JP2007189048A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面積効率に優れ、且つ、ラッチアップ耐性に優れた半導体装置を実現する。
【解決手段】被保護回路を保護する半導体装置は、電源端子又はI/O端子となる第1の端子1と接地端子となる第2の端子2との間に形成された第1のサイリスタ10と第2のサイリスタ20とを備える。第1のサイリスタ10は、第1のPNPトランジスタ11と、第1のNPNトランジスタ12と、抵抗13とを有する。第2のサイリスタ20は、第2のNPNトランジスタ21と、第2・第3のPNPトランジスタ22とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ESD(Electro-Static Discharge)から被保護回路である半導体集積回路の内部素子を保護するための保護回路を構成する半導体装置に関し、特に、双方向サイリスタを有する面積効率の高いESD保護回路を備えた半導体装置に関するものである。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、小面積でESD電流の放電能力が高く、面積効率の高いESD保護半導体装置が求められている。面積効率の高いESD保護半導体装置として、サイリスタを用いる様々なESD保護素子及びESD保護回路が提案されている。
以下に、従来のESD保護半導体装置について説明する(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来のESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。図9に示すように、従来のESD保護半導体装置は、順方向サイリスタ110と逆方向サイリスタ120とを有している。
順方向サイリスタ110は、第1のPNPトランジスタ111(PNP1)と、第1のNPNトランジスタ112(NPN1)とを有している。第1のPNPトランジスタ111のエミッタは、I/O端子102に接続され、コレクタは第1のNPNトランジスタ112のベースに接続され、ベースは電源端子101に接続されている。第1のNPNトランジスタ112のエミッタは、接地端子(GND端子)に接続されて接地され、コレクタは電源端子101に接続されている。
一方、逆方向サイリスタ120は、第2のNPNトランジスタ121(NPN2)と、第2のPNPトランジスタ(PNP2)と、抵抗123(R5)とを有している。第2のNPNトランジスタ121のエミッタは、I/O端子102に接続され、コレクタは第2のPNPトランジスタ122のベースに接続され、ベースは第2のPNPトランジスタ122のコレクタに接続されている。抵抗123の一端は接地端子103に接続されており、他端は第2のNPNトランジスタ121のベース及び第2のPNPトランジスタ122のコレクタに接続されている。
図10は、図9に示す回路を実現する従来に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。なお、図中では、図9に示した回路図を対応させて示している。
図10に示すように、従来のESD保護半導体装置では、P型半導体領域131内に、P型半導体領域132と、N型半導体領域133と、N型半導体領域134とが配置されている。また、P型半導体領域132は接地端子103に接続されている。
N型半導体領域133内には、P型半導体領域135と、N型半導体領域136と、P型半導体領域137とが配置されており、該P型半導体領域137内には、N型半導体領域138が配置されている。また、P型半導体領域135はI/O端子102に接続されており、N型半導体領域136は電源端子101に接続されており、N型半導体領域138は接地端子103に接続されている。
N型半導体領域134内には、P型半導体領域139と、P型半導体領域140とが配置されており、該P型半導体領域139内には、P型半導体領域141と、N型半導体領域142とが配置されている。また、P型半導体領域140は、接地端子103に接続されていると共に、抵抗123を介してP型半導体領域141に接続されている。
このように、順方向サイリスタ110は、N型半導体領域133内に形成されており、P型半導体領域135をアノードとすると共に、N型半導体領域138をカソードとしている。一方、逆方向サイリスタ120は、N型半導体領域134内に形成されており、P型半導体領域140をアノードとすると共に、N型半導体領域142をカソードとしている。
ここで、上述した各半導体領域と図9及び図10に示した各トランジスタとの対応関係について説明する。
第1のPNPトランジスタ111(PNP1)では、P型半導体領域135がエミッタを構成し、N型半導体領域136及びN型半導体領域133がベースを構成し、P型半導体領域137がコレクタを構成している。
第1のNPNトランジスタ112(NPN1)では、N型半導体領域138がエミッタを構成し、P型半導体領域137がベースを構成し、N型半導体領域133及びN型半導体領域136がコレクタを構成している。
第2のNPNトランジスタ121(NPN2)では、N型半導体領域142がエミッタを構成し、P型半導体領域139及びP型半導体領域141がベースを構成し、N型半導体領域134がコレクタを構成している。
第2のPNPトランジスタ122(PNP2)では、P型半導体領域140がエミッタを構成し、N型半導体領域134がベースを構成し、P型半導体領域139及びP型半導体領域141がコレクタを構成している。
次に、従来に係るESD保護半導体装置の動作について説明する。
まず、電源端子101に所定の電源電圧の最大値(例えば5.5V)を印加して、接地端子103を接地電位とし、I/O端子102に正電位のESDストレスを与えた場合には、順方向サイリスタ110が動作することにより、ESD電流が流れ出すことになる。
すなわち、ESD電流は、I/O端子102、第1のPNPトランジスタ111、第1のNPNトランジスタ112、及び接地端子103への順の経路で流れる。
ここで、順方向サイリスタ110のトリガー電流は、第1のPNPトランジスタ111のベースが半導体装置の内部回路の電源端子101に接続されているので、I/O端子102、第1のPNPトランジスタ111のエミッタ、第1のPNPトランジスタ111のベース、電源端子101、半導体装置の内部回路、及び接地端子103への順の経路で流れる。そして、トリガー電流は、第1のPNPトランジスタ111のエミッタの電位が電源端子101への印加電圧(第1のPNPトランジスタ111のベース電圧)よりも約0.7V程度高くなったときに、流れ出すことになる。第1のPNPトランジスタ111はこのトリガー電流によって動作状態となり、第1のPNPトランジスタ111が第1のNPNトランジスタ112のベース−エミッタ間に電流を供給することで、順方向サイリスタ110が動作を開始する。
図11は、電源端子101に所定の電源電圧の最大値(例えば5.5V)を印加し、接地端子103を接地電位とし、さらに、I/O端子102に正電位のESDストレスを与えた場合における、I/O端子102−接地端子103間の電流−電圧特性を示している。
図11に示すように、順方向サイリスタ110が動作を開始する電圧は、第1のPNPトランジスタ111のエミッタ電位が電源電圧(第1のPNPトランジスタ111のベース電圧)よりも約0.7V程度高くなるときであるので、約6.2V程度の値に到達したときに順方向サイリスタ110は動作を開始する。
また、この場合の電流−電圧特性としては、ラッチアップ耐性の高いESD保護半導体装置が実現されるような特性が要求される。すなわち、順方向サイリスタ110が、図11に示したラッチアップ領域内で動作しないように設計することが重要である。この点、サイリスタ保護素子のラッチアップ耐性については、Marcus P.J.Mergens等の文献(High Holding Current SCRs(HHI-SCR)for ESD Protection and Latch-up Immune IC Operation.2002 EOS/ESD Symposium.Paper 1A3)(例えば、非特許文献1参照)に説明されており、当該文献によると、サイリスタ保護素子のラッチアップを防止するためには、サイリスタ保護素子の電流−電圧特性が、ラッチアップ電流規格値(文献中記号ILU)以下であって且つ電源電圧の最大値以下の範囲内に入らないこと(例えば、文献中 Fig.1に示されている、LU normal operationの領域に入らないこと)が必要であると示している。
上述したように、従来のESD保護半導体装置における順方向サイリスタ110は、電源電圧の最大値よりも約0.7V高い電圧で動作を開始する。このように、従来のESD保護半導体装置では、順方向サイリスタ110を構成する第1のPNPトランジスタ111のエミッタをI/O端子102に接続し、第1のPNPトランジスタ111のベース及び第1のNPNトランジスタ112のコレクタを電源端子101に接続していることにより、図11に示したラッチアップ領域に入らない電流−電圧特性を実現している。
次に、接地端子103を接地電位として、I/O端子102に負電位のESDストレスを与えた場合には、逆方向サイリスタが動作することにより、ESD電流が放電される。
すなわち、ESD電流は、接地端子103、第2のPNPトランジスタ122、第2のNPNトランジスタ121、及びI/O端子102への順の経路で流れる。
ここで、逆方向サイリスタ120のトリガー電流は、接地端子103、抵抗123、第2のNPNトランジスタ121のベース、第2のNPNトランジスタ121のエミッタ、及びI/O端子102への順の経路で流れる。
そして、第2のPNPトランジスタ122はこのトリガー電流によって動作状態となり、第2のNPNトランジスタ121のコレクタが、第2のPNPトランジスタ122のベース−エミッタ電流を引き出すことにより、逆方向サイリスタ120が動作を開始する。
図12は、接地端子103を接地電位とし、I/O端子102に負電位のESDストレスを与えた場合における、I/O端子102の電流−電圧特性を示している。
図12に示すように、逆方向サイリスタ120が動作を開始する電圧は、第2のNPNトランジスタ121のベース−エミッタ間電圧と抵抗123とによって決まるので、通常、約−0.7V程度の値に到達したときに逆方向サイリスタは動作を開始する。
なお、サイリスタ保護素子は、一般的に、単位面積あたりの最大電流値(素子が破壊する電流値)が、MOS保護素子又はNPN保護素子などに比べて大きい値を実現できるという利点を有している。
特開平10−294425号公報 High Holding Current SCRs(HHI-SCR)for ESD Protection and Latch-up Immune IC Operation.2002 EOS/ESD Symposium.Paper 1A3
しかしながら、上述した従来のESD保護半導体装置では、順方向サイリスタ及び逆方向サイリスタをそれぞれ異なる半導体領域内に形成する必要があり、例えば、図10に示した場合では、双方向サイリスタを構成するためには、12個の半導体領域(半導体領域131〜142)が必要となる。従来のESD保護半導体装置は、上述したように、単位面積あたりの最大電流値としては一般に優れてはいるものの、半導体集積回路のコストパフォーマンスの観点からすると、単位面積あたりの最大電流値としてより大きな値を実現できるサイリスタ保護素子が要求されている。
また、従来のESD半導体装置において優れたラッチアップ耐性を実現しようとすると、接地端子、I/O端子及び電源端子の3端子が必要となる。このように、1つの保護素子内で、保護端子(I/O端子)よりも高い電位の端子(電源端子)が必要となるので、従来のESD保護半導体装置をI/O端子の保護素子として適用することはできるが、電源端子の保護素子としては適用することができないという問題がある。
前記に鑑み、本発明の目的は、面積効率に優れ、且つ、ラッチアップ耐性に優れた双方向サイリスタよりなる半導体装置を実現することである。
前記の目的を達成するために、本発明の一側面に係る半導体装置は、被保護回路を保護する半導体装置であって、被保護回路における相対的に高電位側の第1の端子と、前記被保護回路における相対的に低電位側の第2の端子との間に形成され、エミッタが前記第1の端子に接続される第1のPNPトランジスタと、エミッタが前記第2の端子に接続されると共にベースが前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続される第1のNPNトランジスタと、一方側の接続端子が前記第1のNPNトランジスタのコレクタ及び前記第1のPNPトランジスタのベースに接続されると共に他方側の接続端子が前記第1の端子に接続される第1の抵抗とを有する第1のサイリスタと、前記第1の端子と前記第2の端子との間に形成され、エミッタが前記第1の端子に接続され、コレクタが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続され且つベースが前記第1のNPNトランジスタのベースに接続される第2のNPNトランジスタと、エミッタが前記第2の端子に接続され、コレクタが前記第2のNPNトランジスタのベースに接続され且つベースが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続される第2のPNPトランジスタとを有する第2のサイリスタとを備えている。
本発明の一側面に係る半導体装置によると、第1及び第2の端子の2つの端子のみでラッチアップ耐性に優れた半導体装置を実現することができる。また、従来に比べてより少ない個数の半導体領域で上記構成の実現が可能になるので、面積効率に優れた半導体装置を実現することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置であって、半導体領域と、半導体領域内に形成された第1のP型半導体領域及び第1のN型半導体領域と、第1のN型半導体領域内に形成された第2のP型半導体領域、第3のP型半導体領域、第4のP型半導体領域及び第2のN型半導体領域と、第3のP型半導体領域内に形成された第3のN型半導体領域及び第4のN型半導体領域とを備え、第1のPNPトランジスタは、第4のP型半導体領域をエミッタとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をベースとし、第3のP型半導体領域をコレクタとしており、第1のNPNトランジスタは、第3のN型半導体領域をエミッタとし、第3のP型半導体領域をベースとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をコレクタとしており、第2のPNPトランジスタは、第2のP型半導体領域をエミッタとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をベースとし、第3のP型半導体領域をコレクタとしており、第2のNPNトランジスタは、第4のN型半導体領域をエミッタとし、第3のP型半導体領域をベースとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をコレクタとする構成であってもよい。
このうように、ラッチアップ耐性に優れた上記半導体装置は、従来に比べてより少ない個数の半導体領域によって実現される。
本発明の一側面に係る半導体装置であって、一方側の接続端子が第1のPNPトランジスタのコレクタ及び第1のNPNトランジスタのベースに接続されると共に、他方側の接続端子が第2の端子に接続された第2の抵抗をさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、被保護回路の電源電圧に対してより高い動作電圧で動作させることが可能になる。
この場合の構成としては、半導体領域と、半導体領域内に形成された第1のP型半導体領域及び第1のN型半導体領域と、第1のN型半導体領域内に形成された第2のP型半導体領域、第3のP型半導体領域、第4のP型半導体領域及び第2のN型半導体領域と、第3のP型半導体領域内に形成された第3のN型半導体領域、第4のN型半導体領域及び第5のP型半導体領域とを備え、第1のPNPトランジスタは、第4のP型半導体領域をエミッタとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をベースとし、第3のP型半導体領域をコレクタとしており、第1のNPNトランジスタは、第3のN型半導体領域をエミッタとし、第3のP型半導体領域及び第5のP型半導体領域をベースとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をコレクタとしており、第2のPNPトランジスタは、第2のP型半導体領域をエミッタとし、第1のN型半導体領域及び第2のN型半導体領域をベースとし、第3のP型半導体領域をコレクタとしており、第2のNPNトランジスタは、第4のN型半導体領域をエミッタとし、第3のP型半導体領域及び第5のP型半導体領域をベースとし、第1のN型半導体領域をコレクタとしている構成であってもよい。
本発明の一側面に係る半導体装置において、エミッタが第2の端子に接続され、ベースが第2のPNPトランジスタのベースに接続され、コレクタが第2のNPNトランジスタのベースに接続された第3のPNPトランジスタをさらに備えることが好ましい。
このように、第2のPNPトランジスタと並列に接続される第3のPNPトランジスタを備えることにより、第2のサイリスタが破壊に至る電流値を増加させることができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、拡散深さが第4のP型半導体領域の拡散深さよりも深い第6のP型半導体領域をさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、第3のP型半導体領域に対抗する面積が大きい第6のP型半導体領域が形成されるので、第1のPNPトランジスタが破壊されにくくなる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第6のP型半導体領域の濃度は、第4のP型半導体領域の濃度よりも低いことが好ましい。
このようにすると、第4のP型半導体領域に電流が集中することを回避し、第1のPNPトランジスタがより破壊されにくくなる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1の端子が被保護回路の電源端子又は入出力端子であり、第2の端子が接地端子である構成であってもよく、このように、当該半導体倒置は電源端子及び入出力端子の双方に保護素子として適用できる。
本発明によると、面積効率が高いESD保護半導体装置を実現することができる。また、半導体集積回路の使用時に発生するラッチアップに対して優れたラッチアップ耐性を有するESD保護半導体装置を実現することができる。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。図1に示すように、本実施形態のESD保護半導体装置は、I/O端子又は電源端子となる第1の端子1(被保護回路としての半導体集積回路の高電位側端子)と、接地端子となる第2の端子2(被保護回路としての半導体集積回路の低電位側端子)との間に設けられた順方向サイリスタ10と逆方向サイリスタ20とを有している。
順方向サイリスタ10は、第1のPNPトランジスタ11(PNP1)と、第1のNPNトランジスタ12(NPN1)と、抵抗13(R1)とを有している。第1のPNPトランジスタ11のエミッタは、第1の端子1に接続され、コレクタは第1のNPNトランジスタ12のベースに接続され、ベースは抵抗13の一方側の接続端子に接続されている。第1のNPNトランジスタ12のエミッタは、第2の端子2に接続されて接地され、コレクタは抵抗13の一方側の接続端子に接続されている。抵抗13の他方側の接続端子は、第1の端子1に接続されている。また、第1のPNPトランジスタ11は、エミッタ−コレクタ間にパンチスルー電流を流す設計を行っておくことにより、順方向サイリスタ10におけるトリガー素子としての機能を有している。なお、本実施形態において、抵抗13は、R1≦4.7Ωとしている。
一方、逆方向サイリスタ20は、第2のNPNトランジスタ21(NPN2)と、第2のPNPトランジスタ(PNP2)及び第3のPNPトランジスタ(PNP3)が並列に接続されてなる第2・第3のPNPトランジスタ22(PNP2//PNP3)とを有している。第2のNPNトランジスタ21のエミッタは、第1の端子1に接続され、コレクタは第2及び第3のPNPトランジスタのベース及び第1のPNPトランジスタ11のベースに接続され、ベースは第2及び第3のPNPトランジスタのコレクタ及び第1のNPNトランジスタ12のベース及び第1のPNPトランジスタ11のコレクタに接続されている。第2及び第3のPNPトランジスタのエミッタは、第2の端子2に接続されている。
図2は、図1に示す回路を実現する本実施形態に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。なお、図中では、図1に示した回路図を対応させて示している。
図2に示すように、本実施形態のESD保護半導体装置では、P型半導体領域31内に、P型半導体領域32と、N型半導体領域33とが配置されている。
N型半導体領域33内には、P型半導体領域34と、互いに隣接するP型半導体領域35及びN型半導体領域36と、P型半導体領域37とが、N型半導体領域33を挟んで形成されている。そして、P型半導体領域37内には、N型半導体領域38と、N型半導体領域39とがP型半導体領域37を挟んで形成されている。
P型半導体領域35と、N型半導体領域39とには、第1の端子1が接続されており、N型半導体領域36には、第1の端子1が抵抗13を介して接続されている。一方、P型半導体領域32と、P型半導体領域34とN型半導体領域38とには、第2の端子2が接続されている。
ここで、上述した各半導体領域と図1及び図2に示した各トランジスタとの対応関係について説明する。
第1のPNPトランジスタ11(PNP1)では、P型半導体領域35がエミッタを構成し、N型半導体領域36及びN型半導体領域33がベースを構成し、P型半導体領域37がコレクタを構成している。
第1のNPNトランジスタ12(NPN1)では、N型半導体領域38がエミッタを構成し、P型半導体領域37がベースを構成し、N型半導体領域33及びN型半導体領域36がコレクタを構成している。
第2のNPNトランジスタ21(NPN2)では、N型半導体領域39がエミッタを構成し、P型半導体領域37がベースを構成し、N型半導体領域33がコレクタを構成している。
第2・第3のPNPトランジスタ22を構成する第2のPNPトランジスタ(PNP2)では、P型半導体領域34がエミッタを構成し、N型半導体領域36及びN型半導体領域33がベースを構成し、P型半導体領域37がコレクタを構成している。
第2・第3のPNPトランジスタ22を構成する第3のPNPトランジスタでは、P型半導体領域31及びP型半導体領域32がエミッタを構成し、N型半導体領域36及びN型半導体領域33がベースを構成し、P型半導体領域37がコレクタを構成している。
また、順方向サイリスタ10では、P型半導体領域35がアノードを構成すると共に、N型半導体領域38がカソードを構成している。一方、逆方向サイリスタ20では、P型半導体領域32及びP型半導体領域34がアノードを構成すると共に、N型半導体領域39がカソードを構成している。
ここで、図2に示した本実施形態のESD保護半導体装置の構造と、上述の図10に示した従来のESD保護半導体装置の構造とを比較すると、従来のESD保護半導体装置では、順方向サイリスタ110と逆方向サイリスタ120とがN型半導体領域133とN型半導体領域136との中にそれぞれ形成されているのに対して、本実施形態のESD保護半導体装置では、順方向サイリスタ10と逆方向サイリスタ20とが一つのN型半導体領域33の中に形成されている。順方向サイリスタと逆方向サイリスタとを構成する半導体領域の総数は、従来のESD保護半導体装置の場合が12個(半導体領域131〜142)であるのに対して、本実施形態のESD保護半導体装置の場合が9個(半導体領域31〜39)である。したがって、本実施形態のESD保護半導体装置は、従来のESD保護半導体装置よりも小さな面積にて順方向サイリスタと逆方向サイリスタとを構成することができ、面積効率に優れたESD保護半導体装置を実現することができる。例えば、半導体集積回路として、0.3μmのBiCMOSに対して本実施形態のESD保護半導体装置を適用した場合には、図10に示した従来のESD保護半導体装置の面積を1と規定すると、本実施形態のESD保護半導体装置の面積は0.53と見積もることができ、従来例に比較して約47%の面積縮小が可能となる。
次に、本実施形態に係るESD保護半導体装置の動作について説明する。
第1に、接地端子である第2の端子2(GND)を接地電位として、I/O端子又は電源端子となる第1の端子1(I/O又は電源)に正電位のESDストレスを与えた場合について説明する。
第1の端子1に正のESD電流が入ると、最初は、順方向サイリスタ10及び逆方向サイリスタ20は共にオフ状態であるため、第1の端子1の電圧が上昇する。
ここで、順方向サイリスタ10の構成要素である第1のPNPトランジスタ11のコレクタ−エミッタ間のパンチスルー耐圧を、第1のPNPトランジスタ11におけるベース・エミッタショート時のコレクタ−エミッタ間耐圧(以下、BVCES耐圧という)よりも小さな値になるように設計しておく。
なぜなら、第1のPNPトランジスタ11のBVCES耐圧で流れる電流は、第1のPNPトランジスタ11及び第1のNPNトランジスタ12によって構成される順方向サイリスタ10を瞬時に動作させてしまうからである。サイリスタ10を瞬時に動作させてしまう理由は、BVCES耐圧で流れる電流が、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間だけではなくエミッタ−ベース間にも電流を流すことによる。
一方、第1のPNPトランジスタ11におけるコレクタ−エミッタ間のパンチスル−耐圧で流れる電流は、第1のPNPトランジスタ11及び第1のNPNトランジスタ12によって構成される順方向サイリスタ10を動作させない。サイリスタ10を動作させない理由は、第1のPNPトランジスタのコレクタ−エミッタ間のパンチスルー耐圧での動作モードにおいては、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−ベース間の電流が無視できる程度に小さいことによる。
又、順方向サイリスタ10の構成要素である第1のPNPトランジスタ11のコレクタ−エミッタ間のパンチスルー耐圧は、第1のNPNトランジスタ12におけるベース・エミッタショート時のコレクタ−エミッタ間耐圧(以下、BVCES耐圧という)よりも小さな値になるように設計することが重要である。
なぜなら、一般的にNPNトランジスタのBVCESは、保護素子のトリガー電圧としては大きすぎる値であり、保護素子が動作する前に内部回路(被保護回路)が破壊するという不具合が生じるためである。
ここで、本保護素子のトリガー電圧である第1のPNPトランジスタ11のコレクタ−エミッタ間のパンチスルー耐圧は、図2に示したP型半導体領域35とP型半導体領域37との間隔によって所望の値に変えることができる。
従って、本保護素子のトリガー電圧を第1のNPNトランジスタ12のBVCES耐圧よりも小さな値に設定することは容易である。
このような設計を行っておくことにより、第1の端子1の電位が、第1のPNPトランジスタ11のコレクタ−エミッタ間のパンチスルー耐圧に到達すると、第1の端子1に流れ込んだESD電流は、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ(P型半導体領域35)、第1のPNPトランジスタ11のコレクタ(P型半導体領域37)、第1のNPNトランジスタ12のベース(P型半導体領域37)、第1のNPNトランジスタ12のエミッタ(N型半導体領域38)、及び第2の端子2の順の経路で流れる。
このように、ESD電流が第1のNPNトランジスタ12のベース−エミッタ間を流れることにより、第1のNPNトランジスタ12は動作状態になって、第1のNPNトランジスタ12のコレクタにESD電流が流れ込む。
すなわち、第1のNPNトランジスタ12は、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間のパンチスルー電流をトリガー電流として、エミッタ−コレクタ間耐圧(以下、BVCEO耐圧という)の動作モードに入り、コレクタ電圧はBVCEO耐圧値付近まで下がる。
ここで、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間の抵抗13を約4.7オームに設定しておくと、第1のNPNトランジスタ12のコレクタ電流値が、ラッチアップ試験規格値である約150mAになるまでは、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−ベース間ダイオードは動作しない。
したがって、第1のPNPトランジスタ11は、第1のNPNトランジスタ12のコレクタ電流値が約150mAになるまでトランジスタ動作を行わず、オフ状態を保持するため、第1のPNPトランジスタ11及び第1のNPNトランジスタ12を有する順方向サイリスタ10は動作しない。
言い換えると、ESD電流値が約150mAに到達するまでは、第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧の動作モードによって放電を行うため、少なくともラッチアップ試験規格である150mAに到達するまでは、半導体集積回路の電源電圧における最大値以上の電圧で動作させることが可能となり、ラッチアップ耐性が高いESD保護半導体装置を実現することができる。例えば、半導体集積回路として電源電圧の最大値が5.5VであるBiCMOSを例にして考えると、第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧を電源電圧の最大値である5.5V以上(例えば8V程度)の値に設計することは容易である。また、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間の抵抗13を適切な値に設計することにより、ラッチアップ電流規格値以下で順方向サイリスタ10が動作することを防止することができる。例えば、抵抗13を約0.7Ωに設定した場合には、ESD電流値が1Aに到達するまでは、第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧の動作モードで放電することができる。このように、本実施形態のESD保護半導体装置は、ラッチアップ電流規格値以下及び電源電圧の最大値以下の範囲では動作しないため、ラッチアップ耐性に優れたESD保護半導体装置を実現することができる。
また、従来例とは異なり、抵抗13と第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧での動作によってラッチアップ対策を行う2端子の保護素子である為、本実施形態のESD保護半導体装置を電源端子用保護素子としても用いることが可能である。
なお、以上の場合、つまり、接地端子である第2の端子2を接地電位として、I/O端子又は電源端子となる第1の端子1に正のESDストレスを与えた場合に、逆方向サイリスタ20は、オフ状態を保持するような耐圧設計を行っておくことにより、動作を行なうことはない。
図3は、第2の端子2を接地電位として、第1の端子1に正電位のESDストレスを与えた場合における第1の端子−第2の端子間の電流−電圧特性を示している。
通常、第1のトランジスタNPN11のBVCEO耐圧の値として、半導体集積回路の電源電圧の最大値よりも大きな値に設定することは可能である。特に、半導体集積回路としてのBiCMOSに対して本実施形態のESD保護半導体装置を適用する場合には、第1のNPNトランジスタ11及び第2のNPNトランジスタ12のエミッタ拡散層(N型半導体領域38、39)及びベース拡散層(P型半導体領域37)は、半導体集積回路における信号処理用に用いるNPNトランジスタと共通する拡散層を用いる。半導体集積回路における信号処理用に用いるNPNトランジスタでは、BVCEO耐圧の値を半導体集積回路の電源電圧の最大値以上に設定することが必須である。このため、半導体集積回路としてのBiCMOSに対して適用した場合の本実施形態のESD保護半導体装置においては、順方向サイリスタ10を構成する第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧の値を、BiCMOSにおける電源電圧の最大値以上の値に設定することができる。
したがって、図3に示すように、本実施形態のESD保護半導体装置は、ESD電流値がラッチアップ電流規格値(約150mA)以下では、第1のNPNトランジスタ12のBVCEO耐圧での動作モードであるため、半導体集積回路の電源電圧における最大値以上の電圧で動作させることが可能となる。このように、ラッチアップ耐性に優れたESD保護半導体装置を実現することができる。
第2に、第2の端子2を0Vとして、第1の端子1に負のESDストレスを与えた場合について説明する。
第2の端子2から流れ込むESD電流は、P型半導体領域34及び第P型半導体領域32に入る。
まず、P型半導体領域34に入ったESD電流は、N型半導体領域33を経由してN型半導体領域36に入り、抵抗13を介して第1の端子1から流れ出す。
このような放電経路を各トランジスタの電極を用いて説明すると、第2の端子2から流れ込むESD電流は、第2のPNPトランジスタのエミッタから第2のPNPトランジスタのベースへ入り、抵抗13を介して第1の端子1から流れ出すことになる。
このように、第2のPNPトランジスタのエミッタ−ベース間にESD電流が流れるため、第2のPNPトランジスタは動作状態になり、第2のPNPトランジスタ及び第2のNPNトランジスタよりなる逆方向サイリスタ20が動作する。したがって、ESD電流は、P型半導体領域34、N型半導体領域33、P型半導体領域37、N型半導体領域39、及び第1の端子1への順の経路で放電される。
一方、P型半導体領域32に入ったESD電流は、P型半導体領域31及びN型半導体領域33を経由してN型半導体領域36へ入り、抵抗13を介して第1の端子1から流れ出す。
このような放電経路を各トランジスタの電極を用いて説明すると、第2の端子2から流れ込むESD電流は、第3のPNPトランジスタのエミッタから第2のPNPトランジスタのベースへ入り、抵抗13を介して第1の端子1から流れ出すことになる。
このように、第3のPNPトランジスタのエミッタ−ベース間にESD電流が流れるため、第3のPNPトランジスタは動作状態になり、第3のPNPトランジスタ及び第2のNPNトランジスタを有する逆方向サイリスタ20が動作する。したがって、ESD電流は、P型半導体領域32、P型半導体領域31、N型半導体領域33、P型半導体領域37、N型半導体領域39、及び第1の端子への順の経路で放電される。
以上では、逆方向サイリスタ20を構成するPNPトランジスタとして、並列に接続された第2のPNPトランジスタ及び第3のPNPトランジスタの2つを用いた場合について説明したが、第2のPNPトランジスタ又は第3のPNPトランジスタのいずれか一方のみを用いる構成でも構わない。
具体的には、P型半導体領域34を設けない構成とすることにより、第3のPNPトランジスタ及び第2のNPNトランジスタ21よりなる逆方向サイリスタ20としてもよいし、P型半導体領域32を設けない構成とすることにより、第2のPNPトランジスタ及び第2のNPNトランジスタ21よりなる逆方向サイリスタ20としてもよい。
但し、逆方向サイリスタ20として第2のPNPトランジスタ及び第3のPNPトランジスタの両方を用いた本実施形態の構成では、逆方向サイリスタ20の動作面積が増加するため、第2のPNPトランジスタ及び第3のPNPトランジスタのいずれか一方を用いて構成する場合に比較して、逆方向サイリスタ20の破壊電流値が増加するという利点を得ることができる。
図4は、第2の端子2を接地電位として、第1の端子1に負電位のESDストレスを与えた場合について、本実施形態のESD保護半導体装置の第1の端子1−第2の端子2間の電流−電圧特性を示している。
図4に示すように、第2のPNPトランジスタ又は第3のPNPトランジスタのエミッタ−ベース間ダイオードが動作する電圧である約0.7Vで、逆方向サイリスタ20に電流が流れ始めて動作が開始される。なお、第2の端子2に対して第1の端子1が負電位になる場合には、半導体集積回路の通常の使用状態ではないので、本実施形態のESD保護半導体装置のラッチアップ耐性を考慮する必要はない。つまり、ESD保護半導体装置の動作電圧を電源電圧の最大値以上の値に設定する必要はない。
−変形例−
以下、本実施形態の変形例に係るESD保護半導体装置について説明する。
図5は、本実施形態の変形に係るESD保護半導体装置の構成を示す断面図である。
図5に示すESD保護半導体装置では、N型半導体領域33内にP型半導体領域40が配置されており、P型半導体領域40内にP型半導体領域35が配置されており、さらに、P型半導体領域35とN型半導体領域36とが、P型半導体領域40を挟んで形成されているという以上の点で、図2に示したESD保護半導体装置と異なっている。なお、その他の構成は、図2に示した構成と同様である。
P型半導体領域40は、P型半導体領域35の拡散深さよりも深い拡散深さを持つと共にその一部がP型半導体領域35と重なっており、第1のPNPトランジスタ11のエミッタを構成している。なお、図5では、P型半導体領域40がP型半導体領域35を包むように形成されているが、P型半導体領域40の構造はこれに限定されるものではなく、P型半導体領域35の下部のみに形成されるような構造などであってもかまわない。
第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間のパンチスルー耐圧での動作モードで流れる電流の最大値(当該第1のPNPトランジスタ11が破壊に至る電流値)は、エミッタ拡散層及びコレクタ拡散層が深いほど大きな値となる。これは、第1のPNPトランジスタ11のエミッタ−コレクタ間の電流経路となる空乏層の断面積が大きくなるためである。
したがって、本実施形態の変形例では、P型半導体領域35の拡散深さよりも拡散深さが深い(特に、P型半導体領域37と対抗し合う面積が互いに等しくなるような深さであることが望ましい)P型半導体領域40を形成することにより、図2に示したESD保護半導体装置における第1のPNPトランジスタ11と比較して、本変形例におけるトリガー素子となる第1のPNPトランジスタ11を破壊されにくくすることができる。
また、P型半導体領域40の濃度は、P型半導体領域35の濃度よりも低い方が、P型半導体領域35に電流が集中することを回避してより大きな破壊電流値を実現できるので好ましい。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。図6に示すように、本実施形態のESD保護半導体装置は、I/O端子又は電源端子となる第1の端子51(被保護回路としての半導体集積回路の高電位側端子)と、接地端子となる第2の端子52(被保護回路としての半導体集積回路の低電位側端子)との間に設けられた順方向サイリスタ60と逆方向サイリスタ70とを有している。
順方向サイリスタ60は、第1のPNPトランジスタ61(PNP1)と、第1のNPNトランジスタ62(NPN1)と、第1の抵抗63(R1)と、第2の抵抗64(R2)とを有している。第1のPNPトランジスタ61のエミッタは、第1の端子51に接続され、コレクタは第1のNPNトランジスタ62のベース及び第2の抵抗64の一方側の接続端子に接続され、ベースは第1の抵抗63の一方側の接続端子に接続されている。第1のNPNトランジスタ62のエミッタは、第2の端子52に接続されて接地され、コレクタは第1の抵抗63の一方側の接続端子に接続されている。第1の抵抗63の他方側の接続端子は、第1の端子51に接続されている。第2の抵抗64の他方側の接続端子は、第2の端子52に接続されている。また、第1のPNPトランジスタ61は、エミッタ−コレクタ間のパンチスルー電流を流す設計を行っておくことにより、順方向サイリスタ60におけるトリガー素子としての機能を有している。なお、本実施形態において、第1の抵抗63は、R1≦4.7Ωとしている。
一方、逆方向サイリスタ70は、第2のNPNトランジスタ71(NPN2)と、第2のPNPトランジスタ(PNP2)及び第3のPNPトランジスタ(PNP3)が並列に接続されてなる第2・第3のPNPトランジスタ72(PNP2//PNP3)とを有している。第2のNPNトランジスタ71のエミッタは、第1の端子51に接続され、コレクタは第2及び第3のPNPトランジスタのベース及び第1のPNPトランジスタ61のベースに接続され、ベースは第2及び第3のPNPトランジスタのコレクタ及び第1のNPNトランジスタ62のベース及び第1のPNPトランジスタ61のコレクタ及び第2の抵抗64の一方側の接続端子に接続されている。第2及び第3のPNPトランジスタのエミッタは、第2の端子52に接続されている。
図7は、図6に示す回路を実現する本実施形態に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。なお、図中では、図6に示した回路図を対応させて示している。
図7に示すように、本実施形態のESD保護半導体装置では、P型半導体領域81内に、P型半導体領域82と、N型半導体領域83とが配置されている。
N型半導体領域83内には、P型半導体領域84と、互いに隣接するP型半導体領域85及びN型半導体領域86と、P型半導体領域87とが、N型半導体領域83を挟んで形成されている。そして、P型半導体領域87内には、N型半導体領域88と、N型半導体領域89と、P型半導体領域90とが、P型半導体領域87を挟んで形成されている。
P型半導体領域85と、N型半導体領域89とには、第1の端子51が接続されており、N型半導体領域86には、第1の端子51が第1の抵抗63を介して接続されている。一方、P型半導体領域82と、P型半導体領域84と、N型半導体領域88とには、第2の端子52が形成されており、P型半導体領域90には、第2の端子2が第2の抵抗64を介して接続されている。
以上の図6及び図7で示したように、本実施形態のESD保護半導体装では、P型半導体領域87内にP型半導体領域90が形成されており、当該P型半導体領域90が第2の抵抗64を介して第2の端子52に接続されている点で、第1の実施形態のESD保護半導体装置と異なっている。なお、ここでは、P型半導体領域90は、P型半導体領域87内において、N型半導体領域88とN型半導体領域89との間に形成されている場合を例としたが、これに限定されるものではく、P型半導体領域90は、P型半導体領域87内に形成されていればよい。
ここで、上述した各半導体領域と図6及び図7に示した各トランジスタとの対応関係について説明する。
第1のPNPトランジスタ61(PNP1)では、P型半導体領域85がエミッタを構成し、N型半導体領域86及びN型半導体領域83がベースを構成し、P型半導体領域87がコレクタを構成している。
第1のNPNトランジスタ62(NPN1)では、N型半導体領域88がエミッタを構成し、P型半導体領域87及びP型半導体領域90がベースを構成し、N型半導体領域83及びN型半導体領域86がコレクタを構成している。
第2のNPNトランジスタ71(NPN2)では、N型半導体領域89がエミッタを構成し、P型半導体領域87及びP型半導体領域90がベースを構成し、N型半導体領域83がコレクタを構成している。
第2・第3のPNPトランジスタ72を構成する第2のPNPトランジスタ(PNP2)では、P型半導体領域84がエミッタを構成し、N型半導体領域86及びN型半導体領域83がベースを構成し、P型半導体領域87がコレクタを構成している。
第2・第3のPNPトランジスタ72を構成する第3のPNPトランジスタでは、P型半導体領域81及びP型半導体領域82がエミッタを構成し、N型半導体領域86及びN型半導体領域83がベースを構成し、P型半導体領域87がコレクタを構成している。
また、順方向サイリスタ60では、P型半導体領域85がアノードを構成すると共に、N型半導体領域88がカソードを構成している。一方、逆方向サイリスタ70では、P型半導体領域82及びP型半導体領域84がアノードを構成すると共に、N型半導体領域89がカソードを構成している。
ここで、第1の実施形態と同様に、本実施形態のESD保護半導体装置の構造と、上述の図10に示した従来のESD保護半導体装置の構造とを比較すると、順方向サイリスタと逆方向サイリスタとを構成する半導体領域の総数は、本実施形態のESD保護半導体装置の場合が10個(半導体領域81〜90)であるので、従来のESD保護半導体装置の場合の12個よりも少なく、本実施形態のESD保護半導体装置においても、優れた面積効率を実現することができる。
本実施形態に係るESD保護半導体装置の動作については、第1のNPNトランジスタ61のベース−エミッタ間に第2の抵抗64が接続されていることにより、順方向サイリスタ60が動作する前の動作モードが、第2の抵抗64の接続時における第1のNPNトランジスタ61のエミッタ−コレクタ間耐圧(以下、BVCER耐圧という)での動作モードとなる点で、上述した第1の実施形態のESD保護半導体装置の動作と異なる。なお、その他の動作については、第1の実施形態と同様である。
一般的に、NPNトランジスタにおけるBVCEO耐圧とBVCER耐圧との大小関係は、BVCEO<BVCERである。したがって、本実施形態のESD保護半導体装置によると、半導体集積回路の電源電圧の最大値に対してより高い動作電圧に設定することができるので、ラッチアップ耐性をさらに向上させることができる。
−変形例−
以下、本実施形態の変形例に係るESD保護半導体装置について説明する。
図8は、本実施形態の変形に係るESD保護半導体装置の構成を示す断面図である。
図8に示すESD保護半導体装置では、N型半導体領域83内にP型半導体領域91が配置されており、P型半導体領域91内にP型半導体領域85が配置されており、さらに、P型半導体領域85とN型半導体領域86とが、P型半導体領域90を挟んで形成されているという点で、図7に示したESD保護半導体装置と異なっている。なお、その他の構成は、図7に示した構成と同様である。
P型半導体領域91は、P型半導体領域85の拡散深さよりも深い拡散深さを持つと共にその一部がP型半導体領域85と重なっており、第1のPNPトランジスタ61のエミッタとなる。なお、図8では、P型半導体領域91がP型半導体領域85を包むように形成されているが、P型半導体領域91の構造はこれに限定されるものではなく、P型半導体領域85の下部のみに形成されるような構造などであってもかまわない。
本実施形態の変形例によると、第1の実施形態の変形例と同様に、P型半導体領域85の拡散深さよりも拡散深さが深い(特に、P型半導体領域87と対抗し合う面積が互いに等しくなるような深さであることが望ましい)P型半導体領域91を形成することにより、図7に示したESD保護半導体装置における第1のPNPトランジスタ61と比較して、本変形例におけるトリガー素子となる第1のPNPトランジスタ61を破壊されにくくすることができる。
また、P型半導体領域91の濃度は、P型半導体領域85の濃度よりも低い方が、P型半導体領域85に電流が集中することを回避してより大きな破壊電流値を実現できるので好ましい。
以上説明したように、本発明は、面積効率の高いESD保護半導体装置にとって有用である。
本発明の第1の実施形態に係るESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。 本発明第1の実施形態に係るESD保護半導体装置における、第1の端子(I/O端子又は電源端子)に正のESDストレスを与えた場合の電流−電圧特性図である。 本発明第2の実施形態に係るESD保護半導体装置における、第1の端子(I/O端子又は電源端子)に負のESDストレスを与えた場合の電流−電圧特性図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。 従来に係るESD保護半導体装置の構成を示す回路図である。 従来に係るESD保護半導体装置の構造を示す断面図である。 従来に係るESD保護半導体装置における順方向サイリスタの動作を示す電流−電圧特性図である。 従来に係るESD保護半導体装置における逆方向サイリスタの動作を示す電流−電圧特性図である。
符号の説明
1、51 第1の端子(電源端子又はI/O端子)
2、52 接地端子(GND端子)
10、60 順方向サイリスタ
11、61 第1のPNPトランジスタ(PNP1)
12、62 第1のNPNトランジスタ(NPN1)
13 抵抗(R1)
20、70 逆方向サイリスタ
21、71 第2のNPNトランジスタ(NPN2)
22、72 第2・第3のPNPトランジスタ(PNP2//PNP3)
31、81 P型半導体領域
32、82 P型半導体領域(第1のP型半導体領域)
34、84 P型半導体領域(第2のP型半導体領域)
35、85 P型半導体領域(第3のP型半導体領域)
37、87 P型半導体領域(第4のP型半導体領域)
40、91 P型半導体領域(第6のP型半導体領域)
90 P型半導体領域(第5のP型半導体領域)
33、83 N型半導体領域(第1のN型半導体領域)
36、86 N型半導体領域(第2のN型半導体領域)
38、88 N型半導体領域(第3のN型半導体領域)
39、89 N型半導体領域(第4のN型半導体領域)
63 第1の抵抗(R1)
64 第2の抵抗(R2)

Claims (8)

  1. 被保護回路を保護する半導体装置であって、
    前記被保護回路における相対的に高電位側の第1の端子と、前記被保護回路における相対的に低電位側の第2の端子との間に形成され、エミッタが前記第1の端子に接続される第1のPNPトランジスタと、エミッタが前記第2の端子に接続されると共にベースが前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続される第1のNPNトランジスタと、一方側の接続端子が前記第1のNPNトランジスタのコレクタ及び前記第1のPNPトランジスタのベースに接続されると共に他方側の接続端子が前記第1の端子に接続される第1の抵抗とを有する第1のサイリスタと、
    前記第1の端子と前記第2の端子との間に形成され、エミッタが前記第1の端子に接続され、コレクタが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続され且つベースが前記第1のNPNトランジスタのベースに接続される第2のNPNトランジスタと、エミッタが前記第2の端子に接続され、コレクタが前記第2のNPNトランジスタのベースに接続され且つベースが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続される第2のPNPトランジスタとを有する第2のサイリスタとを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    半導体領域と、前記半導体領域内に形成された第1のP型半導体領域及び第1のN型半導体領域と、前記第1のN型半導体領域内に形成された第2のP型半導体領域、第3のP型半導体領域、第4のP型半導体領域及び第2のN型半導体領域と、前記第3のP型半導体領域内に形成された第3のN型半導体領域及び第4のN型半導体領域とを備え、
    前記第1のPNPトランジスタは、前記第4のP型半導体領域をエミッタとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をベースとし、前記第3のP型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第1のNPNトランジスタは、前記第3のN型半導体領域をエミッタとし、前記第3のP型半導体領域をベースとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第2のPNPトランジスタは、前記第2のP型半導体領域をエミッタとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をベースとし、前記第3のP型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第2のNPNトランジスタは、前記第4のN型半導体領域をエミッタとし、前記第3のP型半導体領域をベースとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をコレクタとしていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    一方側の接続端子が前記第1のPNPトランジスタのコレクタ及び前記第1のNPNトランジスタのベースに接続されると共に、他方側の接続端子が前記第2の端子に接続された第2の抵抗をさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置であって、
    半導体領域と、前記半導体領域内に形成された第1のP型半導体領域及び第1のN型半導体領域と、前記第1のN型半導体領域内に形成された第2のP型半導体領域、第3のP型半導体領域、第4のP型半導体領域及び第2のN型半導体領域と、前記第3のP型半導体領域内に形成された第3のN型半導体領域、第4のN型半導体領域及び第5のP型半導体領域とを備え、
    前記第1のPNPトランジスタは、前記第4のP型半導体領域をエミッタとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をベースとし、前記第3のP型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第1のNPNトランジスタは、前記第3のN型半導体領域をエミッタとし、前記第3のP型半導体領域及び前記第5のP型半導体領域をベースとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第2のPNPトランジスタは、前記第2のP型半導体領域をエミッタとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をベースとし、前記第3のP型半導体領域をコレクタとしており、
    前記第2のNPNトランジスタは、前記第4のN型半導体領域をエミッタとし、前記第3のP型半導体領域及び前記第5のP型半導体領域をベースとし、前記第1のN型半導体領域及び前記第2のN型半導体領域をコレクタとしていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1又は3に記載の半導体装置であって、
    エミッタが前記第2の端子に接続され、ベースが前記第2のPNPトランジスタのベースに接続され、コレクタが前記第2のNPNトランジスタのベースに接続された第3のPNPトランジスタをさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項2又は4に記載の半導体装置であって、
    拡散深さが前記第4のP型半導体領域の拡散深さよりも深い第6のP型半導体領域をさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置であって、
    前記第6のP型半導体領域の濃度は、前記第4のP型半導体領域の濃度よりも低いことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記第1の端子は、前記被保護回路の電源端子又は入出力端子であり、
    前記第2の端子は、接地端子であることを特徴とする半導体装置。
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JP2010010230A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Shindengen Electric Mfg Co Ltd Esd保護素子および該esd保護素子を設けた半導体装置
JP2010153798A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 静電気放電シリコン制御整流器構造のための設計構造体及び方法
JP2015510265A (ja) * 2012-02-07 2015-04-02 ソフィックス ビーヴィービーエー 交互伝導タイプの領域を有する静電放電保護用の半導体デバイス

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