JPH0520682U - カウンターフイラーの取付構造 - Google Patents

カウンターフイラーの取付構造

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JPH0520682U
JPH0520682U JP1440291U JP1440291U JPH0520682U JP H0520682 U JPH0520682 U JP H0520682U JP 1440291 U JP1440291 U JP 1440291U JP 1440291 U JP1440291 U JP 1440291U JP H0520682 U JPH0520682 U JP H0520682U
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道典 今宮
純 五十嵐
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東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カウンター1を備えたキャビネット2の間口
方向の端部と建屋の壁W又はその他の機器との間の隙間
を埋めるフィラー3を取り付ける構造であって、キャビ
ネット2の間口方向の端部の側板2aに、フィラー3を
受ける支持具4を備える。 【効果】 壁面に固定具を取り付けるのと異なり、支持
具の上面とカウンターの上面との高さ調整が容易にな
り、カウンターフィラーの水平取付けが簡単にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗面化粧台やシステムキッチン等を建屋に据え付ける際に間口調整 のために組み込むカウンターフィラーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗面化粧台やシステムキッチンなどを建屋内に設置する際、施工誤差や据え付 け間口自体が合わないこと等からカウンターの端部と建屋壁面との間に若干の隙 間が生じることがある。このような隙間ができたのでは、使い勝手上問題がある ほか外観にも支障をきたすので、従来から間口調整用のカウンターフィラーが使 用されている。
【0003】 その一例として実開昭61−172556号公報に開示されたカウンターフィ ラーの取付構造がある。この取付構造では、図8に示すように、設置されるカウ ンターaの高さを想定し、予め建屋壁面Wにカウンターフィラー載置用の固定具 bを取付けておき、洗面台を建屋内に設置した後、洗面台のカウンターaと固定 具bとにわたってカウンターフィラーcを配設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のこの取付構造では、洗面台を設置する前に固定具を壁面に取 り付ける必要があるが、建築物の床のレベルが正確に出ていない場合などには、 あらかじめ固定具の上面をカウンター上面の高さと正確に合わせて設置すること は困難である。そのため、カウンターフィラーを設置する際、固定金具の取付高 さがカウンター面と合い難いという問題がある。
【0005】 本考案は以上のような問題点を解消しようとするものであり、カウンターフィ ラーの水平取付けを簡単に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、キャビネットにカウンターを備え、該キャビネットの間口方向の端 部と建屋の壁又はその他の機器との間の隙間を埋めるフィラーを取り付ける構造 であって、前記キャビネットの間口方向の端部の側板に、前記フィラーを受ける 支持具を備え、前記カウンターの上面と支持具上面とにわたってフィラーを載置 固定したことを特徴とする。
【0007】 また、支持具の一端を前記側板の内壁に固定すると共に、他端を前記側板の上 端部に開設した貫通孔から間口方向の外側に突き出してフィラーの支持面とし、 更に支持具を高さ調整可能に側板に設けるようにしてもよい。
【0008】
【作用】
キャビネットの間口方向の端部に位置する側板にフィラー用の支持具を固定す るので、キャビネットの上のカウンターに対する位置を建屋との据え付けと無関 係に設定できる。特に、支持具を高さ調整できるようにすれば、カウンターとキ ャビネットの組み立て誤差等も含めて吸収した支持具のレベル設定が可能となり 、適正なフィラーの支持面が得られるようになる。
【0009】
【実施例】
以下図に示す実施例に基づいて本考案を具体的に説明する。
【0010】 図1は洗面化粧台にカウンターフィラーを取付けた状態を示す斜視図、図2は カウンターフィラー取付け部を一部切欠して示す平面図である。
【0011】 図中洗面化粧台10は、略水平なカウンター1を備え、カウンター1下部には キャビネット2が設けられている。またカウンターフィラー3は、カウンター1 と壁面Wとの隙間を覆うように設けられ、さらに後部壁面との隙間にはカウンタ ーフィラーと同じ材質のスペーサ3fが設けられている。
【0012】 このカウンターフィラー3は、図5に示すように水平な上面板部3aと、上面 板部3aの前面及び後面に連設垂下された前面板部3b及び後面板部3cと、上 面板部3aの両側に連設垂下された側面板部3d及び3eとで構成されている。 そして、上面板部3aの前後方向の長さ寸法はカウンター1本体の前後方向の長 さ寸法より若干大きく形成されており、また前面板部3bの上下寸法は、カウン ター1本体の上下寸法より若干大きく形成されている。さらに、カウンターフィ ラー3の側面板部3d下端はカウンター1前縁のエッジ形状と合わせた形状とし ている。 図3において、カウンターフィラー3を支持する支持具4は、ステンレス製の L型状支持金具4aと、この支持金具4aの上面に螺子5で止められた合板製の 支持板4bとで構成されている。そして、この支持具4は、上端面4cつまり支 持板4bの上面がカウンター1の上面1aと同じ高さになるようにキャビネット 側板2aに螺子6で取り付けられている。なお、本実施例では、図4に示すよう にキャビネット奥行き方向の前後2か所に支持金具4aを配置し、その上面に合 板の支持板4bをかけ渡して固定した構造としている。また、製造時の寸法誤差 が大きい人工大理石などの樹脂製カウンターにも対応可能なように、支持具4の 支持板4bはカウンター1端部と隙間を有する状態で固定されている。
【0013】 上記構成において、カウンターフィラー3が、カウンター1と壁面Wの隙間を 塞ぐように配置され、支持具4の上面4cとカウンターの上面1aに接着固定さ れている。その際カウンターフィラー3の一方の側面板部3dがカウンター上面 1aに、他の側面板部3eが支持具4の支持板上面4cに配置されることとなる が、カウンター上面1aと支持具上面4cとは同じ高さに形成されているため、 カウンターフィラー3を容易に水平に設置することができる。
【0014】 なお、支持板4bは間口方向に幅をもった構成としているため、フィラー3の 側面板部3eが載置できる範囲内で、壁面との隙間に応じて間口方向に移動調整 することも可能である。また、支持金具4aと支持板4bとの取付けを現場作業 時に行えば、間口寸法に応じた左右方向の調整も可能となる。さらに、カウンタ ーフィラー側面板部3eの下面が、奥行き方向に延びた支持板4bの全面にわた って当接されるため、カウンターフィラー3がグラつくこともなく安定した状態 で支持することができる。
【0015】 図6は、キャビネット2内側から高さ調整を可能にした支持具の実施例を示す 斜視図である。
【0016】 図6に示す支持具7は、長孔7aを開設した取付片7bと、取付片7bの上端 から水平方向に延びる水平片7cとからなるL型状の支持金具7dと、支持金具 7dの水平片7c上に設けられ上方に突出した木片の載置部7eとで構成されて いる。キャビネット2の側板2aの上端には、貫通孔8として切欠を設け、支持 具7の上下調整ができるようになっている。なお、貫通孔8は切欠にかえて穴と してもよい。そして、支持具7の取付片7bは側板2aの内側に長孔7aを介し て螺子止めされ、水平片7cは側板2aに開設された貫通口8を通して側板2a の外部に連通している。したがって、この支持具7によるとキャビネット2を設 置した後カウンターフィラー3を取付ける際に、キャビネット2の内側から高さ の微調整をすることが可能であり、洗面化粧台1の取付施工後においても支持具 高さの微調整ができる。
【0017】 なお、支持具としては上記実施例の他、図7(a)及び(b)に示すように支 持金具9,10のみでカウンターフィラー3を支持するもの、或いは同図の(c )のように木片を利用した支持具11とすることもできる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のカウンターフィラー取付構造は、支持具をキャビネットの側板に取り 付けるので、壁面に固定具を取り付けるのと異なり支持具の上面とカウンターの 上面との高さ調整が容易になり、カウンターフィラーの水平取付けが簡単にでき る。
【0019】 さらに、支持具の一端の取付片をキャビネットの側板の内側に取り付け、他端 を側板の貫通孔を通して外側に突き出すようにしたので、支持具の高さの微調整 ができ、支持具の取付けを少々ラフに行っても高さを合わせることがきる。また 、施工時における高さ調整をキャビネットの内側から行うこともできるので、洗 面化粧台と壁面との間の狭い隙間で支持具の調整をしたり、調整のために洗面化 粧台を何度も動かさずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗面化粧台にカウンターフィラーを取付けた状
態を示す斜視図である。
【図2】カウンターフィラー取付け部の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】(a)はカウンターフィラーの平面図、(b)
は側面図、(c)は正面図である。
【図6】支持具の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】支持具の他の実施例を示す断面図である。
【図8】従来のカウンタフィラー取付構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 カウンター 2 キャビネット 3 カウンターフィラー 4 支持具 7 支持具 W 壁面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットにカウンターを備え、該キ
    ャビネットの間口方向の端部と建屋の壁又はその他の機
    器との間の隙間を埋めるフィラーを取り付ける構造であ
    って、前記キャビネットの間口方向の端部の側板に、前
    記フィラーを受ける支持具を備え、前記カウンターの上
    面と支持具上面とにわたってフィラーを載置固定したこ
    とを特徴とするカウンターフィラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記支持具の一端を前記側板の内壁に固
    定すると共に、他端を前記側板の上端部に開設した貫通
    孔から外側に突き出して前記フィラーの支持面とし、更
    に前記支持具を高さ調整可能に前記側板に連設したこと
    を特徴とする請求項1記載のカウンターフィラーの取付
    構造。
JP1991014402U 1991-03-13 1991-03-13 カウンターフィラーの取付構造 Expired - Fee Related JP2559035Y2 (ja)

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JPH0520682U true JPH0520682U (ja) 1993-03-19
JP2559035Y2 JP2559035Y2 (ja) 1998-01-14

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ID=11860056

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045746U (ja) * 1997-07-29 1998-02-13 碧波庭國際股▲ふん▼有限公司 カッピング治療器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045746U (ja) * 1997-07-29 1998-02-13 碧波庭國際股▲ふん▼有限公司 カッピング治療器

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