
すると録音が停止される(ステップ208)。
必要がないので、ステップ402からステップ424、428、4
32へ進み、マイクロコンピュータ30はマイクロコンピュ
ータ38へコンパクトディスクプレーヤストップコードを
送信する。このコードをマイクロコンピュータ38が受信
すると録音が停止される(ステップ208)。
なお、上記実施例では、録音しようとする全曲に対し
て、コンパクトディスクプレーヤ10の出力信号レベルの
自動調整を行うようになっているが、各曲についてサン
プリングを行い、出力信号レベルを各曲毎に自動調整す
るようにしてもよい。
て、コンパクトディスクプレーヤ10の出力信号レベルの
自動調整を行うようになっているが、各曲についてサン
プリングを行い、出力信号レベルを各曲毎に自動調整す
るようにしてもよい。
また、サンプリング中にアッテネータ68の減衰量が最大
に設定された場合には、サンプリングを停止することに
より、サンプリング時間を短縮化するようにしてもよ
い。
に設定された場合には、サンプリングを停止することに
より、サンプリング時間を短縮化するようにしてもよ
い。
さらに、CCRS録音モードにオートモードとマニュアルモ
ードとを設けて、オートモードではT1、T2を上記の如く
設定し、マニュアルモードでは、録音準備時間を充分と
れるかどうか又は曲の種類等に応じて、T1、T2を設定器
で設定するように構成してもよい。また、マニュアルモ
ードでは、サンプリング曲数も設定できるようにしても
よい。
ードとを設けて、オートモードではT1、T2を上記の如く
設定し、マニュアルモードでは、録音準備時間を充分と
れるかどうか又は曲の種類等に応じて、T1、T2を設定器
で設定するように構成してもよい。また、マニュアルモ
ードでは、サンプリング曲数も設定できるようにしても
よい。
[考案の効果] 本考案に係るオーディオシステムでは、自動調整録音指
令に基づいて、システム制御手段が信号レベル自動調整
手段に対しサンプリング指令S2を発し、またテープレコ
ーダに対し録音感度固定指令を発し、これにより、信号
レベル自動調整手段では、PCM音声再生装置の再生信号
がサンプリングされ、この再生信号レベルが基準値を越
えると、再生信号レベルが所定量減衰され、再生信号レ
ベルに応じて減衰量が設定され、サンプリングを終える
とこの減衰量が固定されるようになっており、サンプリ
ング中における再生信号レベルの最大値が略所定値にな
り、一方、テープレコーダの録音感度が所定値に固定さ
れるようになっているので、PCM音記録媒体においてレ
ーベル毎あるいは曲目毎に録音レベル差があっても、煩
雑な操作をすることなく、PCM音声再生装置の再生信号
レベルを適切かつ自動的に調整して音声アナログ信号を
磁気テープに記録することができるいう優れた効果があ
る。
令に基づいて、システム制御手段が信号レベル自動調整
手段に対しサンプリング指令S2を発し、またテープレコ
ーダに対し録音感度固定指令を発し、これにより、信号
レベル自動調整手段では、PCM音声再生装置の再生信号
がサンプリングされ、この再生信号レベルが基準値を越
えると、再生信号レベルが所定量減衰され、再生信号レ
ベルに応じて減衰量が設定され、サンプリングを終える
とこの減衰量が固定されるようになっており、サンプリ
ング中における再生信号レベルの最大値が略所定値にな
り、一方、テープレコーダの録音感度が所定値に固定さ
れるようになっているので、PCM音記録媒体においてレ
ーベル毎あるいは曲目毎に録音レベル差があっても、煩
雑な操作をすることなく、PCM音声再生装置の再生信号
レベルを適切かつ自動的に調整して音声アナログ信号を
磁気テープに記録することができるいう優れた効果があ
る。
しかも、これによって、ダイナミックレンジを狭くする
ことなく原音をより忠実に録音することができ、さら
に、歪みを少なくするとともにSN比を向上させることが
できるという優れた効果がある。
ことなく原音をより忠実に録音することができ、さら
に、歪みを少なくするとともにSN比を向上させることが
できるという優れた効果がある。
第1図乃至第7図は本考案の実施例に係り、第1図は録
音用信号レベル自動調整装置のブロック回路図、第2A図
は第1図の具体的な回路図、第2B図は第1図の変形例の
他の具体的な回路図、第3図は第2A図に示す回路の主要
部の信号波形図、第4図は第1図に示す回路が適用され
たオーディオシステムのブロック回路図、第5図はオー
ディオシステムを構成する各装置のフロントパネルに設
けられた表示器の配置図、第6図は録音準備の手順を示
すフローチャート、第7図はサンプリングの手順を示す
フローチャートである。第8図乃至第10図は本考案の背
景の説明に供する図、第11図はALC回路の特性の説明に
供する波形図である。 A……再生信号レベル減衰回路 B……減衰量制御回路 S1……減衰量切換指令 S2……サンプリング指令 10……コンパクトディスクプレーヤ 12……アンプユニット 14……テープデッキ 30、32、38……マイクロコンピュータ 66、72……バッファアンプ 68……アッテネータ 70……スイッチ回路 74……コンパレータ 76……切換信号作成回路
音用信号レベル自動調整装置のブロック回路図、第2A図
は第1図の具体的な回路図、第2B図は第1図の変形例の
他の具体的な回路図、第3図は第2A図に示す回路の主要
部の信号波形図、第4図は第1図に示す回路が適用され
たオーディオシステムのブロック回路図、第5図はオー
ディオシステムを構成する各装置のフロントパネルに設
けられた表示器の配置図、第6図は録音準備の手順を示
すフローチャート、第7図はサンプリングの手順を示す
フローチャートである。第8図乃至第10図は本考案の背
景の説明に供する図、第11図はALC回路の特性の説明に
供する波形図である。 A……再生信号レベル減衰回路 B……減衰量制御回路 S1……減衰量切換指令 S2……サンプリング指令 10……コンパクトディスクプレーヤ 12……アンプユニット 14……テープデッキ 30、32、38……マイクロコンピュータ 66、72……バッファアンプ 68……アッテネータ 70……スイッチ回路 74……コンパレータ 76……切換信号作成回路
Claims (1)
- 【請求項1】PCM音声再生装置と、 サンプリング指令S2に応答して、再生信号レベルを基準
値と比較し、再生信号レベルが基準値を越えた時に減衰
量切換指令S1を出力し、且つサンプリング指令S2が解除
されると前記減衰量を固定する減衰量制御手段Bと、 前記減衰量切換指令S1に応答して、PCM音声再生装置の
再生信号レベルを所定量減衰させる再生信号レベル減衰
手段Aと、を備え、再生信号レベルの最大値が略所定値
となるよう調整する再生信号レベル自動調整手段と、 録音感度固定指令に応答して、録音感度を所定値に固定
する録音感度固定手段を備えたテープレコーダと、 前記テープレコーダからの自動調整録音指令に応答し
て、前記信号レベル自動調整手段に対してサンプリング
指令S2を出力し、且つ前記テープレコーダに対して録音
感度固定指令を出力して、前記再生信号レベルの調整終
了後に録音を開始させるよう制御するシステム制御手段
と、を有することを特徴とするオーディオシステム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115946U JPH075580Y2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | オ−デイオシステム |
US07/078,171 US4831466A (en) | 1986-07-30 | 1987-07-27 | Magnetic tape recording signal level adjustment device |
DE198787110987T DE255918T1 (de) | 1986-07-30 | 1987-07-29 | Einstellvorrichtung fuer den pegel des aufnahmesignals eines bandgeraetes. |
EP87110987A EP0255918B1 (en) | 1986-07-30 | 1987-07-29 | Magnetic tape recording signal level adjustment device |
DE3750689T DE3750689T2 (de) | 1986-07-30 | 1987-07-29 | Einstellvorrichtung für den Pegel des Aufnahmesignals eines Bandgerätes. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115946U JPH075580Y2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | オ−デイオシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6324753U JPS6324753U (ja) | 1988-02-18 |
JPH075580Y2 true JPH075580Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31000079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986115946U Expired - Lifetime JPH075580Y2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | オ−デイオシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075580Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CS223409B1 (en) * | 1981-04-17 | 1983-10-28 | Slavko Hudecek | Grafted copolymeres and method of preparation of the same |
JPH0445175Y2 (ja) * | 1984-09-04 | 1992-10-23 |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP1986115946U patent/JPH075580Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6324753U (ja) | 1988-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4831466A (en) | Magnetic tape recording signal level adjustment device | |
JPH075580Y2 (ja) | オ−デイオシステム | |
JPH0636274B2 (ja) | 録音用信号レベル自動調整方法 | |
JPH0731415Y2 (ja) | オ−デイオシステム | |
JP2523844Y2 (ja) | オ−デイオシステム | |
JPH071598B2 (ja) | 録音用信号レベル自動調整方法 | |
JPH0828042B2 (ja) | 録音用信号レベル自動調整装置 | |
JPH061869B2 (ja) | オ−デイオ機器 | |
JPH11126424A (ja) | 音響信号処理装置 | |
JPH0544958Y2 (ja) | ||
JP2805828B2 (ja) | 記録システム | |
JP3024044B2 (ja) | ディジタル記録再生装置 | |
JPH0624045Y2 (ja) | 磁気テープ録音装置 | |
JP2556734Y2 (ja) | カラオケ装置 | |
JPS63255873A (ja) | 録音レベル設定方法 | |
JP2737298B2 (ja) | ディスク再生装置 | |
JPH0388174A (ja) | 楽曲の再生方法 | |
JP2980393B2 (ja) | 音響回路 | |
JP2000011518A (ja) | 再生装置 | |
JP2926610B2 (ja) | 音声再生装置 | |
JP2001135011A (ja) | 情報媒体再生装置 | |
JPH0962285A (ja) | デジタル再生装置 | |
JP2718574B2 (ja) | 音響装置 | |
JPH0636460A (ja) | ディスク再生装置 | |
JP2001093231A (ja) | ディスク再生装置、音量調整再生方法及び記録媒体 |