JP3198565B2 - スタータ用モータ - Google Patents

スタータ用モータ

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JP3198565B2
JP3198565B2 JP30312091A JP30312091A JP3198565B2 JP 3198565 B2 JP3198565 B2 JP 3198565B2 JP 30312091 A JP30312091 A JP 30312091A JP 30312091 A JP30312091 A JP 30312091A JP 3198565 B2 JP3198565 B2 JP 3198565B2
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shunt coil
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信行 林
哲夫 今西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのスータ用モ
ータに関し、そのシャントコイルの端末の接続と保持構
造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、無負荷時の異常高速回転によ
る機械的破損(スタータのピニオンギアの破損等)を防
止するために、直巻コイル(以下、フィールドコイルと
呼ぶ)のほかに補助の分巻コイル(以下、シャントコイ
ルと呼ぶ)を設けた複巻式のコイルを使用したエンジン
のスタータ用モータがある。
【0003】この場合、特公昭63−154055号公
報に記載されているように、それぞれのフィールドコイ
ルおよびシャントコイルを接続するための渡り細部が必
要であり、またエンジンの多大な振動に対して信頼性を
確保するためには、剛性を高くする必要があった。特に
シャントコイルはフィールドコイルに比べて断面積が小
さいため、別の太い端末線を接続し、さらにターミナル
を接続して、ブラシ等へ電気的に接続するとともに、端
末部を固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は多大な工数と部品点数を必要とし、信頼性に欠
ける問題点があり、量産品には適用できなかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、シャントコイ
ルの端末の接続と保持に付き、工数の大幅な低減と、耐
震性及び絶縁性を確保した信頼性の高いエンジンのスタ
ータ用モータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスタータモータ
は、請求項1においては、内周部に複数個のフィードコ
イルとシャントコイルを配置した筒状のヨークを備え、
前記フィールドコイルの端末部を保持する略環状の絶縁
樹脂よりなるインシュレータが前記ヨークの内周部に嵌
合されるエンジンのスタータモータにおいて、前記イン
シュレータ上に前記シャントコイルを電気的に接続する
ターミナルを保持固定する突起部を設けるとともに、前
記突起部に、前記シャントコイルの端末付近部を保持固
定する溝を設けたことを特徴とする構成を採用してい
る。また、請求項2においては、前記突起部を加熱加工
もしくは超音波加工等することによって、前記突起部か
らの前記ターミナル及び前記シャントコイル端末部の移
動を規制することを特徴とする構成を採用している。
【0007】
【作用】上記構成により、シャントコイルの端末はイン
シュレータにより強固に保持されるとともに、シャント
コイルを電気的に接続するターミナル自体も同時に、強
固に固定される。さらに、フィールドコイル端末を保持
固定するインシュレータ上に一体に突起部を形成し、同
一部分でシャントコイルの端末とターミナルを固定した
から、部品点数を増やすことなく、また同時加工が可能
となる。
【0008】
【発明の効果】本発明のスタータモータは、請求項1で
はシャントコイルをターミナルとともに強固にインシュ
レータに保持でき、かつインシュレータが樹脂で構成さ
れているため、コイルとの当接部分がコイルに食い込む
ことなく、繰り返しの振動応力に対して信頼性の高いス
タータがえられる。またこのため、剛性を確保するため
の特別な、太い端末線が必要でなくなり、細いシャント
コイル線を直接に、ターミナルに溶接することが出来、
大幅に工数を低減できる。
【0009】さらに、請求項2では、弾性を利用した組
付けと、軸方向で溶接、かしめ加工されるため、精度良
い位置決めにより、信頼性の高い工程で自動化ができ
る。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に示し、図2
は図1の要部正面図、図3は図2のA−A断面図、図4
は図2のB−B断面図である。スタータ用モータのヨー
ク5は図4に示すように磁性材料により円筒状に形成さ
れており、内部に四個のポールコア6が溶接により取り
付けられている。ポールコア6およびヨーク5の内周面
はエポキシ樹脂などの一次絶縁層71が設けられてい
る。
【0011】ポールコア6には断面積の小さい絶縁皮膜
付の丸形細単線からなるシャントコイル3が巻装され、
このシャントコイル3は切断されることなく連続して4
個のポールコア6に巻装されている。シャントコイル3
より断面積の大きい絶縁皮膜付線を複数本束ねたフィー
ルドコイル1は、シャントコイル3の外周に巻装され、
図1に示すそれぞれ端末部11,12にて、ブラシ8に
接続される。他の端末部13,14はコネクタバー9に
接続され、リード線10を介して、図示されないバッテ
リに接続される。
【0012】略環状のナイロンなどの熱可塑性樹脂から
なるインシュレータ2はヨーク5の内周に挿入されヨー
ク5のインロー部51上のかしめ部分511でかしめて
あり、ヨーク5に固定される。このインシュレータ2に
は、フィールドコイル端末部11,12,13,14を
挿入する溝21が設けられており、その入口部211は
熱かしめなどで、コイル端末部11,12,13,14
を保持する側に変形させてある。
【0013】シャントコイル3,フィールトコイル1は
巻装後、例えば、コイル自身に通電し加熱してエポキシ
粉体を溶融付着させるなどで形成された、図4に示す2
次絶縁層72により、ヨーク5,ポールコア6に対して
絶縁,固定されている。
【0014】インシュレータ2には、図2にその要部を
示すように軸方向に延びる突起22があり、その内側に
溝231,232が設けられており、シャントターミナ
ル41の前記インシュレータの突起22の外径より僅か
に小さい穴411にこの突起部22を嵌合させること
で、シャントターミナル41を弾性的に保持している。
【0015】シャントターミナル41の他方の孔415
も同様にインシュレータ2の突起23に嵌合され、シャ
ントターミナル41の突起22に対する回転を規制して
いる。なお、溝232はシャントコイル3の線径より僅
かに幅が狭く、また中間部233では僅かに幅が広く成
形されている。
【0016】シャントコイル3の巻き始め端末部31は
ヨーク5から、インシュレータ2の開口部24より引き
出され、突起部の溝232に挿入され、中間部で233
にて、溝232の方向には移動可能に、溝232と直角
方向には移動が規制されている。また、シャントコイル
3の巻き始め端末部31の先端は、シャントターミナル
41からヨーク5の内径方向に張り出した接続部412
にて溶接され、電気的に接続されている。シャントター
ミナル41の第2の接続部413は、ヨーク5のインロ
ー部51に溶接され接地される。
【0017】シャントコイル3の巻き終わりの端末部3
2も同様に第2のシャントターミナル42に溶接接続さ
れる。第2のシャントターミナル42の第2の接続部4
23はコネクタバー9に接続され、リード線10を介し
てバッテリーに接続される。
【0018】図4は、シャントターミナル41の接続部
412部分で折り曲げた状態を示し、ポールコア6の内
径に挿入される図示しないアーマチャとに干渉を避けて
いる。また折り曲げ方向が溶接側のため、溶接時に発生
したシャントコイル端末部31の引っ張り応力を緩和
し、適度の弛みを確保している。さらにシャントコイル
端末部31は溝232の軸方向に移動できるため、折り
曲げによる、シャントコイル31の著しい変形を防止で
きる。
【0019】さらに、図4に示すようにインシュレータ
2の突起部22は溝231,232の開口部側から、加
熱加工により変形させられ、溝233とシャントコイル
端末部31との隙間を埋めるとともに、シャントターミ
ナル41とシャントコイル端末部31をインシュレータ
2に強固に固定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す正面図。
【図2】本発明の一実施例の加工途中を示す要部正面
図。
【図3】図2のA−A線に沿ったインシュレータ突起部
の断面図。
【図4】図2のB−B線に沿った加工後の断面図。
【符号の説明】
1 フィールドコイル 2 インシュレータ 22 突起部 231 第1の溝 232 第2の溝 3 シャントコイル 32 巻き終り端末部 41 シャントターミナル 42 第2のシャントターミナル 5 ヨーク 6 ポールコア 71 一次絶縁層 72 二次絶縁層 8 ブラシ 9 コネクタバー 10 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に複数個のポールコアを配置し、
    そのそれぞれのポールコアの外周にフィールドコイルと
    シャントコイルを配置した筒状のヨークを備え、前記フ
    ィールドコイルの端末部を保持する略環状の絶縁樹脂よ
    りなるインシュレータが前記ヨークの内周部に嵌合され
    るエンジンのスタータモータにおいて、 前記インシュレータ上に前記シャントコイルを電気的に
    接続するターミナルを保持固定する突起部を設けるとと
    もに、前記突起部に、前記シャントコイルの端末付近部
    を保持固定する溝を設けたことを特徴とするスタータ用
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記突起部を加熱加工もしくは超音波加
    工等をすることによって、前記突起部からの前記ターミ
    ナルおよび前記シャントコイル端末付近部の移動を規制
    することを特徴とする請求項1記載のスタータ用モー
    タ。
JP30312091A 1991-11-19 1991-11-19 スタータ用モータ Expired - Lifetime JP3198565B2 (ja)

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JPH05141332A JPH05141332A (ja) 1993-06-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996016268A1 (en) * 1994-11-24 1996-05-30 Nippondenso Co., Ltd. Starter with planetary reduction gear mechanism
US5737964A (en) * 1994-11-24 1998-04-14 Nippondenso Co., Ltd. Starter with planetary gear speed reduction mechanism
JP4910739B2 (ja) * 2007-02-07 2012-04-04 株式会社デンソー 回転電機

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