JP2851624B2 - 電動機の固定子鉄心 - Google Patents
電動機の固定子鉄心Info
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- JP2851624B2 JP2851624B2 JP63199666A JP19966688A JP2851624B2 JP 2851624 B2 JP2851624 B2 JP 2851624B2 JP 63199666 A JP63199666 A JP 63199666A JP 19966688 A JP19966688 A JP 19966688A JP 2851624 B2 JP2851624 B2 JP 2851624B2
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- Japan
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- opening
- face
- winding
- stator core
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は扇風機や換気扇などに用いられる小形の電動
機における固定子鉄心に関するものである。
機における固定子鉄心に関するものである。
従来の技術 従来におけるこの種の電動機の固定子鉄心は第４図お
よび第５図に示すように、中央に回転子を挿入する回転
子孔102を設け、前記回転子孔102の外周方向に複数個の
歯部103を配設し、相隣接する２つの歯部103により形成
されるスロット104の、極数に応じた巻線導体が巻装さ
れる外周開口部105にある開口端面106はそれぞれの面が
平行となる形成されていた。
よび第５図に示すように、中央に回転子を挿入する回転
子孔102を設け、前記回転子孔102の外周方向に複数個の
歯部103を配設し、相隣接する２つの歯部103により形成
されるスロット104の、極数に応じた巻線導体が巻装さ
れる外周開口部105にある開口端面106はそれぞれの面が
平行となる形成されていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、巻線導体の巻装作業をす
る際、巻線治具107に固定子鉄心101を当接させると、巻
線導体が通る開口距離Ｌが小さくなり、円滑な巻線導体
の巻装ができなくなるという課題があった。
る際、巻線治具107に固定子鉄心101を当接させると、巻
線導体が通る開口距離Ｌが小さくなり、円滑な巻線導体
の巻装ができなくなるという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、開口距離
Ｌが減少するのを少なくすることで、巻線導体の巻装作
業を円滑に行うことができる電動機の固定子鉄心を提供
することを目的とする。
Ｌが減少するのを少なくすることで、巻線導体の巻装作
業を円滑に行うことができる電動機の固定子鉄心を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の電動機の固定子鉄心は上記目的を達成するた
めに、回転子を挿入する回転子孔の外周に外方に向け放
射状に配設される複数個の歯部と、この歯部間に形成さ
れるスロットの外方側に前記スロットと連通し形成され
る巻線導体の巻装口となる外側開口部と、この外側開口
部を形成する一方の歯部に外周方向に向けて開口距離が
増大する傾斜面および巻線治具の突部が係合する直線端
面により形成した傾斜開口端面と、この傾斜開口端面と
対向して前記外側開口部を形成する他方の歯部に歯部の
中心線とほぼ平行に形成した平行開口端面とを備え、前
記傾斜開口端面に設けられる直線端面を対向する他方の
歯部の平行開口端面とほぼ平行に形成した構成としたも
のである。
めに、回転子を挿入する回転子孔の外周に外方に向け放
射状に配設される複数個の歯部と、この歯部間に形成さ
れるスロットの外方側に前記スロットと連通し形成され
る巻線導体の巻装口となる外側開口部と、この外側開口
部を形成する一方の歯部に外周方向に向けて開口距離が
増大する傾斜面および巻線治具の突部が係合する直線端
面により形成した傾斜開口端面と、この傾斜開口端面と
対向して前記外側開口部を形成する他方の歯部に歯部の
中心線とほぼ平行に形成した平行開口端面とを備え、前
記傾斜開口端面に設けられる直線端面を対向する他方の
歯部の平行開口端面とほぼ平行に形成した構成としたも
のである。
作用 この構成によって外側開口部内に突出する巻線治具端
部の突出量を少なくすることができ、外側開口部におけ
る巻線導体が通る開口距離が小さくなるのが緩和され、
巻線作業を円滑に行うことができると共に、固定子鉄心
の巻線治具に対する装着も容易になることとなる。
部の突出量を少なくすることができ、外側開口部におけ
る巻線導体が通る開口距離が小さくなるのが緩和され、
巻線作業を円滑に行うことができると共に、固定子鉄心
の巻線治具に対する装着も容易になることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづき
説明する。
説明する。
図に示すように、回転子鉄心１の中央に回転子（図示
せず）を挿入する回転子孔２を設け、回転子孔２の外周
に外方に向け放射状に配設される複数の２種類の歯部３
および3Aを設け、歯部３と歯部3A間に形成されるスロッ
ト４の外方側に、スロット４と連通し形成される巻線導
体の巻装口となる外側開口部５を形成し、この外側開口
部５を形成する一方の歯部３の傾斜開口端面6aを外周方
向に向けて開口距離が増大するように外周方向にθの広
がり角度をもった傾斜面および巻線治具７の突部９が係
合する直線端面6cを形成し、傾斜開口端面6aと対向して
外側開口部５を形成する他方の歯部3Aの平行開口端面6b
を、歯部3Aの中心線とほぼ平行の平行面で形成する。
せず）を挿入する回転子孔２を設け、回転子孔２の外周
に外方に向け放射状に配設される複数の２種類の歯部３
および3Aを設け、歯部３と歯部3A間に形成されるスロッ
ト４の外方側に、スロット４と連通し形成される巻線導
体の巻装口となる外側開口部５を形成し、この外側開口
部５を形成する一方の歯部３の傾斜開口端面6aを外周方
向に向けて開口距離が増大するように外周方向にθの広
がり角度をもった傾斜面および巻線治具７の突部９が係
合する直線端面6cを形成し、傾斜開口端面6aと対向して
外側開口部５を形成する他方の歯部3Aの平行開口端面6b
を、歯部3Aの中心線とほぼ平行の平行面で形成する。
そして、傾斜開口端面6aに設けられる直線端面6cを対
向する他方の歯部3Aの平行開口端面6aとほぼ平行に形成
し構成する。
向する他方の歯部3Aの平行開口端面6aとほぼ平行に形成
し構成する。
上記構成において、固定子鉄心１を巻線治具７に装着
するときには、巻線治具７に他方の歯部3Aの平行開口端
面6bを挟むように設けた一対の突部９に固定子鉄心１の
他方の歯部3Aの中心線と平行に移動することにより、他
方の歯部3Aが突部９で挟まれるとともに、突部９が一方
の歯部３の傾斜開口端面6aに形成した直線端面6cに係合
し、一方の歯部３の傾斜開口端面6aの傾斜面には巻線治
具端部８が係合して固定子鉄心１が巻線治具７に装着さ
れる。
するときには、巻線治具７に他方の歯部3Aの平行開口端
面6bを挟むように設けた一対の突部９に固定子鉄心１の
他方の歯部3Aの中心線と平行に移動することにより、他
方の歯部3Aが突部９で挟まれるとともに、突部９が一方
の歯部３の傾斜開口端面6aに形成した直線端面6cに係合
し、一方の歯部３の傾斜開口端面6aの傾斜面には巻線治
具端部８が係合して固定子鉄心１が巻線治具７に装着さ
れる。
そして、固定子鉄心１を平行移動することにより簡単
に位置決めされて巻線治具７に装着された固定子鉄心１
の一方の歯部３は巻線治具７の突部９が一方の歯部３の
傾斜開口端面6aに形成した直線端面6cが係合することに
より、固定子鉄心１のスロット４に巻装される巻線導体
の巻線巻装時の張力が一方の歯部３に加わっても巻線中
心方向への変形を抑制することができる。
に位置決めされて巻線治具７に装着された固定子鉄心１
の一方の歯部３は巻線治具７の突部９が一方の歯部３の
傾斜開口端面6aに形成した直線端面6cが係合することに
より、固定子鉄心１のスロット４に巻装される巻線導体
の巻線巻装時の張力が一方の歯部３に加わっても巻線中
心方向への変形を抑制することができる。
また、巻線治具７の巻線治具端部８は巻線の挿入され
る外側開口部５の開口距離Ｌが大きな減少することがな
くなり巻線作業を円滑に行うことができることとなる。
る外側開口部５の開口距離Ｌが大きな減少することがな
くなり巻線作業を円滑に行うことができることとなる。
発明の効果 以上の実施例の説明により明らかなように、本発明に
よれば固定子鉄心に巻線導体を巻装するために固定子鉄
心を巻線治具に装着するとき、一方の歯部に設けた傾斜
開口端面の直線端面と他方の歯部に設けた平行開口端面
により固定子鉄心を平行移動するだけで巻線治具の正確
な位置に固定子鉄心が案内されてセットでき、巻線巻装
時の張力が一方の歯部に加わっても巻線中心方向への変
形が抑制され、品質の安定を図ることができるととも
に、巻線導体の挿入される外側開口部が巻線治具により
減少するのが緩和され、巻線治具を介して円滑に巻装が
でき、巻線作業の時間短縮による作業能率の向上および
巻線作業時の導体損傷を防止できる電動機の固定子を提
供できる。
よれば固定子鉄心に巻線導体を巻装するために固定子鉄
心を巻線治具に装着するとき、一方の歯部に設けた傾斜
開口端面の直線端面と他方の歯部に設けた平行開口端面
により固定子鉄心を平行移動するだけで巻線治具の正確
な位置に固定子鉄心が案内されてセットでき、巻線巻装
時の張力が一方の歯部に加わっても巻線中心方向への変
形が抑制され、品質の安定を図ることができるととも
に、巻線導体の挿入される外側開口部が巻線治具により
減少するのが緩和され、巻線治具を介して円滑に巻装が
でき、巻線作業の時間短縮による作業能率の向上および
巻線作業時の導体損傷を防止できる電動機の固定子を提
供できる。
第１図は本発明の一実施例の巻線治具に固定子鉄心を当
接させた正面図、第２図は同じく第１図における開口端
面の拡大図、第３図は同じく固定子鉄心の開口端面の拡
大図、第４図は従来の巻線治具に固定子鉄心を当接させ
た正面図、第５図は同開口端面の拡大図である。 １……固定子鉄心、２……回転子孔、３……一方の歯
部、3A……他方の歯部、４……スロット、５……外側開
口部、6a……傾斜開口端面、6b……平行開口端面、6c…
…直線端面、７……巻線治具、８……巻線治具端部、９
……突部、θ……広がり角度、Ｌ……スロット開口距
離。
接させた正面図、第２図は同じく第１図における開口端
面の拡大図、第３図は同じく固定子鉄心の開口端面の拡
大図、第４図は従来の巻線治具に固定子鉄心を当接させ
た正面図、第５図は同開口端面の拡大図である。 １……固定子鉄心、２……回転子孔、３……一方の歯
部、3A……他方の歯部、４……スロット、５……外側開
口部、6a……傾斜開口端面、6b……平行開口端面、6c…
…直線端面、７……巻線治具、８……巻線治具端部、９
……突部、θ……広がり角度、Ｌ……スロット開口距
離。
Claims (1)
- 【請求項１】回転子を挿入する回転子孔の外周に外方に
向け放射状に配設される複数個の歯部と、この歯部間に
形成されるスロットの外方側に前記スロットと連通し形
成される巻線導体の巻装口となる外側開口部と、この外
側開口部を形成する一方の歯部に外周方向に向けて開口
距離が増大する傾斜面および巻線治具の突部が係合する
直線端面により形成した傾斜開口端面と、この傾斜開口
端面と対向して前記外側開口部を形成する他方の歯部に
歯部の中心線とほぼ平行に形成した平行開口端面とを備
え、前記傾斜開口端面に設けられる直線端面を対向する
他方の歯部の平行開口端面とほぼ平行に形成した電動機
の固定子鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63199666A JP2851624B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 電動機の固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63199666A JP2851624B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 電動機の固定子鉄心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0251337A JPH0251337A (ja) | 1990-02-21 |
| JP2851624B2 true JP2851624B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=16411605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63199666A Expired - Fee Related JP2851624B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 電動機の固定子鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2851624B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2708157B1 (fr) * | 1993-07-22 | 1995-09-08 | Valeo Equip Electr Moteur | Elément de machine tournante et démarreur de véhicule automobile comportant un tel élément. |
| DE102013222643A1 (de) * | 2013-11-07 | 2015-05-07 | Robert Bosch Gmbh | Flachpaket zur Herstellung eines Stators |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412766Y2 (ja) * | 1985-01-24 | 1992-03-26 |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP63199666A patent/JP2851624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0251337A (ja) | 1990-02-21 |
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| JPS6349464B2 (ja) | ||
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |