JPH08218470A - 配管ユニット及びその配管ケースと前板 - Google Patents

配管ユニット及びその配管ケースと前板

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JPH08218470A
JPH08218470A JP7053526A JP5352695A JPH08218470A JP H08218470 A JPH08218470 A JP H08218470A JP 7053526 A JP7053526 A JP 7053526A JP 5352695 A JP5352695 A JP 5352695A JP H08218470 A JPH08218470 A JP H08218470A
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piping
case
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mounting bracket
pipe
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Yoshichika Tanaka
義親 田中
Zenji Igarashi
善治 五十嵐
Kazuhiro Ito
和洋 伊藤
Kenichiro Obata
謙一郎 小畑
Tsutomu Narita
力 成田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】システムトイレにおける配管ユニットの構成要
素である配管ケース及び前板の製造コストを低減すると
ともに配管ユニットの施工コストを低減し、併せて前板
の取付精度を良好なものとする。 【構成】配管ケース12と、その内部に収容された配管
と、前板30とを備えて成り、その配管ケース12には
便器取付用の取付ブラケット32が固設された形態の配
管ユニット10において、取付ブラケット32をその前
面が配管ケース12の前面と実質上面一となる状態に配
設する。また前板30の裏面全体を平坦面として形成
し、その裏面を配管ケース12の前面に当接させて前板
30を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は配管ケース内部に給水
本管,排水本管等配管を収容するとともに、前面に化粧
板としての前板を配設して成る配管ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネル,配管ユニット,ブース等トイ
レ構成部材を工場で生産し、現場に搬入して組立施工
し、所望のトイレ空間を構築できるようにしたシステム
トイレが広く用いられている。
【0003】ここで配管ユニットは、配管ケースの内部
に各便器等衛生器具に共通の給水本管,排水本管等配管
を収容してユニット化したものであり、その一例が図2
2に示してある。同図において300は、配管ケース3
02内部に排水本管304,給水本管306,脱臭本管
308,通気本管310等配管を収容して成る配管ユニ
ットである。
【0004】配管ケース302は、その前面上端,前面
下端,後面上端,後面下端にそれぞれ横設されたアング
ル状の横フレーム材312が、左右方向に所定間隔で複
数配置された補強枠、即ち前後の一対の縦フレーム材
(支柱)314と、それらの上端,下端を前後に連絡す
る前後フレーム材316とから成る矩形枠状の補強枠に
て連結された形態の、全体として箱体状を成す部材であ
って、下端の前後フレーム材316の中間部においてア
ンカーボルト317により床に固定されるとともに、か
かる配管ケース302内部を貫通する長いボルト318
にて壁体側に固定されている。
【0005】配管ケース302の前面及び上面には化粧
板としての前板320及び甲板322がそれぞれ配設さ
れており、更に配管ケース302の前面には、前板32
0を介して衛生器具としての大便器324が取り付けら
れている。
【0006】ここで甲板322の裏面には、図23に示
しているように補強木326が左右方向に所定間隔で接
着固定されており、この補強木326の後端部(図23
中左端部)下面に差込金具328が取り付けられてい
る。そしてこの差込金具328を配管ケース302側の
差込部329に差し込むようにして甲板322が取り付
けられている。尚甲板322の前端部は、配管ケース3
02側に設けた高さ調節用のアジャストボルト331の
上端に載置されている。
【0007】前記配管ケース302には、図24に詳し
く示しているように大便器324取付用の取付ブラケッ
ト330が固設されている。この取付ブラケット330
は、図25にも示しているように配管ケース302の前
面より一定寸法突出した状態で、配管ケース302にお
ける前面側の縦フレーム材(支柱)314に対して左右
両端部が溶接接合されており、そしてこの取付ブラケッ
ト330に対して、大便器324が前板320の開口3
32(図24)を通じて取り付けられている。具体的に
は、取付ブラケット330と大便器324とが締結ボル
ト334によって前板320を前後より挾み込む状態に
締結・固定されている。
【0008】従来の配管ユニットにおいて、前板320
は各種形態のものが用いられているが、ここではタイル
パネルから成るものが用いられている。タイルパネル
は、図24に示しているように下地ボード336の表面
に多数のタイル338を貼着し、また裏面の周端部に沿
って金属製の角パイプからなる補強フレーム340を固
設した形態のもので、通例この補強フレーム340を利
用して配管ケース302に取り付けられている。
【0009】即ち、上端部分の補強フレーム340には
被係止金具342が図示しないボルトにて固定される一
方、配管ケース302側には対応する係止金具344が
固設され、そしてそれら係止金具344と被係止金具3
42との係合作用に基づいて、前板320が配管ケース
302から離脱防止されている。
【0010】補強フレーム340にはまた、高さ調節用
のアジャストボルト346が取り付けられており、その
下端が係止金具344の上面に当接・載置されており、
そしてこれによって前板320の重量が支持されてい
る。
【0011】前記配管ケース302の前面には、図25
(A)に示しているように大便器324の洗浄用水栓
(フラッシュバルブ)352(図22参照)の遠隔操作
用の操作部356を取り付けるための操作部用ブラケッ
ト354が固設されており、そこに操作部356が前板
320表面に露出する状態で取り付けられている。この
操作部用ブラケット354もまた、配管ケース302の
前面よりも突出する状態で縦フレーム材(支柱)314
に片持ち状に溶接接合されている。
【0012】図25(B)は小便器用の配管ユニットに
おける配管ケースの要部を示したもので、かかる小便器
用の配管ケース302の場合には上下2個所に取付ブラ
ケット348,350が固設される。これら取付ブラケ
ット348,350もまた、配管ケース302前面より
突出する状態で固設される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように補
強フレーム340付きのパネルを前板320として用い
た場合、前板製造に当ってその構成部材としての補強フ
レーム340が必要となるのみならず、パネルごとに異
なった位置にある開口部の周りにも補強フレーム340
を巡らすことが必要であることから、補強フレーム34
0自体の面倒且つ難しい設計作業も要求され、このこと
が前板320の製造コストを高める要因となる外、補強
フレーム340の配設によって前板320の厚みが厚い
ものとなる問題が生ずる。
【0014】また一方、配管ケース302側においては
上記取付ブラケット330を配管ケース302前面より
確実に所定寸法突き出した状態にこれを固設することが
必要となる問題がある。このように前板320裏面に補
強フレーム340を設けた場合、補強フレーム340を
配管ケース302前面に当接させると、配管ケース30
2前面と前板320裏面との間に所定の隙間が生ずるこ
ととなり、そこで取付ブラケット330をその隙間分に
相当する寸法だけ前方に突出させて、かかる取付ブラケ
ット330と衛生器具とを密着させる必要が生ずるので
ある。
【0015】而してこのように取付ブラケット330を
前方に突出させる状態に設けた場合、取付ブラケット3
30を厳密に予め定めた一定寸法だけ突出させた状態で
これを配管ケース302に溶接接合することが必要とな
って溶接作業が著しく大変なものとなり、このことが配
管ケース製造を難しいものとし、製造コストを高める要
因となる。
【0016】また取付ブラケット330を確実に一定寸
法だけ突き出した状態に溶接作業するのが難しいことか
ら、取付ブラケット330の突出寸法にもばらつきが生
じやすく、而して例えば取付ブラケット330が所定寸
法よりも大きく前方に突き出した状態であると、前板3
20を配管ケース302前面に張付・固定する際に前板
320に撓みが生じたり、無理に前板320を配管ケー
ス302側に押し付けて固定したりすると前板320が
配管ケース302から浮き上がってしまい、隣の前板3
20との間に面段差を生じてしまうといった問題を生ず
るのである。また同様に、配管ケース302前面に洗浄
水栓の操作部用ブラケット354が突出状態で設けられ
ている場合においても同様の問題が生ずる。
【0017】尚、前板として鋼板の裏面に裏打材として
ボードを貼着した形態の鋼板パネルも用いられている
が、この場合においても上記取付ブラケット330は配
管ケース302の前面より突き出す状態に固設されてお
り、従ってこの場合にも上記の問題が生ずるとともに、
前板のボードに取付ブラケット330を嵌入させるため
の凹部をえぐるように形成することが必要である問題が
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、配管ケースと、該配管ケースの内部に収容さ
れた排水本管,給水本管等配管と、該配管ケースの前面
に配設された化粧板としての前板とを備えて成り、該配
管ケースにはその前面に取付ブラケットが固設されてい
て該取付ブラケットに対して便器等衛生器具が取り付け
られる形態の配管ユニットにおいて、前記取付ブラケッ
トをその前面が前記配管ケースの前面と実質上面一とな
る状態に配設するとともに、前記前板を、その裏面周端
部において突出状に延びる補強フレームを有しない、該
裏面周端部を含む裏面全体が平坦面となるように構成
し、該前板の裏面を該配管ケースの前面に当接させる状
態に張付・固定したことを特徴とする(請求項1)。
【0019】本願の別の発明は、請求項1において、前
記配管ケースの前面に水栓の操作部取付用の操作部用ブ
ラケットが固設されており、且つ該操作部用ブラケット
の前面が配管ケースの前面と実質上面一若しくは該配管
ケース内に微小距離引込んだ状態で該操作部用ブラケッ
トが配設されていることを特徴とする(請求項2)。
【0020】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記取付ブラケットが板体から成っており、そ
の左右方向端部が前記配管ケースにおける前面側の支柱
に対して溶接接合されていることを特徴とする(請求項
3)。
【0021】本願の更に別の発明は、配管ケースと、該
配管ケースの内部に収容された排水本管,給水本管等配
管と、該配管ケースの前面に配設された化粧板としての
前板とを備えて成り、該配管ケースにはその前面に取付
ブラケットが固設されていて該取付ブラケットに対して
便器等衛生器具が取り付けられる形態の配管ユニットに
おける該配管ケースであって、前記取付ブラケットの前
面が該配管ケースの前面と実質上面一となる状態で該取
付ブラケットが固設されていることを特徴とする(請求
項4)。
【0022】本願の更に別の発明は、請求項3におい
て、前記配管ケースの前面に水栓の操作部取付用の操作
部用ブラケットが固設されており、且つ該操作部用ブラ
ケットの前面が該配管ケースの前面と実質上面一若しく
は該配管ケース内に微小距離引込んだ状態で該操作部用
ブラケットが固設されていることを特徴とする(請求項
5)。
【0023】本願の更に別の発明は、請求項4又は5に
おいて、前記取付ブラケットが板体から成っており、そ
の左右方向端部が前記配管ケースにおける前面側の支柱
に対して溶接接合されていることを特徴とする(請求項
6)。
【0024】本願の更に別の発明は、配管ケースと、該
配管ケースの内部に収容された排水本管,給水本管等配
管と、該配管ケースの前面に配設された化粧板としての
前板とを備えて成り、該配管ケースにはその前面に取付
ブラケットが固設されていて該取付ブラケットに対して
便器等衛生器具が取り付けられる形態の配管ユニットに
おける前記前板であって、裏面周端部において突出状に
延びる補強フレームを有さず、該裏面周端部を含む裏面
全体が平坦面として構成されていることを特徴とする
(請求項7)。
【0025】
【作用及び発明の効果】以上のように本願の発明は、前
板の裏面全体を平坦面とする一方、衛生器具取付用のブ
ラケットを、その前面が配管ケースの前面と面一となる
ように固設し、そして前板の裏面を配管ケースの前面に
当接させる状態に張付・固定するようになしたものであ
る。かかる本発明は以下の観点の下になされたものであ
る。即ち、従来の前板における必要強度の見直しを行っ
たところ、例えばタイルパネルにおいても下地ボードの
厚みを厚くするなどして補強フレームを省略することが
可能であることが判明した。
【0026】而してパネル裏面側の補強フレームを省略
して前板裏面を平坦な面に形成し、且つ配管ケース側に
おいても取付ブラケットを、その前面が配管ケースの前
面と面一となるように設ければ、従来生じていた上記問
題点を何れも解決することができる。
【0027】即ち前板製造に際して補強フレームが不要
となることから、その構成部品点数が少なくなるととも
に、補強フレームの配置位置などの設計作業も不要化で
き、以て前板の製造コストを低減することが可能とな
る。
【0028】また一方、配管ケースに取付ブラケットを
固設するに際してもその溶接作業が極めて簡単化し、こ
れにより配管ケースの製造コストも安価となし得るとと
もに、取付ブラケットの取付精度も高めることができ
る。取付ブラケットを配管ケース前面に面一に設ける場
合には、取付ブラケットを確実に一定寸法突き出した状
態に固設する場合のように、取付ブラケットの突出位置
を位置出しする作業も必要でなくなるし、その突出量の
ばらつきを生ずるといったこともなく、取付ブラケット
を正確に定めた位置に固設することができるのである。
【0029】加えて前板を配管ケース前面に張付・固定
したときに、取付ブラケットが前板の裏面に当って前板
が配管ケースから浮き上がった状態となったり、前板が
撓んだりすることも回避でき、従って前板を取り付けた
ときに隣接する前板同士で面段差を生じるといった問題
も解決することができる。
【0030】また本発明によれば、前板の裏面が平坦面
であることから前板を運んだり、保管したりするときに
これを積み重ね易くなる利点も得られる。
【0031】本願の別の発明は、配管ケース前面に水栓
の操作部取付用の操作部用ブラケットを固設し、且つこ
れをその前面が配管ケースの前面と実質上面一若しくは
配管ケース内に僅かに引込んだ状態となるように設けた
もので、本発明によれば配管ケースに操作部用ブラケッ
トを設けた場合においても、その操作部用ブラケットが
前板の裏面に当って前板が浮き上がった状態になるのを
防止することができる。
【0032】本願の別の発明は、取付ブラケットを板体
にて構成し、且つその左右両端部を配管ケースにおける
前面側の支柱に対して溶接接合するようになしたもの
で、本発明によれば取付ブラケットを配管ケースに対し
て容易に溶接接合できるとともに、取付ブラケットの支
持強度、ひいては衛生器具の支持強度を強固なものとな
すことができる。
【0033】請求項4,5又は6の発明は、請求項1,
2又は3の配管ユニットに用いられる配管ケースに係る
もので、これらの発明によれば、配管ケースに衛生器具
取付けのための取付ブラケット或いは操作部用ブラケッ
トを固設するに際してその溶接作業が容易であり、配管
ケースの製造コストを低減することができるとともに、
その取付精度も良好となし得、前板を配管ケースに取り
付けたときの前板の撓みや面段差をなくすことができる
利点が得られる。
【0034】請求項7の発明は、請求項1,2又は3の
配管ユニットに用いられる前板に係るもので、本発明に
よれば前板の製造コストを低減することができるととも
に、前板を運んだり保管したりするときにこれを積み重
ね易い利点が得られる。
【0035】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は配管ユニットであって、
配管ケース12とその内部に収容された、各衛生器具
(本例では大便器14)に共通の排水本管16,給水本
管18,脱臭本管20,通気本管22等各種配管とを備
えている。尚、この例では大便器14は人体局部洗浄装
置付きのものとされている。
【0036】配管ケース12は、壁体24側と床26と
にそれぞれ固定されており、また上面及び前面にはそれ
ぞれ化粧板としての甲板28,前板30が配設されてお
り、そしてその前板30を介して大便器14が、配管ケ
ース12の前面において取付ブラケット32に取り付け
られている。
【0037】図2は配管ケース12の構成部材を分解し
て示したものである。同図において、34は配管ケース
12の主体を成す配管ケース本体であって、配管ケース
12の前面上端と前面下端とに位置して横方向に延びる
断面く字状のアングルバー状の横フレーム材36,38
と、これら横フレーム材36,38に沿って所定間隔で
配置され、各上端部及び下端部が各横フレーム材36,
38に対して溶接固定された、角パイプから成る複数の
支柱(縦フレーム材)40とを主要素として構成されて
おり、全体として略平面構造を成している。ここで各横
フレーム材36,38は、垂直片部が水平片部の後側に
位置する向きで配向されている。
【0038】この配管ケース本体34においては、隣接
する支柱40間にまたがるようにして前記の取付ブラケ
ット32が溶接固定されている。取付ブラケット32
は、図3に示しているように金属板体を折曲げ形成した
形態のものであって、図2に示しているようにその前面
が支柱40の前面と面一となる状態で左右方向両端部が
左右の一対の支柱40のそれぞれに溶接固定されてい
る。尚、支柱40の前面は上記横フレーム材36,38
の前端と実質上一致させられており、従って取付ブラケ
ット32の前面は配管ケース12における前面と面一の
平面を形成している。
【0039】支柱40には、前述の配管を支持するため
のアングル状のサポート部材42が支柱40から後方
(配管ケース12内部方向)に延び出す状態で上下多段
に配置され、且つ片持ち状に支柱40に溶接固定されて
いる。更に支柱40には、後述のフラッシュバルブの遠
隔操作用の操作ボタン(操作部)116(図1参照)を
取り付けるための操作部用ブラケット44が、支柱40
から側方(左右方向)に延び出す状態で固設されてい
る。この操作部用ブラケット44もまた、金属板体の折
曲げによって形成されており、その前面が実質上支柱4
0の前面と面一となる状態で支柱40に片持ち状に溶接
固定されている。
【0040】この配管ケース本体34は、壁体24側、
具体的には壁体24側の柱部材24aに横設固定された
壁レール48に対して前後方向の長ボルト50を介して
固定され、また下端の横フレーム材38が、床26に固
設された床固定バー52に対して固定されている(図2
参照)。即ち配管ケース本体34は、これら壁レール4
8,床固定バー52を介して壁体24側及び床26のそ
れぞれに固定されている。尚、上記各部材は何れも鋼材
にて構成されている。
【0041】図4は配管ケース本体34の上部の固定構
造を具体的に示している。図4に示しているように、上
記長ボルト50の前端部は横フレーム材36に対してそ
の垂直片部に形成された貫通穴51においてナット54
により固定されており、また後端部はスライド片56,
プレート状の押圧金具58及びナット60により壁レー
ル48に対して固定されている。
【0042】壁レール48は、断面C字状の部材であっ
て内部にガイド溝62を有し、また前面にはこのガイド
溝62に連通し且つ横方向に延びるスリット状の開口6
4を有している。そしてこのガイド溝62内に、開口6
4よりも上下寸法の大きなスライド片56がスライド可
能に挿入されている。スライド片56は、同図に示して
いるように上端部と下端部とにそれぞれ前方に屈曲する
爪66を有しており、また中心部に雌ねじ穴68を有し
ている。
【0043】一方、押圧金具58は断面コ字形状の部材
であって中心部に貫通孔70を有しており、その貫通孔
70に長ボルト50の後端部が挿通されている。長ボル
ト50の後端部は、更にスライド片56の中心部の雌ね
じ穴68に螺合されており、そして押圧金具58の前側
において長ボルト50に螺合されたナット60の締込み
によって、スライド片56と押圧金具58とが壁レール
48を前後から挾み込む状態に、長ボルト50の後端部
が壁レール48に固定されている。尚、壁レール48は
開口64縁部が内側に曲げ起されており、その曲起し部
65の先端面に凹凸状の摩擦部65aが形成されてい
る。そしてこの摩擦部65aがスライド片56に摩擦接
触させられている。
【0044】図5,図6は配管ケース本体34の下部の
固定構造を具体的に示している。図に示しているように
前記床固定バー52は、水平な床26への固定片部72
とその後端部から立ち上がる垂直片部74とを備えて成
るアングル状の部材であって、床固定片部72がアンカ
ーボルト76及びナット78によって床26に固定され
ている。
【0045】一方配管ケース本体34の下端の横フレー
ム材38は、水平片部80の下側にナット84が溶接さ
れていて、そこに高さ調節用のアジャストボルト86が
螺合され、かかるアジャストボルト86の下端が床固定
バー52の床固定片部72の上面に当接させられてい
る。
【0046】そしてこのアジャストボルト86にて高さ
調節された状態で、横フレーム材38の垂直片部82が
床固定バー52の垂直片部74に重ね合わされ、ビス8
8にて締結・固定されている。尚、符号90はロックナ
ットを示す。
【0047】図7は、本実施例における大便器14への
洗浄水の供給管,人体局部洗浄装置への給水管等の配管
構造を示したものである。図7に示しているように、本
例においては支柱40と40との間の位置において、給
水本管18から分岐管92が継手(チーズ)94を介し
て上向き分岐させられ、そしてその分岐管92に対し
て、大便器14への洗浄水の供給管96が接続されてい
る。そしてこの分岐管92,供給管96を通じての給水
通路上にフラッシュバルブ98が配設されている。
【0048】分岐管92からは、フラッシュバルブ98
の遠隔操作装置における銅管から成る導水管100が分
岐しており、フラッシュバルブ98に連絡されている。
そしてこの導水管100上に操作ボタン116が配設さ
れている。この操作ボタン116は、図1に示している
ように前板30表面に露出する状態で設けられている。
【0049】分岐管92からは、更に人体局部洗浄装置
に洗浄水を供給する、銅管から成る給水管102が分岐
している。尚、これら銅管から成る導水管100及び給
水管102は、それぞれ分岐管92に対して溶接接続さ
れている。
【0050】図8に上記甲板28の具体的取付構造が示
してある。図において104,106はボルト支持金具
であって、それぞれL字状金具105及びこれに予め一
体化されたコ字状金具107とから成っている。ここで
コ字状金具107は、配管ケース12における上端の横
フレーム材36又は壁レール48に対して嵌め込状態と
されており、以て回り止めされている。
【0051】これらボルト支持金具104,106のう
ち前部側のボルト支持金具104は、垂直片部110に
設けられた水平方向の長穴109においてボルト118
により配管ケース12の横フレーム材36に固定されて
いる。一方、後部側のボルト支持金具106は、垂直片
部110に形成された穴114においてボルト118と
スライド片56とにより壁レール48に固定されてい
る。
【0052】これらボルト支持金具104,106のそ
れぞれには、水平片部108の下面側においてナット1
20が溶接固定されており、これらナット120によっ
て雌ねじ穴部が構成されている。そしてその雌ねじ穴部
に対し、前後方向に一列に配置されたボルト122が螺
合されている。尚これらボルト122は、軸部124と
これより大径の頭部126とを有している。
【0053】一方、甲板28の下面には、図9にも示し
ているように甲板28の左右方向端部近傍において、甲
板28の前後方向に延びるレール部材128が固着され
ている。尚図9(A)において、136は甲板28の前
端部において下向きに垂下する前垂れ部である。
【0054】レール部材128は、樹脂材,アルミ材な
どの押出材或いは引抜材から成るものであって、横断面
形状が前後方向に一様且つ矩形枠状をなしている。レー
ル部材128は、図9(B)に拡大して示すように外周
枠部における上部と下部とを左右の両側部よりも内側位
置において上下に連結する縦の第一連結部130と、そ
れら一対の第一連結部130を上下中間位置において横
方向に連結する第二連結部131とを有しており、それ
ら第一連結部130,第二連結部131及び底部によっ
て、前後方向に延びるレール溝132が画成されてい
る。
【0055】また下面にはこのレール溝132に連通す
る状態で前後方向にスリット状に延びる挿通開口134
が形成されている。ここでレール溝132は、前記ボル
ト122の頭部126を嵌入させる部分であって、上下
及び左右方向の寸法がボルト頭部126のそれと略同等
とされている。また挿通開口134は、ボルト軸部12
4を挿通可能な寸法とされている。尚、レール溝132
及び挿通開口134は、前面と後面とがそれぞれ開放形
状とされている。
【0056】而して本例においては、図8に示している
ようにレール部材128におけるレール溝132にボル
ト頭部126が嵌入され、また挿通開口134にボルト
軸部124が挿通されることによって、甲板28が配管
ケース12の上面に固定されている。
【0057】本例の甲板28の取付構造の場合、図10
に示しているように甲板28を後方にスライド移動させ
るだけで簡単に配管ケース12に対して取り付けること
ができる。具体的には、前後の一対のボルト122の頭
部126と軸部124とを、レール部材128における
レール溝132及び挿通開口134に対し、後面の開放
形状部から嵌入及び挿通させ、その状態で甲板28を後
方にスライド移動させることによって、甲板28を配管
ケース12に取り付けることができる。尚、ボルト12
2はレール部材128の配設個所に対応する位置におい
て複数列に設けられている。
【0058】本例においては、前板30としてタイルパ
ネルが用いられている。但し本例のタイルパネルは、従
来のタイルパネルと異なって、図11(イ)に示してい
るように単に下地ボード133の表面に多数のタイル1
35を貼着しただけの形態とされている。即ち比較例と
して示す図11(ロ)のタイルパネル30Aのように、
下地ボード133Aの裏側に突出状に設けられた金属製
の補強フレーム137Aを有しておらず、パネルの裏面
周端部を含む裏面全体が平坦面とされている。
【0059】但し本例のタイルパネルから成る前板30
は、従来のタイルパネルから成る前板30Aにおける下
地ボード133Aの厚みが例えば3mm程度であるのに
対し、その厚みが10mmと厚くされている。にも拘ら
ず本例のタイルパネルから成る前板30は、補強フレー
ム137Aが省略された結果、全体の厚みは例えば16
mm(タイルの厚みは5mm)とされており、従来のタ
イルパネルから成る前板30Aの厚みが例えば25mm
程度であるのに比べて全体の厚みが薄いものとなってい
る。そして平坦な裏面が直接配管ケース12の前面に当
接した状態でかかる配管ケース12に取り付けられてい
る。
【0060】このとき、従来前方に突出状とされていた
取付ブラケット32及び操作部用ブラケット44が配管
ケース12の前面と面一状に設けられているため、かか
る取付ブラケット32及び操作部用ブラケット44が前
板30の裏面に部分的に当接して、前板30の、配管ケ
ース前面に対する密着を阻害するといった問題は生じな
い。
【0061】図12〜14はかかる前板30の取付構造
を具体的に示したものである。まず図12において、1
38は板ばねから成る弾性クリップであって、縦の固定
片部140と、固定片部140の下端において上向きに
突出する係合爪142と、固定片部140の上端より前
方に延出する上向く字形状の弾性アーム144とを有し
ており、その固定片部140が配管ケース12における
上端の横フレーム材36に密着する状態で、かかる配管
ケース12に取り付けられている。
【0062】弾性アーム144は、配管ケース12の前
面よりも前方に延び出しており、その先端部に下向きに
突出する引掛爪146が形成されている。引掛爪146
は湾曲状を成しており、内側に前板30を上向きに挿入
案内する案内面148が形成されている。
【0063】ここで弾性アーム144及び引掛爪146
は、甲板28における前垂れ部136の内側に位置させ
られており、かかる前垂れ部136によって外部から隠
蔽されている。また弾性アーム144と甲板28の下面
との間には所定の隙間が確保されており、弾性アーム1
44が上下方向に十分弾性変形可能とされている。
【0064】本例の取付構造の場合、前板30を、その
裏面を配管ケース12の前面に当接させつつこれを上向
きに押し上げると、弾性クリップ138における引掛爪
146が配管ケース12の前面とともに前板30の上端
部を前後両側から挟み込み、これを固定する。
【0065】図13に示しているように、配管ケース1
2の前部側下端部には、その前面に幅木を張付固定する
ための幅木下地部材150がビス152によって配管ケ
ース12前面に固定されている。一方前板30の裏面下
端部には、前板30と別体のプレート状のハンガー金具
154がビス156によって固定されている。
【0066】而して前板30は、その下端面がスペーサ
部材(この例では塩化ビニールライナー)158を介し
て幅木下地部材150の上面に載置されるとともに、ハ
ンガー金具154が幅木下地部材150の上端部裏面側
の引掛部160に差込状に引掛けられ、以て離脱防止さ
れている。
【0067】本例においては、図14に示しているよう
に前板30が上下に2分割されており、そして上段側の
分割体30−1の下端部裏面と下段側の分割体30−2
の上端部裏面とにハンガー金具162がビスにて固定さ
れている。一方配管ケース12側においては、支柱40
と40とにまたがるようにして断面形状が矩形箱状の引
掛バー164が横設されており、そしてこれら引掛バー
164に対してハンガー金具162が引掛けられてお
り、以て上下の分割体30−1及び30−2の下端部及
び上端部がそれぞれ配管ケース12から離脱防止されて
いる。
【0068】尚、図16に明らかに示しているように下
段側の分割体30−2の前面には大便器14が取り付け
られている。但し上段側の分割体30−1の前面は開放
状態であり、従って上段側の分割体30−1は単独でこ
れを脱着することができる。このように前板30が上段
側の分割体30−1と下段側の分割体30−2とに分割
構成とされているのは、上段側の分割体30−1を脱着
することによって、大便器14の後側の配管ケース12
内部をメンテナンスできるようにするためである。
【0069】尚、前記弾性クリップ138は、上段側の
分割体30−1を配管ケース12に対してけんどん式に
脱着するに十分なだけ、甲板28の下側空間において弾
性変形できるようにされている。即ち甲板28の下面と
弾性クリップ138における弾性アーム144との間に
は、ハンガー金具162を引掛バー164から取り外す
に十分な上下間隔幅が確保されている。
【0070】尚、この例では前板30を上下の分割構成
としているが、勿論上端から下端まで1枚のパネルにて
構成することも可能である。この場合においても前板を
けんどん式にて配管ケース12に対し脱着できるよう
に、弾性クリップ138の弾性アーム144と甲板28
の下面との間に十分な上下間隔を確保しておくことが望
ましい。
【0071】本例においては、前板30が補強フレーム
を有しておらず、従ってその構成部品点数を少なくでき
るとともに、前板製造に際して補強フレームの配置位置
などの設計作業も不要化でき、前板30の製造コストを
低減できる。尚、本例の前板30は補強フレームが省略
されていても下地ボード133の厚みが厚くされている
ため、必要強度は十分確保されている。
【0072】また配管ケース12に取付ブラケット32
を固設するに際して位置出し作業が容易であり(単に配
管ケース12の前面と面一とすれば良い)、従ってその
溶接作業が極めて簡単であり、以て配管ケース12の製
造コストを安価にできるとともに、取付ブラケット32
を正確に定めた位置に固設することができる。
【0073】加えて前板30を配管ケース12前面に張
付・固定したときに、取付ブラケット32が前板30の
裏面に当って前板30が配管ケース12から浮き上がっ
たり撓んだりするといったことを防止でき、従って前板
30を取り付けたときに隣接する前板30同士で面段差
を生じるといったことも防止できる。
【0074】本例においては、また、配管ケース12前
面の操作ボタン116のための操作部用ブラケット44
をその前面が配管ケース12の前面と実質上面一となる
ように固設していることから、その操作部用ブラケット
44が前板30の裏面に当ってこれを浮き上がった状態
にするといったことがなく、また操作部用ブラケット4
4を配管ケース12に溶接するに際しても容易に行うこ
とができ、且つ取付精度も良好となすことができる。
【0075】更に本例においては、取付ブラケット32
を板体にて構成し且つその左右両端部を配管ケース12
前面側の支柱40に対して溶接接合しているため、取付
ブラケット32を配管ケース12に対して容易に溶接固
定できるとともに、取付ブラケット32の支持強度、ひ
いては大便器14の支持強度も強固なものとすることが
できる。
【0076】その他、本例の前板30は裏面が平坦面と
されているため、前板30を運んだり保管したりすると
きにこれを積み重ねるのが容易である利点がある。加え
てタイルパネルから成る前板30は、その下地ボード1
33の厚みが従来のそれよりも厚くされている結果、前
板30における遮音効果が大きい利点があり、また下地
ボード133の裏面に補強フレームが固設されていない
ため、その補強フレームと下地ボード133との乾湿等
に基づく収縮差によって前板30にひび割れや割れが発
生するといった不具合が生じない利点がある。
【0077】図17は板ばねから成る弾性クリップの他
の形態例を示したもので、この例の弾性クリップ166
は、水平方向に延びる板状の弾性アーム168と、その
先端部において下向きに突出する引掛爪146とから成
っており、その弾性アーム168の後端部においてビス
170により配管ケース12の上端の横フレーム材36
に固定されている。即ちこの例では、弾性アーム168
が固定片部も兼ねている。この例においても、弾性アー
ム168と甲板28の下面との間に、弾性アーム168
が十分大きく上下に弾性変形できるように間隔が確保さ
れている。
【0078】尚、弾性アーム168には前後方向の長穴
172が形成されており、この長穴172においてビス
170により横フレーム材36に固定されている。この
ように長穴172においてビス170により固定される
ことから、弾性クリップ166は長穴172に沿って固
定位置を変化させることができ、引掛爪146の前後方
向位置を調節することができる。
【0079】図18は前板の他の形態例を示したもので
ある。図中(A)の前板174は、鋼板176の裏面に
裏打材としてのボード178を固着した形態のものであ
り、また(B)の前板180は、表面化粧材182にて
囲まれた空間内に充填材184を充填した形態のもの
で、更に(C)の前板186は、下地ボード133の表
面にタイル以外の他の化粧材190を貼着した形態のも
のである。
【0080】これら前板174,180,186は、何
れも裏面全体が平坦面とされている。而して(B),
(C)の非鋼板パネルから成る前板180,186の場
合、前記実施例と同様に下端部にハンガー金具を取り付
けることによって、その下端部を配管ケース12に固定
することができる。
【0081】また(A)の鋼板パネル174の場合、図
19に示しているように鋼板176の下端部を下向きに
折り曲げることによってハンガー部192を形成するこ
とができる。この場合において、幅木下地部材150を
スペーサ部材194を介してビス152により配管ケー
ス12の下端部に固定することで、幅木下地部材150
の上端部裏面側に挿入隙間を形成し、その挿入隙間にハ
ンガー部192を差し込むようにして、これを幅木下地
部材150の上端部裏面側の引掛部160に引掛けるよ
うにすることができる。
【0082】また鋼板パネルから成る前板174を上下
2分割構成とした場合において、図20に示しているよ
うに上段側の分割体174−1の下端部に、鋼板を下向
きに曲げて成るハンガー部193を形成し、このハンガ
ー部193を下段側の分割体174−2の上端部裏面に
引掛けるようにして、上段側の分割体174−1の下端
部を離脱防止するようになすことができる。
【0083】尚、この場合において上段側の分割体17
4−1及び下段側の分割体174−2の下端部及び上端
部は、それぞれ配管ケース12に対して必ずしも固定し
なくても良い。下段側の分割体174−2の前面には大
便器14が取り付けられるため、敢えて分割体174−
1の下端部及び分割体174−2の上端部を配管ケース
12に固定しなくても、上下分割体の連結部分が前方側
に迫り出して来るといった不具合は生じない。
【0084】図21は衛生器具として小便器200が取
り付けられる場合の例を示したもので、配管ケース12
には上下2個所に取付ブラケット196,198が設け
られている。この例においても取付ブラケット196及
び198は、その前面が配管ケース12の前面と面一と
されており、且つ各取付ブラケット196,198の左
右端部が支柱40に対して溶接固定されている。一方前
板30は裏面全体が平坦面とされており、その裏面が配
管ケース12の前面に当接した状態で配管ケースに取り
付けられている。
【0085】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は配管ケースが従来の箱組
構造から成る配管ユニットに対しても適用することが可
能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において、種
々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である配管ユニットの全体構
成を示す図である。
【図2】図1の配管ユニットにおける配管ケースの分解
斜視図である。
【図3】図1における配管ケースの側面図及び側面断面
図である。
【図4】図1における配管ケース本体の上部の固定構造
の要部を示す図である。
【図5】図1における配管ケース本体の下部の固定構造
の要部を示す図である。
【図6】図5の固定構造を異なる断面で示す図である。
【図7】図1の配管ユニットにおける配管構造の一部を
示す図である。
【図8】図1の配管ユニットにおける甲板の取付構造を
示す側面及び正面断面図である。
【図9】図8における甲板の底面斜視図及び一部拡大断
面図である。
【図10】図8における甲板の取付手順の説明図であ
る。
【図11】図1の配管ユニットにおける前板の構成を比
較例とともに示す図である。
【図12】図1の配管ユニットにおける前板の上部の取
付構造を弾性クリップとともに示す図である。
【図13】同じ前板の下部の取付構造をハンガー金具と
ともに示す図である。
【図14】同じ前板の分割部の取付構造をハンガー金具
とともに示す図である。
【図15】図12ないし図14に示す前板の全体の取付
構造を表す図である。
【図16】前板を分割構造とする場合の利点説明図であ
る。
【図17】図12における弾性クリップの他の形態例を
取付構造とともに示す図である。
【図18】前板の他の構成例をそれぞれ示す図である。
【図19】前板として図18(A)を使用した場合の、
前板下部の取付構造を示す図である。
【図20】前板として図18(A)を使用した場合の、
前板分割部の取付構造を示す図である。
【図21】本発明の他の実施例を示す図である。
【図22】従来の配管ユニットの一例を示す図である。
【図23】同じく従来の配管ユニットにおける甲板の取
付構造を示す図である。
【図24】図22の配管ユニットにおける前板及び大便
器の取付構造例を示す図である。
【図25】従来の配管ユニットにおける配管ケースの要
部を示す図である。
【符号の説明】
10 配管ユニット 12 配管ケース 14 大便器 30,174,180,186 前板 32,196,198 取付ブラケット 40 支柱 44 操作部用ブラケット 200 小便器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 謙一郎 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 成田 力 愛知県常滑市新田町3−273−1 チッタ 榎戸206号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ケースと、該配管ケースの内部に収
    容された排水本管,給水本管等配管と、該配管ケースの
    前面に配設された化粧板としての前板とを備えて成り、
    該配管ケースにはその前面に取付ブラケットが固設され
    ていて該取付ブラケットに対して便器等衛生器具が取り
    付けられる形態の配管ユニットにおいて前記取付ブラケ
    ットをその前面が前記配管ケースの前面と実質上面一と
    なる状態に配設するとともに、前記前板を、その裏面周
    端部において突出状に延びる補強フレームを有しない、
    該裏面周端部を含む裏面全体が平坦面となるように構成
    し、該前板の裏面を該配管ケースの前面に当接させる状
    態に張付・固定したことを特徴とする配管ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記配管ケースの前
    面に水栓の操作部取付用の操作部用ブラケットが固設さ
    れており、且つ該操作部用ブラケットの前面が配管ケー
    スの前面と実質上面一若しくは該配管ケース内に微小距
    離引込んだ状態で該操作部用ブラケットが配設されてい
    ることを特徴とする配管ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記取付ブラ
    ケットが板体から成っており、その左右方向端部が前記
    配管ケースにおける前面側の支柱に対して溶接接合され
    ていることを特徴とする配管ユニット。
  4. 【請求項4】 配管ケースと、該配管ケースの内部に収
    容された排水本管,給水本管等配管と、該配管ケースの
    前面に配設された化粧板としての前板とを備えて成り、
    該配管ケースにはその前面に取付ブラケットが固設され
    ていて該取付ブラケットに対して便器等衛生器具が取り
    付けられる形態の配管ユニットにおける該配管ケースで
    あって前記取付ブラケットの前面が該配管ケースの前面
    と実質上面一となる状態で該取付ブラケットが固設され
    ていることを特徴とする配管ユニットにおける配管ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記配管ケースの前
    面に水栓の操作部取付用の操作部用ブラケットが固設さ
    れており、且つ該操作部用ブラケットの前面が該配管ケ
    ースの前面と実質上面一若しくは該配管ケース内に微小
    距離引込んだ状態で該操作部用ブラケットが固設されて
    いることを特徴とする配管ユニットにおける配管ケー
    ス。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、前記取付ブラ
    ケットが板体から成っており、その左右方向端部が前記
    配管ケースにおける前面側の支柱に対して溶接接合され
    ていることを特徴とする配管ユニットにおける配管ケー
    ス。
  7. 【請求項7】 配管ケースと、該配管ケースの内部に収
    容された排水本管,給水本管等配管と、該配管ケースの
    前面に配設された化粧板としての前板とを備えて成り、
    該配管ケースにはその前面に取付ブラケットが固設され
    ていて該取付ブラケットに対して便器等衛生器具が取り
    付けられる形態の配管ユニットにおける前記前板であっ
    て裏面周端部において突出状に延びる補強フレームを有
    さず、該裏面周端部を含む裏面全体が平坦面として構成
    されていることを特徴とする配管ユニットにおける前
    板。
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