JP2940111B2 - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンパクトディスクプレーヤやデジタルオ
ーディオテープデッキ等のデジタル信号の情報再生装置
に関するものである。
従来の技術 近年、コンパクトディスクプレーヤ等デジタルオーデ
ィオ機器が市場に多く出回り、一般ユーザーが気軽にデ
ジタルオーディオを楽しむようになってきた。
以下、従来のデジタルオーディオ機器をコンパクトデ
ィスクプレーヤを例にとり説明する。
第7図は、従来のコンパクトディスクプレーヤのブロ
ック図である。以下一般的なデジタル信号の流れをこの
図を用いて簡単に説明する。スピンドルモータ1の回転
により、ディスク2が回転し、その近くに設けられた光
ピックアップ3がディスク2に刻まれたデジタル信号を
読み取る。その信号の1つはRF信号と呼ばれ、同図のア
ナログ波形信号ブロック4に、もう1つはサーボ信号と
呼ばれサーボ信号処理ブロック5に入る。サーボ信号は
ディスク上に刻まれた情報であるピットを連続して巧く
読むための検出信号である。
RF信号は、アナログ波形信号ブロック4を通ると情報
に応じたパルス列波形になり、さらに、PLL回路ブロッ
ク6でインパルス波形に変換され、同期検出回路ブロッ
ク7との相関で、クロック周波数に対応したパルス列波
形となりデジタル信号処理回路ブロック8に入力され
る。このクロック周波数は、コンパクトディスクの場合
定められており、具体的には4.3218MHzであるが、説明
の便宜上1Hzとする。デジタル信号処理回路ブロック
8でデジタル処理された情報は、RAMブロック9に一度
メモリーされ、その後、デジタル信号処理回路ブロック
8の中の水晶発振子に対応したクロック周波数でその情
報は出力され、D/Aコンバータ回路ブロック10に入力さ
れてアナログ波形に変換され、左(L)チャンネル信
号、右(R)チャンネル信号となって出力される。
この時、RAMブロック9の容易は一般的に16kビットの
ものであり、情報はかなりの速度で出入りする。つま
り、情報はRAMブロック9に一旦メモリーされるが、そ
の後瞬時に出力される。これは光ピックアップ3がディ
スク2の情報を読み取る開始の時間からアナログ信号と
なって出力されるまでの時間遅れ、つまり、遅延時間を
少なくするのに寄与している。また、最近は、クロック
周波数をわずかに変化させて再生する装置がある。
今、仮にクロック周波数変化分をΔとし、クロック
周波数が(+Δ)Hzとなったとすると、ディス
ク2からの情報の読み取り速度もその変化分に応じた割
合で変化させ、同様に、読み取られたデジタル信号をア
ナログ信号に変換する際の標本化周波数も変化させる。
そうすれば、出力のリズムピッチを通常出力に比べて変
化させることができる。その割合をΔPとすれば、その
数値は次式で導かれる。
このようなコンパクトディスクプレーヤを用いて、次
に読み取られ出力されるディスクの情報のリズムピッチ
の変化に気づくことなく連続出力する方法が、ディスコ
等で行われている。これについて以下説明する。
第8図は従来の連続出力システムを示している。101,
102は各々コンパクトディスクプレーヤ(以下CDプレー
ヤと略す)A,Bを示しており、その前面にはスライドス
イッチ101a,102aが設けられ、そのスライドスイッチ101
a,102aの移動により、前記説明した原理によって各々の
CDプレーヤA101,B102の出力のリズムピッチを変えられ
るよう構成されている。103はミキサーであり、CDプレ
ーヤA101,B102の出力信号をミックスする役割を果し、
さらに、ミキサー103に設けられたボリューム103a,103b
により、各々のCDプレーヤA101,B102におけるミキサー1
03からの出力レベルを可変できるよう構成されている。
104はモニター用のヘッドホンであり、CDプレーヤA10
1,B102のミックスされた出力を、ボリューム103A,103B
に関係なく聞くことができる。
ミキサー103の出力は増幅器105に入力され、増幅され
た信号は、スピーカ106により音あるいは音楽に変換さ
れる。
以上の様に構成された従来の連続出力システムについ
てその動作を第9図と共に説明する。
第9図(a)は、CDプレーヤA101での出力図を表し、
横軸は時間軸である。一般に1枚のコンパクトディスク
には複数の曲(情報)が含まれているが、今はその中の
1曲だけの読み取り再生を考え、CDプレーヤA101の読み
取り再生を1曲目とする。
同図において、a1は、1曲目のリズムピッチである。
1曲目の出力の間に2曲目をCDプレーヤB102で読み取
り、ヘッドホン104で1曲目と2曲目の出力をミックス
された音を聞きながら、1曲目のリズムピッチa1に合わ
せてスライドスイッチ102Aを移動させ、2曲目のリズム
ピッチを変化させて一致させるか、ほぼ同等のリズムピ
ッチにしておく。そして1曲目の出力は時間“t4"で終
了する。
第9図(b)はCDプレーヤB102での出力図を表してい
る。2曲目の出力は時間“t5"で始まる。a2は2曲目の
出力のリズムピッチであり、前記のようにリズムピッチ
a2は、1曲目の出力のリズムピッチa1と同一または、ほ
ぼ一致するように変化させてある。
第9図(c)は、1曲目,2曲目の連続出力図を表して
いる。1曲目出力時は、CDプレーヤA101のみの出力であ
り、ミキサー103のボリューム103Aの調整により1曲目
の情報は増幅器105へ送られ、さらにスピーカ106にて音
声信号に変換される。次に、時間が“t4"までくると、
1曲目の出力は終了するのでCDプレーヤB102の出力を開
始させる。その時間“t5"は、前記“t4"とほぼ同時刻に
行う。そうすれば1曲目の出力から2曲目の出力に移る
時、その1曲目のリズムピッチa1が、2曲目のリズムピ
ッチa2と同一あるいはほぼ一致しているので、2曲目の
出力のリズムピッチの変化に気づくことなくスムーズに
2曲目に移ることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、1曲目の出力の
リズムピッチから、次の2曲目のリズムピッチを変化さ
せる作業は、実際は人間の耳で行っている。1曲目のわ
ずかな出力の時間の間で、2曲目のリズムピッチを変化
させて1曲目のリズムピッチに合わせること、および、
1曲目の出力の終わりと、2曲目の出力の始めの時間を
同時刻で行わなければならない作業は、人間の感覚で行
うために正確に行うことは非常に困難で、この作業を行
う人に対しても大変な肉体的,精神的負担を課してい
た。
また、再生装置としてのCDプレーヤを2台と、さら
に、ミキサーという装置が必要であり、一般的に家庭な
どで楽しむには、大がかりなものになってしまうという
問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、1台のCDプレーヤでn曲
目の情報の出力終了後、すぐに(n+1)曲目の情報の
出力の開始が自動で行われ、さらに、リズムピッチの変
化に気づくことがない情報再生装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の情報再生装置は、
所定時間ディスクからの読み取り速度を所定の読み取り
速度より速くし、その情報を情報記録装置に貯え、情報
記憶装置からの出力は所定の速度で行い、さらに、読み
取った情報のリズムピッチの検出と記憶、比較および制
御を行うという構成を備えたものである。
作用 上記手段による本発明の作用は次のようになる。n曲
目の情報を出力している間にその情報のリズムピッチを
検出し、それを記憶する。また、所定時間、通常よりも
速い速度でディスクの情報を読み取られるのでn曲目の
情報の再生時間を通常よりも短くすることができる。そ
して、n曲目の情報の出力の終了時間までに次のディス
ク、つまり(n+1)曲目の情報を読み取り、その情報
のリズムピッチを検出し記憶し、さらに、n曲目の情報
のリズムピッチと比較を行う。(n+1)曲目の情報は
前記比較に基づき、n曲目のリズムピッチと同一あるい
はほぼ一致させてn曲目の出力終了後、(n+1)曲目
の出力を開始させればリズムピッチの変化に気づくこと
なく、連続出力された音楽を楽しむことができる。
実 施 例 以下本発明の一実施例における情報再生装置につい
て、図面を参照にしながら説明する。
第1図は、本発明の実施例における情報再生装置であ
るコンパクトディスクのブロック図である。機能的に従
来例と同等のものは同符号を用いて説明を省略する。
従来例と異なる箇所は、CPUシステムコントロール14,
サーボ信号処理ブロック15,PLL回路ブロック16,情報記
憶装置17,デジタル信号処理18,リズム制御装置19等であ
る。
まず1曲目の再生を説明すると以下のようになる。
今、1曲目を1枚目のディスクのある1曲の再生とす
る。通常再生状態では、ディスクからの読み取り速度と
D/Aコンバータ10に入力される情報の速度(すなわち情
報の出力の速度)は一致しているが、本実施例では、あ
る所定の時間、読み取り速度を所定の読み取り速度より
速くし、その読み取られた情報を情報再生装置に貯え、
さらに情報再生装置からの出力は所定の速度で行わせ
る。ここで、読み取り速度を所定の読み取り速度とした
のは、1曲目の情報のリズムピッチが通常の再生速度で
読み取られるとは限らないので、あえて限定しないこと
とした。
次に、これら構成要素の数値の時間的変化図を第2図
(a),(b)および(c)に示す。第2図(a)は本
実施例における情報再生装置の記憶容量の時間的変化図
を表している。N2は情報記憶装置が最大メモリーできる
数値を表し、この量は本実施例の場合、具体的には数十
秒分の情報量である。
時間が“0"の時、ディスク再生開始時間であるが、情
報記憶装置の記憶容量がすでにN1となっている。実際に
は、ディスク再生開始から情報記憶装置にN1の量の情報
がメモリーされるまでわずかに時間がかかるが、ほどん
ど瞬時なので、ここではその時間を省略した。また、N1
の量は、情報が信号となって出力されるまでの最低の量
である。
次に時間“t1"までは、情報記憶装置17から出力され
る情報の速度よりもディスク2から読み取られる情報の
速度を速くする。その読み取り速度を速くし読み取った
情報ぶんを情報記憶装置17にメモリーするので、情報記
憶装置17にメモリーされる情報量は時間ともに増加し、
時間“t1"にはメモリー量はN2に達する。時間“t1"の後
は、情報記憶装置17がオーバーフローしないように読み
取り速度を制御し、所定の速度(すなわち情報記憶装置
17から出力される情報の速度)に変えるので、情報記憶
装置17にメモリーされる情報量と情報記憶装置17より出
力される情報量が等しくなる。よって、時間“t1"から
“t2"までは情報記憶装置17のメモリー量としてはN2
ままを維持する。
時間“t2"でディスク2の再生は終了し、情報はディ
スク2より読み取られなくなるので、この時間後は、情
報記憶装置17にメモリーされた情報量だけ出力される。
よって情報記憶装置17にメモリーされているメモリー量
は時間とともに減少し、時間“t3"で“0"になる。つま
り出力時間は“t3"で終了する。
第2図(b)は、PLL回路ブロック16のクロック周波
数の時間的変化図を示しており、これも前述の様に、デ
ィスク2の再生時、時間“0"から“t1"までディスク2
の回転数が所定の速度よりも大きい値なので、これに合
わせて、クロック周波数が“2"になり、さらに、時間
“t1"から“t2"までは、ディスク2の回転数が所定の値
に下がり、クロック周波数が“1"になる様子を示して
いる。
第2図(c)は、ディスク2の再生時の光ピックアッ
プ3の位置におけるディスク2の線速度の時間的変化を
示している。時間“0"より“t1"まではディスク2の回
転数が所定の回転数よりも大きい値なので、線速度はS2
に、さらに、時間“t1"から“t2"までは、ディスク2の
回転数が所定の値に下がるので、線速度はS1になること
を示している。
以上のような構成をすることにより、1曲目のディス
ク再生開始時間から所定時間“t1"だけ、所定の値より
もディスク2の回転数を大きくし、さらに、その間に読
み取った情報を情報記憶装置17にメモリーさせることに
より、情報記憶装置17よりのデータ出力は所定の速度な
のでディスク読み取り終了時間“t2"と、出力終了時間
“t3"に、時間差を設けることができる。
次にリズムピッチの制御方法を述べる。第3図は、リ
ズム制御装置19であり、再生された情報を入力し、その
入力した情報よりリズムピッチを検出するリズムピッチ
検出部20と、検出されたリズムピッチを記憶するリズム
ピッチ記憶部21と、再生中の情報のリズムピッチと、リ
ズムピッチ記憶部21に記憶している、前に出力された情
報のリズムピッチとを比較するリズムピッチ比較部22と
を有し、さらに、リズムピッチ制御部23は、リズムピッ
チ比較部22で比較された結果にしたがって、前に出力さ
れた情報のリズムピッチとほぼ合うように、次に出力さ
れた情報のリズムピッチを変化させる制御を行い、具体
的にはクロック周波数を変化させる制御を行う。
なお、前記1曲目の情報の場合は、最初であるため、
リズムピッチ検出部20で1曲目の情報のリズムピッチを
検出し、そのリズムピッチをリズムピッチ記憶部21に記
憶するだけである。
1曲目のリズムピッチの検出及びその記憶は、1曲目
の再生中に行われるが、2曲目のリズムピッチの検出
と、リズムピッチを1曲目に合わすための制御および連
続出力は次のようになる。
第4図は、信号のブロック図を示している。第4図
(a)は1曲目の情報の流れを示している。説明の便宜
上、情報記憶装置をメモリーAとメモリーBに分割して
ある。1曲目の情報は、前述のように、ある所定時間、
情報の読み取り速度が所定の速度よりも速く行われ、そ
の読み取られた情報はメモリーAに貯められる。メモリ
ーAからの情報の出力速度は所定の速度であるため、ク
ロックAにて1曲目のデータは出力され、その後アンプ
を通され、D/Aにて音声信号に変換される。そしてこの
間に1曲目のリズムピッチをリズムピッチ検出部で検出
し、リズムピッチ記憶部に記憶する。
次に第4図(b)では、1曲目のディスク読み取り終
了時の信号の流れを示しており、1曲目の情報の読み取
り終了後もメモリーAに貯えられた1曲目の情報が出力
されている。
第4図(c)では1曲目のディスク読み取り終了後、
2曲目のディスクに交換をし、すぐに2曲目の情報の読
み取りを開始させ、そして読み取った情報B1をメモリー
Bに記憶する様子をしめしている。この時、同時に第3
図に示したリズムピッチ制御装置19にて2曲目の情報B1
のリズムピッチをリズムピッチ検出部20で検出し、リズ
ムピッチ記憶部21に記憶された1曲目の情報のリズムピ
ッチとの比較を、リズムピッチ比較部22で行う。そして
2曲目のリズムピッチを1曲目のリズムピッチとほぼ合
うようにリズムピッチ制御部23にて制御を行う。ここで
2曲目のディスクの情報をB1としたのは、その読み取り
速度(Vb1)を任意に行っただけであって、内容等は全
く変化させていない。
そしてメモリーAより1曲目の情報の出力が終了する
と、前記リズムピッチ制御部23が、メモリーBより出力
される2曲目の情報のリズムピッチを1曲目のそれとほ
ぼ一致させるようにクロックBに変化させて出力させ
る。その時の出力の速度をVbとする。
第4図(d)は2曲目の情報の信号の流れを示してい
る。2曲目の情報の読み取り速度を、最初、任意の速度
で行わせていたが、2曲目のリズムピッチを1曲目のそ
れとほぼ一致させるために変化させているので、その任
意の読み取り速度とメモリーBからの出力の速度が全く
一致している可能性は低い。よって読み取り速度を、メ
モリーBより出力される速度と一致させるか、2曲目の
情報をメモリーBにさらに貯えるために、読み取り速度
をメモリーBより出力される速度よりも速い速度で行
い、メモリーBが一杯になれば読み取り速度を、メモリ
ーBからの出力される速度と一致させる必要がある。よ
って図のように、リズムピッチ制御装置19が2曲目のリ
ズムピッチを1曲目のそれとほぼ一致させる制御を行っ
た後、メモリーBより出力される速度よりも速い速度
(Vb2)で読み取る制御を行う。その読み取った情報をB
2とする。メモリーBには図のように情報B1とB2がある
が、いずれも2曲目の情報である。
第4図(e)はメモリーBが一杯になったときの情報
の流れを示している。メモリーBが一杯になっているの
で2曲目の読み取り速度(Vb)とメモリーBからの出力
速度(Vb)とが一致している。このようにすればリズム
ピッチを変えることなく、1曲目の後、2曲目の演奏
と、連続した音楽を楽しむことができる。
第5図は、本実施例での出力を示している。前記まで
は、説明の便宜上、1曲目,2曲目としたが、同一手段に
て何曲でも連続して出力できるので、n曲目,(n+
1)曲目の連続出力図を示した。b1はn曲目の情報の出
力されたリズムピッチであり、通常のリズムピッチであ
っても、変えられたリズムピッチであっても何ら問題は
ない。時間“t6"はn曲目の出力終了時間であり、(n
+1)曲目の出力開始時間“t7"は、制御のよりほぼ同
時刻におこなわせることが可能である。そして、(n+
1)曲目のリズムピッチb2は、n曲目のリズムピッチb1
とほぼ合うように変えられたものであり、このことによ
り、n曲目から(n+1)曲目への演奏を連続してスム
ーズに移行することができる。
また、情報記憶装置17を用いることにより、1台のCD
プレーヤで連続演奏を行わせることができるので、従来
では1枚のディスクでは不可能であった同じディスク内
での情報の連続演奏が可能となるメリットもある。
次に第2の実施例として第6図(a)に第2の実施例
における信号のブロック図を示す。構成は第1の実施例
とほぼ同じであるが、違うところは、第6図(a)にお
いて、アンプ24,25であり、CPUシステムコントロール14
の制御によりそのゲインを時間とともに変化できるよう
にしたことと、クロックAとクロックBのタイミングを
合わす制御をもたせたという点である。
第6図(a)はちょうどn曲目の出力の終了直前の情
報と、(n+1)曲目の出力開始直後の情報がタイミン
グよくミックスされて出力されている様子を示してい
る。これを第6図(b)の出力図で説明する。n曲目の
情報の出力のリズムピッチをb1とし、n曲目の出力の終
了直前の時間“t8"から、アンプ24のゲインは徐々に減
じて時間“t10"でゲインをゼロにする。また、(n+
1)曲目のリズムピッチはn曲目のリズムピッチと同等
にしておきその開始時間を“t9"とし、このときから、
アンプ25のゲインを徐々に増していく。この時間“t9"
は、n曲目の出力のリズムの開始時間に合わせておく。
そうすれば、n曲目の出力の音の出力レベルは、終了付
近で小さくなっていき、途中から(n+1)曲目の出力
が開始するので、n曲目と(n+1)曲目の連続演奏の
音のつながりは、第1の実施例以上にスムーズにするこ
とができる。
また、情報再生装置としてコンパクトディスクプレー
ヤを用いたが、デジタル信号であればすべてこの原理が
成立するので、たとえば、アナログ信号でも、A/D変換
をし、この装置に入力すれば同様の効果を得ることは云
うまでもない。
また、n曲目のディスクの情報の読み取りを最初から
全部行わなくても、プログラム等により、所定の時間か
ら読み取りを開始させたり、あるいは所定の時間で読み
取りを終了させた場合でも、同様の効果を得ることがで
きる。
発明の効果 以上のように本発明は、所定時間ディスクからの読み
取り速度を、所定の読み取り速度より速くし、その分を
情報記憶装置に貯え、出力は所定の速度で行わせるとい
う構成と、出力される情報のリズムピッチの検出と記
憶,比較および制御を行うリズムピッチ制御装置とを備
えたものであり、n曲目の出力のリズムピッチに合わせ
て、(n+1)曲目のリズムピッチを変化させ同一ある
いはほぼ一致させ出力させることを、n曲目の読み取り
終了時間と出力終了時間の間に行わせ、n曲目の出力の
終了後すぐに次の出力を始めさせる制御を行わせること
により、リズムピッチの変化に気づくことなく連続演奏
を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるコンパクトディ
スクプレーヤのブロック図、第2図(a),(b)およ
び(c)はそれぞれ本実施例における情報記憶装置の記
憶容量の時間的変化図、クロック周波数の時間的変化図
およびディスクの線速度の時間的変化図、第3図は本実
施例におけるリズム制御装置のブロック図、第4図
(a),(b),(c),(d)および(e)は本実施
例における信号のブロック図、第5図は本実施例におけ
る出力図、第6図(a)および(b)はそれぞれ本発明
の第2の実施例における信号のブロック図および出力
図、第7図は従来例におけるコンパクトディスクプレー
ヤのブロック図、第8図は従来例における連続出力シス
テム図、第9図(a),(b)および(c)は従来例に
おける出力図である。 2……ディスク、3……光ピックアップ、16……PLL、1
7……情報記憶装置、18……デジタル信号処理ブロッ
ク、19……リズム制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−128360(JP,A) 特開 平3−62359(JP,A) 特開 平3−144961(JP,A) 実開 昭56−60286(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/00 - 19/02 G11B 20/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報ブロックが記録された情報記録
    媒体から情報を読み取り、また、その読み取り速度を可
    変できる読み取り装置と、 前記読み取り装置により読み取られた情報を所定時間
    “T1"ぶん記憶する情報記憶装置と、 前記読み取り装置による読み取り開始後、所定の時間
    “T2"の間所定の再生速度より速い速度で情報を読み取
    り、前記情報記憶装置に貯え、この情報記憶装置からの
    出力は所定の再生速度で出力し、情報を前記情報記憶装
    置に貯えた後は所定の読み取り速度で情報を読み取り、
    情報記録媒体からの情報の読み取りを終了した後も前記
    情報記憶装置に貯えられている情報を所定の再生速度で
    出力する出力制御装置と、 前記読み取り装置により読み取られた情報のリズムピッ
    チを検出するリズムピッチ検出部と、検出されたリズム
    ピッチを記憶するリズムピッチ記憶部と、前記読み取り
    装置より読み取られた第1の情報のリズムピッチを前記
    リズムピッチ記憶部に記憶し、第1の情報の読み取り終
    了後読み取られる第2の情報のリズムピッチと前記リズ
    ムピッチ記憶部に記憶された第1の情報のリズムピッチ
    とを比較するリズムピッチ比較器と、第1の情報の読み
    取り終了後、前記読み取り装置より読み取られた第2の
    情報を、第2の情報の読み取り開始後所定の時間“T3"
    の間は所定のリズムピッチで読み取り、前記情報記憶装
    置に記憶し、このとき記憶した情報を再生するときには
    前記リズムピッチ比較部の出力より第1の情報のリズム
    ピッチと同一あるいはほぼ一致するよう変化させたリズ
    ムピッチ“P2"で第2の情報を前記情報記憶装置より出
    力し、所定の時間“T3"後は第2の情報のリズムピッチ
    を“P2"に変化させて読み取り、前記情報記憶装置に記
    憶し出力するよう制御するリズムピッチ制御部とを有す
    るリズム制御装置とを備えたことを特徴とした情報再生
    装置。
  2. 【請求項2】第1の情報の出力の終了後すぐに第2の情
    報の出力の開始をする制御を有したことを特徴とした請
    求項1記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】第1の情報の出力終了直前にその出力レベ
    ルを所定の出力レベルから徐々に減少させ、その途中
    で、第1の情報のリズムピッチに合うよう第2の情報の
    出力を開始させ、さらに、第2の情報の出力レベルは、
    第2の情報の出力開始後所定の出力レベルまで徐々に増
    大させる制御を有したことを特徴とした請求項1記載の
    情報再生装置。
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