JPH0755201B2 - パン製造機の制御装置 - Google Patents
パン製造機の制御装置Info
- Publication number
- JPH0755201B2 JPH0755201B2 JP62141676A JP14167687A JPH0755201B2 JP H0755201 B2 JPH0755201 B2 JP H0755201B2 JP 62141676 A JP62141676 A JP 62141676A JP 14167687 A JP14167687 A JP 14167687A JP H0755201 B2 JPH0755201 B2 JP H0755201B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- bread
- fermentation
- control device
- baking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はパン材料の混練から焼成までを自動的に行うこ
とができるパン製造機の制御装置に関するものである。
とができるパン製造機の制御装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種パン製造機においては、パン材料を混練す
る混練工程と、混練後のパン材料を発酵させる発酵工程
と、焼成工程とを少なくとも有し、工程の選択としては
焼成までの全行程をとるものと、混練−発酵で終える工
程とに設定してあった。前者の選択工程はパン製造を最
初から最後まで自動的に行うためのもので、食パンなど
定型的な同一パンを得るときに選択され、また後者のも
のはパン材料の加工を発酵工程で中断して、あとはその
パン材料を任意に加工(例えば形状)して他のオープン
などで焼成を行うときに選択されるものである。
る混練工程と、混練後のパン材料を発酵させる発酵工程
と、焼成工程とを少なくとも有し、工程の選択としては
焼成までの全行程をとるものと、混練−発酵で終える工
程とに設定してあった。前者の選択工程はパン製造を最
初から最後まで自動的に行うためのもので、食パンなど
定型的な同一パンを得るときに選択され、また後者のも
のはパン材料の加工を発酵工程で中断して、あとはその
パン材料を任意に加工(例えば形状)して他のオープン
などで焼成を行うときに選択されるものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記制御手段では工程の選択が2通りし
かできなかったため、例えば、他の手段で混練したパン
材料をこのパン製造機を用いて焼成まで行うことはでき
ず、使用面で大きな制約となっていた。また工程途中で
停電が起こり、工程制御面でリセットがかかった場合は
初期状態に戻ってその後のパン製造が不可能となる問題
もあった。例えば、発酵工程でリセットがかかった場
合、再度運転を行うと混練工程から入るために、パン材
料として使いものにならなくなる。
かできなかったため、例えば、他の手段で混練したパン
材料をこのパン製造機を用いて焼成まで行うことはでき
ず、使用面で大きな制約となっていた。また工程途中で
停電が起こり、工程制御面でリセットがかかった場合は
初期状態に戻ってその後のパン製造が不可能となる問題
もあった。例えば、発酵工程でリセットがかかった場
合、再度運転を行うと混練工程から入るために、パン材
料として使いものにならなくなる。
本発明はこのような従来の問題点を解決したもので使い
勝手のよい、しかもパン製造に当って失敗のないパン製
造機を提供するものである。
勝手のよい、しかもパン製造に当って失敗のないパン製
造機を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記従来の問題点を解決するために本発明は、パン材料
を混練する混練手段と、少なくとも前記パン材料を焼成
する加熱手段と、パン製造工程のうち少なくとも1工程
からなる工程動作を複数種類記憶させた記憶手段と、前
記記憶手段に記憶させた複数種類から1つを選択する工
程選択手段と、前記工程選択手段により選ばれた工程動
作を実行するため、混練手段、加熱手段の一方または両
方を制御する制御手段とを具備したパン製造機の制御装
置を提供する。
を混練する混練手段と、少なくとも前記パン材料を焼成
する加熱手段と、パン製造工程のうち少なくとも1工程
からなる工程動作を複数種類記憶させた記憶手段と、前
記記憶手段に記憶させた複数種類から1つを選択する工
程選択手段と、前記工程選択手段により選ばれた工程動
作を実行するため、混練手段、加熱手段の一方または両
方を制御する制御手段とを具備したパン製造機の制御装
置を提供する。
作 用 上記本発明によれば、記憶手段に記憶されている工程
は、工程選択手段によって任意に選択できる。したがっ
て、例えば混練,焼成だけの単独工程であっても、或い
は混練−発酵,混練−発酵−焼成の複数工程であっても
目的に応じて自由に設定できるものである。また停電な
どにより制御面でリセットがかかっても継続工程を選択
できるため、失敗なくパンを製造できるものである。
は、工程選択手段によって任意に選択できる。したがっ
て、例えば混練,焼成だけの単独工程であっても、或い
は混練−発酵,混練−発酵−焼成の複数工程であっても
目的に応じて自由に設定できるものである。また停電な
どにより制御面でリセットがかかっても継続工程を選択
できるため、失敗なくパンを製造できるものである。
実施例 以下その実施例を添付図面を参照して説明する。第1図
において、ヒーターで構成された加熱手段31およびリレ
ースイッチ32の直列回路と、羽根をモーターで駆動する
ようにした混練手段33および双方向性サイリスター34の
直列回路とは並列関係にあって電源35に各々直列接続さ
れている。36はリレースイッチ32のリレー制御手段であ
る。37はパン製造工程を記憶させた記憶手段で、本実施
例ではI混練−発酵−焼成,II混練,III混練−発酵,IV焼
成の4コースが記憶してある。38は入力部39を介して入
力される工程設定スイッチ40からの信号を受けて上記記
憶手段37に記憶されているI〜IV行程の1つを読出す工
程選択手段、41は入力部39を介してスタートスイッチ42
からの信号を受けたときに同工程選択手段38で読出した
工程に応て出力部43に制御信号を出す制御手段で、この
結果出力部43からはその工程に適応した出力信号を出
し、これは双方向性サイリスター34,リレー制御手段36
に送られる。以上記憶手段37,工程選択手段38,入力部3
9,制御手段41および出力部43はマイクロコンピューター
で構成されている。
において、ヒーターで構成された加熱手段31およびリレ
ースイッチ32の直列回路と、羽根をモーターで駆動する
ようにした混練手段33および双方向性サイリスター34の
直列回路とは並列関係にあって電源35に各々直列接続さ
れている。36はリレースイッチ32のリレー制御手段であ
る。37はパン製造工程を記憶させた記憶手段で、本実施
例ではI混練−発酵−焼成,II混練,III混練−発酵,IV焼
成の4コースが記憶してある。38は入力部39を介して入
力される工程設定スイッチ40からの信号を受けて上記記
憶手段37に記憶されているI〜IV行程の1つを読出す工
程選択手段、41は入力部39を介してスタートスイッチ42
からの信号を受けたときに同工程選択手段38で読出した
工程に応て出力部43に制御信号を出す制御手段で、この
結果出力部43からはその工程に適応した出力信号を出
し、これは双方向性サイリスター34,リレー制御手段36
に送られる。以上記憶手段37,工程選択手段38,入力部3
9,制御手段41および出力部43はマイクロコンピューター
で構成されている。
以上の構成において、次にその動作を第2図とともに説
明する。今、電源が投入されると、ステップ1で初期設
定(N=O)を行い、ステップ2でスイッチ40,42によ
る入力部39への入力があればステップ3へ至る。ステッ
プ3は上記入力部39への入力がスタートスイッチ42によ
るものかどうかを判断し、その判断がNOであれば工程設
定スイッチ40の動作を判断する第4ステップに進行す
る。もし、ここで工程設定スイッチ40が異常などを起こ
してNOであればステップ2に戻り、ステップ3,ステップ
4とくり返えされる。ステップ4がYESであれば上記工
程設定スイッチ40の動作回数をカウントアップする第5
ステップに入り、やはりステップ2に戻る。すなわち、
ここで上記I〜IVの行程の1つが設定される。
明する。今、電源が投入されると、ステップ1で初期設
定(N=O)を行い、ステップ2でスイッチ40,42によ
る入力部39への入力があればステップ3へ至る。ステッ
プ3は上記入力部39への入力がスタートスイッチ42によ
るものかどうかを判断し、その判断がNOであれば工程設
定スイッチ40の動作を判断する第4ステップに進行す
る。もし、ここで工程設定スイッチ40が異常などを起こ
してNOであればステップ2に戻り、ステップ3,ステップ
4とくり返えされる。ステップ4がYESであれば上記工
程設定スイッチ40の動作回数をカウントアップする第5
ステップに入り、やはりステップ2に戻る。すなわち、
ここで上記I〜IVの行程の1つが設定される。
次にスタートスイッチ42が投入されるとステップ3のYE
Sに至り、工程設定スイッチ40の不動作判断を行うステ
ップ6に入る。当然このときには工程設定スイッチ40が
動作状態にあるので、NO側へ進み、同スイッチ40の動作
回数が「1」であればステップ7のYES側へ至り、Iの
混練−発酵−焼成コースが選択される。動作回数が
「2」であればステップ7のNO側からステップ8のYES
側へ行きIIの混練のみのコースが設定される。以降動作
回数「3」ではステップ9に進んでIIIの混練−発酵コ
ースが、「4」ではステップ10にまで至ってIVの焼成コ
ースがとられるものである。
Sに至り、工程設定スイッチ40の不動作判断を行うステ
ップ6に入る。当然このときには工程設定スイッチ40が
動作状態にあるので、NO側へ進み、同スイッチ40の動作
回数が「1」であればステップ7のYES側へ至り、Iの
混練−発酵−焼成コースが選択される。動作回数が
「2」であればステップ7のNO側からステップ8のYES
側へ行きIIの混練のみのコースが設定される。以降動作
回数「3」ではステップ9に進んでIIIの混練−発酵コ
ースが、「4」ではステップ10にまで至ってIVの焼成コ
ースがとられるものである。
出力部43を介してのI〜IVコースの具体的動作制御は次
の通りである。
の通りである。
I 混練−発酵−焼成。
双方向性サイリスタ−34がONして混練手段33が一定時間
動作される。この工程でリレー制御手段36を制御してリ
レースイッチ32をON−OFFし、加熱手段31を断続的に作
動させ、一定の混練最適温度に維持することも考えられ
る。
動作される。この工程でリレー制御手段36を制御してリ
レースイッチ32をON−OFFし、加熱手段31を断続的に作
動させ、一定の混練最適温度に維持することも考えられ
る。
次に発酵工程に入ると混練手段33の動作が停止され、リ
レー制御手段36のリレースイッチ32ON−OFF制御で発酵
最適温度に維持される。もちろん、この工程で混練手段
33をある周期で極く短時間動作してガス抜きを促進して
もよい。上記発酵工程が完了するとリレースイッチ32が
連続ONし、加熱手段31は最高出力となり焼成工程とな
る。そして一定時間後にすべての工程が終了する。
レー制御手段36のリレースイッチ32ON−OFF制御で発酵
最適温度に維持される。もちろん、この工程で混練手段
33をある周期で極く短時間動作してガス抜きを促進して
もよい。上記発酵工程が完了するとリレースイッチ32が
連続ONし、加熱手段31は最高出力となり焼成工程とな
る。そして一定時間後にすべての工程が終了する。
II 混練。
上記の混練のみが行われる。
III 混練−発酵。
同じく上記の焼成を除く混練−発酵の一連の工程動作を
行う。
行う。
IV 焼成。
加熱手段31による焼成動作のみが行われる。なお、第2
図で当初スタートスイッチ40が投入されるとステップ3
からステップ6へ飛び再度ステップ2へ戻る。
図で当初スタートスイッチ40が投入されるとステップ3
からステップ6へ飛び再度ステップ2へ戻る。
上記実施例ではI〜IVの4つのコースを述べたが、本発
明の精神はこれに限ったものではなく、他に蒸気抜き工
程或いは保温工程を焼成工程の後に設定するなど種々の
ものが考えられる。
明の精神はこれに限ったものではなく、他に蒸気抜き工
程或いは保温工程を焼成工程の後に設定するなど種々の
ものが考えられる。
発明の効果 このように本発明によれば、混練−発酵−焼成などのパ
ンづくり工程中の必要とする工程動作のみを複数種類記
憶し、その中から選択スイッチの操作だけですぐに選択
できるため、多くの種類のパン製造が可能となり、また
工程途中でやり直す場合もパン製造に支障のない程から
再開できるものであり、大いにその使い勝手を高め得る
ものである。
ンづくり工程中の必要とする工程動作のみを複数種類記
憶し、その中から選択スイッチの操作だけですぐに選択
できるため、多くの種類のパン製造が可能となり、また
工程途中でやり直す場合もパン製造に支障のない程から
再開できるものであり、大いにその使い勝手を高め得る
ものである。
また本発明によれば、単なる練り機或いは発酵器などと
しての使用もでき、その用途を拡大できるものである。
しての使用もでき、その用途を拡大できるものである。
第1図は本発明の実施例を示すパン製造機の制御部のブ
ロック図、第2図は制御内容を示すフローチャートであ
る。 31……加熱手段、33……混練手段、37……記憶手段、38
……工程選択手段、41……制御手段。
ロック図、第2図は制御内容を示すフローチャートであ
る。 31……加熱手段、33……混練手段、37……記憶手段、38
……工程選択手段、41……制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 財前 克徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−302811(JP,A) 特開 昭63−301740(JP,A) 実開 昭63−117451(JP,U) 実開 昭63−153937(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】パン材料を混練する混練手段と、少なくと
も前記パン材料を焼成する加熱手段と、パン製造工程の
うち少なくとも1工程からなる工程動作を複数種類記憶
させた記憶手段と、前記記憶手段に記憶させた複数種類
から1つを選択する工程選択手段と、前記工程選択手段
により選ばれた工程動作を実行するため、混練手段、加
熱手段の一方または両方を制御する制御手段とを具備し
たパン製造機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141676A JPH0755201B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | パン製造機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141676A JPH0755201B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | パン製造機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63305827A JPS63305827A (ja) | 1988-12-13 |
JPH0755201B2 true JPH0755201B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=15297608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62141676A Expired - Lifetime JPH0755201B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | パン製造機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755201B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534613Y2 (ja) * | 1987-01-26 | 1993-09-01 | ||
JPH0411627Y2 (ja) * | 1987-03-27 | 1992-03-23 | ||
JPS63301740A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-08 | 三洋電機株式会社 | パンの製造方法 |
JPH0679582B2 (ja) * | 1987-06-02 | 1994-10-12 | 三洋電機株式会社 | パン製造機 |
-
1987
- 1987-06-05 JP JP62141676A patent/JPH0755201B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63305827A (ja) | 1988-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |