JP3290101B2 - 床パンの構造 - Google Patents

床パンの構造

Info

Publication number
JP3290101B2
JP3290101B2 JP18997697A JP18997697A JP3290101B2 JP 3290101 B2 JP3290101 B2 JP 3290101B2 JP 18997697 A JP18997697 A JP 18997697A JP 18997697 A JP18997697 A JP 18997697A JP 3290101 B2 JP3290101 B2 JP 3290101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
floor pan
vertical
hanging piece
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18997697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1136635A (ja
Inventor
稔 加川
雅貴 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP18997697A priority Critical patent/JP3290101B2/ja
Publication of JPH1136635A publication Critical patent/JPH1136635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3290101B2 publication Critical patent/JP3290101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床パンの構造に
関するものであり、詳しくは下段の床パンの側端部の上
方に上段の床パンの側端部が配置されて連結される床パ
ンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば浴槽、トイレを備えたユニットル
ームの床パンと、浴槽、トイレに加えて洗面台を備えた
ユニットルームの床パンとは大きさが異なるが、このよ
うに大きさの異なる床パンを多種類製作するような場合
にあっては、コストが高くつくという問題がある。
【0003】そこで、従来より、図7に示すように、例
えば浴槽50、トイレ51が設置される大型の床パン
(以下、「下段の床パン1」という。)の側方に、洗面
台52が設置される小型の床パン(以下、「上段の床パ
ン2」という。)を配置して、下段の床パン1の側端部
と上段の床パン2の側端部とを連結することによって、
1種類の大型の床パンを共通使用できるようにすること
が知られている。つまり、図8に示すように、下段の床
パン1の側端部に立上り片3を立設し、立上り片3の上
端から外側方に向かって横片4を突設すると共に横片4
の端部から上方に向かって横片5を立設し、一方、上段
の床パン2の側端部に下段の床パン1の横片4上に配置
される垂下片6を垂下形成し、垂下片6の下端部を下段
の床パン1の横片4上に配置して、その隙間にコーキン
グ19を施すことにより、垂下片6と横片4とを固定す
るようにしている。尚図中の16は下段の床パン1を設
置する床スラブ、17は上段の床パン2を設置する床ス
ラブ、18はアジャスタボルトを備えた床パン支持脚で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の床パ
ンの構造では、上段の床パン2の垂下片6を下段の床パ
ン1の横片4に乗せて、コーキング19で固定している
だけであり、そのために垂下片6の固定位置の確実性に
欠けるという問題がある。特に、床パンは成形上、図9
に示すような凹状(或いは凸状)の反りが発生して、垂
下片6と下段の床パン1の立上り片3との間に横方向の
隙間Gが生じて、垂下片6と立上り片3との間のライン
が出にくくなり、垂下片6の納まりが悪くなって、外観
上見苦しくなるという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、下段の床パンに対する上段の床パンの垂下片の固
定を確実に行うことができると共に、垂下片の凹状或い
は凸状の反りの矯正を容易に且つ緻密に行うことがで
き、外観上の納まりを良くすることができる床パンの構
造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、下段の床パン1の側端部の上方に上段の
床パン2の側端部を配置して下段の床パン1と上段の床
パン2とを連結した床パンの構造において、下段の床パ
ン1の側端部に立上り片3を立設し、立上り片3の上端
から外側方に向かって横片4を突設すると共に横片4の
端部から上方に向かって縦片5を立設し、上段の床パン
2の側端部に下段の床パン1の横片4上に配置される垂
下片6を垂下形成して垂下片6の下端部と下段の床パン
1の縦片5とを対向配置し、垂下片6と縦片5とを連結
する連結部材7に、下段の床パン1の縦片5に上方から
嵌め込まれるハンガー部22を設けると共に、該連結部
材7に垂下片6を横方向Aに移動調整するための調整手
段10を設けて成ることを特徴としており、このように
構成することで、連結部材7によって垂下片6の固定が
確実なものとなり、しかも、垂下片6に反りが発生して
いる場合は、調整手段10によって垂下片6を移動調整
することで垂下片6の反りを容易に矯正でき、外観上の
納まりを良くすることができる。さらに、上記連結部材
7に設けたハンガー部22を下段の床パン1の縦片5に
上方から嵌め込むことで、連結部材7が下段の床パン1
の縦片5に対してワンタッチで取り付け可能となる。
【0007】ここで、上記調整手段10は、上段の床パ
ン2の垂下片6を縦片5側に引き寄せるための引張り機
構11、或いは上段の床パン2の垂下片6を縦片5から
離れる方向に押圧するための押圧機構12より成るのが
好ましく、さらに上記引張り機構11と上記押圧機構1
2の両方で構成されるのが好ましく、こ場合、垂下片6
の凸状の反りと凹状の反りの両方に対応可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態の床パンは、図1(a)に示すよ
うに、例えば浴槽、トイレが設置される大型の床パン
(以下、「下段の床パン1」という。)と、例えば洗面
台が設置される小型の床パン(以下、「上段の床パン
2」という。)と、下段の床パン1の縦片5と上段の床
パン2の垂下片6とを連結する連結部材7と、垂下片6
を横方向Aに移動調整するための調整手段10とで主体
が構成されている。尚図中の16は下段の床パン1を設
置する床スラブ、17は上段の床パン2を設置する床ス
ラブ、18はアジャスタボルトを備えた床パン支持脚で
ある。
【0009】下段の床パン1の側端部には立上り片3が
立設され、立上り片3の上端から外側方に向かって横片
4が突設されると共に、横片4の端部から上方に向かっ
て縦片5が立設されている。上段の床パン2の側端部に
は、下段の床パン1の横片4上に配置される垂下片6が
垂下形成されており、垂下片6の下端部が下段の床パン
1の縦片5に対向配置されるようになっている。尚、上
段の床パン2の外端部には立上り部13が立設され、立
上り片13の上端から外側方に向かって壁載置用の横片
14が突設されると共に、横片14の端部から上方に向
かって縦片15が立設されている。
【0010】上段の床パン2の垂下片6の裏面側には、
下段の床パン1の縦片5と上段の床パン2の垂下片6と
を連結するための連結部材7が取付けられている。この
連結部材7は、下段の床パン1の縦片5に取付けられる
下側の連結片9と、上段の床パン2の垂下片6の裏面に
取付けられる上側の連結片8とで構成されている。下側
の連結片9は、図2に示すように、縦片5の長さ方向B
に間隔をあけて複数設けられている。各下側の連結片9
は、逆L字状の板体20から成り、板体20の水平部2
0aの略中央には、後述の取付けボルト25がスライド
自在に挿入される横方向Aに長孔状となったボルト挿通
孔30が形成されている。また板体20の垂直部20b
にはハンガー用板21が取付けられ、このハンガー用板
21と板体20の垂直部20bとで下方にコ字状に開口
したハンガー部22が形成され、このハンガー部22を
下段の床パン1の縦片5に対して上方から嵌め込むこと
によって下側の連結片9が縦片5にワンタッチで取付け
可能となっている。また、板体20の垂直部20bの両
側部には、ハンガー用板21と重ならない位置に後述の
ネジ棒23がスライド自在に挿入される上下方向に長孔
状となったネジ棒挿入孔24が形成されている。
【0011】一方、上側の連結片8は、上段の床パン2
の垂下片6の長さ方向Bの略全長に亘って延びている。
この上側の連結片8は、垂直部8aと水平部8bとで断
面略T形に一体されている。垂直部8aの上部は、複数
の取付けネジ28によって上段の床パン2の垂下片6に
固定されている。また水平部8bには、前記複数の下側
の連結片9に設けた長孔状のボルト挿通孔30に対応す
る位置にそれぞれ円孔状のボルト孔がそれぞれ穿設され
ており、取付けボルト25がボルト孔からボルト挿通孔
30にスライド挿入されて、下方から取付けナット26
が螺着されることによって、上側の連結片8と下側の連
結片9とが取付けボルト25を介して横方向にスライド
自在に連結されている。
【0012】一方、連結部材7に設けられる調整手段1
0は、本実施形態では、上段の床パン2の垂下片6を縦
片5側に引き寄せるための引張り機構11で構成されて
いる。この引張り機構11は、上側の連結片8に取付け
られるネジ棒23と、ネジ棒23に螺合した状態で下側
の連結片9に保持される蝶ナット27とから成る。ネジ
棒23の一端は垂直部8aの下部の裏面に取付けられ、
ネジ棒23の他端は下側の連結片9の垂直部20bに設
けたネジ棒挿入孔24にスライド挿入されると共に、ネ
ジ棒挿入孔24の裏面側から蝶ナット27が螺着されて
おり、蝶ナット27をネジ棒23に沿ってねじ込むこと
によって、ネジ棒23と一体の上側の連結片8が下段の
床パン1の縦片5側に引き寄せられるようになってい
る。
【0013】しかして、下段の床パン1の横片4の上面
に、上段の床パン2の垂下片6の下端部を配置する。こ
のとき、下段の床パン1の縦片5に下側の連結片9のハ
ンガー部22を嵌め込むと共に、上段の床パン2の垂下
片6の裏面に、上側の連結片8の垂直部8aを取付けネ
ジ28で固定し、上側の連結片8の水平部8bを取付け
ボルト25で下側の連結片9の水平部20aに連結す
る。これにより、垂下片6と下段の床パン1の縦片5と
が連結部材7を介して互いに連結されることとなり、垂
下片6の固定が確実なものとなる。
【0014】ここで、垂下片6に図1(b)に示す凸状
の反りによる隙間G1 が発生している場合は、蝶ナット
27(図2)締め込むことでネジ棒23が後方A2 に引
張られて、ネジ棒23と一体の垂下片6が縦片5側に引
き寄せられ、これにより凸状の反りによる隙間G1 をな
くすことができ、垂下片6の凸状の反りを矯正できるよ
うになる。このとき、蝶ナット27の回転量によってネ
ジ棒23の移動量を微妙に調整できるので、僅かな反り
でも緻密に矯正できるようになると共に、図2に示すよ
うに、蝶ナット27を備えた下側の連結片9は縦片5の
長さ方向Bに間隔をあけて複数設けられているので、仮
りに凸状の反りが垂下片6の一部分のみに生じている場
合であっても、その発生箇所に対応する蝶ナット27を
選んで締め込むだけで、一部の反りの矯正にも十分に対
応できるものとなる。このように、蝶ナット27の締め
込み操作だけで垂下片6と立上り片3との間のラインが
出やすくなり、外観上の納まりが良好となる。また、蝶
ナット27を回転操作しない限り、垂下片6は横方向A
に移動しないために、連結部材7によって垂下片6の固
定が確実なものとなり、外観上の良さを長期に亘って維
持することができる。さらに垂下片6の下端部と下段の
床パン1の横片4との隙間にコーキングを施すようにす
れば垂下片6と下段の床パン1の横片4との間の固定の
確実性及び防水性をより一層高めることができる。
【0015】また、蝶ナット27が螺着するネジ棒23
は、下側の連結片9に設けた上下方向に長い長孔状のネ
ジ棒挿入孔24内にスライド自在に挿入されているの
で、ネジ棒23はネジ棒挿入孔24内で上下にスライド
自在となり、従って、上側の連結片8と下側の連結片9
とを取付けボルト25でスライド自在に連結する際に仮
りに連結片8,9間に上下の寸法誤差が生じている場合
でも、ネジ棒23の上下移動によってその寸法誤差を十
分に吸収でき、連結片8,9間の摺動性が良くなり、蝶
ナット27による反りの矯正作業をスムーズに行うこと
ができるという利点もある。
【0016】他の実施形態として、上段の床パン2の垂
下片6を縦片5側に引き寄せるための引張り機構11
(図1、図2)に代えて、図3(a)及び図4に示すよ
うに、連結部材7に上段の床パン2の垂下片6を縦片5
から離れる方向に押圧するための押圧機構12を設けて
もよい。この押圧機構12は、下側の連結片9の垂直部
20bに形成されたネジ孔32に螺着される蝶ボルト3
1(図4)で構成されている。ネジ孔32に螺合した蝶
ボルト31の先端部は上段の床パン2の垂下片6の裏面
に当接可能となっており、蝶ボルト31を締め込むこと
により蝶ボルト31がネジ孔32内を前進移動して垂下
片6を前方A1 に押圧するものである。なお、上側の連
結片8は、取付けネジ28で垂下片6に固定される垂直
部8aと、下側の連結片9の水平部20aに取付けボル
ト25で連結される水平部8bとで構成されている。そ
の他の構成は、図1及び図2の実施形態と同様であり、
対応する部分には同一符号を付しておく。
【0017】従って、垂下片6に凹状の反りが発生し、
上段の床パン2の垂下片6と下段の床パン1の立上り片
3との間に図3(b)に示す隙間G2 が生じている場合
は、蝶ボルト31(図4)を締め込むことで垂下片6が
前方A1 (縦片5側から離れる方向)に移動する。従っ
て、蝶ボルト31の締め込み操作だけで垂下片6の凹状
の反りを矯正でき、垂下片6と立上り片3との間のライ
ンを出しやすくなる。また、蝶ボルト31の回転量によ
って垂下片6の移動量を微妙に調整できるので、僅かな
反りでも緻密に矯正できると共に、蝶ボルト31を備え
た下側の連結片9を縦片5の長さ方向Bに間隔をあけて
複数設けたことによって、仮りに垂下片6の一部に凹状
の反りが発生している場合でも、その発生箇所に対応す
る蝶ボルト31を選んで締め込むだけで、一部の反りの
矯正にも十分に対応できるものとなる。そのうえ蝶ボル
ト31を回転させない限り、垂下片6を移動させること
ができないため、連結部材7によって垂下片6の位置を
確実に固定できる。また、上側の連結片8の構造が簡単
になり、さらに図1及び図2に示すネジ棒23と蝶ナッ
ト27に代えて、1つの蝶ボルト31でよいので、使用
する部品数が減り、連結部材7及び押圧機構12の構造
をそれぞれ簡素化することができるという利点もある。
【0018】図5及び図6は、更に他の実施形態を示し
ている。この実施形態では、上段の床パン2の垂下片6
を縦片5側に引き寄せるための引張り機構11(蝶ナッ
ト27、ネジ棒23)と、上段の床パン2の垂下片6を
縦片5から離れる方向に押圧するための押圧機構12
(蝶ボルト31)の両方を兼ね備えている。従って、垂
下片6に凹状の反りと凸状の反りが発生し、図5(b)
に示すように、上段の床パン2の垂下片6と下段の床パ
ン1の立上り片3との間に凸状の反りによる隙間G1
生じている場合には、蝶ナット27(図6)を締め込む
ことでネジ棒23が後方A2 に移動して、垂下片6の凸
状の反りを矯正できるものであり、一方、凹状の反りに
よる隙間G2 が生じている場合は、蝶ボルト31(図
6)を締め込むことで垂下片6が前方A1 に移動して垂
下片6の凹状の反りを矯正できるものであり、従って、
凹状と凸状の反りの両方に十分に対応でき、反りの矯正
をより緻密に行うことができるものである。
【0019】なお、前記各実施形態では、下段の床パン
1として大型の床パン、上段の床パン2として小型の床
パンを用いた場合を説明したが、必ずしもこれに限られ
ず、下段の床パン1として小型の床パン、上段の床パン
2として大型の床パンを用いてもよいものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、下段の床パンの側端部の上方に上段
の床パンの側端部を配置して下段の床パンと上段の床パ
ンとを連結した床パンの構造において、下段の床パンの
側端部に立上り片を立設し、立上り片の上端から外側方
に向かって横片を突設すると共に横片の端部から上方に
向かって縦片を立設し、上段の床パンの側端部に下段の
床パンの横片上に配置される垂下片を垂下形成して垂下
片の下端部と下段の床パンの縦片とを対向配置し、垂下
片と縦片とを連結する連結部材に、下段の床パンの縦片
に上方から嵌め込まれるハンガー部を設けると共に、該
連結部材に垂下片を横方向に移動調整するための調整手
段を設けて成るから、連結部材によって縦片に対して垂
下片を強固に固定でき、垂下片の固定位置の確実性を高
めることができ、しかも、調整手段によって垂下片を横
方向に移動調整することによって、垂下片に反りが発生
している場合は、垂下片を移動させることによって反り
を矯正でき、上段の床パンの垂下片と下段の床パンの立
上り片との間に反りによる隙間をなくして、垂下片と立
上り片との間のラインを出すことができ、外観上の納ま
りが良好なものとなる。さらに、連結部材に設けたハン
ガー部を下段の床パンの縦片に上方から嵌め込むことに
よって、連結部材が下段の床パンの縦片に対してワンタ
ッチで取り付け可能となる。
【0021】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、調整手段は、上段の床パンの垂下片を
縦片側に引き寄せるための引張り機構より成るから、引
張り機構によって垂下片を縦片側に引き寄せることによ
って、垂下片の凸状の反りを容易に矯正できると共に、
垂下片の移動量を微妙に調整することで僅かな反りでも
緻密に矯正可能となる。
【0022】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、調整手段は、上段の床パンの垂下片を
縦片から離れる方向に押圧するための押圧機構より成る
から、押圧機構によって垂下片を縦片から離れる方向に
押圧することによって、垂下片の凹状の反りを容易に矯
正ができると共に、垂下片の押圧量を微妙に調整するこ
とで僅かな反りでも緻密に矯正可能となる。
【0023】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、調整手段は、上段の床パンの垂下片を
縦片側に引き寄せるための引張り機構と、上段の床パン
の垂下片を縦片から離れる方向に押圧するための押圧機
構とより成るから、垂下片の凸状の反りと凹状の反りの
両方を容易に矯正でき、反りの矯正をより緻密に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態の一例を示す一部省
略断面図、(b)は上段の床パンの垂下片に凸状の反り
が発生している場合の説明図である。
【図2】同上の連結部材及び調整手段を説明する分解斜
視図である。
【図3】(a)は他の実施形態の一例を示す一部省略断
面図、(b)は上段の床パンの垂下片に凹状の反りが発
生している場合の説明図である。
【図4】同上の連結部材及び調整手段を説明する分解斜
視図である。
【図5】(a)は更に実施形態の一例を示す一部省略断
面図、(b)は上段の床パンの垂下片に凸状と凹状の反
りが発生している場合の説明図である。
【図6】同上の連結部材及び調整手段を説明する分解斜
視図である。
【図7】ユニットルームの正面図である。
【図8】従来の下段の床パンと上段の床パンの連結部の
説明図である。
【図9】従来の上段の床パンの垂下片に反りが発生して
いる場合の説明図である。
【符号の説明】
1 下段の床パン 2 上段の床パン 3 立上り片 4 横片 5 縦片 6 垂下片 7 連結部材 10 調整手段 11 引張り機構 12 押圧機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下段の床パンの側端部の上方に上段の床
    パンの側端部を配置して下段の床パンと上段の床パンと
    を連結した床パンの構造において、下段の床パンの側端
    部に立上り片を立設し、立上り片の上端から外側方に向
    かって横片を突設すると共に横片の端部から上方に向か
    って縦片を立設し、上段の床パンの側端部に下段の床パ
    ンの横片上に配置される垂下片を垂下形成して垂下片の
    下端部と下段の床パンの縦片とを対向配置し、垂下片と
    縦片とを連結する連結部材に、下段の床パンの縦片に上
    方から嵌め込まれるハンガー部を設けると共に、該連結
    部材に垂下片を横方向に移動調整するための調整手段を
    設けて成ることを特徴とする床パンの構造。
  2. 【請求項2】 調整手段は、上段の床パンの垂下片を縦
    片側に引き寄せるための引張り機構から成ることを特徴
    とする請求項1記載の床パンの構造。
  3. 【請求項3】 調整手段は、上段の床パンの垂下片を縦
    片から離れる方向に押圧するための押圧機構から成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の床パンの構造。
  4. 【請求項4】 調整手段は、上段の床パンの垂下片を縦
    片側に引き寄せるための引張り機構と、上段の床パンの
    垂下片を縦片から離れる方向に押圧するための押圧機構
    とから成ることを特徴とする請求項1記載の床パンの構
    造。
JP18997697A 1997-07-15 1997-07-15 床パンの構造 Expired - Fee Related JP3290101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18997697A JP3290101B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 床パンの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18997697A JP3290101B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 床パンの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1136635A JPH1136635A (ja) 1999-02-09
JP3290101B2 true JP3290101B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=16250331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18997697A Expired - Fee Related JP3290101B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 床パンの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3290101B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1136635A (ja) 1999-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3290101B2 (ja) 床パンの構造
JPH10240155A (ja) 薄形映像機器のスタンド装置
JP2579627Y2 (ja) カウンタの設置構造
JP2503795B2 (ja) 浴槽エプロンの取付構造
JP7443886B2 (ja) 鏡の取付構造
JPH0813824A (ja) 壁パネルの補強構造
JPH0616593U (ja) ロッカーの取付構造
JPS6338304Y2 (ja)
JP3128720B2 (ja) 壁面パネルの連接構造
JP2897163B2 (ja) 間仕切りパネル装置における支柱カバーの取付構造
JPH0882105A (ja) 配管ユニットにおける前面パネルの取付構造
JPH0546661Y2 (ja)
JP3252097B2 (ja) バランスブラケット
JPH04289375A (ja) 押入中棚の取付具
JP2559035Y2 (ja) カウンターフィラーの取付構造
JP2563752Y2 (ja) 衛生設備ユニットの据付架台用受け金具
JPH10117968A (ja) 衛生室用付属物品の取付構造
JP2581697Y2 (ja) 組立壁の下部連結装置
JPH0750977Y2 (ja) カウンター用支持金具
JPS58116319A (ja) 家具設置面の隙間防止装置
JP2002038565A (ja) 幅木取付構造
JPH0584257U (ja) カウンター用支持装置
JPH07127218A (ja) 手摺りユニット
JPH09279736A (ja) 外壁パネルの支持構造
JPH11293821A (ja) 間仕切パネルの支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020305

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees