JPH06303745A - 電動機の固定子製造方法 - Google Patents

電動機の固定子製造方法

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Publication number
JPH06303745A
JPH06303745A JP8712993A JP8712993A JPH06303745A JP H06303745 A JPH06303745 A JP H06303745A JP 8712993 A JP8712993 A JP 8712993A JP 8712993 A JP8712993 A JP 8712993A JP H06303745 A JPH06303745 A JP H06303745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
winding
magnetic pole
insulating
slot
Prior art date
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Pending
Application number
JP8712993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Sumi
政智 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8712993A priority Critical patent/JPH06303745A/ja
Publication of JPH06303745A publication Critical patent/JPH06303745A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂絶縁磁極部と継鉄部からなる2分割固定
子鉄心の磁極部に高スペースファクターの巻線を傷つけ
ることなく巻装できる電動機の固定子製造方法を提供す
る。 【構成】 磁極部22のスロット44面に歯の先端より
突出する突出片55と57を装着し、この突出片を介し
て巻線77を施こした後突出片を取りはずし、継鉄部3
3を再装着する。他の例としてこの突出片の互いの面を
平行として仮想スロットを設け、巻線を施こして押圧治
具を突出片にすべらしながら巻線を押圧し本来のスロッ
トにおさめる。これにより、磁極部への巻線時、巻線が
スロットよりこぼれたり、巻線を傷つける等の問題が解
決でき、高スペースファクターの巻線を有する固定子完
成品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁極部と継鉄部とより
なる固定子鉄心の磁極部のスロットに歯の先端より突出
する突出片を装着してなる電動機の固定子製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁極部と継鉄部とよりなる固定子
鉄心を有する電動機の固定子は図6に示すごとく、内径
側でリング状に繋がり外径方向へ突出した磁極となる複
数の歯1を有する磁極部2の両端面およびスロット4に
合成樹脂のモールドにより絶縁部6を形成し、この絶縁
部6を介して巻線7を施こした後、歯1の先端の外径に
磁路を形成する継鉄部3を装着し固定子を得ている。ま
た、ときとしてスペースファクターの関係によりウエッ
ジ8が用いられる。
【0003】このような、従来の固定子は磁極部の開口
した外径側から直接巻線を施こすことができるため巻線
作業を容易にする上で大きな効果があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような絶縁構造の磁極部に巻線を施こしてから外径側に
継鉄部を装着すると、装着時に巻線の外周側に継鉄部に
よる傷が付き易く絶縁不良や断線等の障害を発生させて
いた。
【0005】特にスペースファクターを大きくして高特
性の電動機を得ようとする場合、巻線の外径が膨らんで
大径になり、ますます不良が増えるという問題と、膨ら
んだ巻線の一部が歯の先端からこぼれるといった問題が
あり、そのためスペースファクターを大きくとれないと
いう問題と、スペースファクターが小さいものにあって
は絶縁用ウエッジが脱落するという問題があった。
【0006】またこれらの問題を解決するために、固定
子鉄心を内径側がリング状に繋がり外径方向に突出する
複数の歯を有する磁極部とこの歯部を囲障する円筒状の
継鉄部とで構成し、磁極部のスロットに歯の先端より突
出する突出片を有する絶縁部を合成樹脂等のモールドに
より一体に形成し、この絶縁部を介しスロットに巻線を
施こした後、上記突出片をスロット側に折曲して巻線の
外径側を押圧包被した後、円筒状の継鉄部を歯先端に装
着して磁極部を囲障するものもあるが、磁極部の歯部の
間隔が大きなものにあっては、合成樹脂等のモールドに
より一体形成する突出片を得ようとすれば、この突出片
の成形部の成形金型が複雑になり不良が増えるという問
題と、この突出片をスロット側に折曲する際に膨らんだ
巻線の一部が折曲された突出片からこぼれるといった問
題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、巻線作業が容易で絶縁不良や断線などの不良を発生
しない電動機の固定子製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、固定子鉄心を内径側がリング状に繋がり外
径方向に突出する複数の歯を有する磁極部とこれを囲障
する円筒状の継鉄部とで構成される固定子鉄心の磁極部
のスロット面に歯の先端より突出する突出片を装着し、
少なくとも1個のスロット面の歯の両端面の突出片の一
部を平行とし、この突出片を介してスロットに巻線を施
こした後、上記突出片の一部の平行面に巻線の外径側を
押圧する治具を密着させ巻線を押圧した後、上記突出片
を取りはずし、前記円筒状の継鉄部を歯先端に装着して
磁極部を囲障するものである。
【0009】また、巻線のスペースファクターが大きい
ものでは、磁極部を合成樹脂等のモールドにより形成し
た絶縁部を有するもので、かつこの絶縁部に絶縁用ウエ
ッジを一部挿入固定する溝を有するものと、磁極部に絶
縁用ウエッジを一部挿入固定する溝を有するものに円筒
状の継鉄部を歯先端に装着する前または同時に絶縁用ウ
エッジを溝に挿入固定するように構成し、円筒状の継鉄
部を歯先端に装着する構成としたものである。
【0010】
【作用】磁極部の歯の先端より突出する突出片はスロッ
トをより深いものにし、巻線を外径側から直接施こす際
に巻線の外径が膨らんでスロット外へはみ出すことを防
止し巻線作業を容易にする。
【0011】また、磁極部の歯の先端より突出する突出
片を装着しスロット面の両端面の突出片の一部を平行と
し、この突出片を介してスロットに巻線を施した後に、
この突出片の一部の平行面に巻線の外径側を押圧する治
具を密着させ、すべらしながら巻線を押圧することによ
り、スペースファクターが大きいものにあっても巻線作
業を容易にすることができる。
【0012】さらに磁極部を合成樹脂等のモールドによ
り形成した絶縁部を有するもので、かつこの絶縁部に絶
縁用ウエッジを一部挿入固定する溝を有するものと、磁
極部鉄心に絶縁用ウエッジを一部挿入固定する溝を有す
るものは、これらの溝を上記突出片で保護しながら巻線
を施こし、これらの溝に絶縁用ウエッジを挿入固定する
ことにより、巻線の外径を包被して絶縁し、継鉄部を磁
極部の外径に装着する際に巻線の表面に傷が付くことを
防止し、高スペースファクターのものでの絶縁用ウエッ
ジの挿入時のウエッジ折れとウエッジ不完全挿入および
脱落などの不良を防止し、ウエッジ挿入の作業性も容易
にし、高スペースファクターの巻線を備えた小型高特性
の電動機とすることができる。
【0013】
【実施例】本発明により得られる電動機の固定子の一実
施例を、図面にもとづいて説明する。
【0014】図1は本発明により得られる電動機固定子
の一部破断外観図である。固定子は内径側でリング状に
繋がり外径方向へ突出した磁極となる複数の歯11を有
する磁極部22と、これを囲障する円筒状の継鉄部33
とで固定子鉄心を構成している。
【0015】磁極部22の歯11の先端部には、図2に
示すごとく、歯11の外径端より突出する突出片55お
よび突出片57を装着し、絶縁されたスロット44に周
知の方法で巻線77を施こした後、図3に示すごとく突
出片55と57の平行面に巻線77の外径側を押圧する
治具100を密着させ、すべらしながら巻線77を押圧
した後、突出片55,57を取りはずし、図5に示すご
とく、この磁極部22の歯11の外径に磁路となる継鉄
部33を装着する。
【0016】また、巻線の特にスペースファクターが大
きいものでは、図4に示すごとく、磁極部22を合成樹
脂等のモールドにより形成した絶縁部66に絶縁用ウエ
ッジ88を一部挿入固定する溝99を設け、突出片56
にてこの溝を保護しながら巻線77を施こした後、突出
片56を取りはずし、これらの溝99に絶縁用ウエッジ
88を挿入固定し、図5に示すように巻線77の外径を
包被して絶縁し、継鉄部33を磁極部22の外径に装着
する。
【0017】この絶縁用ウエッジ88は溝99に挿入固
定されているため、脱落することなく巻線77の表面に
傷が付くことを防止するとともに、巻線77と継鉄部3
3との間の絶縁を良好なものにしている。また、巻線7
7を施こす際には突出片56が一時的に深いスロット部
を形成するとともに、溝99に巻線が入り込むことがな
いようにしているため巻線を傷付けることがない。この
ため、高スペースファクターの巻線を行なうに際し、巻
線77が突出片56からはみ出さないところまで多く巻
き込むことができ、その後巻線77を押圧し本来のスロ
ット内に収納し、突出片56を取りはずして溝99に絶
縁用ウエッジ88を挿入固定することにより、高スペー
スファクターの巻線を容易なものにすることができる。
【0018】これにより、小型で高特性の信頼性の高い
電動機を提供することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、磁極部の歯の先端に突
出する突出片を装着したため巻線を高密度に施こすこと
ができ、さらにこの突出片の互いに隣り合う片を平行に
し巻線を押圧したため巻線を高密度に施こすことがで
き、かつ継鉄部との絶縁を確実にして巻線の損傷を防止
するので、小型で高特性,高信頼性の電動機を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における固定子の一
部破断外観図 (b)および(c)は本発明の固定子の製造時に磁極部
の歯の先端を突出させる突出片の外観図
【図2】本発明の固定子製造時の突出片装着状態図
【図3】本発明の固定子製造時の巻線押圧説明図
【図4】本発明の大きなスペースファクターを有する巻
線を押圧するときの説明図
【図5】図1(a)の固定子の径方向断面図
【図6】従来の製造方法による固定子の一部破断外観図
【符号の説明】
1,11 歯 2,22 磁極部 3,33 継鉄部 4,44 スロット 6,66 絶縁部 7,77 巻線 8,88 絶縁用ウエッジ 55,56,57 突出片 99 溝 100 巻線押圧用治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径でリング状に繋がり外径方向へ突出す
    る複数の歯を有する磁極部とこれを囲障する円筒状の継
    鉄部とで構成される固定子鉄心の磁極部のスロット面に
    歯の先端より突出する突出片を装着し、この突出片を介
    して前記スロット部に巻線を施こした後、前記突出片を
    取りはずし前記円筒状の継鉄部を歯の先端に装着する電
    動機の固定子製造方法。
  2. 【請求項2】前記突出片で、少なくとも1個のスロット
    面の歯の両端面の突出片の一部を平行とし、この突出片
    の一部の平行面に巻線の外径側を押圧する治具を密着さ
    せ巻線を押圧して固定子を得る請求項1記載の電動機の
    固定子製造方法。
  3. 【請求項3】前記磁極部で合成樹脂のモールドにより形
    成した絶縁部を有し、この絶縁部に絶縁用ウエッジを一
    部挿入固定する溝を設け、前記絶縁部に巻線することを
    特徴とする請求項1記載の電動機の固定子製造方法。
  4. 【請求項4】前記磁極部に絶縁用ウエッジを一部挿入固
    定する溝を設け、前記突出片で前記溝を保護することを
    特徴とする請求項1記載の電動機の固定子製造方法。
JP8712993A 1993-04-14 1993-04-14 電動機の固定子製造方法 Pending JPH06303745A (ja)

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JP8712993A JPH06303745A (ja) 1993-04-14 1993-04-14 電動機の固定子製造方法

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JP (1) JPH06303745A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001045690A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Toyoda Mach Works Ltd モータの絶縁構造
KR100373303B1 (ko) * 2000-11-21 2003-02-25 네오다인코리아 주식회사 모터용 고정자 코일의 권선방법
US6664695B2 (en) * 1998-11-20 2003-12-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Stator of AC generator for use in a vehicle with radially aligned, rectilinear polymorphic cross-section conductor wires

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JP2001045690A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Toyoda Mach Works Ltd モータの絶縁構造
KR100373303B1 (ko) * 2000-11-21 2003-02-25 네오다인코리아 주식회사 모터용 고정자 코일의 권선방법

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