JPH0752766B2 - 集積回路の静電対策構造 - Google Patents

集積回路の静電対策構造

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JPH0752766B2
JPH0752766B2 JP63066689A JP6668988A JPH0752766B2 JP H0752766 B2 JPH0752766 B2 JP H0752766B2 JP 63066689 A JP63066689 A JP 63066689A JP 6668988 A JP6668988 A JP 6668988A JP H0752766 B2 JPH0752766 B2 JP H0752766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,集積回路の静電対策構造の改良に関する。
(従来の技術) 集積回路装置においては,集積度が高くなるに伴って,
アナログ系回路とデジタル系回路の混在した回路装置が
多用されてきている。このような集積回路装置において
は,各回路部分のGNDラインを分離することにより,近
接するGNDライン間のクロストークを低減するように設
計されることが多い。
さらに,分離されたGNDライン間における静電対策装置
として,従来より,第5図に回路図で示すように,2個の
ダイオード3,4を第1,第2のGNDライン1,2間に接続した
構造や,ダイオードに代えてファントムトランジスタを
2個接続した構造が提案されている。第5図の構造で
は,2個のダイオード3,4を用いることにより,第1のGND
ライン1と第2のGNDライン2との間において両方向の
静電気を,ダイオード3または4のどちらかの順方向電
圧によりバイパスするものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように,2個のダイオード3,4を用いているため,
両GNDライン1,2間の寄生容量は,当然のことながら1個
のダイオードを用いた場合に比べて大きくなる。本来,
第1,第2のGNDライン1,2を分離するのは、両GNDライン
間の相互影響を低減するためである。従って,上記のよ
うに寄生容量が大きくなるということは,相互影響の低
減化に逆行することになり,その改善が求められてい
た。
また,2個のダイオードあるいはファントムトランジスタ
を用いるものであるため,素子数が多くなり,集積密度
を高める妨げともなっていた。
よって,本発明の目的は,分離されたGNDライン間にお
ける相互影響を低減することができ,かつそのための使
用素子数を効果的に節減し得る集積回路の静電対策構造
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は,第1及び第2のGNDラインを有する集積回路
の静電対策構造であって,第1導電型のサブストレー
ト,及びカソードが該第1のGNDラインに接続され、ア
ノードが第2のGNDラインに接続されている第1のダイ
オードと、アノードが第1のGNDラインに接続され、カ
ソードが回路部分を介して第2のGNDラインに接続され
る第2のダイオードとを備え,該サブストレートと該第
1のGNDラインとが電気的に接続されてなり,そのこと
により上記目的が達成される。
(作用) 本発明は,分離された第1,第2のGNDライン間において
両方向に静電気を2個のダイオードを用いてバイパスさ
せる点において,第5図の従来例と共通するものであ
る。しかしながら,本発明では,1個のダイオードについ
ては特別にダイオード領域を形成しておらず,第1のGN
Dラインを例えばp型のサブストレートと電気的に接続
することにより,該p型のサブストレートと第2のGND
ラインに接続された回路部分のn型領域とにより自然に
形成されるダイオード領域を用いている。よって,実質
的に,第2のGNDラインにアノードが,第1のGNDライン
にカソードが接続された1個の第1のダイオードを構成
するだけで,アノードが第1のGNDラインに接続され、
カソードが回路部分を介して第2のGNDラインに接続さ
れる第2のダイオードが自然に形成されることになり、
第5図従来例と同様の静電対策効果をあげることを可能
とするとともに,第1のダイオードのみを特別に形成す
るものであるため,両GNDライン間の寄生容量も飛躍的
に小さくされている。
(実施例) 第1図は,本発明の一実施例の略図的回路図であり,第
2図はこの実施例の具体的な構造を示す断面図である。
第1図に示されているように,本実施例では,第1,第2
のGNDライン1,2間に,カソードが第1のGNDライン1
に,アノードが第2のGNDライン2に接続された第1の
ダイオードD1が電気的に接続されている。従って,第2
のGNDライン2から第1のGNDライン1側へ静電気をバイ
パスし得ることがわかる。
他方,本実施例の集積回路は,p型のサブストレート14を
用いており,第1のGNDライン1は仮想接続ライン30で
示すようにp型のサブストレート14に電気的に接続され
ている。そして,サブストレート14とGNDライン1とが
接続されていることにより,以下に詳細に説明するよう
に,自然に第2のダイオードが構成され,第1のGNDラ
イン1側から第2のGNDライン2側へ静電気をバイパス
し得るように構成されている。
集積回路の表面側は,後述する内部の回路部分を保護す
るために,保護膜15により被われている。この保護膜15
の内側に互いに分離された第1および第2のGNDライン
1,2が形成されている。第1,第2のGNDライン1,2はそれ
ぞれ,異なる回路装置のGNDラインを構成している。
第1のGNDライン1は,サブストレート14に拡散形成さ
れたn型領域16にさらに拡散形成されたベース拡散領域
17およびエミッタ領域18に電気的に接続されている。
他方,第2のGNDライン2は,n型領域16中に形成された
p型のベース拡散領域19に電気的に接続されている。ま
た,第2のGNDライン2側の回路では,分離領域20を隔
ててn型の領域に拡散形成されたエミッタ領域22にホッ
ト側のライン23が電気的に接続されている。なお,参照
符号25〜29はSiO2層を示している。
第2図において,n型領域16と,p型のベース拡散領域19と
により第1図に示す第1のダイオードD1が構成されてい
る。すなわち,このp型のベース拡散領域19は,第1図
の第1のダイオードD1を形成するために特別に形成され
たものである。
他方,前述のように,第1のGNDライン1は,サブスト
レート14と電気的に接続されている。そして,このp型
のサブストレート14と,第2のGNDライン2側の回路部
分内のn型領域21とにより,第2のダイオードD2が自然
に構成されている。このn型の領域21は,第2のGNDラ
イン2側の回路部分中の抵抗の島あるいはNPNトランジ
スタのコレクタ領域等により構成することができる。
上記したサブストレート14を利用した第2のダイオード
D2につき,第3図および第4図を参照してより具体的に
説明する。
第3図において,回路装置AおよびBは,それぞれ,GND
ライン1,2を有する回路部分であり,第2図の一点鎖線
Cを境界としてその左右に構成されているものに相当す
る。そして,第1のGNDラインと第2のGNDライン2との
間には,第1のダイオードD1が,上記したベース拡散領
域19およびn型領域16により構成されて,両GNDライン
間に,カソードが第1のGNDライン1に,アノードが第
2のGNDライン2に接続されるように挿入されている。
他方,第2のGNDライン2側の回路装置Bにおいて例示
的に示した回路では,NPNトランジスタQ1および抵抗
1,R2,R3が接続されている。抵抗R1およびR2のよう
にホット側ライン23とGNDライン2との間に直列に接続
された抵抗並びにホット側のライン23に直接接続されな
い抵抗R3の各抵抗の島は,Vcc2電圧により逆バイアスさ
れている。
また,トランジスタQ1のように,NPNトランシスタのコ
レクタがホット側のラインに接続されたトランジスタが
存在する。
上記のような回路装置Bが第2のGNDライン2側に構成
されている場合,第1のGNDライン1がp型のサブスト
レート14に電気的に接続されているので,この各抵抗の
島あるいはトランジスタQ1のコレクタをNとする第2
のダイオードD2が自然に形成されることになる。
なお,上記回路装置Bにおける抵抗R1〜R3およびトラ
ンジスタQ1はあくまでも例示的なものであり,これら
に限らず,第2のGNDライン2側の回路装置Bに形成さ
れたn型領域のいずれをも第2のダイオードD2を構成す
るために利用することができる。
第1のGNDライン1から第2のGNDライン2にダイオード
D2さらに内部回路Bなどを介して静電気をバイパスさせ
ることができる理由について説明すると,ダイオードD2
は,第1のGNDライン1から電源Vccライン間に接続され
ているが,静電耐圧試験の評価方法の一つにおいては,
各使用素子しゃ200pFの電気量で250Vを3回印加しても
耐えることができるように規定されており,例えば,電
源Vccを例えば30Vとしても通常静電気は数百ボルトと高
く,電源Vccの電圧を上回って内部回路Bなどを介して
第2のGNDライン2へと容易にパスさせることができ
る。
他方,第1のダイオードD1については,例えば第4図に
平面図で示すように,60μm×80μmの大きさの領域に
形成することができる。なお,第4図の符号51,52は,
それぞれ,第1および第2のGNDライン1,2に接続される
金属部分を示す。
上記実施例では,以上のようにして2個のダイオードが
形成されているが,静電耐圧は同一電源系内の各端子の
静電耐圧と異なる電源系間の各端子間の静電耐圧の和で
あるため,同一電源系間の静電耐圧を充分高くすれば,2
個のダイオードの効果により,異なる電源系間の静電耐
圧も高くすることができる。
(発明の効果) 以上のように,本発明によれば,第1のGNDラインを第
1導電型のサブストレートに電気的に接続することによ
り,特別にダイオードを構成することなく,自然にサブ
ストレートと第2のGNDライン側のホット側とにより第
2のダイオードを構成することができる。従って,第1
のGNDラインと,第2のGNDラインとの間に1個の第1の
ダイオードを形成するだけで,第1,第2のGNDラインに
おいて双方向に静電気をパスさせることができ,かつ寄
生容量を小さくして両GNDライン間のクロストークなど
の相互影響を効果的に低減することが可能な集積回路の
静電対策構造が提供される。また,第1のダイオード
は,カソードが第1のGNDラインに,アノードが第2のG
NDラインに接続されているため,第1のGNDラインにお
ける静電気の拡散はサブストレートで行われ,第2のGN
Dラインにおける静電気の拡散は第1のダイオードを介
して,第1のGNDラインさらにサブストレートにパスさ
せることで行われ,このようにして第1,第2のGNDライ
ン共に容易に効率良く行われる。しかも,1個のダイオー
ドを特別に構成するだけでよいため,従来の2個のダイ
オードを構成したものに比べて素子数を半分にすること
ができるので,集積密度を高めることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための略図的回路
図,第2図は第1図実施例を説明するための断面図,第
3図は第2図の構造をより具体化した回路図,第4図は
第1のダイオードを説明するための略図的平面図,第5
図は従来例の静電対策構造を説明するための回路図であ
る。 1……第1のGNDライン,2……第2のGNDライン,14……
p型サブストレート,D1……第1のダイオード,D2……第
2のダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のGNDラインを有する集積回
    路の静電対策構造であって、第1導電型のサブストレー
    ト、及びカソードが該第1のGNDラインに接続され、ア
    ノードが第2のGNDラインに接続されている第1のダイ
    オードと、アノードが第1のGNDラインに接続され、カ
    ソードが回路部分を介して第2のGNDラインに接続され
    る第2のダイオードとを備え、該サブストレートと該第
    1のGNDラインとが電気的に接続されている集積回路の
    静電対策構造。
JP63066689A 1988-03-18 1988-03-18 集積回路の静電対策構造 Expired - Lifetime JPH0752766B2 (ja)

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EP1701385A1 (en) * 2003-11-27 2006-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor device comprising electrostatic breakdown protection element
WO2007013145A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Renesas Technology Corp. 半導体集積回路

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JPS6325962A (ja) * 1986-07-18 1988-02-03 Hitachi Micro Comput Eng Ltd 半導体集積回路装置

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