JPH0628931Y2 - 磁石発電機用固定子 - Google Patents

磁石発電機用固定子

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JPH0628931Y2
JPH0628931Y2 JP1984138704U JP13870484U JPH0628931Y2 JP H0628931 Y2 JPH0628931 Y2 JP H0628931Y2 JP 1984138704 U JP1984138704 U JP 1984138704U JP 13870484 U JP13870484 U JP 13870484U JP H0628931 Y2 JPH0628931 Y2 JP H0628931Y2
Authority
JP
Japan
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wire harness
wire
stator
lead
cord
Prior art date
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Application number
JP1984138704U
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English (en)
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JPS6165871U (ja
Inventor
三男 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Publication date
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁石発電機に用いる固定子に関するものであ
る。
[従来の技術] 内燃機関に取付けられる磁石発電機用の固定子として、
第4図に示すように、環状の継鉄部1aの外周部から放
射方向に多数の突極部1b、1b…を突出させた環状星
形の多極固定子鉄心1と、該固定子鉄心の各突極部に巻
装された発電コイル2とからなるものが用いられてい
る。突極部1b,1b,…に巻装された発電コイル2,
2,…は所定の相数に結線されるか、または特定の発電
コイルを内燃機関用点火装置、バッテリ充電回路、ラン
プ等の特定の負荷に個別に接続し得るように結線されて
いる。このように結線された発電コイル2,2,…から
引出された複数本の引出線3,3,…はワイヤハーネス
(複数本のコードを束ねたもの)4を構成するコード
5,5,…に接続される。コード5,5,…と引出線
3,3,…との接続は半田付または圧着によるが、一般
には、第3図に示すように、コード5の芯線と引出線3
の芯線とをスリーブ状の圧着端子金具6内に同方向から
挿入して該端子金具6を押し潰す、いわゆるピグテール
方式がとられ、コード5と引出線3との接続部に絶縁チ
ューブ7が被される。コード5,5,…と引出線3,
3,…との接続部は所定の位置に位置決めされて糸8に
より近傍のコイル2に縛り付けられる。この例に示した
ワイヤハーネス4はコード5,5,…を束ねて絶縁被覆
チューブ4Aにより被覆したものからなっていて、この
ワイヤハーネスは固定子鉄心1に固定されたクランプ金
具9によりクランプされて外部に引出され、該ワイヤハ
ーネスを構成するコード5,5,…の外端部にコネクタ
10が取付けられる。コード5,5,…と引出線3,
3,…との接続部を糸8により縛っただけでは、振動等
により糸が緩んだり外れたりした場合にコード5または
引出線3が回転子に緩衝する虞れがあるため、糸8で縛
った部分及びチューブ7に接着剤を塗布して加熱硬化さ
せていた。
上記固定子は固定子鉄心1の継鉄部1aに設けた取付け
孔1cに挿入したボルトを機関側に設けられた図示しな
い取付け部に螺入することにより機関に取付けられ、機
関の回転軸に取付けられた磁石回転子(図示せず。)の
磁極が固定子鉄心1の突極部1b,1b,…の先端の磁
極部に所定のギャップを介して対向せしめられる。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の構造では、ワイヤハーネス4のコード5と発電コ
イル2からの引出線3との接続部を糸8で縛る作業が必
要であるため、作業が面倒であり、また接着剤の塗布と
加熱硬化とを必要とするため製造工数が増大し、製造能
率が低下するのを避けられない。更にこの種の固定子に
おいては、該固定子が取付けられる機関側の規格に合う
ように、固定子からのワイヤハーネス4の引出寸法aの
ばらつきを極力少なくすることが必要であるが、上記従
来の固定子においてワイヤハーネス4の引出寸法aの精
度を高めるためには、各コード5と引出線3との接続部
の位置を正確に定める必要があり、そのため発電コイル
2からの各引出線3の寸法とワイヤハーネスの寸法公差
とを正確に管理する必要があって甚だ面倒であった。こ
れらの理由により、従来の磁石発電機用固定子はその組
立ての作業性及び量産性が悪く、コストが高くなるとい
う問題があった。
本考案の目的は、組立ての作業性及び量産性を高めた磁
石発電機用固定子を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、固定子鉄心と該固定子鉄心に巻装された発電
コイルと、前記発電コイルから引出された複数の引出線
にそれぞれ接続されたコードを束ねたワイヤハーネス
と、前記ワイヤハーネスを前記固定子鉄心に固定するク
ランプ具とを備えた磁石発電機用固定子においてワイヤ
ハーネスの引出構造を改良したものであり、本考案にお
いては、前記ワイヤハーネスが前記引出線との接続部付
近で折返され、折返されたワイヤハーネスと前記引出線
とコードとの接続部付近とが一括して前記クランプ具に
よりクランプされている。
[考案の作用] 上記のように、ワイヤハーネスを引出線との接続部付近
で折返して、折返されたワイヤハーネス及び引出線とコ
ードとの接続部付近をクランプ具により一括してクラン
プすると、ワイヤハーネスを構成するコードと発電コイ
ルからの引出線との接続部を糸で縛る必要がなく、また
接着剤の塗布も不要になるので、組立ての作業性を向上
させて量産性を高めることができる。
またワイヤハーネスを折返すことにより、折返し部にた
るみができるので、クランプを行う前にこのたるみを利
用してワイヤハーネスの引出寸法を容易に調整すること
ができる。従って、発電コイルからの引出線の寸法やワ
イヤハーネスの寸法公差を厳密に管理しなくても、ワイ
ヤハーネスの引出寸法を正確に定めることができる。
[実施例] 以上添附図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示したもので、
同図において第4図の各部と同等な部分には同一の符号
を付してある。本実施例において、環状星形の固定子鉄
心1の各突極部1b,1b,…に発電コイル2が巻回さ
れている点、発電コイル2,2,…から複数本の引出線
3が引出されている点及び引出線3,3,…にそれぞれ
ワイヤハーネス4のコード5が第3図に示すピグテール
方式により接続されている点は第4図に示した例と同様
である。
本考案においては、ワイヤハーネス4が引出線3との接
続部付近で折返され、折返されたワイヤハーネス4と、
引出線3とワイヤハーネスのコード5との接続部付近
(図示の例ではチユーブ7により覆われた部分の略中
央)とが一括してクランプ金具9によりクランプされて
いる。クランプ金具9は固定子鉄心1の継鉄部1aにリ
ベット、溶接等により固定された基部9aと、該基部9
aから起立したクランプ腕部9bとを有する公知のもの
で、折返されたワイヤハーネス4及び引出線3とコード
5との接続部(チユーブ7により覆われた部分)を抱持
するようにクランプ腕部9bを湾曲変形させることによ
りワイヤハーネス4及び引出線3とコード5との接続部
を一括してクランプするようになっている。
上記実施例において、ワイヤハーネス4の接続を行う際
には、先ず第1図に鎖線で示したように、ワイヤハーネ
ス4のコード5の先端をコイルからの引出線3の先端と
同じ向きに向けた状態に配置し、この状態で、第3図に
示すように引出線3の芯線とコード5の芯線とを圧着端
子金具6内に挿入する。次いで該金具6を加圧変形させ
て圧着し、圧着端子金具6を含む引出線3とコード5と
の接続部に絶縁チューブ7を被せる。この際、各コード
5と引出線3とを接続する端子金具6がクランプ金具9
の略中心位置付近に位置するように配慮する。その後、
絶縁チューブ7を被せた部分(端子金具6の部分が好ま
しい。)をクランプ金具9のクランプ腕部9bに当てが
い、ワイヤハーネス4を第1図に実線で示した向きに折
返す。この状態でワイヤハーネスのコード5のU字状折
返し部5A(第2図参照)のたるみを調整しながらワイ
ヤハーネス4の引出寸法を調整し、引出寸法を所定値に
調整した後にクランプ金具9のクランプ腕部9bを変形
させて、第2図に示したように折返したワイヤハーネス
4を引出線3とコード5との接続部とともにクランプす
る。
第4図に示した従来の固定子では、ワイヤハーネス4の
引出寸法aの公差が発電コイルからの引出線の寸法公差
とワイヤハーネス4の寸法公差との和になるが、本考案
においては、引出線及びワイヤハーネスの寸法公差の如
何に係わり無くワイヤハーネスの折返し部でのコード5
のたるみを利用してワイヤハーネス4の引出寸法aを無
理なく調整することができるので、ワイヤハーネスの引
出寸法の公差を従来の約1/2程度に小さくすることが
可能である。
尚上記実施例では、引出線3とコード5とを同じ向きに
向けて配置しているが、引出線3とコード5とを相異な
る方向に向けて配置してもよいのは勿論である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、ワイヤハーネスを引出
線との接続部付近で折返して、折返されたワイヤハーネ
ス及び引出線とコードとの接続部付近をクランプ具によ
り一括してクランプするので、ワイヤハーネスを構成す
るコードと発電コイルからの引出線との接続部を糸で縛
る必要がなく、また接着剤の塗布も不要になるので、組
立ての作業性を向上させて量産性を高めることができ
る。
またワイヤハーネスを折返すことにより生じたコードの
たるみを利用して、クランプを行う前にワイヤハーネス
の引出寸法を容易に調整することができるので、発電コ
イルからの引出線の寸法やワイヤハーネスの寸法公差を
厳密に管理しなくても、ワイヤハーネスの引出寸法を正
確に定めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した正面図、第2図は同
実施例におけるワイヤハーネスのクランプ部付近を拡大
して示した側面図、第3図はワイヤハーネスを構成する
コードと発電コイルからの引出線とを接続する接続部の
構造を示した断面図、第4図は従来例を示した正面図で
ある。 1……固定子鉄心、2……発電コイル、3……発電コイ
ル2からの引出線、4……ワイヤハーネス、5……ワイ
ヤハーネスを構成するコード、6……圧着端子金具、9
……クランプ金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心と該固定子鉄心に巻装された発
    電コイルと、前記発電コイルから引出された複数の引出
    線にそれぞれ接続されたコードを束ねたワイヤハーネス
    と、前記ワイヤハーネスを前記固定子鉄心に固定するク
    ランプ具とを備えた磁石発電機用固定子において、前記
    ワイヤハーネスは前記引出線との接続部付近で折返さ
    れ、折返されたワイヤハーネス及び前記引出線とコード
    との接続部付近が一括して前記クランプ具によりクラン
    プされていることを特徴とする磁石発電機用固定子。
JP1984138704U 1984-09-14 1984-09-14 磁石発電機用固定子 Expired - Lifetime JPH0628931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984138704U JPH0628931Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14 磁石発電機用固定子

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6165871U JPS6165871U (ja) 1986-05-06
JPH0628931Y2 true JPH0628931Y2 (ja) 1994-08-03

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230452Y2 (ja) * 1980-06-13 1987-08-05
JPS57149654U (ja) * 1981-03-16 1982-09-20

Also Published As

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JPS6165871U (ja) 1986-05-06

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