JPH0424783Y2 - - Google Patents

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JPH0424783Y2
JPH0424783Y2 JP5279486U JP5279486U JPH0424783Y2 JP H0424783 Y2 JPH0424783 Y2 JP H0424783Y2 JP 5279486 U JP5279486 U JP 5279486U JP 5279486 U JP5279486 U JP 5279486U JP H0424783 Y2 JPH0424783 Y2 JP H0424783Y2
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coil
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁石発電機の固定子を構成する電機
子に関するものである。
[従来の技術] 磁石発電機用の電機子は、磁石回転子の磁極に
対向する磁極部を有する電機子鉄心と、この電機
子鉄心に装着されたボビンに巻回された発電コイ
ルとにより構成されるが、この種の電機子におい
ては、発電コイルの途中からタツプが引出される
場合がある。第6図は磁石発電機用電機子に設け
られる発電コイルの結線の一例を示したもので、
この例では3つの発電コイルW1ないしW3が直列
に接続され、発電コイルW1の途中からタツプT
が引出されている。
従来発電コイルの途中からタツプを引出す場合
には、発電コイルの巻回途中でコイル導体の一部
を外部に長く引出し、この外部に引出した導体を
タツプ口出し導体としていた。従来の磁石発電機
用電機子におけるタツプの引出し方法を示すと第
7図及び第8図に示す通りで、同図において1は
コイル巻装部1aの端部に磁石回転子の磁極に対
向する磁極部1bを有する電機子鉄心、2は電機
子鉄心のコイル巻装部1aに装着されたボビン、
Wはボビン2に巻回された発電コイルである。3
は発電コイルWの巻回途中でコイル導体の一部を
外部に引出すことにより形成したタツプ口出し導
体で、このタツプ口出し導体3はコイルの巻回後
に切断箇所aで所定寸法に切断されて、第8図に
示すように圧着端子4または半田付けにより外部
導出リード線5に接続されている。タツプ口出し
導体3と外部導出リード線5との接続部は絶縁保
護チユーブ6等で覆われるか、または鉄心1に固
定されたグロメツトに挿入されて固定される。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のタツプ引出し構造では、タツプ口出し導
体3を長く引出して所定の長さに切断してから外
部導出リード線5を接続するため、口出し導体3
の寸法合せ、口出し導体3の切断、絶縁被覆の除
去、外部導出リード線の接続及び保護チユーブの
取付け作業を順次行う必要があり、タツプの引出
しのための工数が非常に多くなるという問題があ
つた。また上記のようにタツプ口出し線を長く引
出すと、タツプを引出すコイルの巻回作業の自動
化が困難になるという問題もあつた。
本考案の目的は、タツプ口出し導体の切断作業
を省略して工数の削減を図るとともに、外部導出
リード線の導出寸法の安定化を図ることができる
ようにした磁石発電機用電機子を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、磁石回転子の磁極に対向する磁極部
を有する電機子鉄心と、電機子鉄心に装着された
ボビンにコイル導体を巻回することにより構成さ
れた発電コイルとを備え、発電コイルの途中から
タツプを引出して該タツプに外部導出リード線を
接続してなる磁石発電機用電機子のタツプの引出
し構造を改良したものである。本考案において
は、ボビンの鍔部に一体に導体位置決め部が設け
られ、発電コイルのタツプにつながるターンは該
ターンを構成するコイル導体の一部が導体位置決
め部を経由してコイル内に戻るように巻回されて
いる。そしてこのコイル導体の一部は導体位置決
め部により位置決めされ、該導体位置決め部に位
置決めされたコイル導体の一部に外部導出リード
線が接続されている。
[考案の作用] 上記のように構成すると、タツプ口出し線を長
く引出す必要が無く、コイルを巻回する途中で所
定のターンの導体をコイル外に導いて導体位置決
め部を経由させるだけでよいため、タツプを引出
すコイルの巻回作業の自動化を容易に図ることが
できる。また外部導出リード線との接続に際して
コイル導体を切断する必要がないため、コイル導
体の寸法合せや切断作業を行う必要がなく、タツ
プ引出し作業の工数の削減を図ることができる。
更に、外部導出リード線は導体位置決め部により
位置決めされたコイル導体の一部に接続されるた
め、外部導出リード線を接続する個所を一定にし
て外部導出リード線の導出寸法を一定にすること
ができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、同
図において10は所定の形状に打抜いた鋼板を積
層してなる電機子鉄心である。この電機子鉄心1
0は、正方形の角部を落した形状の輪郭を有する
環状の継鉄部11と、この継鉄部11から等角度
間隔で(この例では90度間隔で)放射状に突出し
た4個のコイル巻装部12と、各コイル巻装部1
2の先端に形成された磁極部13とを一体に有
し、磁極部13の磁極面(外周面)が図示しない
磁石回転子の磁極に所定のギヤツプを介して対向
させられる。継鉄部11には取付け孔11aが設
けられ、この取付け孔に挿入されたボルトが図示
しない取付け部に設けられたネジ孔に螺入されて
電機子鉄心10が取付け部に固定される。継鉄部
11の内側の孔11bは図示しない磁石回転子の
回転軸をゆるく貫通させるために用いられる。
上記電機子鉄心10には合成樹脂の成形品から
なるボビン15が取付けられている。このボビン
15は各コイル巻装部を覆う胴部と該胴部の両端
に形成された鍔部15a,15bとからなる巻枠
部を継鉄部11の外面に沿うように配設される連
結部15cで一体に連結した構造を有している。
このボビン15は2つ割りに形成されて鉄心10
に嵌着されるか、または成形時に鉄心10に一体
に取付けられる。
電機子鉄心10の4つのコイル巻装部12には
上記ボビン15を介して発電コイルW1ないしW4
が巻回され、これらの発電コイルの内1つの発電
コイルW1からタツプが引出される。
ボビン15には導体位置決め部16が一体に設
けられる。本実施例においては発電コイルW1
巻回されるコイル巻装部12の近くに位置させ
て、電機子鉄心11の端面に当接する板状部15
dがボビン15と一体に設けられ、発電コイル
W1の端部に位置するボビンの鍔部15aと板状
部15dとに跨つて、導体位置決め部16が配設
されている。第3図A,B及び第4図に示したよ
うに、本実施例の導体位置決め部16は発電コイ
ルW1の軸線方向に対して直角な方向に開口する
開口部16aを有する箱形の形状を有し、この導
体位置決め部16の相対する側壁には、該位置決
め部16の開口部16a側から発電コイルW1
軸線方向と直角な方向に伸びる1対の導体挿入溝
16b,16bが設けられている。各導体挿入溝
16bの開口部16a側の端部付近の幅を徐々に
広くするように各導体挿入溝の開口部16a側の
端部付近にテーパを付けてあり、これにより導体
挿入溝16b,16b内への導体の挿入を容易に
している。また本実施例では、導体位置決め部1
6の両側に位置させて、鍔部15aに導体挿入溝
16b,16bと平行に伸びる溝15a1,15a1
を設けてあり、発電コイルW1の巻回途中でタツ
プにつながるターンの一部を構成するコイル導体
17をタツプ口出し導体として溝15a1,15a1
を通して溝16b,16b内に挿入するようにな
つている。本実施例ではまた導体位置決め部16
内に柱状の導体支持部16c(第3図参照)が設
けられている。この導体支持部16cはその先端
が溝16b,16bの底部と面一を成すように設
けられ、第3図A、Bに見られるように、導体挿
入溝16b,16b内に挿入された導体17が導
体支持部16cに当接されて支持されるようにな
つている。
上記導体位置決め部16の中空部内には、第4
図に示されたコネクタの雌形接触子18が挿入さ
れる。雌形接触子18は略U字形に形成された導
体片からなり、該導体片の相対する側壁部18
A,18Bには1対の溝18a,18aが設けら
れている。雌形接触子18を構成する導体片の底
部18Dには上記溝18a,18aを連絡するよ
うに溝18bが設けられ、この溝18bの幅寸法
は導体支持部16cをゆるく嵌合させ得る大きさ
に設定されている。溝18a,18aは導体位置
決め部16の溝16b,16bに整合し得るよう
に設けられ、導体位置決め部16の中空部内に接
触子18を挿入した際に導体挿入溝16b,16
bの端部に位置する導体17が接触子18の溝1
8a,18a内に係入されるようになつている。
溝18a,18aの幅寸法は導体17の外径寸法
より小さく設定され、導体17が溝18a,18
a内に係入された際に導体17の絶縁被覆が溝1
8a,18aの内面によりこすられて剥ぎ取られ
るようになつている。溝18a,18aの端部に
は導体17を弾発的に係入させる拡大径部18c
が設けられ、接触子18を導体位置決め部16内
に一杯に挿入した状態で導体17が拡大径部18
cにきつく嵌合して、該拡大径部18cの内面と
絶縁被覆が剥ぎ取られた導体17とが電気的に接
続されるようになつている。
接触子18にはまたその一方の側壁部18Aの
先端から折返された舌状の接触子片18dが設け
られ、この接触子片18dと接触子18の他方の
側壁部18Bとの間に雄形接触子19が係入され
るようになつている。
雄形接触子19はタツプに接続される外部導出
リード線20の端部に接続され、導体位置決め部
16に雌形接触子18が取付けられた後に該接触
子18の接触子片18dと側壁部18Bとの間に
係入される。
本実施例ではまたボビンに一体に設けられた板
状部15dに、上記導体位置決め部16と同様に
構成された他の導体位置決め部21,22が設け
られて、これらの導体位置決め部にも前記と同様
の雌形接触子が配設され、導体位置決め部21に
配設された雌形接触子には発電コイルW1の端末
部23と外部導出リード線24に接続された雄形
接触子25が、また導体位置決め部22に配設さ
れた雌形接触子には発電コイルW2の端末部26
と外部導出リード線27に接続された雄形接触子
28がそれぞれ接続されている。
上記のように、本考案では、発電コイルW1
巻回する途中でタツプにつながる所定のターンの
導体17をコイル外に導いて導体位置決め部16
を経由させるだけで、タツプを引出すことができ
るため、タツプを引出すコイルW1の巻回作業の
自動化を容易に図ることができる。また外部導出
リード線との接続に際してコイル導体17を切断
する必要がないため、コイル導体の寸法合せや切
断作業を行う必要がなく、タツプ引出し作業の工
数の削減を図ることができる。更に外部導出リー
ド線を接続する個所が一定になるため、外部導出
リード線の導出寸法を常に一定にすることができ
る。
上記の実施例では環状の継鉄部からコイル巻装
部を放射状に突出させた構造のいわゆる星形環状
鉄心を電機子鉄心として用いたが、第2図に示す
ように、回転子の磁極に対向する磁極部30a,
30aを両端に有するI字形鉄心30にボビン3
1を介して発電コイルWを巻回する構造の電機子
にも本考案を適用することができる。尚第2図に
おいて31,32は発電コイルWの端末部であ
り、一方の端末部31にはアース端子33が接続
されている。このアース端子はリング状に形成さ
れていて、鉄心30の両端に設けられた取付け孔
30b,30bにボルトを挿入して電機子を取付
け部に固定する際に、該ボルトの一方に嵌合され
て鉄心30に電気的に接続される。
第5図は本考案の他の実施例を示したもので、
この実施例では、タツプが引出される発電コイル
W1の端部に位置するボビンの鍔部15aに突起
160,160が設けられてこれらの突起により
導体位置決め部16が構成されている。この実施
例では、発電コイルW1のタツプにつながるター
ンを構成するコイル導体17の一部を突起16
0,160を経由して巻回し、コイル導体17の
張力の分力により該コイル導体を突起160,1
60に当接させて該コイル導体を位置決めする。
そして突起160,160により位置決めされた
コイル導体17の絶縁被覆が除去されてその導体
部17aが露呈され、該導体部17aに外部導出
リード線20の芯線が半田付けされている。
第1図の実施例では、ボビン15が複数のコイ
ル巻装部12にそれぞれ取付けられる巻き枠部を
一体に連結した構造を有しているが、各コイル巻
装部に個別にボビンを取付ける場合にも同様に本
考案を適用することができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、タツプ口出し
線を長く引出す必要が無く、コイルを巻回する途
中で所定のターンの導体をコイル外に導いて導体
位置決め部を経由させるだけでよいため、タツプ
を引出すコイルの巻回作業の自動化を容易に図る
ことができる。また外部導出リード線との接続に
際してコイル導体を切断する必要がないため、コ
イル導体の寸法合せや切断作業を行う必要がな
く、タツプ引出し作業の工数の削減を図ることが
できる。更に、外部導出リード線は導体位置決め
部により位置決めされたコイル導体の一部に接続
されるため、外部導出リード線を接続する個所を
一定にして外部導出リード線の導出寸法を一定に
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の異なる実
施例を示す正面図、第3図A及びBはそれぞれ第
1図の実施例の要部の側面図及び正面図、第4図
は第1図の実施例の要部の分解斜視図、第5図は
本考案の他の実施例の要部を示す正面図、第6図
は本考案が対象とする磁石発電機の発電コイルの
結線の一例を示す接続図、第7図は従来の電機子
のタツプ引出し途中の状態を示す要部正面図、第
8図は同電機子のタツプ引出し完了状態を示す要
部正面図である。 10……電機子鉄心、11……継鉄部、12…
…コイル巻装部、13……磁極部、15……ボビ
ン、16……導体位置決め部、17……タツプに
つながるターンを構成するコイル導体、18……
雌形接触子、19……雄形接触子、20……外部
導出リード線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁石回転子の磁極に対向する磁極部を有する電
    機子鉄心と、前記電機子鉄心に装着されたボビン
    にコイル導体を巻回することにより構成された発
    電コイルとを備え、前記発電コイルの途中からタ
    ツプを引出して該タツプに外部導出リード線を接
    続してなる磁石発電機用電機子において、 前記ボビンの鍔部に一体に導体位置決め部が設
    けられ、 前記発電コイルのタツプにつながるターンは該
    ターンを構成するコイル導体の一部が前記導体位
    置決め部を経由してコイル内に戻るように巻回さ
    れて該コイル導体の一部が前記導体位置決め部に
    より位置決めされ、 前記導体位置決め部に位置決めされたコイル導
    体の一部に前記外部導出リード線が接続されてい
    ることを特徴とする磁石発電機用電機子。
JP5279486U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0424783Y2 (ja)

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JP5279486U JPH0424783Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JP5279486U JPH0424783Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62165764U JPS62165764U (ja) 1987-10-21
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623438B2 (ja) * 1993-10-12 1997-06-25 株式会社ミツバ コイル線材とリード線の接続構造
DE102004022254B3 (de) * 2004-05-04 2005-06-30 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Spule
DE102019206641A1 (de) * 2019-05-08 2020-11-12 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Stator eines Elektromotors
JP7100276B2 (ja) * 2020-04-30 2022-07-13 ダイキン工業株式会社 モータ、圧縮機、及びファンモータ

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