JP2587031Y2 - 発電機用中継端子板 - Google Patents

発電機用中継端子板

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JP2587031Y2
JP2587031Y2 JP5435093U JP5435093U JP2587031Y2 JP 2587031 Y2 JP2587031 Y2 JP 2587031Y2 JP 5435093 U JP5435093 U JP 5435093U JP 5435093 U JP5435093 U JP 5435093U JP 2587031 Y2 JP2587031 Y2 JP 2587031Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発電機の電機子コイル
の外周に配置されて、電機子コイルの端末部と出力リー
ド線との間を中継する発電機用中継端子板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内燃機関等に取り付けられる磁石発電機
の固定子は、固定子鉄心と、該固定子鉄心に巻回された
電機子コイルとを備えていて、電機子コイルの端末部に
接続された出力リード線が外部に導出されている。この
場合、電機子コイルの端末部に直接出力リード線を接続
すると、出力リード線に外力が作用したときに電機子コ
イルの端末部が断線するおそれがある。特に点火用の電
源コイルとして用いるエキサイタコイルは、巻数を多く
して高い電圧を誘起させるために細いコイル導体を使用
するため、その端末部に直接出力リード線を接続する
と、断線が生じ易くなる。
【0003】そこで、この種の発電機の固定子の電機子
コイルから出力リード線を引き出す場合には、電機子コ
イルの外周部に中継端子板を固定して、該中継端子板に
よりコイルの端末部と出力リード線との間を中継するよ
うにしている。
【0004】従来この種の目的に用いられていた中継端
子板は、帯板状の絶縁板の長手方向の一端及び他端から
それぞれ所定の距離を隔てた位置に互いに間隔を開けた
状態で第1及び第2の端子金具を固定した構造を有する
もので、第1及び第2の端子金具にそれぞれ電機子コイ
ルの端末部が半田付けされ、端子金具に半田付けされた
出力リード線が外部に導出される。電機子コイルの端末
部及び出力リード線が接続された中継端子板は、電機子
コイルの外周に添わせた状態で配置されて、テーピング
及びワニス含浸処理により電機子コイルに対して固定さ
れる。
【0005】図10は従来のこの種の磁石発電機用固定
子の出力リード線導出部の一例を示したもので、同図に
おいて1は固定子鉄心、2は固定子鉄心1の突極部に巻
回された電機子コイル、11は電機子コイル2の外周に
添わせて配置された中継端子板である。中継端子板11
は、帯板状の絶縁板12と、絶縁板12に固定された第
1及び第2の端子金具13及び14とからなっていて、
第1及び第2の端子金具13及び14にそれぞれ電機子
コイル2の巻始め側及び巻終り側の端末部が半田付けさ
れている。電機子コイル2とその外周に配置された中継
端子板11とを覆うように絶縁テープ7が巻回され、該
絶縁テープにより中継端子板11が電機子コイル2に固
定されている。端子金具13及び14は、絶縁板12か
ら直角に起立した折り曲げ部13c及び14cを有して
いて、これらの折り曲げ部が絶縁テープを貫通して外部
に導出され、折り曲げ部13c及び14cに出力リード
線8が半田付けされている。
【0006】図11〜図13は上記の固定子に用いられ
ている中継端子板11の構造とその組立順序とを示した
ものである。帯板状の絶縁板12は、その幅方向の両端
の対応する位置に、幅方向に相対する第1の対の切り欠
き溝部12b,12bと第2の対の切り欠き溝12c,
12cとを有している。第1及び第2の端子金具13及
び14はそれぞれ帯板部13a及び14aと、帯板部1
3a及び14aの一端からほぼ直角に折れ曲がった折り
曲げ部13c及び14cとを有するほぼL字形の形状に
形成されている。
【0007】第1の端子金具13は、図12に示すよう
に、その帯板部13aを絶縁板12の裏面に当接させた
状態で配置されて、その折り曲げ部13cが第1の対の
切り欠き溝部12b,12bの一方に嵌合され、この状
態で折り曲げ部13cと反対側の端部が図13に示すよ
うに折り返されて、その折り返し部のコーナ部13dが
切り欠き溝部12b,12bの他方に嵌合された状態で
絶縁板12に固定されている。第2の端子金具14も、
同様にその折り曲げ部14cと折り返し部のコーナ部1
4dとが第2の対の切り欠き溝部12c,12cに嵌合
された状態で絶縁板12に取り付けられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
発電機用中継端子板を製造する際には、L字形に形成さ
れた端子金具13,14の帯板部13a,14aを治具
により絶縁板12の裏面に当接させた状態に保持して、
端子金具13,14の折り曲げ部13c,14cと反対
側の端部を絶縁板の表面に当接するまで折り返すことに
より、端子金具13,14を絶縁板12に固定してい
た。
【0009】このように、従来の中継端子板では、端子
金具13,14を絶縁板12に取り付ける際に各端子金
具を絶縁板に添わせた状態に保持する特別の治具を必要
とする上に、端子金具13,14を絶縁板12に添わせ
た状態で各端子金具を折り返す作業を必要とするため、
中継端子板の組立に要する作業時間が長くなり、製造コ
ストが高くなるという問題があった。
【0010】本考案の目的は、特別な治具を用いること
なく端子金具を絶縁板に容易に取り付けることができる
ようにした磁石発電機用固定子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、帯板状の絶縁
板9と該絶縁板の長手方向の一端及び他端からそれぞれ
所定の距離を隔てた位置に互いに間隔を開けた状態で配
置されて該絶縁板に固定された第1及び第2の端子金具
5及び6とを備えた発電機用中継端子板に関するもので
ある。
【0012】本考案においては、絶縁板9の幅方向の両
端に、第1の端子金具が配置される位置で幅方向に相対
する第1の対の切り欠き溝部9b,9bと、第2の端子
金具が配置される位置で幅方向に相対する第2の対の切
り欠き溝部9c,9cとがそれぞれ設けられている。
【0013】絶縁板9は、その長手方向の一端及び他端
の幅寸法をそれぞれ第1の対の切り欠き溝部寄りの部分
の幅寸法及び第2の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅寸
法よりも小さくするように、長手方向の一端側及び他端
側の幅方向端部にテーパが付けられた形状を有してい
る。
【0014】各端子金具5,6は、絶縁板9を幅方向に
横切るように配置されて相応する切り欠き溝部が設けら
れた位置で絶縁板の裏面に当接された帯板部5a,6a
と、該帯板部の一端から折り返されて絶縁板の表面に沿
うように配置された折り返し部5b,6bと、帯板部の
他端からほぼ直角に折れ曲がった折り曲げ部5c,6c
とを一体に有している。
【0015】第1の端子金具5は、その帯板部5aと折
り返し部5bとの間のコーナ部及び折り曲げ部5cがそ
れぞれ相応する対の切り欠き溝部9b,9bの一方及び
他方に嵌合された状態で絶縁板9に固定されている。ま
た第2の端子金具6は、その帯板部6aと折り返し部6
bとの間のコーナ部及び折り曲げ部6cがそれぞれ相応
する対の切り欠き溝部9c,9cの一方及び他方に嵌合
された状態で絶縁板9に固定されている。
【0016】
【作用】上記のように、絶縁板9の長手方向の一端側及
び他端側の幅方向端部にテーパを付けた形状にしておく
と、折り返し部と折り曲げ部とが予め形成された第1及
び第2の端子金具5及び6を用意して、絶縁板9の長手
方向の一端を第1の端子金具5の帯板部5aと折り返し
部5bとの間の隙間に挿入した後、第1の端子金具をス
ライドさせて、その折り返し部と帯板部との間のコーナ
部及び折り曲げ部5cを相応する切り欠き溝部内に嵌合
させ、同様に絶縁板9の長手方向の他端を第2の端子金
具6の帯板部6aと折り返し部6bとの間の隙間に挿入
した後、第2の端子金具6をスライドさせて、その折り
返し部と帯板部との間のコーナ部及び折り曲げ部6cを
相応する切り欠き溝部内に嵌合させることにより、第1
及び第2の端子金具5及び6を絶縁板9に取り付けるこ
とができる。
【0017】従って上記のように構成すると、特別の治
具を用いることなく端子金具を絶縁板に容易に取り付け
ることができ、中継端子板の組み立てに要する時間を短
縮することができる。
【0018】
【実施例】図1は本考案に係わる中継端子板をフライホ
イール磁石発電機の固定子に取り付けた例を示したもの
で、同図(A)は該固定子の固定子鉄心の一部と、該固
定子鉄心に巻回された電機子コイルの1つとを、その外
装の一部を除去した状態で示した正面図である。また図
1(B)は図1(A)のA−A線断面図である。
【0019】図1において、1は環状の継鉄部1aから
多数の突極部1bを突出させた多極の固定子鉄心で、各
突極部1bのコイル巻装部には絶縁コーティングが施さ
れている。2は固定子鉄心の突極部1bに巻回された電
機子コイル、3は電機子コイル2の外周に絶縁シート4
を介して配置された中継端子板、8は電機子コイル2の
端末部に中継端子板3を介して接続されて外部に導出さ
れた出力リード線である。この例の電機子コイル2は点
火電源用のエキサイタコイルを構成するもので、線径が
小さいコイル導体を用いて多数回巻回されている。
【0020】図1に示した例では、電機子コイル2の巻
始め側の端末部2a及び巻終り側の端末部2bが、中継
端子板3に設けられた第1の端子金具5の折り返し部5
b及び第2の端子金具6の折り返し部6bにそれぞれ半
田付けされている。
【0021】第1及び第2の端子金具5及び6にコイル
の端末部2a及び2bがそれぞれ半田付けされた中継端
子板3は、第1及び第2の端子金具の折り曲げ部5c及
び6cを外部に突出させた状態で電機子コイル2ととも
に外装用絶縁テープ7により覆われる。絶縁テープ7が
巻回された後ワニス含浸が施され、絶縁テープ7の巻回
と、ワニス含浸処理とにより中継端子板3が電機子コイ
ルに対して固定される。ワニス含浸処理が完了した後、
端子金具5,6の折り曲げ部5c,6cの露出した部分
に出力リード線8,8の一端が半田付けされる。
【0022】なお図示の例では、2つの端子金具5,6
の双方に出力リード線が半田付けされているが、一方の
端子金具5または6のみに出力リード線が半田付けされ
る場合もある。例えば電機子コイル2の一端側が鉄心に
接地される場合や、電機子コイルの一端が渡り線を介し
て他の電機子コイルに接続される場合には、非接地側の
コイルの端末部または渡り線につながらないコイルの端
末部が接続された一方の端子金具にのみ出力リード線が
半田付けされる。
【0023】以下本実施例の中継端子板3の構造を詳細
に説明する。図2(A)〜(C)はそれぞれ本実施例の
中継端子板の左側面図、正面図及び右側面図で、この実
施例の中継端子板3は、帯板状の絶縁板9と、絶縁板9
の長手方向の一端及び他端からそれぞれ所定の距離を隔
てた位置に互いに間隔を開けた状態で配置された第1及
び第2の端子金具5及び6とからなっている。
【0024】第1及び第2の端子金具5及び6は、それ
ぞれ絶縁板9の裏面に当接する帯板部5a及び6aと、
帯板部5a及び6aの一端から折り返されて絶縁12の
表面に沿うように配置される折り返し部5b及び6b
と、帯板部5a及び6aの他端からはほぼ直角に折れ曲
がった折り曲げ部5c及び6cとを一体に有している。
絶縁板9はある程度の可撓性を有する帯板状(厚さt)
の板紙(プレスボード)や樹脂製のシート等からなり、
図3に示したように、この絶縁板9の長手方向の中央部
寄りの部分9aの幅方向の両端には、幅方向に相対する
第1の対の切り欠き溝部9b,9bと、同じく幅方向に
相対する第2の対の切り欠き溝部9c,9cとが、絶縁
板の長手方向に所定の間隔を開けた状態で設けられてい
る。
【0025】絶縁板9は、その長手方向の一端9d及び
他端9eの幅寸法をそれぞれ中央部9aの幅寸法W1 よ
りも小さくするように、長手方向の一端側及び他端側の
幅方向端部にテーパが付けられた形状を有し、第1及び
第2の対の切り欠き溝部9b,9b及び9c,9cが設
けられた領域の両端の幅寸法W2 は、中央部9aの幅寸
法W1 よりも小さく、かつ切り欠き溝部9b,9b及び
9c,9cの底部間の間隔W3 よりは大きく設定されて
いる。
【0026】第1及び第2の端子金具5及び6は、厚さ
s,幅dの帯板状の黄銅板等の導電板を折り曲げたもの
で、両端子金具は同形に形成されている。各端子金具
5,6は、図4(A)ないし(C)に示したように、帯
板部5a,6aと、帯板部5a,6aの一端から帯板部
5a,6aに対して鋭角θをなすように折り返された折
り返し部5b,6bと、帯板部5a,6aの他端からほ
ぼ直角に折れ曲がった高さhの折り曲げ部5c,6cと
を一体に有している。折り曲げ部5c,6cには出力リ
ード線8の一端の芯線を挿入するための孔5e,6eが
設けられている。折り返し部5b,6bの長さLは帯板
部5a,6aの内側の長さwよりも僅かに短く設定さ
れ、また帯板部5a,6aと折り返し部5b,6bとの
間のコーナ部5d,6dにおける帯板部と折り返し部と
の間の間隔gは絶縁板9の板厚tよりは僅かに大きく設
定されている。
【0027】図3及び図4に示した絶縁板9及び端子金
具5(6)の各部の寸法の実例を挙げると、t=0.3
5mm,W1 =10mm,W2 =8.1mm, W3 =8mm, b
=3.2mm,s=0.5mm,d=3mm,W=8.1mm,
l=7mm,h=5.2mm,g=0.4mm,θ=15°で
ある。
【0028】図6ないし図8は、端子金具5及び6を絶
縁板9に取り付ける順序を示したものである。本実施例
の中継端子板3を製造する際には、先ず図6及び図7に
示したように、端子金具5の折り返し部5bを絶縁板9
の表面に当接させた状態で帯板部5aと折り返し部5b
との間の隙間に絶縁板9の長手方向の一端9dを挿入
し、端子金具5を絶縁板9のテーパ部9tに沿ってスラ
イドさせて、端子金具の折り曲げ部5c及び折り返し部
5bと帯板部5aとの間のコーナ部5dを切り欠き溝部
9b,9bの位置に合わせ、図7に示すように、絶縁板
9を変位させて、その裏面を帯板部5aに当接させるこ
とにより、折り曲げ部5c及びコーナ部5dを切り欠き
溝部9b,9bに嵌合させる。
【0029】同様に、端子金具6の折り返し部6bを絶
縁板9の表面に当接させた状態で帯板部6aと折り返し
部6bとの間の隙間に絶縁板9の長手方向の他端9eを
挿入し、端子金具6を絶縁板9のテーパ部9tに沿って
スライドさせて、端子金具の折り曲げ部6c及び折り返
し部6bと帯板部6aとの間のコーナ部6dを切り欠き
溝部9c,9cの位置に合わせ、図7に示すように、絶
縁板9を変位させて折り曲げ部6c及びコーナ部6dを
切り欠き溝部9c,9cに嵌合させる。
【0030】次いで、図8に示すように、両端子金具の
折り返し部5b及び6bをそれぞれ帯板部5a側及び6
a側に向けて押圧することにより更に折り曲げて、折り
返し部5b及び6bを絶縁板9の表面に沿わせた状態に
し、折り返し部5b及び6bと帯板部5a及び6aとに
より絶縁板9を挟持した状態で端子金具5及び6を絶縁
板9に固定する。
【0031】上記のように、絶縁板9に端子金具5及び
6を組み付ける際に、端子金具5及び6の折り返し部5
b及び6bを帯板部5a及び6aに対して斜めに傾斜し
た状態にしておくと、切り欠き溝部9b,9b間及び9
c,9c間の間隔W3 を端子金具5及び6の帯板部5a
及び5aの長さにほぼ等しく設定しても(各端子金具の
折り曲げ部及び折り返し部と帯板部との間のコーナ部が
相応する切り欠き溝部にきつく嵌合するように各部の寸
法を設定しても)、絶縁板9の挿入を容易にすることが
できるので、端子金具5,6をガタを生じさせることな
く絶縁板に取り付けることができる。
【0032】上記の実施例においては、端子金具5,6
の折り曲げ部5c,6cに出力リード線8の一端の芯線
を挿入する孔5e,6eを設けたが、図9(A),
(B)に示すように、端子金具5,6の折り曲げ部5
c,6cに出力リード線8の一端の芯線を巻き付けるこ
とができるリード状の端子部5e,6eまたは切り欠き
孔5f,6fを設けるようにしてもよい。
【0033】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、絶縁板
の長手方向の一端側及び他端側の幅方向端部にテーパを
付けて、折り返し部と折り曲げ部とが予め成形された第
1及び第2の端子金具の内側の隙間に絶縁板を挿入し得
るようにしたので、予備成形された端子金具を用いて、
特別の治具を用いることなく端子金具を絶縁板に容易に
取り付けることができ、中継端子板の組み立てに要する
時間を短縮することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の実施例の中継端子板を発電機
の固定子に取り付けた状態を一部切り欠いて示した要部
の正面図である。(B)は(A)のA−A線断面図であ
る。
【図2】(A),(B)及び(C)はそれぞれ本考案の
実施例の中継端子板の左側面図、正面図及び右側面図で
ある。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本考案の実施例で
用いる絶縁板の正面図及び右側面図である。
【図4】(A)ないし(C)はそれぞれ本考案の実施例
で用いる端子金具の上面図、左側面図及び正面図であ
る。
【図5】本考案の実施例の中継端子板の組み立て前の状
態を示したもので、(A)は第1の端子金具の正面図、
(B)は絶縁板の正面図、(C)は第2の端子金具の正
面図である。
【図6】本考案の実施例の中継端子板の組み立ての際
に、端子金具を絶縁板に組み付ける途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
右側面図である。
【図7】本考案の実施例の中継端子板の組み立ての際
に、端子金具を絶縁板の所定の位置に配置した状態を示
したもので、(A)は左側面図、(B)は正面図、
(C)は(B)のB−B線断面図である。
【図8】本考案の実施例の中継端子板を組み立てる際の
最終工程の状態を示したもので、(A)は左側面図、
(B)は正面図、(C)は(B)のC−C線断面図であ
る。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ本考案で用いる端
子金具の異なる変形例を示した斜視図である。
【図10】従来例の中継端子板を発電機の固定子に取り
付けた状態を一部切り欠いて示した要部の正面図であ
る。
【図11】従来の中継端子板の組立前の状態を示したも
ので、(A)は第1の端子金具の正面図、(B)は絶縁
板の正面図、(C)は第2の端子金具の正面図である。
【図12】従来の中継端子板の組立途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
(B)のD−D線断面図である。
【図13】従来の中継端子板の組立途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
(B)のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 電機子コイル 3 中継端子板 5,6 第1及び第2の端子金具 5a,6a 帯板部 5b,6b 折り返し部 5c,6c 折り曲げ部 5d,6d コーナ部 8 出力リード線 9 絶縁板 9b,9c 切り欠き溝部 9t テーパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/30 - 3/52 H02K 5/22 H02K 21/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状の絶縁板(9)と該絶縁板の長手
    方向の一端及び他端からそれぞれ所定の距離を隔てた位
    置に互いに間隔を開けた状態で配置されて該絶縁板に固
    定された第1及び第2の端子金具(5)及び(6)とを
    備え、発電機の電機子コイルの外周部に配置されて前記
    第1及び第2の端子金具にそれぞれ電機子コイルの端末
    部が半田付けされ、少なくとも一方の端子金具に出力リ
    ード線が半田付けされる発電機用中継端子板において、 前記絶縁板(9)の幅方向の両端には、第1の端子金具
    が配置される位置で幅方向に相対する第1の対の切り欠
    き溝部(9b,9b)と、第2の端子金具が配置される
    位置で幅方向に相対する第2の対の切り欠き溝部(9
    c,9c)とがそれぞれ設けられ、 前記絶縁板(9)は、その長手方向の一端及び他端の幅
    寸法をそれぞれ第1の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅
    寸法及び第2の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅寸法よ
    りも小さくするように、長手方向の一端側及び他端側の
    幅方向端部にテーパが付けられた形状を有し、 各端子金具(5),(6)は、前記絶縁板を幅方向に横
    切るように配置されて相応する切り欠き溝部が設けられ
    た位置で該絶縁板の裏面に当接された帯板部(5a),
    (6a)と、該帯板部の一端から折り返されて前記絶縁
    板の表面に沿うように配置された折り返し部(5b),
    (6b)と、前記帯板部の他端からほぼ直角に折れ曲が
    った折り曲げ部(5c),(6c)とを一体に有し、 第1の端子金具(5)の帯板部(5a)と折り返し部
    (5b)との間のコーナ部(5d)及び前記折り曲げ部
    (5c)がそれぞれ相応する対の切り欠き溝部(9b,
    9b)の一方及び他方に嵌合され、 第2の端子金具(6)の帯板部(6a)と折り返し部
    (6b)との間のコーナ部(6d)及び前記折り曲げ部
    (6c)がそれぞれ相応する対の切り欠き溝部(9c,
    9c)の一方及び他方に嵌合されていることを特徴とす
    る発電機用中継端子板。
JP5435093U 1993-10-06 1993-10-06 発電機用中継端子板 Expired - Fee Related JP2587031Y2 (ja)

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