JPH1113115A - 衛生設備ユニット及びその組立工法 - Google Patents
衛生設備ユニット及びその組立工法Info
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- JPH1113115A JPH1113115A JP17054197A JP17054197A JPH1113115A JP H1113115 A JPH1113115 A JP H1113115A JP 17054197 A JP17054197 A JP 17054197A JP 17054197 A JP17054197 A JP 17054197A JP H1113115 A JPH1113115 A JP H1113115A
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- Japan
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- frame
- piping
- sanitary equipment
- equipment unit
- pipe
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 配管2,3,4を収納し前面に前面板
8,9,11を介して便器12を備える衛生設備ユニッ
ト1において、配管2,3,4を支持する側面視逆L字
型の配管フレーム5と、この配管フレーム5と別体に配
管フレーム5の両側に設けられる側柱6,7とからな
り、この側柱6,7に、前面板8,9,11の側部とト
イレの側壁76との隙間を調整するフィラー14を固定
したことを特徴とする衛生設備ユニット。配管フレーム
5に、側柱6,7を着脱自在、且つ位置調整自在に取付
けた。また配管フレーム5に対する側柱6,7の位置調
整は、左右方向である。 【効果】 配管を取付ける配管フレームと、側柱とを別
体に設けたので、先に配管フレームを取付けることがで
きるから、側柱に邪魔されることなく、配管と建物躯体
側に予め配管されている設備本管との接続作業を容易に
行なうことができる。
8,9,11を介して便器12を備える衛生設備ユニッ
ト1において、配管2,3,4を支持する側面視逆L字
型の配管フレーム5と、この配管フレーム5と別体に配
管フレーム5の両側に設けられる側柱6,7とからな
り、この側柱6,7に、前面板8,9,11の側部とト
イレの側壁76との隙間を調整するフィラー14を固定
したことを特徴とする衛生設備ユニット。配管フレーム
5に、側柱6,7を着脱自在、且つ位置調整自在に取付
けた。また配管フレーム5に対する側柱6,7の位置調
整は、左右方向である。 【効果】 配管を取付ける配管フレームと、側柱とを別
体に設けたので、先に配管フレームを取付けることがで
きるから、側柱に邪魔されることなく、配管と建物躯体
側に予め配管されている設備本管との接続作業を容易に
行なうことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生設備ユニット
及びその組立工法に関するものである。
及びその組立工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来の衛生設備ユニットの分
解斜視図であり、衛生設備ユニット200は、フレーム
201…を組み付けてなる配管ケース202をトイレ2
03の壁204,205(図では衛生設備ユニット20
0の後方の壁と右側の壁のみ表示)に沿って固定し、配
管ケース202の前面に前面板206を介して図示せぬ
小便器や大便器を取付け、配管ケース202内のフレー
ム201…の一部に、Uボルト207,208,209
…で小便器や大便器用の給水管210、排水管211、
通気管212を固定した構成である。
解斜視図であり、衛生設備ユニット200は、フレーム
201…を組み付けてなる配管ケース202をトイレ2
03の壁204,205(図では衛生設備ユニット20
0の後方の壁と右側の壁のみ表示)に沿って固定し、配
管ケース202の前面に前面板206を介して図示せぬ
小便器や大便器を取付け、配管ケース202内のフレー
ム201…の一部に、Uボルト207,208,209
…で小便器や大便器用の給水管210、排水管211、
通気管212を固定した構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築現
場で発生する壁204,205の仕上材の施工誤差(特
に右側の壁205及び図示せぬ左側の壁)に対して、衛
生設備ユニット200の仕上材である前面板206は、
工場生産のため所定の寸法を備えたものであるので、前
面板206の寸法が左右の壁間の寸法よりも大きい場合
は作り換えが必要となり、施工に手間がかかる。又、前
面板206が左右の壁間の寸法よりも小さい場合は、隙
間ができたり、隙間を塞ぐためにコーキングを施したり
する必要が生じて見苦しかった。
場で発生する壁204,205の仕上材の施工誤差(特
に右側の壁205及び図示せぬ左側の壁)に対して、衛
生設備ユニット200の仕上材である前面板206は、
工場生産のため所定の寸法を備えたものであるので、前
面板206の寸法が左右の壁間の寸法よりも大きい場合
は作り換えが必要となり、施工に手間がかかる。又、前
面板206が左右の壁間の寸法よりも小さい場合は、隙
間ができたり、隙間を塞ぐためにコーキングを施したり
する必要が生じて見苦しかった。
【0004】一方配管ケース内の給水管210、排水管
211、通気管212と、建物躯体に予め配管されてい
る図示せぬ設備本管との接続作業をし易くするために、
配管ケース202の前面の両端の側柱をなくすと、前面
板206の両端部に強度上フレームを固定する必要が生
じるので、現場でのトイレの左右の壁の施工誤差を、前
面板206を加工して吸収することができなくなる不都
合が生じる。
211、通気管212と、建物躯体に予め配管されてい
る図示せぬ設備本管との接続作業をし易くするために、
配管ケース202の前面の両端の側柱をなくすと、前面
板206の両端部に強度上フレームを固定する必要が生
じるので、現場でのトイレの左右の壁の施工誤差を、前
面板206を加工して吸収することができなくなる不都
合が生じる。
【0005】そこで本発明の目的は、第1に施工性が良
く、第2に建物躯体側に予め配管された設備本管の取付
け誤差に対して容易に誤差を吸収することができ、第3
に建築仕上面の施工誤差に対して容易に誤差を吸収する
ことができる衛生設備ユニットを提供することにある。
く、第2に建物躯体側に予め配管された設備本管の取付
け誤差に対して容易に誤差を吸収することができ、第3
に建築仕上面の施工誤差に対して容易に誤差を吸収する
ことができる衛生設備ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、配管を収納し前面に前面板を介して便器
を備える衛生設備ユニットにおいて、配管を支持する側
面視逆L字型の配管フレームと、この配管フレームと別
体に配管フレームの両側に設けられる側柱とからなり、
この側柱に、前面板の側部とトイレの側壁との隙間を調
整するフィラーを固定した。
に請求項1は、配管を収納し前面に前面板を介して便器
を備える衛生設備ユニットにおいて、配管を支持する側
面視逆L字型の配管フレームと、この配管フレームと別
体に配管フレームの両側に設けられる側柱とからなり、
この側柱に、前面板の側部とトイレの側壁との隙間を調
整するフィラーを固定した。
【0007】配管を取付ける配管フレームと、側柱とを
別体に設けたので、先に配管フレームを取付けることが
できるから、側柱に邪魔されることなく、配管と建物躯
体側に予め配管されている設備本管との接続作業を容易
に行なうことができる。
別体に設けたので、先に配管フレームを取付けることが
できるから、側柱に邪魔されることなく、配管と建物躯
体側に予め配管されている設備本管との接続作業を容易
に行なうことができる。
【0008】請求項2は、配管フレームに、側柱を着脱
自在、且つ位置調整自在に取付けたので、側柱の取付け
位置を調整をすることによって、前面板の側部とトイレ
の側壁との隙間を調整することができるから、万一トイ
レの両側の壁が施工誤差によってトイレ側、又は外側に
多少傾いていても、隙間の間隔を調整し隙間をフィラー
でカバーすることによって、容易にこの施工誤差を調整
することができる。
自在、且つ位置調整自在に取付けたので、側柱の取付け
位置を調整をすることによって、前面板の側部とトイレ
の側壁との隙間を調整することができるから、万一トイ
レの両側の壁が施工誤差によってトイレ側、又は外側に
多少傾いていても、隙間の間隔を調整し隙間をフィラー
でカバーすることによって、容易にこの施工誤差を調整
することができる。
【0009】請求項3は、配管フレームに対する側柱の
位置調整が、左右方向であるので、トイレの両側の壁の
施工誤差に対して、側柱を左右方向に移動させて簡単に
位置調整することができる。
位置調整が、左右方向であるので、トイレの両側の壁の
施工誤差に対して、側柱を左右方向に移動させて簡単に
位置調整することができる。
【0010】請求項4は、配管を収納し前面に前面板を
介して便器を備える衛生設備ユニットにおいて、床に床
固定材を固定する工程と、この床固定材に配管を支持す
る配管フレームを固定する工程と、この配管フレームの
両側に、この配管フレームと別体に側柱を位置調整自在
に取付ける工程と、配管フレームに前面板を取付ける工
程と、この配管フレームに便器を取付ける工程とからな
る衛生設備ユニットの組立工法。
介して便器を備える衛生設備ユニットにおいて、床に床
固定材を固定する工程と、この床固定材に配管を支持す
る配管フレームを固定する工程と、この配管フレームの
両側に、この配管フレームと別体に側柱を位置調整自在
に取付ける工程と、配管フレームに前面板を取付ける工
程と、この配管フレームに便器を取付ける工程とからな
る衛生設備ユニットの組立工法。
【0011】配管を取付ける配管フレームの施工の方
が、両側の側柱の施工よりも先なので、最初の工程で配
管フレームの両側方は開放された状態であるから、配管
フレームに配管を固定する作業も、この配管を建物躯体
側に予め配管されている設備本管と接続する作業も容易
に行なうことができる。
が、両側の側柱の施工よりも先なので、最初の工程で配
管フレームの両側方は開放された状態であるから、配管
フレームに配管を固定する作業も、この配管を建物躯体
側に予め配管されている設備本管と接続する作業も容易
に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の衛生設備ユニットの実施
の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面
は符号の向きに見るものとする。図1は本発明の衛生設
備ユニットの分解斜視図であり、衛生設備ユニット1
は、給水管2、排水管3、通気管4を支持する側面視逆
L字型の配管フレーム5と、配管フレーム5の両側に配
管フレーム5と別体に設けた側柱6,7と、配管フレー
ム5の前面に取付ける前面板8,9,11と、前面板
8,9,11を介して配管フレーム5に取付ける小便器
12,12と、配管フレーム5の上面に載せるカウンタ
ー13とからなる。尚、14は前面板8,9,11のフ
ィラーである。
の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面
は符号の向きに見るものとする。図1は本発明の衛生設
備ユニットの分解斜視図であり、衛生設備ユニット1
は、給水管2、排水管3、通気管4を支持する側面視逆
L字型の配管フレーム5と、配管フレーム5の両側に配
管フレーム5と別体に設けた側柱6,7と、配管フレー
ム5の前面に取付ける前面板8,9,11と、前面板
8,9,11を介して配管フレーム5に取付ける小便器
12,12と、配管フレーム5の上面に載せるカウンタ
ー13とからなる。尚、14は前面板8,9,11のフ
ィラーである。
【0013】図2は配管フレームの斜視図であり、配管
フレーム5は、りっぷ溝型鋼の上部フレーム16、2組
の1対の短い水平フレーム17,18、4本の縦フレー
ム19…、通常の溝型鋼の下部フレーム21、小便器1
2,12を取付け用の上部取付板22及び下部取付板2
3を組み付けて組立てる。上部フレーム16は、開口部
を前方に向け、2組の1対の短い水平フレーム17,1
8は夫々開口部を向い合せ、4本の縦フレーム19…
は、開口部を後方に向け、下部フレーム21は、開口部
を下方に向ける。上部フレーム16は、2組の1対の短
い水平フレーム17,18の後部下面に固定する。
フレーム5は、りっぷ溝型鋼の上部フレーム16、2組
の1対の短い水平フレーム17,18、4本の縦フレー
ム19…、通常の溝型鋼の下部フレーム21、小便器1
2,12を取付け用の上部取付板22及び下部取付板2
3を組み付けて組立てる。上部フレーム16は、開口部
を前方に向け、2組の1対の短い水平フレーム17,1
8は夫々開口部を向い合せ、4本の縦フレーム19…
は、開口部を後方に向け、下部フレーム21は、開口部
を下方に向ける。上部フレーム16は、2組の1対の短
い水平フレーム17,18の後部下面に固定する。
【0014】小便器12,12を取付ける上部取付板2
2及び下部取付板23は、上部フレーム16、2組の1
対の短い水平フレーム17,18、4本の縦フレーム1
9…、及び下部フレーム21を組み付けた後、縦フレー
ム19…の前面に固定する。また上部取付板22の中央
部下側に、小便器12の給水管を避けるための半円形の
切欠き25を形成し、下部取付板23の中央部に、小便
器12の排水管を通すための円形の開口部26を形成す
る。
2及び下部取付板23は、上部フレーム16、2組の1
対の短い水平フレーム17,18、4本の縦フレーム1
9…、及び下部フレーム21を組み付けた後、縦フレー
ム19…の前面に固定する。また上部取付板22の中央
部下側に、小便器12の給水管を避けるための半円形の
切欠き25を形成し、下部取付板23の中央部に、小便
器12の排水管を通すための円形の開口部26を形成す
る。
【0015】左右の側柱6,7を左右対称に形成する。
側柱7(代表して側柱7について説明する)は、支柱2
7と、支柱27の上端部に取付けられる水平部材28と
で略逆L字型に形成する。この支柱27の下端部に水平
に溶接で取付部材29を固定し、水平部材28の後部下
面に水平に溶接で位置調整部材31を取付ける。
側柱7(代表して側柱7について説明する)は、支柱2
7と、支柱27の上端部に取付けられる水平部材28と
で略逆L字型に形成する。この支柱27の下端部に水平
に溶接で取付部材29を固定し、水平部材28の後部下
面に水平に溶接で位置調整部材31を取付ける。
【0016】位置調整部材31を後述するスライドボル
トによって、配管フレーム5に、左右方向に位置調整自
在に取付ける。また取付部材29を、床に固定する幅木
33に取付ける。幅木33は、上方が開放した溝型鋼の
ようなチャンネル部材である。34は、幅木33のフィ
ラーであり、側面視幅木33と同形で、幅木33よりも
ひと周り小さく形成する。また35は、下部フレーム2
1を、幅木33に嵌め込む時、配管フレーム5の高さを
調整するアジャストボルトである。
トによって、配管フレーム5に、左右方向に位置調整自
在に取付ける。また取付部材29を、床に固定する幅木
33に取付ける。幅木33は、上方が開放した溝型鋼の
ようなチャンネル部材である。34は、幅木33のフィ
ラーであり、側面視幅木33と同形で、幅木33よりも
ひと周り小さく形成する。また35は、下部フレーム2
1を、幅木33に嵌め込む時、配管フレーム5の高さを
調整するアジャストボルトである。
【0017】4本の縦フレーム19…に支持材37…を
取付け、支持材37…にUボルト38…,39…で給水
管2、排水管3、通気管4を支持する。
取付け、支持材37…にUボルト38…,39…で給水
管2、排水管3、通気管4を支持する。
【0018】図3は配管フレームに配管を支持する支持
材の斜視図であり、支持材37は、前記縦フレーム19
…に固定する短い固定部41と、固定部41から90°
屈曲して形成されたやや長めの補強部42と、補強部4
2から90°屈曲して形成され補強部42よりも長い取
付部43とから構成した略L字型の部材である。
材の斜視図であり、支持材37は、前記縦フレーム19
…に固定する短い固定部41と、固定部41から90°
屈曲して形成されたやや長めの補強部42と、補強部4
2から90°屈曲して形成され補強部42よりも長い取
付部43とから構成した略L字型の部材である。
【0019】固定部41に、取付孔44を形成する。取
付孔44は、後述するスライドボルトで縦フレーム19
…に上下方向に調整自在に取付けるためのものである。
固定部41の端部に、縦フレーム19…に引っ掛けるた
めの突起45を形成する。又、取付部43に、Uボルト
で給水管2、排水管3、通気管4を取付けるための2つ
の長孔46,47を形成する。手前の長孔47は、奥の
長孔46よりも長く形成する。尚、取付部43の長孔4
6,47は、Uボルト38を取付けられる長さがあれば
1つでも良い。
付孔44は、後述するスライドボルトで縦フレーム19
…に上下方向に調整自在に取付けるためのものである。
固定部41の端部に、縦フレーム19…に引っ掛けるた
めの突起45を形成する。又、取付部43に、Uボルト
で給水管2、排水管3、通気管4を取付けるための2つ
の長孔46,47を形成する。手前の長孔47は、奥の
長孔46よりも長く形成する。尚、取付部43の長孔4
6,47は、Uボルト38を取付けられる長さがあれば
1つでも良い。
【0020】図4はスライドボルトの斜視図であり、配
管フレーム5の上部フレーム16にスライドボルト51
を嵌める。スライドボルト51は、基部52と、基部5
2の両側に形成され、上部フレーム16の溝53に係合
する左右対称の1対の湾曲した係合片54,54と、基
部52に固定されたボルト55とからなる。スライドボ
ルト51は、上部フレーム16の溝53に沿って左右方
向に自在に移動できる。
管フレーム5の上部フレーム16にスライドボルト51
を嵌める。スライドボルト51は、基部52と、基部5
2の両側に形成され、上部フレーム16の溝53に係合
する左右対称の1対の湾曲した係合片54,54と、基
部52に固定されたボルト55とからなる。スライドボ
ルト51は、上部フレーム16の溝53に沿って左右方
向に自在に移動できる。
【0021】図5は配管フレームにスライドボルトで取
付ける側柱の要部の斜視図であり、側柱7の位置調整部
材31は、水平部材28の後部に溶接で固定する縦片5
7と、縦片57の上端部を直角に折曲して形成した上片
58とからなる鉤の手状の部材である。位置調整部材3
1の縦片57に取付孔59を形成する。この取付孔59
に、配管フレーム5の上部フレーム16の溝53に嵌め
たスライドボルト51を挿通し、上部フレーム16の前
面に、位置調整部材31をワッシャ61とナット62で
固定する。スライドボルト51を上部フレーム16の溝
53に沿って左右方向に移動させることによって、側柱
7の取付位置を調整することができる。
付ける側柱の要部の斜視図であり、側柱7の位置調整部
材31は、水平部材28の後部に溶接で固定する縦片5
7と、縦片57の上端部を直角に折曲して形成した上片
58とからなる鉤の手状の部材である。位置調整部材3
1の縦片57に取付孔59を形成する。この取付孔59
に、配管フレーム5の上部フレーム16の溝53に嵌め
たスライドボルト51を挿通し、上部フレーム16の前
面に、位置調整部材31をワッシャ61とナット62で
固定する。スライドボルト51を上部フレーム16の溝
53に沿って左右方向に移動させることによって、側柱
7の取付位置を調整することができる。
【0022】スライドボルト51を上部フレーム16の
溝53に沿って移動させることによって、衛生設備ユニ
ット1を設置した男子便所の左右の壁が施工誤差によっ
て男子便所側に多少傾いていても、上部フレーム16に
対する取付け位置を調整して、容易にこの誤差を吸収す
ることができる。
溝53に沿って移動させることによって、衛生設備ユニ
ット1を設置した男子便所の左右の壁が施工誤差によっ
て男子便所側に多少傾いていても、上部フレーム16に
対する取付け位置を調整して、容易にこの誤差を吸収す
ることができる。
【0023】図6は固定した左右の側柱に取付ける受材
の分解斜視図であり、受材64,64は、前記前面板
8,9,11の取付け用の長尺の部材で、衛生設備ユニ
ット1の幅寸法と略同じ寸法を備える。受材64の取付
け用のハンガー65…を、前記側柱6,7の上下方向に
間隔をおいて夫々固定する。ハンガー65…は、上部か
ら形成した切欠溝66を備える。この切欠溝66に、上
方から受材64を落し込んで水平に掛止する。
の分解斜視図であり、受材64,64は、前記前面板
8,9,11の取付け用の長尺の部材で、衛生設備ユニ
ット1の幅寸法と略同じ寸法を備える。受材64の取付
け用のハンガー65…を、前記側柱6,7の上下方向に
間隔をおいて夫々固定する。ハンガー65…は、上部か
ら形成した切欠溝66を備える。この切欠溝66に、上
方から受材64を落し込んで水平に掛止する。
【0024】図7は本発明の衛生設備ユニットの側面図
であり、給水管2、排水管3、通気管4を、Uボルト3
8…,39…で支持材31…に取付ける。支持材31と
Uボルト38…,39…によって、建物躯体側に予め配
管されている図示せぬ設備本管の接続口が施工誤差によ
ってずれていても、支持材31に固定する給水管2、排
水管3、通気管4の取付け位置を調整して、容易に設備
本管との接続作業を行なうことができる。
であり、給水管2、排水管3、通気管4を、Uボルト3
8…,39…で支持材31…に取付ける。支持材31と
Uボルト38…,39…によって、建物躯体側に予め配
管されている図示せぬ設備本管の接続口が施工誤差によ
ってずれていても、支持材31に固定する給水管2、排
水管3、通気管4の取付け位置を調整して、容易に設備
本管との接続作業を行なうことができる。
【0025】図8は配管フレームの上部の側断面図であ
り、配管フレーム5に載せるカウンター13の下面に、
補強を兼ねるりっぷ溝型鋼状の2つの長尺のフレーム6
8,68を固定する。フレーム68は、開口部を下方に
向ける。フレーム68の溝69にスライドボルト51を
嵌め、蝶ナット71を取付ける。
り、配管フレーム5に載せるカウンター13の下面に、
補強を兼ねるりっぷ溝型鋼状の2つの長尺のフレーム6
8,68を固定する。フレーム68は、開口部を下方に
向ける。フレーム68の溝69にスライドボルト51を
嵌め、蝶ナット71を取付ける。
【0026】図9は図8の9−9線断面図であり、フレ
ーム68の溝69に嵌めたスライドボルト51に、ワッ
シャ72を介してステー73を取付ける。ステー73
は、先端が鈎型に屈曲したフック部74を備える。この
フック部74を側柱6の水平部材28の開口部片75に
掛止して、カウンター13を側柱6に固定する。歪みが
生じ易いカウンター13の両端部を側柱6の上部の水平
部材28に固定するので、カウンター13の両端部の歪
みを矯正することができ、仕上りを美しくすることがで
きる。尚、施工の際、側柱6の水平部材28を男子便所
の側壁76にぴったりと接触させる。
ーム68の溝69に嵌めたスライドボルト51に、ワッ
シャ72を介してステー73を取付ける。ステー73
は、先端が鈎型に屈曲したフック部74を備える。この
フック部74を側柱6の水平部材28の開口部片75に
掛止して、カウンター13を側柱6に固定する。歪みが
生じ易いカウンター13の両端部を側柱6の上部の水平
部材28に固定するので、カウンター13の両端部の歪
みを矯正することができ、仕上りを美しくすることがで
きる。尚、施工の際、側柱6の水平部材28を男子便所
の側壁76にぴったりと接触させる。
【0027】図10は壁に固定された配管フレームの上
部の側断面図であり、配管フレーム5の上部フレーム1
6に、スライドボルト51でブラケット78を固定し、
このブラケット78をアンカーボルト79で建物躯体の
壁81に固定する。尚、82は壁81の仕上材である。
部の側断面図であり、配管フレーム5の上部フレーム1
6に、スライドボルト51でブラケット78を固定し、
このブラケット78をアンカーボルト79で建物躯体の
壁81に固定する。尚、82は壁81の仕上材である。
【0028】図11は幅木の側面図であり、幅木33に
フィラー34を嵌め、幅木33及びフィラー34に、側
柱6,7の取付部材29…を嵌め込んで、アジャストボ
ルト83で側柱6,7の高さ調整をする。幅木33の後
面(図の右側)に、鉤の手状に直角に折曲したステー8
4を溶接で固定しておき、ステー84をアンカーボルト
85で床86に固定する。87は床の仕上材である。
フィラー34を嵌め、幅木33及びフィラー34に、側
柱6,7の取付部材29…を嵌め込んで、アジャストボ
ルト83で側柱6,7の高さ調整をする。幅木33の後
面(図の右側)に、鉤の手状に直角に折曲したステー8
4を溶接で固定しておき、ステー84をアンカーボルト
85で床86に固定する。87は床の仕上材である。
【0029】図12は配管見取図であり、建物躯体91
内に設けた男子便所92を簡略化して描いたものであ
り、男子便所92に衛生設備ユニット1を設置して、3
連の小便器12,12,12を取付けたものである。
内に設けた男子便所92を簡略化して描いたものであ
り、男子便所92に衛生設備ユニット1を設置して、3
連の小便器12,12,12を取付けたものである。
【0030】建物躯体91の床94に開口部95,96
を設け、開口部95,96に夫々設備本管である給水本
管97、排水本管98を挿通して上下方向に配管する。
給水本管97と給水管2とをエルボ管101で接続し、
排水本管98と排水管3をエルボ管102で接続する。
通気管4は、接続管103で排水管3に接続する。
を設け、開口部95,96に夫々設備本管である給水本
管97、排水本管98を挿通して上下方向に配管する。
給水本管97と給水管2とをエルボ管101で接続し、
排水本管98と排水管3をエルボ管102で接続する。
通気管4は、接続管103で排水管3に接続する。
【0031】給水本管97、排水本管98に接続したエ
ルボ管101,102が、施工誤差によって、上下方
向、或いは左右方向にずれていても、これらに接続する
給水管2、排水管3、通気管4が、図3で説明した支持
材37…によって、配管フレーム5に対する取付け位置
を、上下方向、或いは左右方向に自由に調整することが
できるので、現場での接続作業を容易に行なうことがで
きる。
ルボ管101,102が、施工誤差によって、上下方
向、或いは左右方向にずれていても、これらに接続する
給水管2、排水管3、通気管4が、図3で説明した支持
材37…によって、配管フレーム5に対する取付け位置
を、上下方向、或いは左右方向に自由に調整することが
できるので、現場での接続作業を容易に行なうことがで
きる。
【0032】図13は衛生設備ユニットと男子便所の側
壁との関係を示す正面図であり、前面板8,9,11の
側部と男子便所の側壁76との間の隙間にフィラー14
を設ける。又、幅木33の側部と男子便所の側壁76と
の間の隙間にフィラー34を設ける。これらのフィラー
14,34によって、前面板8,9,11、及び幅木3
3と側壁76との間の隙間を調整する。
壁との関係を示す正面図であり、前面板8,9,11の
側部と男子便所の側壁76との間の隙間にフィラー14
を設ける。又、幅木33の側部と男子便所の側壁76と
の間の隙間にフィラー34を設ける。これらのフィラー
14,34によって、前面板8,9,11、及び幅木3
3と側壁76との間の隙間を調整する。
【0033】図14は図13の14−14線断面図であ
り、フィラー14は裏面に石膏ボード105を備える。
この石膏ボード105を予め側柱6に接着106によっ
て固定する。石膏ボード105は、左側面を側柱6の左
側面と略揃える。側柱6は、図示せぬ前記配管フレーム
6に固定されるが、側壁76との間隔を調整して取付け
ているので、フィラー14も同時に位置調整される。
り、フィラー14は裏面に石膏ボード105を備える。
この石膏ボード105を予め側柱6に接着106によっ
て固定する。石膏ボード105は、左側面を側柱6の左
側面と略揃える。側柱6は、図示せぬ前記配管フレーム
6に固定されるが、側壁76との間隔を調整して取付け
ているので、フィラー14も同時に位置調整される。
【0034】図14は側壁76に施工誤差がない状態を
示し、施工誤差がない状態で側壁76と前面板11の左
側部との間に間隔Lだけ隙間が開いており、開いた間隔
Lをフィラー14でカバーする。側壁76が例えば最大
で10mm程度男子便所側(図の右手方向)に傾斜して
いる場合、前面板11が直接側壁76に突き当たるよう
に、側柱6とフィラー14を右手方向に移動させて取付
け位置を調整する。従ってフィラー14は、前面板11
に隠されて利用者から見えなくなる。
示し、施工誤差がない状態で側壁76と前面板11の左
側部との間に間隔Lだけ隙間が開いており、開いた間隔
Lをフィラー14でカバーする。側壁76が例えば最大
で10mm程度男子便所側(図の右手方向)に傾斜して
いる場合、前面板11が直接側壁76に突き当たるよう
に、側柱6とフィラー14を右手方向に移動させて取付
け位置を調整する。従ってフィラー14は、前面板11
に隠されて利用者から見えなくなる。
【0035】側壁76が例えば最大で10mm程度男子
便所の外側(図の左手方向)に傾斜している場合、側壁
76と前面板11との間の隙間の間隔Lがもっと大きく
なるように、側柱6とフィラー14の取付け位置を左手
方向に移動させて調整する。従ってフィラー14は、間
隔Lよりも大きな寸法分が利用者に見える。尚、前記フ
ィラー34(図13参照)を、幅木33に沿って左右方
向に移動して、側壁76との隙間を調整する。
便所の外側(図の左手方向)に傾斜している場合、側壁
76と前面板11との間の隙間の間隔Lがもっと大きく
なるように、側柱6とフィラー14の取付け位置を左手
方向に移動させて調整する。従ってフィラー14は、間
隔Lよりも大きな寸法分が利用者に見える。尚、前記フ
ィラー34(図13参照)を、幅木33に沿って左右方
向に移動して、側壁76との隙間を調整する。
【0036】図15は同分解平断面図であり、側柱6と
共にフィラー14、及び前面板11の端部を補強する補
強部材111を設ける。補強部材111は、側柱6を後
面から挟持する挟持部112と、挟持部112から鈎の
手に屈曲した補強部113とからなる。挟持部112
は、取付孔114を備える。側柱6の溝116に嵌めた
スライドボルト51を、補強部材111の取付孔114
に挿通し、ワッシャ117とナット118で固定する。
補強部材111の補強部113の屈曲した先端部を、前
面板11の裏面に貼り合せた石膏ボード119に突き当
てる。121は前面板11の端部を保護するフレームで
ある。
共にフィラー14、及び前面板11の端部を補強する補
強部材111を設ける。補強部材111は、側柱6を後
面から挟持する挟持部112と、挟持部112から鈎の
手に屈曲した補強部113とからなる。挟持部112
は、取付孔114を備える。側柱6の溝116に嵌めた
スライドボルト51を、補強部材111の取付孔114
に挿通し、ワッシャ117とナット118で固定する。
補強部材111の補強部113の屈曲した先端部を、前
面板11の裏面に貼り合せた石膏ボード119に突き当
てる。121は前面板11の端部を保護するフレームで
ある。
【0037】フィラー14を側柱6に固定したので、前
面板11の端部を前方(図の手前側)からの衝撃に対し
て強固にすることができる。また側柱6、及び補強部材
111によって、前面板11のフレーム121を細く、
且つ軽量にできるので、施工やメンテナンスの際に取扱
い易い。
面板11の端部を前方(図の手前側)からの衝撃に対し
て強固にすることができる。また側柱6、及び補強部材
111によって、前面板11のフレーム121を細く、
且つ軽量にできるので、施工やメンテナンスの際に取扱
い易い。
【0038】次に以上述べた構成を持つ本発明の衛生設
備ユニットの組立工法について、図16〜図19により
説明する。図16において、男子便所92の壁123に
沿って床86に幅木33を固定する。はばき33の左右
の端部と側壁76(左側の壁のみ図示)との間には、多
少の間隔Lを開けておく。
備ユニットの組立工法について、図16〜図19により
説明する。図16において、男子便所92の壁123に
沿って床86に幅木33を固定する。はばき33の左右
の端部と側壁76(左側の壁のみ図示)との間には、多
少の間隔Lを開けておく。
【0039】図17において、幅木33に配管フレーム
5の下部フレーム25を嵌めて固定し、配管フレーム5
の上部フレーム16を図示せぬアンカーボルトで壁81
に固定する。配管フレーム5の縦フレーム19…に、図
示せぬスライドボルトで支持部材37…を取付ける。次
いで支持部材37…に、Uボルト38,39で位置調整
をして、給水管2、排水管3、通気管4を固定し、建物
躯体側に予め配管されている図示せぬ給水本管、排水本
管の設備本管と接続する。
5の下部フレーム25を嵌めて固定し、配管フレーム5
の上部フレーム16を図示せぬアンカーボルトで壁81
に固定する。配管フレーム5の縦フレーム19…に、図
示せぬスライドボルトで支持部材37…を取付ける。次
いで支持部材37…に、Uボルト38,39で位置調整
をして、給水管2、排水管3、通気管4を固定し、建物
躯体側に予め配管されている図示せぬ給水本管、排水本
管の設備本管と接続する。
【0040】図18おいて、壁76と幅木33との間の
間隔Lに、フィラー34を嵌める。フィラー34に、側
柱6,7の図示せぬ取付部材を嵌め、配管フレーム5の
上部フレーム16に、側柱6,7の図示せぬ位置調整部
材を左右方向の位置調整をして固定する。
間隔Lに、フィラー34を嵌める。フィラー34に、側
柱6,7の図示せぬ取付部材を嵌め、配管フレーム5の
上部フレーム16に、側柱6,7の図示せぬ位置調整部
材を左右方向の位置調整をして固定する。
【0041】図19において、側柱6,7,8の支柱2
7,27に図示せぬハンガーを固定し、このハンガー…
に、受材64,64を掛けて取付ける。更にこの受材6
4,64に前記前面板8,9,11(図1参照)を取付
け、前記壁76の施工誤差を調整するために、前記フィ
ラー14,14を取付ける。最後に前記小便器12,1
2を取付けて、衛生設備ユニット1が完成する。
7,27に図示せぬハンガーを固定し、このハンガー…
に、受材64,64を掛けて取付ける。更にこの受材6
4,64に前記前面板8,9,11(図1参照)を取付
け、前記壁76の施工誤差を調整するために、前記フィ
ラー14,14を取付ける。最後に前記小便器12,1
2を取付けて、衛生設備ユニット1が完成する。
【0042】本発明の組立工法によれば、給水管2、排
水管3、通気管4を取付ける配管フレーム5の施工の方
が、両側の側柱6,7の施工よりも先なので、配管フレ
ーム5の両側方は開放された状態となる。従って配管フ
レーム5に給水管2、排水管3、通気管4を固定する作
業も、給水管2、排水管3を建物躯体側に予め配管され
ている給水本管、排水本管の設備本管と接続する作業も
容易に行なうことができる。
水管3、通気管4を取付ける配管フレーム5の施工の方
が、両側の側柱6,7の施工よりも先なので、配管フレ
ーム5の両側方は開放された状態となる。従って配管フ
レーム5に給水管2、排水管3、通気管4を固定する作
業も、給水管2、排水管3を建物躯体側に予め配管され
ている給水本管、排水本管の設備本管と接続する作業も
容易に行なうことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、配管を収納し前面に前面板を介して
便器を備える衛生設備ユニットにおいて、配管を支持す
る側面視逆L字型の配管フレームと、この配管フレーム
と別体に配管フレームの両側に設けられる側柱とからな
り、この側柱に、前面板の側部とトイレの側壁との隙間
を調整するフィラーを固定した。
する。請求項1は、配管を収納し前面に前面板を介して
便器を備える衛生設備ユニットにおいて、配管を支持す
る側面視逆L字型の配管フレームと、この配管フレーム
と別体に配管フレームの両側に設けられる側柱とからな
り、この側柱に、前面板の側部とトイレの側壁との隙間
を調整するフィラーを固定した。
【0044】配管を取付ける配管フレームと、側柱とを
別体に設けたので、配管フレームと側柱とを分けて施工
を行なうことができるから、先に配管フレームを固定し
て配管を行なえば、側柱に邪魔されることなく、配管フ
レームに給水管、排水管及び通気管を取付ける作業を行
なうことができ、更に給水管、排水管と、建物躯体側に
予め配管されている設備本管である給水本管、排水本管
との接続作業も容易に行なうことができる。そして前面
板の側部とトイレの側壁との間の隙間を調整できるよう
にしたので、万一トイレの左右の側壁が施工誤差によっ
てトイレ側、又はトイレの外側方向に多少傾斜していて
も、この隙間によって側壁の施工誤差を吸収し、且つ隙
間自体はフィラーによって、カバーすることができるの
で、仕上りきれいにすることができ、見苦しくない。
別体に設けたので、配管フレームと側柱とを分けて施工
を行なうことができるから、先に配管フレームを固定し
て配管を行なえば、側柱に邪魔されることなく、配管フ
レームに給水管、排水管及び通気管を取付ける作業を行
なうことができ、更に給水管、排水管と、建物躯体側に
予め配管されている設備本管である給水本管、排水本管
との接続作業も容易に行なうことができる。そして前面
板の側部とトイレの側壁との間の隙間を調整できるよう
にしたので、万一トイレの左右の側壁が施工誤差によっ
てトイレ側、又はトイレの外側方向に多少傾斜していて
も、この隙間によって側壁の施工誤差を吸収し、且つ隙
間自体はフィラーによって、カバーすることができるの
で、仕上りきれいにすることができ、見苦しくない。
【0045】請求項2は、配管フレームに、側柱を着脱
自在、且つ位置調整自在に取付けたので、万一トイレの
左右の側壁が施工誤差によってトイレ側、又はトイレの
外側方向に多少傾斜していても、側壁の位置に合わせて
配管フレームに対する側柱の取付け位置を調整して、前
面板の側部とトイレの側壁との間の隙間の間隔を調整す
ることができ、隙間自体はフィラーによってカバーする
ことができる。よって現場で側柱の移動、調整によって
容易に側壁の施工誤差を調整することができる。
自在、且つ位置調整自在に取付けたので、万一トイレの
左右の側壁が施工誤差によってトイレ側、又はトイレの
外側方向に多少傾斜していても、側壁の位置に合わせて
配管フレームに対する側柱の取付け位置を調整して、前
面板の側部とトイレの側壁との間の隙間の間隔を調整す
ることができ、隙間自体はフィラーによってカバーする
ことができる。よって現場で側柱の移動、調整によって
容易に側壁の施工誤差を調整することができる。
【0046】請求項3は、配管フレームに対する側柱の
位置調整が、左右方向であるので、万一トイレの左右の
側壁が施工誤差によってトイレ側、又はトイレの外側方
向に多少傾斜していても、側壁の位置に合わせて配管フ
レームに対する側柱の取付け位置を左右方向に適宜移動
させて、前面板の側部とトイレの側壁との間の隙間の間
隔を調整することができるから、現場で簡単に側柱及び
フィラーの位置調整して、側壁の施工誤差を調整するこ
とができる。
位置調整が、左右方向であるので、万一トイレの左右の
側壁が施工誤差によってトイレ側、又はトイレの外側方
向に多少傾斜していても、側壁の位置に合わせて配管フ
レームに対する側柱の取付け位置を左右方向に適宜移動
させて、前面板の側部とトイレの側壁との間の隙間の間
隔を調整することができるから、現場で簡単に側柱及び
フィラーの位置調整して、側壁の施工誤差を調整するこ
とができる。
【0047】請求項4は、配管を収納し前面に前面板を
介して便器を備える衛生設備ユニットにおいて、床に床
固定材を固定する工程と、この床固定材に配管を支持す
る配管フレームを固定する工程と、この配管フレームの
両側に、この配管フレームと別体に側柱を位置調整自在
に取付ける工程と、配管フレームに前面板を取付ける工
程と、この配管フレームに便器を取付ける工程とからな
る衛生設備ユニットの組立工法である。
介して便器を備える衛生設備ユニットにおいて、床に床
固定材を固定する工程と、この床固定材に配管を支持す
る配管フレームを固定する工程と、この配管フレームの
両側に、この配管フレームと別体に側柱を位置調整自在
に取付ける工程と、配管フレームに前面板を取付ける工
程と、この配管フレームに便器を取付ける工程とからな
る衛生設備ユニットの組立工法である。
【0048】配管を取付ける配管フレームの施工の方
が、両側の側柱の施工よりも先なので、最初の工程で配
管フレームの両側方は開放された状態であるから、側柱
に邪魔されることなく、配管フレームに給水管、排水管
及び通気管を取付ける作業を行なうことができ、更に給
水管、排水管と、建物躯体側に予め配管されている設備
本管である給水本管、排水本管との接続作業も容易に行
なうことができる。又、万一トイレの左右の側壁が施工
誤差によってトイレ側、又はトイレの外側方向に多少傾
斜していても、側壁の位置に合わせて配管フレームに対
する側柱の取付け位置を調整して、側壁の施工誤差を現
場で簡単に調整することができる。
が、両側の側柱の施工よりも先なので、最初の工程で配
管フレームの両側方は開放された状態であるから、側柱
に邪魔されることなく、配管フレームに給水管、排水管
及び通気管を取付ける作業を行なうことができ、更に給
水管、排水管と、建物躯体側に予め配管されている設備
本管である給水本管、排水本管との接続作業も容易に行
なうことができる。又、万一トイレの左右の側壁が施工
誤差によってトイレ側、又はトイレの外側方向に多少傾
斜していても、側壁の位置に合わせて配管フレームに対
する側柱の取付け位置を調整して、側壁の施工誤差を現
場で簡単に調整することができる。
【図1】本発明の衛生設備ユニットの分解斜視図
【図2】本発明の衛生設備ユニットの配管ケース及び柱
の斜視図
の斜視図
【図3】配管フレームに配管を支持する支持材の斜視図
【図4】スライドボルトの斜視図
【図5】配管フレームにスライドボルトで取付ける側柱
の要部の斜視図
の要部の斜視図
【図6】固定した左右の側柱に取付ける受材の分解斜視
図
図
【図7】本発明の衛生設備ユニットの側面図
【図8】配管フレームの上部の側断面図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】壁に固定された配管フレームの上部の側断面
図
図
【図11】幅木の側面図
【図12】配管見取図
【図13】衛生設備ユニットと男子便所の側壁との関係
を示す正面図
を示す正面図
【図14】図13の14−14線断面図
【図15】同分解平断面図
【図16】本発明の衛生設備ユニットの組立て手順を説
明する図
明する図
【図17】本発明の衛生設備ユニットの組立て手順を説
明する図
明する図
【図18】本発明の衛生設備ユニットの組立て手順を説
明する図
明する図
【図19】本発明の衛生設備ユニットの組立て手順を説
明する図
明する図
【図20】従来の衛生設備ユニットの分解斜視図
1…衛生設備ユニット,2…給水管,3…排水管,4…
通気管,5…配管フレーム,6,7…側柱,8,9,1
1…前面板,12…小便器,13…カウンター,14,
34…フィラー,16…上部フレーム,17,18…水
平フレーム,19…縦フレーム,23…下部フレーム,
27…支柱,28…水平部材,29…取付部材,31…
位置調整部材,33…幅木,37…支持部材,41…固
定部,42…取付部,46,47…長孔,51…スライ
ドボルト,64…受材,65…ハンガー,76,81…
壁,79,85…アンカーボルト,83…アジャストボ
ルト,86…床,91…建物躯体,92…男子便所,1
11…補強部材。
通気管,5…配管フレーム,6,7…側柱,8,9,1
1…前面板,12…小便器,13…カウンター,14,
34…フィラー,16…上部フレーム,17,18…水
平フレーム,19…縦フレーム,23…下部フレーム,
27…支柱,28…水平部材,29…取付部材,31…
位置調整部材,33…幅木,37…支持部材,41…固
定部,42…取付部,46,47…長孔,51…スライ
ドボルト,64…受材,65…ハンガー,76,81…
壁,79,85…アンカーボルト,83…アジャストボ
ルト,86…床,91…建物躯体,92…男子便所,1
11…補強部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 実 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大里 信一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 金山 和弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 塚本 暢弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 配管を収納し前面に前面板を介して便器
を備える衛生設備ユニットにおいて、 前記配管を支持する側面視逆L字型の配管フレームと、 この配管フレームと別体に配管フレームの両側に設けら
れる側柱とからなり、 この側柱に、前記前面板の側部とトイレの側壁との隙間
を調整するフィラーを固定した、 ことを特徴とする衛生設備ユニット。 - 【請求項2】 前記配管フレームに、前記側柱を着脱自
在、且つ位置調整自在に取付けたことを特徴とする請求
項1記載の衛生設備ユニット。 - 【請求項3】 前記配管フレームに対する前記側柱の位
置調整は、左右方向であることを特徴とする請求項1記
載の衛生設備ユニット。 - 【請求項4】 配管を収納し前面に前面板を介して便器
を備える衛生設備ユニットにおいて、 床に床固定材を固定する工程と、 この床固定材に前記配管を支持する配管フレームを固定
する工程と、 この配管フレームの両側に、この配管フレームと別体に
側柱を位置調整自在に取付ける工程と、 前記配管フレームに前記前面板を取付ける工程と、 この配管フレームに前記便器を取付ける工程とからな
る、 衛生設備ユニットの組立工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17054197A JPH1113115A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 衛生設備ユニット及びその組立工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17054197A JPH1113115A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 衛生設備ユニット及びその組立工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1113115A true JPH1113115A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15906820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17054197A Pending JPH1113115A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 衛生設備ユニット及びその組立工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1113115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296840A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Moriso:Kk | 遊技機の外枠 |
JP2006304858A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Moriso:Kk | 遊技機の外枠 |
JP2020066894A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | Toto株式会社 | 継ぎ手及び連立小便器システム |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17054197A patent/JPH1113115A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296840A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Moriso:Kk | 遊技機の外枠 |
JP2006304858A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Moriso:Kk | 遊技機の外枠 |
JP2020066894A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | Toto株式会社 | 継ぎ手及び連立小便器システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060725 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |