JP2532897B2 - パン製造機 - Google Patents

パン製造機

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JP2532897B2
JP2532897B2 JP62294542A JP29454287A JP2532897B2 JP 2532897 B2 JP2532897 B2 JP 2532897B2 JP 62294542 A JP62294542 A JP 62294542A JP 29454287 A JP29454287 A JP 29454287A JP 2532897 B2 JP2532897 B2 JP 2532897B2
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power failure
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成二 小藪
達久 福田
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パン原料を混練,発酵,焙焼等してパン
を自動的に焼き上げるパン製造機に関する。
〔従来の技術〕
通常、この種パン製造機,いわゆるホームベーカリで
は、調理室内の容器にパン原料を収納し、容器内底部の
混練翼を回転するモータおよび容器を加熱するヒータを
それぞれ制御手段により駆動制御し、パン原料を混練す
る第1混練工程,該混練原料を発酵させる第1発酵工
程,該発酵後の原料を再び混練する第2混練工程,この
混練した原料を再発酵させる第2発酵工程および再発酵
後の原料を焼き上げる焙焼工程等を経て、パンを自動的
に製造する構成になつている。
一方、パン製造機による調理中に停電が発生した場合
は、その時点でモータやヒータによる調理動作が停止す
るので、この停電中は待機状態とし、停電回復後、停電
発生時点からの工程を継続する方法を採つている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、パンの製造に際しては、発酵工程における
発酵時間は非常に重要な要素であるが、従来のパン製造
機では、発酵工程において停電が発生しても、この停電
時間中にイースト菌の発酵が進行しているにもかかわら
ず待機状態となり、停電回復後の発酵工程の継続によ
り、発酵時間が延長されたことになり、過発酵になる不
具合を生じる。
この発明は、前記の点に留意してなされたものであ
り、停電による過発酵を確実に防止し、常に仕上りの良
好なパンを製造し得る手段を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
つぎに、この発明の構成を、実施例に対応する第1図
および第2図を用いて説明する。
この発明は、パン製造機本体(1)内の調理室(2)
に着脱自在に装着され底部に混練翼(9)を内装した容
器(4)と、混練翼(9)を回転するモータ(7)と、
容器(4)を加熱するヒータ(12)と、モータ(7)お
よびヒータ(12)の駆動を制御して容器(4)内に収納
されたパン原料の混練,発酵,焙焼の各工程を自動的に
行なうマイコン(20)とからなるパン製造機において、
調理中の停電時にマイコン(20)をバックアップするバ
ックアップ用電源(24)を備えるとともに、マイコン
(20)に、停電時の停電時間を計時し,停電が発酵工程
における場合は前記停電時間を発酵工程時間に算入し停
電が混練工程および焙焼工程における場合は該工程時間
に前記停電時間を不算入とし,停電回復後各工程の制御
を継続する機能を付加したことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
したがつて、調理中に停電が発生すると、バックアッ
プ用電源によつてマイコン(20)の時計機能が計時動作
を継続し、停電時間が計時され、この停電が発酵工程に
おける場合にのみ、計時された停電時間が工程時間に算
入される。
この結果、発酵工程における停電の場合には、停電中
に発酵が停電時間だけ進行したものとして取り扱われ、
停電回復後,残り時間の発酵工程あるいは次の工程が行
なわれ、混練工程あるいは焙焼工程における停電の場合
には、この停電が待機状態として取り扱われ、停電回復
後,一時停止した動作が引き続いて行なわれる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した図面とと
もに詳細に説明する。
まず、第1図はパン製造機の構成を示し、(1)はパ
ン製造機本体であり、内部に上面が開口された調理室
(2)が形成され、この開口が蓋体(3)によつて施蓋
される。
(4)は上面が開口された容器であり、容器(4)の
外底面に設けられた取付台(5)を、調理室(2)の内
底部に固設された載置台(5)にバヨネット結合により
嵌合することにより、調理室(2)内に着脱自在に装着
される。
(7)は本体(1)内の底部に配設されたモータであ
り、減速機構を介した駆動軸(8)が調理室(2)の底
壁および載置台(5)を貫通して調理室(2)内に導入
している。
(9)は基部を容器(4)の底面の凹部(10)に嵌合
させて回転自在に支持された混練翼であり、凹部(10)
の中心より下方へ導出した回転軸(11)を有しており、
該回転軸(11)が駆動軸(8)に係脱自在に連結され、
モータ(7)により混練翼(9)が回転する仕組みにな
つている。
(12)は調理室(2)の底部に環状に配設され容器
(4)を加熱するヒータ、(13)は容器(4)に圧接し
て温度を検知する温度センサであり、ヒータ(12)への
通電を制御するためのものである。
(14)は本体(1)の前面に取り付けられ現時刻ある
いは予約タイマ時刻を表示する表示器、(15)は調理動
作用表示ランプ、(16)はタイマ動作用表示ランプ、
(17)はスタートスイッチ、(18)は取消スイッチ、
(19)は現時刻あるいは予約タイマ時刻を設定するため
の時刻合わせスイッチである。
つぎに、第2図は制御回路ブロックを示し、(20)は
マイクロコンピュータ(以下マイコンという)であり、
時計機能およびタイマ機能等を備えており、各スイッチ
(17)〜(19)よりなる操作部(21)からの操作信号や
センサ(13)からの温度検知信号等の入力信号に応じ、
表示器(14)およびランプ(15),(16)からなる表示
部(22)やモータ(7),ヒータ(12),さらには冷却
用送風手段(23)等を制御する。(24)はスーパキャパ
シタ等からなるバックアップ用電源である。
つぎに、実施例の動作について説明する。
容器(4)内に、強力粉,塩,ショートニング,スキ
ムミルク,砂糖,ドライ・イースト,水等、たとえばパ
ン1斤分について必要なパン原料を収納したのち蓋体
(3)を施蓋してスタートスイッチ(17)を操作する
と、マイコン(20)は第3図の製造工程図に従つてモー
タ(7),ヒータ(12)および送風手段(23)を制御す
る動作を開始する。
すなわち、操作部(21)よりスタートスイッチ(17)
によるスタート信号が入力されたマイコン(20)では、
まず、モータ(7)を駆動して混練翼(9)を回転し、
容器(4)内のパン原料を混練するとともに、容器
(4)の内部温度が25℃となるようにヒータ(12)の通
電を制御する。
つぎに、15分の前記第1混練工程が終了すると、モー
タ(7)の通電を遮断するとともに、温度が28℃となる
ようにヒータ(12)を通電制御し、60分の第1発酵工程
を実行する。
さらに、この発酵工程が終了すると、モータ(7)の
駆動およびヒータ(12)の通電制御により、温度を25℃
とした第2混練工程が18分間行なわれる。
その後、モータ(7)の通電を遮断するとともに、容
器(4)の内部温度が35℃になるようヒータ(12)の通
電を制御し、混練したパン原料をねかして形を整えるベ
ンチタイム工程を20分間行ない、さらに、パン原料を再
発酵させる第2発酵工程に移行し、ベンチタイム工程と
同様に35℃の温度制御を行なう。
なお、ベンチタイム工程の直後に、約2秒間モータ
(7)へ通電して混練翼(9)で原料を丸める丸め工程
を付加するようにしてもよい。
そして、65分の第2発酵工程が終了すると、つぎの焙
焼工程では、容器(4)の内部温度が200℃となるよう
にヒータ(12)が通電制御され、この工程が35分行なわ
れて原料がパンに焼き上げられる。もちろん、この工程
ではモータ(7)は停止している。
さらに、仕上げ工程では、送風手段(23)が駆動さ
れ、パン表面および容器(4)表面に強制送風して冷却
が行なわれ、べと付きのないパンを得るようにしてい
る。
ところで、マイコン(20)は、前述したように、モー
タ(7),ヒータ(12),送風手段(23)をそれぞれ制
御して各工程を自動的に進行させ、パンの製造を行なう
が、このパンの製造のためのマイコン(20)のメインル
ーチンには、第4図に示すように、停電が発生したかど
うかを判断するステップが設けられている。
そして、調理中に停電が発生すると、バックアップ用
電源(24)にて通電が保持されたマイコン(20)では、
図示しない停電検知手段からの信号をもとに停電を判断
してメインルーチンから抜け、調理中かどうかの判断を
Yesで通過したのち、この停電が第1,第2発酵工程ある
いはベンチタイム工程におけるものかどうかを判断す
る。
この判断でYesの条件が成立すると、停電直前まで実
行していた工程時間のカウントを継続し、停電が回復す
るまでこの動作を行ない、停電回復が判断されると、再
びメインルーチンに戻り、調理動作を再開する。
また、発酵,ベンチタイムの工程の判断がNoの場合に
は、工程時間のカウントは行なわず、停電回復を待機
し、停電回復によりメインルーチンに戻つて調理動作を
再開する。
すなわち、第1,第2発酵工程またはベンチタイム工程
における停電の場合には、その停電時間を工程時間に算
入して停電中に発酵またはベンチタイムの工程が進行し
ていたとし、停電回復後,この工程時間に残り時間があ
るときは引き続きその工程動作を行ない残り時間がない
ときは次の工程に移行する。
また、第1,第2混練工程または焙焼工程における停電
の場合には、その停電時間を工程時間に算入せず、単な
る待機状態とし、停電回復後,工程動作を引き続き行な
う。
この結果、発酵工程およびベンチタイム工程における
停電によつて発酵時間が延長されることがなくなり、過
発酵が防止される。
ここで、第1発酵工程,ベンチタイム工程および第2
発酵工程における停電では、ヒータ(12)への通電が行
なえないため、その工程における温度制御が不可能にな
るが、容器(4)の内部温度が常温に戻つても発酵に支
障はない。
なお、実施例では、停電時にバックアップ用電源(2
4)によつてマイコン(20)への通電を行なうようにし
たが、この電源(24)によりマイコン(20)のメモリお
よび時計回路のみをバックアップするようにしてもよ
い。
この場合、停電時、停電検知回路からの停電割り込み
によつて、プログラムカウンタのデータ,工程カウント
時間データおよび現在の時間データ等をメモリに退避さ
せ、停電回復によつてマイコン(20)をリセットさせた
のち、メモリより各データを読み出し、停電中に行なう
べき動作がどの工程であつたかを判断するとともに、発
酵工程およびベンチタイム工程の場合に限り、停電時の
時間データと停電直後の時間データとで停電時間を演算
してこれを工程カウント時間データに算入し、引き続き
動作を行なうようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のパン製造機によると、パン
製造の調理中に停電が発生した際、この停電が発酵工程
における場合は調理動作の進行状態とするとともに、混
練工程および焙焼工程における場合は待機状態とし、停
電回復後引き続いて動作するようにしたため、発酵工程
において停電が発生してもパン原料が過発酵となること
はなく、所定の発酵時間に制御でき、常に仕上りの良好
なパンの製造が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明のパン製造機の1実施例を示し、第1図
は一部切断正面図、第2図は制御回路ブロック図、第3
図は工程説明図、第4図は動作説明用フローチャートで
ある。 (1)……パン製造機本体、(2)……調理室、(4)
……容器、(7)……モータ、(9)……混練翼、(1
2)……ヒータ、(20)……マイクロコンピュータ、(2
4)……バックアップ用電源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン製造機本体内の調理室に着脱自在に装
    着され底部に混練翼を内装した容器と、前記混練翼を回
    転するモータと、前記容器を加熱するヒータと、前記モ
    ータおよび前記ヒータの駆動を制御して前記容器内に収
    納されたパン原料の混練,発酵,焙焼の各工程を自動的
    に行なうマイクロコンピュータ(以下マイコンという)
    とからなるパン製造機において、 調理中の停電時に前記マイコンをバックアップするバッ
    クアップ用電源を備えるとともに、前記マイコンに、停
    電時の停電時間を計時し,停電が発酵工程における場合
    は前記停電時間を発酵工程時間に算入し停電が混練工程
    および焙焼工程における場合は該工程時間に前記停電時
    間を不算入とし,停電回復後各工程の制御を継続する機
    能を付加したことを特徴とするパン製造機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100274A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Panasonic Corp 自動製パン機
CN108245049A (zh) * 2018-01-30 2018-07-06 九阳股份有限公司 一种食品加工机的故障处理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014100274A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Panasonic Corp 自動製パン機
CN108245049A (zh) * 2018-01-30 2018-07-06 九阳股份有限公司 一种食品加工机的故障处理方法
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