JP2959074B2 - 回転電機のコアシート - Google Patents

回転電機のコアシート

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JP2959074B2
JP2959074B2 JP20736390A JP20736390A JP2959074B2 JP 2959074 B2 JP2959074 B2 JP 2959074B2 JP 20736390 A JP20736390 A JP 20736390A JP 20736390 A JP20736390 A JP 20736390A JP 2959074 B2 JP2959074 B2 JP 2959074B2
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core sheet
sheet
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punched
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雅浩 加藤
行広 西尾
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Denso Corp
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、回転電機のアーマチュアを構成するコアシ
ートに関する。
【従来技術】
従来、回転電機のアーマチュアを構成する複数のコア
シートにはシャフトへの組付性を向上するために、各コ
アシートの数カ所に半打ち抜き加工にて凸部と凹部とを
形成し、これらコアシートの凸部と凹部とを順にしまり
ばめして固定し、かしめコアを形成している。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第3図に示したように、コアシート21の半
打ち抜き加工された半打ち抜き部21bは、コアシート21
のシャフト挿入穴21eの周囲から円周方向に延びた櫛歯
状のティース部21dの先端部分などの磁気回路上に設け
られていた。 すると、しまりばめされて、第4図のように固定され
たコアは隣接するコアシート21同士が電気的に導通し、
うず電流がコア全体に流れ、鉄損が増大してトルクが低
下するという問題があった。 しかし、上記コアシート21はしまりばめによる組付性
向上を優先させることで、トルクを犠牲にしていた。 本発明は、上記の課題を解決するために成されたもの
であり、その目的とするところは、鉄損が増加してトル
クが低下することなく、積層固着したコアが実現できる
回転電機のコアシートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための発明の構成は、複数のコア
シートを積層しコアを形成するための固着部を前記コア
シートのシャフト挿入穴の周囲に形成された複数の肉抜
き部の最外径と最内径との間に形成し且つ固着部の形成
位置を肉抜き部間としたことを特徴とする。
【作用】
固着部はコアシートのシャフト挿入穴の周囲に形成さ
れた複数の肉抜き部の最外径と最内径との間に形成され
る。 この固着部により複数のコアシートが積層されコアが
形成されるが、コアの磁気回路から固着部が逃がされて
いるので、磁束が固着部を通り難くなり、うず電流が各
コアシート内に留まり易くなり鉄損の増加を小さく抑え
ることができる。 即ち、本発明のコアシートを用いることにより、組付
性は良いままで、トルクを犠牲にすることがないコアが
形成できる。
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。 第1図は本発明に係る回転電機のコアシートを示した
平面図であり、第2図は第1図のコアシートを用いて構
成したアーマチュアを示した縦断面図である。 回転電機のアーマチュアは、第2図に示したように、
シャフト1に圧入されたコンミテータ4とコア5及びコ
ンミテータ4とコア5とを所定の間隔に保つために設け
られたスペーサ3とから構成されている。 プレス加工により打ち抜き形成されたコアシート2
は、第1図に示したように、シャフト挿入穴2eの周囲に
形成された複数の肉抜き部2cとそれら肉抜き部2cの間に
形成され固着部である半打ち抜き部2bと肉抜き部2cの周
囲から円周方向に延びた複数の櫛歯状のティース部2dと
それらティース部2dの間のスロット部2aとから成る。 そして、コアシート2に形成された半打ち抜き部の凸
部と凹部とを互いに重ねて嵌合させ積層固着することに
よりコア5が構成される。 ここで、半打ち抜き部2bのピッチ径φdは肉抜き部2c
の最外径φDより内側になる寸法(φD>φd)とす
る。 本発明のコアシート2を用いて構成されたコア5にお
いて、複数のコアシート2が積層固着された半打ち抜き
部2bは磁気回路から外れているため磁束が通り難くな
る。 即ち、第1図に示したように、コア5の外周に微小ギ
ャップを形成して固設された永久磁石が、例えば、4極
で上部をN極とすると磁束は二点鎖線で示したようにN
極からコアシート2のティース部2dを通って左右のS極
に流れ、磁気回路は肉抜き部2cの最外径より外側部分に
て形成されることになり、上記半打ち抜き部2bでのうず
電流の発生を抑えることができる。 更に、コア5の他の部分(磁気回路上の積層固着され
ていない部分)で発生したうず電流は積層固着された半
打ち抜き部2bに影響されることなく、1枚のコアシート
2内に留まり易くなり、鉄損の増加を抑える効果があ
る。 尚、スペーサ3はコンミテータ4とコア5とが所定の
間隔に固定されれば無くても良い。 又、本発明に係る固着部は半打ち抜き部を利用した嵌
合以外の固着方法、例えば、溶接などを利用しても良
い。
【発明の効果】
本発明は、複数のコアシートを積層しコアを形成する
ための固着部をコアシートのシャフト挿入穴の周囲に形
成された複数の肉抜き部の最外径と最内径との間に形成
し且つ固着部の形成位置を肉抜き部間としたので、本発
明のコアにおいては、固着部が外周の磁気回路から外れ
ているため磁束が通り難く、この部分でのうず電流の発
生を抑えることができ、鉄損の増加が抑えられトルクの
低下が防止されるという効果を有する。尚、固着部が肉
抜き部の最外径と最内径との間に形成し且つ固着部の形
成位置を肉抜き部間としたことにより、肉抜き部を設け
たことによるコアシートの機械的強度低下、及びコアシ
シートの平面度悪化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的な一実施例に係る回転電機のコ
アシートを示した部分平面図。第2図は同実施例に係る
回転電機のコアシートを用いて構成したアーマチュアを
示した縦断面図。第3図は従来の回転電機のコアシート
を示した部分平面図。第4図は第3図のコアシートの半
打ち抜き加工された凸部と凹部とを互いに重ねて嵌合さ
せ積層固着させた状態を示した部分縦断面図である。 1……シャフト、2……コアシート、3……スペーサ、
4……コンミテータ、5……コア、2a……スロット部、
2b……半打ち抜き部(固着部)、2c……肉抜き部、2d…
…ティース部、2e……シャフト挿入穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 1/00 - 1/34 H02K 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のコアシートを積層しコアを形成する
    ための固着部を前記コアシートのシャフト挿入穴の周囲
    に形成された複数の肉抜き部の最外径と最内径との間に
    形成し且つ固着部の形成位置を肉抜き部間としたことを
    特徴とする回転電機のコアシート。
JP20736390A 1990-08-03 1990-08-03 回転電機のコアシート Expired - Lifetime JP2959074B2 (ja)

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JPH0491643A JPH0491643A (ja) 1992-03-25
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JP3432391B2 (ja) * 1997-06-26 2003-08-04 三菱電機株式会社 モールドステータ
US10910920B2 (en) * 2019-05-01 2021-02-02 General Electric Company Magnetic shield for a superconducting generator

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