JPH0753424A - 1,4−ブタンジオール及びテトラヒドロフランの製造方法 - Google Patents

1,4−ブタンジオール及びテトラヒドロフランの製造方法

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JPH0753424A
JPH0753424A JP5205382A JP20538293A JPH0753424A JP H0753424 A JPH0753424 A JP H0753424A JP 5205382 A JP5205382 A JP 5205382A JP 20538293 A JP20538293 A JP 20538293A JP H0753424 A JPH0753424 A JP H0753424A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 1,4−ブタンジオールの酢酸エステルと水
とを、固体酸触媒の存在下反応させ、1,4−ブタンジ
オール及びテトラヒドロフランを製造するにあたり、
(a)原料酢酸エステル、水、及び、工程(g)から循
環する留出液を固体酸触媒よりなる第1反応域に供給し
て加水分解反応させ、(b)第1蒸留塔に供給して、高
沸物を缶出させ、(c)該缶出液を第2蒸留塔に供給し
て1,4−ブタンジオールを缶出させ、1,4−ブタン
ジオールの酢酸エステルを留出し、(d)この留出液を
固体酸触媒よりなる第2反応域に供給して脱酢酸環化反
応させ、(e)第3蒸留塔にてテトラヒドロフラン、水
及び酢酸を留出し、高沸物を缶出させ、(f)該缶出液
を二分し、その一部を第2反応域に循環させ、(g)残
りを第4蒸留塔に供給し、循環する。 【効果】 この方法によれば、高品質の1,4−ブタン
ジオールとテトラヒドロフランを極めて効率よく併産で
き、しかも任意の割合で製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,4−ブタンジオー
ルの酢酸エステルから1,4−ブタンジオールとテトラ
ヒドロフランを併産する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1,4−ブタンジオールの酢酸エ
ステルの加水分解反応と脱酢酸環化反応を各々別々の反
応域で実施し、各反応域相互間に反応生成物から回収さ
れる未反応酢酸エステル留分を循環させることにより、
1,4−ブタンジオールとテトラヒドロフランを極めて
効率よく併産でき、しかも任意の割合で製造できること
が知られている(特開昭54−32409、特開昭57
−108030等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各反応域相互間に反応生成物から回収される未反応酢酸
エステル留分を循環させる方法においては、廃棄対象で
あり、かつ、製品の品質低下の原因となる高沸点不純物
が系内に蓄積しやすいという問題がある。また、プロセ
スが複雑である分、できるだけ各工程の負担の少ない、
より経済的なプロセスであることが望ましい。更には、
製品の応用分野の多様化などにより、一層の高品質化が
求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は以上の点に
鑑み、日夜、プロセス改良に注力してきた結果、従来、
環化反応工程で未反応酢酸エステル留分の大半を加水分
解反応工程に循環させてきたことにより、必要以上に加
水分解反応工程の設備への負荷が大きくなっているこ
と、また、循環される未反応酢酸エステル留分中の不純
物が1,4−ブタンジオール製品の品質悪化に非常に敏
感に影響していること、などを知得し、鋭意検討を重ね
た結果、本発明のプロセスに到達した。
【0005】即ち、本発明は、1,4−ブタンジオール
の酢酸エステルと水とを、固体酸触媒の存在下反応さ
せ、1,4−ブタンジオール及びテトラヒドロフランを
製造するにあたり、(a)原料酢酸エステル、水、及
び、工程(g)から循環する留出液を固体酸触媒よりな
る第1反応域に供給して加水分解反応させ、(b)該反
応生成液を第1蒸留塔に供給して水及び酢酸を留出し、
高沸物を缶出させ、(c)該缶出液を第2蒸留塔に供給
して1,4−ブタンジオールを缶出させ、1,4−ブタ
ンジオールの酢酸エステルを留出し、(d)工程(c)
の留出液を固体酸触媒よりなる第2反応域に供給して脱
酢酸環化反応させ、(e)該反応生成液を第3蒸留塔に
供給してテトラヒドロフラン、水及び酢酸を留出し、
1,4−ブタンジオールの酢酸エステル及び高沸物を缶
出させ、(f)該缶出液を二分し、その一部を第2反応
域に循環させ、(g)残りを第4蒸留塔に供給し、高沸
物を缶出し、留出液を第1反応域に循環することを特徴
とする1,4−ブタンジオール及びテトラヒドロフラン
の製造方法、に存する。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の方法の原料として使用する1,4−ブタンジオー
ルの酢酸エステルは、1,4−ジアセトキシブタン、1
−ヒドロキシ−4−アセトキシブタンを包含するもので
あり、これらは種々の方法で製造することができる。最
も一般的には、パラジウム系触媒の存在下、ブタジエ
ン、酢酸及び酸素を反応させて得られるアセトキシ化反
応生成物を水素化する方法が例示される。そして、その
製造方法や精製方法によっては、異性体である1,2−
あるいは1,3−ブタンジオールの酢酸エステルを付随
することもあるが、特にこれらの異性体を分離すること
なく、そのまま反応原料として使用してもよい。
【0007】本発明の方法において、加水分解反応及び
脱酢酸環化反応に使用される固体酸触媒としては、強酸
性陽イオン交換樹脂、シリカアルミナ、ゼオライト、活
性白土等が挙げられるが、好ましくは強酸性陽イオン交
換樹脂である。かかる陽イオン交換樹脂としては、スチ
レンとジビニルベンゼンの共重合体を母体とするスルホ
ン酸型強酸性陽イオン交換樹脂が特に有用である。
【0008】本発明の方法において、第1反応域で1,
4−ブタンジオールの酢酸エステルと水とを上記固体酸
触媒と接触させて加水分解し、1,4−ブタンジオール
を製造する。反応温度としては、通常、好ましくは40
〜120℃であり、反応温度が低くなると反応速度が低
下するので効率的ではなく、また、温度が高くなりすぎ
ると第1反応域内でのテトラヒドロフランの副生が増す
ので好ましくない。
【0009】また、第2反応域では、第1反応域の未反
応エステルを脱酢酸環化反応させてテトラヒドロフラン
を製造する。反応条件としては、前記の固体酸触媒の存
在下、通常、好ましくは50〜120℃で実施される。
なお、いずれの反応域においても、圧力は通常0〜10
kg/cm2 Gから選ばれる。次に、本発明の方法の実
施態様を図1に従って説明する。図1において、Aは第
1反応器、Dは第2反応器、B,C,E及びFは夫々第
1〜第4蒸留塔、1〜14は夫々導管を示す。
【0010】図1において、第1反応器Aには前記固体
酸触媒が充てんされており、導管1及び2から原料酢酸
エステル及び水が供給され、同時に導管14より第4蒸
留塔Fからの循環液が供給される。また、ニューフィー
ドの原料酢酸エステルは、前記のように導管1より供給
するほかに、特にジアセトキシブテンの水素化反応分解
物などの高沸物を含む純度的に不充分な酢酸エステルに
ついては、導管12から供給し、第4蒸留塔Fで精製し
て導管14からの留出液として第1反応器Aに供給する
ことが好ましい。
【0011】第1反応器Aから流出する反応生成液は、
導管3より第1蒸留塔Bに送られる。第1蒸留塔Bで
は、通常、理論段数を5から20とし、塔頂圧力100
〜450Torr、塔底温度150〜200℃、還流比
0.05〜0.5の範囲での操作条件が好ましく、主に
水と酢酸を含む成分を導管4より留出し、一方、第1蒸
留塔Bでの未反応酢酸エステル、1,4−ブタンジオー
ルなどを含む高沸物を、導管5より缶出させ、第2蒸留
塔Cに供給する。
【0012】第2蒸留塔Cでは、通常、理論段数を20
〜40とし、塔頂圧力100〜300Torr、塔底温
度170〜200℃、還流比2〜4の範囲での操作条件
が好ましい。塔底より1,4−ブタンジオールを缶出液
として導管6より取り出す。缶出液は、1,4−ブタン
ジオール製品の要求品質に対応して更に精密蒸留を行い
高純度化することができる。また、留出する未反応ある
いは部分加水分離した酢酸エステルを主体とする成分
は、導管7を経て第2反応器Dに供給される。
【0013】第2反応器Dには、第1反応器Aからの未
反応エステルを脱酢酸環化反応によりテトラヒドロフラ
ンを製造するための前記の固体酸触媒が充てんされてい
る。第2反応器Dから留出する反応生成液は、導管8よ
り第3蒸留塔Eに送られる。第3蒸留塔Eでは、通常、
理論段数を5〜20とし、塔頂圧力100〜350To
rr、塔底温度170〜200℃、還流比0.1〜0.
8での操作条件が好ましく、主にテトラヒドロフラン、
水、酢酸を含む成分を導管9より留出させる。該留出分
は、通常、更に精密蒸留することにより製品としての高
純度テトラヒドロフランを得ることができる。
【0014】一方、第3蒸留塔Eでの未反応酢酸エステ
ル、テトラヒドロフランなどを含む高沸物を、導管10
より缶出させる。本発明の方法では、該缶出液を二分
し、その一部を、第2反応器Dに循環させ、また、残り
を第1反応域に循環させることを特徴とする。即ち、缶
出液中には未反応の酢酸エステルが多く含まれているの
で、第2反応器Dに循環させることにより、脱酢酸環化
反応化率をより高くすることができる。但し未反応の酢
酸エステルのうち、脱酢酸環化反応は、通常、1−ヒド
ロキシ−4−アセトキシブタンによるものであり、1,
4−ジアセトキシブタンは一般に反応不活性であるた
め、長期の連続運転においては、第2反応系を何度も循
環する間に系に蓄積し、結果として、第2反応域での全
体として反応化率が低下していくことになる。そこで、
缶出液の一部を第2反応系外にパージすることにより、
第2反応系での1,4−ジアセトキシブタンの濃度を一
定とし、第2反応系での反応化率を高いレベルで一定に
維持させる。
【0015】また、缶出液のうち、第2反応器Dに導管
10を通じて循環する量と、導管11よりパージする量
との割合は、所望のテトラヒドロフラン及び1,4−ブ
タンジオールの生産量割合、及び、各反応器の反応能力
見合いにより任意に選択できるものであり、特に限定は
ないが、通常、第3蒸留塔Eの缶出液の50〜90%を
循環し、残りの50〜10%をパージする程度のことが
想定される。
【0016】そして、導管11よりパージされた缶出液
は、第1反応系に循環させることにする。この場合、缶
出液中には未反応の酢酸エステルの他に、不純物として
1,4−ブタンジオールと比較的沸点の近い高沸点化合
物が種々、蓄積、含有している。これらの不純物の構造
は、すべてについては明らかではないが、例えば、1,
4−ブタンジオールのモノ又はジアルデヒド体である4
−ヒドロキシ−1−ブタナール及び1,4−ブタンジオ
ール、4−ヒドロキシ−1−ブタナール、また、これら
の脱水環化生成物であるジヒドロフランと1,4−ブタ
ンジオールの付加物である2−(4′−ヒドロキシブト
キシ)テトラヒドロフラン(以下、BGTFと略す)、
ジヒドロフランと4−ヒドロキシ−1−ブタナールの付
加物である2−(4′−オキソブトキシ)テトラヒドロ
フラン(以下、BDTFと略す)、1,4−ジ−(2′
−テトラヒドロフロキシ)ブタン(以下、BGDTFと
略す)等が挙げられる。
【0017】そこで、本発明の方法では、導管11より
パージされた缶出液を導管12を経由して第4蒸留塔F
に供給し、ここで上記の不純物を高沸物として分離し、
これを缶出し、導管13より系外にパージする。一方、
留出液を導管14より第1反応器Aに循環させる。この
第4蒸留塔Fは、通常、理論段数を7〜15とし、塔頂
圧力10〜100Torr、塔底温度120〜190
℃、還流比0.1〜0.5での条件で操作される。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。なお、以下「部」「%」
は各々「重量部」、「重量%」を示す。
【0019】実施例1 図1の工程図によって反応を実施した。なお、以下の一
連の値は、特にことわりのない限り、定常運転にはいっ
た運転開始後5日間におけるガスクロマトグラフィーに
よる分析値を示す。強酸性陽イオン交換樹脂を充てんし
た第1反応器Aに、50℃で、下記の原料酢酸エステル
5760部/hr、水(純度99.0%、残り酢酸)6
672部/hr、及び第4蒸留塔Fから循環される留出
液333部/hrを、夫々導管1,2及び14を通じて
供給した。
【0020】
【表1】 (原料組成) 1,4−ジアセトキシブタン 88.5% 1,4−アセトキシヒドロキシブタン 0.2% 1,2−ジアセトキシブタン 8.2% 1,2−アセトキシヒドロキシブタン 3.1%
【0021】反応生成液は、導管3を通じて第1蒸留塔
B(塔頂圧力300Torr、塔底温度185℃、還流
比0.2)に供給した。留出液は水55.3%、酢酸4
4.6%を含み、導管4を通じて5912部/hrで取
り出した。第1蒸留塔Bの缶出液は、未反応物の酢酸エ
ステル類と1,4−ブタンジオールを主体とするが、そ
のまま導管5を通って第2蒸留塔Cに供給した。第2蒸
留塔C(塔頂圧力200Torr、塔底温度195℃、
還流比2.0)において、塔底から1,4−ブタンジオ
ール75.0%を含む缶出液を、導管6より2213部
/hrで取り出した。一方、塔頂部からの留出液は以下
の組成を有してした。
【0022】
【表2】 1−ビドロキシ−4−アセトキシブタン 57.7% 1,4−ジアセトキシブタン 27.4% 1,4−ブタンジオール 8.8% 1,2−ジアセトキシブタン 1.8% 1,2−アセトキシヒドロキシブタン 2.0% 1,2−ブタンジオール 2.3%
【0023】上記留出液4640部/hrと、導管10
からの循環液3024部/hrを、80℃で強酸性陽イ
オン交換樹脂を充てんした第2反応器Dに供給した。反
応生成液は、導管8より取り出し第3蒸留塔Eに供給し
た。第3蒸留塔(塔頂圧力290Torr、塔底温度1
85℃、還流比0.5)において、塔頂から導管9を通
じて、テトラヒドロフラン67.4%、酢酸22.5
%、水10.1%からなる留出液を得た。
【0024】一方、塔底液は導管10より3360部/
hr取り出し、このうち3050部/hrは第2反応器
Cに循環し、残りの950部/hrを導管10より取り
出し、導管11より第4蒸留塔Fに供給した。そして、
第4蒸留塔(塔頂圧力15Torr、塔底温度145
℃、還流比0.25)では、高沸分を159部/hrで
導管13より取り出し、塔頂より留出分を333部/h
rで導管14より取り出し第1反応器に循環させた。
【0025】
【発明の効果】本発明の方法によれば、1,4−ブタン
ジオールとテトラヒドロフランをその必要量に応じて任
意の割合で製造することができる。また、加水分解反応
器と脱酢酸環化反応器の反応器相互間に、夫々の未反応
物質を供給するので未反応物の回収循環が極めて効率的
に行なわれ、省エネルギー効果も達せられる。更に、本
発明の方法では、未反応物の回収循環系を改良したこと
により、各反応での反応効率を高いレベルで安定に維持
しつつ、製品の品質も高いレベルで安定に維持すること
ができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施態様を示す反応工程図であ
る。
【符号の説明】
A 第1反応器 B 第1蒸留塔 C 第2蒸留塔 D 第2反応器 E 第3蒸留塔 F 第4蒸留塔 1〜14 導管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4−ブタンジオールの酢酸エステル
    と水とを、固体酸触媒の存在下反応させ、1,4−ブタ
    ンジオール及びテトラヒドロフランを製造するにあた
    り、(a)原料酢酸エステル、水、及び、工程(g)か
    ら循環する留出液を固体酸触媒よりなる第1反応域に供
    給して加水分解反応させ、(b)該反応生成液を第1蒸
    留塔に供給して水及び酢酸を留出し、高沸物を缶出さ
    せ、(c)該缶出液を第2蒸留塔に供給して1,4−ブ
    タンジオールを缶出させ、1,4−ブタンジオールの酢
    酸エステルを留出し、(d)工程(c)の留出液を固体
    酸触媒よりなる第2反応域に供給して脱酢酸環化反応さ
    せ、(e)該反応生成液を第3蒸留塔に供給してテトラ
    ヒドロフラン、水及び酢酸を留出し、高沸物を缶出さ
    せ、(f)該缶出液を二分し、その一部を第2反応域に
    循環させ、(g)残りを第4蒸留塔に供給し、高沸物を
    缶出し、留出液を第1反応域に循環することを特徴とす
    る1,4−ブタンジオール及びテトラヒドロフランの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 工程(f)で缶出液の50〜90重量%
    を第2反応域に循環させる請求項1の1,4−ブタンジ
    オール及びテトラヒドロフランの製造方法。
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CN114751877A (zh) * 2022-05-13 2022-07-15 中化学科学技术研究有限公司 一种四氢呋喃的生产方法

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