JP3029800U - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3029800U
JP3029800U JP1996002565U JP256596U JP3029800U JP 3029800 U JP3029800 U JP 3029800U JP 1996002565 U JP1996002565 U JP 1996002565U JP 256596 U JP256596 U JP 256596U JP 3029800 U JP3029800 U JP 3029800U
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pattern
printed
circuit board
stator
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JP1996002565U
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修一 小林
政彦 遠藤
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル端末をその引き出し位置に対応した位
置で基板本体を通り抜けさせて半田付けするタイプであ
るにも拘らず、プリント基板として安価な片面基板を用
いることができるブラシレスモータを得る。 【解決手段】 プリント基板1のパターン面3a側にス
テータを配置する。プリント基板1としては基板本体3
の片側のパターン面3aにプリントパターン4が設けら
れると共に反対側の面が部品搭載面3bとなっている片
面基板を用いる。プリント基板1に対をなして設けてい
るジャンパ線挿入孔9a,9bの一方9bは、コイル端
末6aの引き出し位置に対応して他方のジャンパ線挿入
孔9aより大きな内径で設ける。コイル端末6aはジャ
ンパ線10の他端10bが挿入されていてコイル端末6
aに対応して存在するジャンパ線挿入孔9bにパターン
面3a側から挿入する。コイル端末6aは、部品搭載面
3b側でジャンパ線10に半田8c付けで接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、励磁切替えを行う制御回路を搭載したプリント基板の片側にステー タが配置され、該ステータのステータコイルにおけるコイル端末がプリント基板 のプリントパターンに接続されているブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来のこの種のブラシレスモータの一例を示したものである。
【0003】 このブラシレスモータにおいては、プリント基板1の片側にステータ2が配置 されている。
【0004】 プリント基板1は、基板本体3の片側のパターン面3aにプリントパターン4 が設けられると共に反対側の部品搭載面3bには図示しないが励磁切替えを行う 制御回路を構成する各部品が搭載されて、これら部品の各端子がパターン面3a 側に通されてプリントパターン4に半田付け接続された構造になっている。即ち 、この場合には、プリント基板1として、基板本体3の片側のパターン面3aの みにプリントパターン4が設けられた片面基板が用いられている。
【0005】 ステータ2は、環状のステータコア5の各突極にステータコイル6が巻装され た構造になっていて、プリント基板1のパターン面3a側に配置されている。
【0006】 このようにプリント基板1のパターン面3a側に部品を搭載せず、その反対側 に部品搭載面3bを設けて部品を搭載し、パターン面3a側にステータ2を配置 しているのは、ブラシレスモータを小型化するために、ステータ2とプリント基 板1との間の間隔Lが狭く、パターン面3aに部品を搭載することができず、ま た半田ごてが挿入できないためである。
【0007】 ステータ2とプリント基板1との間の間隔Lは、ステータ2の樹脂モールド部 2aに突設されたスペーサ7における先端の段部7aをプリント基板1に当て、 該段部7aの中央の小径突起7bをプリント基板1の孔に通すことにより定めら れている。
【0008】 ステータ2のステータコイル6におけるコイル端末6aは、ステータ2とプリ ント基板1の間の間隔Lが狭く、該ステータ2とプリント基板1との間でプリン トパターン4に半田付けすることができない関係で、図示のようにステータコア 5下面からその径方向に外れた場所に引き出されてプリントパターン4に半田8 a付けされている。
【0009】 このようなブラシレスモータでは、ステータ2の軸方向の小型化は図れるが、 コイル端末6aがステータコア5下面からその径方向に外れた場所に引き出され てプリントパターン4に半田8a付けされているので、プリント基板1が大型化 する問題点がある。
【0010】 また、このような構造では、コイル端末6aが曲げられてステータ2の径方向 の外に引き出されているので、該コイル端末6aが真っ直ぐになろうとする力に よって、コイル端末6aが動いてしまい、このため半田付け時にはコイル端末6 aをプリント基板1上のプリントパターン4に押し付けてないと半田付けするこ とができず、作業性が非常に悪い問題点があった。
【0011】 そこで、プリント基板1を小型化できる従来のブラシレスモータとして、図7 及び図8に示すようなタイプのものが提案されている。なお、前述した図6と対 応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0012】 このブラシレスモータでは、プリント基板1として、前述した図6と同様に、 基板本体3の片側のパターン面3aのみにプリントパターン4が設けられた片面 基板が用いられている。該プリント基板1は、前述した例と同様に、パターン面 3aをステータ2側に向けて配置されている。
【0013】 このプリント基板1の基板本体3には、対をなしてジャンパ線挿入孔9a,9 bがプリントパターン4に対応して設けられている。これらジャンパ線挿入孔9 a,9bには、部品搭載面3b側からジャンパ線10の両端10a,10bが挿 入され、該ジャンパ線10の両端10a,10bがパターン面3a側でプリント パターン4に半田8b付け接続されている。コイル端末6aは、その引き出し位 置に対応した位置で基板本体3の貫通孔を通り抜けて部品搭載面3b側に導出さ れてから曲げられてジャンパ線10に半田8c付けされている。その他の構成は 、前述した図6と同様になっている。
【0014】 このような構造によれば、コイル端末6aを、その引き出し位置に対応した位 置で基板本体3の貫通孔を通り抜けさせて部品搭載面3b側に導出しているので 、コイル端末6aをステータコア5の下面からその径方向に外れた場所に引き出 す必要がなく、プリント基板1を小型化することができる。
【0015】 しかしながら、この構造の場合にも、基板本体3の貫通孔を通り抜けたコイル 端末6aが曲げられてジャンパ線10に半田8c付けされているので、該コイル 端末6aが真っ直ぐになろうとする力によって、コイル端末6aが動いてしまい 、このため半田付け時にはコイル端末6aをプリント基板1上のプリントパター ン4に押し付けてないと半田付けすることができず、作業性が非常に悪い問題点 があった。
【0016】 そこで、半田付けの作業性を改善できる従来のブラシレスモータとして、図9 及び図10に示すようなタイプのものが提案されている。なお、前述した図7及 び図8と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0017】 このブラシレスモータでは、プリント基板1として、基板本体3のパターン面 3aと部品搭載面3bとの両面にプリントパターン4a,4bが設けられた両面 基板が用いられている。
【0018】 このプリント基板1の基板本体3には、対をなしてジャンパ線挿入孔9a,9 bがプリントパターン4a,4bに対応して設けられている。また、コイル端末 挿入孔11がジャンパ線挿入孔9a,9bを設けているプリントパターン4bに 対応して設けられている。特に、このコイル端末挿入孔11は、ステータコイル 6からコイル端末6aが引き出される位置の真下に設けられている。このコイル 端末挿入孔11を設けた位置とジャンパ線挿入孔9a,9bを設ける位置とがプ リントパターン4bで接続されている。
【0019】 ジャンパ線挿入孔9a,9bには、部品搭載面3b側からジャンパ線10の両 端10a,10bが挿入され、該ジャンパ線10の一端10aがパターン面3a 側でプリントパターン4aに半田8b付け接続されている。また、該ジャンパ線 10は部品搭載面3b側で半田8c付けでプリントパターン4bに接続されてい る。コイル端末6aは、その引き出し位置に対応した位置で基板本体3のコイル 端末挿入孔11を通り抜けて部品搭載面3b側に導出されてプリントパターン4 bに半田8d付け接続されている。これによりコイル端末6aは、半田8d,プ リントパターン4b,半田8c,ジャンパ線10,半田8bを経てプリントパタ ーン4bに接続されている。
【0020】 その他の構成は、前述した図7と同様になっている。
【0021】 このような構造のブラシレスモータにおいては、コイル端末6aが、その引き 出し位置に対応した位置で基板本体3のコイル端末挿入孔11を通り抜けて部品 搭載面3b側に導出されているので、真っ直ぐな状態でコイル端末挿入孔11に 挿入されており、このため該コイル端末6aが動かず、半田付け時にコイル端末 6aをプリント基板1上のプリントパターン4bに押し付けてないでも半田付け することができ、作業性がよい利点がある。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図9及び図10に示すブラシレスモータにおいては、プリント 基板1として、基板本体3のパターン面3aと部品搭載面3bとの両面にプリン トパターン4a,4bが設けられた両面基板を用いないと実施することができず 、このためブラシレスモータのコストアップを招く問題点があった。
【0023】 本考案の目的は、コイル端末をその引き出し位置に対応した位置で基板本体を 通り抜けさせて半田付けするタイプであるにも拘らず、プリント基板として安価 な片面基板を用いることができるブラシレスモータを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本考案は、プリント基板とステータとを備え、該プリント基板としては基板本 体の片側のパターン面にプリントパターンが設けられると共に反対側の面が部品 搭載面となっている片面基板が用いられ、該部品搭載面には励磁切替えを行う制 御回路を構成する各部品が搭載され、これら部品の各端子がパターン面側に通さ れてプリントパターンに半田付け接続されており、ステータはプリント基板のパ ターン面側に配置され、ステータのステータコイルにおけるコイル端末がプリン ト基板のプリントパターンに接続され、コイル端末とプリント基板のプリントパ ターンとの接続はプリント基板に対をなして設けられているジャンパ線挿入孔に 部品搭載面側からジャンパ線の両端が挿入され、該ジャンパ線の一端がパターン 面側でプリントパターンに半田付け接続され、プリント基板を通り抜けたコイル 端末が部品搭載面側でジャンパ線に半田付けされて行われている構造のブラシレ スモータを改良するものである。
【0025】 請求項1に係るブラシレスモータにおいては、 対をなして設けられているジャンパ線挿入孔の一方はコイル端末の引き出し位 置に対応して他方のジャンパ線挿入孔より大きな内径で設けられ、 コイル端末はジャンパ線の他端が挿入されていて該コイル端末に対応して存在 するジャンパ線挿入孔にパターン面側から挿入され、 該コイル端末は部品搭載面側でジャンパ線に半田付け接続されていることを特 徴とする。
【0026】 このように対をなして設けられているジャンパ線挿入孔の一方をコイル端末の 引き出し位置に対応して設けると、コイル端末を真っ直ぐな状態で該ジャンパ線 挿入孔に挿入でき、このため該コイル端末が動かず、半田付け時に該コイル端末 を相手方に押し付けてないでも半田付けすることができ、半田付けの作業性がよ い利点がある。
【0027】 また、このジャンパ線挿入孔は他方のジャンパ線挿入孔より大きな内径で設け られていて、このジャンパ線挿入孔にコイル端末とジャンパ線の端部とが共に挿 入されているので、ジャンパ線とコイル端末とが常に接近または密着した状態で 固定されているので、より一層コイル端末が動かなくなり、半田付けの作業性が 一層よくなる利点がある。
【0028】 また、この構造の場合によれば、プリント基板として片面基板を用いることが でき、両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0029】 請求項2に記載のブラシレスモータにおいては、 対をなして設けられているジャンパ線挿入孔の一方はコイル端末の引き出し位 置に対応して他方のジャンパ線挿入孔より大きな内径で設けられ、 ステータにはプリント基板に向けてピンが立てられ、 コイル端末は該ピンに巻き付けられ、 該コイル端末を巻き付けたピンはジャンパ線の他端が挿入されていて該コイル 端末に対応して存在するジャンパ線挿入孔にパターン面側から挿入され、 該コイル端末は部品搭載面側でジャンパ線に半田付け接続されていることを特 徴とする。
【0030】 このように対をなして設けられているジャンパ線挿入孔の一方をコイル端末の 引き出し位置に対応して他方のジャンパ線挿入孔より大きな内径で設け、コイル 端末をステータに立てられたピンに巻き付け、該コイル端末を巻き付けたピンを ジャンパ線の他端が挿入されていて該コイル端末に対応して存在するジャンパ線 挿入孔にパターン面側から挿入すると、ジャンパ線とコイル端末とが常に接近ま たは密着した状態で存在するので、コイル端末が動かなくなり、半田付けの作業 性がよくなる利点がある。また、コイル端末をステータに立てたピンに巻き付け ると、該コイル端末の線径が細く剛性が低くて曲り易くても、容易にジャンパ線 挿入孔に挿入することができ、ジャンパ線挿入孔への挿入の作業性を改善するこ とができる。
【0031】 また、この構造の場合によれば、プリント基板として片面基板を用いることが でき、両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0032】 請求項3に記載のブラシレスモータにおいては、ピンがステータの樹脂モール ド部に立てられていることを特徴とする。
【0033】 このようにピンをステータの樹脂モールド部に立てると、ステータの樹脂モー ルド部の形成時に一緒にピンを立てることができる。
【0034】
【考案の実施の形態】
図1(A)(B)及び図2(A)(B)は、本考案に係るブラシレスモータに おける実施の形態の第1例における要部構成を示したものである。
【0035】 本例のブラシレスモータにおいては、対をなしてプリント基板1の基板本体3 に設けられているジャンパ線挿入孔9a,9bの一方9bはコイル端末6aの引 き出し位置に対応して他方のジャンパ線挿入孔9aより大きな内径Dで設けられ ている。
【0036】 このようなプリント基板1のジャンパ線挿入孔9a,9bには、部品搭載面3 b側からジャンパ線10の両端10a,10bが挿入されている。該ジャンパ線 10の一端10aは、パターン面3a側でプリントパターン4に半田8b付けで 接続されている。
【0037】 コイル端末6aは、ジャンパ線10の他端10bが挿入されていて該コイル端 末6aに対応して存在するジャンパ線挿入孔9bにパターン面3a側から挿入さ れている。
【0038】 この状態で、コイル端末6aは部品搭載面3b側でジャンパ線10に半田8c 付けで接続されている。
【0039】 この場合、ジャンパ線挿入孔9bの直径Dは、 D=d1 +d2 +α …(1) に設定されている。ここで、d1 はコイル端末6aの直径、d2 はジャンパ線1 0の直径、αは隙間である。この隙間αは、 α=α1 +α2 +α3 …(2) である。ここで、α1 はジャンパ線挿入孔9aの内面とコイル端末6aとの間の 隙間、α2 はコイル端末6aとジャンパ線10との間の隙間、α3 はジャンパ線 挿入孔9aの内面とジャンパ線10との間の隙間である。このようなαの値とし はては、コイル端末6aとジャンパ線10との密着度、及びコイル端末6aのジ ャンパ線挿入孔9bへの挿入のし易さを考えて、できる限り小さい値であること が好ましく、例えば0.5 mm程度の値に設定される。
【0040】 その他の構成は、前述した図9と同様になっている。
【0041】 このように対をなして設けられているジャンパ線挿入孔9a,9bの一方9b をコイル端末6aの引き出し位置に対応して設けると、コイル端末6aを真っ直 ぐな状態で該ジャンパ線挿入孔9bに挿入でき、このため該コイル端末6aが動 かず、半田付け時に該コイル端末6aを相手方に押し付けてないでも半田付けす ることができ、半田付けの作業性がよい利点がある。
【0042】 特に、ジャンパ線挿入孔9bは他方のジャンパ線挿入孔9aより大きな内径で 設けられていて、このジャンパ線挿入孔9aにコイル端末6aとジャンパ線10 の端部10bとが共に挿入されているので、ジャンパ線10とコイル端末6aと が常に接近または密着した状態で固定されているので、より一層コイル端末6a が動かなくなり、半田付けの作業性が一層よくなる利点がある。
【0043】 また、この構造の場合には、プリント基板1として片面基板を用いることがで き、両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0044】 図3〜図5(A)(B)は、本考案に係るブラシレスモータにおける実施の形 態の第2例を示したものである。
【0045】 本例のブラシレスモータにおいても、対をなしてプリント基板1の基板本体3 に設けられているジャンパ線挿入孔9a,9bの一方9bはコイル端末6aの引 き出し位置に対応して他方のジャンパ線挿入孔9aより大きな内径D' で設けら れている。
【0046】 このようなプリント基板1のジャンパ線挿入孔9a,9bには、部品搭載面3 b側からジャンパ線10の両端10a,10bが挿入されている。該ジャンパ線 10の一端10aは、パターン面3a側でプリントパターン4に半田8b付けで 接続されている。
【0047】 ステータ2の樹脂モールド部2aには、ピン12がプリント基板1側に向けて 立てられている。コイル端末6aは該ピン12に巻き付けられ、該コイル端末6 aを巻き付けたピン12はジャンパ線10の他端10bが挿入されていて該コイ ル端末6aに対応して存在するジャンパ線挿入孔9bにパターン面3a側から挿 入されている。かかる状態で、コイル端末6aは部品搭載面3b側でジャンパ線 10に半田8c付けで接続されている。
【0048】 この場合のジャンパ線挿入孔9bの直径D' は、 D' =d1'+d2'+α' …(3) に設定されている。ここで、d1'はピン6aに対するコイル端末6aのからげ部 の直径、d2'はジャンパ線10の直径、α' は隙間である。この隙間α' は、 α' =α1'+α2'+α3' …(4) である。ここで、α1'はジャンパ線挿入孔9aの内面とピン6aに対するコイル 端末6aのからげ部との間の隙間、α2'はピン6aに対するコイル端末6aのか らげ部とジャンパ線10との間の隙間、α3'はジャンパ線挿入孔9aの内面とジ ャンパ線10との間の隙間である。このようなα' の値としはては、コイル端末 6aとジャンパ線10との密着度、及びコイル端末6aのジャンパ線挿入孔9b への挿入のし易さを考えて、できる限り小さい値であることが好ましく、例えば 0.5 mm程度の値に設定される。
【0049】 このように対をなして設けられているジャンパ線挿入孔9a,9bの一方9b をコイル端末6aの引き出し位置に対応して他方のジャンパ線挿入孔9aより大 きな内径で設け、コイル端末6aをステータ2に立てられたピン12に巻き付け 、該コイル端末6aを巻き付けたピン12をジャンパ線10の他端10bが挿入 されていて該コイル端末6aに対応して存在するジャンパ線挿入孔9bにパター ン面3a側から挿入すると、ジャンパ線10とコイル端末6aとが常に接近また は密着した状態で存在するので、コイル端末6aが動かなくなり、半田8c付け の作業性がよくなる利点がある。また、コイル端末6aをステータ1に立てたピ ン12に巻き付けると、該コイル端末6aの線径が細く剛性が低くて曲り易くて も、容易にジャンパ線挿入孔9bに挿入することができ、ジャンパ線挿入孔9b への挿入の作業性を改善することができる。
【0050】 また、この構造の場合にも、プリント基板1として片面基板を用いることがで き、両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0051】 更に、ピン12をステータ2の樹脂モールド部2aに立てると、該ステータ2 の樹脂モールド部2aの形成時に一緒にピン12を立てることができる。
【0052】
【考案の効果】
請求項1に係るブラシレスモータにおいては、対をなして設けられているジャ ンパ線挿入孔の一方をコイル端末の引き出し位置に対応して設けているので、コ イル端末を真っ直ぐな状態で該ジャンパ線挿入孔に挿入でき、このため該コイル 端末が動かず、半田付け時に該コイル端末を相手方に押し付けてないでも半田付 けすることができ、半田付けの作業性がよい利点がある。
【0053】 また、このジャンパ線挿入孔は他方のジャンパ線挿入孔より大きな内径で設け られていて、このジャンパ線挿入孔にコイル端末とジャンパ線の端部とが共に挿 入されているので、ジャンパ線とコイル端末とが常に接近または密着した状態で 固定されているので、より一層コイル端末が動かなくなり、半田付けの作業性が 一層よくなる利点がある。
【0054】 また、この構造によれば、プリント基板として片面基板を用いることができ、 両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0055】 請求項2に記載のブラシレスモータにおいては、対をなして設けられているジ ャンパ線挿入孔の一方をコイル端末の引き出し位置に対応して他方のジャンパ線 挿入孔より大きな内径で設け、コイル端末をステータに立てられたピンに巻き付 け、該コイル端末を巻き付けたピンをジャンパ線の他端が挿入されていて該コイ ル端末に対応して存在するジャンパ線挿入孔にパターン面側から挿入されている ので、ジャンパ線とコイル端末とが常に接近または密着した状態で存在すること になり、このためコイル端末が動かなくなり、半田付けの作業性がよくなる利点 がある。また、コイル端末をステータに立てたピンに巻き付けることにより、該 コイル端末の線径が細く剛性が低くて曲り易くても、容易にジャンパ線挿入孔に 挿入することができ、ジャンパ線挿入孔への挿入の作業性を改善することができ る。
【0056】 更に、この構造の場合によれば、プリント基板として片面基板を用いることが でき、両面基板を用いる場合よりコストダウンを図ることができる。
【0057】 請求項3に記載のブラシレスモータにおいては、ピンをステータの樹脂モール ド部に立てているので、ステータの樹脂モールド部の形成時に一緒にピンを立て ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本考案に係るブラシレスモータ
における実施の形態の第1例におけるプリント基板側の
要部構成を示した縦断面図及び底面図である。
【図2】(A)(B)は第1例でプリント基板のジャン
パ線挿入孔にジャンパ線を挿入して取り付けた状態を示
した縦断面図及び底面図である。
【図3】本考案に係るブラシレスモータにおける実施の
形態の第2例におけるステータ側の要部構成を示した側
面図である。
【図4】図3のP部の拡大図である。
【図5】(A)(B)は第2例におけるプリント基板側
の要部構成を示した縦断面図及び底面図である。
【図6】従来のブラシレスモータの一例の側面図であ
る。
【図7】従来のブラシレスモータの他の例の側面図であ
る。
【図8】図7のQ部の拡大縦断面図である。
【図9】従来のブラシレスモータの更に他の例の側面図
である。
【図10】図9のR部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 ステータ 2a 樹脂モールド部 3 基板本体 3a パターン面 3b 部品搭載面 4,4a,4b プリントパターン 5 ステータコア 6 ステータコイル 6a コイル端末 7 スペーサ 7a 段部 7b 小径突起 8a,8b,8c 半田 9a,9b ジャンパ線挿入孔 10 ジャンパ線 10a,10b ジャンパ線の両端 11 コイル端末挿入孔 12 ピン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板とステータとを備え、前記
    プリント基板としては基板本体の片側のパターン面にプ
    リントパターンが設けられると共に反対側の面が部品搭
    載面となっている片面基板が用いられ、前記部品搭載面
    には励磁切替えを行う制御回路を構成する各部品が搭載
    され、これら部品の各端子がパターン面側に通されて前
    記プリントパターンに半田付け接続されており、前記ス
    テータは前記プリント基板の前記パターン面側に配置さ
    れ、前記ステータのステータコイルにおけるコイル端末
    が前記プリント基板の前記プリントパターンに接続さ
    れ、前記コイル端末と前記プリント基板の前記プリント
    パターンとの接続は前記プリント基板に対をなして設け
    られているジャンパ線挿入孔に前記部品搭載面側からジ
    ャンパ線の両端が挿入され、該ジャンパ線の一端が前記
    パターン面側で前記プリントパターンに半田付け接続さ
    れ、前記プリント基板を通り抜けた前記コイル端末が前
    記部品搭載面側で前記ジャンパ線に半田付けされて行わ
    れているブラシレスモータにおいて、 対をなして設けられている前記ジャンパ線挿入孔の一方
    は前記コイル端末の引き出し位置に対応して他方の前記
    ジャンパ線挿入孔より大きな内径で設けられ、 前記コイル端末は前記ジャンパ線の他端が挿入されてい
    て該コイル端末に対応して存在する前記ジャンパ線挿入
    孔に前記パターン面側から挿入され、 該コイル端末は前記部品搭載面側で前記ジャンパ線に半
    田付け接続されていることを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  2. 【請求項2】 プリント基板とステータとを備え、前記
    プリント基板としては基板本体の片側のパターン面にプ
    リントパターンが設けられると共に反対側の面が部品搭
    載面となっている片面基板が用いられ、前記部品搭載面
    には励磁切替えを行う制御回路を構成する各部品が搭載
    され、これら部品の各端子がパターン面側に通されて前
    記プリントパターンに半田付け接続されており、前記ス
    テータは前記プリント基板の前記パターン面側に配置さ
    れ、前記ステータのステータコイルにおけるコイル端末
    が前記プリント基板の前記プリントパターンに接続さ
    れ、前記コイル端末と前記プリント基板の前記プリント
    パターンとの接続は前記プリント基板に対をなして設け
    られているジャンパ線挿入孔に前記部品搭載面側からジ
    ャンパ線の両端が挿入され、該ジャンパ線の一端が前記
    パターン面側で前記プリントパターンに半田付け接続さ
    れ、前記プリント基板を通り抜けた前記コイル端末が前
    記部品搭載面側で前記ジャンパ線に半田付けされて行わ
    れているブラシレスモータにおいて、 対をなして設けられている前記ジャンパ線挿入孔の一方
    は前記コイル端末の引き出し位置に対応して他方の前記
    ジャンパ線挿入孔より大きな内径で設けられ、 前記ステータには前記プリント基板に向けてピンが立て
    られ、 前記コイル端末は前記ピンに巻き付けられ、 該コイル端末を巻き付けたピンは前記ジャンパ線の他端
    が挿入されていて該コイル端末に対応して存在する前記
    ジャンパ線挿入孔に前記パターン面側から挿入され、 該コイル端末は前記部品搭載面側で前記ジャンパ線に半
    田付け接続されていることを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ピンは前記ステータの樹脂モールド
    部に立てられていることを特徴とする請求項2に記載の
    ブラシレスモータ。
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