JP2678034B2 - 誘導電動機の固定子 - Google Patents
誘導電動機の固定子Info
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- JP2678034B2 JP2678034B2 JP27357788A JP27357788A JP2678034B2 JP 2678034 B2 JP2678034 B2 JP 2678034B2 JP 27357788 A JP27357788 A JP 27357788A JP 27357788 A JP27357788 A JP 27357788A JP 2678034 B2 JP2678034 B2 JP 2678034B2
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- Japan
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- winding
- tooth core
- tooth
- core
- induction motor
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は扇風機や換気扇などに用いられる小形の誘導
電動機の固定子に関するものである。
電動機の固定子に関するものである。
従来の技術 従来この種の誘導電動機の固定子は第4図および第5
図に示すように、巻線導体を歯部鉄心101に対し直巻巻
装する場合、まず第1巻線102を巻装後に電気角90゜隔
てた位置に第2巻線103を巻装するが、どうしても前記
第1巻線102の表層を歯部鉄心101の外径方向に滑るため
に第2巻線103を巻装しているスロット104の開口部105
付近に片寄って納まるものであった。
図に示すように、巻線導体を歯部鉄心101に対し直巻巻
装する場合、まず第1巻線102を巻装後に電気角90゜隔
てた位置に第2巻線103を巻装するが、どうしても前記
第1巻線102の表層を歯部鉄心101の外径方向に滑るため
に第2巻線103を巻装しているスロット104の開口部105
付近に片寄って納まるものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、第4図および第5図に示
す巻装量の第2巻線103よりも多く巻装しようとすると
開口部105より溢れ、巻装ができなくなってしまう。つ
まり、スロット104には第2巻線を巻装するスペースは
残っているものの、それは無効スペースとなり、スロッ
ト面積の有効利用ができないという課題があった。
す巻装量の第2巻線103よりも多く巻装しようとすると
開口部105より溢れ、巻装ができなくなってしまう。つ
まり、スロット104には第2巻線を巻装するスペースは
残っているものの、それは無効スペースとなり、スロッ
ト面積の有効利用ができないという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、スロット
スペースを有効に活用し、固定子外径の小型化を図るこ
とを目的とするものである。
スペースを有効に活用し、固定子外径の小型化を図るこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は回転子を挿入する
回転子穴の外周に、巻線導体が巻装される複数個の歯を
放射状に有した歯部鉄心と、この歯部鉄心の外周に圧入
嵌合する継鉄部鉄心と、前記歯部鉄心に直巻巻装された
第1巻線と、この第1巻線と電気角90゜隔てた位置に直
巻巻装された第2巻線とを有し、前記第2巻線のコイル
エンドの外周部を押圧保持する絶縁性材料からなる複数
個の棒状のガイドを前記歯部鉄心に設けた構成としたも
のである。
回転子穴の外周に、巻線導体が巻装される複数個の歯を
放射状に有した歯部鉄心と、この歯部鉄心の外周に圧入
嵌合する継鉄部鉄心と、前記歯部鉄心に直巻巻装された
第1巻線と、この第1巻線と電気角90゜隔てた位置に直
巻巻装された第2巻線とを有し、前記第2巻線のコイル
エンドの外周部を押圧保持する絶縁性材料からなる複数
個の棒状のガイドを前記歯部鉄心に設けた構成としたも
のである。
作用 上記構成において第2巻線を巻装すると、棒状のガイ
ドは歯部鉄心の外周方向へ片寄る第2巻線を内径方向へ
押しつけるから、スロット空間は均等に埋められること
になる。
ドは歯部鉄心の外周方向へ片寄る第2巻線を内径方向へ
押しつけるから、スロット空間は均等に埋められること
になる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図にもとづき
説明する。
説明する。
図において、1は歯部鉄心であり、内周部に回転子
(図示せず)を挿入する回転子穴2を有し、この回転子
穴2の外周に放射状に、それぞれ偶数個の歯1Aと1Bを設
け、この歯1A,1Bの外周先端は略T字形となり、巻線導
体巻装用の開口部3をおいて相隣接し、その内側空間に
スロット8を形成している。そして歯部鉄心1は両端面
に絶縁材料7を被覆しており、この絶縁材料7は歯部鉄
心1と同一平面形状で、回転子穴2の内周縁部にリング
状の立上部7Aと、外周先端部に歯部分を一つ置きに歯1A
に当たる箇所に直立する棒状のガイド5を設けている。
そして第1巻線4は90゜間隔を置いた歯1Bと歯1Bに内装
するスロット8にまたがり巻装され、この第1巻線4と
電気角90゜隔てた位置に第2巻線6が直巻巻装されてい
る。そして巻線完了後の歯部鉄心1の外周には継手部鉄
心9を圧入している。
(図示せず)を挿入する回転子穴2を有し、この回転子
穴2の外周に放射状に、それぞれ偶数個の歯1Aと1Bを設
け、この歯1A,1Bの外周先端は略T字形となり、巻線導
体巻装用の開口部3をおいて相隣接し、その内側空間に
スロット8を形成している。そして歯部鉄心1は両端面
に絶縁材料7を被覆しており、この絶縁材料7は歯部鉄
心1と同一平面形状で、回転子穴2の内周縁部にリング
状の立上部7Aと、外周先端部に歯部分を一つ置きに歯1A
に当たる箇所に直立する棒状のガイド5を設けている。
そして第1巻線4は90゜間隔を置いた歯1Bと歯1Bに内装
するスロット8にまたがり巻装され、この第1巻線4と
電気角90゜隔てた位置に第2巻線6が直巻巻装されてい
る。そして巻線完了後の歯部鉄心1の外周には継手部鉄
心9を圧入している。
以上の構成において、歯部鉄心1に第1巻線4に続い
て第2巻線を直巻巻装すると、第2巻線は90゜隔てた歯
1Aと歯1Aに内接するスロット8に巻装するが、絶縁材料
7の歯1Aの外周先端に当接する部分には、棒状のガイド
5があるから第2巻線6は固定子内径方向へ押しつけら
れ、スロット8の固定子内径側から納まっていくことに
なる。すなわち、スロット8の無効スペースを最小限に
おさえることができる。
て第2巻線を直巻巻装すると、第2巻線は90゜隔てた歯
1Aと歯1Aに内接するスロット8に巻装するが、絶縁材料
7の歯1Aの外周先端に当接する部分には、棒状のガイド
5があるから第2巻線6は固定子内径方向へ押しつけら
れ、スロット8の固定子内径側から納まっていくことに
なる。すなわち、スロット8の無効スペースを最小限に
おさえることができる。
発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明は、歯
部鉄心上に棒状のガイドを設けているため、第2巻線を
固定子内径側に押しつけ、巻線を直巻巻装した固定子ス
ロットの無効スペースを最小限に押えることができ、よ
ってスロットのスペースの有効利用を可能とし、固定子
外径の小型化を実現できるという効果が得られる。
部鉄心上に棒状のガイドを設けているため、第2巻線を
固定子内径側に押しつけ、巻線を直巻巻装した固定子ス
ロットの無効スペースを最小限に押えることができ、よ
ってスロットのスペースの有効利用を可能とし、固定子
外径の小型化を実現できるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例による誘導電動機固定子の歯
部鉄心構造を示す平面図、第2図は第1図のA−O断面
図、第3図は同固定子の全体構造を示す平面図、第4図
は従来の誘導電動機固定子の歯部鉄心構造を示す平面
図、第5図は第4図のB−O断面図である。 1……歯部鉄心、2……回転子穴、3……開口部、4…
…第1巻線、5……ガイド、6……第2巻線、7……絶
縁材料、8……スロット、9……継鉄部鉄心。
部鉄心構造を示す平面図、第2図は第1図のA−O断面
図、第3図は同固定子の全体構造を示す平面図、第4図
は従来の誘導電動機固定子の歯部鉄心構造を示す平面
図、第5図は第4図のB−O断面図である。 1……歯部鉄心、2……回転子穴、3……開口部、4…
…第1巻線、5……ガイド、6……第2巻線、7……絶
縁材料、8……スロット、9……継鉄部鉄心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−34155(JP,A) 実開 昭64−54766(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】回転子を挿入する回転子穴の外周に、巻線
導体が巻装される複数個の歯を放射状に有した歯部鉄心
と、この歯部鉄心の外周に圧入嵌合する継鉄部鉄心と、
前記歯部鉄心に直巻巻装された第1巻線と、この第1巻
線と電気角90゜隔てた位置に直巻巻装された第2巻線と
を有し、前記第2巻線のコイルエンドの外周部を押圧保
持する絶縁性材料からなる複数個の棒状のガイドを前記
歯部鉄心上に設けた誘導電動機の固定子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27357788A JP2678034B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 誘導電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27357788A JP2678034B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 誘導電動機の固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123950A JPH02123950A (ja) | 1990-05-11 |
JP2678034B2 true JP2678034B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=17529739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27357788A Expired - Fee Related JP2678034B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 誘導電動機の固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678034B2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP27357788A patent/JP2678034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02123950A (ja) | 1990-05-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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