JPH0527129Y2 - - Google Patents

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JPH0527129Y2
JPH0527129Y2 JP5055089U JP5055089U JPH0527129Y2 JP H0527129 Y2 JPH0527129 Y2 JP H0527129Y2 JP 5055089 U JP5055089 U JP 5055089U JP 5055089 U JP5055089 U JP 5055089U JP H0527129 Y2 JPH0527129 Y2 JP H0527129Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動製パン機の膨らみ検出装置に関す
るものである。
(従来の技術) 自動製パン機は、パン材料のこねから発酵、焼
成までの各工程の温度と時間を制御しつつ、これ
らの一連の工程を自動的に行なうものである。
この自動製パン機による成形発酵時には、発酵
温度及び発酵時間を制御しても周囲温度の変化、
粉、イーストの種類等によつてパン生地の膨らみ
高さが異なり、膨らみ不足となつたり、過発酵と
なつて酸つぱくなり、味が悪くなることがある。
そこで、従来、実開昭63−150640号公報に示す
ように、膨らみ検出装置を備えた自動製パン機が
提案されている。この膨らみ検出装置は、パンケ
ースに埋設した一対の電極がパン生地と接触して
導通することをもつてパン生地の膨らみを検出す
るものである。そして、この自動製パン機では、
成形発酵時に膨らみ検出装置が所定の膨らみ量を
検出した時点で成形発酵を終え、次の焼成工程に
移行するようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の膨らみ検出装置で
は、パンケースが本体と着脱可能でなければなら
ない関係上、パンケースに埋設された電極から本
体への直接配線が不可能である。そこで、パンケ
ースと本体の間に端子差込み構造を採用するとし
ても、却つてパンケースの脱着が困難となり、ま
たその端子差込み部の接触信頼性が常に維持され
るとは限らないという問題がある。
また、電極はパンケースに埋設されてその位置
が固定されているため、パン生地の量が少ないと
きには、パン生地が電極に達するまで成形発酵が
終了しないこととなり、過発酵になりがちになる
という問題がある。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもの
で、配線が容易で、パン生地の量に応じて電極の
位置を変えることができる自動製パン機の膨らみ
検出装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、請求項1に係る考案
は、一対の電極がパン生地と接触して導通するこ
とをもつて、成形発酵時におけるパン生地の所定
の膨らみ量を検出する自動製パン機の膨らみ検出
装置において、前記一対の電極を、電極駆動手段
により、成形発酵時にその先端がパンケースの開
口部の所定の位置に移動可能に、かつ、焼成前に
蓋体又は本体に収納可能に設けたものである。
また、請求項2に係る考案は、前記請求項1に
係る考案の一対の電極の長さを可変にしたもので
ある。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従つて説
明する。
第1図は、本考案に係る膨らみ検出装置を備え
た自動製パン機を示す。
製パン機本体(以下、単に本体という。)1は、
シヤーシ2と、胴3と、該胴3内に収容されたオ
ーブン4と、該オーブン4の外側を断熱空間5を
隔てて覆う遮熱板6と、オーブン4の上端と胴3
の上端の間に取り付けた肩体7と、から構成され
ている。
蓋体11は、前記本体1にヒンジ軸12を中心
に開閉自在に、かつ、取り外し可能に取り付けら
れており、合成樹脂製の蓋外板13と、ステンレ
ス鋼製の内蓋14とから構成されている。
この蓋体11の内蓋14の下面には、第3図に
示すように、各々の一端を電極ホルダ15に固着
した一対の膨らみ検出用電極15a,15bが、
電極ホルダ15に突設した支軸を中心に、内蓋1
4に垂直な面内で回動可能に取り付けられてい
る。この電極15a,15bは着脱可能で、1斤
用、2斤用等のように長さの異なるものと取り替
え可能になつている。
内蓋14の上面には、第2図に示すように、一
端が前記電極ホルダ15に突設した係合突起15
cと係合するL字形の駆動レバー16が、支軸1
7を中心に内蓋14に平行な面内で回動可能に取
り付けられている。この駆動レバー16は、コイ
ルばね18により、第2図において反時計回り方
向に付勢されている。また、この駆動レバー16
にはソレノイド19の駆動軸19aが連結されて
いる。
そして、この駆動レバー16は、ソレノイド1
9がオフのときはコイルばね18により第2図に
おいて反時計回りに付勢されており、第1図中2
点鎖線で示すように、電極15a,15bは内蓋
14に平行に近接した状態で収納されるようにな
つている。ソレノイド19がオンすると、駆動レ
バー16がコイルばね18の付勢力に抗して第2
図中時計回りに回動することにより、電極15
a,15bは、第1図に示すように、電極ホルダ
15の支軸を中心に回動して、その先端がパンケ
ース31の開口部中央に位置するようになつてい
る。
前記電極15a,15bは、第4図に示すよう
に、膨らみセンサSの一部を構成する。すなわ
ち、この電極15a,15b間のパン生地抵抗
Rpが、抵抗R1,R2,R3及び比較器20ととも
に、ブリツジ回路を構成し、電極15a,15b
の先端にパンケース31内のパン生地が接触した
場合に、ブリツジ回路が平衡してパン生地の膨ら
みが検出されるようになつている。ここで、抵抗
R1,R2,R3は各々1MΩ、パン生地抵抗Rpは30〜
60KΩである。
一方、本体1のシヤーシ2には、取付け台21
が前記オーブン4を貫通して取り付けられてい
る。この取付け台21の略中央に駆動軸22が貫
通して回動自在に嵌合され、該駆動軸22の上端
には、第1図に示すように、後述するパンケース
31の第2係合部材35と係合する一対の第1係
合部材23が取り付けられる一方、下端にはプー
リ24が取り付けられている。また、取付け台2
1の上面にサーミスタ25が貫通して突出され、
コイルばね26により上方に付勢されて後述する
パンケース31の底面に圧接し、パンケース31
内のパン生地Pの温度が検出可能になつている。
オーブン4内に収容されるパンケース31は、
角型の容器で、底外面に支持台32が取り付けら
れ、該支持台32にはパンケース31の底を貫通
してパンケース31内に突出するこね軸33が回
転自在に嵌合されている。そして、こね軸33の
上端にはパン材料を攪拌してこねる回転羽根34
が着脱、かつ、こね軸33と一体回転可能に装着
される一方、下端には、第1図に示すように、前
記駆動軸22の第1係合部材23と一体回転可能
に係合する一対の第2係合部材35が取り付けら
れている。
パンケース31の側面には、こね棒41がこね
棒取付け座42に外方からパンケース31内に突
出して挿入されている。また、パンケース31の
周囲には、シーズヒータ51が配設され、前記パ
ンケース31内に収容されるパン生地Pを加熱す
るようになつている。
一方、オーブン4の後方は、こね用モータ6
1、冷却フアン62及び図示しないフアン用モー
タ等を収容する機械室となつている。こね用モー
タ61のプーリ63と、前記駆動軸22のプーリ
24とはベルト64を介して連結され、このこね
用モータ61で前記回転羽根34を回転駆動する
ようになつている。また、冷却フアン62は、図
示しないフアン用モータで回転駆動され、胴3の
側面から吸い込んだ外気を蓋体11に設けた送風
ダクト65内に導いて送風口66よりパンケース
31内のパン生地Pに向けて吹き出し、パン生地
Pを冷却するようになつている。なお、67は冷
間時にパン生地を加熱するためのフアンヒータで
ある。
また、オーブン4の前方は、電源、電気部品等
を収容する電気室となつており、71は表示兼操
作パネルであり、その内側にはマイクロコンピユ
ータ81を備えた制御装置が設けられている。
このマイクロコンピユータ81は、第5図に示
すように、主として中央演算処理装置(以下、
CPUという。)82、読出し専用メモリ(以下、
ROMという。)83、読書き専用メモリ(以下、
RAMという。)84、タイマ85、カウンタ8
6及び入出力ポート(以下、I/Oポートとい
う。)87から構成されている。
CPU82は、ROM83に予め書き込まれた制
御プログラムに従い、スタートスイツチSW、サ
ーミスタ25及び膨らみセンサSから入力信号を
受け、タイマ85と共同してこね用モータ61、
フアン用モータM、シーズヒータ51及びフアン
ヒータ67を制御して、順次第6図に示すよう
に、予熱、こね1、発酵1、こね2、発酵2、ま
るめ、成形発酵、焼成及び冷却の各工程を行わせ
る。
このうち、成形発酵の工程は、第7図に示すフ
ローチヤートに基づいたプログラムに従つて時間
制御される。すなわち、ステツプS101でソレ
ノイド19をオンし、ステツプS102で膨らみ
センサSが膨らみを検出したか否かを判断する。
ここで、膨らみが検出されなければ、ステツプS
103を経て検出されるまで待機し、膨らみが検
出されれば、ステツプS104でソレノイド19
をオフして成形発酵工程を終了し、次ぎの焼成工
程に移行する。また、ステツプS102,S10
3において膨らみが検出されないまま90分経過し
たときは、ステツプS104でソレノイド19を
オフし、焼成工程に移行する。
次に、以上の構成からなる自動製パン機の動作
を説明する。
まず、これから焼こうとするパンの容量に応じ
た長さの電極15a,15bを電極ホルダ15に
取り付け、イースト菌、小麦粉その他の材料及び
水をパンケース31に入れた後、図示しないスタ
ートスイツチSWを押し下げる。
これにより、シーズヒータ51への通電が開始
され、パン材料の予熱が行なわれる。所定時間経
過後、こね用モータ61が始動してプーリ63、
ベルト64、プーリ24及び駆動軸22を介して
こね軸33が回転する結果、回転羽根34により
パン材料のこね1の動作が開始される。このこね
1動作が所定時間行なわれると、こね用モータ6
1が停止して発酵1の工程に進む。同様に、こね
2、発酵2が行なわれ、さらに回転羽根34によ
るパン材料のまるめの動作が行なわれてパン生地
Pが形成される。
次に、ソレノイド19がオンし(ステツプS1
01)、駆動レバー16が回動して電極15a,
15bの先端がパンケース31の開口部中央に位
置する。これと同時に、シーズヒータ51への通
電が開始され、パン生地Pの温度が28℃に制御さ
れて成形発酵の工程が行なわれる。
この成形発酵においては、膨らみセンサSによ
り所定の膨らみ量になつたか否かが判断される
(ステツプS102)。
すなわち、パン生地Pが一対の電極15a,1
5bに達する前には、比較器20の−入力端子に
0.5Vdd、+入力端子にVddの電圧が印加され、比
較器20より“L”レベルの信号がマイクロコン
ピユータ81のI/Oポート87に入力される。
そして、パン生地Pが次第に膨らんで電極15
a,15bに達すると、電極15a,15b間が
導通して比較器20の+入力端子には、 Vdd×Rp/(R3+Rp)=0.03Vdd (ここで、Rp=30KΩ,R3=1MΩとする。) の電圧が印加され、−入力端子に印加される電圧
Vddよりも小さくなるため、比較器20より
“H”レベルの信号がマイクロコンピユータ81
に入力される。これにより、ソレノイド19がオ
フして(ステツプS104)、電極15a,15
bが内蓋14に収容され、成形発酵を終える。
パン材料が少ないにも拘わらず短い電極15
a,15bを装着した場合等には、パン生地Pは
成形発酵しても電極15a,15bに達しないこ
とになるが、90分経過すればソレノイド19がオ
フして焼成工程に移行する(ステツプS103)
ので、過発酵とならず、安全である。
成形発酵の工程が終了すると、シーズヒータ5
1への通電が開始され、焼成が行なわれる。そし
て、所定の焼成時間が経過すると、シーズヒータ
51への通電が停止され、フアン用モータMが駆
動して冷却フアン62からの送風によりパンが冷
却される。そして、所定時間が経過すると、フア
ン用モータMが停止して冷却が終了する。
なお、前記実施例では、電極15a,15bを
蓋体11の内蓋14に取り付けたが、本体1の例
えばオーブン4の内面に取り付けてもよい。ま
た、電極15a,15bを長さの異なるものに着
脱自在とする代わりに、それ自体で伸縮可能にし
てもよい。さらに、電極駆動手段としては、ソレ
ノイド19に限らず、モータを使用してもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、請求項1及び
請求項2に係る考案によれば、電極は蓋体又は本
体に設けられ、パンケースには設けられていない
ので、電極から本体への配線が容易である。ま
た、電極は蓋体又は本体に収容され、成形発酵時
にのみ電極駆動手段により移動するので、パンケ
ースの着脱の邪魔とならない。
特に、請求項2に係る考案によれば、電極の長
さが可変であるので、パン生地の容量の大小に応
じてその長さを調整しておけば、適正な膨らみ具
合で味の良いパンを焼き上げることができる等の
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る膨らみ検出装置を備えた
自動製パン機の断面図、第2図は電極取付け部の
平面図、第3図は第2図の−線断面図、第4
図は膨らみセンサの電気回路図、第5図はマイク
ロコンピユータの概略構成図、第6図は製パン工
程のフローチヤート、第7図は成形発酵の工程の
フローチヤートである。 1……本体、11……蓋体、15a,15b…
…電極、19……ソレノイド(電極駆動手段)、
16……駆動レバー(電極駆動手段)、31……
パンケース、P……パン生地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の電極がパン生地と接触して導通するこ
    とをもつて、成形発酵時におけるパン生地の所
    定の膨らみ量を検出する自動製パン機の膨らみ
    検出装置において、前記一対の電極を、電極駆
    動手段により、成形発酵時にその先端がパンケ
    ースの開口部の所定の位置に移動可能に、か
    つ、焼成前に蓋体又は本体に収納可能に設けた
    ことを特徴とする自動製パン機の膨らみ検出装
    置。 (2) 前記一対の電極の長さを可変にしたことを特
    徴とする請求項1に記載の自動製パン機の膨ら
    み検出装置。
JP5055089U 1989-04-28 1989-04-28 Expired - Lifetime JPH0527129Y2 (ja)

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