JP2718574B2 - 音響装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は音響装置に係り、特
に、２つのコンパクトディスクの信号をそれぞれ２つの
カセットテープに最適レベルで記録するようにした音響
装置に関する。

【０００２】

【従来技術】ＣＤプレーヤとテープデッキとをシステム
化し、ＣＤプレーヤのピークレベルサーチとテープデッ
キの録音レベルの調整とを自動化し最適録音レベルでコ
ンパクトディスクをテープに録音するようにした音響装
置が提供されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のものは
１枚のディスクを１本のカセットテープに録音すること
しかできなかった。

【０００４】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは２枚のコンパクトデ
ィスクをそれぞれ２本のカセットテープに最適のレベル
で録音するようにし、以って、操作性の優れた音響装置
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の音響装置は、
第１のコンパクトディスクと第２のコンパクトディスク
とをセットすることのできるＣＤプレーヤと、前記第１
のコンパクトディスクの再生信号を録音するための第１
のカセットテープと前記第２のコンパクトディスクの再
生信号を録音するための第２のカセットテープとをセッ
トすることのできる録音装置と、前記コンパクトディス
クに記録された信号のピークレベルを探索するピークレ
ベル探索手段と、前記ピークレベル探索手段に基づき前
記録音装置の録音ボリウムを制御する録音ボリウム制御
手段と、前記録音装置及び前記ＣＤプレーヤの録音及び
再生を制御する録音再生制御手段とからなり、前記録音
再生制御手段が、前記第１のコンパクトディスクに対す
る前記ピークレベル探索手段及び前記録音ボリウム制御
手段の制御に基づき第１のコンパクトディスクの再生信
号を第１のカセットテープに記録し、該記録終了後、第
２のコンパクトディスクに対する前記ピークレベル探索
手段及び前記録音ボリウム制御手段の制御に基づき第２
のコンパクトディスクの再生信号を第２のカセットテー
プに記録する動作を行うことによって、前記第１のコン
パクトディスク及び第２のコンパクトディスクの再生信
号をそれぞれ前記第１のカセットテープ及び第２のカセ
ットテープに順次記録するように構成したものである。

【０００６】

【実施例】この発明に係る音響装置の実施例を第１図及
び第２図に基づき説明する。

【０００７】図中、１はＣＤプレーヤ、２はＣＤプレー
ヤ１のＣＤメカニズム、2aはＣＤメカニズム２の第１の
コンパクトディスク（図示していない）をセットするた
めの第１のメカニズム部、2bはＣＤメカニズム２のコン
パクトディスク（図示していない）をセットするための
第２のメカニズム部、３はＣＤプレーヤ１の各部を制御
するマイクロコンピュータ、3aはマイクロコンピュータ
３に設けられ、且つ、メカニズム部2a，2bにセットされ
たコンパクトディスクの信号のピークレベルを探索する
ピークレベル探索手段、４はＣＤプレーヤ１の信号処理
回路、５は信号処理回路４の出力信号をアナログに変換
してテープデッキに送出するＤ／Ａ変換器、６はこの音
響機器を構成するテープデッキ、７はＣＤプレーヤ１の
再生信号をカセットテープに録音するためのテープデッ
キ６の録音増幅器、８はテープデッキ６のカセットメカ
ニズム、8a，8bは第１のカセットテープと第２のカセッ
トテープ（共に図示していない）とをそれぞれセットす
るためのカセットメカニズム８の第１のメカニズム部及
び第２のメカニズム部、９はテープデッキ６を制御する
マイクロコンピュータ、9aはマイクロコンピュータ９内
に設けられ、且つ、録音増幅器７に内蔵された録音ボリ
ウム（図示していない）を制御する録音ボリウム制御手
段である。

【０００８】そして、マイクロコンピュータ３，９は通
信線10で結ばれていて、ＣＤプレーヤ１の再生動作とテ
ープデッキ６の録音動作を制御する（録音再生制御手
段）ように構成している。

【０００９】次に、この発明の動作を詳細に説明する。

【００１０】さて、テープデッキ６には予め第１のコン
パクトディスクの録音時間及び第２のコンパクトディス
クの録音時間に合わせた録音時間がセットされ、また、
所定の長さのカセットテープがセットされている。

【００１１】この状態でこの発明の機能を実行させるた
めの命令をキー入力部11から入力すると、先ず、ＣＤプ
レーヤ１のマイクロコンピュータ３は第１のメカニズム
部2aにセットされた第１のコンパクトディスクの記録信
号のピークレベルをサーチし、次にサーチが完了する
と、マイクロコンピュータ３は通信線10を介しピークレ
ベルデータをカセットデッキ６のマイクロコンピュータ
９に転送する。マイクロコンピュータ９は受信したピー
クレベルデータに基づき録音増幅器７の録音ボリムを所
定のレベルにセットする。

【００１２】そして、録音レベルのセットが完了する
と、マイクロコンピュータ９は録音準備が完了したこと
を示す信号を出力する。

【００１３】マイクロコンピュータ３がこの信号を受信
すると第１のコンパクトディスクが再生状態になるよう
にＣＤプレーヤ１を制御する。

【００１４】また、同時に、マイクロコンピュータ９は
第１のメカニズム部8aにセットされた第１のカセットテ
ープが録音状態になるようにテープデッキ６を制御す
る。

【００１５】第１のコンパクトディスクの録音が終了す
ると、第２のメカニズム部2bにセットされた第２のコン
パクトディスクの記録信号のピークレベルをサーチし、
続いて、サーチしたピークレベルに基づきテープデッキ
６の録音ボリウムを所定のレベルにセットする

【００１６】そして、録音レベルがセットされるとＣＤ
プレーヤ１は第２のコンパクトディスクの再生を開始
し、同時にテープデッキ６は第２のコンパクトディスク
の再生信号を第２のカセットテープに録音する。

【００１７】

【発明の効果】この発明に係る音響装置によれば、上述
のように構成したので、２枚のコンパクトディスクをそ
れぞれ最適な録音レベルで２つのカセットテープに録音
することができる。

【００１８】このため、操作性がよくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の音響装置の実施例を示す機能ブロッ
ク図である。

【図２】同ハードウェアのブロック図である。

【符号の説明】

１ ＣＤプレーヤ ６ テープデッキ

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１のコンパクトディスクと第２のコン
   パクトディスクとをセットすることのできるＣＤプレー
   ヤと、前記第１のコンパクトディスクの再生信号を録音
   するための第１のカセットテープと前記第２のコンパク
   トディスクの再生信号を録音するための第２のカセット
   テープとをセットすることのできる録音装置と、前記コ
   ンパクトディスクに記録された信号のピークレベルを探
   索するピークレベル探索手段と、前記ピークレベル探索
   手段に基づき前記録音装置の録音ボリウムを制御する録
   音ボリウム制御手段と、前記録音装置及び前記ＣＤプレ
   ーヤの録音及び再生を制御する録音再生制御手段とから
   なり、 前記録音再生制御手段が、前記第１のコンパクトディス
   クに対する前記ピークレベル探索手段及び前記録音ボリ
   ウム制御手段の制御に基づき第１のコンパクトディスク
   の再生信号を第１のカセットテープに記録し、該記録終
   了後、第２のコンパクトディスクに対する前記ピークレ
   ベル探索手段及び前記録音ボリウム制御手段の制御に基
   づき第２のコンパクトディスクの再生信号を第２のカセ
   ットテープに記録する動作を行うことによって、前記第
   １のコンパクトディスク及び第２のコンパクトディスク
   の再生信号をそれぞれ前記第１のカセットテープ及び第
   ２のカセットテープに順次記録することを特徴とする音
   響装置。