JPH0719879B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0719879B2
JPH0719879B2 JP63157345A JP15734588A JPH0719879B2 JP H0719879 B2 JPH0719879 B2 JP H0719879B2 JP 63157345 A JP63157345 A JP 63157345A JP 15734588 A JP15734588 A JP 15734588A JP H0719879 B2 JPH0719879 B2 JP H0719879B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路装置に関し、特にその静電保護
回路の構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に半導体集積回路装置には入出力端子に静電保護回
路が設置される。この静電保護回路は入出力端子に印加
される定格信号電圧を越えるサージ電圧に対して集積回
路装置の入力バッファ回路,出力バッファ回路を保護す
るための回路であり、使用する回路形式によりさまざま
な静電保護回路が存在している。
第3図および第4図はTTL回路によく用いられる従来の
静電保護回路の接続回路図およびそのチップ上の半導体
構造図である。この従来の静電保護回路は、例えば、P
型シリコン基板1のN型エピタキシャル層2に隣接して
それぞれ形成されたnpnトランジスタQとP型拡散抵抗
層5による抵抗Rとを含み、基板1上でトランジスタQ
のコレクタ電極6およびエミッタ電極8を信号入力端子
INおよび基準電位のGND電源端子にそれぞれ結線し、ま
た拡散抵抗5の端子9および10を基準電位のGND電源端
子およびトランジスタQのベース電極7にそれぞれ結線
することにより接続回路を構成して保護すべき入力バッ
ファ回路Bの前段に挿入される。この静電保護回路の回
路動作はつぎのように説明されている。すなわち、信号
入力端子INとGND電源間に入力端子INがVcc電源より高電
位となる正のサージ電圧が印加された場合には、トラン
ジスタQのコレクタ電極6を通してコレクタ領域(N型
エピタキシャル層2)の電位が上昇せしめられる。コレ
クタ領域の電位が上昇しこれがベース領域3との間の接
合耐圧に達すると、ベース領域3とコレクタ領域2間の
接合がブレーク・ダウンしてベース領域3の電位が上昇
し、ベース電極7に接続されている拡散抵抗層5の一端
の電極10とGND電源に接続されている他端の電極9との
間には拡散抵抗5による電位差が生じる。このためベー
ス領域3とエミッタ領域4間は順バイアス状態となるの
で、トランジスタQは動作して印加された正のサージ電
圧による電荷を入力端子INからGND電源へとバイパスす
ることとなり、他方、入力端子INとGND電源間に入力端
子INがGND電源より低電位となる負のサージ電圧が印加
された場合には、トランジスタQのコレクタ電極6を通
してコレクタ領域2の電位が低下する。このようにコレ
クタ領域(N型エピタキシャル層)の電位がGND電源と
同電位に設定されている基板1の電位より低下すると、
基板1とコレクタ領域2間が順バイアス状態となるので
印加された負のサージ電圧による電荷は入力端子INから
GND電源へとバイパスされる。或いは、このときベース
領域3はベース電極7,電極10,拡散抵抗層5および電極
9を経てGND電源に接続されているので、コレクタ領域
2の電位がGND電源より低下するとベース領域3とコレ
クタ領域2との間が順バイアス状態となり、トランジス
タQの逆方向動作により負のサージ電圧による電荷を入
力端子INからGND電源へとバイパスすることともなる。
つぎに、入力端子INとVcc電源間に正のサージ電圧が印
加された場合では、トランジスタQは入力端子INとGND
電源間に正のサージ電圧が印加された場合と同じように
動作して、正のサージ電圧による電荷を入力端子INから
GND電源にバイパスする。図示してはいないが、集積回
路チップの内部には、通常、コレクタ領域がVcc電源に
接続されているnpnトランジスタが多数存在しているの
で、バイパスされてGND電源に蓄積された正電荷はこれ
らのnpnトランジスタが、基板1との間に形成する多数
の寄生ダイオードを介してVcc電源にバイパスされる。
また更に、入力端子INとVcc電源間に負のサージ電圧が
印加された場合には、トランジスタQは入力端子INとGN
D電源間に負のサージ電圧が印加された場合と同じよう
に動作して、負のサージ電圧による電荷を入力端子INか
らGND電源へとバイパスする。この際、バイパスされGND
電源に蓄積された負電荷により、GND電源に接続されて
いる拡散抵抗層5と基板1の電位がそれぞれ低下する
が、拡散抵抗層5とエピタキシャル層2との間の接合耐
圧と基板1とエピタキシャル層2との間の接合耐圧を比
較すると、前者のPN接合の方が接合耐圧が低いため、拡
散抵抗層5とエピタキシャル層2との間の接合の方がブ
レーク・ダウンする。従って、このGND電源に蓄積され
た負電荷はVcc電源にバイパスされ消滅することとな
る。
このように、この従来の静電保護回路は、どのような極
性のサージ電圧に対してもサージ電圧による電荷をバイ
パスする経路が存在するため、集積回路チップの入力バ
ッファ回路Bを効果的に保護することができる。すなわ
ち、通常の使用条件下においては十分な静電保護耐量を
有していると言える。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近年のバイポーラ・トランジスタ製造技術
は、トランジスタの高性能化、高集積化を実現するため
に多結晶シリコンを引出し電極に使用するようになり、
抵抗素子も従来のPN接合分離された拡散抵抗層ではな
く、多結晶シリコン層を直接抵抗素子として使用するこ
とが一般的になりつつある。多結晶シリコン層からなる
抵抗素子は拡散抵抗層に比べて絶対精度がよく、また、
PN接合分離されてはいないので電源電圧による抵抗値の
バイアス依存性がないという利点を有している。しかし
ながら、第3図の回路接続をもつ従来の静電保護回路
は、拡散抵抗に代えてこの多結晶シリコン抵抗が用いら
れると、信号入力端子INとVcc電源間に負のサージ電圧
が印加された場合、その静電保護機能が著しく低下す
る。つぎにこの理由を説明する。
第5図は上記従来の静電保護回路を多結晶シリコン抵抗
を用いて形成した場合のチップ上の半導体構造図であ
る。ここで、14a,14b,14cは多結晶シリコンから成るト
ランジスタQの各引出電極,15は拡散抵抗5に代えて用
いられた多結晶シリコン抵抗層である。
この半導体構造によると、入力端子INとGND電源間に正
のサージ電圧が印加された場合には、トランジスタQの
コレクタ電極6および多結晶シリコン引出電極14aを通
してコレクタ領域2の電位が上昇する。この電位上昇に
よりベース領域3とコレクタ領域2との間の接合がブレ
ーク・ダウンするとベース領域3の電位が上昇し、ベー
ス電極7と接続されている多結晶シリコン抵抗層15の一
方の電極10とGND電源に接続されている他方の電極9と
の間に多結晶シリコン抵抗層15による電位差が生じ、ベ
ース領域3とエミッタ領域4間が順バイアス状態とな
る。従って、トランジスタQが動作して正のサージ電圧
による電荷を入力端子INからGND電源へとバイパスす
る。
また、入力端子INとGND電源間に負のサージ電圧が印加
された場合には、トランジスタQのコレクタ電極6およ
び多結晶シリコン引出電極14aを通してコレクタ領域2
の電位が低下する。コレクタ領域2の電位がGND電源と
同電位に設定されている基板1の電位よりも低下する
と、基板1とコレクタ領域2間のPN接合が順バイアス状
態となるので、負のサージ電圧による電荷は入力端子IN
からGND電源へとバイパスされる。或いは、このときベ
ース領域3は多結晶シリコン引出電極14b,ベース電極7,
多結晶シリコン抵抗層15の一端の電極10,多結晶シリコ
ン抵抗層15およびその他端の電極9を経てGND電源に接
続されているので、コレクタ領域2の電位がGND電源よ
り低下するとベース領域3とコレクタ領域2間が順バイ
アス状態となり、トランジスタQの逆方向動作により負
のサージ電圧による電荷を入力端子INからGND電源へと
バイパスすることともなる。このように入力端子INとGN
D電源間に正または負のサージ電圧が印加された場合に
は、この静電保護回路はサージ電圧による電荷を入力端
子INからGND電源へ何れもバイパスするので、集積回路
チップの入力バッファ回路Bを効果的に保護することが
できる。
つぎに入力端子INとVcc電源間に正または負のサージ電
圧が印加された場合を検討する。まず、正のサージ電圧
が印加された場合には、トランジスタQは入力端子INと
GND電源間に正のサージ電圧が印加された場合と同じよ
うに動作して、正のサージ電圧による電荷を入力端子IN
からGND電源にバイパスする。この場合、GND電源に蓄積
された正電荷は既に説明したと同じく基板1内に多数存
在する寄生ダイオードにより、Vcc電源にバイパスされ
る。つぎに入力端子INとVcc電源間に負のサージ電圧が
印加された場合を考えると、トランジスタQは入力端子
INとGND電源間に負のサージ電圧が印加された場合と同
じように動作し、負のサージ電圧による電荷を入力端子
INからGND電源へとバイパスする。従って、バイパスさ
れGND電源に蓄積された負電荷により、GND電源に接続さ
れている多結晶シリコン抵抗層15と基板1の電位がそれ
ぞれ従来の場合と同じように低下する。しかし、多結晶
シリコン抵抗層15は選択酸化膜13と絶縁膜12とにより基
板1と絶縁されているので、拡散抵抗の場合のようにコ
レクタ領域をVcc電源に接続されているnpnトランジスタ
の寄生ダイオードを介してはGND電源に蓄積された負電
荷をVcc電源にバイパスさせることができない。これは
このnpnトランジスタのコレクタ領域と基板1間の接合
耐圧は集積回路チップ内で最も大きいためである。従っ
て、GND電源に蓄積された負電荷はこれ以外の集積回路
チップ内部のダイオード素子或いは寄生ダイオードを経
てVcc電源にバイパスされることとなる。
このように、多結晶シリコン抵抗を使用して従来の静電
保護回路を形成すると、入力端子INとVcc電源間に負の
サージ電圧が印加された場合、サージ電圧による電荷を
静電保護回路によってはバイパスすることができず、他
の電流通路となり易い、例えば、入力バッファ回路B等
のPN接合に集中させるのでその部分を劣化せしめる。す
なわち、サージ電圧に対する静電保護耐量が著しく低下
することとなる。
本発明の目的は、上記の情況に鑑み、多結晶シリコン抵
抗素子をバイパス経路とする静電保護回路の静電保護耐
量を正,負何れの極性のサージ電圧の入力に対して充分
に高め得た半導体集積回路装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、半導体集積回路装置は、一導電型シリ
コン基板と、前記シリコン基板上に互いに隣接して形成
されるnpnトランジスタ,ダイオードおよび絶縁膜上の
多結晶シリコン抵抗層から成る静電保護回路とを含んで
成り、前記静電保護回路は、前記npnトランジスタのコ
レクタ電極およびエミッタ電極をそれぞれ内部回路の信
号入力端子および基準電位電源に、また、前記多結晶シ
リコン抵抗層の2つの端子を前記基準電位電源およびト
ランジスタのベース電極にそれぞれ結線すると共に、前
記ダイオードのアノード電極およびカソード電極をそれ
ぞれ前記基準電位電源および内部回路の最高電位電源に
結線して接続回路を形成し前記内部回路の前段に挿入さ
れることを含んで構成される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図および第2図はそれぞれ本発明の一実施例を示す
半導体チップ上の静電保護回路の接続回路図およびその
半導体構造を示す断面図である。本実施例によれば、本
発明半導体集積回路装置の静電保護回路は、P型シリコ
ン基板1上のN型エピタキシャル層2上に互いに隣接し
て形成されたnpnトランジスタQ,ダイオードDおよび絶
縁膜12,13上に形成された多結晶シリコン抵抗層15によ
る抵抗Rとを含み、基板1上でトランジスタQのコレク
タ電極6およびエミッタ電極8をそれぞれ信号入力端子
INおよび基準電位のGND電源端子に、また、多結晶シリ
コン抵抗層15の端子9および10をそれぞれ基準電位のGN
D電源端子およびトランジスタQのベース電極7にそれ
ぞれ結線すると共に、更にダイオードDのアノード電極
17およびカソード電極18をGND電源およびVcc電源にそれ
ぞれ結線することにより接続回路を構成して、保護すべ
き入力バッファ回路Bの前段に挿入される。
この静電保護回路は基板1上でつぎのように動作する。
まず、入力端子INとGND電源間に正のサージ電圧が印加
された場合には、トランジスタQのコレクタ電極6と多
結晶シリコン引出電極14aを通してコレクタ領域2の電
位が上昇する。このコレクタ領域2の電位が上昇により
ベース領域3とコレクタ領域2間の接合がブレーク・ダ
ウンすると、ベース領域3の電位が上昇してベース電極
7と接続されている多結晶シリコン抵抗層15の一端の電
極10とGND電源に接続されている他端の電極19との間に
多結晶シリコン抵抗層15による電位差が生じ、ベース領
域3とエミッタ領域4間が順バイアス状態となる。従っ
て、トランジスタQが動作して正のサージ電圧による電
荷を入力端子INからGND電源へとバイパスする。つぎ
に、入力端子INとGND電源間に負のサージ電圧が印加さ
れた場合には、トランジスタQのコレクタ電極6と多結
晶シリコン引出電極14aを通してコレクタ領域2の電位
が低下する。コレクタ領域2の電位がGND電源と同電位
に設定されている基板1の電位よりも低下すると、基板
1とコレクタ領域2間が順バイアス状態となるので負の
サージ電圧による電荷は入力端子INからGND電源へとバ
イパスされる。或いは、このとき、ベース領域3は多結
晶シリコン引出電極14b,ベース電極7,電極10,多結晶シ
リコン抵抗層15および電極9を経てGND電源に接続され
ているので、コレクタ領域2の電位がGND電源より低下
するとベース領域3とコレクタ領域2間が順バイアス状
態となり、トランジスタQの逆方向動作により負のサー
ジ電圧による電荷を入力端子INからGND電源へバイパス
することともなる。
また、入力端子INとVcc電源間に正のサージ電圧が印加
された場合には、入力端子INとGND電源間に正のサージ
電圧が印加された場合と同じようにトランジスタQが動
作して正のサージ電圧による電荷を入力端子INからGND
電源にバイパスする。第2図には図示していないが、集
積回路チップ内部には通常コレクタ領域がVcc電源に接
続されているnpnトランジスタが多数存在するので、こ
のバイパスされたGND電源に蓄積された正電荷は、基板
1とこのコレクタ領域がVcc電源に接続されているnpnト
ランジスタのコレクタ領域とが形成する寄生ダイオード
によりVcc電源にバイパスされる。
つぎに、入力端子INとVcc電源間に負のサージ電圧が印
加された場合には、入力端子INとGND電源間に負のサー
ジ電圧が印加された場合と同じように、負のサージ電圧
による電荷はトランジスタQの動作により入力端子INか
らGND電源へとバイパスされる。このバイパスされGND電
源に蓄積された負電荷により、GND電源に接続されてい
る多結晶シリコン抵抗層15,基板1,およびダイオードD
のアノード領域を形成するP型拡散層16の各電位がそれ
ぞれ低下する。この際、多結晶シリコン抵抗層15は選択
酸化膜13と絶縁膜12とにより絶縁されており、また、既
に述べたコレクタ領域がVcc電源に接続されている図示
されないnpnトランジスタのコレクタ領域と基板1間の
接合耐圧は集積回路チップ内で最も大きいため、これら
npnトランジスタが形成する寄生ダイオードを介してはG
ND電源に蓄積された負電荷を他の内部回路の素子がブレ
ーク・ダウンする以前に直接バイパスすることはできな
い。しかしながら、ダイオードDのアノード領域を形成
するP型拡散層16とカソード領域を形成するN型エピタ
キシャル層2と間の接合耐圧はトランジスタ領域と基板
1の接合耐圧に比べれば小さく、また、カソード領域は
多結晶シリコン引出電極14eと電極18とを介してVcc電源
に接続されているため、ダイオードDのアノード領域の
電位が低下してアノード領域とカソード領域との間の接
合耐圧に達したとき、この接合のブレーク・ダウンによ
り、GND電源に蓄積された負電荷の全てはVcc電源へとバ
イパスされることとなる。このように、本発明の半導体
集積回路装置の静電保護回路は、どのような極性のサー
ジ電圧に対してもサージ電圧による電荷をバイパスする
経路が存在するので多結晶シリコンを使用して抵抗素子
を形成する集積回路チップに対して大きな静電保護耐量
をもつことができ、入力および出力バッファ回路その他
の内部回路をサージ入力に対して効果的に保護すること
ができる。
なお、静電保護回路は、サージ電圧による電荷をバイパ
スするという目的から、サージ電圧の印加に対する応答
が比較的速いことが必要条件とされるため、サージ電圧
による電荷のバイパス経路となるトランジスタとダイオ
ードとは基板上に互いに隣接して配置し、かつトランジ
スタのエミッタとダイオードのアノード間を最短距離の
配線により接続した場合に本発明は最も大きな効果をあ
げることができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明にかかる静電保護回
路は、どのような極性のサージ電圧に対してもサージ電
圧による電荷をバイパスできる経路を有しているのでサ
ージ電圧に対する静電保護耐量が大きくとれる効果を有
する。また、サージ電圧による電荷は、内部回路を構成
している素子のダイオードまたは寄生ダイオードを通る
ことがないので、集積回路チップ上の素子のレイアウト
に依存することなく、大きな静電保護耐量を安定に構成
されることができる。すなわち、静電保護耐量の小さな
集積回路装置は、製造工程または製品の取扱い中の静電
破壊が起き易く、また集積回路装置を使用するシステム
の信頼性を著しく低下せしめる欠点を有するが、このよ
うに静電保護耐量の大きな静電保護回路を形成する集積
回路装置を用いれば製造技術上およびシステム構成上の
信頼性を著しく高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の一実施例を示す
静電保護回路の接続回路図およびその半導体構造を示す
断面図、第3図および第4図はそれぞれTTL回路によく
用いられる従来の静電保護回路の接続回路図およびその
チップ上の半導体構造図、第5図は上記従来の静電保護
回路を多結晶シリコン抵抗を用いて形成した場合のチッ
プ上の半導体構造図である。 1……P型シリコン基板、2……N型エピタキシャル
層、3……P型ベース領域、4……n+エミッタ領域、6
……コレクタ電極、7……ベース電極、8……エミッタ
電極、9,10……抵抗端子、12……絶縁膜、13……選択酸
化膜、14a〜14e……多結晶シリコン引出電極、15……多
結晶シリコン抵抗層、16……P型拡散層、17……アノー
ド電極、18……カソード電極、Q……npnトランジス
タ、R……抵抗、D……ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/522 23/556 23/60 23/62 27/04 7210−4M H01L 27/06 101 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型半導体基板上に形成されコレクタ
    が入力端子にエミッタが第1の節点に接続されたトラン
    ジスタと、前記基板表面を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上
    に形成された抵抗層と、前記抵抗層の両端をそれぞれ前
    記トランジスタのベース及びエミッタに接続する接続配
    線部と、前記入力端子からの信号を受け、第1の電源が
    供給される第1の電源配線の端部に接続された入力回路
    と、前記トランジスタに隣接して前記基板上に形成され
    たダイオードと、前記ダイオードの一端と前記第1の電
    源配線の前記端部との間に接続され前記第1の電源が供
    給される第2の電源配線と、前記エミッタが接続された
    前記第1の節点と前記ダイオードの一端との間に接続さ
    れ前記第1の電源が供給され、前記第2の電源配線より
    も短い第3の電源配線と、前記ダイオードの他端と第2
    の電源との間に接続された第4の電源配線とを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
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