JP3135363B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3135363B2 JP04153255A JP15325592A JP3135363B2 JP 3135363 B2 JP3135363 B2 JP 3135363B2 JP 04153255 A JP04153255 A JP 04153255A JP 15325592 A JP15325592 A JP 15325592A JP 3135363 B2 JP3135363 B2 JP 3135363B2
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semiconductor integrated
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富造 澤田
智宏 久米
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号入出力端子に負電
圧が印加された場合でも寄生トランジスタが発生しない
半導体集積回路に関し、例えば家庭用電化製品などに搭
載されるインバータ回路等に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来の半導体集積回路について説明
する。図3は従来の半導体集積回路の要部回路図であ
る。図3において7は信号入出力端子、8は信号源イン
ピーダンス(RS)、9はPNPトランジスタ(Q
1)、10は半導体集積回路内に発生した寄生トランジ
スタ(Q2)、11はPNPトランジスタ(Q3)、1
2は交流電源である。
【0003】また図4は従来の半導体集積回路の要部断
面図であり、動作を説明するために図3に示す回路部分
を記入している。図4において、13はトランジスタや
抵抗が形成された島領域を分離するP型分離領域で接地
されており、14はPNPトランジスタ9(Q1)、1
1(Q3)のベースで不純物濃度の低いN型領域、15
はPNPトランジスタ9(Q1)、11(Q3)のエミ
ッタでP型領域、16はPNPトランジスタ9(Q
1)、11(Q3)のコレクタでP型領域、17はPN
Pトランジスタ9(Q1)、11(Q3)のベース14
とアルミ配線とのコンタクトをとるためのコンタクト領
域で高濃度のN型領域である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下に示す課題を有していた。信号入出
力端子7に交流電源12から図5に示すピーク電圧がV
Mの信号波形を持つ入力信号VSを入力すると、(I) の期
間ではP型分離領域13とN型のベース14とのPN接
合が逆バイアス(N型のベース領域14に対してP型の
分離領域13を負にする電圧を印加)されており、寄生
トランジスタ10(Q2)が発生せず回路は正常に動作
する。したがって入力信号VSは正しく信号入出力端子
7にかかることになる。
【0005】一方(II)の期間ではP型分離領域13とN
型のベース14とのPN接合が順バイアス(N型のベー
ス領域14に対してP型の分離領域13を正にする電圧
を印加)されるため、寄生トランジスタ10(Q2)が
発生し、信号入出力端子7の電位は寄生トランジスタ1
0(Q2)のベース・エミッタ間電圧VF以下には下が
らない。このとき寄生トランジスタ10(Q2)が発生
すると、そのコレクタは隣接するPNPトランジスタ1
1(Q3)のベース14を形成するN-型領域から電流
を引き込み、図5に示すように(VM−VF)/RSの電
流が流れる。
【0006】すなわち、半導体集積回路におけるN-
領域にはPNPトランジスタのベース、NPNトランジ
スタのコレクタおよび抵抗形成用の島領域とがあるが、
オフのPNPトランジスタが隣接していれば寄生トラン
ジスタ10(Q2)によりベース電流が引かれるのでオ
ンし、オフのNPNトランジスタが隣接していれば寄生
トランジスタ10(Q2)がNPNトランジスタのコレ
クタ電流を流すことになり、誤動作する。
【0007】したがって従来の集積回路では、信号入出
力端子に集積回路の外側からショットキーダイオード等
の順バイアス電圧(図5のVFに相当する電圧)の小さ
い素子を介して接地することにより信号入出力端子の電
圧が下がらないようにしていた。
【0008】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、信号入出力端子に負電圧がかかっても寄生トランジ
スタが発生しない半導体集積回路を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の半導体集積回路は、コレクタがベースに接続
された第1のNPNトランジスタと、第1のNPNトラ
ンジスタとベースが共通接続された第2のNPNトラン
ジスタと、コレクタがベースに接続されかつ第1のNP
Nトランジスタとエミッタが共通接続された第1のPN
Pトランジスタと、コレクタがベースに接続されかつ第
2のNPNトランジスタとエミッタが共通接続された第
2のPNPトランジスタとを有し、第1のNPNトラン
ジスタのコレクタを電流源に、第2のNPNトランジス
タのコレクタを電源端子に、第1のPNPトランジスタ
のコレクタを接地電位に、第2のPNPトランジスタの
コレクタを信号入出力端子にそれぞれ接続した構成を有
している。
【0010】
【作用】この構成によって、PNPトランジスタのベー
ス電圧が順バイアスしない電圧以下に下がろうとすると
信号入出力端子に電流を流して電圧が下がらないように
し、寄生トランジスタが発生しないようにすることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例における半導体集積回
路について、図面を参照しながら説明する。図1は同半
導体集積回路の要部回路図である。図1において、1は
電流源、2は電源端子、3は第1のNPNトランジス
タ、4は第1のPNPトランジスタ、5は第2のNPN
トランジスタ、6は第2のPNPトランジスタ、7は信
号入出力端子、8は信号源インピーダンスである。図1
に示すように、第1のNPNトランジスタ3と第2のN
PNトランジスタ5はそのベースが共通接続されてお
り、第1、第2のNPNトランジスタのエミッタにそれ
ぞれコレクタとエミッタが接続された第1、第2のPN
Pトランジスタのエミッタが接続されており、さらに第
1のNPNトランジスタ3のコレクタは電流源1に、第
2のNPNトランジスタ5のコレクタは電源端子2に、
第1のPNPトランジスタ4のコレクタは接地電位に、
第2のPNPトランジスタ6のコレクタは信号入出力端
子7に接続されている。この信号入出力端子7は半導体
集積回路の信号入出力端子である。
【0012】以上のように構成された半導体集積回路の
動作について、以下に図2に示す信号波形図とともに説
明する。例えば、第1のNPNトランジスタ3のエミッ
タ電圧(図1のAで示す点の電圧)が0.7V、ベース電
圧(図1のBで示す点の電圧)が1.4 Vとする。このと
き、第1のNPNトランジスタ3と第1のPNPトラン
ジスタ4はオンし電流は流れるが、第2のNPNトラン
ジスタ5と第2のPNPトランジスタ6はオフのままで
電流はほとんど流れない。この第1、第2のNPNトラ
ンジスタ3、4にはコレクタとベースが接続されダイオ
ードとなった第1、第2のPNPトランジスタ4、6が
直列に接続されて大きな電圧が逆に印加されることを防
止している。したがって電圧が1.4 Vでクリップされて
ベース電圧が負にならないために寄生トランジスタが発
生せず、図2の(II)の期間では0Vで制限されることに
なる。
【0013】なおベース電圧が負になるときに信号入出
力端子7に流れる電流は信号源インピーダンス8によっ
て制限される。また信号源インピーダンス8が小さく、
回路の入力インピーダンスが大きい時は信号入出力端子
7と回路との間に電流制限抵抗を入れるとよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、NPNトランジ
スタを使ったダイオードとPNPトランジスタを使った
ダイオードを用いてNPNトランジスタのベース電圧が
順バイアスしない電圧以下に下がろうとすると信号入出
力端子に電流を流してベース電圧が下がらないようにし
て寄生トランジスタの発生を防止する優れた半導体集積
回路を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体集積回路の要
部回路図
【図2】同半導体集積回路における信号波形図
【図3】従来の半導体集積回路の要部回路図
【図4】従来の半導体集積回路の要部断面図
【図5】同半導体集積回路における信号波形図
【符号の説明】
1 電流源 2 電源端子 3 第1のNPNトランジスタ 4 第1のPNPトランジスタ 5 第2のNPNトランジスタ 6 第2のPNPトランジスタ 7 信号入出力端子 8 信号源インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/06 H01L 27/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタがベースに接続された第1のN
    PNトランジスタと、前記第1のNPNトランジスタと
    ベースが共通接続された第2のNPNトランジスタと、
    コレクタがベースに接続されかつ前記第1のNPNトラ
    ンジスタとエミッタが共通接続された第1のPNPトラ
    ンジスタと、コレクタがベースに接続されかつ前記第2
    のNPNトランジスタとエミッタが共通接続された第2
    のPNPトランジスタとを有し、前記第1のNPNトラ
    ンジスタのコレクタを電流源に、前記第2のNPNトラ
    ンジスタのコレクタを電源端子に、前記第1のPNPト
    ランジスタのコレクタを接地電位に、前記第2のPNP
    トランジスタのコレクタを信号入出力端子にそれぞれ接
    続した半導体集積回路。
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