JPH0813918A - ドア枠構造及びドア枠取付け構造 - Google Patents

ドア枠構造及びドア枠取付け構造

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JPH0813918A
JPH0813918A JP15127494A JP15127494A JPH0813918A JP H0813918 A JPH0813918 A JP H0813918A JP 15127494 A JP15127494 A JP 15127494A JP 15127494 A JP15127494 A JP 15127494A JP H0813918 A JPH0813918 A JP H0813918A
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door frame
frame
door
room
panel
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JP15127494A
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Toshikore Fujii
俊維 藤井
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ユニットルーム等の部屋の壁11…にドア3
0を取付けるためのドア枠20において、ドア枠20
は、左右の縦枠部21L,21Rと下枠部24と上枠部
26とからなる縦長の枠体であり、上枠部20は、ドア
30上面を基点として部屋の天井15近傍に至るもので
あることを特徴とするドア枠構造。 【効果】 ドア枠の上部に別部材の小パネルを取付ける
必要がないので、ドア枠構造の部品数を少なくでき、取
付けが簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア枠構造及びドア枠
取付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の衛生設備室(ユニットル
ーム等)の断面図であり、ユニットバスルームと称する
浴室100を示す。浴室100は浴槽101と洗い場1
02とを設置した床パン103と、この床パン103の
周囲に立設した複数の支柱104…と、これらの支柱1
04…間に取付けられた壁パネル105及びドア枠10
6と、前記壁パネル105及びドア枠106の上を覆う
天井パネル107と、前記ドア枠106に取付けたドア
108とからなる。
【0003】なお、図示した浴室100は壁パネル10
5にタイルを貼付してあり、この壁パネル105はこれ
と一体の補強枠で裏側から補強されている。壁パネル1
05はこの他に、表面に樹脂加工を施した鋼板パネルで
構成したものもある。壁パネルは立設した支柱間に取付
ける(図示せず)。
【0004】天井パネル107の高さH1はドア枠10
6の高さH2よりも高いので、ドア枠106の上部に別
部材の小パネル109を取付け、隣接する壁パネル10
5と高さを合せている。ドア枠106は次の手順で取付
けられる。 先ず、小パネル109をドア枠106にビス等で取付
け、次に、小パネル109付きドア枠106を支柱1
04,104間にはめ込み、ドア枠106と支柱10
4との間の隙間にスペーサ(ビスを通す貫通孔が開いた
板材)を介在させ、スペーサを介してビス等で取付け
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、ド
ア枠106の上部に別部材の小パネル109をビス等で
取付けることで、壁パネル105と高さを合せる構成で
あり、部品数が多く取付け作業性が劣る。また、ドア枠
106は、別部材の小パネル109が組付けられたこと
による強度不足を防止するために、頑丈にする必要があ
る。
【0006】更に、別部材の小パネル109を支柱10
4に取付けるために、支柱104と小パネル109のい
ずれかを切欠くことも有り得、作業性が劣り、強度上も
望ましくない。また、ドア枠106を支柱104にねじ
止めする場合に、ドア枠106と支柱との間の隙間をス
ペーサで埋めるが、このスペーサは、ビスを通す貫通孔
が開いた板材からなり、隙間分のスペーサを挿入した後
でビスをねじ込むことになり、後から追加にスペーサを
挿入し難く、作業性が劣る。
【0007】そこで本発明の目的は、部品数の少ないド
ア枠構造とし、ドア枠の取付け作業を簡単にすることに
ある。また、ドア枠や支柱の強度が低下しないドア枠構
造を提供することにある。更に、ビスのねじ込み前と後
とを問わずに、ドア枠と支柱との間の隙間にスペーサを
介在させることができることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明は、ユニットルーム等の部屋の壁にドアを取付け
るためのドア枠において、ドア枠を左右の縦枠部と下枠
部と上枠部とからなる縦長の枠体で構成し、上枠部を、
ドア上面を基点として部屋の天井近傍に至るようにした
ことを特徴とする。
【0009】前記左右の縦枠部に、部屋の支柱または壁
に弾性的に係止する弾性係止部を備え、縦枠部を支柱ま
たは壁に室内側から着脱可能であることが好ましい。
【0010】前記下枠部の上面に、室内側に流れ勾配を
有することが好ましい。
【0011】前記上枠部に、室内に臨む面に模様を施し
てもよい。
【0012】前記上枠部に、室内に臨む面にタイルを貼
付してもよい。
【0013】前記上枠部に、室内に臨む面に壁パネルと
同一の表面処理を施してもよい。
【0014】また、目的を達成するべく他の本発明は、
左右の縦枠部と下枠部と上枠部とからなるドア枠を、ス
ペーサを介してビス等の止め部材で支柱または壁に取付
けるドア枠取付け構造において、スペーサにU字形状の
切欠き部を設け、この切欠き部に止め部材を介在させた
ことを特徴とする。
【0015】前記U字形状の切欠き部に、切欠き部の開
口側から奥側に向う爪部を設けてもよい。
【0016】前記ドア枠を支柱または壁に取付けるビス
等の止め部材が、ドアヒンジをドア枠に取付ける部材を
兼ねてもよい。
【0017】前記左右の縦枠部に、部屋の支柱または壁
に弾性的に係止する弾性係止部を備え、縦枠部を支柱ま
たは壁に室内側から着脱可能であるドア枠取付け構造に
することが好ましい。
【0018】
【作用】ドア枠が天井の高さに至る長さになり、更に、
ドアの上面から天井までの間をドア枠と一体の上枠部で
塞ぐので、従来のようにドア枠の上部に別部材の小パネ
ルを取付ける必要がない。
【0019】左右の縦枠部に弾性係止部を備え、この弾
性係止部を支柱または壁に室内側から着脱可能にしたこ
とで、支柱または壁にドア枠をはめ込んで弾性係止で取
付けられる。
【0020】下枠部の上面に、室内側に流れ勾配を設け
ることで、室内側からドアに散水しても、下枠部から室
内側に流れ落ちる。
【0021】上枠部に、室内に臨む面に模様を施すこと
で、室内の見栄えが良くなる。
【0022】上枠部に、室内に臨む面にタイルを貼付す
ることで、室内の見栄えが良くなる。
【0023】上枠部に、室内に臨む面に壁と同一の表面
処理を施すことで、上枠部と壁とで室内面の統一性があ
る。
【0024】スペーサにU字形状の切欠き部を設け、こ
の切欠き部にビス等の止め部材を介在させ、スペーサを
介して支柱または壁にドア枠を止め部材で取付けること
で、止め部材の締付け前と後とを問わずに、ドア枠と支
柱または壁との間の隙間にスペーサを介在させることが
できる。
【0025】U字形状の切欠き部に、この切欠き部の開
口側から奥側に向う爪部を設けることで、薄板状スペー
サが止め部材から脱落することがない。
【0026】ドア枠を支柱または壁に取付けるビス等の
止め部材が、ドアヒンジをドア枠に取付ける部材を兼ね
ることで、ドア枠内面(ドアヒンジ取付け面)に見える
止め部材の数量が少なくてすむ。
【0027】ドア枠取付け構造において、左右の縦枠部
に弾性係止部を備え、この弾性係止部を支柱または壁に
室内側から着脱可能にしたことで、支柱または壁にドア
枠をはめ込んで弾性係止で取付けられる。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、第1実施例を図1〜図8に基づき説明する。図1
は本発明に係るドア枠構造(第1実施例)をユニットル
ームに取付けた分解斜視図であり、ユニットルーム(部
屋)1は、例えば、ユニットバスルームと称する浴室を
構成する。ユニットルーム1は、床パン2と、この床パ
ン2の周囲に立設した複数の中間支柱(支柱)3…(…
は複数を示す。以下同じ。),コーナ支柱(支柱)7…
と、これらの支柱3…,7…間に取付けられた壁パネル
(壁)11…及びドア枠20と、前記壁パネル11…及
びドア枠20の上を覆う天井パネル(天井)15と、前
記ドア枠20に取付けたドア30とからなる。
【0029】ドア枠20は、左右の縦枠部21L,21
Rと下枠部24と上枠部26とからなる縦長の枠体であ
り、一体的に形成され、天井パネル15近傍に至る高さ
であって、隣接する壁パネル11…と高さを合せてい
る。上枠部26は、ドア30上面を基点として天井パネ
ル15近傍に至るものであり、平板状に形成されてい
る。
【0030】この上枠部26は、室内に臨む面に所望の
模様を施すことで、見栄えを良くすることができる。更
に、上枠部26は、室内に臨む面に壁パネル11と同一
の表面処理(光沢、模様、色彩等)を施すこと、または
タイルを貼付することで、上枠部26と壁パネル11と
で室内面の統一性があり、ユニットルーム1の室内の見
栄えが良くなる。
【0031】ドア30は、ドアヒンジ31,31で左の
縦枠部21Lに取付けられている。ドアヒンジ31,3
1は、ビス等の止め部材36(図2で詳述する。)で左
の縦枠部21Lに取付けられる。なお、32はドア用ノ
ブである。
【0032】図2は本発明に係るドア枠構造(第1実施
例)の取付け状態の横断面図であり、支柱3,7間に壁
パネル11…及びドア枠20が取付けられた状態を示
す。中間支柱3は、鋼板等を断面視みぞ形に折曲げ、両
端部を各々更に内側に深く折曲げて折曲部を形成し、折
曲部の傾斜面を傾斜部4,4とし、向い合う傾斜部4,
4間を比較的大きな開口としたものである。中間支柱3
の傾斜部4,4間にはパネルジョイナ6が取付けられて
いる。パネルジョイナ6は、変形性と剛性とを兼ね備え
た中硬質材であり、且つ、略Ω(オメガ)字状断面の長
尺材である。
【0033】コーナ支柱7は、鋼板等を断面視箱形に折
曲げ、一角の両端部を各々更に内側に深く折曲げて折曲
部を形成し、折曲部の傾斜面を傾斜部8,8とし、向い
合う傾斜部8,8間を比較的小さな開口としたものであ
る。壁パネル11は、化粧金属板(塩化ビニル樹脂被膜
鋼板など)等の表面材12と、表面材12を裏打ちする
プラスタボード、石綿、グラスウール等の裏打ち材13
とからなる。表面材12の左右端は、背面方向(室外
側)へ略J字形に折り曲げられ、弾性に富む弾性係止部
12a,12aとされている。
【0034】左右の縦枠部21L,21Rの左右端は、
背面方向(室外側)へ略J字形に折り曲げられ、弾性に
富む弾性係止部22L,22Rとされている。左側の弾
性係止部22Lは、コーナ支柱7の傾斜部8に弾性係合
され、右側の弾性係止部22Rは、中間支柱3の傾斜部
4にパネルジョイナ6を介して弾性係合されている。こ
のため、弾性係止部22L,22Rは支柱3,7に室内
側から着脱可能である。
【0035】壁パネル11の弾性係止部12a,12a
も縦枠部21L,21Rと同様に、コーナ支柱7の傾斜
部8に弾性係合され、または、中間支柱3の傾斜部4に
パネルジョイナ6を介して弾性係合されている。このた
め、弾性係止部12a,12aは支柱3,7に室内側か
ら着脱可能である。
【0036】左右の縦枠部21L,21Rは、更に、支
柱3,7間に厚板状スペーサ34及び薄板状スペーサ3
5を介してビス等の止め部材36で取付けられている。
このため、左右の縦枠部21L,21Rと支柱3,7と
の間にスペーサ34,35が介在するので、止め部材3
6を締付けても、縦枠部21L,21Rが変形しない。
【0037】ビス等の止め部材36は、ドア枠20を支
柱3,7に取付けるとともに、ドアヒンジ31をドア枠
20に取付ける部材である(図1参照)。このため、ド
ア枠20内面(ドアヒンジ31取付け面)に見える止め
部材36の数量が少なくてすみ、見栄えが良い。
【0038】なお、37はスポンジ状のパッキンであ
り、支柱3,7と左右の縦枠部21L,21Rとの間に
介在して、室内からの水漏れを防止している。38はパ
ッキンであり、ドア枠20の全内周に取付けられ、ドア
枠20とドア30との間の水漏れを防止している。39
は中硬質で長尺材のコーナ目地材である。
【0039】図3は本発明に係るドア枠構造(第1実施
例)下部の取付け状態の縦断面図であり、厚板状スペー
サ34及び薄板状スペーサ35は、縦枠部21L,21
Rを止め部材36で取付ける位置に介在されている。ド
ア枠20の下枠部24は、床パン2の縁部に載置され、
且つ、ビス等(図示せず)で固着されている。下枠部2
4は上面24aに、室内側(この図で右側)に流れ勾配
を有する。
【0040】図4は本発明に係るドア枠構造(第1実施
例)上部の取付け状態の縦断面図であり、ドア枠20の
上枠部26は、天井パネル15に上部パネルジョイナ1
6で結合されている。上枠部26と天井パネル15との
コーナは、天井飾り縁17で覆われ、この天井飾り縁1
7は上部パネルジョイナ16に係止されている。なお、
上枠部26は、上部パネルジョイナ16及び補強材18
に干渉しないように、階段状に切欠かれている。補強材
18は、各支柱(図示せず)間に結合され、壁パネル1
1(図1参照)の裏側を支持するものである。
【0041】図5は本発明に係るドア枠取付け構造(第
1実施例)のスペーサ取付け部分の分解斜視図であり、
硬質樹脂からなる厚板状スペーサ34には長孔34aが
開けられ、硬質樹脂からなる薄板状スペーサ35にはU
字形状の切欠き部35aが開けられている。長孔34a
には止め部材36が通され、切欠き部35aには止め部
材36が介在される。
【0042】なお、薄板状スペーサ35は、図6〜図7
に示す構成にすることができる。図6は本発明に係るス
ペーサの変形実施例の斜視図であり、薄板状スペーサ3
5の切欠き部35aには、この切欠き部35aの開口端
から奥側に向う一対の爪部35b,35bが、一体に形
成されている。爪部35b,35bは、略くさび形状で
あり、軟質樹脂等の軟質材からなり、止め部材36の抜
け止めに用いられる。
【0043】止め部材36に切欠き部35aを押込むこ
とにより、爪部35b,35bが弾性変形するので、薄
板状スペーサ35が止め部材36に通される。また、一
旦通された後には、爪部35b,35bによって止め部
材36が抜け止めされる。この変形実施例によれば、薄
板状スペーサ35が止め部材36から脱落するのを防止
できる。
【0044】図7は本発明に係るスペーサの更なる変形
実施例の斜視図であり、薄板状スペーサ35の切欠き部
35aには、この切欠き部35aの開口側の途中から奥
側に向う一対の爪部35c,35cが、一体に形成され
ている。爪部35c,35cは、略くさび形状であり、
軟質樹脂等の軟質材からなり、止め部材36の抜け止め
に用いられる(上記図6に示す変形実施例の爪部35
b,35bと同一作用)。この更なる変形実施例によれ
ば、爪部35c,35cの先端が切欠き部35aの奥側
にあるので、薄板状スペーサ35は止め部材36に通さ
れた後に、止め部材36から位置ずれし難い。
【0045】次に、上記構成のドア枠構造及びドア枠取
付け構造の組付け手順を説明する。図8(a)〜図8
(d)は本発明に係るドア枠構造及びドア枠取付け構造
(第1実施例)の作用説明図である。なお、ドア枠20
は、右の縦枠部21Lの組付け手順だけを説明し、左の
縦枠部21Rの組付け手順は同様の手順なので説明を省
略する。
【0046】先ず、図8(a)に示すように、中間支柱
3にパネルジョイナ6を取付け、更に、壁パネル11の
弾性係止部12aを取付ける。次に、図8(b)に示す
ように、ドア枠20に厚板状スペーサ34、パッキン3
7及びパッキン38を取付ける。その後、図8(c)に
示すように、ドア枠20の弾性係止部22Rを中間支柱
3に取付ける。
【0047】そして、中間支柱3と厚板状スペーサ34
との間に所望数の薄板状スペーサ35を挿入し、図8
(d)に示すように、止め部材36でドア枠20を中間
支柱3に固定する。止め部材36を緩く締めた状態で、
必要があれば(中間支柱3と厚板状スペーサ34との間
に隙間がある等)、薄板状スペーサ35を追加挿入し、
その後、止め部材36を本締めして、組付け作業を完了
する。なお、上記ドア枠構造の組付け手順は、上記第1
実施例に係る構成の理解を容易にするために説明した一
例にすぎず、任意の手順にすることができる。
【0048】次に、ユニットルームのドア枠構造の第2
実施例を、図9に基づき説明する。なお、上記第1実施
例と同構成については同一符号を付し、その説明を省略
する。図9は本発明に係るドア枠構造(第2実施例)の
取付け状態の横断面図であり、壁パネル(壁)41は、
基板42と、この基板42の表面に貼付されたタイル製
の表面材43と、基板42を補強するために基板42裏
面の周囲に取付けられた補強材45(説明を容易にする
ために、この図で左側の壁パネル41の補強材を45
L、右側の壁パネル41の補強材を45Rという。以下
同じ。)とからなり、床パン2の周囲に立設される。補
強材45L,45Rは、鋼板等を断面視箱形に折曲げ、
一面を内側に折曲げて折曲部を形成したものである。
【0049】この図でコーナ部の左側に臨む補強材45
Lには、長尺のコーナジョイント47がビス51で取付
けられている。コーナジョイント47は、鋼板等を断面
視略Z字形に折曲げられ、一端の取付面47aが右側の
補強材45Rと対向して配置される。ドア枠20は、上
記第1実施例のものと同一構成且つ同一寸法であり、ド
ア枠20の幅寸法が、右側の補強材45Rと取付面47
aとの間の距離Lと同一である。このため、ドア枠20
は右側の補強材45R及び取付面47aに止め部材36
だけで取付けられる。
【0050】なお、54は中厚板状スペーサであり、薄
板状スペーサ35と同様にU字形状の切欠き部54aが
設けられている。切欠き部54aには止め部材36が介
在される。この切欠き部54aは、上記図6〜図7に示
す薄板状スペーサ35の切欠き部35aのように、爪部
35b,35bや爪部35c,35cを備えてもよい。
【0051】この実施例の上枠部26(図1参照)は、
室内に臨む面にタイルを貼付することで、見栄えを良く
することができる。更に、上枠部26は、室内に臨む面
に壁パネル41と同一の表面処理(光沢、模様、色彩、
寸法等が同じタイルを貼付)を施すことで、上枠部26
と壁パネル41とで室内面の統一性があり、ユニットル
ーム1の室内の見栄えが良くなる。
【0052】なお、上記第1実施例及び第2実施例にお
いて、支柱3,7や壁パネル11,41は床パン2に立
設する構成で説明したが、言うまでもなく、床ボーダー
(水が掛かることの少ないタイル床などに敷設される長
尺材であり、大型ユニットルーム等で使用される)上に
立設させた構成でもよい。
【0053】また、部屋は、少なくとも周囲の壁とこの
壁の上を覆う天井とからなり、壁にドア枠20を取付け
るものであることを特徴とし、ユニットルーム1の他
に、例えば一般的な木造やコンクリートで構成する部屋
でもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1のドア枠構造
は、ドア枠を、左右の縦枠部と下枠部と上枠部とからな
る縦長の枠体にし、上枠部を、ドア上面を基点として天
井近傍に至るようにしたことにより、ドア枠が天井の高
さに至る長さになり、更に、ドアの上面から天井までの
間をドア枠と一体の上枠部で塞ぐので、従来のようにド
ア枠の上部に別部材の小パネルを取付ける必要がない。
このため、ドア枠構造の部品数を少なくでき、取付けが
簡単になる。また、別部材の小パネルを取付けることに
よるドア枠や支柱、壁を切欠くことがないので、ドア枠
や支柱、壁の強度不足が発生しない。
【0055】請求項2のドア枠構造は、左右の縦枠部
に、部屋の支柱または壁に弾性的に係止する弾性係止部
を備え、縦枠部を支柱または壁に室内側から着脱可能に
したことにより、支柱間にドア枠をはめ込んで弾性係止
で取付けるので、ドア枠の取付けが簡単である。
【0056】請求項3のドア枠構造は、下枠部の上面
に、室内側に流れ勾配を設けたことにより、ドア枠を取
付けた部屋を浴室として使用する場合のように、室内側
からドアに散水しても、下枠部から室内側に流れ落ち、
この水を床パン等で受けることができ、室外に漏水する
恐れがない。
【0057】請求項4のドア枠構造は、上枠部に、室内
に臨む面に模様を施したので、ドア枠を用いた室内の見
栄えが良くなる。
【0058】請求項5のドア枠構造は、上枠部に、室内
に臨む面にタイルを貼付したので、ドア枠を用いた室内
の見栄えが良くなる。また、タイルを貼付した衛生設備
室やユニットルーム等の部屋においては、室内面の統一
性を図ることができ、美観を確保できるとともに、施工
性を向上させることができる。
【0059】請求項6のドア枠構造は、上枠部に、室内
に臨む面に壁と同一の表面処理を施したので、上枠部と
壁とで室内面の統一性があり、ドア枠を用いた室内の見
栄えが良くなる。
【0060】請求項7のドア枠取付け構造は、スペーサ
にU字形状の切欠き部を設け、この切欠き部にビス等の
止め部材を介在させ、スペーサを介して支柱または壁に
ドア枠を止め部材で取付けることにより、止め部材の締
付け前と後とを問わずに、ドア枠と支柱または壁との間
の隙間にスペーサを介在させることができるので、止め
部材の締付け後に追加でスペーサを挿入でき、ドア枠の
取付け作業が容易である。
【0061】請求項8のドア枠取付け構造は、U字形状
の切欠き部に、この切欠き部の開口側から奥側に向う爪
部を設けたので、薄板状スペーサが止め部材から脱落す
るのを防止できる。
【0062】請求項9のドア枠取付け構造は、ドア枠を
支柱または壁に取付けるビス等の止め部材が、ドアヒン
ジをドア枠に取付ける部材を兼ねるので、ドア枠内面
(ドアヒンジ取付け面)に見える止め部材の数量が少な
くてすみ、見栄えが良い。
【0063】請求項10のドア枠取付け構造は、左右の
縦枠部に、部屋の支柱または壁に弾性的に係止する弾性
係止部を備え、縦枠部を支柱または壁に室内側から着脱
可能にしたことにより、支柱または壁にドア枠をはめ込
んで弾性係止で取付けるので、ドア枠の取付けが簡単で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア枠構造(第1実施例)をユニ
ットルームに取付けた分解斜視図
【図2】本発明に係るドア枠構造(第1実施例)の取付
け状態の横断面図
【図3】本発明に係るドア枠構造(第1実施例)下部の
取付け状態の縦断面図
【図4】本発明に係るドア枠構造(第1実施例)上部の
取付け状態の縦断面図
【図5】本発明に係るドア枠取付け構造(第1実施例)
のスペーサ取付け部分の分解斜視図
【図6】本発明に係るスペーサの変形実施例の斜視図
【図7】本発明に係るスペーサの更なる変形実施例の斜
視図
【図8】本発明に係るドア枠構造及びドア枠取付け構造
(第1実施例)の作用説明図
【図9】本発明に係るドア枠構造(第2実施例)の取付
け状態の横断面図
【図10】従来の衛生設備室の断面図
【符号の説明】
1…部屋(ユニットルーム)、2…床パン、3…支柱
(中間支柱)、7…支柱(コーナ支柱)、11…壁(壁
パネル)、15…天井(天井パネル)、20…ドア枠、
21L…左の縦枠部、21R…右の縦枠部、22L,2
2R…弾性係止部、24…下枠部、24a…上面、26
…上枠部、30…ドア、31…ドアヒンジ、34…スペ
ーサ(厚板状スペーサ)、35…スペーサ(薄板状スペ
ーサ)、35a…切欠き部、35b,35c…爪部、3
6…ビス等の止め部材、41…壁(壁パネル)、45,
45L,45R補強枠、47…コーナジョイント、47
a…取付面、51…ビス、54…スペーサ(中厚板状ス
ペーサ)、54a…切欠き部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットルーム等の部屋の壁にドアを取
    付けるためのドア枠において、前記ドア枠は、左右の縦
    枠部と下枠部と上枠部とからなる縦長の枠体であり、前
    記上枠部は、前記ドア上面を基点として前記部屋の天井
    近傍に至るものであることを特徴とするドア枠構造。
  2. 【請求項2】 前記左右の縦枠部は、前記部屋の支柱ま
    たは壁に弾性的に係止する弾性係止部を備え、前記縦枠
    部は前記支柱または壁に室内側から着脱可能であること
    を特徴とする請求項1記載のドア枠構造。
  3. 【請求項3】 前記下枠部は、上面が室内側に流れ勾配
    を有することを特徴とする請求項1記載のドア枠構造。
  4. 【請求項4】 前記上枠部は、室内に臨む面に模様が施
    されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載のドア枠構造。
  5. 【請求項5】 前記上枠部は、室内に臨む面にタイルが
    貼付されていることを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3又は請求項4記載のドア枠構造。
  6. 【請求項6】 前記上枠部は、室内に臨む面に前記壁と
    同一の表面処理が施されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の
    ドア枠構造。
  7. 【請求項7】 左右の縦枠部と下枠部と上枠部とからな
    るドア枠を、スペーサを介してビス等の止め部材で支柱
    または壁に取付けるドア枠取付け構造において、前記ス
    ペーサは、U字形状の切欠き部を有し、この切欠き部に
    前記止め部材を介在させたことを特徴とするドア枠取付
    け構造。
  8. 【請求項8】 前記U字形状の切欠き部は、この切欠き
    部の開口側から奥側に向う爪部を有することを特徴とす
    る請求項7記載のドア枠取付け構造。
  9. 【請求項9】 前記ビス等の止め部材は、前記ドア枠を
    前記支柱または壁に取付けるとともに、ドアヒンジを前
    記ドア枠に取付ける部材であることを特徴とする請求項
    7記載のドア枠取付け構造。
  10. 【請求項10】 前記左右の縦枠部は、前記支柱または
    壁に弾性的に係止する弾性係止部を備え、前記縦枠部は
    前記支柱または壁に室内側から着脱可能であることを特
    徴とする請求項7記載のドア枠取付け構造。
JP15127494A 1994-07-01 1994-07-01 ドア枠構造及びドア枠取付け構造 Pending JPH0813918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101068546B1 (ko) * 2010-11-23 2011-09-30 김정태 방수구조를 가지는 욕실문 제조방법 및 상기 방법으로 제조되는 욕실문
JP2016223176A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社イトーキ 間仕切パネルにおけるドア枠取付装置

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