JPH0754435Y2 - 壁パネル - Google Patents

壁パネル

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JPH0754435Y2
JPH0754435Y2 JP9441189U JP9441189U JPH0754435Y2 JP H0754435 Y2 JPH0754435 Y2 JP H0754435Y2 JP 9441189 U JP9441189 U JP 9441189U JP 9441189 U JP9441189 U JP 9441189U JP H0754435 Y2 JPH0754435 Y2 JP H0754435Y2
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JP
Japan
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wall panel
wall
door
outer peripheral
attached
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JP9441189U
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JPH0335136U (ja
Inventor
正博 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、壁パネルを扉としても兼用できる壁パネルに
関する。
[従来の技術] 近年人造大理石のような材料により壁パネルを形成する
ことが考えられている。この人造大理石は成形品である
ため、肉厚が厚いとコストアップになるので、厚みを薄
く形成するのが一般的である。そして、壁パネルを壁下
地に取り付けるに当たっては接着剤により壁パネルを壁
下地に取り付けていた。また、壁パネルを取り付ける部
分の隣りにボックスのような収納部を形成することも考
えられるがこの場合、収納部の扉と壁パネルとは別の部
材を用いていた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のような従来例にあっては、壁パネルが
薄いため量感に乏しいという問題があった。そこで、量
感を出すためには壁パネルを肉厚に形成すればよいが、
これだとコストアップとなってしまい、また重量も重く
なり、壁パネルとして適当ではなかった。また、接着剤
で取り付けているので湿式となり施工が面倒であった。
また、壁パネルと収納部の扉とは別部材であるため部材
点数が増えてその点でもコストアップとなっていた。
本考案は上記した従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは量感に富み、軽量
で、接着剤でなくて金具により簡単に取り付けることが
でき、また、壁パネルをそのまま収納部の扉としても使
用することができる壁パネルを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、表面板部1bの外周
端部に背方に向けて外周側片8を一体に突設し、表面板
部8の背面の外周端部寄りに金具取付け用のリブ部9を
設け、表面板部1bの裏面の一側端部寄りにヒンジ取付け
用ボス部9bを設けた。
[作用] しかして、本考案にあっては、表面板部1bの外周端部に
背方に向けて外周側片8を一体に突設することで、肉厚
が薄く軽量であるにもかかわらず量感をだすことがで
き、また、外周側片8を背方に突設すると表面板部1bの
背面を接着剤で壁下地2に接着して取り付けるというこ
とができないが、表面板部1bの背面の外周端部寄りに金
具取付け用のリブ部9を設けることで、このリブ部9を
利用して金具を取り付けて金具を壁下地2に取り付けた
り、あるいは、壁パネル1同士を金具を利用して連結す
ることができるようになったものである。そして、上記
のような壁パネル1を収納部7の扉1aとして用いる場合
には壁パネル1のヒンジ取り付け用ボス部9bを利用して
ヒンジを取り付けて収納部7と連結するものであり、こ
のようにすることで、同じ種類の壁パネルをそのまま収
納部7の扉1aとして兼用することができ、部材の種類を
少なくすることができ、また扉1aと他の壁パネル1との
外観を同じにすることができるようになった。
[実施例] 以下実施例を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
壁パネル1は人造大理石などの成形品により形成してあ
り、第1図(a)(b)に示すように表面板部1bの外周
端部に背方に向けて外周側片8を一体に突設し、表面板
部1bの背面の外周端部寄りに金具取付け用のリブ部9を
設けて構成してある。また、表面板部1bの背面の一側端
部寄りにヒンジ取り付け用ボス部9bが一体に形成してあ
る。このボス部9b及びリブ部9にはインサートナット9a
が埋設してある。
上記のような構成の壁パネル1は複数枚並べて壁の全部
または一部を構成するものである。ここで、複数枚の壁
パネル1の内任意の壁パネル1の背方には収納部7が形
成されるものであり、背方に収納部7を有する壁パネル
1がこの収納部2の前開口部を開閉する扉1aを兼用して
いるものである。本考案にあっては、壁パネル1と収納
部7の扉1aとは同じものが使用してある。第2図に示す
実施例では浴室などの部屋の壁の一部を複数枚の壁パネ
ル1を上下に一列に配設して構成し、該壁パネル1の側
方をタイル21仕上げするようにした実施例が示してある
(第2図においてはタイル21を貼る前の状態が示してあ
る)。背方に収納部7を設けない壁パネル1は該壁パネ
ル1の背面側の左右の側端部に位置するリブ部9の背面
に断面Z字状をした長尺の取付け金具10の一片10aをね
じ具11により固着してあり(ねじ具11がインサートナッ
ト9aに螺合して固着される)、また、該壁パネル1の背
面側の上下の端部に位置するリブ部9の背面には係合部
4を有する長尺の接合金具12がねじ具11により固着して
ある。接合金具12の係合部4は第4図(a)に示すよう
に壁パネル1の外周側片8の背面と小間隔を介して対向
しているものである。背方に収納部7を有する壁パネル
1は第6図に示すように収納部7にヒンジ13により開閉
自在に取り付けてあってこの壁パネル1が収納部7の開
口部を開閉する扉1aを兼用している。ここで壁パネル1
を扉1aとして使用する場合には第1図(c)(d)に示
すように壁パネル1の背面に裏板1cを配設してねじ45に
よりリブ部9に固着し、この裏板1cを介してボス部9bに
形ねじ45によりヒンジ13を取り付けるものである。そし
て、この扉1aとして用いる壁パネル1には更に把手46を
取り付けるものである。収納部7には外周部に前面縁部
14を設け、前面縁部14の端部から背方に向けて側部片15
を突設し、側部片15の背方端部から外側方に向けて固定
片16が突設してある。ここで収納部7も人造大理石製で
あってもよく、他の合成樹脂等の一体成形品であっても
よいが、収納部7に前面縁部14と側部片15とを設けるこ
とで背方に開口する凹部17が形成され、凹部17内にはリ
ブを収納部7と一体に形成したり、あるいは別体の補強
部材18を固着したりしてあり、この補強部材18(または
補強部材)部分においてL状金具19の一片をねじ具20に
より固着してある。そして、L状金具19の他片が前面縁
部14と面一の状態で外側方に突出していて被係合部5と
なっている。
しかして、壁下地2に壁パネル1を上下に複数配置して
壁の一部を構成するのであるが、第2図の実施例の場
合、まず、前面に壁パネル1を扉1aとして取り付けた収
納部7を固定片16部分で壁下地2に取着手段3である釘
を用いて固定する。次に、被係合部5に背方に収納部7
を有しない壁パネル1の係合部4を係合して位置決めし
た状態でこの背方に収納部7を有さない壁パネル1を取
付け金具10の他片10bを壁下地2に取着手段3である釘
を打ち込んで固着するのである。したがって係合手段A
は本実施例の場合係合部4と被係合部5とにより構成し
てある。ここで、複数の壁パネル1はいずれも面一とな
るように施工されるものであり、収納部7を設けた方の
壁パネル1が収納部7を取り付けるために壁下地2から
離れた位置に位置することになるが、収納部7を有しな
い方の壁パネル1は取り付け金具10を用いることで壁下
地2から浮かせた状態となって壁パネル1同士を面一に
することができるのである。また複数の壁パネル1は同
じ表面仕上げとなっているが、各壁パネル1にはそれぞ
れ独立して種々の付属物を取り付けてもよい。例えば、
第2図の実施例では一番下の壁パネル1にはカウンター
23が設けてあり、一番上の壁パネル1には証明器具24が
設けてある。このようにして複数枚の壁パネル1により
壁の一部を構成するが、壁の他の部分は壁下地2の表面
に第5図のようにモルタル25を塗布し、モルタル25の表
面にタイル21を固着して取り付けてある。ここで、背方
に収納部7を有する壁パネル1部分においては収納部7
の側部片15が堰となってモルタル25が流出するのが防止
され、また、背方に収納部7を有さない壁パネル1部分
においては、長尺の取付け金具10の中央片10cが堰とな
ってモルタル25が流出するのが防止されることとなる。
図中26はコーキングである。
第7図乃至第12図には壁パネル1の施工の他の実施例が
示してある。この実施例では複数の壁パネル1を上下に
配置するだけでなく左右方向にも複数配置して壁を構成
する実施例が示してある。この実施例では背方に収納部
7を有していない壁パネル1の背面側の上下左右の4辺
の端部に位置するリブ部9の背面にそれぞれ係合部4を
有する長尺の接合金具12がねじ具11により固着してあ
る。そして、断面略H字状をした連結金具30の前方の両
側に設けた被係合部5のうち一方の被係合部5を上記壁
パネル1の背方の側端部に設けた接合金具12の係合部4
にはめ込んで接合金具12に連結金具30を取り付けてあ
る。そして、壁下地2の表面下端部に下支持金具31を固
着し、この下支持金具31の上面に背方に収納部7を有さ
ない壁パネル1を載置するとともに下の係合部4に下支
持金具31の上面に突設した突片よりなる被係合部5を係
合し、連結金具30の背方側の固定側片32を取着手段3と
なる釘やねじにより壁下地2に固着するものである。そ
して、壁パネル1を扉1aとしている収納部7を壁下地2
の開口部33はめ込み、収納部7の下端部に設けた被係合
部5を上記すでに壁下地2に取り付けた係合部4に係合
して位置決めし、この状態で収納部7を開口部33の内壁
を構成する枠材34にねじ等の取着手段3により取り付け
るものである。そして、このようにして取り付けた収納
部7の上端部の被係合部5に収納部7を有さない別の壁
パネル1の下の係合部4をはめ込んで接続し、この状態
で該壁パネル1に取り付けた連結金具30の固定側片32を
取着手段3となる釘やねじにり壁下地2に取り付けるも
のである。一方、横に壁パネル1を施工するには、壁パ
ネル1同士を直接連結するには連結金具30の前部の両側
に設けた被係合部5のうち他方の被係合部5に左右方向
に隣り合う壁パネル1の左右方向の一方の端部を係合部
4を係合し、同時に該壁パネル1の左右方向の他端部に
別の連結金具30の一方の被係合部5を係合して該連結金
具30を固定側片32部分を取着手段3となる釘やねじによ
り壁下地2に固着するものである。また背方に収納部7
を有さない壁パネル1同士を上下に連結する場合も一方
の壁パネル1の上下方向の一方の端部の係合部4に連結
金具30の一方の被係合部4を係合した状態で該連結金具
30を壁下地2に取着手段3により取り付け、この連結金
具30の他方の被係合部5に上下に連結しようとする壁パ
ネル1の上下方向の端部の係合部4を係合するものであ
る(第11図参照)。また、背方に収納部7を有する壁パ
ネル1の左右方向の隣りに背方に収納部7を有さない壁
パネル1を連結するには収納部7の左右方向の端部に設
けた被係合部5に左右方向に隣り合う壁パネル1の係合
部4を係合するものである。
ところで、背方に収納部7を有する壁パネル1も収納部
7を有さない壁パネル1も全て面一となるようにしてあ
るので、扉1aを兼用している壁パネル1を閉じた場合、
あたかも壁パネル1が並んでいるかのように見えるもの
である。
ところで、収納部7の前方に位置して収納部7の扉1aの
役目を兼用している壁パネル1は収納部2の前開口部に
ヒンジ13により開閉自在に取り付けられるものである
が、この扉1aを兼用している壁パネル1を閉じたとき、
該扉1aを兼用している壁パネル1が隣りの壁パネル1と
隙間なく収まるようになっており、このため、ヒンジ13
としては、扉1aとなる壁パネル1を少し手前に引き出し
た状態で回動できるようないわゆるスライド蝶番と称さ
れる構造の公知のヒンジが使用されるものである。
なお、第9図中40は床、41は天井パネルである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように表面板部の外周縁部に
背方に向けて外周側片を一体に突設してあるので、肉厚
が薄く軽量であるにもかかわらず量感をだすことがで
き、また、外周側片を背方に突設すると表面板部の背面
を接着剤で壁下地に接着して取り付けるということがで
きないが、表面板部の背面の外周端部寄りに金具取付け
用のリブ部を設けてあるので、このリブ部を利用して金
具を取り付けて金具を壁下地に取り付けたり、あるい
は、壁パネル同士を金具を利用して簡単に連結すること
ができるものであり、また、壁パネルを収納部の扉とし
て用いる場合には壁パネルのヒンジ取り付け用ボス部を
利用してヒンジを取り付けて収納部と連結するものであ
り、このようにすることで、同じ種類の壁パネルをその
まま収納部の扉として兼用することができ、部材の種類
を少なくすることができ、また扉の他の壁パネルとの外
観を同じにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)(d)は本考案の壁パネルの
背面図、側断面図、扉として使用する場合の背面図及び
扉として使用する場合の側断面図、第2図は壁パネルを
上下に一列だけ並べた実施例を示しタイルを貼る前の斜
視図、第3図は同上の部分正面図、第4図(a)(b)
は同上の上下方向の断面図及び側面図、第5図は同上の
左右方向の断面図、第6図は同上の収納部を有する壁パ
ネル部分の断面図、第7図は本考案の他の実施例の斜視
図、第8図は同上の要部拡大正面図、第9図は第7図の
X−X線部分の断面図、第10図は第7図のY部分の一部
の壁パネルを取り付ける前の正面図、第11図は同上の上
下方向の断面図、第12図は同上の左右方向の断面図、第
13図(a)(b)は同上に用いる接合金具の正面図及び
側面図、第14図(a)(b)は同上に用いる連結金具の
正面図及び側面図、第15図(a)(b)は同上に用いる
下支持金具の正面図及び側面図、第16図(a)(b)は
同上に用いるL状金具の正面図及び側面図であって、1b
は表面板部、8は外周側片、9はリブ部、9aはボス部で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面板部の外周端部に背方に向けて外周側
    片を一体に突設し、表面板部の背面の外周端部寄りに金
    具取付け用のリブ部を設け、表面板部の裏面の一側端部
    寄りにヒンジ取付け用ボス部を設けて成る壁パネル。
JP9441189U 1989-08-12 1989-08-12 壁パネル Expired - Lifetime JPH0754435Y2 (ja)

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JP9441189U JPH0754435Y2 (ja) 1989-08-12 1989-08-12 壁パネル

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JP9441189U JPH0754435Y2 (ja) 1989-08-12 1989-08-12 壁パネル

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Publication Number Publication Date
JPH0335136U JPH0335136U (ja) 1991-04-05
JPH0754435Y2 true JPH0754435Y2 (ja) 1995-12-18

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ID=31643737

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