JP2559035Y2 - カウンターフィラーの取付構造 - Google Patents

カウンターフィラーの取付構造

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JP2559035Y2
JP2559035Y2 JP1991014402U JP1440291U JP2559035Y2 JP 2559035 Y2 JP2559035 Y2 JP 2559035Y2 JP 1991014402 U JP1991014402 U JP 1991014402U JP 1440291 U JP1440291 U JP 1440291U JP 2559035 Y2 JP2559035 Y2 JP 2559035Y2
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JP
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道典 今宮
純 五十嵐
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東陶機器株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗面化粧台やシステム
キッチン等を建屋に据え付ける際に間口調整のために組
み込むカウンターフィラーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】洗面化粧台やシステムキッチンなどを建
屋内に設置する際、施工誤差や据え付け間口自体が合わ
ないこと等からカウンターの端部と建屋壁面との間に若
干の隙間が生じることがある。このような隙間ができた
のでは、使い勝手上問題があるほか外観にも支障をきた
すので、従来から間口調整用のカウンターフィラーが使
用されている。
【0003】その一例として実開昭61−172556
号公報に開示されたカウンターフィラーの取付構造があ
る。この取付構造では、図8に示すように、設置される
カウンターaの高さを想定し、予め建屋壁面Wにカウン
ターフィラー載置用の固定具bを取付けておき、洗面台
を建屋内に設置した後、洗面台のカウンターaと固定具
bとにわたってカウンターフィラーcを配設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
取付構造では、洗面台を設置する前に固定具を壁面に取
り付ける必要があるが、建築物の床のレベルが正確に出
ていない場合などには、あらかじめ固定具の上面をカウ
ンター上面の高さと正確に合わせて設置することは困難
である。そのため、カウンターフィラーを設置する際、
固定金具の取付高さがカウンター面と合い難いという問
題がある。
【0005】本考案は以上のような問題点を解消しよう
とするものであり、カウンターフィラーの水平取付けを
簡単に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、キャビネット
にカウンターを備え、該キャビネットの間口方向の端部
と建屋の壁又はその他の機器との間の隙間を埋めるフィ
ラーを取り付ける構造であって、前記キャビネットの間
口方向の端部の側板に、前記フィラーを受ける支持具を
備え、前記カウンターの上面と支持具上面とにわたって
フィラーを載置固定したことを特徴とする。
【0007】また、支持具の一端を前記側板の内壁に固
定すると共に、他端を前記側板の上端部に開設した貫通
孔から間口方向の外側に突き出してフィラーの支持面と
し、更に支持具を高さ調整可能に側板に設けるようにし
てもよい。
【0008】
【作用】キャビネットの間口方向の端部に位置する側板
にフィラー用の支持具を固定するので、キャビネットの
上のカウンターに対する位置を建屋との据え付けと無関
係に設定できる。特に、支持具を高さ調整できるように
すれば、カウンターとキャビネットの組み立て誤差等も
含めて吸収した支持具のレベル設定が可能となり、適正
なフィラーの支持面が得られるようになる。
【0009】
【実施例】以下図に示す実施例に基づいて本考案を具体
的に説明する。
【0010】図1は洗面化粧台にカウンターフィラーを
取付けた状態を示す斜視図、図2はカウンターフィラー
取付け部を一部切欠して示す平面図である。
【0011】図中洗面化粧台10は、略水平なカウンタ
ー1を備え、カウンター1下部にはキャビネット2が設
けられている。またカウンターフィラー3は、カウンタ
ー1と壁面Wとの隙間を覆うように設けられ、さらに後
部壁面との隙間にはカウンターフィラーと同じ材質のス
ペーサ3fが設けられている。
【0012】このカウンターフィラー3は、図5に示す
ように水平な上面板部3aと、上面板部3aの前面及び
後面に連設垂下された前面板部3b及び後面板部3c
と、上面板部3aの両側に連設垂下された側面板部3d
及び3eとで構成されている。そして、上面板部3aの
前後方向の長さ寸法はカウンター1本体の前後方向の長
さ寸法より若干大きく形成されており、また前面板部3
bの上下寸法は、カウンター1本体の上下寸法より若干
大きく形成されている。さらに、カウンターフィラー3
の側面板部3d下端はカウンター1前縁のエッジ形状と
合わせた形状としている。図3において、カウンターフ
ィラー3を支持する支持具4は、ステンレス製のL型状
支持金具4aと、この支持金具4aの上面に螺子5で止
められた合板製の支持板4bとで構成されている。そし
て、この支持具4は、上端面4cつまり支持板4bの上
面がカウンター1の上面1aと同じ高さになるようにキ
ャビネット側板2aに螺子6で取り付けられている。な
お、本実施例では、図4に示すようにキャビネット奥行
き方向の前後2か所に支持金具4aを配置し、その上面
に合板の支持板4bをかけ渡して固定した構造としてい
る。また、製造時の寸法誤差が大きい人工大理石などの
樹脂製カウンターにも対応可能なように、支持具4の支
持板4bはカウンター1端部と隙間を有する状態で固定
されている。
【0013】上記構成において、カウンターフィラー3
が、カウンター1と壁面Wの隙間を塞ぐように配置さ
れ、支持具4の上面4cとカウンターの上面1aに接着
固定されている。その際カウンターフィラー3の一方の
側面板部3dがカウンター上面1aに、他の側面板部3
eが支持具4の支持板上面4cに配置されることとなる
が、カウンター上面1aと支持具上面4cとは同じ高さ
に形成されているため、カウンターフィラー3を容易に
水平に設置することができる。
【0014】なお、支持板4bは間口方向に幅をもった
構成としているため、フィラー3の側面板部3eが載置
できる範囲内で、壁面との隙間に応じて間口方向に移動
調整することも可能である。また、支持金具4aと支持
板4bとの取付けを現場作業時に行えば、間口寸法に応
じた左右方向の調整も可能となる。さらに、カウンター
フィラー側面板部3eの下面が、奥行き方向に延びた支
持板4bの全面にわたって当接されるため、カウンター
フィラー3がグラつくこともなく安定した状態で支持す
ることができる。
【0015】図6は、キャビネット2内側から高さ調整
を可能にした支持具の実施例を示す斜視図である。
【0016】図6に示す支持具7は、長孔7aを開設し
た取付片7bと、取付片7bの上端から水平方向に延び
る水平片7cとからなるL型状の支持金具7dと、支持
金具7dの水平片7c上に設けられ上方に突出した木片
の載置部7eとで構成されている。キャビネット2の側
板2aの上端には、貫通孔8として切欠を設け、支持具
7の上下調整ができるようになっている。なお、貫通孔
8は切欠にかえて穴としてもよい。そして、支持具7の
取付片7bは側板2aの内側に長孔7aを介して螺子止
めされ、水平片7cは側板2aに開設された貫通口8を
通して側板2aの外部に連通している。したがって、こ
の支持具7によるとキャビネット2を設置した後カウン
ターフィラー3を取付ける際に、キャビネット2の内側
から高さの微調整をすることが可能であり、洗面化粧台
1の取付施工後においても支持具高さの微調整ができ
る。
【0017】なお、支持具としては上記実施例の他、図
7(a)及び(b)に示すように支持金具9,10のみ
でカウンターフィラー3を支持するもの、或いは同図の
(c)のように木片を利用した支持具11とすることも
できる。
【0018】
【考案の効果】本考案のカウンターフィラー取付構造
は、支持具をキャビネットの側板に取り付けるので、壁
面に固定具を取り付けるのと異なり支持具の上面とカウ
ンターの上面との高さ調整が容易になり、カウンターフ
ィラーの水平取付けが簡単にできる。
【0019】さらに、支持具の一端の取付片をキャビネ
ットの側板の内側に取り付け、他端を側板の貫通孔を通
して外側に突き出すようにしたので、支持具の高さの微
調整ができ、支持具の取付けを少々ラフに行っても高さ
を合わせることがきる。また、施工時における高さ調整
をキャビネットの内側から行うこともできるので、洗面
化粧台と壁面との間の狭い隙間で支持具の調整をした
り、調整のために洗面化粧台を何度も動かさずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗面化粧台にカウンターフィラーを取付けた状
態を示す斜視図である。
【図2】カウンターフィラー取付け部の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】(a)はカウンターフィラーの平面図、(b)
は側面図、(c)は正面図である。
【図6】支持具の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】支持具の他の実施例を示す断面図である。
【図8】従来のカウンタフィラー取付構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 カウンター 2 キャビネット 3 カウンターフィラー 4 支持具 7 支持具 W 壁面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットにカウンターを備え、該キ
    ャビネットの間口方向の端部と建屋の壁又はその他の機
    器との間の隙間を埋めるフィラーを取り付ける構造であ
    って、前記キャビネットの間口方向の端部の側板に、前
    記フィラーを受ける支持具を備え、前記カウンターの上
    面と支持具上面とにわたってフィラーを載置固定したこ
    とを特徴とするカウンターフィラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記支持具の一端を前記側板の内壁に固
    定すると共に、他端を前記側板の上端部に開設した貫通
    孔から外側に突き出して前記フィラーの支持面とし、更
    に前記支持具を高さ調整可能に前記側板に連設したこと
    を特徴とする請求項1記載のカウンターフィラーの取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3045746U (ja) * 1997-07-29 1998-02-13 碧波庭國際股▲ふん▼有限公司 カッピング治療器

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