JPH0753067Y2 - モータ装置 - Google Patents

モータ装置

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JPH0753067Y2
JPH0753067Y2 JP935590U JP935590U JPH0753067Y2 JP H0753067 Y2 JPH0753067 Y2 JP H0753067Y2 JP 935590 U JP935590 U JP 935590U JP 935590 U JP935590 U JP 935590U JP H0753067 Y2 JPH0753067 Y2 JP H0753067Y2
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press
bobbin
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coil
fitting hole
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  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モータ装置に関し、特にビデオカメラ、ステ
ィールカメラの光量制御装置等の駆動源として好適なモ
ータ装置に関するものである。
[従来の技術] この種のモータ装置すなわちボビン構造は、本出願人に
よってすでに提案されている。このボビン構造を添付図
面の第6〜10図によって説明すると、コイル線が巻装さ
れるボビン1には、その端部にコイル線の巻始め用端子
ピン2と巻終り用端子ピン3の一部が圧入固定され、そ
して各々の端子ピンの絡げ側の一端部2b,3bは予め外方
へ角θ、例えば45〜60°折曲されている。
端子ピン2,3には絡げ後のホツレ防止用の為に端子ピン
の絡げ側の最先端2a,3aをツブシ形状に形成してある。
巻線工程を順を追って説明する。前記ボビン1を巻線機
(図示せず)の治具4に装着し、コイルを導く為の巻線
機の爪(図示せず)が巻始め用端子ピン2の一端2bより
絡げを開始し、数回端子ピン2に絡げた前記ボビン1に
設けられたコイルガイド溝1aを通ってボビン巻装部1bの
外に位置し、停止保持している。この状態より前記巻線
機の治具は矢印4a方向に回転すると同時に、前記コイル
を導く爪部は左右方向6にトラバースを行ない、ボビン
巻装部1bに所定の巻数を巻く。
巻装された状態のコイル5aを断面的に表わしたのが第9
図および第10図である。
第10図は光量装置の駆動部を部分断面で表わしたもので
あり、永久磁石12、出力軸13、ヨーク14、駆動コイルユ
ニット15及び制動コイルユニット16で磁気回路を構成し
ている。さて、第10図においてコイル5aが後方より前方
に向かっている状態5a′は◎印マークで表わし、ボビン
側面より矢印5a″方向に全て巻かれ、印マーク方向、
つまり前方より後方に向かっている状態5aに巻かれて
いる。次に巻終りのコイル端末処理について説明する。
前記印方向よりコイル5′は前記ボビン1に設けられ
たコイルガイド溝1aに導かれ、前記巻終り端子ピン3の
絡げ側の一端3bに数回絡げられる。以後前記巻始め、巻
終りのコイル端は巻線機に付備しているカッター等で切
断される。
次に第9図に示す様に両方の端子ピン2,3の一端の絡げ
部7a,7bにディップ半田付けを行なう。
次に前記絡げ部7a,7bのディップ半田付け部分を巻線機
に付備しているピンでボビン1側へ矢印8方向へ折曲げ
る。この状態で端子ピン2,3に絡げられている部分とボ
ビン21との間で弛みが無く張っていたコイル線部9が、
前記ディップ半田付け部分をボビン1側へ強制的に付勢
する事により前記コイル線部9に確実に“弛み”が発生
する。なお、上記コイルガイド溝1a,1a′の位置は端子
ピン2,3の絡げ部7a,7bとは離れるように設定されてい
る。
そして、上記巻始め用端子ピン2及び巻終り用端子ピン
3の他端2c,3cはプリント基板10の挿入穴10aに挿入され
て所定のランドに半田により取付けられる。
[考案が解決しようとする課題] このように、端子ピンが外側へ傾斜して設けられている
と、コイル線を絡げ終って端子ピンを伸ばすときに、コ
イル線部9に確実に弛みをもたせることができるという
特有の効果は得られるが、第6図に示すように、端子ピ
ン2,3が挿入或は圧入される圧入孔30の下端面21dが同一
面になっているので、端子ピン3を同図において矢印8
で示す方向に回して伸ばすときに、端子ピンには剛性が
あるため、予め曲げられた位置と異った位置で曲げら
れ、結果的に伸ばされることになる。このように端子ピ
ン3を伸ばすときに、端子ピンがボビン側の側面1fに接
触し、端子ピンと側面1fとの間の隙間が小さいときは、
端子ピン3に巻かれたコイル線が圧接され、断線する危
険がある。
したがって、本考案は曲げられた位置で伸ばされ或は元
の状態に戻され、そして端子ピンに巻かれたコイル線の
断線の危険のないモータ装置を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、コイルボビンの
端子部の端子ピンが圧入される圧入孔が設けられる端面
は、該圧入孔を境にして段差を有するものであって、該
圧入孔より外側に位置する端面から前記基板までの長さ
は該圧入孔より内側に位置する端面から基板までの長さ
より短くなるように設定することを特徴とする。
[作用] 本考案によると、圧入孔の端面には段差が形成されてい
るが、前述した本出願人が提案したモータ装置と同じよ
うに作用する。すなわち外側に曲げられている端子ピン
にコイル線を巻き終ったらホツレ防止などの処理をし
て、端子ピンを伸ばし、コイル線に弛みをもたせること
ができる。
ところで、本考案によると、圧入孔の端面は外側に位置
する端が短くなるように段差が設けられているので、端
子ピンを曲げるときはこの短い端面の位置で曲げられ、
そして伸ばす或は戻すときは下側の端面の位置で伸ばさ
れるので、端子ピンに剛性があっても、直線状に戻され
る。したがってコイル線の断線の危険がない。
[実施例] 本考案の実施例は、第1〜5図に示されているが、前述
したモータ装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付し
て重複説明は避ける。
本実施例によると、第5図に示すようにボビン1の側部
に形成され、端子ピン3が圧入される圧入孔30が設けら
れる端面は、該圧入孔30を境にして段差が設けられ、該
圧入孔より外側に位置する端面から基板10(第1、2図
参照)までの長さは該圧入孔より内側に位置する端面か
ら基板までの長さよりΔl短くなるように設定されてい
る。この段差Δlは、端子ピン3の径Sに対して材質等
による曲げ性を考慮して Δl=S+α をみたすように望ましくは設定される。すなわち端子ピ
ンの径よりやや大きめの段差が設けられている。
次に、上記実施例の作用を説明する。まず、ボビン1を
巻線機(図示せず)の治具4に装着し、コイルを導くた
めの巻線機の爪(図示せず)が巻始め用端子ピン2の一
端bより絡げを開始し、数回端子ピ2に絡げた後ボビン
1に設けられたコイルガイド溝1aを通ってボビン巻装部
1bの外に位置し、停止保持している。この状態より巻線
機の治具は矢印4aに回転すると同時に前記コイルを導く
爪部は、左右方向6にトラバースを行ないボビン巻装部
1bに所定の巻数を巻く。
巻装された状態のコイル5aを断面的に表わしたのが第2
図および第4図である。第4図は光量装置の駆動部を部
分断面で表わしたものであり、永久磁石12,出力軸13,ヨ
ーク14,駆動コイルユニット15及び制動コイルユニット1
6で磁気回路を構成している。さて、第4図においてコ
イル5aが後方より前方に向かっている状態5a′は◎印マ
ークで表わし、ボビン側面より矢印5a″方向に全て巻か
れ、印マーク方向、つまり前方より後方に向かってい
る状態5aに巻かれている。
次に巻終りのコイル端末処理について説明する。前記
印方向よりコイル5′は前記ボビン1に設けられたコイ
ルガイド溝1cに導かれ、前記巻終り端子ピン3の絡げ側
の一端3bに数回絡げられる。以後前記巻始め、巻終りの
コイル端は巻線機に付備しているカッター等で切断され
る。
次に第3図に示す様に両方の端子ピン2,3の一端の絡げ
部7a,7bにディップ半田付けを行なう。
次に第5図に示すように、前記絡げ部7a,7bのディップ
半田付け部分を巻線機に付備している押しピンでボビン
1側へ矢印8方向へ折曲げる。この時端子ピン2,3の曲
げ元部は、ボビンの段差形成部すなわち直線部分1cによ
り保持されるため、曲げ部は、直線状態に復帰し、ボビ
ンの側面1fに近づくことなく伸ばされる。この状態で端
子ピン2,3に絡げられている部分とボビン1との間で弛
みが無く張っていたコイル線部9がディップ半田付け部
分をボビン1側へ強制的に付勢することによりコイル線
部9に確実に“弛み”が発生する。なお、上記コイルガ
イド溝1a,1a′の位置は端子ピン2,3の絡げ部7a,7bとは
離れるように設定されている。
そして、上記巻始め用端子ピン2及び巻終り用端子ピン
3の他端2c,3cはプリント基板10の挿入穴10aに挿入され
て所定のランドに半田により取付けられる。
本考案の要部の拡大図である第5図により、更に詳しく
説明すると、前記の様に端子ピン3は、予め曲げられた
3b′の位置から3b″の位置へ矢印8で示す方向へ強制的
に戻されるが端面1dの端部により曲げられた時の端子ピ
ンの曲げ部Rがボビンの肉盛り部すなわち直線部1cに押
し当てられ、曲げ部Rが直線に伸びると同時に1cに面す
る反対側の端子ピン3の稜線部が伸びて端子3は、3b″
の位置に直線状に戻される。この際、端子ピンは、曲げ
弾性率によりスプリングバックを起こすため、図示の3b
位置迄曲げ戻すことによって、伸びた板3b″になる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によると端子ピンが圧入さ
れる圧入孔の端面には圧入孔を境にして段差が設けられ
ているので、予め曲げられている端子ピンを伸ばす或は
元の位置へ戻すときに、曲げられた位置と伸ばすために
曲げる位置とが一致し、直線状に戻る。したがって本考
案によると、コイル線の断線の危険はない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示し、その第1図はモー
タ装置におけるボビン部の正面図、第2図はその断面
図、第3図は端子ピンが戻された状態を示す第2図と同
様な断面図、第4図はモータ装置の内部構造を示す要部
断面図、第5図は端子ピンの圧入部分の拡大断面図、第
6〜10図は本出願人によって提案されているモータ装置
の例で、第6図は第5図に相当する拡大断面図、第7図
正面図、第8図はその断面図、第9図及び第10図は第3
及び4図にそれぞれ相当する断面図である。 1……ボビン、2,3……端子ピン 5……コイル、9……コイル線部 30……端子圧入孔、1d,1e……端面
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02K 3/46 C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル線が巻装されるボビンには、その端
    部にコイル線を絡げる端子ピンが圧入され、該ピンは外
    側へ折曲された状態でコイル線が絡げられ、絡げた後に
    元の状態に伸ばしてコイル線部に弛みをもたせるように
    なっており、前記ボビンは該ピンの圧入方向に位置する
    基板に取付けられるモータ装置において、 前記コイルボビンの端子部の端子ピンが圧入される圧入
    孔が設けられる端面は、該圧入孔を境にして段差を有す
    るものであって、該圧入孔より外側に位置する端面から
    前記基板までの長さは該圧入孔より内側に位置する端面
    から基板までの長さより短くなるように設定することを
    特徴とするモータ装置。
JP935590U 1990-02-01 1990-02-01 モータ装置 Expired - Lifetime JPH0753067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP935590U JPH0753067Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 モータ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP935590U JPH0753067Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 モータ装置

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Publication Number Publication Date
JPH03100831U JPH03100831U (ja) 1991-10-22
JPH0753067Y2 true JPH0753067Y2 (ja) 1995-12-06

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ID=31512960

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JP935590U Expired - Lifetime JPH0753067Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 モータ装置

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JP4545108B2 (ja) * 2005-04-14 2010-09-15 ジー−マン カンパニー,リミテッド 機能性履物

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JPH03100831U (ja) 1991-10-22

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