JPH0712337B2 - 自動製パン器 - Google Patents

自動製パン器

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JPH0712337B2
JPH0712337B2 JP31769687A JP31769687A JPH0712337B2 JP H0712337 B2 JPH0712337 B2 JP H0712337B2 JP 31769687 A JP31769687 A JP 31769687A JP 31769687 A JP31769687 A JP 31769687A JP H0712337 B2 JPH0712337 B2 JP H0712337B2
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JP
Japan
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resistance value
bread
fermentation
baking
automatic bread
Prior art date
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JP31769687A
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Inventor
浩二 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は自動製パン器に関する。
(従来の技術) パンの材料は小麦粉、イースト菌、バター、砂糖、水な
どから成る。
パンは大きく分けて捏る、発酵、焼き上げの3工程を経
て作られるが、このうち発酵および焼き上げの両工程は
重要である。パンの材料は捏ね工程を経てパン生地とな
る。発酵工程はパン生地を適温、適湿に置くことによ
り、イースト菌により生成される数種類のガスのためパ
ン生地は膨張し、ふっくらとしたふくらみを持つ。この
ふくらみをもったパン生地を昇温させて焼き上げ工程に
入る。この工程の前半ではガス、水蒸気の揮発等により
パン生地はさらに膨張するが、中・後半ではイースト菌
の失活、デンプン糊化、タンパク室凝固と続き、膨張は
停止し、パン特有の海綿状態が形成されて焼き上げは終
了する。
上述のように発酵および焼き上げ両工程とも温度と時間
が大きく関与している。従来は人間がこの両工程を調節
していた。つまり、発酵工程ではパン生地のふくらみ具
合やあけた穴の戻り具合などから、また焼き上り工程で
は焼け色、焼け具合などから、主観的判断に基づいて各
工程を終了していたので、熟練と手間を必要とした。こ
の主観的判断部分を少しでも減ずべく、自動製パン器が
出現した。この自動製パン器は温度と時間とによっての
み制御するものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、パン生地の発酵工程はイースト菌の生物反応を
利用したものであるために、パン生地に含まれる糖類の
量、イースト菌の種類と活性度、発酵温度のわずかなず
れなど、また焼き上げ工程では気温などの影響を受ける
ため両工程の終了時刻を正確に求めることは難しい。そ
のため単に温度と時間のみによって一義的にそれらの終
了時刻を決めることは困難である。
この発明はこのような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、パン生地の発酵及び焼き上げの両工程の制御を適切
に行ない、良好なパンをつくることを目的とする自動製
パン器を提供するものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の自動製パン器はパンの材料から少なくとも発
酵および焼き上げの工程を経て、パンを自動的に製造す
る自動製パン器において、前記パンの材料の抵抗値を検
出する抵抗値検出手段と、発酵および焼き上げの各工程
において検出した抵抗値の変化量に基づいて、それぞれ
の工程を制御する制御手段とを有するものである。
(作用) この発明の自動製パン器では、発酵および焼き上げの両
工程において、パン生地の抵抗値が前記両工程の作業進
行状態との間に相関関係のあることに着目して、抵抗値
の変化量の検出とその結果に基づいて前記両工程を制御
するようにしたものである。
(実施例) 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る自動製パン器内部
の構成断面を示す図である。その特徴としては、パンの
製造で重要な工程である発酵工程および焼き上げ工程に
おいてパン生地の抵抗値と工程進行状態との間の相関関
係を利用して、工程の制御を抵抗値の変化量に基づいて
行なうようにしたことである。すなわち、発酵工程にお
いては、第2図に示すように、発酵が進行するのに伴
い、抵抗値が増加する傾向にあり、発酵状態に相当する
抵抗値の変化量ΔRfを検出することで発酵の終了を判断
するのである。また焼き上げ工程においては、第3図に
示すように抵抗値が増大して行く傾向にあるので抵抗値
の変化量ΔRbを検出することで焼き上げの終了を判断す
るのである。
第1図において、1は所定の工程を経てパンを製造する
内容器で、その下部にはヒータ9と、熱を均一に加える
ためのヒータ・カバー7と、捏るための回転羽根6を貫
通するための穴を設けてあり、パン生地の落下を防ぐた
めのシール・キャップ8とが設けられている。内容器1
の内側下部には、お互いに電気的に絶縁された複数個の
抵抗値検出手段2が発酵および焼き上げの両工程におい
て常にパン生地と接触するように設けられてある。これ
により発酵および焼き上げの両工程におけるパン生地の
抵抗値を連続的に検知することができる。抵抗値検出手
段2は延設部3に係合された突起部4を介し、内容器1
の外部に配置された制御手段(図示せず)と接続されて
いる。
第4図は制御部10およびその周辺の回路ブロックを示す
図である。制御部10は抵抗値検出手段2からの検出結果
に基づき、ヒータ9、モータ14を制御することで工程制
御を行なうものである。11は抵抗値検出手段2からの検
出結果を受けて工程の進行状態、すなわち発酵工程では
発酵状態を、焼き上げ工程では焼き上げ状態を、それぞ
れ判断する比較判断部11である。12は比較判断部11の制
御下でヒータ9の温度を制御する、温度検出手段を有す
る温度制御部12である。14は比較判断部11の制御下でモ
ータ14の駆動を制御するモータ制御部13である。
次にこの実施例の作用を説明する。
まず内容器1の所定のパンの材料を入れ、開始スイッチ
(図示せず)が投入されると、比較判断部11はモータ14
を駆動し、回転羽根6を回転させ所定時間だけパンの材
料を捏ね、パン生地を形成する。これが捏ね工程であ
る。比較判断部11は捏ね工程終了時に、その時のパン生
地の抵抗値を検出し、発酵工程に入る。発酵工程を2段
階に分けて行なう場合、一次の発酵工程では比較判断部
11は温度制御部12を介してヒータ9への通電制御を行な
い、内容器1内の温度を所定の発酵温度に維持すると共
に、抵抗値検出手段2による検出結果に基づき、パン生
地5の抵抗値の監視を開始する。比較判断部11はパン生
地5の抵抗値が所定値だけ増加したことを検知した時点
でヒータ9への通電を停止し、一次発酵を終了させると
共にモータ14を駆動させてガス抜きを行なう。ガス抜き
後、引き続き二次発酵工程に入る。二次発酵作業の終了
は一次発酵と同様にパン生地の抵抗値が所定値だけ増加
した時点とする。この発酵工程終了後、比較判断部11は
ヒータ9を昇温させ維持すると共に、パン生地5の抵抗
値の変化を監視する。そしてこの抵抗値が所定値だけ増
加したとき、比較判断部11はヒータ9への通電を停止
し、焼き上げ工程を終了し、パンの製造を終了する。
したがって、この実施例によれば発酵および焼き上げの
工程制御をパン生地5の抵抗値の変化に基づいて行なう
ようにしたので、工程作業に影響を与えるような種々の
要素に関係なく良好なパン作りを自動的に行なうことが
できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば発酵および焼き
上げの各工程において、パンの材料の抵抗値と工程内作
業の進行状況との間に相関関係のあることを着目して、
抵抗値の変化の検出結果に基づいて、それぞれの工程を
制御するようにしたので、発酵および焼き上げ工程の制
御を適切に行なうことができ、良好なパン作りが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2図および第
3図はこの発明の一実施例における制御原理を説明する
ための図、第4図はこの一実施例における制御回路ブロ
ック図である。 1……内容器、2……抵抗値検出手段 3……延設部、4……突起部 5……パン生地、6……回転羽根 7……ヒータ・カバー、8……シール・キャップ 9……ヒータ、10……制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンの材料から少なくとも発酵および焼き
    上げの工程を経て、パンを自動的に製造する自動製パン
    器において、前記パンの材料の抵抗値を検出する抵抗値
    検出手段と、発酵および焼き上げの各工程において検出
    した抵抗値の変化量に基づいてそれぞれの工程を制御す
    る制御手段とを有することを特徴とする自動製パン器。
  2. 【請求項2】前記制御手段は発酵工程の開始から測定を
    はじめた前記抵抗値が所定値だけ増加したときに前記発
    酵工程を終了させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の自動製パン器。
  3. 【請求項3】前記制御手段は焼き上げ工程の開始から測
    定をはじめた前記抵抗値が所定値だけ増加したときに前
    記焼き上げ工程を終了させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項および第2項に記載の自動製パン器。
JP31769687A 1987-12-16 1987-12-16 自動製パン器 Expired - Lifetime JPH0712337B2 (ja)

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JPH01158915A JPH01158915A (ja) 1989-06-22
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DE10214923A1 (de) 2002-04-04 2003-10-23 Grandi Angelo Cucine Spa Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung des Koch-oder Bratvorgangs von Lebensmitteln

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