JP2943650B2 - 配管ユニット - Google Patents

配管ユニット

Info

Publication number
JP2943650B2
JP2943650B2 JP5048795A JP5048795A JP2943650B2 JP 2943650 B2 JP2943650 B2 JP 2943650B2 JP 5048795 A JP5048795 A JP 5048795A JP 5048795 A JP5048795 A JP 5048795A JP 2943650 B2 JP2943650 B2 JP 2943650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
water supply
piping
branch pipe
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5048795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08120739A (ja
Inventor
義親 田中
和洋 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP5048795A priority Critical patent/JP2943650B2/ja
Publication of JPH08120739A publication Critical patent/JPH08120739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2943650B2 publication Critical patent/JP2943650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は配管ケース内部に給水
本管,排水本管等の配管を収容して成る配管ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネル,配管ユニット,ブース等トイ
レ構成部材を工場で生産し、現場に搬入して組立施工
し、所望のトイレ空間を構築できるようにしたシステム
トイレが近年広く用いられている。
【0003】ここで配管ユニットは、配管ケースの内部
に各便器等衛生器具に共通の給水本管,排水本管等配管
を収容してユニット化したものであり、その一例が図1
3に示してある。同図において300は、配管ケース3
02内部に排水本管304,給水本管306,脱臭管3
08,通気管310等配管を収容して成る配管ユニット
である。
【0004】配管ケース302は、その前面上端,前面
下端,後面上端,後面下端にそれぞれ横設されたアング
ル状の横フレーム材312が、左右方向に所定間隔で複
数配置された補強枠、即ち前後の一対の縦フレーム材
(支柱)314と、それらの上端,下端を前後に連絡す
る前後フレーム材316とから成る矩形枠状の補強枠に
て連結された形態の、全体として箱体状を成す部材であ
って、下端の前後フレーム材316の中間部においてア
ンカボルト317により床に固定されるとともに、かか
る配管ケース302内部を貫通する長いボルト318に
て壁体に固定されている。
【0005】配管ケース302の上面及び前面には化粧
板としての甲板320,前板322がそれぞれ配設され
ており、その前板322を介して配管ケース302の前
面に衛生器具としての大便器324が取り付けられてい
る。尚、図13(B)に示しているように甲板320は
配管ケース302の上面に載置された上、ビス334に
よって配管ケース302に固定されている。
【0006】配管ケース302内部において、前記給水
本管306からは分岐管325が分岐して延び出してお
り、この分岐管325に対して、大便器324に洗浄水
を供給するための供給管326が接続されている。
【0007】そしてこの分岐管325,供給管326を
通じての給水通路上に大便器324への洗浄水の供給,
遮断を行うフラッシュバルブ328が設けられている。
ここで分岐管325は、図14に示しているように継手
(チーズ)338を介して給水本管306に接続されて
いる。
【0008】給水本管306からは、また、別途の位置
よりフラッシュバルブ328の遠隔操作装置における、
銅管から成る導水管340が分岐して延び出しており、
その導水管340の他端がフラッシュバルブ328に連
絡されている。この導水管340もまた、継手338を
介して給水本管306に接続されている。
【0009】給水本管306からは、更に継手(チー
ズ)338を介して人体局部洗浄のための、銅管から成
る給水管342が延び出しており、この給水管342が
大便器324に備えられた人体局部洗浄装置に接続され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の配
管ユニットにあっては、給水本管306から複数の分岐
管が分岐しており、これに伴って給水本管306への分
岐管の接続工数が多くなるとともに、高価な継手の数も
多くなり、コスト上昇の要因になる他、配管ケース内に
おける配管の組付作業が複雑化するといった問題があっ
た。また加えて、給水本管306上に継手が多く接続さ
れることから、給水本管306上の漏水の危険個所も多
くなるといった問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、配管ケースと該配管ケース内部に収容された
排水本管,給水本管等配管とを備えて成り、前面に化粧
板としての前板を介して便器等衛生器具が取り付けられ
る配管ユニットにおいて、前記給水本管より分岐管を分
岐させて該分岐管に前記衛生器具への水の供給管を接続
するとともに、それら分岐管,供給管を通じての給水通
路上に給水及び停止を行うための水栓を設ける一方、該
分岐管より該水栓の遠隔操作装置における導水管を更に
分岐させたことを特徴とする(請求項1)。
【0012】本願の別の発明は、請求項1の配管ユニッ
トにおいて、前記分岐管より人体局部洗浄装置への給水
管を更に分岐させたことを特徴とする(請求項2)。
【0013】
【作用及び発明の効果】このように本発明は衛生器具へ
の給水及びその停止を行う水栓の遠隔操作装置における
導水管を、給水本管からの分岐管より更に分岐させるよ
うにしたもので、本発明によれば給水本管からの分岐管
の分岐数を少なくすることができ、給水本管と分岐管と
の接続作業工数及び給水本管から分岐管を分岐させるた
めの継手(チーズ)の数を減らすことができる。
【0014】また本発明によれば、分岐管に対して導水
管を予め取り付けた状態、即ち予め分岐管ユニットとし
た状態でこれを給水本管に接続することができるように
なり、配管作業性が向上する。
【0015】請求項2の発明は、上記給水本管からの分
岐管より更に人体局部洗浄装置への給水管を分岐させる
ようにしたもので、本発明においても給水本管からの分
岐管の分岐数を減らすことができ、従って分岐管と給水
本管との接続作業工数及び給水本管から分岐管を分岐さ
せるための継手(チーズ)を更に減らすことができる。
【0016】尚、分岐管から上記導水管或いは人体局部
洗浄装置への給水管を分岐させるに際して、各導水管又
は給水管の分岐管への接続構造を溶接構造とするのが好
都合である。このようにすることによって高価な継手
(チーズ)の数を減らすことができ、コストを低減でき
る利点が得られる。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は配管ユニットであって、
配管ケース12とその内部に収容された、各衛生器具
(本例では大便器14)に共通の排水本管16,給水本
管18,脱臭本管20,通気本管22等各種配管とを備
えている。尚、この例では大便器14は人体局部洗浄装
置付きのものとされている。
【0018】配管ケース12は、壁体24側と床26と
にそれぞれ固定されており、また上面及び前面にはそれ
ぞれ化粧板としての甲板28,前板30が配設されてお
り、そしてその前板30を介して大便器14が配管ケー
ス12前面において、その取付ブラケット32に取り付
けられている。
【0019】図1は配管ケース12の構成部材を分解し
て示したものである。図において34は配管ケース12
の主体を成す配管ケース本体であって、配管ケース12
の前面上端と前面下端とに位置して横方向に延びるバー
状の横フレーム材36,38と、これら横フレーム材3
6,38に沿って所定間隔で配置され、各上端部及び下
端部が各横フレーム材36,38に対して溶接固定され
た複数の角パイプから成る支柱(縦フレーム材)40と
を主要素として構成されており、全体として略平面構造
を成している。この配管ケース本体34においては、隣
接する支柱40間にまたがるようにして前記の取付ブラ
ケット32が溶接固定されている。
【0020】また支柱40には、前述の配管を支持する
ためのアングル状のサポート部材42が支柱40から後
方(配管ケース12内部方向)に延び出す状態で上下多
段に配置され、且つ片持ち状に支柱40に溶接固定され
ている。更に支柱40には、後述のフラッシュバルブの
遠隔操作用の操作ボタン116(図2参照)を取り付け
るための取付ブラケット44及び前板30の取付ブラケ
ット46が支柱40から側方(左右方向)に延び出す状
態で固設されている。
【0021】この配管ケース本体34は、壁体24側、
具体的には壁体24側の柱部材24aに横設固定された
レール48に対して前後方向の固定バー50を介して固
定され、また下端の横フレーム材38が、床26に固設
された床固定バー52に対して固定されている(図3参
照)。即ち配管ケース本体34は、これらレール48,
床固定バー52を介して壁体24側及び床26のそれぞ
れに固定されている。尚、上記各部材は何れも鋼材にて
構成されている。
【0022】図4(A)及び図5は配管ケース本体34
の上部の固定構造を具体的に示したものである。図4
(A)に示しているように、上記固定バー50の前端部
(図中右端部)には前後方向の長穴54が形成されてお
り、この長穴54においてボルト56及び横フレーム材
36の下面に溶接されたナット58により、固定バー5
0前端部が横フレーム材36、つまり配管ケース本体3
4に固定されている。
【0023】一方固定バー50の後端部は、鋼製の受具
60及び同じく鋼製のスライド片62を介してレール4
8に固定されている。レール48は、図5に示している
ように断面C字状の部材であって内部にガイド溝64を
有し、また前面にこのガイド溝64に連通し且つ横方向
に延びるスリット状の開口66を有している。
【0024】そしてこのガイド溝64内に、開口66よ
りも上下寸法の大きなスライド片62がスライド可能に
挿入されている。スライド片62は、同図に示している
ように上端部と下端部とにそれぞれ前方に屈曲する爪6
8を有しており、また中心部に雌ねじ穴70を有してい
る。
【0025】一方受具60はL字形状を成す部材であっ
て、水平な載置片部72と載置片部72の後端部より立
下がる固定片部74とを備えており、その固定片部74
の上下方向の長穴76において、上記雌ねじ穴70にね
じ込まれたボルト78によってスライド片62に締結さ
れ、以てかかるスライド片62とともにレール48に固
定されている。尚、受具60の長穴76は受具60、ひ
いては固定バー50の後端部の上下位置調節のためのも
のである。
【0026】他方、受具60の水平な載置片部72に
は、これを貫通するボルト穴80が設けられるとともに
下面にナット82が溶接されている。そしてこの載置片
部72の上に固定バー50の後端部が載置された上、固
定バー50の前後方向の長穴84を挿通するボルト86
とナット82とによって、かかる固定バー50後端部が
受具60に対して固定されている。
【0027】図6,図7は配管ケース本体34の下部の
固定構造を具体的に示している。図に示しているように
前記床固定バー52は、水平な床26への固定片部88
とその後端部から立ち上がる立上り片部90とを備えて
成るアングル状の部材であって、床固定片部88がアン
カーボルト92及びナット94によって床26に固定さ
れている。
【0028】一方配管ケース本体34の下端の横フレー
ム材38は、同じくアングル状の部材から成っており、
水平片部96とその後端部より立ち上がる立上り片部9
8とを備えてなり、その水平片部96の下側にナット1
00が溶接されていて、そこに高さ調節用のアジャスト
ボルト101が螺合され、かかるアジャストボルト10
1の下端が床固定バー52の床固定片部88の上面に当
接させられている。
【0029】そしてこのアジャストボルト101にて高
さ調節された状態で横フレーム材38の立上り片部98
が、床固定バー52の立上り片部90に重ね合わされ、
ビス104にて締結・固定されている。尚、符号102
はロックナットを示す。
【0030】図8は、大便器14への洗浄水の供給管,
人体局部洗浄装置への給水管等の配管構造を示したもの
である。図8に示しているように、本例においては支柱
40と40との間の位置において、給水本管18から分
岐管106が継手(チーズ)108を介して上向き分岐
させられ、そしてその分岐管106に対して、大便器1
4への洗浄水の供給管110が接続されている。そして
この分岐管106,供給管110を通じての給水通路上
にフラッシュバルブ112が配設されている。
【0031】分岐管106からは、フラッシュバルブ1
12の遠隔操作装置における銅管から成る導水管114
が分岐しており、フラッシュバルブ112に連絡されて
いる。そしてこの導水管114上に操作ボタン116が
配設されている。この操作ボタン116は、図2に示し
ているように前板30に露出する状態で設けられてい
る。
【0032】分岐管106からは、更に人体局部洗浄装
置に洗浄水を供給する、銅管から成る給水管118が分
岐している。尚、これら銅管から成る導水管114及び
給水管118はそれぞれ分岐管106に対して溶接接続
されている。
【0033】即ち、従来にあっては図14に示している
ように導水管,人体局部洗浄装置への給水管がそれぞれ
給水本管から継手を介して直接分岐していたのに対し、
本実施例では導水管114及び給水管118がそれぞれ
分岐管106から分岐している。
【0034】図4(B)は前記甲板28の具体的な取付
構造を示したものである。同図に示しているように配管
ケース本体34における上端の横フレーム材36にはナ
ット120が溶接されていて、このナット120にアジ
ャストボルト122が上向きに螺合され、その先端が甲
板28の下面に当接させられている。そしてこのアジャ
ストボルト122の回転操作によって、甲板28の前端
部が高さ調節されるようになっている。
【0035】一方甲板28の後端部は、前記受具60と
略同様の形態の受具130及びスライド片62を介して
レール48に連結されている。具体的には、甲板28の
後端部下面には差込金具124が隙間126を形成する
状態でビス128により取り付けられており、一方受具
130には、水平な載置片部132とその後端部より立
下がる固定片部134とが形成されており、その固定片
部134に形成された上下方向の長穴76において、レ
ール48内に挿入されたスライド片62の雌ねじ穴70
にねじ込まれたボルト78によってレール48に固定さ
れ、そしてこの受具130の載置片部132の上面に甲
板28の後端部が載置された上、差込金具124の隙間
126内に載置片部132が差し込まれることで、甲板
28の後端部がレール48に連結されている。尚、甲板
28の裏面側の補強木29と上記固定バー50とは左右
方向に位置がずらせてあり、互いに干渉しないようにさ
れている。
【0036】図9,10は前記前板30の取付構造を具
体的に示したものである。これらの図に示しているよう
に、本例においては前板30が上下に2分割構成とされ
ている。而して上段の前板30Aと下段の前板30Bと
は、共に表面の化粧材135と裏面側の金属製補強フレ
ーム136とを有する形態とされており、そして上段側
の前板30Aについては、補強フレーム136の上端に
雌ねじ穴が形成されていてそこに大径の頭部138付き
のアジャストボルト140が下向きに螺合されている。
【0037】一方、下段の前板30Bにおいても補強フ
レーム136の上端に上下の雌ねじ穴が形成されていて
そこにアジャストボルト142が下向きに螺合されてい
る。この下段側のアジャストボルト142は、上端から
下端にかけて一様な太さのボルトであって、頂面に工具
係合用の係合溝が形成されている。
【0038】尚、上段側の前板30Aの補強フレーム1
36には、下段側のアジャストボルト142に対応する
位置においてこれを挿通させるための嵌合孔144が形
成されている。
【0039】一方配管ケース本体34側には、その上端
の横フレーム材36に対して断面コ字形状の受金具14
6が上向きに溶接固定されており、また前記上下中間部
の取付ブラケット46に対しても同様の形状の受金具1
48が上向きに溶接固定されている。
【0040】本例においては、上段の前板30A及び下
段の前板30Bのそれぞれのアジャストボルト140及
び142の下部を、対応する受金具146,148の凹
部内に係入させ、且つアジャストボルト140,142
の下端を各受金具146,148に当接させることによ
って、各前板30A,30Bを配管ケース本体34にて
支持することができる。
【0041】またアジャストボルト140,142と受
金具146,148との係合作用によって、各前板30
A,30Bの配管ケース本体34からの離脱を防止で
き、更に下段の前板30Bのアジャストボルト142と
上段の前板30Aの嵌合孔144との嵌合に基づいて、
上段の前板30Aと下段の前板30Bとの前後,左右位
置を予め定めた適正位置に位置決めすることができる。
【0042】図1及び図2に示しているように、前記配
管を支持するためのサポート部材42は、前記便器14
の取付ブラケット32及び分岐管106に対して、支柱
40の反対側の面に取り付けられている。つまり、取付
ブラケット32及び分岐管106を内側位置とすると、
その外側位置に取り付けられている。そしてこれらサポ
ート部材42の上に配管が載置された状態でこれら配管
が、Uボルト150によってサポート部材42に固定さ
れている。
【0043】次に本例の配管ユニット10の施工手順を
詳述する。本例においては、まず生産工場において配管
ケース本体34に各種配管等を組み付けて半ユニット体
と成す。具体的には、図11に示しているように配管ケ
ース本体34の上端部に取り付けた固定バー50のボル
ト56を緩めて固定バー50を回転させ、前方へ伸び出
させた状態とする。そして再びボルト56を締め付けた
上、所定の保持治具152に固定して、配管ケース本体
34を自立状態に保持させる。
【0044】この状態において、各種配管を、配管ケー
ス本体34の支柱40から後方へ延び出すサポート部材
42上に載置して保持させ、Uボルト150によりサポ
ート部材42に固定する。これにより配管ケース本体3
2に配管、即ち排水本管16,給水本管18,脱臭本管
20,通気本管22等が組み付けられ、半ユニット体が
構成される。
【0045】尚このとき、給水本管18に対して分岐管
106及びこれに接続された供給管110,フラッシュ
バルブ112,導水管114,給水管118等も同時に
組み付ける。この後、固定バー50を再び180°回転
させ、後方に延び出す状態に戻しておく。
【0046】次に上記半ユニット体を施工現場に搬入し
た後、これを壁体24側及び床26に固定する。具体的
には、予め壁体24側の所定位置にレール48を横設し
た上、床26の、壁体24より所定距離前方位置に床固
定バー52を固定する。
【0047】そして固定バー50の後端部をスライド片
62,受具60を介してレール48に固定するととも
に、配管ケース本体34の下端部を床固定バー52に対
して固定する。このとき固定バー50の後端部は受具6
0における長穴76において上下位置調節することがで
き、また配管ケース本体34における下端部はアジャス
トボルト101の回転操作によって上下位置調節するこ
とができる。
【0048】また配管ケース本体34下端部を床固定バ
ー52に固定する作業は配管ケース本体34の前面側に
おいて行うことができ、作業も簡単である。また床固定
バー52の床26への固定作業は周辺に障害物の無い状
態でしかも前面側から行うことができるため、同作業も
容易に行うことができる。
【0049】以上のようにして配管ケース本体34を壁
体24側及び床26に固定して配管ケース12を構築し
た後、その前面に前板30を取り付けるとともに、上面
に甲板28を取り付ける。そして配管ケース12の前面
に前板30を介して大便器14を取り付ける。
【0050】以上の説明から明らかなように、本例にあ
っては、配管ケース本体34が箱組状でなく略平面構造
の独立体として構成され、これを壁体側24及び床26
に固定した時点で配管ケース12が構築される。
【0051】本例においては、給水本管18からの分岐
管106を配管ケース本体34の支柱40と支柱40と
の間に位置させるようにしているため、継手108等を
それら支柱40間に位置させることができる。従って配
管を支持するサポート部材42を支柱40に固設するに
際し、その位置を、配管組付時にそれら分岐管106や
継手108類と干渉しないように厳密に位置決めする必
要がない。
【0052】また本例においては、その分岐管106か
ら、更に、フラッシュバルブ112の遠隔操作装置の導
水管114,人体局部洗浄装置への給水管118を分岐
させているため、給水本管18からの分岐管の分岐数を
少なくすることができ、従って給水本管18と分岐管と
の接続作業工数及び継手の数を少なくすることができ
る。
【0053】またそれら導水管114,給水管118を
分岐管106に対して溶接接続しているため、継手の数
を少なくすることができ、コストを低減することができ
る。
【0054】以上は本発明を独立した配管ケース本体を
主要素として配管ケースが構築される形態の配管ユニッ
トに適用した場合の例であるが、本発明は配管ケースが
箱組状の形態の従来の配管ユニットに対しても適用可能
なものである。図12はその場合の例を示している。
【0055】同図において160は配管ケースであっ
て、前面上端,前面下端,後面上端,後面下端にそれぞ
れ横設されたアングル状の横フレーム材162,16
4,166,168が、左右方向に所定間隔で複数配置
された補強枠、即ち前後の一対の縦フレーム材(支柱)
172,174と、それらの上端,下端を前後に連絡す
る前後フレーム材176,178とからなる矩形枠状の
補強枠170にて連結された形態の、全体として箱体状
を成している。
【0056】この箱体状を成す配管ケース160の内部
には、給水本管18が配設されており、この給水本管1
8から分岐管106が継手108を介して分岐し、延び
出している。そしてこの分岐管106からフラッシュバ
ルブ112の遠隔操作装置における導水管114が更に
分岐して延び出しており、その先端がフラッシュバルブ
112に連絡されている。更に分岐管106からは給水
管118が分岐して延び出しており、その先端が人体局
部洗浄装置に接続されている。
【0057】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は例えば分岐管に接続する
導水管114,給水管118等を銅管以外の管体にて構
成することも可能であるし、また上記例示した配管ケー
ス及び配管ユニットの形態はあくまで本発明に係る配管
ケース,配管ユニットの一形態例を示したものであっ
て、本発明はその他種々形態の配管ケースを含む配管ユ
ニットに適用可能であるなど、その主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である配管ユニットにおける
配管ケースの分解斜視図である。
【図2】図1の配管ケースを含む配管ユニットを設置状
態で示す斜視図である。
【図3】図2における配管ケース単体の側面図である。
【図4】図1の配管ケース本体の壁体側への取付構造
を、甲板の取付構造とともに示す側面断面図である。
【図5】図4の取付構造の要部の分解斜視図である。
【図6】図1の配管ケース本体の床への固定構造の要部
を示す図である。
【図7】図6の固定構造の側面断面図である。
【図8】図2の配管ユニットにおける配管構造の要部を
示す図である。
【図9】図2の配管ユニットを前板取付状態で示す側面
図である。
【図10】図9の前板の取付構造を取付手順とともに示
す図である。
【図11】図1の配管ケースの利点を説明する図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例の要部の斜視図である。
【図13】従来の配管ユニットの側面断面図及び要部の
拡大断面図である。
【図14】図13の配管ユニットにおける分岐管及びそ
の周辺部を拡大して示す要部正面図である。
【符号の説明】 10 配管ユニット 12,160 配管ケース 14 大便器 16 排水本管 18 給水本管 30 前板 106 分岐管 108 継手 110 供給管 112 フラッシュバルブ 114 導水管 118 給水管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−179678(JP,A) 特開 平6−117009(JP,A) 特開 平3−39532(JP,A) 実開 平2−136181(JP,U) 実開 平3−5786(JP,U) 実開 昭63−194980(JP,U) 実開 平2−62974(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ケースと該配管ケース内部に収容さ
    れた排水本管,給水本管等配管とを備えて成り、前面に
    化粧板としての前板を介して便器等衛生器具が取り付け
    られる配管ユニットにおいて前記給水本管より分岐管を
    分岐させて該分岐管に前記衛生器具への水の供給管を接
    続するとともに、それら分岐管,供給管を通じての給水
    通路上に給水及び停止を行うための水栓を設ける一方、
    該分岐管より該水栓の遠隔操作装置における導水管を更
    に分岐させたことを特徴とする配管ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1の配管ユニットにおいて、前記
    分岐管より人体局部洗浄装置への給水管を更に分岐させ
    たことを特徴とする配管ユニット。
JP5048795A 1994-08-29 1995-02-14 配管ユニット Expired - Fee Related JP2943650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5048795A JP2943650B2 (ja) 1994-08-29 1995-02-14 配管ユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22859894 1994-08-29
JP6-228598 1994-08-29
JP5048795A JP2943650B2 (ja) 1994-08-29 1995-02-14 配管ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08120739A JPH08120739A (ja) 1996-05-14
JP2943650B2 true JP2943650B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=26390960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5048795A Expired - Fee Related JP2943650B2 (ja) 1994-08-29 1995-02-14 配管ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2943650B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188205A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Shimizu Corp フレーム構造体の形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08120739A (ja) 1996-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6360381B1 (en) Universal fixture support
JP2943650B2 (ja) 配管ユニット
JP2943649B2 (ja) 配管ユニットとその施工方法及びこれに用いる保持用台車
JP7263012B2 (ja) 壁掛け便器
JPH116177A (ja) 設備ユニットにおける配管の支持構造
JP3038132B2 (ja) 配管ユニット及びその配管ケース
JP7253385B2 (ja) 壁掛け便器
JP4879045B2 (ja) 浴室ユニット設置構造及び施工方法
JP2943651B2 (ja) 配管ユニットにおける幅木の取付構造
WO2020145074A1 (ja) 壁掛け便器
JP2714804B2 (ja) 床パネルの固定装置
JP3131367B2 (ja) 配管ユニットにおける甲板の取付構造
JPH0868082A (ja) 配管ユニットにおける甲板取付構造
JP3349333B2 (ja) 衛生設備ユニットにおける配管の支持構造
JP2943670B2 (ja) 衛生設備ユニットの施工方法
JP7291484B2 (ja) 壁掛け便器用の固定具
JP2016191244A (ja) 衛生設備ユニットの固定構造
JPH0868083A (ja) 配管ユニットにおける前板の取付構造
JP7285077B2 (ja) トイレ用キャビネット
JP2002243519A (ja) 集合住宅用ガスメータ支持構造
JPH0219094Y2 (ja)
JP2007309051A (ja) 衛生設備取り付け用フレームの設置構造
JPH0542137Y2 (ja)
JP3503322B2 (ja) 配管ユニットの取付構造
JP2576996Y2 (ja) カウンターの設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140625

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees