JP2802082B2 - 電動機の固定子鉄心 - Google Patents

電動機の固定子鉄心

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JP2802082B2
JP2802082B2 JP63273583A JP27358388A JP2802082B2 JP 2802082 B2 JP2802082 B2 JP 2802082B2 JP 63273583 A JP63273583 A JP 63273583A JP 27358388 A JP27358388 A JP 27358388A JP 2802082 B2 JP2802082 B2 JP 2802082B2
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宗忠 佐藤
茂樹 西村
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松下精工株式会社
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は扇風機や換気扇などに用いられる小形の電動
機における固定子鉄心に関するものである。
従来の技術 従来、この種の電動機の固定子鉄心は第4図および第
5図に示すように、固定子鉄心101は回転子(図示せ
ず)を挿入する回転子102の外周方向に放射状に配設す
る複数の歯部103、104と、この歯部103、104の外周側に
圧入し磁路を形成する円環状の継鉄心部(図示せず)と
からなり、相隣接する歯部103と歯部104により巻線導体
(図示せず)が巻装される空間となるスロット105を形
成している。前記歯部103および歯部104の外周には側方
に突出する突部103Aおよび突部104Aを設け、この突部10
3Aと突部104Aの間は巻線導体を巻装するための外周開口
部106を形成している。そして外周開口部106で相対向す
る開口端面103Bと開口端面104Bはそれぞれの面が平行と
なるように形成されている。前記開口端面103Bおよび10
4Bがスロット105を形成する内縁と交叉するほぼ直角の
角部を角部103Cおよび角部104Cとする。108は巻線導体
を巻装するとき固定子鉄心101の外周、つまりは複数は
歯部103、104のの外周に当接される巻線治具で、両端に
巻線導体をスロット105に案内するための突起108Aを形
成している。
上記構成において、スロット105に巻線導体を巻装す
るときは、巻線治具108を固定子鉄心101の外周に当てる
と突起108Aは外周開口部106にはめ込まれ、外周開口部1
06の実際開口寸法はLとなり、このL寸法の間隙を巻線
導体は通過してスロット105に入って行くものであっ
た。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、巻線導体の巻装作業の速
さはL寸法によって制限されるもので、L寸法を広げて
巻線導体を入り易くするために巻線治具108の突起108A
の幅を狭くすると強度低下のため折損しやすくなる。そ
こで突起高さを低くすることにより補強すると巻線導体
がスロット105に入るとき角部104Cにひっかかり巻線導
体の表面絶縁被膜に傷をつけたり、巻装が詰ったりする
という課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、巻線導体
巻装時の導体用開口を大きくとることにより、巻装作業
を円滑に行うことができる固定子鉄心を提供することを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、回転子を挿入す
る回転子穴の外周に外方に向け放射状に配設する複数の
歯部と、この歯部の外周側に圧入し磁路を形成する円環
状の継鉄部からなり、前記歯部の先端は左右側方にT形
に延出した突部を有し、相隣接する前記突起は対向する
開口端面によって巻線導体を導入する外周開口部と、巻
線導体を巻装するスロットとを形成し、前記外周開口部
を形成する一方の突部の開口端面からスロットのコーナ
部のR尻にかけて面取りした角面部を有する固定子鉄心
の構成としたものである。
作用 この構成により巻線導体が外周開口部からスロット部
へ入って行くとき突部の開口端面からスロットのコーナ
ー部R尻にかけて面取りを施しているので巻線体は端面
角にひっかかることなく円滑に巻装作業が行われること
となる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図にもとづき
説明する。図に示すように、固定子鉄心1は回転子(図
示せず)を挿入する回転子穴2の外方へ放射状に交互に
配置する複数の歯部3および歯部4と、この歯部3、4
の外周側に圧入し磁路を形成する継鉄部(図示せず)と
からなり、歯部3,4ともにそれぞれ、その外周先端はT
形に左右へ延出して突部3A,4Aとなり、この突部3Aと突
部4Aは一定の間隔を置いて相対し巻線導体(図示せず)
の巻装口となる外周開口部6から内側へつづいて巻線導
体の装着部分であるスロット5を形成している。そして
突部3Aと突部4Aの相対する開口端面3B,4Bはそれぞれの
面が平行となっており、開口端面4Bからスロット5側の
コーナ部4DのR尻にかけ大きく面取りした角面部4Cを形
成し、対向する開口端面3Bの角は角部3Cでほぼ90゜の角
となっている。
上記構成において、固定子鉄心1に巻線導体を巻装す
るときは、固定子鉄心1の外周、つまりは複数の歯部
3、4の外周に巻線治具8を、当てがうと、巻線治具8
の両端の突起8Aが固定子鉄心1の外周開口部6の突部4A
側に接して嵌着され固定される。前記突起8Aは外周開口
部6の幅より小となっているから外周開口部6には間隙
Lが確保され、これより巻線導体は巻線治具8に沿って
突部4A側よりスロット5内へ巻装される。このとき突部
4Aの内側は大きく面取りされた角面部4Cであるから、L
寸法を広げ巻線導体が入りやすくするため巻線治具8の
突起8Aの幅を薄くして強度を維持するため高さを低くし
ても、巻線導体はスロット部5へ入るときに角面部4Cに
はひっかからず円滑に巻装できるものである。
発明の効果 以上の実施例の説明により明らかなように本発明によ
れば、巻線導体を装着する固定子鉄心の外周開口部のス
ロット側である端面角を面取りしたものであるから、巻
線導体を案内する巻線治具の突起を最小限に押えても巻
線導体が外周開口部にひっかかることなく巻装されると
ともに、巻線治具の突起の高さおよび厚みを小さくして
巻線導体を導入する実際の開口寸法も十分確保できるの
で、巻線作業性の向上、すなわち円滑で高速な巻線作業
を可能とし、巻線導体の表面絶縁被膜が損傷されること
がなく線間絶縁不良の発生が抑えられ品質の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の固定子鉄心の開口端面の拡
大図、第2図は同固定子鉄心に巻線治具を当接したとき
の正面図、第3図は同固定子鉄心に巻線治具を当接した
開口端面の拡大図、第4図は従来の固定子鉄心に巻線治
具を当接させた正面図、第5図は同固定子鉄心の開口端
面の拡大図である。 1……固定子鉄心、2……回転子穴、3,4……歯部、3A,
4A……突部、3B,4B……開口端面、4C……角面部、5…
…スロット、6……外周開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 1/00 - 1/34 H02K 15/00 - 15/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子を挿入する回転子穴の外周に外方に
    向け放射線状に配設する複数の歯部と、この歯部の外周
    側に圧入し磁路を形成する円環状の継鉄部からなり、前
    記歯部の先端は左右側方にT形に延出した突部を有し、
    相隣接する前記突部は対向する開口端面によって巻線導
    体を導入する外周開口部と、巻線導体を巻装するスロッ
    トとを形成し、前記外周開口部を形成する一方の突部の
    開口端面からスロットのコーナ部のR尻にかけて面取り
    した角面部を有する電動機の固定子鉄心。
JP63273583A 1988-10-28 1988-10-28 電動機の固定子鉄心 Expired - Fee Related JP2802082B2 (ja)

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JPS51158306U (ja) * 1975-06-11 1976-12-16
JPH071997B2 (ja) * 1986-08-20 1995-01-11 三工機器株式会社 分割固定子鉄心への巻線装置

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