JPH0723959U - 発電機用中継端子板 - Google Patents

発電機用中継端子板

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JPH0723959U
JPH0723959U JP5435093U JP5435093U JPH0723959U JP H0723959 U JPH0723959 U JP H0723959U JP 5435093 U JP5435093 U JP 5435093U JP 5435093 U JP5435093 U JP 5435093U JP H0723959 U JPH0723959 U JP H0723959U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が容易な発電機用中継端子板を提供する。 【構成】帯板状の絶縁板9の長手方向の中央部寄りの部
分の幅方向の両端に、幅方向に相対する対の切り欠き溝
部9b,9b及び9c,9cを形成し、絶縁板9の長手
方向の両端にテーパ部9tを設けておく。帯板部5a、
折り返し部5b及び折り曲げ部5cを有する端子金具5
と、帯板部6a、折り返し部6b及び折り曲げ部6cを
有する端子金具6とを設け、絶縁板9の両端のテーパ部
を端子金具5及び6の内側の隙間に挿入することによ
り、端子金具5の折り曲げ部5cとコーナ部5dとを切
り欠き溝部9b,9bに嵌合させ、端子金具6の折り曲
げ部6cとコーナ部6dとを切り欠き溝部9c,9cに
嵌合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発電機の電機子コイルの外周に配置されて、電機子コイルの端末部 と出力リード線との間を中継する発電機用中継端子板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関等に取り付けられる磁石発電機の固定子は、固定子鉄心と、該固定子 鉄心に巻回された電機子コイルとを備えていて、電機子コイルの端末部に接続さ れた出力リード線が外部に導出されている。この場合、電機子コイルの端末部に 直接出力リード線を接続すると、出力リード線に外力が作用したときに電機子コ イルの端末部が断線するおそれがある。特に点火用の電源コイルとして用いるエ キサイタコイルは、巻数を多くして高い電圧を誘起させるために細いコイル導体 を使用するため、その端末部に直接出力リード線を接続すると、断線が生じ易く なる。
【0003】 そこで、この種の発電機の固定子の電機子コイルから出力リード線を引き出す 場合には、電機子コイルの外周部に中継端子板を固定して、該中継端子板により コイルの端末部と出力リード線との間を中継するようにしている。
【0004】 従来この種の目的に用いられていた中継端子板は、帯板状の絶縁板の長手方向 の一端及び他端からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に互いに間隔を開けた状態 で第1及び第2の端子金具を固定した構造を有するもので、第1及び第2の端子 金具にそれぞれ電機子コイルの端末部が半田付けされ、端子金具に半田付けされ た出力リード線が外部に導出される。電機子コイルの端末部及び出力リード線が 接続された中継端子板は、電機子コイルの外周に添わせた状態で配置されて、テ ーピング及びワニス含浸処理により電機子コイルに対して固定される。
【0005】 図10は従来のこの種の磁石発電機用固定子の出力リード線導出部の一例を示 したもので、同図において1は固定子鉄心、2は固定子鉄心1の突極部に巻回さ れた電機子コイル、11は電機子コイル2の外周に添わせて配置された中継端子 板である。中継端子板11は、帯板状の絶縁板12と、絶縁板12に固定された 第1及び第2の端子金具13及び14とからなっていて、第1及び第2の端子金 具13及び14にそれぞれ電機子コイル2の巻始め側及び巻終り側の端末部が半 田付けされている。電機子コイル2とその外周に配置された中継端子板11とを 覆うように絶縁テープ7が巻回され、該絶縁テープにより中継端子板11が電機 子コイル2に固定されている。端子金具13及び14は、絶縁板12から直角に 起立した折り曲げ部13c及び14cを有していて、これらの折り曲げ部が絶縁 テープを貫通して外部に導出され、折り曲げ部13c及び14cに出力リード線 8が半田付けされている。
【0006】 図11〜図13は上記の固定子に用いられている中継端子板11の構造とその 組立順序とを示したものである。帯板状の絶縁板12は、その幅方向の両端の対 応する位置に、幅方向に相対する第1の対の切り欠き溝部12b,12bと第2 の対の切り欠き溝12c,12cとを有している。第1及び第2の端子金具13 及び14はそれぞれ帯板部13a及び14aと、帯板部13a及び14aの一端 からほぼ直角に折れ曲がった折り曲げ部13c及び14cとを有するほぼL字形 の形状に形成されている。
【0007】 第1の端子金具13は、図12に示すように、その帯板部13aを絶縁板12 の裏面に当接させた状態で配置されて、その折り曲げ部13cが第1の対の切り 欠き溝部12b,12bの一方に嵌合され、この状態で折り曲げ部13cと反対 側の端部が図13に示すように折り返されて、その折り返し部のコーナ部13d が切り欠き溝部12b,12bの他方に嵌合された状態で絶縁板12に固定され ている。第2の端子金具14も、同様にその折り曲げ部14cと折り返し部のコ ーナ部14dとが第2の対の切り欠き溝部12c,12cに嵌合された状態で絶 縁板12に取り付けられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来の発電機用中継端子板を製造する際には、L字形に形成さ れた端子金具13,14の帯板部13a,14aを治具により絶縁板12の裏面 に当接させた状態に保持して、端子金具13,14の折り曲げ部13c,14c と反対側の端部を絶縁板の表面に当接するまで折り返すことにより、端子金具1 3,14を絶縁板12に固定していた。
【0009】 このように、従来の中継端子板では、端子金具13,14を絶縁板12に取り 付ける際に各端子金具を絶縁板に添わせた状態に保持する特別の治具を必要とす る上に、端子金具13,14を絶縁板12に添わせた状態で各端子金具を折り返 す作業を必要とするため、中継端子板の組立に要する作業時間が長くなり、製造 コストが高くなるという問題があった。
【0010】 本考案の目的は、特別な治具を用いることなく端子金具を絶縁板に容易に取り 付けることができるようにした磁石発電機用固定子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、帯板状の絶縁板9と該絶縁板の長手方向の一端及び他端からそれぞ れ所定の距離を隔てた位置に互いに間隔を開けた状態で配置されて該絶縁板に固 定された第1及び第2の端子金具5及び6とを備えた発電機用中継端子板に関す るものである。
【0012】 本考案においては、絶縁板9の幅方向の両端に、第1の端子金具が配置される 位置で幅方向に相対する第1の対の切り欠き溝部9b,9bと、第2の端子金具 が配置される位置で幅方向に相対する第2の対の切り欠き溝部9c,9cとがそ れぞれ設けられている。
【0013】 絶縁板9は、その長手方向の一端及び他端の幅寸法をそれぞれ第1の対の切り 欠き溝部寄りの部分の幅寸法及び第2の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅寸法よ りも小さくするように、長手方向の一端側及び他端側の幅方向端部にテーパが付 けられた形状を有している。
【0014】 各端子金具5,6は、絶縁板9を幅方向に横切るように配置されて相応する切 り欠き溝部が設けられた位置で絶縁板の裏面に当接された帯板部5a,6aと、 該帯板部の一端から折り返されて絶縁板の表面に沿うように配置された折り返し 部5b,6bと、帯板部の他端からほぼ直角に折れ曲がった折り曲げ部5c,6 cとを一体に有している。
【0015】 第1の端子金具5は、その帯板部5aと折り返し部5bとの間のコーナ部及び 折り曲げ部5cがそれぞれ相応する対の切り欠き溝部9b,9bの一方及び他方 に嵌合された状態で絶縁板9に固定されている。また第2の端子金具6は、その 帯板部6aと折り返し部6bとの間のコーナ部及び折り曲げ部6cがそれぞれ相 応する対の切り欠き溝部9c,9cの一方及び他方に嵌合された状態で絶縁板9 に固定されている。
【0016】
【作用】
上記のように、絶縁板9の長手方向の一端側及び他端側の幅方向端部にテーパ を付けた形状にしておくと、折り返し部と折り曲げ部とが予め形成された第1及 び第2の端子金具5及び6を用意して、絶縁板9の長手方向の一端を第1の端子 金具5の帯板部5aと折り返し部5bとの間の隙間に挿入した後、第1の端子金 具をスライドさせて、その折り返し部と帯板部との間のコーナ部及び折り曲げ部 5cを相応する切り欠き溝部内に嵌合させ、同様に絶縁板9の長手方向の他端を 第2の端子金具6の帯板部6aと折り返し部6bとの間の隙間に挿入した後、第 2の端子金具6をスライドさせて、その折り返し部と帯板部との間のコーナ部及 び折り曲げ部6cを相応する切り欠き溝部内に嵌合させることにより、第1及び 第2の端子金具5及び6を絶縁板9に取り付けることができる。
【0017】 従って上記のように構成すると、特別の治具を用いることなく端子金具を絶縁 板に容易に取り付けることができ、中継端子板の組み立てに要する時間を短縮す ることができる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案に係わる中継端子板をフライホイール磁石発電機の固定子に取り 付けた例を示したもので、同図(A)は該固定子の固定子鉄心の一部と、該固定 子鉄心に巻回された電機子コイルの1つとを、その外装の一部を除去した状態で 示した正面図である。また図1(B)は図1(A)のA−A線断面図である。
【0019】 図1において、1は環状の継鉄部1aから多数の突極部1bを突出させた多極 の固定子鉄心で、各突極部1bのコイル巻装部には絶縁コーティングが施されて いる。2は固定子鉄心の突極部1bに巻回された電機子コイル、3は電機子コイ ル2の外周に絶縁シート4を介して配置された中継端子板、8は電機子コイル2 の端末部に中継端子板3を介して接続されて外部に導出された出力リード線であ る。この例の電機子コイル2は点火電源用のエキサイタコイルを構成するもので 、線径が小さいコイル導体を用いて多数回巻回されている。
【0020】 図1に示した例では、電機子コイル2の巻始め側の端末部2a及び巻終り側の 端末部2bが、中継端子板3に設けられた第1の端子金具5の折り返し部5b及 び第2の端子金具6の折り返し部6bにそれぞれ半田付けされている。
【0021】 第1及び第2の端子金具5及び6にコイルの端末部2a及び2bがそれぞれ半 田付けされた中継端子板3は、第1及び第2の端子金具の折り曲げ部5c及び6 cを外部に突出させた状態で電機子コイル2とともに外装用絶縁テープ7により 覆われる。絶縁テープ7が巻回された後ワニス含浸が施され、絶縁テープ7の巻 回と、ワニス含浸処理とにより中継端子板3が電機子コイルに対して固定される 。ワニス含浸処理が完了した後、端子金具5,6の折り曲げ部5c,6cの露出 した部分に出力リード線8,8の一端が半田付けされる。
【0022】 なお図示の例では、2つの端子金具5,6の双方に出力リード線が半田付けさ れているが、一方の端子金具5または6のみに出力リード線が半田付けされる場 合もある。例えば電機子コイル2の一端側が鉄心に接地される場合や、電機子コ イルの一端が渡り線を介して他の電機子コイルに接続される場合には、非接地側 のコイルの端末部または渡り線につながらないコイルの端末部が接続された一方 の端子金具にのみ出力リード線が半田付けされる。
【0023】 以下本実施例の中継端子板3の構造を詳細に説明する。図2(A)〜(C)は それぞれ本実施例の中継端子板の左側面図、正面図及び右側面図で、この実施例 の中継端子板3は、帯板状の絶縁板9と、絶縁板9の長手方向の一端及び他端か らそれぞれ所定の距離を隔てた位置に互いに間隔を開けた状態で配置された第1 及び第2の端子金具5及び6とからなっている。
【0024】 第1及び第2の端子金具5及び6は、それぞれ絶縁板9の裏面に当接する帯板 部5a及び6aと、帯板部5a及び6aの一端から折り返されて絶縁12の表面 に沿うように配置される折り返し部5b及び6bと、帯板部5a及び6aの他端 からはほぼ直角に折れ曲がった折り曲げ部5c及び6cとを一体に有している。 絶縁板9はある程度の可撓性を有する帯板状(厚さt)の板紙(プレスボード )や樹脂製のシート等からなり、図3に示したように、この絶縁板9の長手方向 の中央部寄りの部分9aの幅方向の両端には、幅方向に相対する第1の対の切り 欠き溝部9b,9bと、同じく幅方向に相対する第2の対の切り欠き溝部9c, 9cとが、絶縁板の長手方向に所定の間隔を開けた状態で設けられている。
【0025】 絶縁板9は、その長手方向の一端9d及び他端9eの幅寸法をそれぞれ中央部 9aの幅寸法W1 よりも小さくするように、長手方向の一端側及び他端側の幅方 向端部にテーパが付けられた形状を有し、第1及び第2の対の切り欠き溝部9b ,9b及び9c,9cが設けられた領域の両端の幅寸法W2 は、中央部9aの幅 寸法W1 よりも小さく、かつ切り欠き溝部9b,9b及び9c,9cの底部間の 間隔W3 よりは大きく設定されている。
【0026】 第1及び第2の端子金具5及び6は、厚さs,幅dの帯板状の黄銅板等の導電 板を折り曲げたもので、両端子金具は同形に形成されている。各端子金具5,6 は、図4(A)ないし(C)に示したように、帯板部5a,6aと、帯板部5a ,6aの一端から帯板部5a,6aに対して鋭角θをなすように折り返された折 り返し部5b,6bと、帯板部5a,6aの他端からほぼ直角に折れ曲がった高 さhの折り曲げ部5c,6cとを一体に有している。折り曲げ部5c,6cには 出力リード線8の一端の芯線を挿入するための孔5e,6eが設けられている。 折り返し部5b,6bの長さLは帯板部5a,6aの内側の長さwよりも僅かに 短く設定され、また帯板部5a,6aと折り返し部5b,6bとの間のコーナ部 5d,6dにおける帯板部と折り返し部との間の間隔gは絶縁板9の板厚tより は僅かに大きく設定されている。
【0027】 図3及び図4に示した絶縁板9及び端子金具5(6)の各部の寸法の実例を挙 げると、t=0.35mm,W1 =10mm,W2 =8.1mm, W3 =8mm, b=3 .2mm,s=0.5mm,d=3mm,W=8.1mm,l=7mm,h=5.2mm,g =0.4mm,θ=15°である。
【0028】 図6ないし図8は、端子金具5及び6を絶縁板9に取り付ける順序を示したも のである。本実施例の中継端子板3を製造する際には、先ず図6及び図7に示し たように、端子金具5の折り返し部5bを絶縁板9の表面に当接させた状態で帯 板部5aと折り返し部5bとの間の隙間に絶縁板9の長手方向の一端9dを挿入 し、端子金具5を絶縁板9のテーパ部9tに沿ってスライドさせて、端子金具の 折り曲げ部5c及び折り返し部5bと帯板部5aとの間のコーナ部5dを切り欠 き溝部9b,9bの位置に合わせ、図7に示すように、絶縁板9を変位させて、 その裏面を帯板部5aに当接させることにより、折り曲げ部5c及びコーナ部5 dを切り欠き溝部9b,9bに嵌合させる。
【0029】 同様に、端子金具6の折り返し部6bを絶縁板9の表面に当接させた状態で帯 板部6aと折り返し部6bとの間の隙間に絶縁板9の長手方向の他端9eを挿入 し、端子金具6を絶縁板9のテーパ部9tに沿ってスライドさせて、端子金具の 折り曲げ部6c及び折り返し部6bと帯板部6aとの間のコーナ部6dを切り欠 き溝部9c,9cの位置に合わせ、図7に示すように、絶縁板9を変位させて折 り曲げ部6c及びコーナ部6dを切り欠き溝部9c,9cに嵌合させる。
【0030】 次いで、図8に示すように、両端子金具の折り返し部5b及び6bをそれぞれ 帯板部5a側及び6a側に向けて押圧することにより更に折り曲げて、折り返し 部5b及び6bを絶縁板9の表面に沿わせた状態にし、折り返し部5b及び6b と帯板部5a及び6aとにより絶縁板9を挟持した状態で端子金具5及び6を絶 縁板9に固定する。
【0031】 上記のように、絶縁板9に端子金具5及び6を組み付ける際に、端子金具5及 び6の折り返し部5b及び6bを帯板部5a及び6aに対して斜めに傾斜した状 態にしておくと、切り欠き溝部9b,9b間及び9c,9c間の間隔W3 を端子 金具5及び6の帯板部5a及び5aの長さにほぼ等しく設定しても(各端子金具 の折り曲げ部及び折り返し部と帯板部との間のコーナ部が相応する切り欠き溝部 にきつく嵌合するように各部の寸法を設定しても)、絶縁板9の挿入を容易にす ることができるので、端子金具5,6をガタを生じさせることなく絶縁板に取り 付けることができる。
【0032】 上記の実施例においては、端子金具5,6の折り曲げ部5c,6cに出力リー ド線8の一端の芯線を挿入する孔5e,6eを設けたが、図9(A),(B)に 示すように、端子金具5,6の折り曲げ部5c,6cに出力リード線8の一端の 芯線を巻き付けることができるリード状の端子部5e,6eまたは切り欠き孔5 f,6fを設けるようにしてもよい。
【0033】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、絶縁板の長手方向の一端側及び他端側の幅方 向端部にテーパを付けて、折り返し部と折り曲げ部とが予め成形された第1及び 第2の端子金具の内側の隙間に絶縁板を挿入し得るようにしたので、予備成形さ れた端子金具を用いて、特別の治具を用いることなく端子金具を絶縁板に容易に 取り付けることができ、中継端子板の組み立てに要する時間を短縮することがで きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の実施例の中継端子板を発電機
の固定子に取り付けた状態を一部切り欠いて示した要部
の正面図である。(B)は(A)のA−A線断面図であ
る。
【図2】(A),(B)及び(C)はそれぞれ本考案の
実施例の中継端子板の左側面図、正面図及び右側面図で
ある。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本考案の実施例で
用いる絶縁板の正面図及び右側面図である。
【図4】(A)ないし(C)はそれぞれ本考案の実施例
で用いる端子金具の上面図、左側面図及び正面図であ
る。
【図5】本考案の実施例の中継端子板の組み立て前の状
態を示したもので、(A)は第1の端子金具の正面図、
(B)は絶縁板の正面図、(C)は第2の端子金具の正
面図である。
【図6】本考案の実施例の中継端子板の組み立ての際
に、端子金具を絶縁板に組み付ける途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
右側面図である。
【図7】本考案の実施例の中継端子板の組み立ての際
に、端子金具を絶縁板の所定の位置に配置した状態を示
したもので、(A)は左側面図、(B)は正面図、
(C)は(B)のB−B線断面図である。
【図8】本考案の実施例の中継端子板を組み立てる際の
最終工程の状態を示したもので、(A)は左側面図、
(B)は正面図、(C)は(B)のC−C線断面図であ
る。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ本考案で用いる端
子金具の異なる変形例を示した斜視図である。
【図10】従来例の中継端子板を発電機の固定子に取り
付けた状態を一部切り欠いて示した要部の正面図であ
る。
【図11】従来の中継端子板の組立前の状態を示したも
ので、(A)は第1の端子金具の正面図、(B)は絶縁
板の正面図、(C)は第2の端子金具の正面図である。
【図12】従来の中継端子板の組立途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
(B)のD−D線断面図である。
【図13】従来の中継端子板の組立途中の状態を示した
もので、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は
(B)のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 電機子コイル 3 中継端子板 5,6 第1及び第2の端子金具 5a,6a 帯板部 5b,6b 折り返し部 5c,6c 折り曲げ部 5d,6d コーナ部 8 出力リード線 9 絶縁板 9b,9c 切り欠き溝部 9t テーパ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状の絶縁板(9)と該絶縁板の長手
    方向の一端及び他端からそれぞれ所定の距離を隔てた位
    置に互いに間隔を開けた状態で配置されて該絶縁板に固
    定された第1及び第2の端子金具(5)及び(6)とを
    備え、発電機の電機子コイルの外周部に配置されて前記
    第1及び第2の端子金具にそれぞれ電機子コイルの端末
    部が半田付けされ、少なくとも一方の端子金具に出力リ
    ード線が半田付けされる発電機用中継端子板において、 前記絶縁板(9)の幅方向の両端には、第1の端子金具
    が配置される位置で幅方向に相対する第1の対の切り欠
    き溝部(9b,9b)と、第2の端子金具が配置される
    位置で幅方向に相対する第2の対の切り欠き溝部(9
    c,9c)とがそれぞれ設けられ、 前記絶縁板(9)は、その長手方向の一端及び他端の幅
    寸法をそれぞれ第1の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅
    寸法及び第2の対の切り欠き溝部寄りの部分の幅寸法よ
    りも小さくするように、長手方向の一端側及び他端側の
    幅方向端部にテーパが付けられた形状を有し、 各端子金具(5),(6)は、前記絶縁板を幅方向に横
    切るように配置されて相応する切り欠き溝部が設けられ
    た位置で該絶縁板の裏面に当接された帯板部(5a),
    (6a)と、該帯板部の一端から折り返されて前記絶縁
    板の表面に沿うように配置された折り返し部(5b),
    (6b)と、前記帯板部の他端からほぼ直角に折れ曲が
    った折り曲げ部(5c),(6c)とを一体に有し、 第1の端子金具(5)の帯板部(5a)と折り返し部
    (5b)との間のコーナ部(5d)及び前記折り曲げ部
    (5c)がそれぞれ相応する対の切り欠き溝部(9b,
    9b)の一方及び他方に嵌合され、 第2の端子金具(6)の帯板部(6a)と折り返し部
    (6b)との間のコーナ部(6d)及び前記折り曲げ部
    (6c)がそれぞれ相応する対の切り欠き溝部(9c,
    9c)の一方及び他方に嵌合されていることを特徴とす
    る発電機用中継端子板。
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