JPH10145990A - アウタロータモータの固定子鉄心 - Google Patents
アウタロータモータの固定子鉄心Info
- Publication number
- JPH10145990A JPH10145990A JP30262596A JP30262596A JPH10145990A JP H10145990 A JPH10145990 A JP H10145990A JP 30262596 A JP30262596 A JP 30262596A JP 30262596 A JP30262596 A JP 30262596A JP H10145990 A JPH10145990 A JP H10145990A
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- JP
- Japan
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- trapezoidal
- groove
- teeth
- yoke
- outer rotor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻線作業が容易であり、作業性も良く占積率
も高いアウタロータモータの固定子鉄心の提供を目的と
する。 【解決手段】 ヨーク１とティース２又はティース主部
２ａとティース頭部２ｂとを分割構造とし、ヨーク１の
突起１ｄとティース２の溝２ｃとを嵌合し、又はティー
ス頭部２ｂの突起２ｄとティース主部２ａの溝２ｃとを
嵌合し、台形の組合せ又は爪２ｆと切欠き空隙２ｇとの
組合せにて嵌合したものである。
も高いアウタロータモータの固定子鉄心の提供を目的と
する。 【解決手段】 ヨーク１とティース２又はティース主部
２ａとティース頭部２ｂとを分割構造とし、ヨーク１の
突起１ｄとティース２の溝２ｃとを嵌合し、又はティー
ス頭部２ｂの突起２ｄとティース主部２ａの溝２ｃとを
嵌合し、台形の組合せ又は爪２ｆと切欠き空隙２ｇとの
組合せにて嵌合したものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタロータ形電
動機の固定子鉄心に関する。
動機の固定子鉄心に関する。
【０００２】
【従来の技術】アウタロータ形電動機（アウタロータモ
ータ）の固定子鉄心の一例としては、図６に示すような
構成を有し、ヨーク１とティース２とを一体に打ち抜
き、しかもティース２間にコイル３が入る空隙として切
欠かれるスロットの形状を、磁気特性上からの要求のた
め狭い開口部（スリット部）としたコアシート形状とな
っている。そして、このコアシートを多数枚積層するこ
とによって固定子鉄心本体が得られる。
ータ）の固定子鉄心の一例としては、図６に示すような
構成を有し、ヨーク１とティース２とを一体に打ち抜
き、しかもティース２間にコイル３が入る空隙として切
欠かれるスロットの形状を、磁気特性上からの要求のた
め狭い開口部（スリット部）としたコアシート形状とな
っている。そして、このコアシートを多数枚積層するこ
とによって固定子鉄心本体が得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スロット内への巻線挿
入作業としては、まずスロット内側に電気絶縁処理を行
った後、狭いスリット部からスロット内にマグネットワ
イヤを挿入して行なわれるので、挿入作業は容易ではな
い。更に、巻線挿入後の整形処理などにも手間がかか
り、作業性の低下を招来している。また、この従来技術
ではスロット内に収納できるマグネットワイヤの量も制
限され、巻線の占積率は低いものである。
入作業としては、まずスロット内側に電気絶縁処理を行
った後、狭いスリット部からスロット内にマグネットワ
イヤを挿入して行なわれるので、挿入作業は容易ではな
い。更に、巻線挿入後の整形処理などにも手間がかか
り、作業性の低下を招来している。また、この従来技術
ではスロット内に収納できるマグネットワイヤの量も制
限され、巻線の占積率は低いものである。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑み、巻線作業
が容易であり、作業性も良く、占積率も高いアウタロー
タモータの固定子鉄心の提供を目的とする。
が容易であり、作業性も良く、占積率も高いアウタロー
タモータの固定子鉄心の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、次の発明特定事項を有する。 （１） ヨークから複数のティースが等配に突出するア
ウタロータモータの固定子鉄心において、上記ヨークに
は台形突起を形成しこのヨークに対して分割構造のティ
ースに上記台形突起に対応する台形溝を形成し、の台形
溝には上記台形突起を狭い溝開口から押込み嵌合させる
ことを特徴とする。 （２） 上記（１）において、所望枚数積層した上記テ
ィースの厚さ方向両端にカシメ部を有し台形溝を無くし
た端板を備えたことを特徴とする。 （３） ヨークから複数のティースが等配に突出するア
ウタロータモータの固定子鉄心において、上記ヨークと
一体に形成したティース主部に溝を形成し、このティー
ス主部に対し分割構造のティース頭部に上記溝に対する
突起を形成したことを特徴とする。 （４） 上記（３）において、上記溝は台形溝であり上
記突起は台形突起であって上記台形溝には上記台形突起
を狭い溝開口から押し込み嵌合すること、及び上記溝に
は更に切欠き空隙を有しこの切欠き空隙に対して上記突
起には爪を有して厚さ方向から嵌入すること、のいずれ
かの構造としたことを特徴とする。 （５） 上記（３）において、所望枚数積層した上記テ
ィース主部の厚さ方向両端にカシメ部を有し溝を無くし
た端板を備えたことを特徴とする。
発明は、次の発明特定事項を有する。 （１） ヨークから複数のティースが等配に突出するア
ウタロータモータの固定子鉄心において、上記ヨークに
は台形突起を形成しこのヨークに対して分割構造のティ
ースに上記台形突起に対応する台形溝を形成し、の台形
溝には上記台形突起を狭い溝開口から押込み嵌合させる
ことを特徴とする。 （２） 上記（１）において、所望枚数積層した上記テ
ィースの厚さ方向両端にカシメ部を有し台形溝を無くし
た端板を備えたことを特徴とする。 （３） ヨークから複数のティースが等配に突出するア
ウタロータモータの固定子鉄心において、上記ヨークと
一体に形成したティース主部に溝を形成し、このティー
ス主部に対し分割構造のティース頭部に上記溝に対する
突起を形成したことを特徴とする。 （４） 上記（３）において、上記溝は台形溝であり上
記突起は台形突起であって上記台形溝には上記台形突起
を狭い溝開口から押し込み嵌合すること、及び上記溝に
は更に切欠き空隙を有しこの切欠き空隙に対して上記突
起には爪を有して厚さ方向から嵌入すること、のいずれ
かの構造としたことを特徴とする。 （５） 上記（３）において、所望枚数積層した上記テ
ィース主部の厚さ方向両端にカシメ部を有し溝を無くし
た端板を備えたことを特徴とする。
【０００６】ヨークに対してティース又はティース主部
に対してティース頭部を分割構造としたことにより、換
言すれば従来の如く一体打ち抜き構造としなかったこと
により、ティース主部の形状に対応して作られた絶縁ボ
ビン（図示省略）に巻線を予め巻回したものを分割され
たティース主部にはめ込むことができて、巻線作業や成
形が極めて簡単となり、更に巻線量も多くできて占積率
が向上する。
に対してティース頭部を分割構造としたことにより、換
言すれば従来の如く一体打ち抜き構造としなかったこと
により、ティース主部の形状に対応して作られた絶縁ボ
ビン（図示省略）に巻線を予め巻回したものを分割され
たティース主部にはめ込むことができて、巻線作業や成
形が極めて簡単となり、更に巻線量も多くできて占積率
が向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の実施の形態につ
いて例示して説明する。なお、図６におけるヨーク１、
ティース２の符号はそのまま用いる。図１は、ヨーク１
とティース主部２ａとを一体に打ち抜いて形成し、ティ
ース頭部２ｂを別に打ち抜いて形成した構造を示し、テ
ィース主部２ａとティース頭部２ｂとを分割構造とした
ものである。この場合、ティース主部２ａの先端は台形
溝２ｃが形成され、この台形溝２ｃに対応してティース
頭部２ｂには台形突起２ｄが形成されている。しかも、
の台形溝２ｃと台形突起２ｄとの関係は、台形溝２ｃに
台形突起２ｄを狭い溝開口から押込み嵌入させられるよ
うに、台形溝２ｃのすぼまり具合及び台形突起２ｄの先
太の具合が緩い傾斜となるように選定されている。図１
では（ｂ）にて台形突起２ｄを台形溝２ｃに押込み中の
状態を示し、（ａ）にて押込みが完了して嵌合した状態
を示している。なお、押込みによる挿入接合を容易とす
るため、図１（ａ）に示す如く案内カット面２ｅを設け
ている。
いて例示して説明する。なお、図６におけるヨーク１、
ティース２の符号はそのまま用いる。図１は、ヨーク１
とティース主部２ａとを一体に打ち抜いて形成し、ティ
ース頭部２ｂを別に打ち抜いて形成した構造を示し、テ
ィース主部２ａとティース頭部２ｂとを分割構造とした
ものである。この場合、ティース主部２ａの先端は台形
溝２ｃが形成され、この台形溝２ｃに対応してティース
頭部２ｂには台形突起２ｄが形成されている。しかも、
の台形溝２ｃと台形突起２ｄとの関係は、台形溝２ｃに
台形突起２ｄを狭い溝開口から押込み嵌入させられるよ
うに、台形溝２ｃのすぼまり具合及び台形突起２ｄの先
太の具合が緩い傾斜となるように選定されている。図１
では（ｂ）にて台形突起２ｄを台形溝２ｃに押込み中の
状態を示し、（ａ）にて押込みが完了して嵌合した状態
を示している。なお、押込みによる挿入接合を容易とす
るため、図１（ａ）に示す如く案内カット面２ｅを設け
ている。
【０００８】図２は、図１の変形例であり、図１のティ
ース頭部２ｂの台形突起２ｄを台形とすることなく矩形
とし、矩形両側に爪２ｆを有すると共に、この矩形突起
２ｄに対応する矩形溝２ｃに爪２ｆに対応して切欠き空
隙２ｇを形成したものである。この場合、ティース主部
２ａへのティース頭部２ｂの接合は、ティース頭部２ｂ
を板厚方向から嵌め込むようにする。爪２ｆにより溝開
口側から押込みができないからである。なお、本例にお
いても所定の傾斜を有する溝及び突起としても良い。
ース頭部２ｂの台形突起２ｄを台形とすることなく矩形
とし、矩形両側に爪２ｆを有すると共に、この矩形突起
２ｄに対応する矩形溝２ｃに爪２ｆに対応して切欠き空
隙２ｇを形成したものである。この場合、ティース主部
２ａへのティース頭部２ｂの接合は、ティース頭部２ｂ
を板厚方向から嵌め込むようにする。爪２ｆにより溝開
口側から押込みができないからである。なお、本例にお
いても所定の傾斜を有する溝及び突起としても良い。
【０００９】図３は、図１の他の変形例であり、ティー
ス頭部２ｂが挿入されるティース主部２ａにあって、所
望厚さに積層したティース主部２ａの厚さ方向両側に溝
がなくカシメ部を有する端板２ｈを備え、接合固定に際
して強化を図ったものである。なお、この端板２ｈの設
置は図２の例にも応用できる。
ス頭部２ｂが挿入されるティース主部２ａにあって、所
望厚さに積層したティース主部２ａの厚さ方向両側に溝
がなくカシメ部を有する端板２ｈを備え、接合固定に際
して強化を図ったものである。なお、この端板２ｈの設
置は図２の例にも応用できる。
【００１０】図４、図５は、図１〜図３の例とは異な
り、ティース頭部とティース主部とは一体に形成しティ
ース２とヨーク１とを別体に打ち抜いたものである。こ
の場合、ティース２の基部に台形溝２ｃを形成しヨーク
１にこの台形２ｃとはまり合う台形突起１ｄを形成した
ものである。そして、台形溝２ｃ、台形突起１ｄは前述
の例と同様ゆるやかな傾斜となっている。なお、この図
４においても図２と同様の構成つまり矩形溝と矩形突
起、爪と切欠き空隙により形成することができる。
り、ティース頭部とティース主部とは一体に形成しティ
ース２とヨーク１とを別体に打ち抜いたものである。こ
の場合、ティース２の基部に台形溝２ｃを形成しヨーク
１にこの台形２ｃとはまり合う台形突起１ｄを形成した
ものである。そして、台形溝２ｃ、台形突起１ｄは前述
の例と同様ゆるやかな傾斜となっている。なお、この図
４においても図２と同様の構成つまり矩形溝と矩形突
起、爪と切欠き空隙により形成することができる。
【００１１】図５は図４の変形例で、所望厚さに積層さ
れたティース２の厚さ方向両側に溝が無くカシメ部を有
する端板２ｈを備え、接合固定に際して強化を図ったも
のである。
れたティース２の厚さ方向両側に溝が無くカシメ部を有
する端板２ｈを備え、接合固定に際して強化を図ったも
のである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の効果を有する。 （１） 巻線作業が容易になり、かつ整列巻ができるの
で、巻線の占積率が向上し巻線抵抗が減少するので銅損
が低下する。また巻線と鉄心間の密着度が増し熱伝達も
向上するので温度上昇が低下する。その結果、小型化、
高効率化がはかれる。 （２） ティース頭部またはティースは突起と溝で嵌合
するようにしたことで、組立作業は容易で、かつ高い結
合力を保持できる。 （３） ティース頭部またはティースは緩い傾斜をもっ
た台形状の溝で嵌合することで、嵌合する方向の自由度
が増し組立作業が容易になる。 （４） 積層コア両端面に端板をつけることで、接合面
のズレを防止できる。
の効果を有する。 （１） 巻線作業が容易になり、かつ整列巻ができるの
で、巻線の占積率が向上し巻線抵抗が減少するので銅損
が低下する。また巻線と鉄心間の密着度が増し熱伝達も
向上するので温度上昇が低下する。その結果、小型化、
高効率化がはかれる。 （２） ティース頭部またはティースは突起と溝で嵌合
するようにしたことで、組立作業は容易で、かつ高い結
合力を保持できる。 （３） ティース頭部またはティースは緩い傾斜をもっ
た台形状の溝で嵌合することで、嵌合する方向の自由度
が増し組立作業が容易になる。 （４） 積層コア両端面に端板をつけることで、接合面
のズレを防止できる。
【図１】本発明の実施の形態の一例の構成図。
【図２】図１の変形例の構成図。
【図３】図１の他の変形例の構成図。
【図４】実施の形態の他の例の構成図。
【図５】図４の変形例の構成図。
【図６】従来のコアシートの一例の構成図。
１ ヨーク ２ ティース ２ａ ティース主部 ２ｂ ティース頭部 ２ｃ 台形溝（矩形溝） ２ｄ 台形突起（矩形突起） ２ｅ 案内カット面 ２ｆ 爪 ２ｇ 切欠き空隙 ２ｈ 端板 ３ コイル
Claims (5)
- 【請求項１】 ヨークから複数のティースが等配に突出
するアウタロータモータの固定子鉄心において、 上記ヨークには台形突起を形成しこのヨークに対して分
割構造のティースに上記台形突起に対応する台形溝を形
成し、この台形溝には上記台形突起を狭い溝開口から押
込み嵌合させることを特徴とするアウタロータモータの
固定子鉄心。 - 【請求項２】 所望枚数積層した上記ティースの厚さ方
向両端にカシメ部を有し台形溝を無くした端板を備えた
ことを特徴とする請求項１記載のアウタロータモータの
固定子鉄心。 - 【請求項３】 ヨークから複数のティースが等配に突出
するアウタロータモータの固定子鉄心において、上記ヨ
ークと一体に形成したティース主部に溝を形成し、この
ティース主部に対し分割構造のティース頭部に上記溝に
対する突起を形成したことを特徴とするアウタロータモ
ータの固定子鉄心。 - 【請求項４】 上記溝は台形溝であり上記突起は台形突
起であって上記台形溝には上記台形突起を狭い溝開口か
ら押し込み嵌合すること、及び上記溝には切欠き空隙を
有しこの切欠き空隙に対して上記突起には爪を有して厚
さ方向から嵌入すること、のいずれかの構造としたこと
を特徴とする請求項３記載のアウタロータモータの固定
子鉄心。 - 【請求項５】 所望枚数積層した上記ティース主部の厚
さ方向両端にカシメ部を有し溝を無くした端板を備えた
ことを特徴とする請求項３記載のアウタロータモータの
固定子鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30262596A JPH10145990A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | アウタロータモータの固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30262596A JPH10145990A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | アウタロータモータの固定子鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10145990A true JPH10145990A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17911243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30262596A Pending JPH10145990A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | アウタロータモータの固定子鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10145990A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-11-14 JP JP30262596A patent/JPH10145990A/ja active Pending
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