JPH10200056A - バイポーラic - Google Patents

バイポーラic

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JPH10200056A
JPH10200056A JP9004595A JP459597A JPH10200056A JP H10200056 A JPH10200056 A JP H10200056A JP 9004595 A JP9004595 A JP 9004595A JP 459597 A JP459597 A JP 459597A JP H10200056 A JPH10200056 A JP H10200056A
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JP
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transistor
diffusion layer
bipolar
base
collector
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JP9004595A
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Hidehiko Shimizu
秀彦 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作の防止と、実装時の低コスト化、コン
パクト化とを両立する。 【解決手段】 入力端子INに対する保護素子として、
エミッタが端子INに接続され、共通接続したベースと
コレクタが接地端子GNDに接続された保護トランジス
タTr0を設ける。このTr0は、n型のコレクタ拡散
層12と、この内部に形成されたp型のベース拡散層1
3と、この内部に形成されたn型のエミッタ拡散層14
からなる。トランジスタTr1のコレクタ拡散層15を
コレクタとし、p型基板11をベースとし、拡散層14
をエミッタとする寄生トランジスタtr2が形成される
が、このtr2はベースとエミッタがともに接地されて
いるので、入力端子INに負電圧が印加され、Tr0が
ONしても常にOFFである。従って保護素子がダイオ
ードである従来ICのように寄生トランジスタがONし
て負荷抵抗R2から電流を引き込み、Tr2をOFFさ
せる誤動作がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力された過大
電圧から内部回路を保護するための保護素子を有するバ
イポーラICに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のバイポーラICの一例を示
す図であり、(a)はこのバイポーラICの内部回路図
と基板実装時の周辺回路図、(b)はダイオードd1と
トランジスタTr1の部分の断面構造図を示す。図3
(a)において、入力端子INには、負電圧が入力され
たときの保護素子であるダイオード(保護ダイオード)
d1と、トランジスタTr1のベースとが接続されてい
る。このトランジスタTr1のエミッタは接地され、コ
レクタはトランジシタTr2のベースに接続されるとと
もに、負荷抵抗R2を介して外部の正電源Vccに接続
されている。トランジシタTr2のエミッタは接地さ
れ、コレクタは出力端子OUTに接続されるとともに、
負荷抵抗R3を介して正電源Vccに接続されている。
このとき、図3(b)に示すように、トランジスタTr
1のコレクタ(C)であるn型拡散層15をコレクタと
し、p型半導体基板11をベースとし、保護ダイオード
d1のカソード(K)であるn型拡散層21をエミッタ
とする寄生トランジスタtr1が形成されてしまう。図
3に示すバイポーラICは、寄生トランジスタtr1が
ONすることにより、誤動作する場合がある。
【0003】図4は図3に示すバイポーラICの入出力
電圧波形を示す図であり、(a)は正常動作時の入出力
電圧波形、(b)は上記誤動作時の入出力電圧波形示
す。正常動作時においては、外部入力端子inにおける
入力信号電圧(図4に示す入力電圧)がターンオン電圧
VF(npn型バイポーラトランジスタがターンオンす
るベース−エミッタ間電圧、すなわちpn接合の順方向
降下電圧であり、このVFをpn接合順方向降下電圧と
も称する)以上となり、入力端子INがターンオン電圧
VFになると、トランジスタTr1がONし、Tr1の
コレクタ電圧V1が降下してトランジスタTr2がOF
Fし、図4(a)に示すように、出力端子OUTは”
H”レベルとなる。尚、図4には、簡単化のためVF=
0[V]とした出力電圧波形を示してある。
【0004】これとは逆に、入力信号電圧がターンオン
電圧VFより小さくなり、入力端子INがターンオン電
圧VFよりも小さくなると、トランジスタTr1はOF
Fし、これによりトランジスタTr2がONし、図4
(a)に示すように、出力端子OUTは”L”レベルと
なる。さらに、入力端子INが負電圧となってその絶対
値がターンオン電圧VFとなると、保護ダイオードd1
がONし、接地端子GNDから入力端子INへの経路で
電流を流し、内部回路を保護する。
【0005】次に、図4(b)に示すように、外部入力
端子inにその絶対値があるスレッシュ電圧Vth(>
0[V])以上である負電圧が入力されると、保護ダイ
オードd1に加えて、図3(b)に示した寄生トランジ
スタtr1がONしてしまい、これにより負荷抵抗R2
−tr1−d1という経路で電流が流れ、トランジスタ
Tr2のベース電圧が降下してTr2がOFFし、図4
(b)に示すように、出力端子OUTに正常動作時とは
逆の”H”を出力しまうという誤動作が起こる。
【0006】上記の誤動作を防止のためには、基板実装
の際に図3(a)に示すように、順方向降下電圧が保護
ダイオードd1よりも小さい、すなわち順方向降下電圧
が上記のpn接合順方向降下電圧VFよりも小さい保護
ダイオードd0(例えばショットッキーダイオード)を
バイポーラIC2の入力端子INに外付けする必要があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のバイポーラIC2を基板実装する際には、誤動作防止
のために、保護ダイオードd0をバイポーラIC2の外
部に設けなければならず、このことが基板実装時の低コ
スト化や周辺回路のコンパクト化における障害となって
いた。すなわち、誤動作の防止と、低コスト化および周
辺回路のコンパクト化を両立できないという問題があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、誤動作の防止と、実装時における低コスト
化および周辺回路のコンパクト化とを両立できるバイポ
ーラICを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のバイポーラICは、外部回路に接続するた
めの第1の電源接続端子と第2の電源接続端子と接続端
子とを有するバイポーラICにおいて、エミッタが前記
回路接続端子に接続され、共通接続されたベースとコレ
クタが前記第1または第2の電源接続端子に接続された
保護トランジスタを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載のバイポーラICは、前記保
護トランジスタが、半導体基板に形成された第1の拡散
層をコレクタとし、前記第1の拡散層の内部に形成され
た第2の拡散層をベースとし、前記第2の拡散層の内部
に形成された第3の拡散層をエミッタとすることを特徴
とする。
【0011】請求項3記載のバイポーラICは、さら
に、エミッタが前記第1の電源接続端子に接続され、ベ
ースが前記回路接続端子に接続され、コレクタが負荷抵
抗を介して前記第2の電源接続端子に接続されたnpn
型の信号入力トランジスタを備え、前記保護トランジス
タが、前記共通接続されたベースとコレクタが前記第1
の電源接続端子に接続されたnpn型トランジスタであ
ることを特徴とする。
【0012】請求項4記載のバイポーラICは、さら
に、エミッタが前記第2の電源接続端子に接続され、ベ
ースが前記回路接続端子に接続され、コレクタが負荷抵
抗を介して前記第1の電源接続端子に接続されたpnp
型の信号入力トランジスタを備え、前記保護トランジス
タが、前記共通接続されたベースとコレクタが前記第2
の電源接続端子に接続されたpnp型トランジスタであ
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態のバイ
ポーラICの一例を示す図であり、(a)はこのバイポ
ーラICの内部回路図と基板実装時の周辺回路図、
(b)はこのバイポーラICに設けられたトランジスタ
Tr0およびTr1の断面構造図を示す。図1(a)に
示すバイポーラIC1は、npn型バイポーラトランジ
スタTr0、Tr1、Tr2と、負荷抵抗R2およびR
3と、信号入力用の回路接続端子(入力端子)INと、
信号出力用の回路接続端子(出力端子)OUTと、外部
の正電源に接続するための電源接続端子(電源端子)E
ccと、外部の接地電源に接続するための電源接続端子
(接地端子)GNDと、外部に設けられたコンデンサに
接続するための回路接続端子(コンデンサ端子)E1と
を有する。尚、接地端子GNDは第1の電源接続端子に
相当し、電源端子Eccは第2の電源接続端子に相当す
る。
【0014】入力端子INは、外部に設けられた入力抵
抗R1の一端に接続している。入力信号は、入力抵抗R
1の他端に接続する外部入力端子inに印加され、入力
抵抗R1を介して入力端子INからバイポーラIC1に
入力される。電源端子Eccは、外部の正電源Vccに
接続されている。接地端子GNDは外部の接地電源に接
続されている(外部にて接地されている)。またコンデ
ンサ端子E1は、外部に設けられてその一端が接地され
たコンデンサC1の他端に接続されている。
【0015】トランジスタTr0は、入力端子INに負
電圧が入力されたときに内部回路をを保護する保護素子
(保護トランジスタ)であり、Tr0のエミッタは入力
端子INに接続され、またトランジスタTr0のベース
とコレクタとは共通接続され、かつ接地されている(接
地端子GNDに接続されている)。トランジスタTr1
は、信号入力トランジスタであり、Tr1のベースは入
力端子INに接続され、エミッタは接地され(接地端子
GNDに接続され)、またコレクタはコンデンサ端子E
1に接続されるとともに、負荷抵抗R2を介して電源V
ccに接続されている(電源端子Eccに接続されてい
る)。トランジシタTr2は、信号出力トランジスタで
あり、Tr2のベースはトランジスタTr1のコレクタ
に接続され、エミッタは接地され(接地端子GNDに接
続され)、コレクタは出力端子OUTに接続されるとと
もに、負荷抵抗R3を介して電源Vccに接続されてい
る(電源端子Eccに接続されている)。
【0016】すなわち、図1(a)に示すバイポーラI
Cは、入力端子INに対する保護素子として、従来のダ
イオード(図3(a)に示すダイオードd1)に代え
て、ダイオード接続したトランジスタTr0を用いたこ
とを特徴とするものであり、トランジスタTr0の共通
接続したベースとコレクタをダイオードのアノードとし
て接地し、エミッタをダイオードのカソードとして入力
端子INに接続している。
【0017】図1(b)において、保護トランジスタT
r0は、p型半導体基板11に形成されたn型拡散層
(コレクタ(C)拡散層)12と、コレクタ拡散層12
の内部に形成されたp型拡散層(ベース(B)拡散層)
13と、ベース拡散層13の内部に形成されたn型拡散
層(エミッタ(E)拡散層)14とを有する。尚、n型
拡散層12は第1の拡散層に相当し、p型拡散層13は
第2の拡散層に相当し、またn型拡散層14は第3の拡
散層に相当する。保護トランジスタTr0としては、上
記のように、ベースとなるp型拡散層がp型半導体基板
11に対して構造的に分離されているトランジスタを用
いることが好ましく、ベース拡散層が半導体基板と構造
的に分離されていないトランジスタ、例えばp型半導体
基板11をベースとするラテラルトランジスタを用いる
ことは好ましくない。Tr0のコレクタ拡散層12と、
ベース拡散層13とは、ともに接地端子GNDおよびp
型半導体基板11に配線接続されている。またTr0の
エミッタ拡散層14は、入力端子INに配線接続されて
いる。
【0018】また、トランジスタTr1は、p型半導体
基板11に形成されたn型拡散層(コレクタ拡散層)1
5と、コレクタ拡散層15の内部に形成されたp型拡散
層の(ベース拡散層)16と、ベース拡散層6の内部に
形成されたn型拡散層(エミッタ拡散層)17とを有す
る。Tr1のコレクタ拡散層15は、負荷抵抗R2、ト
ランジスタTr2のベース、および電源端子Eccに配
線接続されている。Tr1のベース拡散層6は、入力端
子INおよび保護トランジスタTr0のエミッタ拡散層
14に配線接続されている。またTr1のエミッタ拡散
層17は、接地端子GND、p型半導体基板11、Tr
0のコレクタ拡散層12、およびTr0のベース拡散層
13に配線接続されている。
【0019】このとき、トランジスタTr1のコレクタ
拡散層15をコレクタとし、p型半導体基板11をベー
スとし、トランジスタTr0のコレクタをエミッタとす
る寄生トランジスタtr2が形成される。しかし、寄生
トランジスタtr2のベースとなるp型半導体基板11
と、tr2のエミッタとなる拡散層12(保護トランジ
スタTr0のコレクタ)とは、ともに接地されているの
で、寄生トランジスタtr2は、入力端子INの電圧に
かかわらず常にOFFである。尚、p型半導体基板11
と拡散層15とは常にアイソレーションされているの
で、寄生トランジスタtr2は、拡散層15をエミッタ
として動作してしまうことはない。
【0020】また、保護トランジスタTr0の入力保護
機能は、図3に示す保護ダイオードd1と同じである。
すなわち、入力端子INに所定の負電圧(負のサージ電
圧や負の入力信号電圧)が印加された場合にONして、
入力端子INと接地端子GNDとの間に電流経路を形成
し、バイポーラIC1の内部回路を保護する。
【0021】上記のバイポーラIC1は負の信号電圧が
入力され、内部に設けた保護素子(保護トランジスタT
r0)がONしても誤動作することはない。以下にバイ
ポーラIC1の動作を詳細説明する。図2は図1に示す
バイポーラICの入出力電圧波形を示す図であり、入力
信号の負電圧の絶対値が従来のバイポーラICの動作に
おいて説明したスレッシュ電圧Vthよりも大きくなる
場合の入出力電圧波形(図4(b)に対応する入出力電
圧波形)を示す。尚、入力信号の負電圧の絶対値が上記
のスレッシュ電圧Vthよりも大きくならない場合の入
出力電圧波形は、図4(a)と同じである。
【0022】外部入力端子inに印加される入力信号電
圧がターンオン電圧VF以上となり、入力端子IN(ト
ランジスタTr1のベース−エミッタ間電圧)がターン
オン電圧VFになると、トランジスタTr1がONし、
これによりTr1のコレクタ電圧V1(トランジスタT
r2のベース−エミッタ間電圧)が降下してターンオン
電圧VFよりも小さくなり、トランジスタTr2がOF
Fし、これにより出力端子OUTは”H”レベル(およ
そ正電源Vccのレベル)となる。ここで、ターンオン
電圧VFとは、npn型バイポーラトランジスタがター
ンオンするベース−エミッタ間電圧、すなわちpn接合
順方向降下電圧(p型半導体基板11がシリコンのと
き、0.6〜0.7[V])である。尚、図2において
は、簡単化のためVF=0[V]として出力電圧波形を
示してある。
【0023】このとき、図1(a)において、p型半導
体基板11およびn型拡散層12の電圧はそれぞれ0
[V]、n型拡散層15の電圧はターンオン電圧VFと
なる。従って寄生トランジスタtr2のエミッタはn型
拡散層12、コレクタはn型拡散層15であり、寄生ト
ランジスタtr2のベース(p型半導体基板11)−エ
ミッタ間電圧は0[V]なので、寄生トランジスタtr
2はOFFである。
【0024】次に、外部入力端子inにおける入力信号
電圧がターンオン電圧VFより小さくなり、入力端子I
Nがターンオン電圧VFよりも小さくなると、トランジ
スタTr1はOFFし、これによりトランジスタTr2
がONし、出力端子OUTは”L”レベル(およそ0
[V])となる。さらに、外部入力端子inにおける入
力信号電圧が負電圧となってその絶対値がターンオン電
圧VF以上となり、入力端子INが負電圧となってその
絶対値がターンオン電圧VFとなると、保護トランジス
タTr0がONし、接地端子GNDから入力端子INへ
の経路で電流を流し、内部回路を保護する。
【0025】保護トランジスタTr0がONしていると
き、図1(a)において、n型拡散層15はターンオン
電圧VFよりも小さい正電圧となるので、保護トランジ
スタTr0のOFF/ONにかかわらず、p型半導体基
板11および拡散層12の電圧は0[V]、拡散層15
はターンオン電圧VF以下の正電圧となる。従って、入
力端子INの電圧がターンオン電圧VFよりも小さいと
きにも、寄生トランジスタtr2のエミッタはn型拡散
層12、コレクタはn型拡散層15であり、寄生トラン
ジスタtr2のベース(p型半導体基板11)−エミッ
タ間電圧は0[V]なので、寄生トランジスタtr2は
OFFである。
【0026】さらに、入力端子INが負電圧となりその
絶対値がスレッシュ電圧Vthを越えた場合にも、n型
拡散層15はターンオン電圧VFより小さな正電圧とな
り、寄生トランジスタtr2のベース−エミッタ(n型
拡散層12)間電圧は0[V]なので、寄生トランジス
タtr2は依然OFFである。従って、この場合にもバ
イポーラIC1は誤動作することなく、出力端子OUT
から”L”レベルを出力する。
【0027】このように上記実施の形態によれば、バイ
ポーラIC2の内部に、エミッタが入力端子INに接続
され、共通接続されたベースおよびコレクタが接地され
た保護トランジスタTr0を設けたことにより、寄生ト
ランジスタがONすることに起因する誤動作を防止する
ことができるので、このバイポーラIC2を基板実装す
る際に、誤動作防止用のダイオードを外付けする必要が
なくなり、基板実装コストの低減および周辺回路のコン
パクト化を図ることができる。
【0028】尚、上記実施の形態においては、npn型
のトランジスタTr1のベースに内部接続した回路接続
端子(入力端子IN)に対してnpn型の保護トランジ
スタTr0を設けたが、回路接続端子のIC内部におけ
る形態は上記に限定されず、また保護トランジスタとし
てpnp型トランジスタを用いても良い。例えば、エミ
ッタが電源端子Eccに接続され、コレクタが負荷抵抗
を介して接地されたpnp型の信号入力トランジスタの
ベースに内部接続する回路接続端子に対して、エミッタ
がこの回路接続端子に接続され、共通接続されたベース
およびコレクタが電源端子Eccに接続されたpnp型
の保護トランジスタを設けても、上記実施の形態と同様
に寄生トランジスタによる誤動作を防止することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
イポーラICの内部に、エミッタが回路接続端子に接続
され、共通接続されたベースおよびコレクタが第1また
は第2の電源接続端子に接続された保護トランジスタを
設けたことにより、内部の寄生トランジスタがONする
ことに起因する誤動作を防止することができるので、こ
のバイポーラICを基板実装する際に、従来のように誤
動作防止用のダイオードを外付けする必要がなくなり、
従って基板実装コストの低減および周辺回路のコンパク
ト化を図ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のバイポーラICの一例を
示す図であり、(a)はこのバイポーラICの内部回路
図と基板実装時の周辺回路図、(b)はこのバイポーラ
ICに設けられた保護トランジスタTr0およびトラン
ジスタTr1の断面構造図を示す。
【図2】本発明の実施の形態のバイポーラICにおける
入出力電圧波形を示す図である。
【図3】従来のバイポーラICの一例を示す図であり、
(a)はこのバイポーラICの内部回路図と基板実装時
の周辺回路図、(b)はこのバイポーラICに設けられ
た保護ダイオードd1およびトランジスタTr1の断面
構造図を示す。
【図4】従来のバイポーラICにおける入出力電圧波形
を示す図であり、(a)は正常動作時の入出力電圧波形
を示し、(b)は誤動作時の入出力電圧波形を示す。
【符号の説明】
1 バイポーラIC、 11 p型半導体基板、 1
2,14,15,17n型拡散層、 13,16 p型
拡散層、 Tr0 保護トランジスタ、 Tr1,Tr
2 トランジスタ、 R1 入力抵抗、 R2,R3
負荷抵抗、 C1 コンデンサ、 Vcc 正電源、
in 外部入力端子、 IN 入力端子、 OUT 出
力端子、 Ecc 電源端子、 GND 接地端子、
E1 コンデンサ端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回路に接続するための第1の電源接
    続端子と第2の電源接続端子と回路接続端子とを有する
    バイポーラICにおいて、 エミッタが前記回路接続端子に接続され、共通接続され
    たベースとコレクタが前記第1または第2の電源接続端
    子に接続された保護トランジスタを設けたことを特徴と
    するバイポーラIC。
  2. 【請求項2】 前記保護トランジスタは、 半導体基板に形成された第1の拡散層をコレクタとし、
    前記第1の拡散層の内部に形成された第2の拡散層をベ
    ースとし、前記第2の拡散層の内部に形成された第3の
    拡散層をエミッタとすることを特徴とする請求項1記載
    のバイポーラIC。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のバイポーラI
    Cにおいて、 前記バイポーラICは、 さらに、エミッタが前記第1の電源接続端子に接続さ
    れ、ベースが前記回路接続端子に接続され、コレクタが
    負荷抵抗を介して前記第2の電源接続端子に接続された
    npn型の信号入力トランジスタを備え、 前記保護トランジスタは、 前記共通接続されたベースとコレクタが前記第1の電源
    接続端子に接続されたnpn型トランジスタであること
    を特徴とするバイポーラIC。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のバイポーラI
    Cにおいて、 前記バイポーラICは、 さらに、エミッタが前記第2の電源接続端子に接続さ
    れ、ベースが前記回路接続端子に接続され、コレクタが
    負荷抵抗を介して前記第1の電源接続端子に接続された
    pnp型の信号入力トランジスタを備え、 前記保護トランジスタは、 前記共通接続されたベースとコレクタが前記第2の電源
    接続端子に接続されたpnp型トランジスタであること
    を特徴とするバイポーラIC。
JP9004595A 1997-01-14 1997-01-14 バイポーラic Withdrawn JPH10200056A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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